JP2011049751A - 静電型スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の外周を任意の形状にしても、短絡の虞の少ない静電型スピーカを提供する。
【解決手段】フィルム上に導電性のある導電膜がある電極20U,20L、振動体10においては、導電膜を内側の円形部分と外側の円環部分とに電気的に分離する間隙部が設けられている。各部材の外周の形状を成形する際には、間隙部の外側を切断して形状を成形する。各部材においては、内側の円形部分に電圧が印加されて外側の円環部分には電圧が印加されないため、電極20Uの間隙部の外側の導電膜が、電極20Lの間隙部の外側の導電膜に接触しても短絡することがない。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電型スピーカに関する。
柔軟性があり、折ったり曲げたりすることの可能な静電型スピーカとして、例えば、特許文献1に開示された静電型スピーカがある。この静電型スピーカは、アルミニウムが蒸着されたポリエステルのフィルムを、導電性を有する糸により織られた2枚の布の間に挟み、フィルムと布との間にエステルウールが配置されている。
特開2008−54154号公報
特許文献1に開示されたスピーカにおいては、フィルムを振動させる電極となる布、エステルウールおよび布の間で振動するフィルムは柔軟性があるため、矩形以外の様々な形状に加工できる。しかしながら、例えば、導電性を有する布について、所望の形状を得るために部材を切断すると、布の端の部分においては導電性を有する糸にほつれが生じ、このほつれによって2枚の布が短絡する虞がある。
本発明は、電極の外周を任意の形状にしても、短絡の虞の少ない静電型スピーカを提供することを目的とする。
本発明は、第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第1導電膜の外周と前記第2導電膜の内周との間に間隙がある第1電極と、前記第1電極に対向する第2電極と、第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第3導電膜の外周と前記第4導電膜の内周との間に間隙があり、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、を有する静電型スピーカを提供する。
本発明においては、前記第2電極は、第3基材と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第5導電膜と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第6導電膜を有し、前記第6導電膜は、前記第5導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第5導電膜の外周と前記第6導電膜の内周との間に間隙があってもよい。
また、本発明は、第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第1導電膜の外周と前記第2導電膜の内周との間に間隙がある第1電極と、第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第3導電膜の外周と前記第4導電膜の内周との間に間隙があり、前記第1電極に対向する第2電極と、導電性を有し、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、を有する静電型スピーカを提供する。
また、本発明は、第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第1基材の縁に達している第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲む形状であり、前記第1導電膜と前記第2導電膜との間に間隙がある第1電極と、前記第1電極に対向する第2電極と、第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第2基材の縁に達している第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲む形状であり、前記第3導電膜と前記第4導電膜との間に間隙があって前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、を有する静電型スピーカを提供する。
本発明においては、前記第2電極は、第3基材と、前記第3基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第3基材の縁に達している第5導電膜と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第6導電膜を有し、前記第6導電膜は、前記第5導電膜を囲む形状であり、前記第5導電膜と前記第6導電膜との間に間隙があってもよい。
本発明によれば、静電型スピーカの電極の外周を任意の形状にしても、短絡の虞を少なくすることができる。
本発明の一実施形態に係る静電型スピーカ1の外観図である。 静電型スピーカ1の断面図。 静電型スピーカ1の分解図。 静電型スピーカ1の組み立て過程を説明するための図。 本発明の変形例に係る部材の平面図。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る静電型スピーカ1の外観を模式的に示した図、図2は、静電型スピーカ1の断面および電気的構成を模式的に示した図である。また、図3は、静電型スピーカ1の分解図である。
