JP2011048222A - 光源装置、光ビーム走査装置及び画像形成装置、並びに光源調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源装置70を光ビーム走査装置の光源ハウジングに装着した後、光源装置70の調整機構部のフック部72f1と光学ハウジングとの間を引張ばね101bで連結して、ストッパ部73sにより歯止めがかかるまで環状凸部72gを回転軸として光源装置70を一方向raに回転させ、さらに、角度調整部(角溝72f2、逃げ穴72f3、ナット部材72n)及び角度調整治具(調整ねじ101n、ステイ101s)からなる角度調整手段により引張ばね101bの力に抗して環状凸部72gを回転軸として光源装置70を前記一方向とは逆方向rbに回転させ、前記光ビーム走査装置における光源装置70の面発光光源の傾き量γを調整して固定する。
【選択図】図23
Description
〔1〕 複数の発光源(VCSEL)を該発光源から発光される光ビームの射出方向と直交する面内に2次元に配列してなる面発光光源(面発光光源10a)と該面発光光源を収容するパッケージ(パッケージ10b)とから構成される光源手段(光源手段10)を実装した回路基板(回路基板75)と、前記光源手段からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束または発散状態の光束とするカップリングレンズ(カップリングレンズ11)を少なくとも含む複数の光学素子を保持する光学素子ホルダ(光学素子ホルダ72)と、前記光学素子ホルダから当該光源装置の前面側に突出する箱型ケースであって該光学素子ホルダが保持する複数の光学素子を箱型ケース内に収納して保護する保護カバー(保護カバー73)と、が一体化されてなり、光ビーム走査装置の光学ハウジング(光学ハウジング101)に装着したときに、前記光源手段の光軸を中心軸として当該光源装置を回転可能に支持する円筒部(環状凸部72g)と、該円筒部を回転軸とする当該光源装置の回転を所定位置で歯止めするストッパ部(ストッパ部73s)と、前記円筒部を回転軸として当該光源装置を一方向に回転させるための力が作用する力点部(フック部72f1)と、この力に抗して前記円筒部を回転軸とする当該光源装置の回転角度(傾き量γ)を調整するための角度調整部(角溝72f2、逃げ穴72f3、ナット部材72n)と、を有する調整機構部を備えることを特徴とする光源装置(光源装置70、図4,図5,図7,図11,図19)。
〔2〕 前記円筒部とストッパ部がそれぞれ前記保護カバーの外面または前記光学素子ホルダ上に設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置。
〔3〕 前記力点部と角度調整部が前記光学素子ホルダに設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置。
〔4〕 前記光学素子ホルダは、前記光源手段の光軸と直交する方向に延びるアーム部(アーム部72p2)を少なくとも1つ有し、該アーム部に前記力点部と角度調整部を有することを特徴する前記〔3〕に記載の光源装置(図11)。
〔5〕 前記光学素子ホルダは、前記光源手段の光軸と直交する方向であってお互いに反対方向に延びる一対の前記アーム部を有することを特徴とする前記〔4〕に記載の光源装置。
〔6〕 前記光源手段の光軸方向において、光源手段側から、当該光源装置の重心位置(1)、前記力点部(2)、当該光源装置の光学ハウジング壁面との光軸方向当接部(3)、前記円筒部(4)の順に配置されてなることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置(図24)。
〔7〕 前記回路基板と光学素子ホルダとの間に配置され、前記回路基板の光源手段が実装された面を覆うように該回路基板と連結することにより前記パッケージと当接して当該光源装置における前記面発光光源の位置を決めて固定し、前記光学素子ホルダと連結することにより前記面発光光源に対する複数の光学素子の位置を決める中間ホルダ(中間ホルダ71)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置(図4,図5)。
