JP2011044385A - イメージ管 - Google Patents

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豊雄 山本
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清水  仁
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Abstract

【課題】 真空外囲器に生じる放電に伴う発光を防止できるイメージ管を提供する。
【解決手段】 イメージ管は、光電陰極を有した入力部10と、出力部20と、集束電極30及び陽極40と、真空外囲器50と、導電膜60とを備えている。真空外囲器50は、入力窓51と、出力窓52と、導電材料で形成され入力窓に接続された第1真空外囲器部と、絶縁材料で形成され第1真空外囲器及び出力窓間に接続され集束電極、陽極又は出力部である高圧部材が接続され上記高圧部材及び第1真空外囲器部間を絶縁する第2真空外囲器部と、を有している。真空外囲器50は、入力部10、集束電極30、陽極40及び出力部20を収容している。導電膜60は、第2真空外囲器部の真空側の表面上に形成され、電気的に浮動状態であり、高圧部材及び第1真空外囲器部間の絶縁性を維持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、イメージ管に関する。
イメージ管は、医療用診断装置や工業用非破壊検査装置等に使用されている(例えば、特許文献1参照)。イメージ管としては、例えばX線イメージ管が知られている。X線イメージ管は、入力部と、集束電極と、陽極と、出力部と、真空外囲器とを備えている。入力部、陽極、集束電極及び出力部は、真空外囲器内に収容されている。
入力部は、入力蛍光面と、入力蛍光面に接した光電陰極(光電面)とを有している。出力部は、出力蛍光面を有している。集束電極としてはG1電極、G2電極、G3電極と呼ばれる3個程度の電極で形成されている。真空外囲器は、入力窓、出力窓、ガラス外囲器部、さらに多くのイメージ管では金属外囲器部を有している。金属外囲器部は入力窓に接続されている。ガラス外囲器部は金属外囲器部、又は入力窓と出力窓に接続されている。
一般的なX線イメージ管の動作原理について説明する。外部から入力窓を透過して入力部にX線が入射されると、入力蛍光面にX線像が作られる。X線像は入力蛍光面で可視光像に変換される。可視光像は光電陰極で電子像に変換される。光電陰極は、電子像から電子(光電子)を放出する。
光電陰極から放出される電子は、集束電極及び陽極により加速集束され、出力部に入力される。出力部に電子が入力されると、出力蛍光面に電子像が作られる。電子像は、出力蛍光面で可視光像に変換され、明るい画像として出力窓から外部に出力される。例えば、医療用としてX線TV(テレビジョン)として使用する場合、上記X線イメージ管は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像デバイスが組合される等され、利用される。
陽極や出力部は出力窓、またはその近傍に形成されている。陽極や出力部には30kV前後の電圧が印加されている。G3電極はガラス外囲器部に接続されている。G3電極には2乃至20kV程度の電圧が印加される。金属外囲器部には、0乃至数百Vの電圧しか印加されない。このため、ガラス外囲器部は、30kV程度の電位差を保持する必要性がある。
特開平2−3263号公報
上記光電陰極(光電面)は、真空外囲器内を真空排気した後に形成される。一般的に、光電陰極は、アルカリ金属蒸気を使用して形成される。このアルカリ金属蒸気は、真空外囲器内で吸着と再放出を繰り返し、一様に分散してしまう。このため、真空外囲器にて電気的絶縁性を有しているガラス外囲器部の内面や、この付近の金属外囲器部内面にもアルカリ金属蒸気が付着する。これにより、金属外囲器部等の金属面から電子が放出しやすくなってしまう。
金属外囲器部の内面に微小突起部等の急激な電位勾配が形成されると、電子が金属外囲器部の電位勾配部分から放出されることになる。電子が放出されると、金属外囲器部及びガラス外囲器部間に大放電が生じる恐れがある。
