JP2011047065A - 洗濯方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1回行われる下記工程1、及び下記工程2を含み、工程2が最後に行われる工程1の後に行われる、繊維製品の洗濯方法。
工程1:特定の非イオン界面活性剤と陰イオン界面活性剤とを特定の質量比で含有する洗剤を含む洗浄液中で繊維製品を洗浄する工程
工程2:工程1終了後、洗浄液を繊維製品から分離し、特定の柔軟化剤と非イオン界面活性剤及び炭素数12〜22の脂肪酸から選ばれる成分とを含有する繊維製品処理剤を含むすすぎ水により繊維製品を処理する工程
【選択図】なし
Description
工程1:洗剤を含む洗浄液中で繊維製品を洗浄する工程であり、前記洗剤として下記(a1)成分と(a2)成分を、(a1)/(a2)=25/75〜90/10の質量比で含有する洗剤を用いる工程
(a1)成分:下記一般式(a1−1)で表される非イオン界面活性剤
R1aO−[(C2H4O)m/(AO)n]H (a1−1)
〔式中、R1aは炭素数8〜22の炭化水素基であり、AOは炭素数3〜5のオキシアルキレン基である。m、nは平均付加モル数であって、mは14〜50の数であり、nは0〜5の数である。“/”はC2H4O基及びAO基が、ランダム又はブロックのいずれに結合したものであってもよいことを示す。〕
(a2)成分:陰イオン界面活性剤
工程2:工程1終了後、繊維製品を洗浄液から分離した後の最初の溜めすすぎ工程であって、下記(b1)成分と(b2)成分を含有する繊維製品処理剤を含むすすぎ水により繊維製品を処理する溜めすすぎ工程
(b1)成分;3級アミン酸塩型柔軟基剤及び4級アンモニウム型柔軟基剤から選ばれる柔軟化剤
(b2)成分;非イオン界面活性剤及び炭素数12〜22の脂肪酸から選ばれる成分
工程1では、洗剤を含む洗浄液、具体的には洗剤を水に溶解した洗浄液中で各種繊維製品を洗浄する工程である。
(a1)成分:下記一般式(a1−1)で表される非イオン界面活性剤
R1aO−[(C2H4O)m/(AO)n]H (a1−1)
〔式中、R1aは炭素数8〜22の炭化水素基であり、AOは炭素数3〜5のオキシアルキレン基である。m、nは平均付加モル数であって、mは14〜50の数であり、nは0〜5の数である。“/”はC2H4O基及びAO基が、ランダム又はブロックのいずれに結合したものであってもよいことを示す。〕
(a2)成分:陰イオン界面活性剤
(a1)成分の一般式(a1−1)中、R1aは炭素数8〜22の炭化水素基であり、炭素数8〜18、更に8〜16の炭化水素基が好ましい。また、R1aは鎖式炭化水素基、更に直鎖の炭化水素基が好ましい。また、R1aの炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。R1aは、直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、直鎖アルキル基がより好ましい。本発明では酸素原子に結合するR1aの炭素原子が第一炭素原子であってもよい。このようなアルキル基は天然油脂由来の脂肪族アルコールを原料として用いることができる。一般式(a1−1)中のR1a−O−の酸素原子に結合するR1aの炭素原子が第1炭素原子であるものは、第2炭素原子による化合物よりも洗浄力に優れる。特にR1aは第1炭素原子を有する直鎖アルキル基が好ましい。
R1aO−(AO)n−(EO)mH (a1−1−1)
R1aO−(EO)m−(AO)nH (a1−1−2)
R1aO−[(EO)m1・(AO)n]−(EO)m2H (a1−1−3)
R1aO−(EO)m1−[(AO)n・(EO)m2]H (a1−1−4)
R1aO−(EO)m1−(AO)n−(EO)m2H (a1−1−5)
〔式中、R1a、m、n、EO、AOは前記の意味であり、m1、m2は平均付加モル数であって、m=m1+m2である。“・”はランダム結合であることを示す。〕
本発明では、(a1)成分と共に(a2)成分の陰イオン界面活性剤を併用することが、洗浄性の点から重要な構成要件である。本来本発明で規定する(a1)成分だけでは親水性が強いため、洗浄力が低下する傾向にあるが、(a2)成分を特定比率で用いることで、従来のエチレンオキシドの平均付加モル数が8〜12付近のポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤と同等以上の洗浄力を達成することができる。
