JP2011044418A - Ledユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光色に偏った光の照射を抑制することができるLEDユニットを提供する。
【解決手段】LED光源63を蛍光体樹脂66に封入し、LED光源63の発光色と蛍光体の蛍光色の混合により混合色光を得るLEDユニット60において、LED光源63から放射される光を取り出す開口部67Aを有する遮光部材67を蛍光体樹脂66の出射面66Aに近接させて配置する構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、LEDを光源に採用したLEDユニットに係り、特に、LEDにより蛍光体を光らせて混合色光を得るLEDユニットに関する。
従来、LEDを光源とした各種のLEDユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。また近年では、混合色、例えば白色光を出力する白色LEDが知られている。この種の白色LEDには、黄色蛍光体を分散させた蛍光体樹脂で青色LEDを封止することで、青色LEDの発光色と黄色蛍光体の蛍光色との混色によって白色光を得るものが良く用いられている。
特開2007−234558号公報
しかしながら、青色LEDを蛍光体樹脂の中央部に配置した場合、蛍光体樹脂の出射面の外縁部では、出射面の下方に青色LEDが配置されていないので、青色LEDが発光する青色光より蛍光体樹脂が発する黄色の蛍光が多くなる。このため、出射面の外縁部から放射された光は黄色に偏ることとなり、係る照射光が照射された照射面では黄色味を帯びた箇所が生じることで色むらの発生や、被照射体の発色不良、照射箇所に描かれた絵柄や文字の識別性の低下を招いていた。この問題を解決するために、光拡散レンズに照射光を通して黄色光を含む照射光を拡散することが考え得るが、そうすると照射光量が低下する、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、蛍光色に偏った光の照射を抑制することができるLEDユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、LED光源を蛍光体樹脂に封入し、前記LED光源の発光色と前記蛍光体樹脂の蛍光色の混合により混合色光を得るLEDユニットにおいて、前記LED光源から放射される光を取り出す開口部を有する遮光部材を前記蛍光体樹脂の出射面に近接させて配置したことを特徴とする。
また、上記構成において、前記出射面から放射される光のうち、当該出射面の外縁部から放射される蛍光色に偏った光を前記遮光部材で遮光してもよい。
さらに、上記構成において、前記開口部は、前記LED光源の発光面と略同一の大きさに形成されてもよい。
さらにまた、上記構成において、LED光源を蛍光体樹脂に封入し、前記LED光源の発光色と前記蛍光体樹脂の蛍光色の混合により混合色光を得るLEDユニットにおいて、前記LED光源の発光面と略同一の大きさで前記蛍光体樹脂を形成してもよい。
上記構成において、前記開口部に、前記LED光源から放射される光を反射する反射面を備えてもよい。
上記構成において、前記遮光部材上に、照射野での照射パターンを規定する規定部材を設けてもよい。
上記構成において、前記遮光部材と前記規定部材との間に、前記LED光源から放射される光を拡散させる拡散板を配置してもよい。
本発明によれば、LED光源から放射される光を取り出す開口部を有する遮光部材を蛍光体樹脂の出射面に近接させて配置したため、LED光源の外側の蛍光体樹脂から放射される蛍光色に偏った光を遮光部材で遮光できるので、必要とする混合色光を照射光として利用することができる。
本発明の第一の実施の形態に係るLEDユニットを示す斜視図である。 LEDユニットの平面、正面、及び、側面を示す図である。 図2の平面を示す図におけるIII−III線の断面を示す図である。 LEDモジュールの構成を示す斜視図である。 LEDモジュールの正面、平面、左右側面、底面、及び、正面を示す図におけるV−V線の断面を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係るLEDユニットを示す斜視図である。 LEDユニットの平面及び正面を示す図である。 本発明の第三の実施の形態に係わるLEDユニットの平面、平面を示す図におけるX−X線の断面、及び、平面を示す図におけるY−Y線の断面を示す図である。 本発明の第四の実施の形態に係わるLEDユニットの平面、平面を示す図のZ−Z線の断面、及び、Z−Z線の断面を示す図の一部を拡大して示す図である。 本発明の変形例であるLEDユニットを示す図である。 本発明の変形例であるLEDユニットを示す図である。 本発明の変形例であるLEDユニットを示す図である。 本発明の変形例であるLEDユニットを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
〔第一の実施の形態〕
図1は、本発明の第一の実施の形態に係わるLEDユニット60を示す斜視図である。図2は、LEDユニット60の平面、正面、及び、側面を示す図であり、図3は、図2の平面を示す図におけるIII−III線の断面を示す図である。
LEDユニット60は、図1及び図2に示すように、ユニット本体61と、このユニット本体61上に複数(本実施の形態では、6個)の発光素子62を格子状(2×3個)に配列してなるLED光源63と、これら発光素子62に電流を供給する一対のリードフレーム64とを備えて構成されている。ユニット本体61には、凹状のカップ65が設けられ、このカップ65は、平坦な底部65A、及び、その周縁から上方に拡がる傾斜を有するスロープ部65Bを備えて側面視で台形に形成されている。
