JP2011049709A - Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機 - Google Patents

Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011049709A
JP2011049709A JP2009194913A JP2009194913A JP2011049709A JP 2011049709 A JP2011049709 A JP 2011049709A JP 2009194913 A JP2009194913 A JP 2009194913A JP 2009194913 A JP2009194913 A JP 2009194913A JP 2011049709 A JP2011049709 A JP 2011049709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
demodulator
component
demodulation
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009194913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5279031B2 (ja
Inventor
Chihiro Sakakibara
千洋 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Space Technologies Ltd
Original Assignee
NEC Space Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Space Technologies Ltd filed Critical NEC Space Technologies Ltd
Priority to JP2009194913A priority Critical patent/JP5279031B2/ja
Publication of JP2011049709A publication Critical patent/JP2011049709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5279031B2 publication Critical patent/JP5279031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

【課題】 隣接チャンネルの復調信号成分の主信号成分への漏洩を除去ないし軽減することが可能なFM復調器を提供する。
【解決手段】 FM復調器は、復調の際に所望の主チャンネルと共に隣接するチャンネルも復調する復調手段(12〜14)と、復調手段による復調後の主信号成分に隣接チャンネルの復調信号成分が漏洩する場合においてディジタル信号処理技術を利用して位相検波後の信号に対して所望のチャンネル帯域の信号を取り除くディジタルフィルタ処理手段(15)と、ディジタルフィルタ処理手段と同一の処理遅延時間を発生する遅延器(16)と、ディジタルフィルタ処理手段の出力信号と遅延器による遅延処理を行った信号とを逆相で合成する合成手段(17)と、合成手段による合成後の信号から周波数変調成分を取り出す微分器(18)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明はFM復調器及びそれを用いるコマンド受信機に関し、特に帯域選別ディジタル処理型のFM(Frequency Modulation)復調器に関する。
衛星搭載用のコマンド受信機において、最近では、静止軌道上での衛星配置が隣接しており、目的とする衛星へのコマンド送信時に、隣接する衛星に対して妨害波となり、隣接衛星の通信の障害となってしまう。
また、逆に、隣接衛星への通信が、目的とする衛星との通信の妨害波となり、通信の障害となる。顧客からは、この隣接チャンネルによる影響を受けないコマンド受信機の需要が高まってきている。
本発明に関連するコマンド受信機では、FM復調の前段のアナログ信号処理部にて、アナログ型狭帯域フィルタによる帯域制限による対策を採っているが、コマンド受信機の総合性能やフィルタの実現性から、妨害波に対する性能が、顧客の要求を満たせないでいる。
本発明に関連するディジタル処理型のFM復調器の構成例を図2に示す。図2において、本発明に関連するディジタル処理型のFM復調器は、A/D(アナログ/ディジタル)変換器11と、バンドパスフィルタ12と、搬送波信号発生器13と、位相比較器14と、微分器(周波数検出)18とから構成されている。
上記のFM復調器は、入力されるFM変調波をバンドパスフィルタ12にて抽出した主チャンネル成分と、搬送波信号発生器13から出力される変調波の搬送波周波数とほぼ同一の周波数の信号とを、位相比較器14にて位相比較を行って位相検波信号を抽出した後、後段の微分器18にて周波数変調成分を取り出し、復調信号として出力する。
上述した衛星搭載用のコマンド受信機としては、下記の特許文献1,2に記載のコマンド受信器がある。
特開平6−326639号公報 特開平8−288897号公報
上述したFM復調器では、復調信号として出力する際、隣接チャンネルの復調信号が、主チャンネル復調信号へ漏洩するのを防ぐため、FM復調器の前段に隣接チャンネル成分を抑圧するバンドパスフィルタを接続する等して、FM復調前の変調波に含まれる隣接チャンネル成分を抑圧し、復調時の主チャンネルへの漏洩を軽減している。上記の特許文献1,2に記載のコマンド受信機でも、これと同様の処理が行われている。
このバンドパスフィルタには、狭帯域特性や、急峻な帯域外減衰特性が求められるが、多ビット量子化による演算が必要とされるため、信号処理プロセッサの実時間における演算処理時間の制約から、ビット長が制約され、必要とされる特性が得られなくなり、隣接チャンネル成分の減衰量が小さくなり、漏洩の軽減が不十分である。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、隣接チャンネルの復調信号成分の主信号成分への漏洩を除去ないし軽減することができるFM復調器及びそれを用いるコマンド受信機を提供することにある。
本発明によるFM復調器は、FM(Frequency Modulation)変調波のディジタル処理による復調を行うFM復調器であって、
