JP2011048303A - 光学素子モジュールおよびその製造方法、電子素子モジュールおよびその製造方法、電子情報機器 - Google Patents

光学素子モジュールおよびその製造方法、電子素子モジュールおよびその製造方法、電子情報機器 Download PDF

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Abstract

【課題】鏡筒の絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にする。
【解決手段】第1レンズ406の環状の傾斜面406Bと、遮光ホルダ402内側の環状の傾斜面402Cとが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、第1レンズ406と第2レンズ407からなるレンズモジュール408を遮光ホルダ402の嵌合部に沿わせて高精度に位置決めする。これによって、鏡筒の絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容されたレンズモジュールや光学機能素子モジュールなどの光学素子モジュールおよびその製造方法、この光学素子モジュールと電子素子をモジュール化した電子素子モジュールおよびその製造方法、この電子素子モジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器に関する。
従来、カメラモジュールなどに用いられるレンズユニットとしては、互いに隣接するレンズに設けられた凹凸を嵌め合わせることにより、複数のレンズを鏡筒内に位置決めするものがある。
図14は、特許文献1に開示されている従来のレンズユニットの縦断面図である。
図14に示すように、従来のレンズユニット100では、絞り開口部101aを下側にして、平面視円形の鏡筒101内に、まず、第1レンズ102を挿入し、次に第2レンズ103を、第1レンズ102の凹部に挿入することにより製造される。第1レンズ102の凹部周囲の凸部斜面102aと第2レンズ103の凸部側壁である凹部斜面103aとが面で当接することにより位置決めされる。このように、レンズ同士で位置決めを行うことにより、各レンズの光軸のズレおよび光軸方向のレンズ相互の間隔を精度よく制御することができる。
特開2009−139693号公報
しかしながら、上記従来のレンズユニット100では、図15に示すように、第2レンズ103を第1レンズ102の凹部内に挿入するときに、第2レンズ103を搬送するための吸着治具104に傾きが生じた場合、凸部斜面102aと凹部斜面103aとが斜面で当接することなく、第2レンズ103は第1レンズ102に対して傾いた状態で固定されてしまう。このため、レンズ間隔が安定化せず、また、光学面の光軸Cから光軸C1へのズレや傾きが発生するため、光学特性が低下したりばらつきが発生したりするという問題が発生する。
しかも、第1レンズ外壁と鏡筒との間に隙間があるため、平面視円形の鏡筒101の絞り開口部101aの中心と、第1レンズ102の光学面の光軸Cとの位置ばらつきも生じる。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、鏡筒の絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にすることができるレンズユニットなどの光学素子モジュールおよびその製造方法、このレンズユニットを用いたカメラモジュールなどの電子素子モジュールおよびその製造方法、この電子素子モジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の光学素子モジュールは、一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容され、該遮光ホルダの絞り開口部に対向する該光学素子の光学面の外周側に傾斜面が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面が設けられ、該光学素子の傾斜面と該遮光ホルダの傾斜面とが互いに案内されて該遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とが位置決めされているものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおいて、前記遮光ホルダの絞り開口部に対向する前記光学素子の光学面の外周側に平坦部から傾斜面を介してスペーサ部が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面を介して平坦な底面が設けられ、該光学素子の傾斜面が該遮光ホルダの傾斜面に案内されて当該底面に該光学素子のスペーサ部が嵌合または、当該底面と該光学素子のスペーサ部が当接されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおいて、前記遮光ホルダの絞り開口部に対向する前記光学素子の光学面の外周側に平坦部から傾斜面を介してスペーサ部が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面を介して平坦な底面が設けられ、該光学素子の傾斜面が該遮光ホルダの傾斜面に案内されて当該底面に該光学面外周側の平坦部が嵌合または、当該底面と該光学面外周側の平坦部が当接されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける傾斜面は環状の傾斜面である。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子の環状の傾斜面は凹部を構成し、前記遮光ホルダの環状の傾斜面は凸部を構成している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子の環状の傾斜面は凸部を構成し、前記遮光ホルダの環状の傾斜面は凹部を構成している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子の環状の傾斜面および前記遮光ホルダの環状の傾斜面は、前記平坦面に対して30度〜80度の角度で傾斜している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子の環状の傾斜面および前記遮光ホルダの環状の傾斜面は、前記平坦面に対して45度〜60度の角度で傾斜している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける遮光ホルダの平面視4角形の内面と前記一または複数の光学素子の平面視4角形の外側面との隙間を30〜100μm空けている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子の環状の傾斜面と前記遮光ホルダの環状の傾斜面との隙間は最大20μmである。