JP2011044283A - 電磁接触器 - Google Patents

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【課題】完成品に対しても後付けで低騒音化を達成することができる電磁接触器を提供する。
【解決手段】電磁接触器1は、筐体3,4,5内に、接点部7と電磁石8とが平行に収納され、接点部は、可動接点支え7aと、可動接点支えに配置した複数の可動接点と、これら可動接点に接離自在に配置した固定接点とを備え、電磁石は、励磁コイル8aと、固定コア8fと、可動接点支えに一体化され、固定コアに接離自在に対向配置した可動コア8cとを備え、励磁コイルの励磁により可動コアが固定コアに吸引され、可動コアとともに可動接点支えが移動することで、対応する各可動接点及び固定接点の開閉動作を行なう。この装置は、開閉動作時に、可動接点が固定接点に接触する際の衝突音及び可動コアが固定コアに吸着する際の衝突音を減少させる衝突緩衝装置2を、筐体5に外付けした。
【選択図】図2

Description

本発明は、開閉動作時の低騒音化を図った電磁接触器に関する。
例えば、特許文献1の電磁接触器は、ケース内に、接点部と、吸引動作により接点部の開閉動作を行なう電磁石とが平行に収納されている。接点部は、電磁石の動作により可動する可動接点支えと、可動接点支えを初期位置に復帰させる復帰ばねと、可動接点支えに配置した複数の可動接点と、各可動接点に対向するケース内に配置した固定接点とを備えている。電磁石は、励磁コイルと、固定コアと、固定コアに接離自在に対向配置した可動コアとを備え、励磁コイルの励磁により可動コアが固定コアに吸引されて固定コアに向けて移動し、可動コアの移動により可動接点支えが駆動することで、対応する各可動接点及び固定接点の開閉動作が行なわれるようになっている。
この特許文献1の電磁接触器には、励磁コイルの巻線を巻装したスプールに衝突緩衝部が一体に形成されており、励磁コイルの励磁により移動した可動コアが固定コアに衝突する前に、可動コアを支持する可動コア支持体に前記衝突緩衝部を当接させ、固定コアに衝突する可動コアの衝突力を弱めて衝突音を減少し、低騒音化を達成するようにしている。
特開平7−105815号公報
しかし、特許文献1の電磁接触器は、装置内部の可動コア支持体に衝突緩衝部が衝突するので、電磁接触器を構成する部品の耐久性の面で問題がある。
また、特許文献1は、衝突音を減少させるための衝突緩衝部が装置内部(スプール)に配置されているので、完成品の電磁接触器に対して、後付けで低騒音化を達成することはできない。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電磁接触器の構成部品に衝突力を加えず部品の耐久性を向上させることができるとともに、完成品に対しても後付けで低騒音化を達成することができる電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る電磁接触器は、筐体内に、接点部と電磁石とが平行に収納され、前記接点部は、可動接点支えと、この可動接点支えに配置した複数の可動接点と、これら可動接点に接離自在に配置した固定接点とを備え、前記電磁石は、励磁コイルと、固定コアと、前記可動接点支えに一体化され、前記固定コアに接離自在に対向配置した可動コアとを備え、前記励磁コイルの励磁により前記可動コアが前記固定コアに吸引され、前記可動コアとともに可動接点支えが移動することで、対応する各可動接点及び固定接点の開閉動作を行なう電磁接触器において、開閉動作時に、前記可動接点が前記固定接点に接触する際の衝突音及び前記可動コアが前記固定コアに吸着する際の衝突音を減少させる衝突緩衝装置を前記筐体に外付けした。
この発明によると、衝突緩衝装置が、開閉動作時の可動接点が固定接点に接触する際の衝突音及び可動コアが固定コアに吸着する際の衝突音を減少させるので、電磁接触器の動作時の低騒音化が図られる。
また、衝突緩衝装置は、筐体に外付けされるので、完成品の電磁接触器に対しても低騒音化が図られる。
