JP4963097B2 - 伝送システム、送信機、受信機及び伝送方法 - Google Patents

伝送システム、送信機、受信機及び伝送方法 Download PDF

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Description

本願発明は、伝送システム、送信機、受信機及び伝送方法に関し、特にソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機と、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機を備える伝送システム等に関する。
高速伝送の要求に応えるため、従来、複数のアンテナを用いたMIMO伝送技術及びマルチパス伝送に強いOFDMの適用が盛んに行われている(非特許文献1参照)。
図12は、従来の、MIMO伝送技術とOFDMを用いた信号の伝送を行う伝送システム301の概要ブロック図である。伝送システム301において、信号は、複数のアンテナ309及び311を有する送信機303から、複数のアンテナ313及び315を有する受信機305へ、MIMO伝送路307により伝送される。
送信機303は、アンテナ309に対応して線形変調部317及び線形アンプ部319を有し、アンテナ311に対応して線形変調部321及び線形アンプ部323を有する。アンテナ309より送信される信号は、線形変調部317により例えばOFDMなどの線形変調が行われ、線形アンプ部319による電力変換処理が行われたものである。また、アンテナ311より送信される信号も、同様に、線形変調部321及び線形アンプ部323による処理が行われたものである。
受信機305は、アンテナ313に対応して多値量子化AD部325及び線形復調部327を有し、アンテナ315に対応して多値量子化AD部329及び線形復調部331を有し、MIMO復調部333を有する。アンテナ313により受信された受信信号は、多値量子化AD部325によりディジタル信号へ変換される。多値量子化AD部325は、通常、アナログ・ディジタル変換器(以下、「ADC」という。)を用いて実現されている。このADCは、一つのサンプル信号に対して変換後のディジタル信号が10ビットで表せるような多値のものが用いられている。多値量子化AD部325により変換されたディジタル信号は、線形復調部327により線形復調される。また、アンテナ315により受信された信号も、多値量子化AD部329及び線形復調部331により同様の処理が行われる。MIMO復調部333は、線形復調部327及び331により線形復調が行われた各信号に含まれる干渉成分を分離する。
Ye(Geoffrey)Li,外2名著,MIMO-OFDM for WirelessCommunications:Signal Detection With Enhanced Channel Estimation,IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS,Vol.50,No.9,September 2002
しかしながら、MIMO−OFDMのような線形変調方式を採用すると、線形送信アンプの適用が必須となる(図12の線形アンプ部319及び323参照)。線形送信アンプの適用は、高くても20%前後の電力変換効率しか実現できず、低消費電力化の最大の阻害要因である。
また、MIMO−OFDM信号のような線形変調方式を採用すると、受信機側で高精度なADCが必須となる(図12の多値量子化AD部325及び329参照)。ADCはコンパレータなどのアナログ回路を必要とする。このアナログ回路はLSI微細化の恩恵が受けられない。そのため、単純な機能であるにもかかわらず、大きなチップ面積を必要とし、回路規模と消費電力をともに増大させてしまう。特に、MIMOを適用する場合、各アンテナに高精度なADCの適用が必要となるため、アンテナ本数分のADCが必要となる。さらに、高精度ADCの性能を最大限に発揮するためには、AGC回路の適用が必須であるが、当該回路はアナログ回路を含む複雑な制御機構を必要とし、回路面積と消費電力をさらに増大させてしまう。このような課題は、MIMOの場合だけでなく、SISOの場合でも問題となりうるものである。
そこで、本願発明は、高効率かつ大容量な伝送方式の達成を阻害する前記課題を解決し、小型化、低消費電力化を実現可能な伝送システム等を提案することを目的とする。
本願発明の第1の観点は、ソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機と、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機を備える伝送システムにおいて、前記送信手段は、前記ソース信号を定包絡線変調して前記送信信号を得る変調手段を有し、前記受信手段は、前記受信信号をIF信号へ変換する第1変換手段と、前記IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成するアナログ・ディジタル変換手段を有するものである。