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける上側の光学素子裏面の光学面の外周側のスペーサ部と、下側の光学素子表面の光学面の外周側のスペーサ部との各平坦面の更に外周側にテーパ部を介して設けられた底部によって囲まれた空間部にのみ接着材が配置されて、該上側の光学素子と該下側の光学素子とが接着されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおけるテーパ部を介した底部による空間部分にのみ前記接着材が配置され、少なくとも前記上下のテーパ部による空間部分には該接着材が配置されておらず、接着時に、前記上側の光学素子と前記下側の光学素子によって該接着材が押圧されて、前記スペーサ部まで広がらない十分なスペースを、少なくともテーパ部による空間部分に有している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける複数の光学素子のうち、上側の光学素子と下側の光学素子のレンズ間隔は、該上側の光学素子のスペーサ部と、該下側の光学素子のスペーサ部の各平坦面が直に当接して全体厚さと共に規制されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける複数の光学素子のうち、前記上側の光学素子のスペーサ部と、前記下側の光学素子のスペーサ部の少なくとも各平坦面の間に遮光板が介在している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおいて、前記遮光板は、前記光学素子の光学面に対応する位置に開口部が設けられていると共に、外周縁の一部が切り欠かれた切り欠き部を有している。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける切り欠き部は、平面視4角形の角部を除く4辺に設けられているかまたは、4つの角部に形成されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける4つの角部の切り欠き部は、1/4円形状または、該角部に沿ったL字状のうちのいずれかである。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける前記光学面、その外周側の傾斜面および前記スペーサ部は透明樹脂材料により一括成型されている。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子はレンズである。
さらに、好ましくは、本発明の光学素子モジュールにおける光学素子は、出射光を直進させて出射させると共に、入射光を曲げて所定方向に入射させる光学機能素子である。
本発明の光学素子モジュールの製造方法は、本発明の上記光学素子モジュールを製造する光学素子モジュールの製造方法であって、前記遮光ホルダの開放側に光学素子モジュールを最も上側の光学素子側から挿入した後の自重により、最も上側の光学素子の傾斜面と該遮光ホルダの絞り開口の内側の傾斜面とが互いに案内されて該遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とを位置決めする組み立て工程を有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の光学素子モジュールの製造方法における組み立て工程に先立って、複数の光学面が2次元状に配列された上側のレンズウエハと、複数の光学面が2次元状に配列された下側のレンズウエハとを、その間に遮光板ウエハを挟み込んで上下の光学面の光軸と該遮光板ウエハの開口部が一致するように接着材で貼り合わて光学素子ウエハモジュールを作製する貼り合わせ工程と、該接着材にUV光を照射して樹脂硬化させるUV光照射工程と、該光学素子ウエハモジュールをダイシングラインに沿って一括切断して光学素子モジュールに個片化する切断工程とを有する。
本発明の電子素子モジュールは、光学素子モジュールの遮光ホルダ内に、前記光学素子の光学面に対向する電子素子上を覆うように透明支持基板を接着固定した撮像素子チップモジュールを、該電子素子と該光学面とが位置合わせされて固定されているものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の電子素子モジュールの製造方法は、本発明の上記学素子モジュールの製造方法を用いた光学素子モジュール組み立て工程と、前記電子素子上を覆うように透明支持基板を接着固定した電子素子チップモジュールを、該光学素子の光学面に対向する電子素子と前記光学面とを位置合わせして該遮光ホルダ内に固定する電子素子チップモジュール組み込み工程とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記光学素子モジュールが設けられた電子素子モジュールをセンサモジュールとして撮像部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記光学素子モジュールが設けられた電子素子モジュールを情報記録再生部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容され、遮光ホルダの絞り開口部に対向する光学素子の光学面の外周側に傾斜面が設けられ、遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面が設けられ、光学素子の傾斜面と遮光ホルダの傾斜面とが互いに案内されて遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とが位置決めされている。
これによって、第1レンズの傾斜面と、遮光ホルダ内側の傾斜面とが互いに案内されて、突出した傾斜面が凹んだ傾斜面に嵌合するので、例えば第1レンズと第2レンズからなるレンズモジュールを遮光ホルダの嵌合部に沿わせて高精度に位置決めすることができる。これによって、遮光ホルダの絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にすることが可能となる。
以上により、本発明によれば、第1レンズの環状の傾斜面と、遮光ホルダ内側の環状の傾斜面とが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、例えば第1レンズと第2レンズからなるレンズモジュールを遮光ホルダの嵌合部に沿わせて高精度に位置決めすることができる。これによって、遮光ホルダの絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にすることができる。
本実施形態1の電子素子モジュールの概略外観図であって、(a)はその斜視図、(b)はその上面図である。 本実施形態1の撮像素子モジュールの詳細な構成例を示す縦断面図である。 (a)は、図2の第1レンズの表面を示す平面図、(b)は、図2の第1レンズの裏面および第2レンズの表面および裏面を示す平面図である。 (a)〜(c)は、第1レンズウエハおよび第2レンズウエハをモジュール化してレンズウエハモジュールを作製する場合の各製造工程を示す要部縦断面図である。 遮光ホルダにレンズモジュールおよび撮像素子チップモジュールを収容する撮像素子モジュール組み立て工程を示す各部材の断面図である。 第1レンズウエハの一例を示す平面図である。 遮光板ウエハの一例を示す平面図であり、(a)は切断案内孔が長孔の場合を示す図、(b)は切断案内孔が十字孔およびL字孔の場合を示す図である。 第2レンズウエハの一例を示す平面図であり、(a)は遮光板ウエハの切断案内孔が長孔の場合に対応して接着材が塗布された状態を示す図、(b)は遮光板ウエハの切断案内孔が十字孔およびL字孔の場合に対応して接着材が塗布された状態を示す図である。 (a)および(b)は、図7の遮光板ウエハにおいて、一括切断を容易にするための切断案内孔とダイシングラインDLとの位置関係を示す平面図、(c)は、(a)の長孔の拡大図、(d)は、(b)の十字孔の拡大図である。 