発光素子62は、カップ65の底部65A上に配置されており、発光素子62の電極とリードフレーム64とは図示しないワイヤによって電気的に接続されている。これらの発光素子62には、例えば青色光を発光する青色LEDが用いられる。また、これらの発光素子62は、青色光を受けて例えば黄色の蛍光を発する蛍光体が散布された樹脂製の蛍光体樹脂66に封止され、この蛍光体樹脂66は、さらに略透明の透明樹脂68でカップ65に封止されている。そして、発光素子62の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる。
このとき、発光素子62の発光色と蛍光体の蛍光色のバランスが崩れ蛍光色成分が強くなると、混色によって得られる光が蛍光色に偏る。すなわち、蛍光体樹脂66の出射面66Aのうち、中央部では、出射面66Aの下方に発光素子62が配置されているので、発光素子62の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られるが、外周部(外縁部)66Bでは、出射面66Aの下方に発光素子62が配置されていないので、発光素子62が発光する青色光より蛍光体が発する黄色の蛍光が多くなる。
そこで本実施の形態では、LED光源63の外側に位置する出射面66Aの外周部66Bを覆う遮光板(遮光部材)67を、ユニット本体61の上面61Aに固定している。より詳細には、遮光板67には、光を遮光する材料が用いられており、LED光源63を露出するように切り欠いた開口部67Aが形成されている。これにより、出射面66Aの外周部66Bから放射される光は、遮光板67によって遮られ、開口部67Aに進入した光、すなわち、白色光が照射光として照射されることとなる。
遮光板67の開口部67Aは、LED光源63の発光面63A(図3中二点鎖線で示す)と略同一の大きさとするのがよい。ここで、LED光源63の発光面63Aは、発光素子62間の間隔をL1とした場合、LED光源63から外側に、間隔L1の半分の長さM1(M1=L1/2)だけ大きくした範囲とする。なお、間隔L1は、間隔L1だけ離れて隣接する2つの発光素子62が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる距離とする。すなわち、長さM1は、LED光源63の最外部の発光素子62が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる長さとなる。したがって、例えば発光面63Aの長手方向の発光面幅A1は、LED光源63の長手方向の光源幅B1より両外側に長さM1だけ長くした長さとなる。
開口部67Aの大きさは、LED光源63の発光面63Aの大きさより小さくしてもよく、例えばLED光源63の大きさ(例えば、光源幅B1)と略同一にしてもよい。本実施の形態では、発光素子62の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる範囲である、LED光源63の発光面63Aの大きさと略同一にすることで、蛍光色に偏った光を遮光板67で遮光しつつ、各発光素子62から主照射方向に向かう光を有効に利用できる。
遮光板67は、蛍光体樹脂66の出射面66Aとの間の隙間δ1が大きくなるように設けた場合、出射面66Aの外周部66Bから放射される光のうち、主照射方向(真上方向)に対する角度が大きく斜め上方向に向かう光が、開口部67Aから照射されるおそれがある。したがって、遮光板67は、蛍光体樹脂66の出射面66Aとの間の隙間δ1が微小となるように配置されるのが望ましい。隙間δ1を設けないことが最も好ましいが、隙間δ1を設ける場合は、例えば2mm以下に設定するのが好ましい。
このように構成されたLEDユニット60は、出射面66Aの外周部66Bから放射される蛍光色に偏った光を遮光して必要とする混合色(白色)光を照射できるので、例えばLEDユニット60を医療用照明装置に適用した場合には、患部等の色むらや発色不良を抑え、患部の状態を容易に視認できる。
また、出射面66Aの外周部66Bの光を遮光して照射範囲を狭めることができるので、例えばLEDユニット60を歯科治療用照明装置に適用した場合には、必要とする混合色(白色)光を口元に照射しつつ患者に眩しさを感じさせないようにできる。
図4は、LEDユニット60が適用されるLEDモジュール10の構成を示す斜視図である。また、図5は、LEDモジュール10の正面、平面、左右側面、底面、及び、正面を示す図におけるV−V線の断面を示す図である。なお、図5において、内部に隠れてみえない部材を示すかくれ線を破線で示している。
LEDモジュール10は、例えば患部等を照射する医療用照明装置に搭載され、図4に示すように、正面が照射開口12として開口し左側面から右側面に長手方向を有する略直方体形状の筐体20を備え、この筐体20には、1つの反射体22と、1つのLEDユニット60及びLED基板26とが収められている。
反射体22は1つの反射面23を備え、螺子25(図5参照)で筐体20に固定されている。反射面23は、回転放物面を回転軸に沿って2等分した形状(放物面を180度回転させた形状)を成すように形成されている。
反射面23を回転放物面とした場合には、LEDユニット60は、LEDユニット60の発光面を回転放物面の焦点位置あるいはその近傍に配置することで、LEDユニット60の出射光の集光性を向上できる。