本願発明の第2の観点は、第1の観点の伝送システムであって、前記ソース信号が符号分割多重信号により生成されるものである。
本願発明の第3の観点は、第1又は第2の観点の伝送システムであって、前記アナログ・ディジタル変換手段が、信号の振幅を基準として異なる値を出力する1ビット・アナログ・ディジタル変換処理を行うものであって、信号の振幅が所定の値以上の場合と所定の値より小さい場合で、又は、所定の値より大きい場合と所定の値以下の場合で、異なる値を出力するものである。
本願発明の第4の観点は、第1から第3のいずれかの観点の伝送システムであって、前記受信手段が、前記実サンプリング信号を複素ベースバンド信号へ変換する第2変換手段と、前記複素ベースバンド信号を微分して微分複素ベースバンド信号を生成する微分手段と、を有し、前記受信機が、前記微分複素ベースバンド信号を、前記複素ベースバンド信号を参照信号として相関受信し、相関受信の出力値を一端判定して仮判定ビットを生成する第1相関受信手段と、前記仮判定ビットに基づいて、変調信号レプリカを生成し、前記変調信号レプリカから参照信号を生成する再合成手段と、前記微分複素ベースバンド信号を、前記再合成手段により生成された参照信号により相関受信する第2相関受信手段と、を有するものである。
本願発明の第5の観点は、第4の観点の伝送システムであって、前記送信信号が受信機へと到達するときの伝送路がマルチパス伝送路である場合、前記第1相関受信手段及び前記第2相関受信手段が、前記伝送路の各パス毎に相関受信を行い、相関受信後の出力信号を合成するものである。
本願発明の第6の観点は、1から5のいずれかの観点の伝送システムであって、前記送信機は複数の送信手段を有し、前記受信機は複数の受信手段を有し、前記各送信手段により生成された送信信号は各送信手段の送信アンテナよりそれぞれ同時に同じ搬送波周波数を用いて伝送され、前記各送信信号が伝送路を経由し合成された後、各受信手段の受信アンテナに到達し、前記各受信手段がそれぞれの受信アンテナと前記複数の送信手段のいずれかの送信アンテナとを結ぶ伝送路に対して当該伝送路のパス毎に相関受信を行ない、前記受信機は、前記各受信手段から出力される相関受信後の出力値に含まれる干渉成分を除去する干渉除去回路を有するものである。
本願発明の第7の観点は、ソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機において、前記各送信手段は、前記ソース信号を非線形変調して前記送信信号を得る変調手段を有し、前記送信信号は、伝送路を経由して到達した受信機において、IF信号へ変換され、IF信号はサンプリングされて実サンプリング信号が生成されるものである。
本願発明の第8の観点は、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機において、前記受信信号は送信機において非線形変調して得られた送信信号が伝送路を経由して受信機に到達したものであり、前記受信信号をIF信号へ変換する変換手段と、前記IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成するアナログ・ディジタル変換手段を有するものである。
本願発明の第9の観点は、ソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機と、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機を備える伝送システムにおける伝送方法であって、前記送信手段の変調手段が前記ソース信号を定包絡線変調して前記送信信号を得るステップと、前記受信手段の第1変換手段が前記受信信号をIF信号へ変換するステップと、前記受信手段のアナログ・ディジタル変換手段が前記IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成するステップと、前記受信手段の第2変換手段が前記実サンプリング信号を複素ベースバンド信号へ変換するステップと、前記受信手段の微分手段が前記複素ベースバンド信号を微分して微分複素ベースバンド信号を生成するステップと、前記受信機の相関受信手段が前記微分複素ベースバンド信号を相関受信するステップと、を含むものである。
なお、定包絡線変調の一例は、FM変調である。
本願発明の各観点によれば、定包絡線変調(例えばFM変調など)のような非線形変調による信号の伝送が実現可能となる。
そのため、非線形アンプの適用が可能となり、電力変換効率は90%以上を達成することができる。線形アンプでは、20%前後の電力変換効率しか実現できない。そのため、効率のよい信号の伝送を実現することが可能となる。