〔8〕 前記光源手段のパッケージは、光軸方向(x軸方向)、光軸に直交する一の方向である主走査方向(y軸方向)、光軸に直交しかつ主走査方向に直交する他の方向である副走査方向(z軸方向)のそれぞれの方向に面する3つの基準面を有し、前記中間ホルダは、前記パッケージの3つの基準面が当接して前記面発光光源の位置を決める突き当て部を有することを特徴とする前記〔7〕に記載の光源装置(図7,図8)。
〔9〕 前記複数の光学素子、保持手段それぞれの形状は、前記光源手段の光軸を含む平面内のある軸に対して線対称であることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置。
〔10〕 前記回路基板は、光ビームの光量を検出する光検出器(光検出器17)を有し、前記光学素子ホルダは、前記面発光光源からの光ビームを分割する光束分割素子(アパーチャミラー13)と、該光束分割素子により分割された一方の光ビームの絞りとなるアパーチャ(第2アパーチャ15)と、該アパーチャを通った光ビームを前記光検出器に導く集光レンズ(集光レンズ16)と、を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の光源装置(図5,図6,図13)。
〔11〕 前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の光源装置と、前記光源装置からの光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された光ビームを被走査面に結像する結像光学系と、を光学ハウジングに備えることを特徴とする光ビーム走査装置(光ビーム走査装置100、図2,図3)。
〔12〕 前記〔11〕に記載の光ビーム走査装置と、前記光ビーム走査装置からの光ビームが結像し、静電像が形成される感光体と、前記静電像をトナーにより現像する現像手段と、現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置(画像形成装置500、図1)。
〔13〕 前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の光源装置(光源装置70)を光ビーム走査装置の光学ハウジング(光源ハウジング101)に装着するときの光源調整方法であって、前記光学ハウジングの壁面の所定位置に前記光源装置の光学素子ホルダの所定部分(ハウジング突き当て面72i)を当接させて、前記光源手段の光軸方向、主走査方向、副走査方向の位置を決め、ついで、前記調整機構部の力点部(フック部72f1)と光学ハウジングとの間を弾性部材(引張ばね101b)で連結して、前記ストッパ部(ストッパ部73s)により歯止めがかかるまで前記円筒部(環状凸部72g)を回転軸として前記光源装置を一方向(ra)に回転させ、さらに、前記角度調整部(角溝72f2、逃げ穴72f3、ナット部材72n)及び角度調整治具(調整ねじ101n、ステイ101s)からなる角度調整手段により前記弾性部材の力に抗して前記円筒部を回転軸として前記光源装置を前記一方向とは逆方向(rb)に回転させ、前記光ビーム走査装置における前記面発光光源の傾斜角度(傾き量γ)を調整して固定することを特徴とする光源調整方法(図19,図23)。
本発明の光ビーム走査装置によれば、γ調整が精度良く行われて装着される本発明の光源装置を用いるので、経時的にも精度が良く信頼性が高い光ビームの走査を実現することができる。
本発明の画像形成装置によれば、本発明の光ビーム走査装置を備えるので、高品位な画像品質を簡便に得ることができ、その画像品質を経時的にも信頼性が高く、安定的に維持することが可能となる。
本発明の光源調整方法によれば、光ビーム走査装置の光学ハウジングに装着するときに、光源手段の光軸を中心軸として光源装置を回転させて面発光光源の傾き調整(γ調整)を簡便かつ精度良く行うことができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。
図1に示すように、画像形成装置500は、例えば、黒、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像をシート状の記録媒体(用紙ともいう)上に重ね合わせて転写することにより、多色画像を印刷するタンデム方式の電子写真方式のカラープリンタである。この画像形成装置500は、光ビーム走査装置100、4本の感光体ドラム30A,30B,30C,30D、転写ベルト40、給紙トレイ60、給紙コロ54、第1レジストローラ56、第2レジストローラ52、定着ローラ50、排紙ローラ58、前記各部を統括的に制御する不図示の制御装置、及び前記構成部品を収容するハウジング501などを備えている。
