JP2011045495A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶手段が初期化された旨の報知を確実に行うことができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】電源投入時、主制御手段は、記憶手段が初期化されていたときに、演出制御手段が起動した時点で演出制御手段に第1の制御信号を出力すると共に、画像制御手段が起動した時点で演出制御手段に第2の制御信号を出力し、演出制御手段は、主制御手段から第1の制御信号が入力されたときに、ランプ制御手段に対して記憶手段が初期化されたことを報知する第1の報知信号を出力し、主制御手段から第2の制御信号が入力されたときに、画像制御手段に対して記憶手段が初期化されたことを報知する第2の報知信号を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源遮断時に各種制御情報を記憶するバックアップ機能を備えたパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機においては、遊技中の各種制御情報(遊技状態、変動保留個数、未払出分の賞球個数等)をRAM等の記憶手段に記憶させるバックアップ機能を搭載したものが知られている。このバックアップ機能によれば、パチンコ遊技機に供給される電源が停電等、何らかの理由により遮断された場合でも制御情報は記憶手段に保持されるので電源復帰時に電源遮断時と同一の遊技状態にて遊技を再開することができる。
また、この種のパチンコ遊技機では、電源復帰時、電源遮断時に記憶した制御情報を消去するための消去ボタンを備えたものが知られている。
特許文献1には、電源復帰時から所定時間を消去ボタンの有効期間として設定し、この有効期間内に消去ボタンが消去されたことを条件として記憶した制御情報を消去することで、電源遮断時に記憶した制御情報を消去する作業を容易に行うことができる遊技機が開示されている。
また、特許文献2には、電源投入時に主制御基板のRAMの記憶内容が初期化された場合、ランプ制御基板及び音声制御基板の各サブCPUに対してRAMクリア報知を実行させるための報知開始信号を出力する。そして、報知開始信号を受信した各サブCPUは、RAMクリア報知のための制御を開始することで、記憶手段の記憶内容が初期化されたことを容易に把握することができる遊技機が開示されている。
特開2003−205161公報 特開2002−136679公報
ところで、上記したようなパチンコ遊技機の製造時においては、検査工程等において、実際に各種制御情報を主制御基板のRAMに記憶させて動作確認が行われている。そして、全ての検査終了後、主制御基板のRAMに記憶されている全ての制御情報を消去(リセット)して出荷する必要があるため、RAMのリセット時は、リセットが確実に行われたことを確認する作業も合わせて行うようにしていた。
主制御基板のRAMのリセットは、例えば一旦電源を遮断して、RAMクリアスイッチを操作(押下)しながら電源を投入したり、或いは特許文献1のように電源復帰時から所定の有効期間内に消去ボタンを操作したりして行うことができる。
また、RAMのリセットが確実に行われたか否かの確認は、上記特許文献2のようにRAMクリア報知を利用して確認することができる。
しかしながら、特許文献2のRAMクリア報知は、主制御基板がランプ制御基板及び音声制御基板の各サブCPUに対して報知開始信号を出力するため、全てのサブCPUの起動が完了していることが前提となる。このため、主制御基板は、全てのサブCPUの起動が完了するのを待って、各サブCPUに対して報知開始信号を出力するようにしていた。
このため、サブCPUの起動が完了するまでに時間を要するパチンコ遊技機では、製造時に、RAMクリア報知を利用してRAMのリセット確認を行った場合は、確認作業に時間がかかり製造効率の低下を招くというという問題点があった。
特に、近年のパチンコ遊技機では、画像表示装置において3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)等を用いた複雑な画像表示を行うために、画像表示装置の制御を行うサブ制御基板に、例えばWindows(登録商標)等のオペレーティングシステム(以下「OS」という)を搭載した場合は、OSの起動が完了するまでに数十秒(例えば20秒程度)の時間を要するため、製造効率が著しく低下するという問題点があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、パチンコ遊技機の製造工程において、作業者がRAMのリセットのリセットを短時間で確認することができ、製造効率の低下を招くことがないパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技を制御するための制御信号を出力する主制御手段と、遊技に関する制御情報を記憶する記憶手段と、前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて、演出制御信号を出力する演出制御手段と、前記演出制御手段から出力される演出制御信号に基づいて、画像表示手段の表示制御を行う画像制御手段と、前記