また、アルカリ金属蒸気が付着した金属外囲器部の表面は、通常の金属外囲器部の表面に比べ、電子放出のし易さの目安である仕事関数が低い。例えば、金属外囲器部の形成材料の鉄では4eV以上であるが、代表的なアルカリ金属であるK(カリウム)では2eV以下である。このため、金属外囲器部の内面に形成された突起部が微小でも、電子が放出する原因となってしまう。
大放電により、1つの突起部が除去される場合もあるが、新たな突起部が形成される等、金属外囲器部の内面を荒らす作用もある。このため、何時までも大放電が繰り返し発生してしまう。
そこで、金属外囲器部及びガラス外囲器部間に生じる大放電を防止するため、金属外囲器部の内面を電界研磨等の方法により滑らかな状態にする事が考えられる。また、制御された放電を故意に引き起こして突起部を溶解させる等、電位勾配部分を除去する事が考えられる。
しかし、電界研磨を採用した場合、部品価格の高騰を招いてしまう。さらに、電界研磨を採用した場合、X線イメージ管の組立中や組立後に付着した異物等による突起が原因の放電には効果がない。
一方、制御された放電を引き起こす方法を採用した場合、金属外囲器部の内面をより荒らしてしまう恐れがある。金属外囲器部の内面が荒れると、金属外囲器部及びガラス外囲器部間に放電が引き起こり易くなってしまう。
また、仮に、突起部が溶解し、電位勾配部分を除去できたとしても、1週間程度の放置により放電現象が再発してしまう現象が多発してしまう。この放電再発の原因は、X線イメージ管の光電陰極を形成する際に使用しているアルカリ金属の影響にある。詳しくは、制御された放電により、電位勾配部分のアルカリ金属が蒸発して一時的に電子が出にくい状況になる。しかし、真空外囲器内にはアルカリ金属が充満しているため、放置と共に金属外囲器部の内面(元の電位勾配部分等)に再度アルカリ金属蒸気が付着してしまい、再度電子が放出しやすい状態が再現されてしまう。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、真空外囲器に生じる放電に伴う発光を防止できるイメージ管を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係るイメージ管は、
電子を放出可能な光電陰極を有した入力部と、
前記入力部に対向配置され、入力される電子を光に変換する出力部と、
前記光電陰極から放出される電子を加速集束させて前記出力部に入力させる集束電極及び陽極と、
前記入力部に対向した入力窓と、前記出力部に対向した出力窓と、導電材料で形成され前記入力窓に接続された第1真空外囲器部と、絶縁材料で形成され前記第1真空外囲器及び出力窓間に接続され前記集束電極、陽極又は出力部である高圧部材が接続され前記高圧部材及び第1真空外囲器部間を絶縁する第2真空外囲器部と、を有し、前記入力部、集束電極、陽極及び出力部を収容した真空外囲器と、
前記第2真空外囲器部の真空側の表面上に形成され、電気的に浮動状態であり、前記高圧部材及び第1真空外囲器部間の絶縁性を維持する導電膜と、を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、真空外囲器に生じる放電に伴う発光を防止できるイメージ管を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るX線イメージ管を示す概略断面図である。 図1の線A−Aに沿って示す入力部の断面図である。 上記X線イメージ管の一部を示す拡大断面図である。 上記X線イメージ管の製造工程において、G3電極にレーザ光を照射している状態を示す図である。
以下、図面を参照しながらこの発明のイメージ管及びイメージ管の製造方法をX線イメージ管及びX線イメージ管の製造方法に適用した実施の形態について詳細に説明する。始めに、X線イメージ管の構成について説明する。
図1、図2及び図3に示しように、X線イメージ管は、入力部10、出力部20、集束電極30、陽極40、真空外囲器50及び導電膜60を備えている。真空外囲器50は、入力窓51、出力窓52、第1真空外囲器部として、金属で形成された金属外囲器部53、第2真空外囲器部として、ガラスで形成されたガラス外囲器部54及び第3真空外囲器部として、金属で形成された金属外囲器部55を有している。
