JP2008171777A - X線イメージ管 - Google Patents

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Abstract

【課題】メタルバックの剥離を防止することが可能なX線イメージ管を提供すること。
【解決手段】X線イメージ管1は、真空外囲器2の出力窓22に、フェースプレート61の上面に設けられた出力蛍光膜62と、フェースプレート61上段上面と下段上面とを連続させた曲面部65と、フェースプレート61上面に蒸着させたメタルバック63と、このメタルバック63と導通させた陽極5とを備えた出力部6を有する構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、X線像を可視光像に変換させるX線イメージ管に関し、特にX線イメージ管の出力部の部品点数を削減させることが可能な技術に関する。
被写体等にX線を透過し、このX線像を可視光像等に変換するX線イメージ管は、X線を電子線に変換し、この電子線を可視光とするような光増幅を行う所謂I.I.(Image Intensifier)として、X線レントゲン等に用いられている。
このようなX線イメージ管を図6及び図7を用いて説明する。図6はX線イメージ管101を模式的に示す説明図、図7は同イメージ管101の出力部106の構成を示す断面図である。なお、図6中LはX線、Mは電子線、Nは可視光像、Tは被写体をそれぞれ示す。
図6に示すように、X線イメージ管101は、内部を低圧とすることで略真空に保持可能であり、入力窓21及び出力窓22を有する筒型の真空外囲器2を備えている。真空外囲器2の入力窓21は、X線Lを光へと変換させる入力蛍光膜32、及び、光により電子線Mを発生させる光電膜33を有する入力部3が設けられている。真空外囲器2の内部には、入力部3により発生させた電子線Mを収束させるための複数の収束電極4と、この複数の収束電極4により収束された電子線Mを加速させる陽極105とを備えている。真空外囲器2の出力窓22には、加速された電子線Mを光に変換させ可視光像Nとして出力する出力部106が設けられている。
出力部106は、小径及び大径の2段(以下、小径側を上側とする)に形成され、下面が可視光像Nの出力面に形成されているフェースプレート161を備えている。このフェースプレート161は、フェースプレート161上段上面に設けられた出力蛍光膜162と、フェースプレート161上段上面及び出力蛍光膜162上面に蒸着されたメタルバック163と、このフェースプレート161上段上面でありメタルバック163上に設けられた複数(例えば3〜5)のアノードコンタクト板165と、フェースプレート161下段上面に融着された出力フェース融着板64と、下面の1部がアノードコンタクト板165に接触するように出力フェース融着板64に設けられた陽極105と、を備え、この出力フェース融着板64は真空外囲器2の出力窓22に溶接されている。
このようなX線イメージ管101は、例えば、X線発生装置9から放射されたX線Lが、被写体Tである人間を介してX線イメージ管101へと入射される。これにより、X線LはX線像としてX線イメージ管101の入力部3へ入力され、入力部3で電子線Mへと変換する。真空外囲器2の内部に設けられた収束電極4と陽極105により電子線Mは収束・加速され、フェースプレート161の出力蛍光膜162を介することで、フェースプレート161の出力面から可視光像Nが出力される。
このようにして、X線Lを可視光像Nへと変換するのがX線イメージ管101である。ここで、上述した陽極105は、電子線Mを加速させ、さらに、画像が暈ける現象である所謂ハッチングを防止するために、常時、陽極105に高電圧(例えば25〜30kV)を印加させている。陽極105は、陽極105と例えば陰極である入力部3及びグランド(GND)とが接続されるように形成されている。
このとき、図7に示すフェースプレート161の上段上面に蒸着されたメタルバック163とフェースプレート161下段上面のメタルバック163とは導通していない。これは、フェースプレート161の上段の外周縁であるエッジ部が略垂直であるため、メタルバック163を蒸着した場合に、メタルバック163が連続して蒸着されないためである。陽極105とフェースプレート161上段上面のメタルバック163とが導通していないと、フェースプレート161上段面のエッジ部分において、フェースプレート161上段上面とフェースプレート161下段上面とで電位が動く所謂スパークが発生してしまう。このスパークが発生すると、出力する可視光像にブレや暈け等のハッチングが発生してしまう。