演出制御手段から出力される演出制御信号に基づいて、ランプ制御を行うランプ制御手段と、を備えたパチンコ遊技機において、電源投入時に前記記憶手段が初期化された場合、前記主制御手段は、前記演出制御手段と前記ランプ制御手段の起動が完了した時点で、前記演出制御手段に第1の制御信号を出力すると共に、前記画像制御手段の起動が完了した時点で前記演出制御手段に第2の制御信号を出力し、前記演出制御手段は、前記主制御手段から第1の制御信号が入力されたときは、前記ランプ制御手段に対して前記記憶手段の初期化を報知する第1の報知信号を出力し、前記主制御手段から第2の制御信号が入力されたときは前記画像制御手段に対して前記記憶手段の初期化を報知する第2の報知信号を出力することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電源投入時に記憶手段が初期化された場合、主制御手段は、演出制御基板とランプ制御手段の起動が完了した時点で、演出制御手段に第1の制御信号を出力し、演出制御基板は第1の制御信号が入力されたときにランプ制御手段に対して第1の報知信号を出力したことで、演出制御基板とランプ制御手段の起動が完了した時点で記憶手段の初期化を報知することが可能になる。
請求項2記載の発明は、前記画像制御手段は、オペレーティングシステムが搭載されている請求項1記載のパチンコ遊技機を特徴とする。
請求項2の発明によれば、画像制御手段にオペレーティングシステム(OS)が搭載され、画像制御手段の起動が完了するまでに時間を要する場合でも、ランプ制御基板のランプ制御により記憶手段の初期化を報知することが可能になる。
請求項3記載の発明は、前記記憶手段の初期化を報知する初期化報知ランプを備え、前記ランプ制御手段は、前記第1の報知信号が入力されたときに前記初期化報知ランプの点灯制御を行う請求項1又は2記載のパチンコ遊技機を特徴とする。
請求項3の発明によれば、初期化報知ランプにより記憶手段の初期化を報知すれば、記憶手段の初期化を作業者に容易に把握させることが可能になる。
本発明によれば、電源投入時に記憶手段が初期化された場合、主制御手段は、演出制御基板とランプ制御手段の起動が完了した時点で、演出制御手段に第1の制御信号を出力し、演出制御基板は第1の制御信号が入力されたときにランプ制御手段に対して第1の報知信号を出力したことで、演出制御基板とランプ制御手段の起動が完了した時点で記憶手段の初期化を報知することが可能になる。
従って、製造時、作業者は記憶手段の初期化を短時間で確認でき、製造効率が低下するのを防止することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 本実施形態に係るパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るメイン制御基板のCPUが実行するメイン処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係るメイン制御基板のCPUが実行する復旧処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係るメイン制御基板のCPUが実行する電源遮断監視処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 本実施形態に係る演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 本実施形態に係るランプ制御基板のCPUが実行するRAMクリア報知処理の一例を示したフローチャートである。 本実施形態に係る画像制御基板のCPUが実行するRAMクリア報知処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。またガラス枠の下部には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。
また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。
遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー103を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。
また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示器11の下方には、可変入賞装置12が配置されている。可変入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。
上始動口13の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。
また電チュー14の内部には、特別図柄表示器22の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。
なお、本実施の形態では、上始動口13と電チュー14とにそれぞれ別々の始動口スイッチを設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり始動口スイッチは共有してもよい。