LED基板26にはLEDユニット60が実装される。具体的には、図5に示すように、LED基板26は、筐体20の底面と略同程度の大きさの矩形状に形成され、この底面の内側に、螺子28により筐体20の底面に密接させて固定されている。この筐体20は、例えばアルミニウム等の高熱伝導性材から形成されており、当該筐体20の底面の略全領域に亘ってLED基板26を密接させることで、当該底面から効率よくLEDユニット60の放熱が行われる。
LED基板26に実装されたLEDユニット60は、反射面23の焦点位置に配置され、LEDユニット60から放射された光は反射面23で反射されて、当該反射面23の回転軸方向に向けて照射される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、LED光源63から放射される光を取り出す開口部67Aを有する遮光板67を蛍光体樹脂66の出射面66Aに近接させて配置し、さらに、蛍光体樹脂66の出射面66Aから放射される光のうち、出射面66Aの外周部66Bから放射される蛍光色に偏った光を遮光板67で遮光する構成とした。このため、LED光源63の外側に位置する出射面66Aの外周部66Bから放射される蛍光色に偏った光を遮光板67で遮光できるので、必要とする混合色光を照射光として利用することができる。
さらに、本実施の形態によれば、開口部67Aは、LED光源63の発光面63Aと略同一の大きさに形成されるため、各発光素子62から主照射方向に向かう光を有効に利用して十分な光を照射しつつ、蛍光色に偏った光を遮光板67で遮光できる。
〔第二の実施の形態〕
次に、図6及び図7を参照して、第二の実施の形態に係わるLEDユニット160を説明する。
図6は、LEDユニット160を示す斜視図であり、図7は、LEDユニット160の平面及び正面を示す図である。
LEDユニット160は、図6及び図7に示すように、ユニット本体161と、このユニット本体161上に配置した1つの発光素子162からなるLED光源163と、この発光素子162に電流を供給する二対のリードフレーム164とを備えて構成されている。ユニット本体161には、凹状のカップ165が設けられ、このカップ165は、平坦な底部165A、及び、その周縁から上方に拡がる傾斜を有するスロープ部165Bを備えて側面視で台形に形成されている。ユニット本体161には、カップ165を覆うように半球状のレンズ170が設けられている。なお、レンズ170を省略してもよい。
発光素子162は、カップ165の底部165A上に配置されており、発光素子162の電極とリードフレーム164とは図示しないワイヤによって電気的に接続されている。この発光素子162には、例えば青色光を発光する青色LEDが用いられる。また、これらの発光素子162は、青色光を受けて例えば黄色の蛍光を発する蛍光体が散布された樹脂製の蛍光体樹脂166に封止され、この蛍光体樹脂166は、さらに略透明の透明樹脂168でカップ65に封止されている。そして、発光素子162の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる。
このとき、上述したように、発光素子162の発光色と蛍光体の蛍光色のバランスが崩れ蛍光色成分が強くなると、混色によって得られる光が蛍光色に偏る。すなわち、蛍光体樹脂166の出射面166Aのうち、中央部では、出射面166Aの下方に発光素子162が配置されているので、発光素子162の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られるが、外周部166Bでは、出射面166Aの下方に発光素子162が配置されていないので、発光素子162が発光する青色光より蛍光体が発する黄色の蛍光が多くなる。
そこで本実施の形態では、LED光源163の外側に位置する出射面166Aの外周部166Bを覆う遮光板(遮光部材)167を、レンズ170の下部内側に取り付けている。より詳細には、遮光板167には、光を遮光する材料が用いられており、LED光源163を露出するように切り欠いた開口部167Aが形成されている。これにより、出射面166Aの外周部166Bから放射される光は、遮光板167によって遮られ、開口部167Aに進入した光、すなわち、白色光が照射光として照射されることとなる。なお、遮光板167は、図示しない固定具によりユニット本体161に固定されてもよい。
遮光板167の開口部167Aは、LED光源163の発光面163A(図7中二点鎖線で示す)と略同一の大きさとするのがよい。ここで、LED光源163の発光面163Aは、LED光源163から外側に、長さM2だけ大きくした範囲とする。なお、長さM2は、LED光源163が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる長さとなる。したがって、発光面163Aの発光面幅A2は、LED光源163の光源幅B2より両外側に長さM2だけ長くした長さとなる。
開口部167Aの大きさは、LED光源163の発光面163Aの大きさより小さくしてもよく、例えばLED光源163の大きさ(例えば、光源幅B2)と略同一にしてもよい。本実施の形態では、発光素子162の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる範囲である、LED光源163の発光面163Aの大きさと略同一にすることで、蛍光色に偏った光を遮光板167で遮光しつつ、発光素子162から主照射方向に向かう光を有効に利用できる。