第1レンズのスペーサ部と第2レンズのスペーサ部を直に当接させない場合や、それらの間に遮光板ウエハを直に介在させない場合を説明するための図であって、(a)は第1レンズの表面形状の要部断面図、(b)はガラス板上に第1レンズが接着材で固定された場合の裏面形状の要部断面図、(c)は第1レンズと第2レンズの接合面の要部断面図、(d)、(e)および(g)は第1レンズと第2レンズで遮光板を直に挟み込んだ場合の接合面の要部断面図、(f)はガラス板と第1レンズで遮光板を直に挟み込んだ場合の接合面の要部断面図である。 図7(b)の遮光板ウエハから切断された遮光板を用いる場合と用いない場合を説明するための図であって、(a)は遮光板を用いない場合のレンズ接合面の要部断面図、(b)はその平面図、(c)はを用いる場合のレンズ接合面の要部断面図、(d)はその平面図である。 本実施形態2の撮像素子モジュールの詳細な構成例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態3として、本発明の実施形態1、2のセンサモジュールを含む固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。 特許文献1に開示されている従来のレンズユニットの縦断面図である。 図14の従来のレンズユニットにおいて組み立て時にレンズ光軸が傾く場合を示す縦断面図である。
以下に、本発明の光学素子モジュールおよびその製造方法、この光学素子モジュールを用いた電子素子モジュールおよびその製造方法を、レンズモジュールおよびその製造方法、このレンズモジュールを用いたセンサモジュールおよびその製造方法に適用した場合を実施形態1,2として図面を参照しながら詳細に説明する。また、これらのセンサモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器を実施形態3について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1の電子素子モジュール400の概略外観図であって、(a)はその斜視図、(b)はその上面図である。
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施形態1の電子素子モジュールとしての撮像素子モジュール400(センサモジュール10)は、中央部に光学面Aが設けられた一または複数のレンズなどの光学素子または光学素子モジュール(図示せず)と、撮像素子チップ401とが、光学面Aと絞り開口部Bが一致するように遮光ホルダ402内に収容されて、遮光ホルダ402により光学面A以外の上面および側面を覆って撮像素子表面を遮光している。この撮像素子モジュール400は、撮像素子ウエハモジュールから一括切断されるので、図16(b)に示すように平面視外形が4角形である。
図2は、本実施形態1の撮像素子モジュール400の詳細な構成例を示す縦断面図である。
図2に示すように、本実施形態1の撮像素子モジュール400は、被写体を撮像する複数の受光部を有する撮像素子403が中央部に配置された電子素子としての撮像素子チップ401と、この撮像素子チップ401上の撮像素子403の周囲上に配置された樹脂接着層404と、撮像素子403上を覆い、樹脂接着層404上に接着固定されたガラス板などの透明支持基板405と、この透明支持基板405の上方に、撮像素子403に各レンズ位置(各光学面Aの位置)が一致対応するように設けられた第1レンズ406および第2レンズ407を含む光学素子モジュールとしてのレンズモジュール408と、これらの撮像素子チップ401、樹脂接着層404および透明支持基板405を段差部402A下に配置し、レンズモジュール408を底面部402B下に配置して撮像光以外の外部光を遮光する遮光ホルダ402とを有している。なお、図2では、レンズウエハモジュールの1単位のレンズモジュール408を示しており、詳細に後述するが、実際には、この1単位のレンズモジュール408は、レンズウエハモジュールから切断されて多数のレンズモジュール408に個片化される。このレンズモジュール408を遮光ホルダ402内に収容し、個片電子素子(撮像素子ユニット412)を入れて撮像素子モジュール400(センサモジュール10)が作製される。
レンズモジュール408の第1レンズ406の表面は、図3(a)のように、中央部の光学面Aの外周端部から平坦面406Aさらに傾斜面406Bを介して、光学面Aを囲むように環状に突出した平坦なスペーサ部406C(平坦部または突出部)を有している。また、この第1レンズ406の裏面は、図3(b)のように、中央部の光学面Aを囲むように環状に突出した平坦なスペーサ部406D(突出部)の更に外周側に段差部(傾斜面またはテーパ面)を介して接着材配置用の底部406E(または底面部)が設けられている。この場合、光学面A、その外周側の傾斜面406Bおよびスペーサ部406Cは透明樹脂材料により一括成型されている。
第2レンズ407の表面および裏面は共に、図3(b)のように、中央部の光学面Aを囲むように環状に突出した平坦なスペーサ部407D(突出部)の更に外周側に段差部(傾斜面)を介して接着材配置用の底部407E(または底面部)が設けられている。
上側の第1レンズ406の下側のスペーサ部406Dと、下側の第2レンズ407の上側のスペーサ部407Dとの各平坦面の更に外周側の底面部406Eおよび407Eによって囲まれた空間部分に接着材409が配置されて、第1レンズ406と第2レンズ407とが互いに貼り合わされている。この場合、接着材409はUV硬化樹脂を用いる。
第1レンズ406の環状の傾斜面406Bと、遮光ホルダ402の絞り開口Bの内側の環状の傾斜面402Cとが互いに案内されて、第1レンズ406の上側のスペーサ部406Cおよび傾斜面406Bが遮光ホルダ402の傾斜面402Cに嵌合するようになっている。組み立て時に、レンズモジュール408を遮光ホルダ402内に収容し易いように、遮光ホルダ402の内面とレンズモジュール408の外側面との隙間を30〜100μm空けている。また、第1レンズ406の傾斜面406Bと遮光ホルダ402内側の傾斜面402Cとの隙間は0〜20μm空けている。傾斜面406Bの嵌合角度θは、30度〜80度程度で、さらに好ましくは、45度〜60度程度である。これによって、第1レンズ406の光学面Aと遮光ホルダ402の絞り開口部Bとの位置精度は±10μm程度と高精度となる。
上側の第1レンズ406の下側のスペーサ部406Dと、下側の第2レンズ407の上側のスペーサ部407Dとの間に遮光板410が介在している。この遮光板410は、中央部に光学面に対応して貫通孔が形成されている。また、遮光板410は、ステンレス製(SUS)の黒染め、黒色PETまたは表面に黒色金属スパッタや蒸着したPI基板などを用いることができる。ステンレス製の黒染めの遮光板は、厚さ100μm以下と薄く作れるので、厚さ方向の寸法バラツキも少なくなる。例えば厚さ20μmのステンレス製の遮光板を用いると、厚みバラツキは約±2μm程度で、これは光学的には適用可能な範囲のバラツキである。したがって、遮光板410を、スペーサ部406Dとスペーサ部407Dとの間に直接挟み込み、遮光板410の厚さも薄いため、レンズモジュール408の厚さ方向のバラツキが殆どなく、光学的な影響も少ない。
