JP2011049887A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力する映像の切り替えを判定する時間を短くできるデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るデジタル放送受信装置100は、階層化して伝送されるデジタル放送波に含まれる第1符号化信号125及び第2符号化信号126を復号することにより、第1映像信号127及び第2映像信号128を生成する第1デコード部105及び第2デコード部106と、第1映像信号127及び第2映像信号128のうち一方を選択し、選択した信号を出力する切替部107と、デジタル放送受信装置100の移動速度からデジタル放送受信装置100の移動距離を算出し、算出した移動距離に対する、デジタル放送波の受信品質の変動を示す履歴変動パターンを保持する受信品質履歴保持部111と、履歴変動パターンに基づいて、切替部107が選択する信号を切り替えるか否かを制御する切替判定部112とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関し、特に、階層化して伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置に関する。
地上デジタル放送では、1つの物理チャンネル内の周波数帯域を13のセグメントに分割し、セグメント単位で異なる用途の放送信号を伝送することが可能である。例えば、13セグメントのうち12セグメントを固定受信機用に高ビットレートで高画質及び高音質な放送を伝送するために使用し、1セグメントを移動体受信機用に低ビットレートで低画質及び低音質な放送を伝送するために使用するといった使用法が可能である。例えば、固定受信機用の放送は、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)圧縮方式により圧縮されたハイビジョン映像、又はAAC(Advanced Audio Coding)音声を含む。また、移動体受信機用の放送は、例えば、H.264圧縮方式により圧縮された簡易動画、又はAAC−SBR(Advanced Audio Coding − Spectral Band Replication)音声を含む。
このような用途で13セグメントを使用する場合、固定受信機用の放送には伝送効率に主眼を置いた比較的冗長性の低い64QAM(64 Quadrature Amplitude Moduration)といった変調方式が採用されている。また、移動体受信機用の放送には受信状況の悪化に対する耐性に主眼を置いたQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)といった変調方式が採用されている。
また、64QAM変調方式で伝送されるセグメントのように弱電界における受信品質の変動に対する耐性が低い階層を弱階層と呼ぶ。また、QPSK変調方式で伝送されるセグメントのように弱電界における受信品質の変動に対する耐性が高い階層を強階層と呼ぶ。
ここで、車載デジタルテレビジョン放送受信機をはじめとした移動体向けのデジタル放送受信装置は、放送電波の受信品質が高く、弱階層放送の高ビットレートかつ高品質な映像及び音声(以下、単に「映像」とも記す)を視聴可能な状況では弱階層放送を受信し、弱階層放送が受信困難なエリアに進入した際に強階層放送の低ビットレートかつ低品質な映像に切り替えて映像の表示を継続する機能を有する。これにより、デジタル放送受信装置は、可能な限り高品質な放送を表示しつつ、放送を受信可能なエリアを広げることができる。
このようなデジタル放送受信装置は、表示する映像を、放送電波の受信品質に基づいて弱階層放送の映像から強階層放送の映像に切り替える場合、受信した放送信号のC/N比(Carrier to Noise Ratio)又はBER(Bit Error Ratio)などの値と特定の閾値とを比較することにより、表示する映像を切り替えるか否かの判定を行い、現在の受信状況に応じた最適な階層を選択する。
ただし、自動車などの移動体に搭載されたデジタル放送受信装置で地上デジタル放送を受信する場合、受信状況の小刻みな変動に対して頻繁に階層の切り替えが発生することにより、ユーザの安定的視聴を妨げる場合がある。これを回避するため、切り替えを判定する閾値にヒステリシスを設ける手法が知られている。
しかしながら、この方法では、受信したデジタル放送電波のC/N比がヒステリシスを持たせた2つの閾値の幅を超えて激しく変動する場合に頻繁な階層切り替えが発生するという問題がある。
この問題を解決する技術として、特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1記載のデジタル放送受信装置は、一定期間おきに受信品質の値を監視し、特定期間内に上記値が第1の閾値を超えた回数をカウントする。このデジタル放送受信装置は、上記回数が第2の閾値を超えた場合に弱階層から強階層への切り替えを行う。これにより、特許文献1記載のデジタル放送受信装置は、上記問題を解決できる。
特開2008−42229号公報
しかしながら、特許文献1記載のデジタル放送受信装置では、切り替えの判断を下すまでに特定期間の受信品質の監視が必要であるため、最低でも一定期間の時間が必要となる。このように、従来のデジタル放送受信装置は、出力する映像の切り替えの判定に長い時間が必要であるという問題を有する。このため、従来のデジタル放送受信装置は、受信状況の変化に即座に反応できず、ユーザが映像及び音声の視聴を行えない期間が生じる可能性がある。