前記復調の際に所望の主チャンネルと共に隣接するチャンネルも復調する復調手段と、前記復調手段による復調後の主信号成分に前記隣接チャンネルの復調信号成分が漏洩する場合においてディジタル信号処理技術を利用して位相検波後の信号に対して所望のチャンネル帯域の信号を取り除くディジタルフィルタ処理手段と、前記ディジタルフィルタ処理手段と同一の処理遅延時間を発生する遅延器と、前記ディジタルフィルタ処理手段の出力信号と前記遅延器による遅延処理を行った信号とを逆相で合成する合成手段と、前記合成手段による合成後の信号から周波数変調成分を取り出す微分器とを備えている。
本発明によるコマンド受信機は、上記のFM復調器を含むことを特徴とする。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、隣接チャンネルの復調信号成分の主信号成分への漏洩を除去ないし軽減することができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態によるFM復調器の構成例を示すブロック図である。 本発明に関連するディジタル処理型のFM復調器の構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明によるFM(Frequency Modulation)復調器の概略について説明する。
本発明によるFM復調器は、FM変調波のディジタル処理における復調の際、所望の主チャンネルと共に、隣接するチャンネルも復調し、復調後の主信号成分に、隣接チャンネルの復調信号成分が漏洩する場合において、ディジタル信号処理技術を利用し、位相検波後の信号に対して、所望のチャンネル帯域の信号を取り除くディジタルフィルタ処理と、遅延器による遅延処理とを行った信号を逆相で合成して、その後の周波数変調成分出力時に、隣接チャンネルの復調信号成分の主信号成分への漏洩を除去ないし軽減することを特徴としている。
本発明によるFM復調器は、本発明に関連するディジタル処理型のFM復調器において、位相比較器出力の位相検波信号に対して、FIR(Finite Impulse Response)型ハイパスフィルタ(またはバンドリジェクションフィルタ)と、遅延器とで構成されたディジタルフィルタ処理の追加により、隣接チャンネル成分を除去ないし軽減し、その後に微分器によるFM復調を行う。
図1は本発明の実施の形態によるFM復調器の構成例を示すブロック図である。図1において、本発明の実施の形態によるFM復調器は、帯域選別ディジタル処理型のFM復調器であり、A/D(アナログ/ディジタル)変換器11と、バンドパスフィルタ12と、搬送波信号発生器13と、位相比較器14と、FIR(Finite Impulse Response)型ハイパスフィルタ(またはバンドリジェクションフィルタ)15と、遅延器16と、合成器17と、微分器(周波数検出)18とから構成されている。
本発明の実施の形態によるFM復調器では、バンドパスフィルタ12を通ったFM変調波と搬送波信号発生器13の出力信号とから、位相比較器14で抽出された位相変調成分を2分岐し、一方をFIR型ハイパスフィルタ15に入力し、他方を上記のFIR型ハイパスフィルタ15と同一の処理遅延時間を発生する遅延器16に入力する。
このFIR型ハイパスフィルタ15は、所望のチャンネル成分のみを減衰させる特性を持ち、隣接チャンネル等の主チャンネル帯域外周波数成分を無減衰で出力する機能を有する。また、本実施の形態では、FIR型ハイパスフィルタ15の採用により、群遅延特性が一定となるため、遮断周波数による位相回転は発生しない。
一方、遅延器16では、無減衰で、指定した時間遅延する機能を有する。本実施の形態では、このFIR型ハイパスフィルタ15でフィルタ処理された信号と、遅延器16を通過した信号の反転信号とを合成器17にて合成させることで、互いの信号が打ち消しあって、所望のチャンネル成分のみを抽出することができる。
信号処理プロセッサの実時間における演算処理時間の制約下でのディジタルフィルタ特性は、主チャンネル成分の十分な減衰が得られないため、合成器17による合成後の信号では、主チャンネル成分の減衰も発生するが、急峻な帯域外減衰特性を持たなくとも、十分に隣接チャンネル成分を除去ないし軽減することが可能となる。
本実施の形態では、この合成器17による合成後の信号から、後段の微分器18で、周波数変調成分を取り出すことで、隣接チャンネルの漏洩を除去ないし軽減されたFM復調信号を得ることが可能となる。
このように、本実施の形態では、隣接チャンネルとの分離が可能となる。すなわち、本実施の形態では、量子化された時間サンプル信号のディジタル信号処理のため、主チャンネルより振幅の大きな隣接チャンネル成分を演算にて除去することができる。また、除去性能は、温度等の環境条件に依存しない安定した性能が得られる。
さらに、本実施の形態では、主チャンネル外の雑音成分を含む外乱信号の除去することができる。すなわち、本実施の形態では、隣接チャンネルを含む、主チャンネル帯域外の雑音信号を含む信号成分を除去することができ、主チャンネルへの外乱を除去することができる。
本発明は、衛星搭載用のコマンド受信機の他、FM変調波を使用する通信における復調器への利用が考えられる。
11 A/D変換器
12 バンドパスフィルタ
13 搬送波信号発生器
14 位相比較器
15 FIR型ハイパスフィルタ(またはバンドリジェクションフィルタ)
16 遅延器
17 合成器
18 微分器(周波数検出)

Claims (4)

  1. FM(Frequency Modulation)変調波のディジタル処理による復調を行うFM復調器であって、
    前記復調の際に所望の主チャンネルと共に隣接するチャンネルも復調する復調手段と、前記復調手段による復調後の主信号成分に前記隣接チャンネルの復調信号成分が漏洩する場合においてディジタル信号処理技術を利用して位相検波後の信号に対して所望のチャンネル帯域の信号を取り除くディジタルフィルタ処理手段と、前記ディジタルフィルタ処理手段と同一の処理遅延時間を発生する遅延器と、前記ディジタルフィルタ処理手段の出力信号と前記遅延器による遅延処理を行った信号とを逆相で合成する合成手段と、前記合成手段による合成後の信号から周波数変調成分を取り出す微分器とを有することを特徴とするFM復調器。
