JP2011050339A - 解凍用送水装置及び解凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、冷凍物を流水解凍する場合に、水の節減と解凍効率の向上を目的としたものである。
【解決手段】この発明は、水と気泡との気水混合水を冷凍物へ吹き付けるようにして前記目的を達成したものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、冷凍食品を気泡入り流水で循環解凍することを目的とした解凍用送水装置及び解凍装置に関する。
従来水道水による流水解凍方式においては、トレー上へ並べた冷凍物上へ水道水を散布する方式が一般的であった。また流水にオゾン及び空気を混入して解凍する方式の提案もあった。また水の流動に水道水の水圧を利用して、節水と動力節減を図る解凍方式の提案もあった。
実開平3−129082号公報 実用新案登録第3145633号公報
従来水槽外に循環ポンプ、オゾン発生器及びブロワーを設け、また水槽内に前記ポンプに接続するエゼクターを開口し、該エゼクターにオゾン吸引口を設けてオゾン発生器に接続し、オゾンと空気とを水中に出してオゾンの溶解度を高め、解凍品の洗浄と熱交換を良好にすると共に、打撃散水して死角なく解凍処理する技術が開示されている(特許文献1)。
また水道水の水圧を送水力に利用する考案の提案もある(特許文献2)。
前記特許文献1は別動力を利用する水と空気との混合物を解凍物に吹き付ける技術であるが、装置が複雑であるばかりでなく、各種動力を利用する問題点があった。
また水圧を利用して水槽中の水を循環させる送水装置(特許文献2)は、動力を利用しないのでランニングコストが0に近い特質がある。
この発明は、前記水圧を利用して水槽中の水を横方向に強制流動させると共に、ジェット水を利用して空気を吸い込み、これを流動水中に混入させて気水の混合水を流動させる解凍方式である。従って、原則的に送水用動力を用いることなく気水混合水を冷凍物に吹き付け、解凍しようとするものである。
前記における水圧利用について、水道水圧を利用するけれども、水道水の水圧を利用できない場合には、水中ポンプを使用し、ノズルから吹き出せば水道水の水圧と同様に空気を吸い込み、匣体内の水を混合して冷凍物に吹き付けて、これを解凍することができる。
この発明は、水道水の水圧を利用してノズルから水を吹き出し、この吹き出し圧力を利用して空気を吸い出して水に混合させ、この気水混合水を冷凍物に吹き付けるので、効率よく解凍することができる。前記のように、水の吹き出し圧力を利用して空気を吸入するので、その吸入量は一定する。従って気水混合水の混合比も自ら一定し、安定した解凍を続行することができる。
即ちこの発明は、解凍槽内へ設置できるようにし、かつ側壁に通水孔を設けた匣体の内側へ、ジェット水用のノズルを設置すると共に、前記ノズルの吹出口を空気孔の下端に臨ませ、その中心線上へ吹出筒の中心線を合わせてセットしたことを特徴とする送水装置であり、匣体の外壁へ、匣体を解凍槽に固定するため吸盤を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の送水装置である。
また他の発明は、横設したノズルの中心線と合致する中心線を有する混合筒を臨ませたことを特徴とする請求項1記載の送水装置であり、解凍槽の一側へ仕切板を設置して送水室を設け、該送水室内に送水装置を設置し、前記送水装置の気水混合水の吹出筒は、該仕切板を貫通して冷凍物載置部に向けたことを特徴とする解凍装置である。
更に、送水室の通水孔と、送水装置との間にセラミックスボール入り濾過層を設けたことを特徴とする請求項4記載の解凍装置である。
前記において、ノズルから吹き出す加圧水は原則として水道水の水圧(例えば2kg/cm〜4kg/cm)を利用するけれども、水道水が使用できない場合には、水中ポンプを利用し、その吐出パイプを水道水連結用のパイプに接続すれば水道水圧利用の場合と同様に気水混合水を送水することができる。
前記のように解凍用の水に気水混合水を使用すると、水のみより混合水の方が粘性が低いので、同一エネルギーを付与した場合にも混合水の噴射速度が速くなり、冷凍物に大きな衝撃を与え、解凍効率を向上させることができる。また混合水の流動は乱流を生じ易く、冷凍物の表面へ不均等圧で衝突して、解凍効率を著しく向上させることができる。
この発明は、冷凍物に気水混合物を吹き付けて解凍するので、解凍効率を著しく向上させる効果がある。
また解凍槽内の水を循環流動させるので、解凍水を節減する効果がある。通常1/3又は1/5の水量で解凍できる。更に吹出し力に水道水圧をを利用すれば、循環流動に必要な動力費が皆無となり、解凍費を節減できる効果がある。
また循環流動路にセラミックス濾過層を介装すれば、解凍による分離有機物(汚物)を自動的に浄化し、水槽内を常時清潔に保つ効果があり、セラミックスにより水に活性を付与し、解凍時間を短縮(例えば10%以上)する効果がある。
(a)この発明の解凍装置の一部を省略した断面図、(b)同じく一部を省略した平面図。 (a)同じく送水室と、送水装置の位置関係を示す一部を省略した断面拡大図、(b)同じく網帽の取付状態を示す一部拡大図。 (a)同じく送水装置の拡大断面図、(b)同じく他の実施例の一部を省略した平面図。