図2は光ビーム走査装置100の構成を示す斜視図であり、図3は光ビーム走査装置100の構成を示す断面図である。図2及び図3を総合的に見ると分かるように、光ビーム走査装置100は、ポリゴンミラー104、ポリゴンミラー104の−Z方向に順次配置されたfθレンズ105、反射ミラー106B及び反射ミラー106A、fθレンズ105の下方に配置された反射ミラー108B、この反射ミラー108Bの−Z方向に順次配置されたトロイダルレンズ107B、反射ミラー108A、トロイダルレンズ107A、並びにポリゴンミラー104の+Z方向に配置されたfθレンズ305、反射ミラー306C及び反射ミラー306D、fθレンズ305の下方に配置された反射ミラー308C、この反射ミラー308Cの+Z方向に順次配置されたトロイダルレンズ307C、反射ミラー308D、トロイダルレンズ307Dを備える走査光学系と、感光体ドラム30A,30Bを走査する光ビーム(レーザ光)をポリゴンミラー104へ入射させる光学系200Aと、感光体ドラム30C,30Dを走査する光ビーム(レーザ光)をポリゴンミラー104へ入射させる光学系200Bの2つの光学系と、を備えている。
上位装置から画像情報が供給されると、光学系200Aの光源装置70から出射されたレーザ光は、光束分割プリズム202によって上下方向に2分割される。分割されたレーザ光それぞれは、液晶素子203A,203Bを透過することで副走査方向の位置補正がなされた後、シリンダレンズ204A,204Bよりポリゴンミラー104の偏向面に集光される。そして、ポリゴンミラー104で偏向されたレーザ光は、fθレンズ105へ入射する。
このとき、光源装置70からのレーザ光は予め設定された強度に調整された状態で感光体ドラム30A〜30Dの書き込み領域に入射する。
図4は、本発明に係る光源装置の外観を示す斜視図である。また、図5は、図4の光源装置における保護カバー73を外した状態で、光学素子11,12,13,14,16などのレイアウトを示す斜視図であり、図5(A)は光源装置70を正面よりも左上側から見た図、図5(B)は正面よりも右上側から見た図である。
回路基板75は、長手方向をy軸方向とする基板であり、この回路基板75の−x側の面に光源手段10及び光検出器(PD)17が実装され、+x側の面に光源手段10を駆動する駆動回路などが形成されている。
sinγ=(cosγ)/n=p/d・βs ・・・(1)
中間ホルダ71は、アルミニウムなどからなる金属製の矩形ブロックであり、x軸方向に貫通する開口部71a,71bが設けられている。開口部71aは光源手段10から出射される光ビーム(レーザ光)が通過する空間であり、開口部71bはフロントモニタ光学系に導かれて帰ってきた光ビーム(レーザ光)が通過する空間である。
まず、回路基板75側の光学手段10のパッケージ10bが中間ホルダ71の額縁部分71gに嵌めこまれて収納されるように、回路基板75に対して中間ホルダ71を配置する。ついで、パッケージ10bの光軸方向基準面10x、主走査方向基準面10y、副走査方向基準面10zがそれぞれ額縁部分71gの光軸方向突き当て部(受け部)71x、主走査方向突き当て部(受け部)71y、副走査方向突き当て部71zに突き当てて当接するようにする。これにより、中間ホルダ71と光源手段10における面発光光源10aの位置関係、すなわち光源手段70における面発光光源10aの位置が一定となるように決められるようになる。このとき、中間ホルダ71の固定穴71cは中間部材75bの穴の位置に合う位置に来ているので、中間ホルダ71を中間部材75bを介して補強部材75aと締結ねじ79aによって締結して固定すると、前記位置決めされた状態で中間ホルダ71と回路基板75が連結されるようになる(図5)。