本発明は、上記問題点を鑑みて発明されたものであり、その目的は、出力する映像の切り替えを判定する時間を短くできるデジタル放送受信装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るデジタル放送受信装置は、階層化して伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、前記デジタル放送のデジタル放送波を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記デジタル放送波から所望の放送局の放送信号を選択する選局部と、前記選局部により選択された前記放送信号を復調することにより、トランスポートストリーム信号を生成する復調部と、前記トランスポートストリーム信号に含まれる第1階層の第1符号化信号及び第2階層の第2符号化信号を抽出する分離部と、前記第1符号化信号を復号することにより、第1映像信号を生成する第1デコード部と、前記第2符号化信号を復号することにより、第2映像信号を生成する第2デコード部と、前記第1映像信号及び前記第2映像信号のうち一方を選択し、選択した信号を出力する切替部と、前記デジタル放送波の受信品質を取得する受信品質取得部と、当該デジタル放送受信装置の移動速度を取得する移動速度取得部と、前記移動速度取得部により取得された移動速度から当該デジタル放送受信装置の移動距離を算出し、算出した移動距離に対する、前記受信品質取得部により取得された受信品質の変動を示す第1変動パターンを保持する受信品質履歴保持部と、前記第1変動パターンに基づいて、前記切替部が選択する信号を切り替えるか否かを制御する切替判定部とを備える。
以上より、本発明は、出力する映像の切り替えを判定する時間を短くできるデジタル放送受信装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置における、履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置における、変動パターン情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を用いて本発明に係るデジタル放送受信装置の実施の形態を説明する。なお、本発明が適用されるデジタル放送受信装置はこの例に限定されるものではなく、無線通信機能及び蓄積再生機能の少なくとも一方を含む他の受信装置についても同様に適用可能である。
また、以下では、本発明に係わるデジタル放送受信装置として、日本における地上デジタルテレビジョン放送の放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting − Terrestrial)方式を受信可能な受信装置を例として説明するが、階層化伝送可能な他の放送方式を受信可能な他の受信装置についても同様に適用可能である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置は、移動距離に対する受信品質の変動パターンを用いて、出力する映像の切り替えの要否を判定する。これにより、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置は、この切り替え判定にかかる時間を短縮できる。
まず、本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置100の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すデジタル放送受信装置100は、階層化して伝送されるデジタル放送を受信する。例えば、このデジタル放送は、日本における地上デジタルテレビジョン放送である。
地上デジタルテレビジョン放送では、1つのチャンネルが13のセグメントに分かれた構造となっている。13のセグメントのうち、フルセグ(ハイビジョン放送)には12セグメントが割り当てられ、ワンセグには1セグメントが割り当てられている。
ワンセグは、フルセグに比べ低画質であるが、電波状況が悪い場合でも受信を行いやすい。また、ワンセグとフルセグとでは、同一のコンテンツが放送される。
例えば、本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置100は、カーナビゲーションシステム又は車載テレビが備えるデジタル放送受信装置である。なお、デジタル放送受信装置100は、携帯用TV、TV機能付きのノート型パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、及び携帯電話機器等に適用してもよい。
図1に示すデジタル放送受信装置100は、フルセグとワンセグとが1つのチャンネルに階層化されて送信される地上波デジタル放送の電波を受信する。デジタル放送受信装置100は、受信した電波からフルセグ及びワンセグの映像データを並列に復号し、フルセグ又はワンセグの映像データを選択的に出力する。
このデジタル放送受信装置100は、アンテナ部101と、選局部102と、復調部103と、分離部104と、第1デコード部105と、第2デコード部106と、切替部107と、出力部108と、受信品質取得部109と、移動速度取得部110と、受信品質履歴保持部111と、切替判定部112と、データベース格納部113とを備える。