(a2−2)平均炭素数10〜20の直鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール由来のアルキル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1〜5であり、オキシアルキレン基としてオキシエチレン基を含み、平均付加モル数0.2〜3モルの範囲でオキシプロピレン基を含んでいてもよい、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
(a2−3)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸エステル塩
(a2−4)平均炭素数8〜20の脂肪酸塩
(a2−5)平均炭素数10〜20の直鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール由来のアルキル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1〜5であり、オキシアルキレン基としてオキシエチレン基を含み、平均付加モル数0.2〜3モルの範囲でオキシプロピレン基を含んでいてもよい、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩
本発明の洗剤を液体洗剤として用いる場合は、(a6)成分として、水を5〜80質量%、更には10〜70質量%含有する事が好ましい。界面活性剤濃度が濃縮系の場合、すなわち(a1)+(a2)+(a3)成分が液体洗剤中、40質量%を超えるような場合は、水は5質量%以上、好ましくは10質量%以上であり、30質量%以下であることが好ましい。
工程2は、工程1終了後、繊維製品を排水等により洗浄液から分離し、下記(b1)成分と(b2)成分を含有する繊維製品処理剤を含む溜めすすぎ水により繊維製品を処理する溜めすすぎ工程であり、好ましくは処理槽中で工程1を行い、洗浄液を排水(自然分離)後、脱水(強制分離)してから、工程2として処理槽にすすぎ水を注入して溜めすすぎする方法である。ここですすぎ水は下記(b1)成分と(b2)成分を含有する繊維製品処理剤を含む。繊維製品処理剤は、すすぎ水を処理槽に注入する段階又は注入した後に添加することが好ましい。なお、ここでの分離とは、必ずしも繊維製品からの完全な水の分離を意味しなくてもよい。本発明では工程1と工程2の間に、洗浄液の分離として脱水処理を行うことが好ましい。工程1は、全洗濯工程において少なくとも1回行われ、本発明では、最後に行われる工程1の後に工程2を行うものである。以下、工程2で用いられる繊維製品処理剤について説明する。
(b2)成分;非イオン界面活性剤及び炭素数12〜22の脂肪酸から選ばれる成分
本発明に係る繊維製品処理剤は、3級アミン酸塩型柔軟基剤及び4級アンモニウム型柔軟基剤から選ばれる柔軟化剤を含有する。具体的には下記一般式(b1−1)の化合物が好適である。
本発明に係る繊維製品処理剤は、非イオン界面活性剤〔以下、(b2−1)成分という〕及び炭素数12〜22の脂肪酸〔以下、(b2−2)成分という〕から選ばれる成分を含有する。
R9b−F−[(R10bO)s−R11b]t (b2−1−1)
〔式中、R9bは、炭素数8〜18、好ましくは炭素数10〜16のアルキル基、又はアルケニル基であり、R10bは、炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基であり、R11bは、炭素数1〜3のアルキル基、又は水素原子であり、sは2〜100、好ましくは5〜80、より好ましくは5〜60、特に好ましくは10〜40の数であり、Fは−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Fが−O−又は−COO−の場合tは1であり、Fが−CON<又は−N<の場合tは2である。〕