このように、図2の丸印の当接部Gに示すように、第1レンズ406と第2レンズ407のレンズ間隔およびレンズモジュール408の厚さは、スペーサ部406Dおよび407Dの環状の突出部の各平面によって当接して規制されている。即ち、第1レンズ406と第2レンズ407同士の当たり面(スペーサ部406Dおよび407D)および遮光板410の厚さでレンズ間隔を決める。この当たり面のさらに外側の底面部406Eおよび407Eに囲まれた空間部分(隙間部分)に接着材409を配置して、第1レンズ406と第2レンズ407を接着材409で接着する。これにより、接着材409の量が多くても隙間内で広がるだけで、接着材409の厚みや量のバラツキに悪影響されない。このため、レンズ間隔が安定して、レンズモジュール408の光学的な特性も安定化する。この場合にも、光学面Aの周囲に配置される接着材409に、後述するが通気孔409Aを設けて、リフロー時の接着材409の剥離を防止することができる。
図2の丸印の接着部Hに示すように、平面視四角形状(または円板状)の遮光板410の外周部が一部切り欠かれた切り欠き部411eを有しており、第1レンズ406および第2レンズ407の外周端に到達せず、隙間が空くようにしている。切り欠き部411eを設けているのは、接着材409へのUV光を遮光板410が遮らないようにして、接着材409にUV光硬化樹脂を使うことができるようにするためと、遮光板410を切断する面積を減らすためである。接着材409に熱硬化樹脂を使うと、熱処理時に上下のレンズの伸びの差からレンズが変形する虞がある。接着材409にUV光硬化樹脂を使うと、低温でUV光により接着材409を硬化させることができるため、レンズモジュール408全体の寸法安定性がよい。
遮光板410に例えばステンレス板材(SUS)を用いて、ダイシングブレードやワイヤで切断すると、刃がつまり切断面が粗らくなったりするため、切断面積をできるだけ減らすのが望ましい。遮光板410を切断する面積を減らすために切断案内孔を設ける。一括切断が容易なように、例えば切断案内孔が長孔の場合を図7(a)に示し、切断案内孔が十字孔およびL字孔の場合を図7(b)に示している。
ここで、第1レンズウエハ、遮光板ウエハおよび第2レンズウエハについて説明すると共に、遮光板ウエハを用いてダイシングラインDLについて説明する。
図6は第1レンズウエハ416の一例を示す平面図である。図6では第1レンズウエハ416において、複数の光学面Aが縦横方向に均等に配置されており、実際は、もっと多数の光学面Aがマトリクス状に配設されている。
図7は、遮光板ウエハ411の一例を示す平面図であり、(a)は切断案内孔が長孔の場合を示す図、(b)は切断案内孔が十字孔およびL字孔の場合を示す図である。図7(a)および図7(b)では複数のレンズ開口部411aが縦横方向に均等に配置されており、実際は、もっと多数のレンズ開口部411aがマトリクス状に配設されている。このレンズ開口部411aは、図6の光学面Aの位置に対応して光学面Aと同じ数だけ形成されている。このレンズ開口部411aの周囲および隣接のレンズ開口部411a間には、一括切断を容易にするための切断案内孔として、図7(a)の長孔411bや図7(b)の十字孔411cおよびL字孔411dが形成されている。図9(a)および図9(b)はそれぞれ図7(a)および図7(b)にそれぞれ対応している。
図8は、第2レンズウエハ417の一例を示す平面図であり、(a)は遮光板ウエハ411Aの切断案内孔が長孔の場合に対応して接着材409が塗布された状態を示す第2レンズウエハ417Aの平面図、(b)は遮光板ウエハ411Bの切断案内孔が十字孔、T字孔およびL字孔の場合に対応して接着材409が円形状に塗布された状態を示す第2レンズウエハ417Bの平面図である。
図9(a)および図9(b)では、図7(a)および図7(b)の各遮光板ウエハにおいて、一括切断を容易にするための切断案内孔とダイシングラインDLとの位置関係について示している。図9(c)は、図9(a)の長孔411bの拡大図である。図9(d)は、図9(b)の十字孔411cの拡大図である。
図24(a)および図24(c)では、第2レンズウエハ417A上に遮光板ウエハ411Aを重ね合わせた場合に、短冊状の長孔411bと接着材409の位置が一致している。切断案内孔の長孔411bは、その幅方向中心線であるダイシングラインDLで切断されて切り欠き部411eとなる。
図9(b)および図9(d)では、第2レンズウエハ417B上に遮光板ウエハ411Bを重ね合わせた場合に、例えば十字孔411cの中心部と円形の接着材409の位置が一致している。切断案内孔の十字孔411cは、その幅方向中心線であるダイシングラインDLで切断されて、角部に沿ったL字状の切り欠き部411eとなる。
したがって、個片化された遮光板410は、第1レンズ406および第2レンズ407の各光学面Aに対応する位置にレンズ開口部411aが設けられていると共に、その外周縁の一部が切り欠かれた切り欠き部411eを有している。この切り欠き部411eは、平面視4角形の角部を除く4辺に設けられているかまたは、4つの角部に形成されている。4つの角部の切り欠き部411eは、前述したように円形孔を十字に切断して後に残る1/4円形状と、十字孔、T字孔およびL字孔を切断した後に残る角部に沿ったL字状のうちのいずれかである。
次に、これらの第1レンズウエハ416、遮光板ウエハ411および第2レンズウエハ417をモジュール化して、後述のレンズウエハモジュール418を作製する場合について図4(a)〜図4(c)を用いて説明する。
図4(a)〜図4(c)は、第1レンズウエハ416および第2レンズウエハ417をモジュール化してレンズウエハモジュール418を作製する場合の各製造工程を示す要部縦断面図である。
まず、図4(a)の接着材塗布工程では、図8(a)および図8(b)に示すように、光学面Aを有する複数の第2レンズ407がマトリクス状に配置された第2レンズウエハ417の格子状のダイシングラインDL(図24参照)に沿って底部407E上に接着材409をディスペンス装置のノズルによって塗布する。このとき、図8(a)に示すように光学面Aの周囲4隅(通気孔409A)を除く周囲4辺に短冊状に接着材409を配置してもよい。この場合は、光学面Aの周囲4角部が通気孔409Aとなる。
また、図8(b)に示すように光学面Aの周囲4隅にのみに4角形状または円形状に接着材409を配置してもよい。この場合は、光学面Aの周囲4辺が通気孔409Aとなる。
なお、ここでは、第2レンズウエハ417の表面における第2レンズ407間の底部407E上に接着材409を塗布したが、これに限らず、第1レンズウエハ416の裏面における第1レンズ406間の底部406E上に接着材409を塗布してもよく、または、遮光板ウエハ411の所定箇所に接着材409を塗布してもよい。この遮光板ウエハ411の所定箇所は、底部406Eおよび底部407Eに対応する切断案内孔の箇所である。
次に、図4(b)の貼り合わせ工程では、第1レンズウエハ416の各第1レンズ406における光学面Aの各光軸と、第2レンズウエハ417の各第2レンズ407における光学面Aの各光軸とがそれぞれ一致し、かつ、遮光板ウエハ411のレンズ開口部411aの中心と光学面Aの各光軸とがそれぞれ一致するようにアライメントを取って、ウェハスケールで形成された上側の第1レンズウエハ416と下側の第2レンズウエハ417とを、その間に遮光板ウエハ411を挟み込んで接着材409で貼り合わてモジュール化する。その後、紫外線(UV)をウエハ上面から照射して接着材409を硬化させる。この場合は、遮光板ウエハ411は接着材409で接着されているが、詳細に後述するように遮光板ウエハ411が接着材409と離間して接着されていなくてもよい。