遮光板167は、上述したように、蛍光体樹脂166の出射面166Aとの間の隙間δ2が微小になるように配置されるのが望ましい。隙間δ2を設けないことが最も好ましいが、隙間δ2を設ける場合は、例えば2mm以下に設定するのが好ましい。
このように構成されたLEDユニット160は、出射面166Aの外周部166Bから放射される蛍光色に偏った光を遮光して必要とする混合色(白色)光を照射できるので、例えばLEDユニット160を医療用照明装置に適用した場合には、患部等の色むらや発色不良を抑え、患部の状態を容易に視認できる。
また、出射面166Aの外周部166Bの光を遮光して照射範囲を狭めることができるので、例えばLEDユニット160を歯科治療用照明装置に適用した場合には、必要とする混合色(白色)光を口元に照射しつつ患者に眩しさを感じさせないようにできる。
〔第三の実施の形態〕
次に、図8を参照して、第三の実施の形態に係わるLEDユニット260を説明する。
図8は、LEDユニット260の平面、平面を示す図におけるX−X線の断面、及び、平面を示す図におけるY−Y線の断面を示す図である。
LEDユニット260は、ユニット本体261と、このユニット本体261上に複数(本実施の形態では、9つ)の発光素子262を一列に配列してなるLED光源263とを備えて構成されている。これらの発光素子262には、例えば青色光を発光する青色LEDが用いられる。また、これらの発光素子262は、青色光を受けて例えば黄色の蛍光を発する蛍光体が散布された樹脂製の蛍光体樹脂266に封止され、この蛍光体樹脂266は、さらに略透明の透明樹脂268で封止されている。そして、発光素子262の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる。
このとき、上述したように、発光素子262の発光色と蛍光体の蛍光色のバランスが崩れ蛍光色成分が強くなると、混色によって得られる光が蛍光色に偏る。すなわち、蛍光体樹脂266の出射面266Aのうち、中央部では、出射面266Aの下方に発光素子262が配置されているので、発光素子262の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られるが、外周部266Bでは、出射面266Aの下方に発光素子262が配置されていないので、発光素子262が発光する青色光より蛍光体が発する黄色の蛍光が多くなる。
そこで本実施の形態では、蛍光体樹脂266を上方及び側方から囲ってLED光源263の外側に位置する出射面266Aの外周部266Bを覆う遮光板(遮光部材)267を、ユニット本体261の上面261A上に固定している。より詳細には、遮光板267には、光を遮光する材料が用いられており、LED光源263を露出するように切り欠いた開口部267Aが形成されている。これにより、出射面266Aの外周部266Bから放射される光は、遮光板267によって遮られ、開口部267Aに進入した光、すなわち、白色光が照射光として照射されることとなる。
遮光板267の開口部267Aは、LED光源263の発光面263A(図8中二点鎖線で示す)と略同一の大きさとするのがよい。ここで、LED光源263の発光面263Aは、発光素子262間の間隔をL3とした場合、LED光源263から外側に、間隔L3の半分の長さM3(M3=L3/2)だけ大きくした範囲とする。なお、間隔L3は、間隔L3だけ離れて隣接する2つの発光素子262が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる距離とする。すなわち、長さM3は、LED光源263の最外部の発光素子262が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる長さとなる。したがって、例えば発光面263Aの長手方向の発光面幅A3は、LED光源263の長手方向の光源幅B3より両外側に長さM3だけ長くした長さとなる。
開口部267Aの大きさは、LED光源263の発光面263Aの大きさより小さくしてもよく、LED光源263の大きさ(例えば、光源幅B3)と略同一にしてもよい。本実施の形態では、発光素子262の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる範囲である、LED光源263の発光面263Aの大きさと略同一にすることで、蛍光色に偏った光を遮光板267で遮光しつつ、各発光素子262から主照射方向に向かう光を有効に利用できる。
遮光板267は、上述したように、蛍光体樹脂266の出射面266Aとの間の隙間δ3が微小になるように配置されるのが望ましい。隙間δ3を設けないことが最も好ましいが、隙間δ3を設ける場合は、例えば2mm以下に設定するのが好ましい。
このように構成されたLEDユニット260は、出射面266Aの外周部266Bから放射される蛍光の多い光を遮光して必要とする混合色(白色)光を照射できるので、例えばLEDユニット260を医療用照明装置に適用した場合には、患部等を容易に視認できる。
また、出射面266Aの外周部266Bの光を遮光して照射範囲を狭めることができるので、例えばLEDユニット260を歯科治療用照明装置に適用した場合には、口元に必要とする混合色(白色)光を照射しつつも患者に眩しさを感じさせないようにできる。
〔第四の実施の形態〕
次に、図9を参照して、第四の実施の形態に係わるLEDユニット360を説明する。