アンテナ部101は、地上デジタル放送電波を受信し、受信した地上デジタル放送電波をRF信号121に変換し、変換したRF信号121を選局部102へ出力する。
選局部102は、入力されたRF信号121から所望のチャンネルの放送信号122を選択し、選択した放送信号122を復調部103へと供給する。
復調部103は、選局部102により出力された放送信号122を復調することによりトランスポートストリーム信号123を生成する。また、復調部103は、生成したトランスポートストリーム信号123を分離部104へと出力する。また、復調部103は、復調処理におけるビット誤り率を常時監視し、このビット誤り率を示す受信品質値124を受信品質取得部109へと供給する。
分離部104は、復調部103から入力されたトランスポートストリーム信号123から強階層放送(ワンセグ)の映像信号及び音声信号が符号化された第1符号化信号125を抽出し、抽出した第1符号化信号125を第1デコード部105に供給する。また、分離部104は、復調部103から入力されたトランスポートストリーム信号123から弱階層放送(フルセグ)の映像信号及び音声信号が符号化された第2符号化信号126を抽出し、抽出した第2符号化信号126を第2デコード部106に供給する。
第1デコード部105は、分離部104により抽出された第1符号化信号125を復号することにより第1映像信号127を生成し、生成した第1映像信号127を切替部107へと出力する。
第2デコード部106は、分離部104により抽出された第2符号化信号126を復号することにより第2映像信号128を生成し、生成した第2映像信号128を切替部107へと出力する。
切替部107は、第1映像信号127及び第2映像信号128のいずれか一方を選択し、選択した信号を出力映像信号131として出力部108へと出力する。
出力部108は、切替部107により出力された出力映像信号131をモニタ表示部及びスピーカー(図示せず)などに出力する。これにより、モニタ表示部及びスピーカーにユーザが視聴可能な映像及び音声が表示及び出音される。
受信品質取得部109は、デジタル放送受信装置100における地上デジタル放送電波の受信品質を取得する。言い換えると受信品質とは、デジタル放送受信装置100における地上デジタル放送電波の受信状況が良好である度合いであり、例えば、地上デジタル放送電波から生成された信号の品質である。
具体的には、受信品質取得部109は、復調部103で計測した受信品質値124を取得し、取得した受信品質値124を受信品質履歴保持部111へと供給する。例えば、この受信品質値124は、復調処理におけるビット誤り率(BER)である。なお、受信品質値124は、選局部102において検出可能なOFDM同期状態、AGC(Automatic Gain Control)電圧値又はC/N比であってもよい。また、受信品質値124は、第1デコード部105及び第2デコード部106において検出可能なデコードエラーの有無、又はトランスポートストリームパケット損失の有無を示す情報であってもよい。
移動速度取得部110は、移動体における当該デジタル放送受信装置100の移動速度を速度センサーなどから取得し、取得した移動速度を示す移動速度情報129を受信品質履歴保持部111に出力する。
受信品質履歴保持部111は、受信品質取得部109により出力される受信品質値124、及び、移動速度取得部110により出力される移動速度情報129を任意の時間間隔で監視する。この受信品質履歴保持部111は、移動速度情報129により示される移動速度を用いて、所定の時刻からのデジタル放送受信装置100の移動距離を算出する。具体的には、移動距離は、移動速度と上記時間間隔との積である。また、受信品質履歴保持部111は、算出した移動距離と、受信品質値124との関係を把握し、この関係を示す履歴情報115を保持する。
図2は、受信品質履歴保持部111にて保持される履歴情報115の構成例を示す図である。図2に示すように、履歴情報115は、移動距離に対する受信品質値124の変動パターンを示す。以下、この履歴情報115で示される変動パターンを履歴変動パターンと記す。
データベース格納部113は、変動パターン情報116を格納する。
図3は、データベース格納部113に保持される変動パターン情報116のデータ構成例を示す図である。
図3に示すように、変動パターン情報116は、それぞれ複数の、パターン説明151と、登録変動パターン152と、切り替え指示153と、登録日154と、ヒット数155とを含む。
登録変動パターン152は、移動距離に対する受信品質値124の変動パターンを示す。この登録変動パターン152は、建物の影及びトンネルの中など、世の中に一般的に存在する受信品質の変動パターンである。また、各登録変動パターン152に対して、それぞれ1つのパターン説明151、切り替え指示153、登録日154、及びヒット数155が対応付けられている。
パターン説明151は、対応する登録変動パターン152の説明を示す。切り替え指示153は、対応する登録変動パターン152が発生した場合に、弱階層放送と強階層放送との切り替えを行うべきか否かを示す。登録日154は、対応するパターン説明151、登録変動パターン152及び切り替え指示153が登録された時間(日)を示す。ヒット数155は、対応する登録変動パターン152が発生した回数を示す。