このように、接着材409にUV硬化樹脂を用いることが好ましい。これは、接着材409に熱硬化樹脂を用いると、過熱時に、第1レンズウエハ416と第2レンズウエハ417との伸び方に違いが生じて、上下の第1レンズ406と第2レンズ407の位置がずれる虞があるからである。また、接着材409として、UV光でも熱でも硬化する樹脂を用いるのも効果的である。この場合、遮光板ウエハ411で隠れた樹脂部分は熱で硬化できるので、まずはUV樹脂硬化により、上下の第1レンズ406と第2レンズ407の位置を固定した後に、熱処理を行えば、上下の第1レンズ406と第2レンズ407の位置ずれは生じ難くなる。
続いて、図4(c)の切断工程に示すように、ウェハスケールの第1レンズウェハ416の複数の第1レンズ406の表面側、または第2レンズウエハ417の複数の第2レンズ407の裏面側に切断保持テープ(図示せず)を貼り付ける。切断保持テープと反対面側に切断保護テープ(図示せず)を貼り付けてもよい。さらに、点線で示すダイシングラインDLに沿ってレンズウエハモジュール418を一括切断してレンズモジュール408に個片化する。
ここで、撮像素子ウエハ401上を覆うようにガラス板などのウエハ状の透明支持基板を樹脂接着層404により接着固定して撮像素子ウエハユニットを作製する。この撮像素子ウエハユニットをダイシングラインDLに沿って一括切断して、図5の撮像素子チップモジュール412として個片化する。
さらに、図5の撮像素子モジュール組み立て工程に示すように、開放部が上になるように遮光ホルダ402を逆さに設置し、レンズモジュール408を第1レンズ406側から挿入して第1レンズ406の傾斜面406Bを遮光ホルダ402の傾斜面402Cに嵌合させる。その後、レンズモジュール408の自重で、第1レンズ406の環状の傾斜面406Bと遮光ホルダ402の絞り開口Bの内側の環状の傾斜面402Cとが互いに案内されて第1レンズ406の上側のスペーサ部406Cが遮光ホルダ402の底面部402Bに精度よく嵌合する。さらに、レンズモジュール408を遮光ホルダ402内に接着材などで固定する。その後、遮光ホルダ402の段差部402A上に撮像素子チップモジュール412の透明支持基板405側を設置して接着材などで固定する。これによって、撮像素子モジュール400を製造することができる。
このように、撮像素子モジュール400の製造方法は、遮光ホルダ402の開放側に最も上側の第1レンズ406側から挿入した後に自重により、最も上側の第1レンズ406の傾斜面406Bと遮光ホルダ402の絞り開口Bの内側の傾斜面402Cとが互いに案内されて遮光ホルダ402の絞り開口部Bと第1レンズ406の光学面Aとを位置決めするレンズモジュール組み立て工程と、撮像素子403上を覆うように透明支持基板405を接着固定した撮像素子チップモジュール412を、撮像素子403と光学面Aとを位置合わせして遮光ホルダ402内に固定する撮像素子チップモジュール組み立て工程とを有している。このようにして、遮光ホルダ402内に、レンズまたはレンズモジュール408と撮像素子チップモジュール412とが位置合わせされて固定される撮像素子モジュール400を得ることができる。
このように、遮光カバーである遮光ホルダ402に対して、レンズモジュール408を途中まで挿入し、その後は、レンズモジュール408を落下させて嵌合部(傾斜面402Cおよび406B)で斜面に沿わせて精度よく位置決めし、その後、撮像素子チップモジュール412を遮光ホルダ402内に搭載する。
10μm程度の位置決め精度を持つ部品搬送装置は非常に高額であるが、30μm程度の位置決め精度を持つ部品搬送装置であれば比較的安価であるため、隙間が30μm程度の位置決めまでは、レンズモジュール408を遮光ホルダ402まで持って行って挿入し、その後は落下させてレンズモジュール408を遮光ホルダ402の嵌合部(傾斜面402Cおよび406B)に沿わせて高精度に位置決めすることができる。
図10は、図9(a)の遮光板ウエハ411Aを用いる場合と用いない場合を説明するための図であって、(a)は第1レンズ406の表面形状の要部断面図、(b)は底部のない平坦部上に第1レンズ406が接着材409で固定された場合の裏面形状の要部断面図、(c)は第1レンズ406と第2レンズ407の接合面の要部断面図、(d)、(e)および(g)は第1レンズ406と第2レンズ407で遮光板410を直に挟み込んだ場合の接合面の要部断面図、(f)は底部のない平坦部上に第1レンズ406で遮光板410を直に挟み込んだ場合の接合面の要部断面図である。
図10(b)および図10(c)は遮光板410を用いない場合であって、図10(b)では、底部のない平坦部上に第1レンズ406のスペーサ部406Dが直に当接してレンズ間隔を安定化させ、スペーサ部406Dの外周側の底面部406Eの空間部分に接着材409が配置されている。この場合、底部のない平坦部と第1レンズ406との組み合わせは、例えば底部のない第2レンズと底部のある第1レンズ406との組み合わせ、ガラス板などの透明支持体と底部のある第1レンズ406との組み合わせがある。
図10(c)では、第1レンズ406のスペーサ部406Dと第2レンズ407のスペーサ部407Dが直に当接してレンズ間隔を安定化させ、スペーサ部406Dおよび407Dの外周側の底面部406Eおよび407Eの空間部分に接着材409が配置されている。
また、図10(d)〜図10(g)は遮光板410を用いる場合であって、図10(d)は切断位置と一致した遮光板410Aを用いる場合、図10(e)は遮光板410Aよりも短く接着材409の内部に位置した遮光板410Bを用いる場合(切断案内孔を有する場合)、図10(f)および図10(g)は接着材409と離間した遮光板410Cおよび410Eを用いる場合を示している。
ここで、図10(d)〜図10(g)のメリットおよびデメリットについて説明する。
図10(d)では、切断外周ぎりぎりまで遮光板410Aの外周端部があるので遮光性に優れている。遮光板410Aは、切断に関して、切断面積が増えるのでよくない。また、レンズと遮光板410Aという異なる材料を接着材409で接着しているので、例えばリフローの熱処理時に遮光板410Aまたはレンズ底部の界面で接着材409に剥離が発生する虞がある。
図10(e)では、図25(d)の場合に比べて、遮光板410Bに隙間(切り欠き部411e)がある分だけ若干遮光性が落ちるものの、切断面積が減るので切断性は良くなる。隙間(切り欠き部411e)を通して、レンズと接着材409だけで接着している部分があるので、接着材409は剥離し難くなる。
図10(f)および図10(g)では、図10(e)の場合にに比べて、隙間(切り欠き部411e)が大きく空いている分だけ更に遮光性は落ちるものの、切断性については同等、剥離性については、レンズと接着材409だけで接着している部分が増えるので更に良くなる。
第1レンズ406のスペーサ部406Dと第2レンズ407のスペーサ部407Dを直に当接していない場合で、リフロー時に、通気孔409Aを有して樹脂剥がれを防止する事例として、図11(a)〜図11(d)を用いて説明する。
図11は、第1レンズのスペーサ部と第2レンズのスペーサ部を直に当接させない場合について説明するための図であって、(a)は遮光板410Fを用いない場合のレンズ接合面の要部断面図、(b)はその平面図、(c)は遮光板410Fを用いる場合のレンズ接合面の要部断面図、(d)はその平面図である。