  2. 前記復調手段は、主チャンネル成分を抽出するバンドパスフィルタと、搬送波信号を発生する搬送波信号発生器と、前記バンドパスフィルタにて抽出された信号と前記搬送波信号発生器からの搬送波信号との位相比較を行って位相検波信号を抽出する位相比較器とを含むことを特徴とする請求項1記載のFM復調器。
  3. 前記ディジタルフィルタ処理手段は、FIR(Finite Impulse Response)型ハイパスフィルタまたはバンドリジェクションフィルタであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のFM復調器。
  4. 上記の請求項1から請求項3のいずれか記載のFM復調器を含むことを特徴とする衛星搭載用のコマンド受信機。
JP2009194913A 2009-08-26 2009-08-26 Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機 Active JP5279031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194913A JP5279031B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194913A JP5279031B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011049709A true JP2011049709A (ja) 2011-03-10
JP5279031B2 JP5279031B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=43835624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009194913A Active JP5279031B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5279031B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312265A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp Fm復調器
JP2009065278A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toshiba Corp フィルタ回路、これを用いた受信機及びフィルタリング方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312265A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp Fm復調器
JP2009065278A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toshiba Corp フィルタ回路、これを用いた受信機及びフィルタリング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5279031B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8514979B2 (en) Integrated demodulator, filter and decimator (DFD) for a radio receiver
US7684778B1 (en) Image cancellation in receivers
KR100469291B1 (ko) 심볼 클럭 복구 장치
KR100519333B1 (ko) 반송파 복구 장치
JP5279031B2 (ja) Fm復調器及びそれを用いるコマンド受信機
JP2010011358A (ja) 受信装置、チューナ、およびテレビジョン受像機
EP1693954B1 (en) Demodulation circuit for use in receiver using IF sampling scheme
JP5745667B2 (ja) 干渉波レプリカ生成回路及び干渉波抑圧回路
Harris et al. Cascade of perfect reconstruction analysis and synthesis filter banks: The new architecture of next generation wideband receivers
JP6029065B2 (ja) 受信装置
US20100158158A1 (en) Wide-band signal processor
KR101231739B1 (ko) 선택적 주파수 위상변환기를 이용한 간섭신호 제거장치 및 간섭신호 제거방법
US7139326B2 (en) Image-canceling quadrature modulator and method
Soltanian et al. Utilization of multi-rate signal processing for GNSS-SDR receivers
JP2008283296A (ja) 受信装置と受信方法
US20060227897A1 (en) Digital modulator and digital modulation method
JP2002300224A (ja) 受信装置
KR100745770B1 (ko) 복소 계수 트랜스버설 필터 및 이것을 적용한 무선 통신시스템
JP4098052B2 (ja) 直接検波回路
JP4963097B2 (ja) 伝送システム、送信機、受信機及び伝送方法
JP2008271311A (ja) 不要波除去受信機
JP6761218B2 (ja) 受信処理装置及び受信機
JP4541199B2 (ja) 受信装置
JP2007124438A (ja) 無線通信機の中間周波回路および中間周波信号処理方法
JP2024024717A (ja) Fm放送波補正装置、fm放送波伝送システム、fm放送波処理装置、fm放送波補正方法およびfm放送波伝送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5279031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350