また、画像表示器11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。
ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)15a(図2参照)が設けられており、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄表示器23の普通図柄が所定時間作動して停止するようになっている。
普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止した場合は、電チュー14が所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。
遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。
第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。
枠101の上方には、メイン制御基板111(図2参照)に搭載されたRAM114(図2参照)が初期化された旨を報知するための初期化報知ランプ148が設けられている。なお、初期化報知ランプ148は、例えば製造時の作業者が見やすい位置であれば、任意の位置に取り付け可能である。また、初期化報知ランプ148は必ずしも枠101に設ける必要はなく、遊技盤10に配置しても良い。
なお、本実施の形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤10の遊技領域外に配置するようにしているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤10の遊技領域10a内に配置することも勿論可能である。
図2は、本実施の形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板111(主制御手段)が設けられている、また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121(演出制御手段)、画像制御基板131(画像制御手段)、ランプ制御基板141(ランプ制御手段)、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114(記憶手段)を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
RAM114は、遊技中の各種制御情報(遊技状態、変動保留個数、未払出分の賞球個数等)を記憶する。また、RAM114は、電源装置29からの電源電圧が遮断された場合でも各種制御情報を保持する。従って、電源復帰時は電源遮断時と同一の遊技条件にて遊技を再開することができる。
メイン制御基板111には、上始動口13に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド14b、ゲート15に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通入賞口SW17a、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器23等が接続されている。
またメイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
更にメイン制御基板111には、RAMクリアSW27が接続されている。RAMクリアSW27は、電源投入用の電源SW28と共に操作された場合に、RAM114に記憶された各種制御情報が消去される。
電源装置29は、電源SW28がONのときに当該パチンコ遊技機100の各部に動作電圧を供給する。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板121には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板131、各種ランプ及び可動役物の制御を行うランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。更に、本実施形態に係る画像制御基板131には、OS(オペレーティングシステム)が搭載されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、可動役物147、初期化報知ランプ148等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の制御を行う。
このように本実施形態のパチンコ遊技機100においては、遊技制御装置のメイン制御基板111、演出制御基板121、ランプ制御基板141、及び払出制御基板151にはOSが搭載されていないのに対して、画像制御基板131にはOSが搭載されている。
このように画像制御基板131にOSを搭載した場合は、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)等を用いた複雑な演出制御を行って画像表示器11に表示することができる。