図11(a)〜図11(d)に示すように、上側の光学素子のスペーサ部420の平坦面の更に外周側の平坦部と、下側の光学素子のスペーサ部421の平坦面の更に外周側の連なった平坦部によって囲まれた空間部分に接着材409が配置されている。この場合、上側の光学素子のスペーサ部420と、下側の光学素子のスペーサ部421の各平坦面が直に当接していない。
また、図26(c)および図26(d)に示すように、複数の光学素子のうち、上側の光学素子のスペーサ部420と、下側の光学素子のスペーサ部421の各平坦面の間に遮光板410Fが介在しているものの、遮光板410Fはスペーサ部420および421と接しておらず、遮光板410Fは接着材409を介してスペーサ部420および421と接している。この場合は、接着材409は切断案内孔の位置に配置されて遮光板410Fと上下のレンズを接着しているが、接着材409は遮光板410Fの切断案内孔の位置に配置されるとは限らず、遮光板と上側レンズ間、および遮光板と下側レンズ間に、接着材409を配置してもよい。
以上により、実施形態1によれば、遮光ホルダ402の絞り開口部Bに対向する第1レンズ406の光学面Aの外周側に平坦部406Aから傾斜面406Bを介してスペーサ部406Cが設けられ、遮光ホルダ402の絞り開口部裏側内面には、第1レンズ406の傾斜面406Bに対向するように傾斜面402Cを介して平坦な底面402Bが設けられ、第1レンズ406の傾斜面406Bが遮光ホルダ402の傾斜面402Cに案内されて底面402Bにスペーサ部406Cが嵌合されている。このように、第1レンズ406の環状の傾斜面406Bと、遮光ホルダ402内側の環状の傾斜面402Cとが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、レンズモジュール408を遮光ホルダ402の嵌合部に沿わせて高精度に位置決めすることができる。これによって、遮光ホルダ402の絞り開口部Bおよびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止することができて光学特性を良好にすることができる。
また、本実施形態1によれば、上側の第1レンズ406と下側の第2レンズ407が遮光ホルダ402内に収容され、上側の第1レンズ406のスペーサ部406Dと下側の第2レンズ407のスペーサ部407Dの少なくとも各平坦面の間に遮光板410が介在されており、この遮光板410は、光学素子の光学面に対応する位置に開口部411aが形成されていると共に、遮光板410の外周縁の一部が切り欠かれた切り欠き部411eを有している。このように、遮光板410を薄くすることにより、レンズ相互の間隔のばらつきをより抑制して光学特性を良好にすると共に、遮光板410の外周縁の一部が切り欠かれた切り欠き部411eを有しているので切断面積が少なくなって、一括切断時に、より良好に切断することができる。
また、遮光板410の外周部が第1レンズ406および第2レンズ407の外周端に到達せず、切り欠き部411eによって隙間が空くようにしているため、接着材409へのUV光を遮光板410が遮らない。このため、従来の熱処理時に上下のレンズの伸びの差からレンズが変形するのを回避することができて、レンズモジュール408全体の寸法安定性がよい。
(実施形態2)
上記実施形態1では、光学素子の環状の傾斜面は凹部を構成し、遮光ホルダの環状の傾斜面は凸部を構成する場合、即ち、第1レンズ406の凹部環状の傾斜面406Bと、遮光ホルダ402の絞り開口Bの内側に突出した凸部環状の傾斜面402Cとが互いに案内されてレンズモジュール408と遮光ホルダ402が精度よく位置決めされる場合について説明したが、本実施形態2では、光学素子の環状の傾斜面は凸部を構成し、遮光ホルダの環状の傾斜面は凹部を構成する場合、即ち、第1レンズ側が凸部環状の傾斜面を有し、遮光ホルダ側が絞り開口の内側で凹んだ凹部環状の傾斜面を有する場合について説明する。
図12は、本実施形態2の撮像素子モジュール500の詳細な構成例を示す縦断面図である。なお、図2の部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してさらに説明する。
図12に示すように、本実施形態2の撮像素子モジュール500は、被写体を撮像する複数の受光部を有する撮像素子403が中央部に配置された電子素子としての撮像素子チップ401と、この撮像素子チップ401上の撮像素子403の周囲上に配置された樹脂接着層404と、撮像素子403上を覆い、樹脂接着層404上に接着固定されたガラス板などの透明支持基板405と、この透明支持基板405の上方に、撮像素子403に各レンズ位置(各光学面Aの位置)が一致対応するように設けられた第1レンズ506および第2レンズ407からなる光学素子モジュールとしてのレンズモジュール508と、これらの撮像素子チップ401、樹脂接着層404および透明支持基板405を段差部502A上に配置し、レンズモジュール508を底面部502B上に配置して撮像光以外の外部光を遮光する遮光ホルダ502とを有している。なお、図12では、レンズウエハモジュールの1単位のレンズモジュール508を示しており、実際には、この1単位のレンズモジュール508は、レンズウエハモジュールから切断されて多数のレンズモジュール508に個片化される。このレンズモジュール508を遮光ホルダ502内に収容し、個片電子素子(撮像素子ユニット412)を入れて撮像素子モジュール500(センサモジュール10A)が作製される。
要するに、ここで異なる部材は、遮光ホルダ502と第1レンズ506である。第1レンズ506は、光学面Aおよびその周囲の平坦部506Aが突出した凸部環状の傾斜面506Bを有し、遮光ホルダ502は、絞り開口Bの内側で凹んだ凹部環状の傾斜面502Cを有している。第1レンズ506の環状の傾斜面506Bと、遮光ホルダ502の絞り開口Bの内側の環状の傾斜面502Cとが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面506Bが凹んだ環状の傾斜面502Cに嵌合または当接するようになっている。
組み立て時に、レンズモジュール508を遮光ホルダ502内に収容し易いように、遮光ホルダ502の内面とレンズモジュール508の外側面との隙間を30〜100μm空けている。また、第1レンズ506の傾斜面506Bと遮光ホルダ502内側の傾斜面502Cとの隙間は0〜20μm空けている。傾斜面506Bの嵌合角度θも、前述したように30度〜80度程度で、さらに好ましくは、45度〜60度程度である。これによって、第1レンズ506の光学面Aと遮光ホルダ502の絞り開口部Bとの位置精度は±10μm程度と高精度となる。
上側の第1レンズ506の下側のスペーサ部506Dと、下側の第2レンズ407の上側のスペーサ部407Dとの各平坦面の更に外周側の底面部506Eおよび507Eによって囲まれた空間部分に接着材409が配置されて、第1レンズ506と第2レンズ407とが互いに貼り合わされている。