また、本願発明の第3の観点にあるように、直接サンプルの1ビットADCの適用が可能となる。このような低量子化ADCを利用することができ、さらに、AGC回路も不要となるため、小型化することが可能となる。
例えばブロードバンド無線アクセスは、どこでも可能とすることが肝要である。しかし、ブロードバンドが進めば進むほど、1つの基地局が守備可能な通信エリアは狭くなり、その結果、膨大な基地局を設置しなければならない。多大な設置コストが必要となる。そこで、各基地局を咽んで中継し、基地局設置に際して有線通信回線の敷設が不要なセルラアーキテクチャが検討されている。これらは無線メッシュネットワークと呼ばれている。このような無線メッシュネットワークでは、基地局間を結ぶ無線中継回線の高効率化、大容量化が重要である。無線中継回線の高効率化、大容量化のためにはMIMO伝送を当該回線に採用することが効果的である。無線中継機能を有する基地局の設置コストを低減するためには、小型で低消費電力な実装を可能とするMIMO伝送方式の適用が必要である。本願発明によれば、このような小型で低消費電力な実装が可能となる。
図面を参照して、本願発明の実施例について説明する。
図1は、本願発明の実施の形態に係る伝送システム1の一例を示す概要ブロック図である。伝送システム1において、信号は、送信機3から受信機5へ、伝送路7により伝送される。
送信機3は、送信部9(請求項記載の「送信手段」に対応。)を備える。送信部9は、ソース信号に対して定包絡線変調(例えばFM変調など)のような非線形変調を行う非線形変調部11と、電力変換処理を行って送信信号を生成するアンプ部13と、送信アンテナ15を有する。非線形変調部11がFM変調のような非線形変調を行うことから、アンプ部13は、電力変換効率90%以上を達成可能な飽和アンプを用いて実現することができる。送信信号は、送信アンテナ15より伝送される。ソース信号は、符号分割多重信号により生成されてもよい。
受信機5は、受信部17(請求項記載の「受信手段」に対応。)と相関受信処理部18を備える。受信部17は、受信アンテナ19と、アナログ処理部21と、ディジタル処理部23を有する。受信アンテナ19を経て得られた受信信号は、アナログ処理部21とディジタル処理部23と相関受信処理部18により復調される。アナログ処理部21は、受信信号をIF信号へ変換し、IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成する。本実施例では、アナログ処理部21は1ビットADCを用いて実現されている(図5の1ビットADC47参照)。ディジタル処理部23は、実サンプリング信号を複素ベースバンド信号へ変換し、複素ベースバンド信号を微分して微分複素ベースバンド信号を生成する。相関受信処理部18は、微分複素ベースバンド信号を参照信号により相関受信する。伝送路がマルチパス伝送路である場合、伝送路の各パス毎に相関受信を行い、相関受信後の出力信号が合成される。
続いて、図2〜図4を参照して、図1の送信機3について具体的に説明する。
図2は、図1の送信機3の具体例を示す図である。非線形変調部11は、N本のソース信号b0、b1、・・・、b(N-1)に対し符号分割多重するCDM(Code Devision Multiple)部31と、帯域制限のためのパルス整形を行なうパルス整形部33と、FM変調処理を行うFM変調部35を有する。アンプ部13は、例えば送信アンプやフィルタ等を含むRF部37を有する。
まず、図3を参照して、図2のCDM部31の動作について説明する。図3は、送信機3により同時に処理が行われるシンボルの時間関係を示す図である。1シンボルはNCM個のチップからなり(シンボルkにおける一つのチップをチップ39で表した。)、N個のシンボルが拡散後に多重されているものとする。NCM(≧N)は拡散率と等価である。Ci(t)はi番目拡散符号の拡散系列、TCはチップ周期、TBはシンボル周期(=NCM・TC)である。このとき、ある情報シンボルkに対するCDM部31の出力ΩI(t)は、(1)式のように表される。Siは情報シンボルを表している。
次に、図4を参照して、図2のパルス整形部33の動作について説明する。図4(a)は図2のパルス整形部33によるパルス整形前のΩI(t)のスペクトルの一例を示す図であり、図4(b)はパルス整形後のΩO(t)のスペクトルの一例を示す図である。図4により、パルス整形により帯域が制限されていることが分かる。
次に、図2のFM変調部35の動作について説明する。FM変調部35は、ΩO(t)を入力して、(2)式により示されるfFM(t)を出力する。ここで、ωCは搬送波周波数であり、kFMは変調指数である。
FM(t)に対し、RF部37が電力変換処理等を行い、処理後の信号が送信アンテナ15より送信される。