また、本発明に係る電磁接触器は、前記可動接点支えに一体化した連結レバーが、前記筐体から外部に突出しており、前記衝突緩衝装置は、緩衝材と、この緩衝材に向けてストロークする緩衝材当接部材と、前記連結レバーに連結し、前記可動接点支えの移動を前記緩衝材当接部材に伝達する開閉動作伝達部とを備え、前記緩衝材当接部材が前記緩衝材に当接するまでのストロークを、前記可動接点が前記固定接点に接触するまでのストロークより短く設定した。
この発明によると、簡便な構造の衝突緩衝装置を備えることで、衝突緩衝装置及び電磁接触器の製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、本発明に係る電磁接触器は、前記緩衝材が弾性変形自在な部材であり、当該緩衝材に当接した前記緩衝材当接部材の動作速度の減少が、前記開閉動作伝達部及び前記連結レバーを介して前記可動接点支えに伝達されるようにしている。
この発明によると、衝突緩衝装置の弾性変形自在な緩衝材に当接した緩衝材当接部材の動作速度の減少が、可動接点支えに直接伝達され、動作速度が減少した可動接点が固定接点に接触することで衝突音を減少させることができる。また、動作速度が低下した可動接点支えの移動は、直接可動コアに伝達され、動作速度が減少した可動コアが固定コアに吸着保持されることで衝突音を減少させることができる。
また、この発明によると、電磁接触器の構成部品に衝突力を加えず、衝突緩衝装置内部にも大きな衝突力が発生しないので、電磁接触器及び衝突緩衝装置の耐久性が向上する。
本発明に係る電磁接触器によれば、衝突緩衝装置が、開閉動作時の可動接点が固定接点に接触する際の衝突音及び可動コアが固定コアに吸着する際の衝突音を減少させるので、電磁接触器の動作時の低騒音化を図ることができる。また、衝突緩衝装置は筐体に外付けされるので、完成品の電磁接触器に対しても低騒音化を図ることができる。
本発明に係る電磁接触器装置に外付けされる衝突緩衝装置を示す斜視図である。 衝突緩衝装置を外付けされた電磁接触器の内部構造を示す断面図である。 電磁接触器の接点部の構成を示す図である。 衝突緩衝装置の内部構造を示す断面図である。 主回路端子の常開固定接点に向かって移動する可動接点のストロークと、可動接点を付勢する接点ばねの付勢力の関係を示したものである。 可動接点のストローク及び動作速度の関係を示したものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の電磁接触器1には、衝突緩衝装置2が外付けされている。
電磁接触器1は、絶縁性を有する合成樹脂材で形成した下ケース3、上ケース4及びカバー5を備え、上ケース4には、接点をそれぞれ有する端子部10a〜10d及び後述する電磁石8のコイル端子11が固定されているとともに、上ケース4内には接点部7が収納されている。
下ケース3内には、接点部7を駆動させる電磁石8及び駆動レバー9が収納されており、上ケース4の上部を覆っているカバー5には、接点部7の一部に係合した衝突緩衝装置2が装着されている。
カバー5には、矩形状に開口した窓5aが形成されているとともに、衝突緩衝装置2を着脱自在に装着する複数の連結孔5bが形成されている。
電磁石8は、図2に示すように、励磁コイル8aを巻装したスプール8bと、このスプール8bの空洞部に挿入されたプランジャ8cと、このプランジャ8cの一端側に固定されたアーマチュア8dと、スプール8bの外周を囲むように配置されている内側ヨーク8eと、この内側ヨーク8eに対して所定距離だけ外側に配置されてスプール8bを囲む外側ヨーク8fと、内側ヨーク8e及び外側ヨーク8fの間に配置された永久磁石(不図示)とを備え、プランジャ8cの一端側に固定したアーマチュア8dが、内側ヨーク8eと外側ヨーク8fの間に配置された直流操作形の電磁石である。この電磁石8は、永久磁石と逆極性に励磁コイル8aが励磁されると、アーマチュア8dと外側ヨーク8fとの間に吸引力が作用し、プランジャ8cが図2の左側に駆動してアーマチュア8dが外側ヨーク8fに吸着される。
駆動レバー9は、電磁石8のプランジャ8cの他端側に固定されているとともに、上ケース4に向けて延在し、上ケース4内に収納した接点部7の可動接点支え7aに係合している。
接点部7は、図2及び図3に示すように、列状に配置した接点をそれぞれ有する端子部10a〜10dに挟まれて配置されている可動接点支え7aと、この可動接点支え7aを一方向に付勢する復帰ばね7bとを備えている。