また搭載されているOSと同一のOS、若しくは互換性のあるOSを搭載したコンピュータを利用して、画像演出の開発を行うことができ、また開発した画像演出を容易にパチンコ遊技機に移植できるので、開発環境が向上するというメリットを有する。
ここで、画像制御基板131の起動手順をOSがROM133に記憶されている場合の例により簡単に説明する。
電源SW28がONになり電源装置29から画像制御基板131に電源が供給されると、CPU132はRAM134、画像表示器11、スピーカ105の初期化を行う。続いて、ROM133に記憶されたOSがRAM134に読み込まれ、CPU132によって実行される。実行されたOSは、システムの動作に必要な初期化を逐次行っていき、最終的にOSの起動が完了すると、画像制御基板131は、メイン制御基板111からの命令(コマンド)待機状態となる。
画像制御基板131の起動に要する時間は、例えば周辺機器の初期化に約5秒、OSがRAM134に読み込まれるまでに約5秒、最終的に画像表示器11が画像を表示可能となるまでに例えば20秒程度とされる。一方、OSが搭載されていないメイン制御基板111、演出制御基板121、ランプ制御基板141及び払出制御基板151は、起動に要する時間は、例えば5秒程度とされる。
従来のパチンコ遊技機では、メイン制御基板111から出力されるRAM114のクリア報知のためにコマンドは、サブ制御基板120の全てのサブCPUの起動が完了するのを待って、各サブCPUに対して報知開始信号を出力するようにしていた。
このため、例えば画像制御基板131にOSを搭載した場合は、画像制御基板131の起動が完了するのを待ってメイン制御基板111からコマンドが出力されるため、初期化報知ランプ148を利用してRAMクリア報知を行った場合は、報知が行われる迄の時間が著しく長くなる。この結果、製造工程において、作業者がRAMの初期化を確認するのに時間がかかることになる。
そこで、本実施形態においては、メイン制御基板111は、画像制御基板131の起動完了前であっても、演出制御基板121とランプ制御基板121の起動が完了した時点で、演出制御基板121に対してRAMクリアコマンドを出力する。
演出制御基板121は、メイン制御基板111からRAMクリアコマンドを受信した場合は、ランプ制御基板121に対して初期化報知信号を出力するようにした。
これにより、サブ制御基板120の画像制御基板131の起動が完了する前に、RAM114の初期化を初期化報知ランプ148を利用して報知することが可能になる。従って、作業者は初期化報知ランプ148を確認することで、RAM114の初期化を速やかに把握することができるので、製造効率が低下するのを防止することができる。
具体的には、パチンコ遊技機の製造過程の最終段階における出荷検査においては、完成したパチンコ遊技機を稼働させて、液晶表示装置、発射装置の球飛び、払い出し装置、電飾ランプ部品、可動役物等に関する動作確認を行っている。
検査中においても遊技中と同様に制御情報が記憶手段に記憶されるため、出荷検査終了後に一旦電源を遮断して、RAMクリアSW27を操作しながら電源SW28を投入してRAM114の初期化を行う。RAM114の初期化が行われ場合、メイン制御基板111のCPU112は、少なくとも演出制御基板121及びランプ制御基板141の起動に要する所定時間待機した後、RAM114が初期化されたことを示す制御信号(第1の制御信号)を演出制御基板121のCPU122に出力する。演出制御基板121のCPU122は、第1の制御信号を受けて第1の報知信号をランプ制御基板141のCPU142に出力する。これにより、ランプ制御基板141のCPU142は、初期化報知ランプ148を点灯させる。
また本実施形態では、メイン制御基板111のCPU112は、画像制御基板131の起動が完了するまでの所定時間待機した後、RAM114が初期化されたことを示す制御信号(第2の制御信号)を演出制御基板121のCPU122に出力する。
演出制御基板121のCPU122は、第2の制御信号を受けて第2の報知信号を画像制御基板131のCPU132に出力する。これにより、画像制御基板131のCPU132は、画像表示器11にRAM114の初期化された旨を文字や画像等を表示させて報知するようにしている。
このようにすると、ランプ等による報知のみならず画像表示を利用してRAM114の初期化を報知できるので、作業者はRAM114が初期化された旨を確実に把握することができる。
なお、本実施形態では、専用の初期化報知ランプ148を利用してRAM114の初期化を報知するが、専用の点灯パターンを用いて盤ランプ146や枠ランプ145を利用してRAM114の初期化を報知しても良い。
また画像制御基板131のCPU132は、専用の音声パターンを用いて、スピーカ105を利用してRAM114の初期化を報知しても良い。
さらに、本実施形態に係るパチンコ遊技機は、遊技店の営業中にRAM114が初期化された場合にも、メイン制御基板111から出力される第1の制御信号及び第2の制御信号に基づいてRAM114が初期化された旨の報知を行う。このため、例えば営業中に不正遊技者によってRAM114が不正に初期化された場合にも、第2の制御信号に基づき画像表示や音声を利用してRAM114の初期化を報知することにより、店員が遊技中に不正行為が行われたことを容易に確認することが可能になる。