この発明は、水中へ設置する通水性の匣体内に、加圧水の吹出しノズル端を横設して空気筒の一端部に開口させ、前記空気筒の側壁に空気パイプを開口させると共に、前記ノズルの同一中心線上に吹出筒の基端側を対向させ、前記吹出筒の先端側は解凍槽内に置いてある冷凍物の方向に開口させてある解凍用送水装置である。前記匣体の外側壁には解凍槽壁(底壁及び側壁)へ固定するため、夫々吸盤が取り付けてある。
次に解凍槽の一側に仕切板を設置して送水室を設け、前記仕切板に通水孔を設けてこの通水孔に網帽を被冠し、前記送水室に送水装置を設置すると共に、前記通水孔と前記送水装置との間にセラミックスボールを充填した濾過層を設け、前記送水装置の吹出筒は、前記仕切板を貫通して冷凍物に対向させて、この発明の解凍装置を構成した。
この発明の実施例を図1,2に基づいて説明する。
解凍槽1の一側に仕切板2を設置して送水室3を設け、該送水室3内に送水装置10を設置する。前記仕切板2に通水孔4を設け、該通水孔4には網帽5を被冠してある。前記網帽5は止機5aにより着脱自在に掛止してある。
前記送水装置10は、直方体の匣体6の頂板6aの内側に送水本体7を固定し、該送水本体7に送水孔8と、送気孔9を並列縦設し、前記送水孔8に送水パイプ11を連結し、前記空気孔9に送気パイプ12を連結し、前記送水孔8の下部から前記空気孔9の下部に横設した混合筒13の一端壁にノズル14を連結する。前記混合筒13の開口端には混合水の吹出筒14の内端が所定間隔を保って開口しており、吹出筒14の外端は冷凍物15の方向に対向している。図中30は匣体取り付け用吸盤、31は匣体壁へ設けた通水孔である。
前記送水装置10について、図3に基づいて説明すると、水道水の水栓(図示してない)を開いて送水を開始すると、水は矢示16のように送水パイプ11を介し、送水孔8を経てノズル14から矢示17のように吹出し、空気孔9の空気を矢示26のように吸引すると共に、付近の水を矢示18のように吸引して気水混合水とし、矢示19のように吹出筒14から吹き出すので、気水混合水は矢示20,21,22,23,24のように流動し(図1)、矢示25のように通水孔4から送水室3に入ることになり、循環流動する。
前記のように、流動水の中へ気泡が混入すると、水のみの場合よりも混合水の粘性が低下するために速度が速くなると共に、気泡の混入により各部流速が一定に成らず、乱流状態となるので、冷凍物に当たる衝撃が大きくなり、解凍効率を向上させることができる。実験の結果によれば、同一水量、同一流速の場合には気水混合水を使用した方が20%〜40%解凍時間が短縮されることが判明した。前記における空気の混入量は10%〜30%であるが、多くても少なくても解凍効率は変位するので、好ましくは15%〜20%である。気泡の大きさはノズルから出る水流の流速によって異なるが、直径0.1mm〜3mmが多く見られた。
この発明の他の実施例を図3に基づいて説明する。
水槽1の仕切板2により送水室3を設けるまでは実施例1と同一であるが、この実施例は、送水装置10と通水孔4(網帽5)との間に濾過層27を設ける。濾過層27は、仕切網28,28の間に浄水用のセラミックスボール29,29を充填したものである。浄水用のセラミックスボール29は、通過する水中の有機物を捕捉してこれを分解し、浄水するものである。また通過水のクラスターを細分化する機能もあって、解凍を促進することもできる。前記セラミックスボールには、各種材質が採用されており従来使用されている材質を使用することができるが、この発明においては、例えば次の各成分を有するセラミックスボール(直径3mm〜10mm)を使用している。例えばSiO,AL,NaO,TiOなどの成分よりなる麦飯石のハードセラミックスボールが知られている。
前記実施例において、送水装置10から吹き出した水が冷凍物15に接触して解凍し、矢示19,20,21,22,23,24,25のように流動することは実施例1と同一であるが、通水孔から吸い込まれた水が矢示26のように濾過層27を通過し、送水装置10に至る間が異なる。即ち前記実施例1には濾過層がないので、循環水の浄化ができないが、実施例2は循環水を浄化するので、比較的綺麗な循環水を使用することができる。
1 解凍槽
2 仕切板
3 送水室
4 通水孔
5 網帽
6 匣体
7 送水本体
8 送水孔
9 送気孔
10 送水装置
11 送水パイプ
12 送気パイプ
13 混合筒
14 吹出筒
15 冷凍物
27 濾過層
28 仕切網
29 セラミックスボール

Claims (5)

  1. 解凍槽内へ設置できるようにし、かつ側壁に通水孔を設けた匣体の内側へ、ジェット水用のノズルを横設すると共に、前記ノズルの吹出口を空気孔の下端に臨ませ、前記ノズルの中心線上へ吹出筒の中心線を合わせて匣体壁に横向きにセットしたことを特徴とする送水装置。
  2. 匣体の外壁へ、匣体を解凍槽に固定するため吸盤を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の送水装置。
  3. 横設したノズルの中心線と合致する中心線を有する混合筒を前記ノズルと吹出筒との間に臨ませたことを特徴とする請求項1記載の送水装置。
  4. 解凍槽の一側へ仕切板を設置して送水室を設け、該送水室内に送水装置を設置し、前記送水装置の気水混合水の吹出筒は、前記仕切板を貫通して冷凍物載置部に向けたことを特徴とする解凍装置。
  5. 送水室の通水孔と、送水装置との間にセラミックスボール入り濾過層を設けたことを特徴とする請求項4記載の解凍装置。
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