図3に示すように、列状に配置した接点をそれぞれ有する端子部10a〜10dには、可動接点支え7aに向けて突出する接点片12が設けられており、端子部10a,10bの接点片12の先端の一方の側面(図3の右側面)には、常開固定接点TNOが形成されている。また、端子部10c,10dの接点片12の先端の他方の側面(図3の左側面)には、常閉固定接点TNCが形成されている。
可動接点支え7aは、接点をそれぞれ有する端子部10a〜10dを列状に配置した方向に沿って延在している合成樹脂材製の部材であり、所定間隔を保って複数の隔壁13が形成されているとともに、これら隔壁13の間に可動接点7c1〜7c4が支持されている。
可動接点7c1,7c2は、端子部10a,10bの常開固定接点TNOに対向しており、隔壁13から離れる方向に接点ばね14で付勢されている。また、可動接点7c3,7c4は、端子部10c,10dの常閉固定接点TNCに対向しており、隔壁13から離れる方向に接点ばね14で付勢されている。
そして、可動接点支え7aの長手方向の一方端部に復帰ばね7bが配置されており、励磁コイル8aの非励磁状態では、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに離間し、可動接点7c3,7c4が端子部10c,10dの常閉固定接点TNCに接するように、復帰ばね7bの付勢力により可動接点支え7aが一方向に付勢されている。
また、図2に示すように、可動接点支え7aには連結レバー7dが一体に形成されており、カバー5に形成した矩形状の窓5aの内部に突出し、可動接点支え7aの移動とともに、窓5aの長手方向に移動するようになっている。
一方、衝突緩衝装置2は、図4に示すように、カバー5に着脱自在に装着される装置ケース2aと、装置ケース2a内に互いに離間して配置した弾性部材からなる第1緩衝材2b及び第2緩衝材2cと、これら第1緩衝材2b及び第2緩衝材2cの間に設けたストローク空間2dに配置した緩衝材当接部材2eと、カバー5の窓5aの内部に突出している可動接点支え7aの連結レバー7dと連結し、連結レバー7dの移動を緩衝材当接部材2eに伝達する開閉動作伝達部2fとを備えている。
カバー5に当接する装置ケース2aの底板2gには、カバー5に形成した複数の連結孔5bにそれぞれ係合する複数のフック部2hが形成されている。
開閉動作伝達部2fは、装置ケース2a内に配置したロッド支持部2iに摺動自在に支持され、第2緩衝材2cを貫通して緩衝材当接部材2eに一端が固定されているストロークロッド2jと、このストロークロッド2jの他端に固定され、当接板2gに形成した開口部2kを通過して連結レバー7dに着脱自在に係合するレバー係合部材2mとを備えている。
そして、電磁接触器1に外付けされた衝突緩衝装置2は、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに当接する方向(図3の左方向)に可動接点支え7aが移動すると、可動接点支え7aの移動が連結レバー7d及び開閉動作伝達部2fを介して開閉動作伝達部2fに伝達され、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに衝突する前に、緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bに当接するようになっている。すなわち、緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bに当接するまでのストロークは、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触するまでのストロークより短く設定されている。
次に、電磁接触器1の動作について説明する。
本実施形態の電磁接触器1は、電磁石8の励磁コイル8aが非励磁状態のときには、プランジャ8cを駆動させるアーマチュア8dと外側ヨーク8fとの間に吸引力が作用せず、接点部7は、復帰ばね7bの付勢力によって可動接点支え7aが図3の右方に位置している(以下、接点部7の初期位置)。そして、可動接点7c1,7c2が開極状態とされて、端子部10a,10bの常開固定接点TNOより離間しているとともに、可動接点7c3,7c4が閉極状態とされ、端子部10c,10dの常閉固定接点TNCに接点ばね14によって押圧されながら接触している。