なお、ここでは「平均受信レベルがなだらかに悪化」及び「平均受信レベルがなだらかに回復」などの長期的な変動パターンと、その他の短期的な変動パターンとを1つの変動パターン情報116としてデータベース格納部113に格納する例を示しているが、これらを複数の変動パターン情報116に分離してもよい。さらに、分離した複数の変動パターン情報116を複数のデータベース格納部113に格納してもよい。
ここで、登録変動パターン152は、例えば、変動パターンの形状、つまり、移動距離の変化量に対する受信品質値124の変化量の関係を示すものである。なお、登録変動パターン152は、受信品質値124の条件を含んでもよい。
切替判定部112は、履歴変動パターンに基づいて、切替部107が選択する信号を切り替えるか否かを制御する。
具体的には、切替判定部112は、受信品質履歴保持部111が保持する履歴情報115と、データベース格納部113が保持する変動パターン情報116とを照合し、出力する映像信号及び音声信号を弱階層から強階層に切り替えるか否か、又は、強階層から弱階層に切り替えるか否かを判定し、切替部107に判定結果情報130を出力する。
また、切替部107は、この判定結果情報130により、切り替えを行うことが指示されている場合には、選択する信号を、第1映像信号127から第2映像信号128へ、又は第2映像信号128から第1映像信号127へ切り替える。また。切替部107は、判定結果情報130により、切り替えを行わないことが指示されている場合には、選択する信号を切り替えない。
具体的には、切替判定部112は、変動パターン情報116に含まれる複数の登録変動パターン152のうち、履歴情報115で示される履歴変動パターンに一致する登録変動パターン152を選択する。そして、切替判定部112は、選択した登録変動パターン152に対応する切り替え指示153により、弱階層と強階層との切り替えを行うことが指示されている場合には、切替部107が選択する信号を切り替え、当該切り替え指示153により、弱階層と強階層との切り替えを行わないことが指示されている場合には、切替部107が選択する信号を切り替えない。
また、切替判定部112が比較処理を行う履歴変動パターンの比較対象期間を、現在の時刻からどの程度前の時刻までの変動パターンにするかについては、固定的に設定する方法、ユーザが指定する方法、又は当該履歴変動パターンの変動量に応じて動的に決定する方法などがあり得る。例えば、履歴変動パターンの変動量に応じて動的に決定する方法としては、変動量が多い場合は、比較対象とする期間を短くし、変動量が少ない場合には、比較対象とする期間を長くする。
ここで、切替判定部112は、履歴情報115と変動パターン情報116とに含まれる変動パターンの比較はパターンマッチングによって行う。具体的には、切替判定部112は、履歴変動パターンの形状(移動距離の変化量に対する受信品質値124の変化量)と、登録変動パターン152の形状との類似度(相関値)が予め定められた閾値以上の場合に、履歴変動パターンが当該登録変動パターン152に一致すると判定し、当該類似度が上記予め定められた閾値未満の場合に、履歴変動パターンが当該登録変動パターン152に一致しないと判定する。
なお、切替判定部112は、さらに、履歴変動パターン及び登録変動パターン152の受信品質値124を加味したうえで、一致判定を行ってもよい。つまり、切替判定部112は、履歴変動パターンの形状及び受信品質値124と、登録変動パターン152の形状及び受信品質値124との類似度(相関値)が予め定められた閾値以上の場合に、履歴変動パターンが当該登録変動パターン152に一致すると判定し、当該類似度が上記予め定められた閾値未満の場合に、履歴変動パターンが当該登録変動パターン152に一致しないと判定してもよい。
また、切替判定部112は、この一致判定を、登録変動パターン152の全部分を用いて行ってもよいし、当該登録変動パターン152の一部分を用いて行ってもよい。一般に、全部分を比較対象とする場合、又は、一部分を比較対象とする場合でも比較的多くの部分を比較対象とする場合、この一致判定の結果は正確となるが当該一致判定が完了するまでにかかる時間が長くなる傾向にある。一方、比較的少ない部分を比較対象とする場合、この一致判定の結果は不正確となるが当該一致判定が完了するまでにかかる時間が短くて済む傾向にある。
また、この登録変動パターン152の比較対象とする部分を設定する方法として、固定的に設定する方法、ユーザが指定する方法、又は履歴変動パターンの変動量に応じて動的に決定する方法を用いることができる。例えば、履歴変動パターンの変動量に応じて動的に決定する方法としては、変動量が多い場合は、比較対象とする部分を狭くし、変動量が少ない場合には、比較対象とする部分を広くする。
また、切り替え判定の不正確さを解消するため、切替判定部112は、履歴情報115と一致する登録変動パターン152が複数存在する場合、当該複数の登録変動パターン152に対応する登録日154及びヒット数155に基づき、切り替え指示153を参照する登録変動パターン152を選択する。
具体的には、切替判定部112は、登録日154で示される時間が現在に最も近い登録変動パターン152、つまり最近登録された登録変動パターン152を優先的に選択する。また、切替判定部112は、ヒット数155が最も多い登録変動パターン152を優先的に選択する。これにより、切替判定部112は、ユーザの使用形態に最も適合する判断基準を採用し、切り替え判定を適切に行うことができる。また、切替判定部112は、履歴変動パターンが複数の登録変動パターン152と一致する場合であっても、映像及び音声の切り替えを適切に行うことができる。