図9は、LEDユニット360の平面、平面を示す図のZ−Z線の断面、及び、Z−Z線の断面を示す図の一部を拡大して示す図である。なお図9では、図1に示すLEDユニット60と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
LEDユニット360は、遮光板67(図1参照)に代えて、LED光源63から放射される光を取り出す開口部367Aを有して出射面66Aの外周部66Bを覆う遮光膜(遮光部材)367を備えている。遮光膜367は、光を遮光する材料で形成され、透明樹脂68に一体に形成されている。開口部367Aの大きさは、遮光板67の開口部67A(図3参照)と同様に設定される。この遮光膜367は、透明樹脂68の上面の開口部367Aとなる位置に、例えばマスキング等を施し、外周部66Bに遮光材料を蒸着させることで容易に形成可能である。
このように、遮光膜367は、透明樹脂68に一体に形成されるため、別体の遮光部材を必要としないので、部品点数を削減して製造工程を簡略化できる。
なお、本実施の形態では、遮光膜367を蒸着膜として説明したが、遮光膜367は、LED光源63からの光を反射することで遮光する反射膜であってもよいし、あるいは、LED光源63からの光を吸収することで遮光する吸収膜であってもよい。
但し、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、発光素子に青色光を発光する青色LEDを用い、蛍光体樹脂に青色光を受けて黄色の蛍光を発する蛍光体を用いたが、必要とする混合色を得るものであればこれに限定されない。
また、上記実施の形態では、カップは、側面視台形に形成されていたが、これに限定されるものではなく、例えばスロープ部を傾斜させずに底部に対して直立させ、カップを側面視矩形に形成してもよい。
また、上記実施の形態では、遮光部材は、LED光源の外側全体を覆うように形成されていたが、遮光部材をLED光源の外側の一部、例えばLED光源のすぐ外側の内縁部分だけを覆うように形成し、LEDモジュールにLED光源の外側の残り(外縁部分)から照射される光を遮る遮光部を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、発光素子は、蛍光樹脂及び透明樹脂によって封止されていたが、発光素子を蛍光樹脂だけで封止してもよい。
さらに、上記実施の形態では、LEDユニットは、医療用照明装置に適用されたが、LEDユニットの用途は医療用照明装置に限定されない。
さらにまた、上記実施の形態では、遮光部材を設けていたが、遮光部材を設けずに、蛍光体樹脂をLED光源の発光面と略同一の大きさに形成してもよい。
以下、この実施の形態について、詳細に説明する。
図10は、本発明の変形例であるLEDユニット460を示す図であり、蛍光体樹脂の変形例を図10(A)〜図10(C)に例示して示す。なお図10では、図6に示すLEDユニット160と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図10(A)に示すように、LEDユニット460には、遮光板167(図6参照)が設けられず、LED光源163の発光面163A上に、発光素子162を封止する蛍光体樹脂466Aが発光面163Aと略同一の大きさに形成されている。すなわち、蛍光体樹脂466Aの大きさは、遮光板167の開口部167A(図7参照)と同様に設定される。なお、図10中、符号468は、蛍光体樹脂466を封止する透明樹脂である。
また、図10(B)に示すように、LED光源163の発光面163A上、及びLED光源163の側方を覆うように蛍光体樹脂466Bを設けてもよい。すなわち、蛍光体樹脂466Bの大きさは、遮光板167の開口部167A(図7参照)と同様に設定される。
さらに、図10(C)に示すように、複数(例えば、3個)の発光素子162を一列に配置してLED光源463とし、このLED光源463の発光面463A上に、蛍光体樹脂466Aを発光面163Aと略同一の大きさに形成してもよい。ここで、LED光源463の発光面463Aは、LED光源463から外側に、長さM2だけ大きくした範囲とする。なお、長さM2は、発光素子162間の間隔をL2とした場合、間隔L2の半分の長さM2(M2=L2/2)であり、間隔L2は、間隔L2だけ離れて隣接する2つの発光素子162が発光する青色光と、蛍光体が発する黄色の蛍光との混色によって白色光が得られる距離である。したがって、例えば発光面463Aの長手方向の発光面幅A4は、LED光源463の長手方向の光源幅B4より両外側に長さM2だけ長くした長さとなる。
蛍光体樹脂466Aの大きさは、LED光源463の発光面463Aの大きさより小さくしてもよく、例えばLED光源463の大きさ(例えば、光源幅B4)と略同一にしてもよい。本実施の形態では、発光素子162の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる範囲である、LED光源463の発光面463Aの大きさと略同一にすることで、蛍光体樹脂466Aから黄色の蛍光色に偏った光が放射されず、各発光素子162から主照射方向に向かう光を有効に利用できる。
このように、LEDユニット460では、蛍光体樹脂466A〜466CをLED光源163,463の発光面163A,463Aと略同一の大きさに形成したため、蛍光体樹脂466A〜466Cの出射面の下方にLED光源163,463が配置されない部分(外周部)が形成されないので、蛍光体樹脂466A〜466Cから黄色の蛍光色に偏った光が放射されず、必要とする混合色(白色)光を照射光として利用することができる。また、遮光部材を設ける必要がなくなるので、部品点数を削減して製造工程を簡略化できる。