電磁石8の励磁コイル8aが励磁状態になると、アーマチュア8dと外側ヨーク8fとの間に吸引力が作用し、アーマチュア8dが外側ヨーク8fに吸引されていき、プランジャ8cが図2の左側に駆動していく。このため、プランジャ8cに固定された駆動レバー9が、復帰ばね7bに抗して可動接点支え7aを図2の左方に移動させていき、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに向けて移動していくとともに、可動接点7c3,7c4が端子部10c,10dの常閉固定接点TNCから離間していく。
そして、先に、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触し、その後に、アーマチュア8dが外側ヨーク8fに吸着保持されることで、接点部7が動作位置で保持される。
また、接点部7が動作位置に保持されている状態から電磁石8の励磁コイル8aを非励磁状態にすると、復帰ばね7bの付勢力及び永久磁石によりアーマチュア8dが内側ヨーク8eに吸引され、可動接点支え7aが図3の右方に移動していき、接点部7が初期位置に復帰する。
次に、電磁接触器1に外付けされた衝突緩衝装置2の動作について、図5及び図6を参照しながら説明する。
電磁石8の励磁コイル8aが励磁状態になり、可動接点支え7aが動作位置に向けて移動していくと、連結レバー7dに連結した開閉動作伝達部2fを介して緩衝材当接部材2eに可動接点支え7aの移動が伝達され、緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bに向けて移動していく。
この際、図5に示すように、可動接点7c1,7c2を付勢している接点ばね14は、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触するストロークSで付勢力が急増する。ここで、前述したように、緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bに当接するまでのストロークΔS1は、可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触するまでのストロークΔS2より短く設定されているので、可動接点7c1,7c2と端子部10a,10bの常開固定接点TNOとが接触する前に、緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bを弾性変形させながら当接する。
第1緩衝材2bに当接することで緩衝材当接部材2eの動作速度は低下していき、この緩衝材当接部材2eの動作速度の低下は、開閉動作伝達部2f、連結レバー7dを介して可動接点支え7aに伝達される。このため、図6に示すように、端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触する際の可動接点7c1,7c2の動作速度は、衝突緩衝装置2を備えていない電磁接触器1の可動接点7c1,7c2の動作速度と比較して低くなる。これにより、端子部10a,10bの常開固定接点TNOに、動作速度を低くした可動接点7c1,7c2が接触する。
また、動作速度が低下した可動接点支え7aの移動は、駆動レバー9を介してプランジャ8cに伝達されるので、プランジャ8cの一端側に固定したアーマチュア8dは、動作速度を低くして外側ヨーク8fに吸着保持される。
上記構成の電磁接触器1によると、接点部7の可動接点7c1,7c2が端子部10a,10bの常開固定接点TNOに接触する際の動作速度は、可動接点支え7aと連動する衝突緩衝装置2により低下するので、可動接点7c1,7c2及び端子部10a,10bの常開固定接点TNOが接触する際の衝突音が減少する。また、動作速度が低下した可動接点支え7aの移動は、駆動レバー9を介してプランジャ8cに伝達され、プランジャ8cの一端側に固定したアーマチュア8dは、動作速度を低くして外側ヨーク8fに吸着保持されるので、アーマチュア8d及び外側ヨーク8fが当接する際の衝突音も減少する。