入力部10は、アルミ基板11、入力蛍光面12及び光電陰極13を有している。アルミ基板11は、入力窓51と対向している。入力蛍光面12は、アルミ基板11上に形成されている。入力蛍光面12は、CsI(ヨウ化セシウム)で形成された蛍光膜である。詳しくは、入力蛍光面12は、アルミ基板11上にCsIの細い柱状結晶をほぼ一様に成長させることにより形成されている。入力蛍光面12上に、光電陰極(光電面)13が形成されている。光電陰極13は、真空蒸着により、アンチモン及びアルカリ金属で形成されている。光電陰極13は接地されている。
入力窓51及びアルミ基板11を透過したX線が入力蛍光面12に入射されることにより、入力蛍光面12にX線像が作られる。入力蛍光面12は、X線像を可視光像に変換するものである。可視光像は光電陰極13で電子像に変換される。光電陰極13は、電子像から電子(光電子)を放出するものである。すなわち、光電陰極13は、光が入射されることにより電子を放出可能である。
出力部20は入力部10に対向配置されている。出力部20は、出力蛍光面21を有している。出力蛍光面21は出力窓52と対向している。ここでは、出力蛍光面21は、出力窓52の真空側の表面上に形成されている。詳しくは、出力蛍光面21は、出力窓52の表面上に蛍光体を成膜することにより形成されている。出力部20(出力蛍光面21)には、30kV前後の電圧が印加される。
光電陰極13から放出された電子(光電子)が出力蛍光面21に入力されることにより、出力蛍光面21に電子像が作られる。出力蛍光面21は、電子像を可視光像に変換するものである。すなわち、出力蛍光面21は、入力される電子(光電子)を光に変換するものである。出力蛍光面21で変換された光は、出力窓52を透過して、外部に放出される。
集束電極30は、G1電極31、G2電極32、G3電極33の3個の電極で形成されている。G1電極31及びG2電極32は、それぞれ金属で筒状に形成されている。G3電極33は、筒部33aと、筒部33aの外面側に位置した環部33bとが組み合わさって形成されている。環部33bは、ガラス外囲器部54と対向している。G3電極33には、2乃至20kV程度の電圧が印加される。
陽極40は、出力窓52に取付けられている。陽極40には、30kV前後の電圧が印加される。
集束電極30及び陽極40は、光電陰極13から出力蛍光面21に向かう電子の軌道を取り囲むように設けられている。集束電極30及び陽極40は、光電陰極13から放出される電子を加速集束させて出力部20に入力させるものである。
真空外囲器50は、気密に接続された入力窓51、出力窓52、金属外囲器部53、ガラス外囲器部54及び金属外囲器部55で形成されている。金属外囲器部53は入力窓51に気密に接続されている。ガラス外囲器部54は出力窓52に気密に接続されている。詳しくは、ガラス外囲器部54及び出力窓52は、これらの間に金属外囲器部55を介在させることにより気密に接続されている。真空外囲器50の内部は、真空状態に保持されている。真空外囲器50は、入力部10、出力部20、集束電極30及び陽極40を収容している。
ガラス外囲器部54は、金属外囲器部53及び出力窓52(出力部20,陽極40)間を絶縁している。出力窓52の真空側の表面(出力部20,陽極40)には30kV前後の電圧が印されるため、ガラス外囲器部54は、30kV程度の電位差を保持している。
また、ガラス外囲器部54には、G3電極33(筒部33a)が接続されている。ガラス外囲器部54は、金属外囲器部53及びG3電極33間を絶縁している。
ガラス外囲器部54は、G3電極33及び出力窓52(出力部20,陽極40)間を絶縁している。
導電膜60は、ガラス外囲器部54の真空側の表面上に形成されている。この実施の形態において、導電膜60は、G3電極33(環部33b)と同一の金属材料で形成されている。導電膜60は、金属外囲器部53及びG3電極33に電気的に非接続状態にある。このため、導電膜60は、電気的に浮動状態にある。導電膜60は、金属外囲器部53と、高圧部材であるG3電極33、陽極40及び出力部20との間の絶縁性を維持するように形成されている。
上記のようにX線イメージ管が形成されている。
次に、上記X線イメージ管の製造方法について説明する。
まず、真空外囲器50内に、入力部10、出力部20、集束電極30及び陽極40を収納し、真空外囲器50内部を真空排気し、光電陰極を形成して組立てられたX線イメージ管を用意する。