続いて、図5〜図8を参照して、図1の受信機5について具体的に説明する。
図5は、図1の受信機5の具体例を示す図である。アナログ処理部21は、LNA(Low Noise Amplifier)やフィルタ等を含むRF部41と、周波数選択を行いIF信号を生成するMIX部43と、バンド・パス・フィルタ(BPF)45と、1ビットADC47を有する。ディジタル処理部23は、ディジタルMIX部49とロー・パス・フィルタ(LPF)51と微分回路52を有する。相関受信処理部18は、3段コリレータの場合の構成であり、遅延素子56及び59、コリレータバンク53、55及び58並びに再合成器54及び57を有する。相関受信処理部18において、コリレータバンク53は、LPF51を通過して生成されたベースバンド信号R(t)を参照信号とし、R(t)が微分回路53を通過して生成された信号を相関受信する。コリレータバンク53の出力は再合成器54により再合成される。コリレータバンク55には、再合成器54による再合成処理後の信号Rr,01(t)及び遅延素子56により遅延処理された微分回路52の出力信号が入力される。コリレータバンク55は、Rr,01(t)を参照信号とし、遅延素子56による遅延処理後の信号を相関受信する。コリレータバンク55の出力は再合成器57により再合成される。コリレータバンク58には、再合成器57による再合成処理後の信号Rr,02(t)及び遅延素子59により遅延処理された信号が入力される。コリレータバンク58は、Rr,02(t)を参照信号とし、遅延素子59による遅延処理後の信号を相関受信する。
各部の動作について、より具体的に説明する。
RF部41は、LNA、フィルタ等を有し、アンテナ19により受信された信号の増幅や雑音除去を行なう。
MIX部43は、RF部41による処理後の信号の周波数ωcからより低い周波数ωiへ周波数変換を行なう。
BPF45は、MIX部43によりωiへ周波数変換された信号に対して、周波数ωi付近の成分のみを抽出しSN比を向上させてIF信号を生成する。
1ビットADC47は、BPF45により生成されたIF信号に対し、基準振幅と比較して−1又は1を出力する。例えば、基準振幅を0とすると、1ビットADC47に入力された信号の振幅が0よりも大きければ1を出力し、そうでなければ−1を出力する。
ディジタルMIX部49及びLPF51は、1ビットADC処理されたIF信号に再度周波数変換処理を行い、入力された信号を周波数0付近の信号、すなわちベースバンド信号へと変換する。LPF51の出力ベースバンド信号は(3)式で表される信号R0(t)で表される。ここで、A(t)は振幅を表す。
微分回路52は、ベースバンド信号R0(t)を微分し、(4)式で表される信号D0(t)を生成する。ここで、FM変調を用いるため、(5)式にあるように振幅A(t)は時間によらない定数αによりほぼ与えられる。したがって、(4)式で表される信号D0(t)は、(6)式のように与えられる。
1ビットADCの適用は大きな量子化誤差を生じさせる。そのため、振幅に情報を乗せ伝送される線形変調方式の復調回路に適用することは不可能である。しかし、本発明が採用するFM変調は、振幅に情報を乗せず周波数(あるいは位相)に情報を乗せる。そのため、周波数情報を損なわない程度に十分なサンプリング速度によりサンプリングを行なえば、1ビットADCであっても情報の復元が可能になると考えられる。本願発明が、ベースバンド信号に比べてより高い周波数に情報エネルギーが集中するIF信号に対してサンプリングを行なうのはそのためである。
図6を参照して、IF信号サンプリングにより実際に情報の復元が可能であることを説明する。図6は、(c)で与えられるインパルス応答の伝送路が与えられた場合に、1ビットADCを採用する本願発明の伝送方式により当該伝送路のインパルス応答を検出した結果(a)と、10ビットADCに変更した場合の当該伝送路のインパルス応答を検出した結果(b)とを表している。
具体的には、送信機のΩI(t)(図2参照)を1つのPN系列符号CPN(t)のみにより与え、同時には1本の送信アンテナからのみ出力し、以下に具体的に説明するパス検出を受信アンテナで実行した。
図5の微分回路52の出力にCPN(t)に整合するフィルタM(以下、「整合フィルタ」という。)を通す。整合フィルタのインパルス応答はhM(t)=C* PN(TM−t)で与えられる。ここで、アスタリスク*は複素共役を表し、TMは時間オフセット量を表す。
図6は整合フィルタMの出力インパルス応答の一例を示す図であり、前述の通り、(a)は1ビットADCを適用した場合、(b)は高密度量子化ADC(10ビットADC)を適用した場合の結果を示している。また、(c)は与えたマルチパス伝送路のインパルス応答である。横軸は時間の経過を示す。