本発明の繊維製品処理剤は、任意ではあるが、溜めすすぎ1回目に繊維製品処理剤の効果を十分に得る目的から、水溶性陽イオン性高分子化合物〔以下、(b3)成分という〕を含有することが好ましい。すなわち、工程2において用いる繊維製品処理剤が、さらに(b3)成分として水溶性陽イオン性高分子化合物を含有することが好ましい。このような水溶性陽イオン性高分子化合物は、すすぎ水中の陰イオン界面活性剤を捕捉することができ、その結果陰イオン界面活性剤の(b1)成分に対する阻害効果を減じることができるため、すすぎ1回目に繊維製品処理剤を添加しても、より高い柔軟効果を得ることが出来ると考えられる。
2槽式洗濯機(東芝銀河3.6)の洗濯槽にJIS K3362:1998記載の使用水40Lを入れ、これに下記衿片6枚、下記の方法で調製した前処理した木綿タオル6枚(400g)、1.0kgの綿製の未着用肌着及び0.6kgの綿/ポリエステル混紡の未着用ワイシャツを入れた。表1の洗剤を使用濃度を0.33g/Lとなるように添加し、標準で10分間洗浄した[工程1]。その後洗浄液を繊維製品から分離するために、1分間脱水した。洗浄液を繊維製品から分離後、40Lの水道水を加えて、表2の繊維製品処理剤を9.3g添加し、5分間標準で攪拌すすぎを行った[工程2]。工程2の後にすすぎ水を繊維製品から分離するために、脱水処理を行った後、室内で自然乾燥した。同様の操作をJIS K 3362:1998記載の指標洗剤を用いて行った。
衿汚れ試験布として、3日間着用した綿/ポリエステル混紡ワイシャツの衿部分を裁断し収集したもののうち汚れの程度が同じものを選別した。選別された衿汚れ試験布を半裁し、30cm×30cmの綿布に1枚ずつ縫い付け(以後、衿片と呼ぶ)、これを表3の実験1つあたり6セット(全12枚)用意した。半裁した一方の6枚を実験番号1〜13で示された洗剤と繊維製品処理剤を組み合わせた洗濯に用い、他方の6枚を実験番号1〜13における洗剤1〜6を指標洗剤とした洗濯に用いた。
あらかじめ、JIS K 3362:1998記載の指標洗剤を用いて、木綿タオル(木綿100%、約34cm×86cm、約68g/1枚当たり)24枚を日立全自動洗濯機NW-6CYで5回洗浄を繰り返し、室内乾燥することによって、過分の薬剤を除去して前処理した木綿タオルを調製した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗浄10分、ためすすぎ2回)。
洗浄力の判定は、10人のパネラー(30代男性)によって行われた。表3の洗剤(評価洗剤)と繊維製品処理剤の組み合わせで処理された衿片6枚と、洗剤をJIS K 3362:1998記載の指標洗剤に代えた以外は同様にして処理された衿片6枚との洗浄の程度を目視で判断した。対となる衿片のどちらが洗浄力に優れているかを判断し、評価洗剤を用いた方が洗浄力に優れている場合を「+1」点、指標洗剤を用いた方が洗浄力に優れている場合を「−1」点とする(パネラー一人あたりの評価点の合計は「+6」〜「−6」の範囲となる)。1つの評価洗剤につきパネラー10人が評価し、パネラー10人の評価点の合計が+5〜−5の場合は、評価洗剤と指標洗剤の洗浄力は同等と判断し「○」と評価し、+6以上の場合は評価洗剤の方が洗浄力に優れると判断し「◎」と評価し、−6以下の場合は評価洗剤の方が洗浄力に劣ると判断し「×」と評価する。
表3の洗剤と繊維製品処理剤の組み合わせで処理したタオル6枚から2枚任意に抽出した処理タオルと、同様に標準タオル1又は標準タオル2からそれぞれ2枚を任意に抽出した標準タオルとの柔軟性を10人のパネラー(30代男性10人)により下記の基準で判定し、10人の平均点を算出した。なお標準タオル1、及び標準タオル2は以下のように調製した。尚、評価点0.4点の差は優位差として充分認識できる。
*標準タオル1に対する比較
−1…標準タオル1と比較して柔らかく仕上がらない。
0…標準タオル1と比較して同等。
1…標準タオル1と比較してやや柔らかく仕上がった。
2…標準タオル1と比較して柔らかく仕上がった。
3…標準タオル1と比較して非常に柔らかく仕上がった。
*標準タオル2に対する比較
−3…標準タオル2と比較して非常に柔らかく仕上がらない。
−2…標準タオル2と比較して柔らかく仕上がらない。