具体的に説明すると、RAM114を初期化した場合は、RAM114の初期化と同時に大当たり抽選用の大当たり乱数もリセットされる。その結果、例えば大当たり乱数の周期が一定であれば、大当たり乱数の周期を把握することで、特定の乱数、すなわち大当たり乱数値を狙うことが可能になる場合があった。このような場合にも、第2の制御信号を基づいて文字や画像表示器11に表示させたり、スピーカから音声を出力したりすることにより、店員が遊技中に不正行為が行われたことを容易に確認することが可能になる。
よって、不正遊技者により不正に遊技球が取得されて遊技店が損害を被るのを防止することができる。
次に、本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技制御装置におけるRAMクリア報知についてフローチャートに基づいて説明する。
図3は、CPU112が実行するメイン処理を示したフローチャートである。
CPU112は、1000msの時間待機した後(S1)、RAM114のアクセスを許可する(S2)。次に、RAMクリアスイッチがONであるか否かの判定を行い(S3)、ONであると判定した場合は(S3:Yes)、RAM114をクリアする(S4)。次いで、クリア時の作業領域を設定し(S5)、演出制御基板121やランプ制御基板141、払出制御基板151などの各種サブ基板の設定を行う(S6)。
そして、CPU112は、演出制御基板121及びランプ制御基板141の起動が完了するまで所定時間待機した後(S7)、CPU122に対してRAM114が初期化された旨の制御信号(第1の制御信号)を出力する(S8)。
続いて、CPU112は、画像制御基板131が起動するまで所定時間待機した後(S9)、CPU122に対してRAM114が初期化された旨の制御信号(第2の制御信号)を出力する(S10)。
一方、ステップS3において、RAMクリアスイッチがONでないと判定した場合は(S3:No)、バックアップフラグがONであるか否かの判定を行う(S11)。バックアップフラグがONであると判定した場合は(S11:Yes)、チェックサムが正常であるか否かの判定を行う(S12)。チェックサムが正常であると判定した場合は(S12:Yes)、復旧処理を実行する(S13)。また、バックアップフラグがONでないと判定した場合(S11:No)、又はチェックサムが正常でないと判定した場合(S12:No)、ステップS4に進み、RAM114をクリアする。
次に、CPU112は、内蔵されているCTC(タイマカウンタ)の周期(例えば、4ms)を設定し(S14)、次いで、電源遮断監視処理を実行する(S15)。次に、変動パターン乱数を更新し(S16)、割込を禁止する(S17)。次に、初期値乱数を更新し(S18)、割込を許可する(S19)。以降、ステップS15からステップS19の処理を繰り返し実行する。
S13の復旧処理について説明する。
図4は、CPU112が実行する復旧処理を示したフローチャートである。
復旧処理において、電源の供給が遮断されたときにRAM114に記憶された制御情報を復旧する。
CPU112は、復旧時の作業領域を設定し(S21)、RAM114に記憶されている遊技状態のコマンドを各サブ制御基板に送信した後(S22)、バックアップフラグをOFFに設定して(S23)、復旧処理を終了する。
S15の電源遮断監視処理について説明する。
図5は、CPU112が実行する電源遮断監視処理を示したフローチャートである。
電源遮断監視処理において、電源の供給を監視すると共に、電源の供給が遮断された場合にRAM114に制御情報を記憶させる。
CPU112は、割込を禁止し(S31)、電源装置29からの電源供給が遮断されたか否かを判定する(S32)。電源供給が遮断されていないと判定した場合には(S32:No)、割込を許可して(S33)、電源遮断監視処理を終了する。
一方、ステップS32において、電源供給が遮断されたと判定した場合には(S32:Yes)、出力ポートのクリアを行い(S34)、チェックサムを作成すると共に、遊技中の各種制御情報(遊技状態、変動保留個数、未払出分の賞球個数等)をRAM114に記憶させる(S35)。次にCPU112は、RAM114に制御情報が記憶されている旨を示すバックアップフラグをONに設定し(S36)、RAM114へのアクセスを禁止する(S37)。
次に、サブ制御基板が実行する主要な処理を示した図である。
図6は、演出制御基板121のCPU122が実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。図7は、演出制御基板121のCPU122が実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。なお、図6、図7に示すタイマ割込み処理及びコマンド受信処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
図6に示すように、CPU122は、メイン制御基板111からのコマンドを受信するコマンド受信処理を実行し(S41)、コマンド送信処理(S42)を実行し、タイマ割込処理を終了する。