なお、切替判定部112は、登録日154及びヒット数155の両方を用いて、登録変動パターン152の優先度を決定してもよいし、いずれか一方のみを用いてもよい。
また、切替判定部112は、ひとたび切り替え判定を行い、切替部107が選択する信号を切り替えた後の受信品質値124を受信品質履歴保持部111から取得する。次に、切替判定部112は、この情報に基づいて当該切り替え判定が適切であったか否かを判定する。
例えば、切替判定部112は、弱階層から強階層への切り替えを行った直後の所定の第1期間において、受信品質値124が予め定められた閾値未満を維持した場合、当該切り替えが適切であったと判定し、受信品質値124が予め定められた閾値以上になった場合、当該切り替えが不適切であったと判定する。また、切替判定部112は、強階層から弱階層への切り替えを行った直後の所定の第2期間において、受信品質値124が予め定められた閾値以上を維持した場合、当該切り替えが適切であったと判定し、受信品質値124が予め定められた閾値未満になった場合、当該切り替えが不適切であったと判定する。
言い換えると、切替判定部112は、切り替えを行った直後の所定の期間において、再度、切り替えが発生した場合には、当該切り替えが不適切であったと判定し、切り替えが発生しない場合には、当該切り替えが適切であったと判定する。
切替判定部112は、当該切り替えが適切でなかった場合には、変動パターン情報116に含まれる、当該切り替えに採用した登録変動パターン152に対応する切り替え指示153を更新する。具体的には、切替判定部112は、切り替え指示153が「切り替える」に設定されていた場合には、当該切り替え指示153を「切り替えない」に変更する。
これにより、ユーザが当該デジタル放送受信装置100を長期にわたり使用するにつれてユーザの使用形態により適合した切り替え判定が可能となり、切り替えの正確性の向上が可能である。
なお、切替判定部112は、切替部107が選択する信号を切り替えない場合にも、同様に、当該切り替えを行わなかったことが適切であったか否かを判断し、適切でない場合に、対応する切り替え指示153を更新してもよい。
また、変動パターン情報116には、初期状態では、小さな建物の影、及びトンネルにおける受信品質の変動パターンなど、世の中に一般的に存在する受信品質の推移の登録変動パターン152と、当該登録変動パターン152が検出された場合に階層切り替えを行うべきか否かを示す切り替え指示153とが含まれている。
この変動パターン情報116は、ユーザが当該デジタル放送受信装置100を長期間使用していく中で、通勤路又は自宅の車庫など、頻繁に検出される変動パターンと当該変動パターンに対する切り替え指示153とを追加することで、ユーザの使用形態に合ったデータベースへと更新していくことが可能である。
具体的には、切替判定部112は、履歴変動パターンに一致する登録変動パターン152がない場合には、当該履歴変動パターンを新たな登録変動パターン152として変動パターン情報116に追加する。また、切替判定部112は、当該登録変動パターン152に対応する切り替え指示153を、当該履歴変動パターンの直後の受信品質値124に基づいて決定する。例えば、この決定方法は、上述した切り替え判定が適切であったか否かを判定する場合に用いる方法と同様の方法を用いることができる。
また、切替判定部112は、選択した(一致した)登録変動パターン152を示すフィードバック情報114をデータベース格納部113へ送信することにより、変動パターン情報116に含まれる、一致した登録変動パターン152に対応するヒット数155を1増加させる。つまり、ヒット数155は、切替判定部112により選択された回数を示す情報である。
以下、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100の動作について説明する。
図4は、デジタル放送受信装置100による動作の流れを示すフローチャートである。
まず、切替判定部112は、履歴変動パターンと、複数の登録変動パターン152と比較する(S101)。ここで、比較処理(S101)は、一定の間隔で繰り返し行われる。なお、切替判定部112は、履歴変動パターンの変動が大きい場合にのみ、比較処理(S101)を行ってもよい。
1つの登録変動パターン152のみが履歴変動パターンと一致した場合(S102でYesかつS103でNo)、切替判定部112は、当該登録変動パターン152を選択する(S106)。
一方、複数の登録変動パターン152が履歴変動パターンと一致した場合(S102でYesかつS103でYes)、切替判定部112は、当該登録変動パターン152に対応する登録日154及びヒット数155に基づき、複数の登録変動パターン152の優先度を決定する(S104)。具体的には、登録日154で示される時間が現在に近い登録変動パターン152ほど優先度を高くし、ヒット数155が多い登録変動パターン152ほど優先度を高くする。
次に、切替判定部112は、履歴変動パターンと一致した複数の登録変動パターン152のうち、優先度の最も高い登録変動パターン152を選択する(S105)。
次に、切替判定部112は、ステップS105又はステップS106で選択した登録変動パターン152に対応する切り替え指示153を参照する。