−1…標準タオル2と比較してやや柔らかく仕上がらない。
0…標準タオル2と比較して同等。
1…標準タオル2と比較して柔らかく仕上がった。
上述の〔1〕工程1及び工程2の評価において、衿片の代わりとして、30cm×30cmの綿布を6枚入れ、表1記載の洗剤1〜6を用いて工程1と同様に洗浄し、1分間脱水処理後、繊維製品処理剤を添加せずに処理を行った以外は同様の方法で処理したタオル。すなわち標準タオル1とは、工程2で繊維製品処理剤を添加しなかった繊維製品処理剤未処理のタオルである。なお、柔軟性の評価には、各実施例、各比較例で採用した洗剤と同じ洗剤を用いて処理した標準タオル1を用いる。
上述の〔1〕工程1及び工程2の評価において、衿片の代わりとして、30cm×30cmの綿布を6枚入れ、表1記載の洗剤1〜6を用いて工程1と同様に洗浄し、1分間の脱水後、水道水を40L添加し(繊維製品処理剤は添加しない)、5分間標準で攪拌すすぎを行い、1分間脱水後、表2の繊維製品処理剤1(基準処理剤とする)を添加し、5分間標準で攪拌すすぎを行い、1分間脱水し、自然乾燥させたタオル。すなわち標準タオル2とは、すすぎを2回行い、2回目のすすぎの際に、基準の繊維製品処理剤として繊維製品処理剤1を添加して処理したタオルである。なお、柔軟性の評価には、各実施例、各比較例で採用した洗剤と同じ洗剤を用いて処理した標準タオル2を用いる。
(a1−1):炭素数10〜14の1級直鎖アルコール1モル当りにエチレンオキシドを20モル付加させたもの(一般式(a1−1)において、R1aが炭素数10〜14の直鎖のアルキル基、m=20、n=0の非イオン界面活性剤)
(a1−2):炭素数10〜14の1級直鎖アルコール1モル当りにエチレンオキシドを18モル、プロピレンオキシドを2モルの順にブロック付加させたもの。(一般式(a1−1−2)において、R1aが炭素数10〜14の直鎖のアルキル基、AOがオキシプロピレン基、m=18、n=2の非イオン界面活性剤)
(a1−3):炭素数10〜14の1級直鎖アルコール1モル当りにエチレンオキシドを9モル、プロピレンオキシドを2モル、エチレンオキシドを9モルの順にブロック付加させたもの。(一般式(a1−1−5)において、R1aが炭素数10〜14の直鎖のアルキル基、AOがオキシプロピレン基、m1=9、n=2、m2=9の非イオン界面活性剤)
(a2−1):炭素数10〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸(系中でモノエタノールアミンで中和)
(a3−1):炭素数10〜14の1級直鎖アルコール1モル当りにエチレンオキシドを10モル付加させたもの。(一般式(a1−1)において、R1aが炭素数10〜14の直鎖のアルキル基、m=10、n=0の非イオン界面活性剤)
なおモノエタノールアミンは原液のpHが9になる適量を配合した。また、一部の洗剤では、(a3−1)を(a1)成分として(a1)/(a2)や(a1)+(a2)濃度を算出した。
(b1−1):合成例1で得たアミン塩化合物
(b1−2):合成例2で得た第4級アンモニウム塩混合物
(b2−1):ポリオキシエチレン(平均付加モル数20)モノラウリルエーテル
(b2−2):オレイン酸
(b3−1):合成例3で得たポリマー
(b3−2):合成例4で得たポリマー
(b3−3):合成例5で得たポリマー
ステアリン酸とパルミチン酸を6/4のモル比で混合した脂肪酸とN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンを1.8/1のモル比で混合し、定法に従って脱水縮合を行った。酸価が9になった時点で反応を止め、縮合物を得た。この縮合物の全アミン価を測定した。この縮合物を70℃に加温し、溶融させた。この縮合物に対して質量で9倍量のイオン交換水(65℃)を加え、攪拌しながら、全アミン価を元に算出した、中和に必要な35%塩酸水溶液を滴下しながら、水中で中和し、10分攪拌した後、30℃に冷却した。次に、この化合物を凍結乾燥し目的のアミン塩化合物〔(b1−1)〕を得た。