図11は、本発明の変形例を示す図であり、図11(A)は、LEDユニット560の断面を示す図であり、図11(B)は、LEDユニット660の断面を示す図である。なお図11(A)では、図1に示すLEDユニット60と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、図11(B)では、図6に示すLEDユニット160と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図11(A)に示すように、LEDユニット560のユニット本体61には、凹状のカップ565が設けられ、このカップ565は、平坦な底部565A、及び、その周縁から上方に立ち上がる遮光材料からなる壁部565Bを備えて側面視で矩形に形成されている。したがって、ユニット本体61には、壁部565Bによって開口部分565Cが形成されることとなる。
LEDユニット560では、発光素子62を底部565A上に配置し、発光素子62を封止する蛍光体樹脂66をカップ565内に形成し、蛍光体樹脂66を封止する透明樹脂68をカップ565内に充填することで容易に発光素子62を封止できる。
壁部565Bは、開口部分565CがLED光源63の発光面63Aと略同一の大きさとなるように形成される。すなわち、開口部分565Cの大きさは、遮光板67の開口部67A(図3参照)と同様に設定される。
図11(B)に示すように、LEDユニット660のユニット本体161には、凹状のカップ665が設けられ、このカップ665は、平坦な底部665A、及び、その周縁から上方に立ち上がる遮光材料からなる壁部665Bを備えて側面視で矩形に形成されている。したがって、ユニット本体161には、壁部665Bによって開口部分665Cが形成されることとなる。
LEDユニット660では、発光素子162を底部665A上に配置し、発光素子162を封止する蛍光体樹脂166をカップ665内に注入し、蛍光体樹脂166を封止する透明樹脂168をカップ665内に充填することで容易に発光素子162を封止できる。
壁部665Bは、開口部分665CがLED光源163の発光面163Aと略同一の大きさとなるように形成される。すなわち、開口部分665Cの大きさは、遮光板167の開口部167A(図7参照)と同様に設定される。
このように、LEDユニット560,660では、壁部565B,665Bを開口部分565C,665Cが発光面63A,163Aと略同一の大きさとなるように設けたため、出射面66A,166Aの下方にLED光源63,163が配置されない部分(外周部)が形成されないので、蛍光体樹脂66,166から黄色の蛍光色に偏った光が放射されず、必要とする混合色(白色)光を照射光として利用することができる。また、開口部分565C,665Cを発光面63A,163Aと略同一の大きさに形成したため、蛍光体が散布された樹脂をカップ565,665に注入することで蛍光体樹脂66,166を容易に形成できる。さらに、遮光部材を設ける必要がなくなるので、部品点数を削減して製造工程を簡略化できる。
次に、遮光部材の開口部に反射面を備えた変形例について説明する。
図12は、本発明の変形例であるLEDユニット760を示す断面図である。なお、図12では、図1に示すLEDユニット60と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
LEDユニット760のユニット本体761は、上部本体761A及び下部本体761Bを有している。上部本体761Aには、凹状のカップ765が設けられ、このカップ765は、平坦な底部765A、及び、その周縁から上方に立ち上がる壁部765Bを備えて側面視で矩形に形成されている。下部本体761Bは、発光素子62に電流を供給する図示しないリードフレームを備えている。
複数(例えば、2×3個)の発光素子62は、底部765A上に配置されており、発光素子62の電極とリードフレームとは図示しないワイヤによって電気的に接続されている。これらの発光素子62は、青色光を受けて例えば黄色の蛍光を発する蛍光体が散布された樹脂製の蛍光体樹脂766を、カップ765内に充填することで容易に封止可能である。そして、発光素子62の青色の発光色と蛍光体の黄色の蛍光色の混色によって白色光が得られる。
LEDユニット760には、蛍光体樹脂766の出射面766Aのうち、LED光源63の外側に位置する外周部766Bを覆う光制御板(遮光部材)767が、図示しない固定具によりユニット本体761に固定されている。なお、光制御板767は、上部本体761Aの上面に直接固定されてもよい。光制御板767には、光を遮光する材料が用いられており、LED光源63を露出するように切り欠いた開口部767Aが形成されている。これにより、出射面766Aから放射される光のうち、外周部766Bから放射される蛍光色に偏った光は、光制御板767の下面767Cによって遮られ、残りの光が開口部767Aに進入する。
光制御板767は、上述したように、蛍光体樹脂766の出射面766Aとの間の隙間δ1が微小になるように配置されるのが望ましい。隙間δ1を設けないことが最も好ましいが、隙間δ1を設ける場合は、例えば2mm以下に設定するのが好ましい。