光学手段10のパッケージ10bが中間ホルダ71の額縁部分71gに嵌めこまれて収納されるように、回路基板75に対して中間ホルダ71を配置すると、中間ホルダ71の3つの筒状部71fがそれぞれ回路基板75の逃げ穴75cを通って回路基板75の光源手段10が実装された面(−x側の面)とは反対側(+x側)に突出するようになる。そして、押圧部材78は、締結ねじ79cが押圧部材78の3つのコーナー部に形成された丸穴を介して筒状部71fに螺合されることで、回路基板75の光源手段10が実装された位置の裏面側(+x側)に配置されるように中間ホルダ71に固定されている。
中間ホルダ71の−x側の面には、開口部71a,71bの長手方向外側に該中間ホルダ71と光学素子ホルダ72の位置関係を決めるための2つの基準ピン71dが立設されている。また、開口部71a,71bを囲むように、光学素子ホルダ72を連結するための4つの固定穴71eが設けられている。
光学素子ホルダ72は、y軸方向を長手方向とする板状の本体プレート72pと、本体プレート72pの−x側の主面から−x方向に延びるように立設され複数の光学素子を保持する光学素子保持部72aと、からなる。また、本体プレート72pは、光学素子保持部72aが設けられる本体部72p1と、本体部72p1から±y方向それぞれに延びるアーム部72p2と、から構成される。
カップリングレンズ11と温度補正レンズ12の設置については、まず光学素子ホルダ72を回転させて光学素子保持部72aの−y側の面を上向きにした状態で、カップリングレンズ受け部72a1上にカップリングレンズ11を載せ、温度補正レンズ受け部72a2上に温度補正レンズ12を載せて、それぞれ光軸方向(x軸方向)の位置調整を行った上で空中接着により固定する。このとき、それぞれの受け部とレンズの間に紫外線硬化型接着剤を数十〜数百μm充填し、保持した状態で紫外線硬化させて接着を行うとよい。
まず、中間ホルダ71の一方の基準ピン71d(図10における−y側の基準ピン)を光学素子ホルダ72の主基準穴72d1(図11)に挿入し、他方の基準ピン(図10における+y側の基準ピン)を従基準穴72d2(図11)に挿入する。これにより、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72の複数の光学素子の位置関係が一定になる。また、中間ホルダ71と回路基板75の連結により、中間ホルダ71と光源手段10における面発光光源10aの位置関係が一定になっているので、面発光光源10aとカップリングレンズ11、温度補正レンズ12、アパーチャミラー13との位置関係が一定となる。さらに、引き続きフロントモニタ光学系(折返しミラー14,第2アパーチャ15、集光レンズ16)と光検出器17との位置関係も一定となる。このとき、締結ねじ79bを光学素子ホルダ72の貫通穴72eを通して中間ホルダ71の固定穴71eに差込んで締結して固定すると、面発光光源10aとカップリングレンズ11との位置関係、さらには該面発光光源10aとフロントモニタ光学系と光検出器17との位置関係を高精度に位置決めした状態で、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72が連結されるようになる(図5)。更に、中間ホルダ71、光学素子ホルダ72それぞれを線膨張差のないアルミ合金で構成すると、前記位置決めした状態からの位置変動を極小にすることができる。以上の構成により、本発明の光源装置70を光ビーム走査装置100に装着すると、光源装置70の位置調整、角度調整の際に、光源手段10、カップリングレンズ11、温度補正レンズ12、アパーチャミラー13、折返しミラー14、第2アパーチャ15、集光レンズ16、光検出器17相互間の位置関係が変動することなく、感光体ドラム30A〜30Dの表面に形成される走査線のピッチ調整を正確に行うことが可能となる。
図14に示すように、光源装置70は、光学素子保持部72a全体を包み込む保護カバー73を有する。この保護カバー73は、−x方向を深さ方向とする箱型の中空部材であり、前記複数の光学素子(カップリングレンズ11、温度補正レンズ12、アパーチャミラー13、折返しミラー14、第2アパーチャ15、集光レンズ16)を覆うことにより該複数の光学素子の損傷を防ぐものである。
図15,図16において、カップリングレンズ11、温度補正レンズ12、アパーチャミラー13、光学素子保持部72a、保護カバー73は、x軸方向に延びる対称軸(光軸)に対して線対称な形状となっている。また、図17においても、第2アパーチャ15、押圧ばね15a、集光レンズ16、光学素子保持部72a、保護カバー73は、x軸方向に延びる対称軸に対して線対称な形状となっている。また、ここでは図示していないが、折返しミラー14、押圧ばね13aも、x軸方向に延びる対称軸に対して線対称な形状となっている。