当該切り替え指示153により切り替えを行わないことが示されている場合(S107でNo)、切替判定部112は、切替部107が選択する信号を切り替えず、所定の時間後に、再度、ステップS101の処理を行う。
一方、当該切り替え指示153により切り替えを行うことが示されている場合(S107でYes)、切替判定部112は、切替部107が選択する信号を切り替える(S108)。
次に、切替判定部112は、ステップS108で行った切り替え処理が適切であったか否かを判定する(S109)。
切り替え処理が適切であった場合(S109でYes)、切替判定部112は、所定の時間後に、再度、ステップS101の処理を行う。
一方、切り替え処理が不適切であった場合(S109でNo)、切替判定部112は、ステップS105又はステップS106で選択された登録変動パターン152に対応する切り替え指示153を更新し(S110)、所定の時間後に、再度、ステップS101の処理を行う。
一方、ステップS101の比較処理において、変動パターン情報116に含まれるいずれの登録変動パターン152も履歴変動パターンと一致しなかった場合(S102でNo)、切替判定部112は、当該履歴変動パターンを新たな登録変動パターン152として変動パターン情報116に登録し(S111)、所定の時間後に、再度、ステップS101の処理を行う。
以下、デジタル放送受信装置100の動作の具体例を説明する。
図5は、切替判定部112における切り替え判定のタイミングの一例を示す図である。なお、時刻t0の時点では、デジタル放送受信装置100は、弱階層放送を受信しているとする。
時刻t2において、切替判定部112は、時刻t1〜時刻t2の期間の履歴変動パターンと、変動パターン情報116に含まれる複数の登録変動パターン152とが一致するか否かを比較する。ここで、時刻t1〜時刻t2の期間の履歴変動パターンは、変動パターン情報116に含まれる「小さな建物の影」の登録変動パターン152に一致する。よって、この期間では、受信品質値124が一時的に、弱階層信号の受信可能限界値である閾値160を下回るが、切替判定部112は、当該切り替え指示153に基づき弱階層の受信を維持する。
その後、時刻t3において、時刻t0〜時刻t3の長期的な履歴変動パターンが「平均受信レベルがなだらかに変化」の登録変動パターン152と一致するため、切替判定部112は、当該登録変動パターン152に対応する切り替え指示153に従い弱階層放送から強階層放送へ切り替えを行う。
このように、切替判定部112は、時刻t1〜時刻t2の期間で受信品質値124が閾値160を一時的に下回るが、受信品質値124が即座に回復すると予測されるため弱階層放送の出力を維持することができる。さらに、切替判定部112は、時刻t3において受信状態の悪いエリアに進入したことを検出すると即座に強階層放送に切り替えることができる。
以上のように、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100では、移動距離に対する受信品質値124の変動パターンを用いて、切り替えの要否を判定することにより、この切り替え判定にかかる時間を短縮できる。これにより、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、切り替えまでの時間を短縮できる。
よって、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、映像及び音声の途切れを回避できるので、ユーザが安定した映像及び音声の視聴を行うことができる。
また、一時的に小さな建物の陰に入った場合など、切り替えの判定時間を超えて受信状況が変化するケースに対しては、従来のデジタル放送受信装置は対応できない。一方、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、変動パターンを用いることにより、このような場合でも、適切な判定を行うことができる。つまり、デジタル放送受信装置100は、小さな建物の影及びトンネルにおける受信品質の変動パターンなど、世の中に一般的に存在する受信品質の変動パターンを検出し、検出した変動パターンに応じて、映像及び音声の切り替えを行うか否かを制御できる。これにより、デジタル放送受信装置100は、一時的に受信品質が低下するものの、すぐに受信品質が回復すると予測される場合には、映像及び音声の切り替えを行わないなどの制御を行うことができるので、適切な映像及び音声の切り替えを行うことができる。よって、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、不必要に切り替えが発生することを回避できるので、安定した映像及び音声をユーザに提供できる。
また、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、ユーザの使用形態に合わせて変動パターン情報116を更新することで切り替え判定の正確性を向上できる。これにより、デジタル放送受信装置100は、不要な切り替えを極力回避できるので、ユーザへ安定した映像及び音声を提供できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、上述した実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100の変形例について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置100Aの構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の要素には同一の符号を付しており重複する説明は省略する。