開口部767Aは、その大きさが下端開口767A1から上端開口767A2に掛けて小さくなっており、側面視で傾斜するように形成されている。本実施の形態の下端開口767A1は、発光面63Aより大きく形成されており、より詳細には、下端開口767A1の幅W1が発光面63Aの発光面幅A1より大きくなっている。また、本実施の形態では、下端開口767A1の形状は、LED光源63の形状(発光面63Aの形状)と略同一の形状、すなわち、相似の形状に形成される。したがって、発光面63Aより大きい下端開口767A1から光が取り出されるので、発光面63Aと略同一の大きさの開口、あるいは、発光面63Aより小さい開口から光を取り出す場合に比べ、LED光源63から放射される光を有効に取り出すことができる。
ここで、開口部767Aに進入する光のうち、発光面幅A1の内側に位置する中央出射面766Cから放射された光は白色光となり、発光面幅A1の外側、かつ、下端開口767A1の内側に位置する中間出射面766Dから放射された光Jは蛍光色にやや偏る。
上端開口767A2の大きさ(幅W2)は、照射野に必要な照射パターンの大きさに応じて設定される。
開口部767Aには、光を反射する材料で形成された反射体769が内面全体に設けられている。反射体769は、開口部767Aに進入した光のうち、上端開口767A2以外の箇所に向かう光を、上端開口767A2に向けて反射する反射面769Aを配置するものであり、反射体769においては、この反射面769Aが内面全体に形成されている。これにより、開口部767Aに進入した光のうち、上端開口767A2に直接向かわない光、すなわち、光制御板767に向かう光Kaは、全て反射面769Aで反射し、上端開口767A2に向かうこととなる。したがって、反射面769Aで反射した光Ka及びLED光源63の直射光Kbの両方が上端開口767A2から取り出される。
なお、光制御板767に向かう光Kaには、中間出射面766Dから放射された蛍光色にやや偏った光Jの一部も含まれており、この光Jが反射面769Aで反射し、上端開口767A2に向かうこととなる。したがって、反射体769を設けることで、蛍光色にやや偏った光Jの一部は、中央出射面766Cから放射された白色光と混ざり合うので、色むらが軽減される。
光制御板767の上面には、光を拡散させる材料で形成された拡散板771が、上端開口767A2全体を覆うように取り付けられている。拡散板771は、蛍光色にやや偏った光Jと中央出射面766Cから放射された白色光とを十分に混ぜ合わせることができるように、拡散率等が設定される。これにより、上端開口767A2を通過した光が拡散板771によって拡散され、蛍光色にやや偏った光Jは、中央出射面766Cから放射された白色光と混ざり合うので、色むらがさらに軽減される。
ここで、拡散板771に入射する光は、反射面769Aで反射して入射角が大きくなった光を含み、さらに、拡散板771内部で散乱を起こすため、拡散板771を透過した光は、比較的大きく広がることとなる。
そこで、本実施の形態では、拡散板771の上面に、照射野での照射パターンを規定するパターン形成板(規定部材)が取り付けられている。パターン形成板772は、光を遮光する材料で形成され、光を通過させる光出射窓772Aを備えて構成されている。パターン形成板772の外形は、拡散板771を透過する光のうち、光出射窓772Aに向かわない光の全てを遮光できる大きさに設定される。すなわち、光出射窓772Aを形成したパターン形成板772で拡散板771が覆われるため、LEDユニット760から放射される光は光出射窓772Aを通過する光のみとなる。
光出射窓772Aの大きさや形状は、照射野に必要な照射パターンに応じて設定されるもので、また、光出射窓772Aの大きさは、上端開口767A2の大きさ以下に形成される。したがって、光出射窓772Aの形状を変更することで、LED光源63の形状によらず、照射野での照射パターンを容易に規定できる。
このように、LEDユニット760では、出射面766Aの外周部766Bから放射される蛍光色に偏った光を光制御板767の下面767Cで遮光できる。これに加え、開口部767Aに、LED光源63から放射される光を反射する反射面769Aを備えたため、例えば、下端開口767A1を発光面63Aより大きくして、開口部767Aに進入した光に蛍光色にやや偏った光Jが含まれることになっても、蛍光色にやや偏った光Jの一部を、反射面769Aにより上端開口767A2にむけて反射して、中央出射面766Cから放射された白色光と混ぜ合わせることができるので、色むらを軽減できる。すなわち、開口部767Aを発光面63Aより大きくすることができるので、光の損失を抑えることができる。
さらに、下端開口767A1を上端開口767A2より大きくして、開口部767Aを側面視で傾斜するように形成したため、下端開口を上端開口と略同一の大きさに形成した場合に比べ、LED光源63から放射される光を有効に取り出すことができるので、光利用率を向上できる。
また、光制御板767上に、照射野での照射パターンを規定するパターン形成板772を設けたため、パターン形成板772の光出射窓772Aの形状を変更することで、LED光源63の形状によらず、照射野での照射パターンを容易に規定できる。
また、光制御板767とパターン形成板772との間に、LED光源63から放射される光を拡散させる拡散板771を配置したため、例えば、下端開口767A1を発光面63Aより大きくして、開口部767Aに進入した光に蛍光色にやや偏った光Jが含まれることになっても、開口部767Aを通過した光を拡散板771で拡散できるので、色むらをさらに低減できる。
図13は、LEDユニット760の変形例であるLEDユニット860を示す図である。なお、図13では、図12に示すLEDユニット760と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