また、フェースプレート161上段上面に設けられた出力蛍光膜162の上面のメタルバック163に高圧電圧が印加されないと、このメタルバック163を通過する電子線Mを加速させることもできない。
そこで、上述した構成のように、フェースプレート161上段上面にアノードコンタクト板165を設置させ、このアノードコンタクト板165と陽極105とを接触させることにより、メタルバック163と陽極105とが同電位に保持されている。
X線イメージ管は上述したようなX線イメージ管101や、アノードコンタクト板165と同様にマスキングプレートをメタルバック層に接触させるX線イメージ管(例えば特許文献1参照)が知られている。
特開2002−15690号公報
図7に示すように、従来のX線イメージ管101では、フェースプレート161上面に蒸着されたメタルバック163は、このフェースプレート161の上段外周縁と下段上面とが略直角に形成されているため連続しない。これでは陽極105とフェースプレート161の上面に蒸着されたメタルバック163とは導通しない。そこで、図7に示すようなアノードコンタクト板165をフェースプレート161上段上面に設け、このアノードコンタクト板165と陽極105とを接触させることで、確実にメタルバック163と陽極105とを導通させる構成としている。
これは、メタルバック163と陽極105とを確実に導通させることができないと、例えばフェースプレート161の上段外周縁のメタルバック163と下段上面のメタルバック163とで、高電圧の移動である所謂スパークが発生してしまう。このスパークが発生すると、出力する可視光像Nにブレ等の微小移動が発生することや、可視光像Nの暈けの原因となるためである。
しかし、上述したようなX線イメージ管101では、メタルバック163は、厚さ約3500Å程度に蒸着されたAl等で構成されているため、メタルバックの上面にアノードコンタクト板165等を設置する際に、アノードコンタクト板165がメタルバック163を剥離させてしまう可能性がある。メタルバック163が剥離されると、各構成品の機能低下、耐電圧低下、非導通及び真空外囲器2内の異物等のさまざまな悪影響の発生要因となる。また、アノードコンタクト板165を用いると、構成品の点数が増加するとともに、組立時における工程も増加してしまう。このために、製造コストも高くなってしまう。
そこで本発明は、X線イメージ管において、簡単な構造でメタルバックと陽極とを導通させることで、製造コストを低減させるとともに、メタルバックの剥離を防止することが可能なX線イメージ管を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のX線イメージ管は次のように構成されている。
開口端にX線像の入力窓及び可視光像の出力窓がそれぞれ形成され内部が減圧状態で保持される筒状の真空外囲器と、上記入力窓近傍に設けられ、入力されたX線を電子線に変換させる入力部と、上記真空外囲器内部に設けられ、上記電子線を収束及び/又は加速させる複数の電極と、上記出力窓近傍に設けられ、大径円板を有し、この大径円板表面上、かつ、この大径円板と同軸上の上記X線の入力側に小径円板が凸形状を形成するフェースプレート、上記小径円板の上記X線入力側に設けられ、上記電子線を可視光に変換する蛍光膜、この蛍光膜表面及び上記フェースプレートの上記X線入力側表面に蒸着されたメタルバックを有する出力部と、上記フェースプレートの上記X線の入力側に設けられ、高電圧が印加される陽極と、上記メタルバックと上記陽極とを導通させる導通部を備え、上記フェースプレートは、上記メタルバックが蒸着される際、上記小径円板X線入力側に上記メタルバックが蒸着された部位と、上記大径円板X線入力側に上記メタルバックが蒸着された部位との上記メタルバックが一体になるよう設けられた連続部を具備することを特徴とする。
本発明によれば、X線イメージ管において、簡単な構造でメタルバックと陽極とを導通させることで、製造コストを低減させるとともに、メタルバックの剥離を防止することが可能なX線イメージ管を提供することが可能となる。