図6に示すデジタル放送受信装置100Aは、切替判定部112Aの機能が、図1に示す切替判定部112の機能と異なる。また、デジタル放送受信装置100Aは、図1に示すデータベース格納部113を備えない。
切替判定部112Aは、履歴情報115で示される履歴変動パターンに基づいて、切替部107が選択する信号を切り替えるか否かを制御する。
具体的には、切替判定部112Aは、小さな建物の影やトンネルにおける受信品質の変動パターンなど、世の中に一般的に存在する受信品質の推移のパターンを識別するための評価関数170を固定的に保持する。言い換えると、この評価関数170は、履歴変動パターンが予め定められた第2変動パターンであるか否かを識別するための関数である。
また、切替判定部112Aは、この評価関数170を用いて、履歴変動パターンを評価することにより、当該履歴変動パターンがどのパターンに一致するかを判定する。言い換えると、切替判定部112Aは、この評価関数170を用いて、履歴変動パターンが、例えば、図3に示す複数の登録変動パターン152のいずれと一致するかを判定する。また、切替判定部112Aは、この判定結果に応じて、切替部107が選択する信号を切り替えるか否かを制御する。
具体的には、切替判定部112Aは、複数の登録変動パターン152にそれぞれ1つ対応する複数の評価関数170を保持する。切替判定部112Aは、履歴変動パターンを各評価関数170に入力した際の出力値が予め定められた閾値以上である場合、当該履歴変動パターンが当該評価関数170に対応する登録変動パターン152と一致すると判定する。なお、切替判定部112Aは、1つの評価関数170のみを保持し、履歴変動パターンを当該評価関数170に入力した際の出力値が予め定められた閾値以上であるか、未満であるかに応じて、切替部107が選択する信号の切り替えを行うか、行わないかを制御してもよい。
以上のように構成することにより、本発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置100Aでは、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100の構成からデータベース格納部113などの外部記憶装置を省くことができるので、デジタル放送受信装置100Aのコストを低減できる。
なお、上記説明では、切替判定部112Aは、評価関数170を使用するとしたが、例えば、切替判定部112Aは、上記実施の形態1において、データベース格納部113に初期状態で格納される変動パターン情報116を固定的に保持するとともに、上記実施の形態1で述べたような変動パターン情報116の更新を行わないような構成でもよい。
また、上記実施の形態1〜2に係るデジタル放送受信装置100及び100Aに含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本発明の実施の形態1〜2に係る、デジタル放送受信装置100及び100Aの機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、本発明は、デジタル放送受信装置100及び100Aに含まれる特徴的な手段をステップとするデジタル放送受信装置の制御方法として実現してもよい。
また、上記実施の形態1〜2に係る、デジタル放送受信装置100、100A、及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は、デジタル放送受信装置に適用でき、特に、カーナビゲーションシステム又は車載テレビに適用できる。また、本発明は、携帯用TV、TV機能付きのノート型パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、及び携帯電話機器等に適用できる。
100、100A デジタル放送受信装置
101 アンテナ部
102 選局部
103 復調部
104 分離部
105 第1デコード部
106 第2デコード部
107 切替部
108 出力部
109 受信品質取得部
110 移動速度取得部
111 受信品質履歴保持部
112、112A 切替判定部
113 データベース格納部
114 フィードバック情報
115 履歴情報
116 変動パターン情報
121 RF信号
122 放送信号
123 トランスポートストリーム信号
124 受信品質値
125 第1符号化信号
126 第2符号化信号
127 第1映像信号
128 第2映像信号
129 移動速度情報
130 判定結果情報
131 出力映像信号
151 パターン説明
152 登録変動パターン
153 切り替え指示
154 登録日
155 ヒット数
160 閾値
170 評価関数

Claims (8)

  1. 階層化して伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、
    前記デジタル放送のデジタル放送波を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記デジタル放送波から所望の放送局の放送信号を選択する選局部と、