図6の(a)に示されるように、1ビットADCを適用した場合でも、同図(c)に示されるマルチパス伝送路に対応する2つのピークが表れていることが分かる。図6の(a)と同図(b)に示される高密度量子化ADCを適用した場合の結果との差異は僅少であることが分かる。よって、1ビットADCを適用しても正しくパス検出を行うことが可能であることが示された。図6に示すように1ビットADCを適用してもパス分離が可能であるから、CPN(t)に情報ビットを乗じて伝送し、整合フィルタ通過後に出現するピーク値を合成、すなわちRAKE受信すれば、当該情報ビットの検出が直ちに可能となるのである。本実施例において、本処理は、微分回路52に後続するコリレータバンク53、55及び58により行なわれる。
続いて、図7と図8を参照してコリレータバンク53、55及び58の動作について説明する。図7は、図5のコリレータバンク53、55及び58の構成の一例を示す図である。コリレータバンク53においては、まず、式(3)で規定される微分回路通過前のベースバンド信号R0(t)を参照信号Rr(t)として処理が行われる。
信号D(t)に対して、遅延部61が時間オフセットT0を与え、乗算器63がp0 *0(t)R0(t)を乗じ、積分器65が積分処理を行う。
ここで、c0(t)は0番目拡散符号の拡散系列である。図8を参照して、T0、p0について説明する。図8は、マルチパス伝送路の一例を示す図である。p0、p1、p2は、それぞれ時刻α0、α1、α2における各パスの振幅を表し、複素数である。図8に示されるマルチパス伝送路の場合、T0、T1及びT2は、シンボル周期TBに対してTB>TD>α2>α1>α0となるTDに対し、T0=TD−α0、T1=TD−α1、T2=TD−α2のように設定する。
同様に遅延部67、乗算器69及び積分器71、並びに、遅延部73、乗算器75及び積分器77などにより、各マルチパス成分をいわゆる相関受信により得て、最後に加算79において同相合成され、出力b 0を生成する。
同様の処理により、bc 1、・・・、bc (N-1)が得られる。
再合成器54は、bc 0、bc 1、・・・、bc (N-1)を再合成する。再合成器54は、(7)式により信号Ωr,I(t)を生成する。ここで、det(bc i)(iは0からN−1の数)は仮判定ビットであり、各bc 0、bc 1、・・・、bc (N-1)に対し−1又は1を判定して決定されるものである。次に、再合成器54は、(8)式により変調信号レプリカΩr,O(t)を生成する。ここで、Fil(・)は、図2のパルス整形部33と等価なパルス整形フィルタである。次に、再合成器54は、(9)式により信号Rr,01(t)を生成する。再合成器54は、この信号Rr,01(t)をコリレータバンク55へ入力する。
微分回路52の出力信号は、遅延素子56により遅延処理(TD(>TB))がなされてコリレータバンク55に入力される。コリレータバンク55は、コリレータバンク53と同様に、信号Rr,01(t)を参照信号Rr(t)とし、遅延素子56により遅延処理がなされた信号に対して、図7を参照して説明した処理と同様の処理を行う。
再合成器57は、コリレータバンク55の出力信号に対して、再合成器54と同様にして信号Rr,02(t)を生成し、信号Rr,02(t)をコリレータバンク58に入力する。
遅延素子56の出力信号は、遅延素子59によりさらに遅延処理がなされてコリレータバンク58に入力される。コリレータバンク58は、コリレータバンク53及び55と同様に、信号Rr,02(t)を参照信号Rr(t)とし、遅延素子59により遅延処理がなされた信号に対して、図7を参照して説明した処理と同様の処理を行う。
なお、図5の相関受信処理部18において、コリレータバンク53、55及び58の少なくとも1つの出力信号に対して干渉除去回路を設けるようにしてもよい。干渉除去回路は、ある信号に含まれる干渉成分(バス間干渉など)を分離した信号を生成するものである。干渉除去回路については、後により具体的に説明する(図10の干渉除去回路163の説明を参照。)。コリレータバンク53又は55の出力信号に対して干渉除去回路を設ける場合には、再合成器54又は57は、干渉除去回路による干渉除去処理後の信号に対して再合成処理を行うようにしてもよい(図10の再合成器164、167、173及び176参照)。
続いて、図9及び図10を参照して、MIMO伝送の場合について説明する。
図9は、本願発明の他の実施の形態に係る伝送システム121の例を示す概要ブロック図である。伝送システム121において、信号は、送信部129及び131を有する送信機123から受信部133及び135を有する受信機125へ、MIMO伝送路127により伝送される。
送信機123について、送信部129及び131の構成は、図2を参照して説明したものと同様である。
続いて、図10を参照して、図9の受信機125について具体的に説明する。図10は、図9の受信機125の具体例を示す図である。
受信機125は、受信部133及び135並びに相関受信処理部137を有する。