図1は本発明の一実施の形態に係るX線イメージ管1の使用の一例を模式的に示す説明図、図2は同X線イメージ管1の出力部6を模式的に示す断面図、図3は同出力部のフェースプレート61の導通方向Fを示す斜視図である。なお、図1中LはX線を、Mは電子線を、Nは可視光像を、Tは被写体を、図3中Fは導通方向をそれぞれ示している。
図1、2に示すように、X線イメージ管1は、内部を減圧させることで略真空(例えば10−8〜10−9Torr)に保持可能であり、X線Lの入力窓21及び可視光像Nの出力窓22を有する筒型の真空外囲器2を備えている。真空外囲器2の入力窓21には、X線Lが入射されるとともに、陰極として用いられる入力面3と、入力面31より入射されたX線Lを光へと変換させる入力蛍光膜32と、光により電子線Mを発生させる光電膜33とを有する入力部3が設けられている。
真空外囲器2内部には、入力部3により発生した電子線Mを収束・加速させるための複数の収束(集束)電極4と、この複数の収束電極4により収束・加速された電子線Mを加速させる陽極5と、出力窓22に設けられ、加速された電子線Mを光に変換させ可視光像Nとして出力する出力部6とを備えている。
収束電極4は、電子線Mの焦点を調整するためのフォーカス用収束電極41と、電子線の範囲を調整するための視野可変用収束電極42とが入力面側から順に設けられている。
出力部6は、電子線Mの入力側が2段に形成され(以下、電子線Mの入力側を上面とする)、下面が可視光像Nの出力面となるよう硝子等により形成されるとともに、この上段が下段よりも小さな径の円板状のフェースプレート61と、このフェースプレート61上段上面に設けられた出力蛍光膜62と、フェースプレート61上面及び出力蛍光膜62上面に塗布されたメタルバック63と、フェースプレート61下段上面に高周波を印加することで融着された出力フェース融着板64と、を備えている。
フェースプレート61は、2段に形成されているフェースプレート61の上段面外周縁全周が曲面に形成され、フェースプレート61上段上面及び下段上面が曲面状により連続する曲面部65を有している。フェースプレート61上面に塗布されるメタルバック63は、例えばAl等が3500Å(オングストローム)程度の厚みとなるように、例えば真空蒸着装置の内部にセットしたフェースプレート61上面にAlを蒸着させることで形成させる。このように、メタルバック63は、フェースプレート61に設けられた曲面部65上面に蒸着されることで、フェースプレート61上段上面と下段上面とが少なくとも一部分で連続することとなる。
出力フェース融着板64は、この出力フェース融着板64に陽極5が設けられることで、メタルバック63と陽極5とを導通させる。また、出力フェース融着板64は、真空外囲器2の出力窓22に溶接することで固着されている。
また、収束電極4や陽極5等に高電圧を供給するための高圧電源7が真空外囲器2の外部に設けられており、例えば真空外囲器2を保持する真空外囲器ケース(不図示)に一体に形成されている。この高圧電源7により、収束電極4には収束電圧が、陽極5には陽極電圧がそれぞれ印加される。また、この高圧電源7は、例えば、フォーカス用収束電極41には数100V程度、視野可変用収束電極42には数1000V及び陽極5及びフェースプレート61のメタルバック63には25〜30kVの電極が印加され、陰極である入力面31は0Vとなり、それぞれがアースであるグランド(GND)81へと接続されるよう電源回路8が構成されている。
このように構成されたX線イメージ管1では、例えば、回転陽極X線管等のX線発生装置9から放射されたX線Lを、例えば検査対象の被写体T(図中では人間)を介して入力部3から入射される。X線イメージ管1では、入力部3の入力面31から入射したX線L(X線像)をまず、入力蛍光膜32により蛍光像である光へと変換させる。
次に、光電膜33により、入力蛍光膜32でX線Lから変換された光は、光電子である電子線Mへと変換される。このとき、光の明暗(蛍光像の強度)に比例した電子線Mに変換されることとなる。このようにして発生させた電子線Mは、出力部6側へ真空外囲器2の内部を移動する。電子線Mが移動する際、真空外囲器2内部に設けられた複数の収束電極4により、図1の電子線Mに示すように、電子線Mは加速・収束される。この加速・収束は、収束電極4に電圧が印加されることで行われる。この収束された電子線Mは、出力部6側に設けられた陽極5周辺で収束の頂点となるよう、収束電極4等に印加される電圧が調整される。