以上により、本実施形態2によれば、遮光ホルダ502の絞り開口部Bに対向する第1レンズ506の光学面Aの外周側に平坦部506Aから傾斜面506Bを介してスペーサ部506Cが設けられ、遮光ホルダ502の絞り開口部裏側内面には、第1レンズ506の傾斜面506Bに対向するように傾斜面502Cを介して平坦な底面502Dが設けられ、第1レンズ506の傾斜面506Bが遮光ホルダ502の傾斜面502Cに案内されて底面部502Dに光学面外周側の平坦部506Aが嵌合されている。このように、第1レンズ506の環状の傾斜面506Bと、遮光ホルダ502内側の環状の傾斜面502Cとが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、レンズモジュール508を遮光ホルダ502の嵌合部に沿わせて高精度に位置決めすることができる。これによって、遮光ホルダ502の絞り開口部Bおよびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止することができて光学特性を良好にすることができる。
なお、本実施形態2では、底面部502D(天面部)の厚さtは0.2mm程度以上ないと、剛性がなく強度に問題が生じるものの、本実施形態2の撮像素子モジュール500の方が本実施形態1の撮像素子モジュール400よりも全体厚さTを小さく(低く)することができる。本実施形態2のデメリットとしては、スペーサ部506Cよりも光学面Aが突出しているため、貼り合わせなどのプロセス過程で光学面Aに傷や汚れが付け易くなる。
(実施形態3)
図13は、本発明の実施形態3として、本発明の実施形態1、2のセンサモジュール10または10Aを含む固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図13において、本実施形態3の電子情報機器90は、上記実施形態1、2のセンサモジュール10または10Aからの撮像信号を各種信号処理してカラー画像信号を得る固体撮像装置91と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を記録用に所定の信号処理した後にデータ記録可能とする記録メディアなどのメモリ部92と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示可能とする液晶表示装置などの表示手段93と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を通信用に所定の信号処理をした後に通信処理可能とする送受信装置などの通信手段94と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を印刷用に所定の信号処理をした後に印刷処理可能とするプリンタなどの画像出力手段95とを有している。なお、この電子情報機器90として、これに限らず、固体撮像装置91の他に、メモリ部92と、表示手段93と、通信手段94と、プリンタなどの画像出力手段95とのうちの少なくともいずれかを有していてもよい。
この電子情報機器90としては、前述したように例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラ、ドアホンカメラ、車載用後方監視カメラなどの車載用カメラおよびテレビジョン電話用カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置および携帯端末装置(PDA)などの画像入力デバイスを有した電子機器が考えられる。
したがって、本実施形態3によれば、この固体撮像装置91からのカラー画像信号に基づいて、これを表示画面上に良好に表示したり、これを紙面にて画像出力手段95により良好にプリントアウト(印刷)したり、これを通信データとして有線または無線にて良好に通信したり、これをメモリ部92に所定のデータ圧縮処理を行って良好に記憶したり、各種データ処理を良好に行うことができる。
なお、上記実施形態3の電子情報機器90に限らず、本発明の電子素子モジュールを情報記録再生部に用いたピックアップ装置などの電子情報機器であってもよい。この場合のピックアップ装置の光学素子としては、出射光を直進させて出射させると共に、入射光を曲げて所定方向に入射させる光学機能素子(例えばホログラム光学素子)である。また、ピックアップ装置の電子素子としては、出射光を発生させるための発光素子(例えば半導体レーザ素子またはレーザチップ)および入射光を受光するための受光素子(例えばフォトIC)を有している。
なお、本実施形態1、2では、特に詳細には説明しなかったが、一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容され、該遮光ホルダの絞り開口部に対向する該光学素子の光学面の外周側に傾斜面が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面が設けられ、該光学素子の傾斜面と該遮光ホルダの傾斜面とが互いに案内されて該遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とが位置決めされていることにより、第1レンズの環状の傾斜面と、遮光ホルダ内側の環状の傾斜面とが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、遮光ホルダの絞り開口部Bおよびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止することができて光学特性を良好にすることができる本発明の目的を達成することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜3を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜3に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜3の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容されたレンズモジュールや光学機能素子モジュールなどの光学素子モジュールおよびその製造方法、この光学素子モジュールと電子素子をモジュール化した電子素子モジュールおよびその製造方法、この電子素子モジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の分野において、第1レンズの環状の傾斜面と、遮光ホルダ内側の環状の傾斜面とが互いに案内されて、突出した環状の傾斜面が凹んだ環状の傾斜面に嵌合するため、例えば第1レンズと第2レンズからなるレンズモジュールを遮光ホルダの嵌合部に沿わせて高精度に位置決めすることができる。これによって、鏡筒の絞り開口部およびその中心に対するレンズ光軸Cのずれや傾きを防止して光学特性を良好にすることができる。
400、500 撮像素子モジュール
401 撮像素子チップ(電子素子チップ)
402、502 遮光ホルダ
402B、406B、502C、506B 傾斜面
403 撮像素子
404 樹脂接着層
405 透明支持基板
406、506 第1レンズ
406A、506A 平坦面
406C、406D、407D、506C スペーサ部
406E、407E、502D 底面部(底部)
407 第2レンズ
408、508 レンズモジュール
409 接着材
409A 通気孔
410、410A〜410C、410E 遮光板
411a レンズ開口部(貫通孔)
411b 長孔(短冊状孔)
411c 十字孔
411d L字孔
411e 切り欠き部
411、411A、411B 遮光板ウエハ
412 撮像素子チップモジュール
416 第1レンズウエハ
417 第2レンズウエハ
418 レンズウエハモジュール
420、421 スペーサ部