受信部133は、受信アンテナ141とアナログ処理部142とディジタル処理部143を有する。ディジタル処理部143は、ディジタルMIX部144とLPF145と微分回路146を有する。受信部135は、受信アンテナ147とアナログ処理部148とディジタル処理部149を有する。ディジタル処理部149は、ディジタルMIX部151とLPF152と微分回路153を有する。受信部133及び135は、図5の受信部17について説明したものと同様の処理を行う。
本実施例においては、相関受信処理部137は、図5の相関受信処理部18と同様の処理を行う。ただし、再合成器164、167、171及び174は、コリレータバンクの出力信号ではなく、干渉除去回路の出力信号に基づいて再合成処理を行う。以下では、この相関受信処理部137の動作について具体的に説明する。
コリレータバンク161は、LPF145の出力信号を参照信号とし、微分回路146の出力信号を相関受信する(図7参照)。この出力信号をb 00、b 01、・・・、b 0(N-1)とする。また、コリレータバンク162は、LPF152の出力信号を参照信号とし、微分回路153の出力信号を相関受信する。この出力信号をb 10、b 11、・・・、b 1(N-1)とする。コリレータバンク161及び162のTi,piの設定は、例えば、コリレータバンク161の場合、図9の送信部129の送信アンテナと図10の受信アンテナ141を結ぶ伝送路を対象とする。また、コリレータバンク162の場合、図9の送信部131の送信アンテナと図10の受信アンテナ147を結ぶ伝送路を対象とする。
干渉除去回路163は、コリレータバンク161及び162により生成された各信号bc 00、・・・、bc 1(N-1)に含まれる干渉成分(シンボル間干渉成分、符号間干渉成分、アンテナ間干渉成分など)を分離した信号B00、・・・、B1(N-1)を生成する。例えば、マルチパスの遅延拡がりが1シンボル周期内に収まっている場合には、干渉除去回路163では符号間干渉及びアンテナ間干渉のみを除去の対象とすればよいだろう。1シンボル周期内のマルチパス成分はコリレータバンクによりパスダイバーシチ合成される。この場合、符号間干渉及びアンテナ間干渉の様子を記述する伝送路行列をHとし、bc 00、・・・、bc 1(N-1)のベクトルをβcとし、B00、・・・、B1(N-1)のベクトルをBとすると、βc=H・βであるから、干渉除去回路は、βcに対し、B=H-1・βc=H-1・H・β=βを満たすような行列H-1を乗じる回路により実現される。
再合成器164は、信号B00、・・・、B0(N-1)に基づいて再合成処理を行い((7)式〜(9)式参照)、再合成処理後の信号をコリレータバンク165に入力する。また、コリレータバンク165には、図5のコリレータバンク55と同様に、微分回路146の出力信号が遅延素子166により遅延処理されて入力されている(TD(>TB))。また、再合成器167も、同様に、信号B10、・・・、B1(N-1)に基づいて再合成処理を行い、再合成処理後の信号をコリレータバンク168に入力する。また、コリレータバンク168には、図5のコリレータバンク55と同様に、微分回路146の出力信号が遅延素子166により遅延処理されて入力されている。コリレータバンク165及び168は、図5のコリレータバンク55と同様にして相関受信処理を行う。
コリレータバンク165及び168による相関受信処理後の信号は、干渉除去回路170により、干渉除去回路163と同様にして、干渉信号が除去される。干渉除去回路170による処理後の信号は、再合成器171及び174により再合成処理がなされ、それぞれ、コリレータバンク172及び175に入力される。また、遅延素子166及び169の遅延処理後の信号も、それぞれ、遅延素子173及び176により遅延処理がなされてコリレータバンク172及び175に入力される。コリレータバンク172及び175は、図5のコリレータバンク58と同様にして相関受信処理を行う。
コリレータバンク172及び175による相関受信処理後の信号は、干渉除去回路177により干渉除去処理がなされる。
続いて、図11を参照して、本願発明の実施の形態の他の実施例について説明する。変調指数kFMが低変調指数(kFM≪π/(2TC))である場合には、(10)式のように(6)式中の指数関数部がほぼ定数とみなすことができる。その結果、kFMが低変調指数である場合には、(6)式は(11)式のごとく大幅に簡素化され、D0(t)は線形変調されたCDM信号とほぼみなすことができる。
図11は、本願発明の他の実施の形態である、変調指数kFMが低変調指数である場合のMIMO伝送における受信機181の一例を示す図である。本実施例における送信機の構成は、図9の送信機123と同様である。
受信機181は、受信部183及び185と、相関受信処理部187を有する。