図18は、光ビーム走査装置100の光学ハウジングの構成を示す斜視図である。
光学ハウジング101は、上方に開口した箱型のケースであり、その側壁に光学装置70を装着するために貫通した円形の嵌合穴101h1と方形の逃げ部101h2からなる鍵穴形状の開口部101hが設けられている。なお、光ビーム走査装置100では、2ステーション分の光学系200A,200Bを1つの光学ハウジング101にまとめて有していることから、光学ハウジング101の壁面の2箇所に開口部101hを有する。
光学ハウジング101への光源装置70の装着に際しては、まず光源装置70の保護カバー73側を前方として、該保護カバー73を開口部101hに挿入する。このとき、保護カバー73の外形は、開口部101hの開口形状よりも小さいため、スムーズな挿入が可能であり、保護カバー73の根元部分であるストッパ部73s及び光学素子ホルダ72の環状凸部72gの部分まで挿入されるとともに、光学ハウジング101の壁面に光学素子ホルダ72のハウジング突き当て面72iが当接するようになる。なお、ストッパ部73sは、x方向において環状凸部72gと同じ位置にあり環状凸部72gから+y側にはみ出している保護カバー73の外周面である。図19ではストッパ部73sの領域を斜線で表示している。
保護カバー73の外形の大きさは、光学ハウジング101の開口部101hの鍵穴形状よりも小さくなっているため、保護カバー73を装着したままで光学装置70を光学ハウジング101に組み付け可能である。
光源装置70が光学ハウジング101に装着されると、光源装置70に設けた調整機構部により前述したγ調整が可能となる。
ここで、光源装置70における調整機構部は、光ビーム走査装置100の光学ハウジング101に光源装置70を装着したときに、前記光軸を中心軸として当該光源装置70を回転可能に支持する円筒部(環状凸部72g)と、該円筒部を回転軸とする当該光源装置70の回転を所定位置(逃げ部101h2の端部)で歯止めするストッパ部(ストッパ部73s)と、前記円筒部を回転軸として当該光源装置70を一方向に回転させるための力が作用する力点部(フック部72f1)と、この力に抗して前記円筒部を回転軸とする当該光源装置70の回転角度(傾き量)を調整するための角度調整部(角溝72f2、逃げ穴72f3、ナット部材72n)と、から構成される。
図22は、光学ハウジング101に装着された光源装置70についてγ調整を行った状態を示す光学ハウジングの全体図であり、光学ハウジング101の図中手前側に2つの光源装置70が装着されている。また、図中央にはポリゴンミラー104が収納されたケーシング104cが配置され、一部の光学素子(fθレンズ105,305、反射ミラー106A,306D)が配置された状態である。
光源装置70の光源調整部72fを構成するフック部72f1には、一端が光学ハウジング101の所定の場所に係止され、ある程度伸びた状態の引張ばね101bの他端が係止されており、この引張ばね101bの収縮しようとするテンションが図中下方に向かう力faとしてフック部72f1に作用している。
(手順21) 光源装置70が光学ハウジング101に装着された後、調整機構部の力点部(フック部72f1)と光学ハウジング101との間を弾性部材(引張ばね101b)で連結する。このとき、フック部72f1には前述のように図中下向き力faが作用するため、光源装置70は、ストッパ部73sが開口部101hの逃げ部101h2の端部に当接して歯止めがかかるまで、円筒部(環状凸部72g)を回転軸として図中時計回り方向に回転する(回転ra)。
(手順22) つぎに、角度調整部のナット部材72nのナット穴に調整ねじ101nを差し込み、該ナット穴にねじ込む方向に調整ねじ101nを回転させる。これにより、調整ねじ101nはステイ101sにねじ頭が支持されていることから、角度調整部(角溝72f2、ナット部材72n)には、引張ばね101bによる力faに抗する力fbが作用し、光源装置70は、円筒部(環状凸部72g)を回転軸として図中反時計回り方向に回転する(回転rb)。このとき、ストッパ部73sが逃げ部101h2の端部に当接して歯止めがかかった位置からの戻り量である回転rbは、調整ねじ101nのナット部材72nへのねじ込み量によって調整することができる。ここでは、光学ハウジング101において光学的な測定を行いながら調整ねじ101nのナット部材72nのねじ込み量を調整して、光源装置70全体の傾き量γを調整し、面発光光源10aの傾斜角度を調整して固定することを行う。
