JP2011046402A - 注出キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器2の口部3に装着されるキャップであって、キャップ本体4と、キャップ本体を覆う蓋体5と、を備え、キャップ本体がキャップ軸O1に交差する方向に延在し、その先端に注出口11aが形成された注出筒11を有し、蓋体が、キャップ軸回りに回転可能に配設された回転筒20と、該回転筒にヒンジ部25を介して開閉可能に連結された蓋本体21と、該蓋本体の内面に突設されると共に注出口に嵌合され、蓋本体の開動作に伴って注出口から離脱される栓体30と、蓋本体の内面に突設されると共に栓体よりも小さい突出量で突出し、蓋本体の開閉動作に伴って注出口を開放及びシールする膨出部31と、を備えている注出キャップ1を提供する。
【選択図】図1
Description
詳細には、小蓋に栓体が設けられており、この小蓋はキャップ本体の注出筒に連結ヒンジ部を介して回動自在に連結されている。一方、蓋体内には、小蓋が係合する係合突片が突設されている。よって、蓋体をヒンジ部回りに回動させてキャップ本体から外す際に、これに連動して係合突片が小蓋を連結ヒンジ部回りに回動させることができる。これにより、注出口を抵抗少なくスムーズに開閉させることが可能とされている。
(1)本発明に係る注出キャップは、内容物が収容される容器の口部に装着される注出キャップであって、前記口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体を覆う蓋体と、を備え、前記キャップ本体が、キャップ軸に交差する方向に延在し、その先端に注出口が形成された注出筒を有しており、前記蓋体が、内部に前記口部が配置されると共に、前記キャップ軸回りに回転可能に配設された回転筒と、該回転筒にヒンジ部を介して開閉可能に連結された有頂筒状の蓋本体と、該蓋本体の内面に突設されると共に前記注出口に嵌合され、蓋本体の開動作に伴って注出口から離脱される栓体と、前記蓋本体の内面に突設されると共に前記栓体よりも小さい突出量で突出し、前記蓋本体の開閉動作に伴って前記注出口を開放及びシールする膨出部と、を備えていることを特徴とする。
次に、注出を行う場合には、蓋本体をヒンジ部回りに回動させて注出筒を露出させる。すると、この蓋本体の開動作に伴って栓体が注出口から離脱するので、嵌合が解かれる。これにより、注出口を開放することができ、注出筒を利用して内容物を注出することが可能となる。
また、保管後、再度注出を行う場合には、蓋本体を開動作させることにより膨出部が注出口から離脱するので注出口を開放することができる。従って、注出筒を利用して内容物を注出することが可能となる。
特に、栓体及び膨出部は、注出口をシールできるように共に蓋本体の内面から突設されているが、膨出部の方が栓体よりも突出量が小さく形成されている。従って、流通時等の段階から一度注出口を開放した後、その後の使用や保管の為に頻繁に注出口を開閉するときには、突出量の小さい膨出部を利用することができる。この膨出部は、栓体に比べて注出口の開口端縁や注出筒等に引っ掛かり難い。よって、注出口を抵抗少なくスムーズに開閉することができ、注出キャップの開閉操作性を向上させることができる。
本実施形態の注出キャップ1は、図1及び図2に示すように、図示しない内容物が収容される容器2の口部3に装着されるキャップであって、キャップ本体4と、蓋体5と、を備えている。
また、キャップ本体4及び蓋体5のそれぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。本実施形態では、この共通軸をキャップ軸O1といい、このキャップ軸O1に直交する方向を径方向、キャップ軸O1を中心に周回する方向を周方向とする。また、キャップ軸O1に沿って容器2から注出キャップ1側に離間する方向を上側とし、容器2の図示しない底部側に向かう方向を下側とする。
なお、本実施形態では、キャップ軸O1に交差する注出軸O2が斜め上方を向くように設計したが、キャップ軸O1に交差していれば交差角度は自由に設計して構わない。
内筒部13は、外筒部12の径方向内側において頂壁部10から下方に向けて延在するように円筒状に形成されており、口部3の内側に嵌合固定されている。よって、内容物が、内筒部13と口部3との隙間や、外筒部12と口部3との隙間を介して容器2の外側に漏れ難い構造となっている。
装着筒部14は、頂壁部10の外周縁から径方向内側に移動した位置から上方に向けて円筒状に立設されている。この装着筒部14の上端部の外周面には、径方向外側に向けて突出する係合凸部14aが全周に亘って形成されている。
回転筒20は、内部に口部3が配置されるように、該口部3及び外筒部12を径方向外側から囲む略円筒状に形成されていると共に、キャップ軸O1回りを回転可能な状態でキャップ本体4に組み合わされている。詳細に説明すると、この回転筒20は、外筒部12及び口部3を径方向外側から囲む筒部22と、この筒部22の上端部から径方向内側に突出するように形成され、装着筒部14の周囲を囲んだ状態で外筒部12と装着筒部14との段差上に載置される環状のフランジ部23と、で構成されている。
そして、蓋本体21は、平面視円形状に形成された天板部26と、この天板部26の外周縁から下方に向けて延在し、装着筒部14に対して離脱可能に係合される周壁部27と、で構成されている。
肩部27aは、注出筒11の先端が面接触するような傾斜で拡径している。胴部27bの下端部の内周面には、径方向内側に向けて突出し、キャップ本体4の装着筒部14の係合凸部14aと係合する係合凸部27cが全周に亘って形成されている。これにより、蓋本体21は、キャップ本体4に被さった際に、装着筒部14に周壁部27が係合して容易に外れないように設計されている。