図に示したように、この静電型スピーカ1は、振動体10、電極20U,20L、弾性部材30U,30L、および複数の接着テープ40とで構成されている。なお、本実施形態においては、電極20U,20Lの構成は同じであり、弾性部材30U,30Lの構成は同じであるため、各部材において両者を区別する必要が特に無い場合は「L」および「U」の記載を省略する。また、図中の振動体、電極等の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
(静電型スピーカ1の各部の構成)
まず、静電型スピーカ1を構成する各部について説明する。振動体10は、例えば、光を透過するPET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)、PP(polypropylene:ポリプロピレン)などの円形のフィルム11(基材)の一方の面に導電性のある金属を蒸着して導電膜を形成した構成となっている。
振動体10においては、蒸着された導電膜が一定の幅で振動体10の縁に沿って除去されており、この除去された部分(以下、この部分を間隙部13と称する)によって導電膜は、2つの領域に分けられており、2つの領域は電気的に分離されている。なお、本実施形態においては、閉じた円環形状の間隙部13より内側にある円形の導電膜を第1導電膜12Aと称し、間隙部13より外側にある円環状の導電膜を第2導電膜12Bと称する。
弾性部材30は、本実施形態においては不織布であって電気を通さず空気の通過が可能となっており、その形状は円形となっている。また、弾性部材30は、弾性を有しており、外部から力を加えられると変形し、外部から加えられた力が取り除かれると元の形状に戻る。なお、弾性部材30は不織布ではなく織られた布であってもよい。なお、本実施形態においては、弾性部材30Uと弾性部材30Lの厚みは、いずれも同じとなっている。
電極20は、光を透過するPETまたはPPなどのフィルム21(基材)に、導電性のある金属を蒸着して導電膜を形成した構成となっている。電極20は、蒸着された導電膜が一定の幅で電極20の縁に沿って閉じた円環形状に除去されており、この除去された部分(以下、この部分を間隙部23と称する)により、2つの領域に分けられている。
なお、本実施形態においては、電極20Uの円形の間隙部23より内側に円形の導電膜を第1導電膜22UAと称し、外側にある円環状の導電膜を第2導電膜22UBと称する。また、電極20Lの円形の間隙部23より内側にある円形の導電膜を第1導電膜22LAと称し、外側にある円環状の導電膜を第2導電膜22LBと称する。
また、電極20は、表面から裏面に貫通する孔を複数有しており、空気の通過が可能となっていて音響透過性が確保されている。なお、図面においては、この孔の図示を省略している。
接着テープ40Uと接着テープ40Lは、部材同士を接着するためのテープであり、円環形状であって、外径が電極20の外径と同じとなっている。接着テープ40U,40Lの表面と裏面の両方に接着剤が塗布されている。
(静電型スピーカ1の電気的構成)
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図2に示したように、静電型スピーカ1は変圧器50、外部から音響信号が入力される入力部60、振動体10に対して直流バイアスを与えるバイアス電源70とを備えている。そしてバイアス電源70は、振動体10の第1導電膜12Aと、変圧器50の出力側の中点とに接続される。
また、変圧器50の出力側の一方の端子には、電極20Uの第1導電膜22UAが接続され、変圧器50の出力側のもう一方の端子には、電極20Lの第1導電膜22LAが接続される。
この構成においては、入力部60に音響信号が入力されると入力された音響信号に応じた電圧が電極20に印加される。そして、印加された電圧によって電極20Uの第1導電膜22UAと、電極20Lの第1導電膜22LAとの間に電位差が生じると、振動体10の第1導電膜12Aには電極20Uと電極20Lのいずれかの側へ引き寄せられるような静電力が働き、振動体10は、この静電力に応じて電極20Uと電極20Lのいずれかの方向に変位する。そして、音響信号に応じて振動体10の変位方向や変位量が逐次変わることによって振動体10が振動し、その振動状態(振動数、振幅、位相)に応じた音が振動体10から発生する。なお、発生した音は、少なくとも一方の電極20を通り抜けて静電型スピーカ1の外部に放射される。
(静電型スピーカ1の組み立て方法)
次に静電型スピーカ1の組み立て方法について説明する。静電型スピーカ1を組み立てる際には、まず、複数の孔が設けられた2つのフィルム21に導電性のある金属を蒸着して導電膜22を形成する。次に、各フィルム21上の導電膜22にレーザ光を照射して導電膜を除去し、図4に示したように2つのフィルム21に同じ直径の間隙部23を設ける。また、フィルム11に導電性のある金属を蒸着して導電膜12を形成し、次に、形成した導電膜12にレーザ光を照射して導電膜を除去し、図4に示したように、間隙部23と同じ直径の間隙部13を設ける。なお、電極20となるフィルム21に設ける孔については、導電膜を形成してから設けるようにしてもよい。