ヨウ素価90gI2/100g、酸価201mgKOH/gのナタネ油由来の原料脂肪酸とトリエタノールアミンとを反応モル比1.85/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で定法に従って脱水縮合反応を行い、縮合物を得た。次に、溶媒不在下で、この縮合物に対してジメチル硫酸を0.95当量用い、定法にて4級化を行った後、エタノールで90%に希釈することにより、目的の第4級アンモニウム塩混合物〔(b1−2)〕を得た。
メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(分子量:157.21)42.37g、ラウリルメタクリレート(分子量:254.41)7.62g、エタノール180.0gを均一に混合し、内容量300mLのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で一定時間攪拌した。そこに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65;和光純薬工業(株)製)1.41gをエタノール20.0gに溶解した溶液を添加し、60℃付近まで昇温した。60〜70℃付近で合計8時間保持することで重合・熟成した。そこにエタノール100.0gを加えて希釈した後、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4000.0g中に滴下して再沈殿精製し、沈殿物を乾燥してポリマー〔(b3−1)〕を得た。ポリマー(b3−1)のMwは11000であった(水/エタノール=7/3系、ポリエチレンオキシド換算)。また1H−NMRにより分析したポリマー(b3−1)の組成は仕込みモノマー組成どおり(DMAEMA/LMA=9/1(モル比))であった。
合成例3において、モノマーをDMAEMAのみに変更し、Mw=11200、Mw/Mn=2.5のポリマー〔ポリ(DMAEMA)〕(b3−2)を得た。
合成例3において、モノマーのモル比を変更し、DMAEMA/LMA=7/3、Mw=7800、Mw/Mn=6.5のポリマー(b3−3)を得た。
・DMAEMA:メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル
・LMA:ラウリルメタクリレート
用いたポリマーはすべて水溶性のため前述の測定法AによりMw、Mnの測定を行った。
Claims (4)
- 少なくとも1回行われる下記工程1、及び下記工程2を含み、工程2が最後に行われる工程1の後に行われる、繊維製品の洗濯方法。
工程1:洗剤を含む洗浄液中で繊維製品を洗浄する工程であり、前記洗剤として下記(a1)成分と(a2)成分を、(a1)/(a2)=25/75〜90/10の質量比で含有する洗剤を用いる工程
(a1)成分:下記一般式(a1−1)で表される非イオン界面活性剤
R1aO−[(C2H4O)m/(AO)n]H (a1−1)
〔式中、R1aは炭素数8〜22の炭化水素基であり、AOは炭素数3〜5のオキシアルキレン基である。m、nは平均付加モル数であって、mは14〜50の数であり、nは0〜5の数である。“/”はC2H4O基及びAO基が、ランダム又はブロックのいずれに結合したものであってもよいことを示す。〕
(a2)成分:陰イオン界面活性剤
工程2:工程1終了後、繊維製品を洗浄液から分離した後の最初の溜めすすぎ工程であって、下記(b1)成分と(b2)成分を含有する繊維製品処理剤を含むすすぎ水により繊維製品を処理する溜めすすぎ工程
(b1)成分;3級アミン酸塩型柔軟基剤及び4級アンモニウム型柔軟基剤から選ばれる柔軟化剤
(b2)成分;非イオン界面活性剤及び炭素数12〜22の脂肪酸から選ばれる成分 - 工程1及び工程2の間に脱水処理を行う、請求項1記載の繊維製品の洗濯方法。
- 工程1において、洗剤として、界面活性剤を40質量%以上、水を5質量%以上、及び水混和性有機溶剤を1〜40質量%含有する液体洗剤組成物を用いる、請求項1又は2に記載の繊維製品の洗濯方法。
- 工程2において、さらに(b3)成分として水溶性陽イオン性高分子化合物を含有する繊維製品処理剤を用いる、請求項1〜3の何れか1項記載の繊維製品の洗濯方法。
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