LEDユニット760(図12)では、光制御板767の開口部767Aは、側面視で傾斜するように形成されていたが、LEDユニット860では、開口部867Aが直立するように形成されている。すなわち、開口部867Aの下端開口867A1及び上端開口867A2が略同一の大きさに形成されている。本実施の形態の下端開口867A1及び上端開口867A2は、発光面63Aより若干大きく形成されており、より詳細には、下端開口867A1及び上端開口867A2の幅W3が発光面63Aの発光面幅A1より若干大きくなっている。したがって、LEDユニット860では、開口部867Aに進入する光のうち、発光面幅A1の外側、かつ、下端開口867A1の内側に位置する中間出射面866Dから放射された光Jが蛍光色にやや偏る。
開口部867Aには、光を反射する材料で形成した反射体869が内面全体に設けられ、この反射体869には、上端開口867A2に直接向かわない光Kaを、上端開口867A2に向けて反射する反射面869Aが内面全体に形成されている。
拡散板771は上端開口867A2全体を覆うように設けられ、パターン形成板772の光出射窓772Aの大きさは、上端開口867A2の大きさ以下に形成される。
したがって、LEDユニット860においても、出射面766Aの外周部766Bから放射される蛍光色に偏った光を光制御板767の下面767Cで遮光できる。これに加え、例えば、下端開口867A1を発光面63Aより若干大きくして、開口部867Aに進入した光に蛍光色にやや偏った光Jが含まれることになっても、蛍光色にやや偏った光Jの一部を、反射面769Aにより上端開口867A2にむけて反射して、中央出射面766Cから放射された白色光と混ぜ合わせることができるので、色むらを軽減できる。すなわち、開口部867Aを発光面63Aより大きくすることができるので、光の損失を抑えることができる。
さらに、下端開口867A1を上端開口867A2と略同一の大きさに形成して、開口部867Aを側面視で直立するように形成したため、下端開口を上端開口より大きく形成した場合に比べ、出射面766Aの外周部766Bから放射される蛍光色に偏った光を光制御板767の下面767Cでより遮光できるので、色むらをより軽減できる。
また、例えば、下端開口867A1を発光面63Aより若干大きくして、開口部867Aに進入した光に蛍光色にやや偏った光Jが含まれることになっても、開口部867Aを通過した光を拡散板771で拡散できるので、色むらをさらに低減できる。
なお、LEDユニット760,860では、光制御板767の上面に拡散板771を設け、この拡散板771の上面にパターン形成板772を設けていたが、蛍光色に偏った光の照射を抑制することだけを目的とする場合には、拡散板771を省略してもよく、また、拡散板771及びパターン形成板772の両方を省略しもよい。
60,160,260,360,460,560,660,760,860 LEDユニット
61,161,261,761 ユニット本体
62,162,262 発光素子
63,163,263,463 LED光源
65,165,565,665,765 カップ
66,166,266,466A〜466C,766 蛍光体樹脂
66A,166A,266A,766A 出射面
66B,166B,266B,766B 外周部(外縁部)
67,167,267 遮光板(遮光部材)
67A,167A,267A,367A,767A,867A 開口部
63A,163A,263A,463A 発光面
367 遮光膜(遮光部材)
767 光制御板(遮光部材)
769A,869A 反射面
771 拡散板
772 パターン形成板(規定部材)

Claims (7)

  1. LED光源を蛍光体樹脂に封入し、前記LED光源の発光色と前記蛍光体樹脂の蛍光色の混合により混合色光を得るLEDユニットにおいて、
    前記LED光源から放射される光を取り出す開口部を有する遮光部材を前記蛍光体樹脂の出射面に近接させて配置したことを特徴とするLEDユニット。
  2. 前記出射面から放射される光のうち、当該出射面の外縁部から放射される蛍光色に偏った光を前記遮光部材で遮光することを特徴とする請求項1に記載のLEDユニット。
  3. 前記開口部は、前記LED光源の発光面と略同一の大きさに形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のLEDユニット。
  4. LED光源を蛍光体樹脂に封入し、前記LED光源の発光色と前記蛍光体樹脂の蛍光色の混合により混合色光を得るLEDユニットにおいて、
    前記LED光源の発光面と略同一の大きさで前記蛍光体樹脂を形成したことを特徴とするLEDユニット。
  5. 前記開口部に、前記LED光源から放射される光を反射する反射面を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のLEDユニット。
  6. 前記遮光部材上に、照射野での照射パターンを規定する規定部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載のLEDユニット。
  7. 前記遮光部材と前記規定部材との間に、前記LED光源から放射される光を拡散させる拡散板を配置したことを特徴とする請求項6に記載のLEDユニット。
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