10a 面発光光源(2次元アレイ発光素子)
10b パッケージ
10x 光軸方向基準面
10y 主走査方向基準面
10z 副走査方向基準面
11 カップリングレンズ
12 温度補正レンズ
13 分岐光学素子(アパーチャミラー)
13a,15a 押圧ばね
13a1,15a1 ばね本体
13a2,13a3,15a1 アーム部
13b,15b 立曲げ部
14 折返しミラー
15 第2アパーチャ
16 集光レンズ
17 光検出器(PD)
30A〜30D 感光体ドラム
31A〜31D クリーニングケース
32A〜32D 帯電チャージャ
33A〜33D トナーカートリッジ
40 転写ベルト
40a,40c 従動ローラ
40b 駆動ローラ
48 転写チャージャ
50 定着ローラ
52 第2レジストローラ
54 給紙コロ
56 第1レジストローラ
58 排紙ローラ
60 給紙トレイ
61 用紙(記録媒体)
70 光源装置
71 中間ホルダ
71a,71b 開口部
71c,71e 固定穴
71d 基準ピン
71f 筒状部
71g 額縁部分
71x 光軸方向突き当て部(受け部)
71y 主走査方向突き当て部(受け部)
71z 副走査方向突き当て部(受け部)
72 光学素子ホルダ
72a 光学素子保持部
72a1 カップリグレンズ受け部
72a2 温度補正レンズ受け部
72a3 アパーチャミラー受け部
72a4 折返しミラー受け部
72a5,72a7 嵌合溝
72a6 集光レンズ受け部
72b,72c 開口部
72d1 主基準穴
72d2 従基準穴
72e 貫通穴
72f 光源装置調整部
72f1 フック部(力点部)
72f2 角溝
72f3 逃げ穴
72g 環状凸部(円筒部)
72h 突起部
72i ハウジング突き当て面
72n ナット部材
72p 本体プレート
72p1 本体部
72p2 アーム部
73 保護カバー
73a 開口部
73b 嵌合穴
73s ストッパ部
75 回路基板(制御基板)
75a 補強部材
75b 中間部材
75c 逃げ穴(丸穴)
78 押圧部材
78a 押圧部
79a,79b,79c 締結ねじ
100 光ビーム走査装置
101 光学ハウジング
101b 引張ばね
101h 開口部
101h1 嵌合穴
101h2 逃げ部
101n 調整ねじ
102 板ばね部材
102a ハウジング固定部
102b z方向板ばね部
102c x方向板ばね部
104 ポリゴンミラー
104c ケーシング
105,305 fθレンズ
106A,106B,108A,108B,306C,306D,308C,308D 反射ミラー
107A,107B,307C,307D トロイダルレンズ
141A,141B,141C,141D,142A,142B,142C,142D 光検出センサ
202 光束分割プリズム
203A,203B 液晶素子
204A,204B シリンダレンズ
500 画像形成装置
501 ハウジング
501a 排紙トレイ
O 光軸中心
Claims (13)
- 複数の発光源を該発光源から発光される光ビームの射出方向と直交する面内に2次元に配列してなる面発光光源と該面発光光源を収容するパッケージとから構成される光源手段を実装した回路基板と、
前記光源手段からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束または発散状態の光束とするカップリングレンズを少なくとも含む複数の光学素子を保持する光学素子ホルダと、
前記光学素子ホルダから当該光源装置の前面側に突出する箱型ケースであって該光学素子ホルダが保持する複数の光学素子を箱型ケース内に収納して保護する保護カバーと、
が一体化されてなり、