次に、円環形状の間隙部23の中心軸と、円環形状の間隙部13の中心軸が重なるようにして2つのフィルム21とフィルム11を重ね、間隙部23より大きな直径となるように、各フィルムを円形に切断する。ここで、間隙部13より内側にある導電膜は第1導電膜12Aとなり、間隙部13より外側にある導電膜は第2導電膜12Bとなる。また、一方のフィルム21の間隙部23より内側にある導電膜は第1導電膜22UAとなり、外側にある導電膜は第2導電膜22UBとなって、第1導電膜22UAと第2導電膜22UBを有するフィルム21は、電極20Uとなる。また、もう一方のフィルム21の間隙部23より内側にある導電膜は第1導電膜22LAとなり、外側にある導電膜は第2導電膜22LBとなって、第1導電膜22LAと第2導電膜22LBを有するフィルム21は、電極20Lとなる。なお、切断後に間隙部の中心が円形の中心となり、切断後の各部材の直径が同じとなるのであれば、各フィルムを重ねて切断するのではなく個別に切断してもよい。
次に、導線を第1導電膜12Aに半田付けし、第1導電膜22UAに導線を半田付けする。また、第1導電膜22LAにも導線を半田付けする。なお、第2導電膜12B、第2導電膜22UBおよび第2導電膜22LBには、導線が半田付けされない。
次に、電極20Lのフィルム21の縁部分に接着テープ40Lを貼り付け、円環状の接着テープ40Lの内側に弾性部材30Lを配置した後、弾性部材30Lの上に振動体10を載せ、接着テープ40Lに振動体10の縁に近い部分を付着させる。この後、この振動体10において弾性部材30Lに向いている面と反対側の面に接着テープ40Uを貼り付け、この円環状の接着テープ40Uの内側に弾性部材30Uを配置する。そして、フィルム21を弾性部材30Uに向けて電極20Uを弾性部材30Uの上に載せ、接着テープ40Uに電極20Uの縁に近い部分を付着させる。すると、図2に示したように、各部材が重ねられた状態となる。
そして、第1導電膜12Aに半田付けされた導線を変圧器50の中点に接続し、第1導電膜22UAに半田付けされた導線を変圧器50の出力側の一方の端子に接続し、さらに、第1導電膜22LAに半田付けされた導線を変圧器50の出力側のもう一方の端子に接続すると、音響信号に対応した信号を第1導電膜22UAと第1導電膜22LAに印加して振動体10を振動させることができる。
本実施形態においては、フィルム上に導電膜が形成されたものを切断して電極20や振動体10を自由な形状に成形できるが、各部材の縁の部分には電圧が印加されないように導電膜が形成されているため、縁同士が接触しても電圧が印加される部分同士の間で短絡が発生する虞がない。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、金属を蒸着して導電膜を形成しているが、導電性塗料を塗布して導電膜を形成するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、静電型スピーカ1の形状は円形となっているが、円形に限定されるものではなく、多角形、楕円形などの他の形状であってもよく、また、幾何学的ではなく任意の曲線を組み合わせた形状であってもよい。
また、本発明においては、感電を防ぐため、絶縁性と音響透過性を有する布で静電型スピーカ1の全体を覆ってもよい。
上述した実施形態においては、間隙部23は、電極20の縁に沿って円環状となっているが、間隙部23を挟んで間隙部23の内側と外側とを電気的に分離するのであれば、間隙部23は、縁に沿って設けられていなくてもよい。例えば、電極20の外形が円形である場合、間隙部23の外周の形状が矩形、多角形または楕円形などであってもよい。また、振動体10においても、間隙部13は、振動体10の縁に沿って円環状となっているが、間隙部13を挟んで間隙部13の内側と外側とを電気的に分離するのであれば、間隙部13は、縁に沿って設けられていなくてもよい。
上述した実施形態においては、電極20Lと電極20Uの両方に間隙部23が設けられているが、電極20Uと電極20Lのいずれか一方にのみ間隙部23を設け、他方の電極には間隙部23を設けない構成としてもよい。
また、電極20Uと電極20Lの両方に間隙部23を設け、振動体10に間隙部13を設けない構成としてもよい。
上述した実施形態においては、間隙部23や間隙部13は閉じた形状となっているが、図5に示したように、間隙部23や間隙部13が縁の方へ開いた形状となっていなくてもよい。また、図5に示した構成においては、変圧器50に接続するための導線55を、第1導電膜22UAにおいて縁の方へ突出した部分に接続してもよい。また、電極20Lにおいても、変圧器50に接続するための導線55を、第1導電膜22LAにおいて縁の方へ突出した部分に接続してもよい。また、振動体10においても、変圧器50に接続するための導線55を、第1導電膜12Aにおいて縁の方へ突出した部分に接続してもよい。
なお、間隙部の形状を図5に示した形状とする場合、間隙部が形成されていない電極20U,20Lおよび振動体10を用いて上述した実施形態のように静電型スピーカ1を組み立て、次に、電極20にレーザ光を照射して導電膜を除去し、電極20において円環状に間隙部23を形成してもよい。なお、この方法においては、レーザ光の出力を調整することにより、電極20に間隙部23を形成すると共に、フィルム21と弾性部材30とを透過したレーザ光で振動体10においても導電膜を除去して間隙部13を形成するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、接着テープ40U,40Lで振動体10と電極20U,20Lを接着しているが、接着テープ40U,40Lを配置しない構成であってもよい。