次いで、用意したX線イメージ管を稼動し、金属外囲器部53及びガラス外囲器部54間に大放電が生じるかどうか検査する。金属外囲器部53及びガラス外囲器部54間に大放電が生じた場合、発光するものである。検査したところ、同一個所において、大放電に伴う発光が1分間に8乃至9回確認された。これは、金属外囲器部53の真空側の表面に微小な突起部が形成されているためである。
その後、X線イメージ管の稼動を停止し、図4に示すように、レーザ100を、大放電が生じた個所付近の環部33bと対向するようガラス外囲器部54の外側に配置する。その後、レーザ100から環部33bにレーザ光を照射する。すると、環部33bの一部が蒸発し、ガラス外囲器部54の真空側の表面に蒸着される。図1に示すように、これにより、ガラス外囲器部54の真空側の表面に蒸着膜からなる導電膜60が形成される。導電膜60は、大放電が生じた個所付近に形成される。
なお、X線イメージ管の複数個所に大放電が生じた場合は、大放電が生じた個所付近のガラス外囲器部54の真空側の表面にそれぞれ導電膜60を形成すればよい。
これにより、X線イメージ管が完成する。
ここで、本願発明者等は、導電膜60を形成した後に、X線イメージ管に大放電に伴う発光が生じるかどうか調査した。調査した結果、導電膜60を形成してから6ヵ月後のX線イメージ管においても、大放電に伴う発光は発生しなかった。
上記のように構成されたX線イメージ管及びX線イメージ管の製造方法によれば、X線イメージ管は、入力部10と、出力部20と、集束電極30と、陽極40と、真空外囲器50と、導電膜60とを備えている。入力部10は、電子を放出可能な光電陰極13を有している。出力部20は、入力部10に対向配置され、入力される電子を光に変換するものである。集束電極30及び陽極40は、光電陰極13から放出される電子を加速集束させて出力部20に入力させるものである。
真空外囲器50は、入力窓51と、出力窓52と、金属外囲器部53と、ガラス外囲器部54と、金属外囲器部55とを有し、入力部10、集束電極30、陽極40及び出力部20を収容している。入力窓51は入力部10に対向している。出力窓52は出力部20に対向している。金属外囲器部53は、入力窓51に接続されている。ガラス外囲器部54は、金属外囲器部53及び出力窓52間に接続されている。詳しくは、ガラス外囲器部54は、金属外囲器部55を介して出力窓52に接続されている。
ガラス外囲器部54には、高電圧部材である集束電極30(G3電極33)が直接接続され、高電圧部材である陽極40及び出力部20が間接的に接続されている。ガラス外囲器部54は、G3電極33、陽極40及び出力部20、並びに金属外囲器部53間を絶縁している。
導電膜60は、ガラス外囲器部54の真空側の表面上に形成されている。導電膜60は、電気的に浮動状態である。導電膜60は、G3電極33、陽極40及び出力部20、並びに金属外囲器部53間の絶縁性を維持するものである。
ガラス外囲器部54は絶縁物であるため、通常は周囲とほぼ同じ電位になり、積極的に電子が入射する事はない。しかし、ガラス外囲器部54に一定以上のエネルギで電子が入射すると問題となる事がある。ガラス外囲器部54の表面に入射電子が1個入射すると、ガラス外囲器部54の表面から放出電子が1個以上の割合で放出される現象が発生する。すると、ガラス外囲器部54の電子入射付近が帯電部になる。ガラス外囲器部54に帯電部が形成されると、周囲からさらに効率よく入射電子を集める事になる。
これにより加速度的に帯電が進行し、最後には、近傍の金属外囲器部53と大放電を引き起こして帯電を中和することになる。このとき、ガラス外囲器部54に発光が生じ、この光が結果として光電陰極13に入射して不所望に電子を放出してしまい、出力蛍光面21が不所望に発光してしまうことになる。放電後も、ガラス外囲器部54に帯電部が再度形成され、この現象は繰り返し引き起こされる事となる。
このため、本実施の形態において、ガラス外囲器部54の真空側の表面の電子入射部に、導電膜60を形成している。具体的には、導電膜60は、ガラス外囲器部54の絶縁性を破壊しない程度に、ガラス外囲器部54の真空側の表面に部分的に形成されている。これにより、金属外囲器部53からガラス外囲器部54に電子が入射しても、ガラス外囲器部54に生じる帯電を極弱くできる。