したがって、衝突緩衝装置2を装着した電磁接触器1は、可動接点7c1,7c2及び端子部10a,10bの常開固定接点TNOが接触する際の衝突音が減少し、アーマチュア8d及び外側ヨーク8fが当接する際の衝突音も減少するので、動作時の低騒音化を図ることができる。
また、カバー5から外部に突出した可動接点支え7aの連結レバー7dにレバー係合部材2mを係合し、電磁接触器1に衝突緩衝装置2を外付けすることで、電磁接触器1の動作時の低騒音化を図ることができるので、完成品の電磁接触器1に対して後付けで低騒音化を図ることができる。
また、衝突緩衝装置2の緩衝材当接部材2eが第1緩衝材2bを弾性変形させながら当接することで、可動接点7c1,7c2及び端子部10a,10bの常開固定接点TNOが接触する際の衝突、アーマチュア8d及び外側ヨーク8fが当接する際の衝突が緩められており、電磁接触器1内部には動作時の衝突力が直接加わる部品が存在しないので、電磁接触器1の耐久性を向上させることができる。
さらに、衝突緩衝装置2は、装置ケース2a内に第1緩衝材2b及び緩衝材当接部材2eを配置し、連結レバー7dに連結する開閉動作伝達部2fが、可動接点支え7aの移動を緩衝材当接部材2eに伝達し、第1緩衝材2bを弾性変形させながら当接するという簡便な構造としているので、衝突緩衝装置2の製造コストの低減化を図ることができる。
なお、上記実施形態の電磁接触器1を構成する電磁石8は直流操作形の電磁石であるが、交流操作形の電磁石を採用しても、同様の作用効果を奏することができる。
1…電磁接触器、2…衝突緩衝装置、2a…装置ケース、2b…第1緩衝材(緩衝材)、2c…第2緩衝材、2d…ストローク空間、2e…緩衝材当接部材、2f…開閉動作伝達部、2g…底板、2h…フック部、2i…ロッド支持部、2j…ストロークロッド、2k…開口部、2m…レバー係合部材、3…下ケース、4…上ケース、5…カバー(筐体の一部)、5a…表示窓、5b…連結孔、7…接点部、7a…可動接点支え、7b…復帰ばね、7c1〜7c4…可動接点、7d…連結レバー、8…電磁石、8a…励磁コイル、8b…スプール、8c…プランジャ(可動コア)、8d…アーマチュア、8e…内側ヨーク、8f…外側ヨーク(固定コア)、9…駆動レバー、10a〜10d…端子部、11…コイル端子、12…接点片、13…隔壁、14…接点ばね、TNC…常閉固定接点、TNO…常開固定接点

Claims (3)

  1. 筐体内に、接点部と電磁石とが平行に収納され、前記接点部は、可動接点支えと、この可動接点支えに配置した複数の可動接点と、これら可動接点に接離自在に配置した固定接点とを備え、前記電磁石は、励磁コイルと、固定コアと、前記可動接点支えに一体化され、前記固定コアに接離自在に対向配置した可動コアとを備え、前記励磁コイルの励磁により前記可動コアが前記固定コアに吸引され、前記可動コアとともに可動接点支えが移動することで、対応する各可動接点及び固定接点の開閉動作を行なう電磁接触器において、
    開閉動作時に、前記可動接点が前記固定接点に接触する際の衝突音及び前記可動コアが前記固定コアに吸着する際の衝突音を減少させる衝突緩衝装置を、前記筐体に外付けしたことを特徴とする電磁接触器。
  2. 前記可動接点支えに一体化した連結レバーが、前記筐体の一部から外部に突出しており、
    前記衝突緩衝装置は、緩衝材と、この緩衝材に向けてストロークする緩衝材当接部材と、前記連結レバーに連結し、前記可動接点支えの移動を前記緩衝材当接部材に伝達する開閉動作伝達部とを備え、前記緩衝材当接部材が前記緩衝材に当接するまでのストロークを、前記可動接点が前記固定接点に接触するまでのストロークより短く設定したことを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。
  3. 前記緩衝材は弾性変形自在な部材であり、当該緩衝材に当接した前記緩衝材当接部材の動作速度の減少が、前記開閉動作伝達部及び前記連結レバーを介して前記可動接点支えに伝達されることを特徴とする請求項2記載の電磁接触器。
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