また、本発明においては、第2導電膜22UB、第2導電膜12Bおよび第2導電膜22LBについても、間隙部23と同様に除去してしまい、これらの部分については、各部材において基材となっているフィルムが露出するようにしてもよい。
また、フィルムにおいて、第1導電膜22UA、第1導電膜12A、第1導電膜22LAの部分だけ形成し、これらの導電膜より外側で導電膜が形成されていないフィルムの部分を切断してスピーカの形状を成形してもよい。
1・・・静電型スピーカ、10・・・振動体、11・・・フィルム、12A・・・第1導電膜、12B・・・第2導電膜、13・・・間隙部、20U,20L・・・電極、21・・・フィルム、22・・・導電膜、22UA,22LA・・・第1導電膜、22UB,22LB・・・第2導電膜、23・・・間隙部、30U,30L・・・弾性部材、40U,40L・・・接着テープ、50・・・変圧器、55・・・導線、60・・・入力部、70・・・バイアス電源

Claims (5)

  1. 第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第1導電膜の外周と前記第2導電膜の内周との間に間隙がある第1電極と、
    前記第1電極に対向する第2電極と、
    第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第3導電膜の外周と前記第4導電膜の内周との間に間隙があり、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、
    前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、
    前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、
    を有する静電型スピーカ。
  2. 前記第2電極は、第3基材と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第5導電膜と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第6導電膜を有し、前記第6導電膜は、前記第5導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第5導電膜の外周と前記第6導電膜の内周との間に間隙があることを特徴とする請求項1に記載の静電型スピーカ。
  3. 第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第1導電膜の外周と前記第2導電膜の内周との間に間隙がある第1電極と、
    第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲んで閉じた形状であり、前記第3導電膜の外周と前記第4導電膜の内周との間に間隙があり、前記第1電極に対向する第2電極と、
    導電性を有し、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、
    前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、
    前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、
    を有する静電型スピーカ。
  4. 第1基材と、前記第1基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第1基材の縁に達している第1導電膜と、前記第1基材上に形成されて導電性を有する第2導電膜を有し、前記第2導電膜は、前記第1導電膜を囲む形状であり、前記第1導電膜と前記第2導電膜との間に間隙がある第1電極と、
    前記第1電極に対向する第2電極と、
    第2基材と、前記第2基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第2基材の縁に達している第3導電膜と、前記第2基材上に形成されて導電性を有する第4導電膜を有し、前記第4導電膜は、前記第3導電膜を囲む形状であり、前記第3導電膜と前記第4導電膜との間に間隙があって前記第1電極と前記第2電極の間に位置する振動体と、
    前記振動体と前記第1電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第1弾性部と、
    前記振動体と前記第2電極との間に位置し、弾性があって音が透過する第2弾性部と、
    を有する静電型スピーカ。
  5. 前記第2電極は、第3基材と、前記第3基材上に形成されて導電性を有し、少なくとも一部が前記第3基材の縁に達している第5導電膜と、前記第3基材上に形成されて導電性を有する第6導電膜を有し、前記第6導電膜は、前記第5導電膜を囲む形状であり、前記第5導電膜と前記第6導電膜との間に間隙があることを特徴とする請求項4に記載の静電型スピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024057567A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 森保染色株式会社 静電型スピーカー

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