これにより、金属外囲器部53からガラス外囲器部54に入射される電子の量を大きく減少させる事ができる。入射電子と放出電子の比率δmaxは、ガラス外囲器部54(代表的絶縁物であるガラス)では2乃至4であるが、ガラス外囲器部54上に導電膜60(金属膜)を形成した事により、上記比率δmaxを1乃至1.5程度に低減することができ、帯電する速度を低下させることができる。
さらに、導電膜60により、電荷は幅広い範囲に分散されるため、ガラス外囲器部54に帯電部が生じても、帯電部の電位は低くなる。
上記のことから、帯電部への電子の引き込みが弱くなるため、ガラス外囲器部54の帯電部に生じていた大放電に伴う発光を防止することができる。
導電膜60は、レーザ光の照射により形成することができるため、簡便な方法で大放電に伴う発光を防止することができる。
上記したことから、真空外囲器に生じる放電に伴う発光を防止できるX線イメージ管及びX線イメージ管の製造方法を得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
ガラス外囲器部54は、G3電極33、陽極40及び出力部20の少なくとも1つの高圧部材と、金属外囲器部53との間を絶縁するものであればよい。
導電膜60を形成する手法は、レーザ光の照射に限定されるものではなく、一般に知られている各種の手法を利用することができる。導電膜60は、ガラス外囲器部54の真空側の表面上に、全周に亘って枠状に形成されていてもよい。この場合、導電膜60は、ガラス外囲器部54に生じる発光の有無を問わず、X線イメージ管に組立てる前に金属を蒸着する等して形成されればよい。
第1真空外囲器部は、金属外囲器部53に限定されるものではなく、金属以外の導電材料で形成されていても上述した効果を得ることができる。第2真空外囲器部は、ガラス外囲器部54に限定されるものではなく、ガラス以外の絶縁材料で形成されていても上述した効果を得ることができる。導電膜60は、金属以外の導電材料で形成されていても上述した効果を得ることができる。
この発明は、上記X線イメージ管及びX線イメージ管の製造方法に限らず、各種イメージ管及びイメージ管の製造方法に適用可能である。
入力部10、光電陰極13、出力部20、集束電極30、陽極40、真空外囲器50、入力窓51、出力窓52、金属外囲器部53、ガラス外囲器部54、導電膜60。

Claims (4)

  1. 電子を放出可能な光電陰極を有した入力部と、
    前記入力部に対向配置され、入力される電子を光に変換する出力部と、
    前記光電陰極から放出される電子を加速集束させて前記出力部に入力させる集束電極及び陽極と、
    前記入力部に対向した入力窓と、前記出力部に対向した出力窓と、導電材料で形成され前記入力窓に接続された第1真空外囲器部と、絶縁材料で形成され前記第1真空外囲器及び出力窓間に接続され前記集束電極、陽極又は出力部である高圧部材が接続され前記高圧部材及び第1真空外囲器部間を絶縁する第2真空外囲器部と、を有し、前記入力部、集束電極、陽極及び出力部を収容した真空外囲器と、
    前記第2真空外囲器部の真空側の表面上に形成され、電気的に浮動状態であり、前記高圧部材及び第1真空外囲器部間の絶縁性を維持する導電膜と、を備えたことを特徴とするイメージ管。
  2. 前記第1真空外囲器部は金属で形成され、前記第2真空外囲器部はガラスで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイメージ管。
  3. 前記導電膜は金属で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイメージ管。
  4. 前記高圧部材は集束電極であり、
    前記導電膜は前記集束電極と同一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイメージ管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105845753A (zh) * 2016-04-06 2016-08-10 南京理工大学 浮栅式GaAs阴极真空三极管

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