また、図7に示すように、CPU122は、メイン制御基板111から第1の制御信号を受信したか否かを判定する(S51)。第1の制御コマンド(第1の制御信号)を受信していないと判定された場合には(S51:No)、ステップS53に進む。一方、第1の制御コマンドを受信したと判定された場合には(S51:Yes)、第1の報知コマンドをセットする(S52)。続いて、CPU122は、メイン制御基板111から第2の制御コマンド(第2の制御信号)を受信したか否かを判定する(S53)。第2の制御コマンドを受信していないと判定された場合には(S53:No)、コマンド受信処理を終了する。一方、第2の制御コマンドを受信したと判定された場合には(S53:Yes)、第2の報知コマンドをセットして(S54)コマンド受信処理を終了する。
図8は、ランプ制御基板141のCPU142が実行するRAMクリア報知処理の一例を示したフローチャートである。
CPU142は、CPU122から第1の報知コマンドを受信したか否かを判定する(S61)。第1の報知コマンドを受信したと判定された場合には(S61:Yes)、RAMクリア報知を行うように初期化報知ランプ148を制御して(S62)、RAMクリア報知処理を終了する。第1の報知コマンドを受信していないと判定された場合には(S61:No)、RAMクリア報知処理を終了する。
図9は、画像制御基板131のCPU132が実行するRAMクリア報知処理の一例を示したフローチャートである。
CPU132は、CPU122から第2の報知コマンドを受信したか否かを判定する(S71)。第2の報知コマンドを受信したと判定された場合には(S71:Yes)、RAMクリア報知を行うように画像表示器11を制御して(S72)、RAMクリア報知処理を終了する。第2の報知コマンドを受信していないと判定された場合には(S71:No)、RAMクリア報知処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、OSを搭載している等の理由により起動の遅いサブ制御基板が存在する場合、起動の早い制御基板に対して先に報知コマンドを出力するので、パチンコ製造過程の初期化検査にてRAMクリア確認に要する時間を短縮できる。また、メイン制御基板111のCPU112が、演出制御基板121、ランプ制御基板141及び画像制御基板131が起動するまで所定時間待機した後に制御信号を出力するので、RAMクリア報知が確実に行われる。また、複数の制御信号により多段階に渡ってRAMクリア報知が行われるので、製造時の作業者は、RAMクリアされたことを容易に確認できる。また、営業中に不正遊技者によってRAM114が不正に初期化された場合にも、第2の制御信号に基づき画像表示や音声を利用してRAM114の初期化を報知することにより、店員が遊技中に不正行為が行われたことを容易に確認することが可能になる。
11…画像表示器、27…RAMクリアSW、28…電源SW、29…電源装置、100…パチンコ遊技機、101…枠、105…スピーカ、111…メイン制御基板、112…CPU、113…ROM、114…RAM、120…サブ制御基板、121…ランプ制御基板、121…演出制御基板、122…CPU、123…ROM、124…RAM、131…画像制御基板、132…CPU、133…ROM、134…RAM、141…ランプ制御基板、142…CPU、143…ROM、144…RAM、145…枠ランプ、146…盤ランプ、148…初期化報知ランプ

Claims (3)

  1. 遊技を制御するための制御信号を出力する主制御手段と、
    遊技に関する制御情報を記憶する記憶手段と、
    前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて、演出制御信号を出力する演出制御手段と、
    前記演出制御手段から出力される演出制御信号に基づいて、画像表示手段の表示制御を行う画像制御手段と、
    前記演出制御手段から出力される演出制御信号に基づいて、ランプ制御を行うランプ制御手段と、を備えたパチンコ遊技機において、
    電源投入時に前記記憶手段が初期化された場合、前記主制御手段は、前記演出制御手段と前記ランプ制御手段の起動が完了した時点で、前記演出制御手段に第1の制御信号を出力すると共に、前記画像制御手段の起動が完了した時点で前記演出制御手段に第2の制御信号を出力し、
    前記演出制御手段は、前記主制御手段から第1の制御信号が入力されたときは、前記ランプ制御手段に対して前記記憶手段の初期化を報知する第1の報知信号を出力し、前記主制御手段から第2の制御信号が入力されたときは前記画像制御手段に対して前記記憶手段の初期化を報知する第2の報知信号を出力することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記画像制御手段は、オペレーティングシステムが搭載されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記記憶手段の初期化を報知する初期化報知ランプを備え、前記ランプ制御手段は、前記第1の報知信号が入力されたときに前記初期化報知ランプの点灯制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
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