陽極5周辺において収束の頂点となった電子線Mは出力部6に設けられた出力蛍光膜62への距離を移動する間、発散されていくとともに、陽極5により加速されることとなる。このように加速され、発散した電子線Mは、出力蛍光膜62上に、出力蛍光膜62がフェースプレート61に設けられた範囲よりも小さい範囲に照射するようにフォーカス用収束電極41及び視野可変用収束電極42等により調整される。
出力蛍光膜62に照射された電子線Mは、出力蛍光膜62により光へと変換される。このとき、出力蛍光膜62は、出力側へと発光するだけではなく、入力側へも発光することとなる。しかし、入力側への発光は、メタルバック63により出力側へと反射されることで光が増強される。この光がフェースプレート61を介して出力部6から可視光像Nとして出力され、この可視光像Nを例えばCCDカメラ(不図示)により受光することで、CCDカメラの出力装置に出力する。
このように可視光像Nを出力する際には、上述にもあるように高圧電源7により各電極に高電圧が印加される。これにより、陽極5にも高電圧の陽極電圧が印加されるために、さらに電子線Mを加速させる。このとき、陽極5に接触しているメタルバック63にも同電圧が印加されるため、メタルバック63においても電子線Mは加速されることとなる。ここで、メタルバック63に陽極5と同電圧を印加する範囲は、出力蛍光膜62上を覆う範囲であればよい。
また、メタルバック63は、出力蛍光膜62全体に高電圧を印加することで電子線Mを加速させるだけではなく、出力蛍光膜62の帯電防止及び出力蛍光膜62からの光の反射の機能を有する。このため、メタルバック63が損傷すると、メタルバック63の損傷箇所に位置する出力蛍光膜62の能力低下によるぼやけや出力低下が発生することとなる。
そこで、本実施のX線イメージ管1のように、フェースプレート61に曲面部65を有する構成とし、この曲面部65にメタルバック63を蒸着させることで、メタルバック63を連続する膜状に形成することができる。このようにメタルバック63を連続する膜状に形成することで、メタルバック63と陽極5とを確実に導通させることが可能となる。
このため、図3の導通方向Fに示すように、フェースプレート61を用いると、360度の範囲で導通が可能とる。たとえ、どこかの曲面部65でメタルバック63が連続せずに蒸着されたとしても、360度の範囲内のいずれかでメタルバック63が導通していればよい。このように、曲面部65を有することで、いずれかの箇所でメタルバック63が確実に連続する。
また、メタルバック63上面に、陽極5との導通をさせるための構成品を設ける必要がなくなるため、この構成品によるメタルバック63の損傷及び剥離等を防止することが可能となり、出力蛍光膜62の能力低下を防止することができる。
上述したように、一実施の形態にかかわるX線イメージ管1によれば、フェースプレート61上段上面に陽極5とメタルバック63との導通用の構成品を有さずとも、曲面部65でメタルバック63が連続して蒸着されるため、出力フェース融着板64を介して確実にメタルバック63と陽極5とを導通させることができる。
このことにより、陽極5とメタルバック63との導通用の構成品をメタルバック63上に設ける必要がなく、メタルバック63の損傷を防止することができる。メタルバック63の損傷を防止することで、出力蛍光膜62の能力低下も防止することが可能となる。さらに、メタルバック63の損傷による各電極間の耐電圧低下をも防止することが可能となる。また、メタルバック63の損傷を防止することで、X線イメージ管1の信頼性の向上とすることもできる。さらに、損傷により剥離したメタルバック63が、各構成品に付着すること等による性能低下も防止すことができる。
陽極5とメタルバック63との導通用の構成品を設けなくてよいため、部品点数の低減及び組立工数の低減による製造コストの低減とすることもできる。
次に、上述した一実施の形態のX線イメージ管1の変形例としてX線イメージ管1Aを図1、4及び5を用いて説明する。
図4は本発明の一実施の変形例に係るX線イメージ管1Aの出力部6Aに用いられるフェースプレート61Aを模式的に示す断面図、図5は同変形例に係るフェースプレート61Aの導通方向Fを示す斜視図である。なお、図4、5中において、図1〜3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4、5に示すようにX線イメージ管1Aは、出力部6Aを備えている。この出力部6Aに用いられるフェースプレート61Aは、フェースプレート61A上段上面外周縁に複数(図5中4箇所)の曲面部65Aを有している。