光ビーム走査装置の光学ハウジングに装着したときに、前記光源手段の光軸を中心軸として当該光源装置を回転可能に支持する円筒部と、該円筒部を回転軸とする当該光源装置の回転を所定位置で歯止めするストッパ部と、前記円筒部を回転軸として当該光源装置を一方向に回転させるための力が作用する力点部と、この力に抗して前記円筒部を回転軸とする当該光源装置の回転角度を調整するための角度調整部と、を有する調整機構部を備えることを特徴とする光源装置。 - 前記円筒部とストッパ部がそれぞれ前記保護カバーの外面または前記光学素子ホルダ上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記力点部と角度調整部が前記光学素子ホルダに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記光学素子ホルダは、前記光源手段の光軸と直交する方向に延びるアーム部を少なくとも1つ有し、該アーム部に前記力点部と角度調整部を有することを特徴する請求項3に記載の光源装置。
- 前記光学素子ホルダは、前記光源手段の光軸と直交する方向であってお互いに反対方向に延びる一対の前記アーム部を有することを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
- 前記光源手段の光軸方向において、光源手段側から、当該光源装置の重心位置、前記力点部、当該光源装置の光学ハウジング壁面との光軸方向当接部、前記円筒部の順に配置されてなることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記回路基板と光学素子ホルダとの間に配置され、前記回路基板の光源手段が実装された面を覆うように該回路基板と連結することにより前記パッケージと当接して当該光源装置における前記面発光光源の位置を決めて固定し、前記光学素子ホルダと連結することにより前記面発光光源に対する複数の光学素子の位置を決める中間ホルダを備えることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記光源手段のパッケージは、光軸方向、光軸に直交する一の方向である主走査方向、光軸に直交しかつ主走査方向に直交する他の方向である副走査方向のそれぞれの方向に面する3つの基準面を有し、
前記中間ホルダは、前記パッケージの3つの基準面が当接して前記面発光光源の位置を決める突き当て部を有することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記複数の光学素子、保持手段それぞれの形状は、前記光源手段の光軸を含む平面内のある軸に対して線対称であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記回路基板は、光ビームの光量を検出する光検出器を有し、
前記光学素子ホルダは、前記面発光光源からの光ビームを分割する光束分割素子と、該光束分割素子により分割された一方の光ビームの絞りとなるアパーチャと、該アパーチャを通った光ビームを前記光検出器に導く集光レンズと、を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の光源装置と、
前記光源装置からの光ビームを偏向する偏向手段と、
偏向された光ビームを被走査面に結像する結像光学系と、
を光学ハウジングに備えることを特徴とする光ビーム走査装置。 - 請求項11に記載の光ビーム走査装置と、
前記光ビーム走査装置からの光ビームが結像し、静電像が形成される感光体と、
前記静電像をトナーにより現像する現像手段と、
現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の光源装置を光ビーム走査装置の光学ハウジングに装着するときの光源調整方法であって、
前記光学ハウジングの壁面の所定位置に前記光源装置の光学素子ホルダの所定部分を当接させて、前記光源手段の光軸方向、主走査方向、副走査方向の位置を決め、
ついで、前記調整機構部の力点部と光学ハウジングとの間を弾性部材で連結して、前記ストッパ部により歯止めがかかるまで前記円筒部を回転軸として前記光源装置を一方向に回転させ、
さらに、前記角度調整部及び角度調整治具からなる角度調整手段により前記弾性部材の力に抗して前記円筒部を回転軸として前記光源装置を前記一方向とは逆方向に回転させ、前記光ビーム走査装置における前記面発光光源の傾斜角度を調整して固定することを特徴とする光源調整方法。
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