    前記選局部により選択された前記放送信号を復調することにより、トランスポートストリーム信号を生成する復調部と、
    前記トランスポートストリーム信号に含まれる第1階層の第1符号化信号及び第2階層の第2符号化信号を抽出する分離部と、
    前記第1符号化信号を復号することにより、第1映像信号を生成する第1デコード部と、
    前記第2符号化信号を復号することにより、第2映像信号を生成する第2デコード部と、
    前記第1映像信号及び前記第2映像信号のうち一方を選択し、選択した信号を出力する切替部と、
    前記デジタル放送波の受信品質を取得する受信品質取得部と、
    当該デジタル放送受信装置の移動速度を取得する移動速度取得部と、
    前記移動速度取得部により取得された移動速度から当該デジタル放送受信装置の移動距離を算出し、算出した移動距離に対する、前記受信品質取得部により取得された受信品質の変動を示す第1変動パターンを保持する受信品質履歴保持部と、
    前記第1変動パターンに基づいて、前記切替部が選択する信号を切り替えるか否かを制御する切替判定部とを備える
    デジタル放送受信装置。
  2. 前記デジタル放送受信装置は、さらに、
    移動距離に対する受信品質の変動を示す第2変動パターンと、切り替え処理を行うか否かを示す切り替え指示とを含む変動パターン情報を格納する格納部を備え、
    前記切替判定部は、前記第1変動パターンと前記第2変動パターンとが一致し、かつ、前記切り替え指示により前記切り替え処理を行うことが示される場合に、前記切替部が選択する信号を切り替え、前記第1変動パターンと前記第2変動パターンとが一致し、かつ、前記切り替え指示により前記切り替え処理を行わないことが示される場合に、前記切替部が選択する信号を切り替えない
    請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記変動パターン情報は、複数の前記第2変動パターンと、前記各第2変動パターンに一つ対応付けられた複数の前記切り替え指示とを含み、
    前記切替判定部は、前記複数の第2変動パターンのうち、前記第1変動パターンに一致する第2変動パターンを選択し、選択した第2変動パターンに対応する前記切り替え指示により前記切り替え処理を行うことが示される場合に、前記切替部が選択する信号を切り替え、前記選択した第2変動パターンに対応する前記切り替え指示により前記切り替え処理を行わないことが示される場合に、前記切替部が選択する信号を切り替えない
    請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記変動パターン情報は、さらに、前記各第2変動パターンに一つ対応付けられ、当該第2変動パターンが当該変動パターン情報に登録された時間を示す登録時間情報を含み、
    前記切替判定部は、前記第1変動パターンに、複数の前記第2変動パターンが一致する場合、当該複数の第2変動パターンのうち、前記登録時間情報で示される時間が現在に最も近い第2変動パターンを選択する
    請求項3記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記変動パターン情報は、さらに、前記各第2変動パターンに一つ対応付けられ、対応する第2変動パターンが前記切替判定部により選択された回数を示すヒット数情報を含み、
    前記切替判定部は、前記第1変動パターンに、複数の前記第2変動パターンが一致する場合、当該複数の第2変動パターンのうち、前記ヒット数情報で示される回数が最も多い第2変動パターンを選択する
    請求項3記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記切替判定部は、さらに、前記切替部が選択する信号を切り替えた後、当該切り替えが適切であったか否かを判定し、当該切り替えが適切でない場合には、前記切り替え指示を更新する
    請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記切替判定部は、前記第1変動パターンと前記第2変動パターンとが一致しない場合、当該第1変動パターンを新たな第2変動パターンとして、前記変動パターン情報に追加する
    請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記切替判定部は、前記第1変動パターンが予め定められた第2変動パターンであるか否かを識別するための評価関数を用いて、当該第1変動パターンが前記第2変動パターンと一致するか否かを判定し、当該判定結果に応じて、前記切替部が選択する信号を切り替えるか否かを制御する
    請求項1記載のデジタル放送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012227633A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Pioneer Electronic Corp 放送信号受信装置及び方法
JP2015177331A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社リコー 無線受信装置、及び無線通信方法

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