このようにフェースプレート61A上段上面外周縁に複数の曲面部65Aを有する構成とすることで、導通方向Fを複数個所得られるため、曲面部65Aのいずれかで確実に導通させることができる。また、フェースプレート61Aの上段上面外周縁の加工を、例えばフェースプレート61Aの研磨工程時に同時に加工することが可能となるため、加工コストの低減とすることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、フェースプレート61、61A上段上面外周縁に複数箇所又は全周に曲面部65、65Aを有するとしたが、これを曲面形状ではなく、平面形状としても適用できる。平面形状とし、メタルバック63を蒸着させる際に、メタルバック63をフェースプレート61、61A上段上面及び下段上面で連続させることで、上述したフェースプレート61、61Aと同等の機能を有することとなる。また、曲面形状ではなく平面形状とすることで、フェースプレート61の加工を容易とすることができるため、より加工コストを低減することができる。また、上述したX線イメージ管の構成は上述したX線イメージ管1、1Aの構成でなくとも適用できる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明の一実施の形態に係るX線イメージ管の使用の一例を模式的に示す説明図。 同X線イメージ管の出力部を模式的に示す断面図。 同出力部のフェースプレートの導通方向を示す斜視図。 本発明の一実施の変形例に係るX線イメージ管の出力部に用いられるフェースプレートを模式的に示す断面図。 同変形例に係るフェースプレートの導通方向を示す斜視図。 従来のX線イメージ管の使用の一例を模式的に示す説明図。 従来のX線イメージ管に用いられる出力部の構成を示す断面図。
符号の説明
1、1A…X線イメージ管、2…真空外囲器、21…入力窓、22…出力窓、3…入力部、31…入力面、32…入力蛍光膜、33…光電膜、4…収束電極、41…フォーカス用収束電極、42…視野可変用収束電極、5…陽極、6、6A…出力部、61、61A…フェースプレート、7…高圧電源、8…電源回路、81…グランド(GND)、9…X線発生装置、L…X線、M…電子線、N…可視光像、T…被写体。

Claims (5)

  1. 開口端にX線像の入力窓及び可視光像の出力窓がそれぞれ形成され内部が減圧状態で保持される筒状の真空外囲器と、
    上記入力窓近傍に設けられ、入力されたX線を電子線に変換させる入力部と、
    上記真空外囲器内部に設けられ、上記電子線を収束及び/又は加速させる複数の電極と、
    上記出力窓近傍に設けられ、大径円板を有し、この大径円板表面上、かつ、この大径円板と同軸上の上記X線の入力側に小径円板が凸形状を形成するフェースプレート、上記小径円板の上記X線入力側に設けられ、上記電子線を可視光に変換する蛍光膜、この蛍光膜表面及び上記フェースプレートの上記X線入力側表面に蒸着されたメタルバックを有する出力部と、
    上記フェースプレートの上記X線の入力側に設けられ、高電圧が印加される陽極と、
    上記メタルバックと上記陽極とを導通させる導通部を備え、
    上記フェースプレートは、上記メタルバックが蒸着される際、上記小径円板X線入力側に上記メタルバックが蒸着された部位と、上記大径円板X線入力側に上記メタルバックが蒸着された部位との上記メタルバックが一体になるよう設けられた連続部を具備することを特徴とするX線イメージ管。
  2. 上記連続部表面が常に上記X線入力側に向うよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線イメージ管。
  3. 上記連続部は、曲面形状に形成させることで上記フェースプレートの上記小径部X線入力側と上記大径部X線入力側とを連続させること特徴とする請求項1に記載のX線イメージ管。
  4. 上記連続部は、上記フェースプレートの上記小径部外周縁全周に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線イメージ管。
  5. 上記連続部は、上記フェースプレートの上記上段外周縁上に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線イメージ管。
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