まず、受信部183について説明する。受信部183は、受信アンテナ189とアナログ処理部191とディジタル処理部193を有する。受信アンテナ189とアナログ処理部191は、それぞれ、図1の受信アンテナ19及びアナログ処理部21と同様に動作する。ディジタル処理部193は、ディジタルMIX部201とLPF203と微分回路205を有する。ディジタルMIX部201とLPF203と微分回路205は、それぞれ、図5のディジタルMIX部49とLPF51と微分回路53と同様に動作する。また、受信部185も、受信部183と同様に動作する。
相関受信処理部187は、コリレータバンク213及び215並びに干渉除去回路217を有する。上記のように、kFMが低変調指数である場合には、D0(t)は線形変調されたCDM信号とほぼみなすことができることから、コリレータバンク213は参照信号を1として(すなわち、例えば、図7の乗算器63はp0 *0(t)を乗算する等して)、信号bc 00、・・・、bc 0(N-1)を生成する。また、コリレータバンク215も、コリレータバンク213と同様にして信号b 10、・・・、b 1(N-1)を生成する。
干渉除去回路217は、図10の干渉除去回路163、170及び177と同様に動作して、信号bc 00、・・・、bc 1(N-1)から各信号に含まれる干渉成分(シンボル間干渉成分、符号間干渉成分、アンテナ間干渉成分など)を分離した信号B00、・・・、B1(N-1)を生成する。
本願発明の実施の形態に係る伝送システム1の一例を示す概要ブロック図である。 図1の送信機3の具体例を示す図である。 図1の送信機3により同時に処理が行われるシンボルの時間関係を示す図である。 (a)は図2のパルス整形部33によるパルス整形前のΩI(t)のスペクトルの一例を示す図であり、(b)はパルス整形後のΩO(t)のスペクトルの一例を示す図である。 図1の受信機5の具体例を示す図である。 (c)で与えられるインパルス応答の伝送路が与えられた場合に、1ビットADCを採用する本願発明の伝送方式により当該伝送路のインパルス応答を検出した結果(a)と、10ビットADCに変更した場合の当該伝送路のインパルス応答を検出した結果(b)とを示す図である。 図5のコリレータバンク53、55、57の構成の一例を示す図である。 マルチパス伝送路の一例を示す図である。 本願発明の他の実施の形態に係る伝送システム121の例を示す概要ブロック図である。 図9の受信機125の具体例を示す図である。 本願発明の他の実施の形態である、変調指数kFMが低変調指数である場合のMIMO伝送における受信機181の一例を示す図である。 従来の、MIMO伝送技術とOFDMを用いた信号の伝送を行う伝送システム301の概要ブロック図である。
符号の説明
1 伝送システム、3 送信機、5 受信機、7 伝送路、9 送信部、11 非線形変調部、13 アンプ部、17 受信部、18 相関受信処理部、19 受信アンテナ、21 アナログ処理部、23 ディジタル処理部、35 FM変調部、37 RF部、43 MIX部、47 1ビットADC、49 ディジタルMIX部、51 LPF、52 微分回路、53,55,58 コリレータバンク、54,57 再合成器、121 伝送システム、123 送信機、125 受信機、129,131 送信部、133,135 受信部、137 相関受信処理部、141,147 受信アンテナ、142,148 アナログ処理部、143,149 ディジタル処理部、144,151 ディジタルMIX部、145,152 LPF、146,153 微分回路、161,162,165,168,172,175 コリレータバンク、164,167,171,174 再合成器、163,170,177 干渉除去回路、181 受信機、183,185 受信部、187 相関受信処理部、189,195 受信アンテナ、191,197 アナログ処理部、193,199 ディジタル処理部、201,207 ディジタルMIX部、203,209 LPF、205,211 微分回路、213,215 コリレータバンク、217 干渉除去回路、

Claims (7)

  1. ソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機と、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機を備える伝送システムにおいて、
    前記送信手段は、前記ソース信号を定包絡線変調して前記送信信号を得る変調手段を有し、
    前記受信手段は、
    前記受信信号をIF信号へ変換する第1変換手段と、
    前記IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成するアナログ・ディジタル変換手段を有し、
    前記アナログ・ディジタル変換手段は、