特に、本実施形態の膨出部31は、その中央部から外周縁に向かい漸次突出量が小さくなる凸球面状に形成されている。
よって、図1に示す状態から蓋本体21を開動作させると、キャップ軸O1を跨がせることなく注出軸O2にできるだけ沿わせながら径方向の外側に逃げるように、栓体30を移動させることができるようになっている。これにより、栓体30を注出口11aから抵抗少なくスムーズに離脱することが可能とされている。
はじめに、本実施形態の注出キャップ1は、流通時等の段階において、図1に示すように栓体30が注出口11aに嵌合しており、該注出口11aは密にシールされている。よって、注出口11aから内容物が零れてしまうことを確実に防止することが可能とされており、安全に流通等を行えるようになっている。
特に、本実施形態では、栓体30と膨出部31とがキャップ軸O1を径方向に挟んで互いに向き合うように配置されているので、キャップ本体4と回転筒20とを相対的にキャップ軸O1回りに180度回転させる。これにより、図3に示すように、注出口11aをシールする部材を栓体30から膨出部31に切り替えることができる。このとき、キャップ本体4に対して回転筒20が半周動くように大きく回転させるので、明確な切り替え操作を行うことができる。
特に、栓体30及び膨出部31は、注出口11aをシール(封止)できるように共に蓋本体21の内面から突設されているが、膨出部31の方が栓体30よりも突出量が小さく形成されている。従って、流通時等の段階から一度注出口11aを開放した後、その後の使用や保管の為に頻繁に注出口11aを開閉するときには、突出量の小さい膨出部31を利用することができる。この膨出部31は、栓体30に比べて注出口11aの開口端縁や注出筒11等に引っ掛かり難い。従って、頻繁に注出口11aを開閉するときに、注出口11aを抵抗少なくスムーズに開閉することができる。従って、注出キャップ1の開閉操作性を向上させることができる。
また、突出量が小さいとはいえ、膨出部11が蓋本体21の内面に突設しているので、シール時に注出口11aに嵌合する。従って、膨出部31を利用したとしても注出口11aに対する必要なシール性を確保することができる。また、従来のように塑性変形等が生じるおそれのある小蓋等の部材を用いることなく注出口11aをシールできるので、耐久性の低下を招き難い。
なお、長期的に保管等するような場合には、再びキャップ本体4と回転筒20とをキャップ軸O1回りに相対的に回転させて、注出口11aをシールする部材を膨出部31から栓体30に切り替え、この栓体30を利用して注出口11aを密にシールしても構わない。
また、膨出部31の位置を変えるのではなく、上述したような位置に複数形成しても構わない。
まず、キャップ本体4を構成する外筒部12の上端側外周面を略半周に亘って肉厚が薄くなるように凹み形成して、後述する回転筒20側のストッパ42を周方向に案内する案内溝41を形成する。
一方、回転筒20を構成する筒部22の内周面に、径方向の内側に突出するストッパ42を形成する。このストッパ42は、回転筒20を外筒部12に組み合わせた際に案内溝41に入り込み、回転筒20の回転に伴って案内溝41に沿って周方向に移動する部材である。
また、上記のように構成した場合、ストッパ42が段部41aに当たったときに、ストッパ42をその位置に留まらせるように案内溝41上に凸部43を形成することが好ましい。こうすることで、ストッパ42が凸部43を乗り越えて段部41aに当たった後、凸部43と段部41aとの間に挟まれた状態となるので、ストッパ42が段部41aから離間する方向に回転筒20が回転し難くなる。従って、キャップ本体4に対する回転筒20の回転位置をより正確に位置決めすることができる。
1…注出キャップ
2…容器
3…口部
4…キャップ本体
5…蓋体
11…注出筒
11a…注出口
20…回転筒
21…蓋本体
25…ヒンジ部
30…栓体
31…膨出部
Claims (3)
- 内容物が収容される容器の口部に装着される注出キャップであって、
前記口部に装着されるキャップ本体と、
該キャップ本体を覆う蓋体と、を備え、
前記キャップ本体は、キャップ軸に交差する方向に延在し、その先端に注出口が形成された注出筒を有しており、
前記蓋体は、
内部に前記口部が配置されると共に、前記キャップ軸回りに回転可能に配設された回転筒と、
該回転筒にヒンジ部を介して開閉可能に連結された有頂筒状の蓋本体と、
該蓋本体の内面に突設されると共に前記注出口に嵌合され、蓋本体の開動作に伴って注出口から離脱される栓体と、
前記蓋本体の内面に突設されると共に前記栓体よりも小さい突出量で突出し、前記蓋本体の開閉動作に伴って前記注出口を開放及びシールする膨出部と、を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップにおいて、
前記膨出部は、その中央部から外周縁に向かい漸次突出量が小さくなる凸球面状に形成されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1又は2に記載の注出キャップにおいて、
前記栓体と前記膨出部とは、前記キャップ軸を径方向に挟んで互いに向き合うように配置され、
前記ヒンジ部は、前記蓋本体の上面視において、前記栓体と同一方向に位置するように配置されていることを特徴とする注出キャップ。
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