A 光学面
B 絞り開口部
G 当接部
H 接着部

Claims (26)

  1. 一または複数の光学素子が遮光ホルダ内に収容され、該遮光ホルダの絞り開口部に対向する該光学素子の光学面の外周側に傾斜面が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面が設けられ、該光学素子の傾斜面と該遮光ホルダの傾斜面とが互いに案内されて該遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とが位置決めされている光学素子モジュール。
  2. 前記遮光ホルダの絞り開口部に対向する前記光学素子の光学面の外周側に平坦部から傾斜面を介してスペーサ部が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面を介して平坦な底面が設けられ、該光学素子の傾斜面が該遮光ホルダの傾斜面に案内されて当該底面と該光学素子のスペーサ部が当接されている請求項1に記載の光学素子モジュール。
  3. 前記遮光ホルダの絞り開口部に対向する前記光学素子の光学面の外周側に平坦部から傾斜面を介してスペーサ部が設けられ、該遮光ホルダの絞り開口部裏側内面には、該光学素子の傾斜面に対向するように傾斜面を介して平坦な底面が設けられ、該光学素子の傾斜面が該遮光ホルダの傾斜面に案内されて当該底面と該光学面外周側の平坦部が当接されている請求項1に記載の光学素子モジュール。
  4. 前記傾斜面は環状の傾斜面である請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子モジュール。
  5. 前記光学素子の環状の傾斜面は凹部を構成し、前記遮光ホルダの環状の傾斜面は凸部を構成している請求項1または2に記載の光学素子モジュール。
  6. 前記光学素子の環状の傾斜面は凸部を構成し、前記遮光ホルダの環状の傾斜面は凹部を構成している請求項1または3に記載の光学素子モジュール。
  7. 前記光学素子の環状の傾斜面および前記遮光ホルダの環状の傾斜面は、前記平坦面に対して30度〜80度の角度で傾斜している請求項4に記載の光学素子モジュール。
  8. 前記光学素子の環状の傾斜面および前記遮光ホルダの環状の傾斜面は、前記平坦面に対して45度〜60度の角度で傾斜している請求項7に記載の光学素子モジュール。
  9. 前記遮光ホルダの平面視4角形の内面と前記一または複数の光学素子の平面視4角形の外側面との隙間を30〜100μm空けている請求項4または7に記載の光学素子モジュール。
  10. 前記光学素子の環状の傾斜面と前記遮光ホルダの環状の傾斜面との隙間は最大20μmである請求項4または9に記載の光学素子モジュール。
  11. 上側の光学素子裏面の光学面の外周側のスペーサ部と、下側の光学素子表面の光学面の外周側のスペーサ部との各平坦面の更に外周側にテーパ部を介して設けられた底部によって囲まれた空間部にのみ接着材が配置されて、該上側の光学素子と該下側の光学素子とが接着されている請求項1〜3のいずれかに光学素子モジュール。
  12. 前記テーパ部を介した底部による空間部分にのみ前記接着材が配置され、少なくとも前記上下のテーパ部による空間部分には該接着材が配置されておらず、接着時に、前記上側の光学素子と前記下側の光学素子によって該接着材が押圧されて、前記スペーサ部まで広がらない十分なスペースを、少なくともテーパ部による空間部分に有している請求項11に記載の光学素子モジュール。
  13. 前記複数の光学素子のうち、上側の光学素子と下側の光学素子のレンズ間隔は、該上側の光学素子のスペーサ部と、該下側の光学素子のスペーサ部の各平坦面が直に当接して全体厚さと共に規制されている請求項11に記載の光学素子モジュール。
  14. 前記複数の光学素子のうち、前記上側の光学素子のスペーサ部と、前記下側の光学素子のスペーサ部の少なくとも各平坦面の間に遮光板が介在している請求項11に記載の光学素子モジュール。
  15. 前記遮光板は、前記光学素子の光学面に対応する位置に開口部が設けられていると共に、外周縁の一部が切り欠かれた切り欠き部を有している請求項14に記載の光学素子モジュール。
  16. 前記切り欠き部は、平面視4角形の角部を除く4辺に設けられているかまたは、4つの角部に形成されている請求項15に記載の光学素子モジュール。
  17. 前記4つの角部の切り欠き部は、1/4円形状または、該角部に沿ったL字状のうちのいずれかである請求項16に記載の光学素子モジュール。
  18. 前記光学面、その外周側の傾斜面および前記スペーサ部は透明樹脂材料により一括成型されている請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子モジュール。
  19. 前記光学素子はレンズである請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子モジュール。
  20. 前記光学素子は、出射光を直進させて出射させると共に、入射光を曲げて所定方向に入射させる光学機能素子である請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子モジュール。
  21. 請求項1〜20のいずれかに記載の光学素子モジュールを製造する光学素子モジュールの製造方法であって、前記遮光ホルダの開放側に光学素子モジュールを最も上側の光学素子側から挿入した後の自重により、最も上側の光学素子の傾斜面と該遮光ホルダの絞り開口の内側の傾斜面とが互いに案内されて該遮光ホルダの絞り開口部と該光学素子の光学面とを位置決めする組み立て工程を有する光学素子モジュールの製造方法。
  22. 前記組み立て工程に先立って、
    複数の光学面が2次元状に配列された上側のレンズウエハと、複数の光学面が2次元状に配列された下側のレンズウエハとを、その間に遮光板ウエハを挟み込んで上下の光学面の光軸と該遮光板ウエハの開口部が一致するように接着材で貼り合わて光学素子ウエハモジュールを作製する貼り合わせ工程と、
    該接着材にUV光を照射して樹脂硬化させるUV光照射工程と、
    該光学素子ウエハモジュールをダイシングラインに沿って一括切断して光学素子モジュールに個片化する切断工程とを有する請求項21に記載の光学素子モジュールの製造方法。
  23. 請求項1〜20のいずれかに記載の光学素子モジュールの遮光ホルダ内に、
    前記光学素子の光学面に対向する電子素子上を覆うように透明支持基板を接着固定した撮像素子チップモジュールを、該電子素子と該光学面とが位置合わせされて固定されている電子素子モジュール。
  24. 請求項21または22に記載の光学素子モジュールの製造方法を用いた光学素子モジュール組み立て工程と、
    前記電子素子上を覆うように透明支持基板を接着固定した電子素子チップモジュールを、該光学素子の光学面に対向する電子素子と前記光学面とを位置合わせして該遮光ホルダ内に固定する電子素子チップモジュール組み込み工程とを有する電子素子モジュールの製造方法。
  25. 請求項19に記載の光学素子モジュールが設けられた電子素子モジュールをセンサモジュールとして撮像部に用いた電子情報機器。
  26. 請求項20に記載の光学素子モジュールが設けられた電子素子モジュールを情報記録再生部に用いた電子情報機器。
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