    前記IF信号の振幅を基準として異なる値を出力する1ビット・アナログ・ディジタル変換処理を行うものであって、
    前記IF信号の周波数情報を損なわないサンプリング速度によって、前記IF信号の振幅が所定の値以上の場合と所定の値より小さい場合で、又は、所定の値より大きい場合と所定の値以下の場合で異なる値を出力することにより、前記IF信号のサンプリングと同時に2値化を行い、前記実サンプリング信号を生成する、伝送システム。
  2. 前記受信手段は、
    前記実サンプリング信号を複素ベースバンド信号へ変換する第2変換手段と、
    前記複素ベースバンド信号を微分して微分複素ベースバンド信号を生成する微分手段と、
    を有し、
    前記受信機は、
    前記微分複素ベースバンド信号を、前記複素ベースバンド信号を参照信号として相関受信し、相関受信の出力値を一端判定して仮判定ビットを生成する第1相関受信手段と、
    前記仮判定ビットに基づいて、変調信号レプリカを生成し、前記変調信号レプリカから参照信号を生成する再合成手段と、
    前記微分複素ベースバンド信号を、前記再合成手段により生成された参照信号により相関受信する第2相関受信手段と、
    を有する、
    請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記送信信号が受信機へと到達するときの伝送路がマルチパス伝送路である場合、
    前記第1相関受信手段及び前記第2相関受信手段は、前記伝送路の各パス毎に相関受信を行い、相関受信後の出力信号を合成する、
    請求項に記載の伝送システム。
  4. 前記ソース信号は符号分割多重信号により生成される、請求項1から3のいずれかに記載の伝送システム。
  5. 前記送信機は複数の送信手段を有し、前記受信機は複数の受信手段を有し、
    前記各送信手段により生成された送信信号は各送信手段の送信アンテナよりそれぞれ同時に同じ搬送波周波数を用いて伝送され、
    前記各送信信号は伝送路を経由し合成された後、各受信手段の受信アンテナに到達し、
    前記各受信手段はそれぞれの受信アンテナと前記複数の送信手段のいずれかの送信アンテナとを結ぶ伝送路に対して当該伝送路のパス毎に相関受信を行ない、
    前記受信機は、前記各受信手段から出力される相関受信後の出力値に含まれる干渉成分を除去する干渉除去回路を有する、
    請求項1からのいずれかに記載の伝送システム。
  6. 受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機において、
    前記受信信号は送信機において非線形変調して得られた送信信号が伝送路を経由して受信機に到達したものであり、
    前記受信信号をIF信号へ変換する変換手段と、
    前記IF信号をサンプリングして実サンプリング信号を生成するアナログ・ディジタル変換手段
    を有し、
    前記アナログ・ディジタル変換手段は、
    前記IF信号の振幅を基準として異なる値を出力する1ビット・アナログ・ディジタル変換処理を行うものであって、
    前記IF信号の周波数情報を損なわないサンプリング速度によって、前記IF信号の振幅が所定の値以上の場合と所定の値より小さい場合で、又は、所定の値より大きい場合と所定の値以下の場合で異なる値を出力することにより、前記IF信号のサンプリングと同時に2値化を行い、前記実サンプリング信号を生成する受信機。
  7. ソース信号を変調して得られる送信信号を送信アンテナより伝送する送信手段を少なくとも1つ有する送信機と、受信アンテナを経て得られた受信信号を復調する受信手段を少なくとも1つ有する受信機を備える伝送システムにおける伝送方法であって、
    前記送信手段の変調手段が前記ソース信号を定包絡線変調して前記送信信号を得るステップと、
    前記受信手段の第1変換手段が前記受信信号をIF信号へ変換するステップと、
    前記受信手段のアナログ・ディジタル変換手段が、前記IF信号の周波数情報を損なわないサンプリング速度によって、前記IF信号の振幅が所定の値以上の場合と所定の値より小さい場合で、又は、所定の値より大きい場合と所定の値以下の場合で異なる値を出力する1ビット・アナログ・ディジタル変換処理を行うことにより、前記IF信号のサンプリングと同時に2値化を行って、実サンプリング信号を生成するステップと、
    前記受信手段の第2変換手段が前記実サンプリング信号を複素ベースバンド信号へ変換するステップと、
    前記受信手段の微分手段が前記複素ベースバンド信号を微分して微分複素ベースバンド信号を生成するステップと、
    前記受信機の相関受信手段が前記微分複素ベースバンド信号を相関受信するステップと、
    を含む伝送方法。
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