JP2011043277A - 調理網およびそれを備えた加熱調理器 - Google Patents

調理網およびそれを備えた加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011043277A
JP2011043277A JP2009191020A JP2009191020A JP2011043277A JP 2011043277 A JP2011043277 A JP 2011043277A JP 2009191020 A JP2009191020 A JP 2009191020A JP 2009191020 A JP2009191020 A JP 2009191020A JP 2011043277 A JP2011043277 A JP 2011043277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
cooking
cooking net
tray
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009191020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5468331B2 (ja
Inventor
Seiji Yamaguchi
清司 山口
Yukiyasu Higashi
幸靖 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009191020A priority Critical patent/JP5468331B2/ja
Publication of JP2011043277A publication Critical patent/JP2011043277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468331B2 publication Critical patent/JP5468331B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】転倒を防ぐことができる調理網およびそれを備えた加熱調理器を提供する。
【解決手段】調理網40は、被加熱物を支持する網本体部41と、この網本体部41の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、網本体部41よりも外方に位置する取付部48,48,…と、その網本体部41と取付部48,48,…とを段差を持たせて連結する段差部47,47,…とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、調理網およびそれを備えた加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開平10−2562号公報(特許文献1)に記載されているように、加熱庫の左右の側部の内面に支持部を設け、この支持部でトレイを支持できるようにしたものがある。このトレイ上に載置された例えばトーストは、加熱庫上に設けられた上ヒータと、加熱庫下に設けられた下ヒータとで加熱される。
このような従来の加熱調理器では、図9に示すように、トレイ201上に調理網202を搭載し、この調理網202上に被調理物203を置いて、被調理物203を加熱調理することがある。
しかしながら、上記トレイ201及び調理網202を加熱庫内に出し入れするとき、ユーザが図中手前側の部分(点線内の部分)を押さえると、てこの原理によって調理網202の図中奥側の部分が持ち上がり、悪くすると、調理網202が転倒するという問題が発生してしまう。
上記調理網202が転倒した場合、被調理物203が床に落ちて食べられなくなったり、被調理物203が加熱直後であるなら、ユーザが被調理物203で火傷したりすることも予想される。
したがって、上記被調理物203が無駄にならないようにし、かつ、ユーザの安全性を高める上で、調理網202の転倒は防ぐ必要がある。
特開平10−2562号公報
そこで、本発明の課題は、転倒を防ぐことができる調理網およびそれを備えた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の調理網は、
被調理物を支持する網本体部と、
上記網本体部の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、上記網本体部よりも外方に位置する取付部と、
上記網本体部と上記取付部とを上下方向に段差を持たせて連結する段差部と
を備えることを特徴としている。
上記構成の調理網によれば、上記取付部が、網本体部の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、網本体部よりも外方に位置するので、網本体部に力が加えられても、転倒を防ぐことができる。
また、上記段差部が網本体部と取付部とを上下方向に段差を持たせて連結するので、調理網を裏返すと、被調理物の高さを変更することができる。
一実施形態の調理網では、
上記取付部は、平面視において、略矩形の枠体の4隅から突出している部分である。
上記実施形態の調理網によれば、上記取付部は、平面視において、略矩形の枠体の4隅から突出している部分であるので、転倒し難くなる。
一実施形態の調理網では、
上記枠体は、上記網本体部の対向する側辺、上記段差部および上記取付部を含む一体の線材である。
上記実施形態の調理網によれば、上記枠体は、網本体部の対向する側辺、段差部および取付部を含む一体の線材であるので、製造が容易である。
一実施形態の調理網では、
上記網本体部は、上記枠体の互いに対向する一対の部分と、上記一対の部分を連結する一対の横支持部と、上記一対の横支持部を連結する縦支持部とからなる。
上記実施形態の調理網によれば、上記網本体部は、枠体の互いに対向する一対の部分と、一対の部分を連結する一対の横支持部と、一対の横支持部を連結する縦支持部とからなるので、強度が高くなり、被調理物を安定支持できる。
一実施形態の調理網では、
上記枠体のうち、上記網本体部に兼用されていない対向する2辺には、位置決め用の屈曲部を有する。
上記実施形態の調理網によれば、上記枠体のうち、網本体部に兼用されていない対向する2辺には、位置決め用の屈曲部を有するので、位置決めを容易に行える。
本発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられた加熱庫と、
上記加熱庫内の被調理物を加熱するための加熱部と、
上記加熱庫内に設けられたトレイ部と、
上記トレイ部に、上記網本体部が上記取付部よりも上側に位置するように、または、上記網本体部が上記取付部よりも下側に位置するように載置された請求項1から4までのいずれか一項に記載の調理網と
を備えることを特徴としている。
上記構成の加熱調理器によれば、上記調理網の転倒を防ぐことができるので、被調理物が床に落ちて無駄になるのを防ぐことができる。
また、上記調理網の転倒を防ぐことができるので、調理網から落ちた被調理物でユーザが火傷する危険を下げて、ユーザの安全性を高めることができる。
本発明の調理網によれば、網本体部の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、網本体部よりも外方に位置する取付部を備えるので、網本体部に力が加えられても、転倒を防ぐことができる。
また、上記段差部が網本体部と取付部とを上下方向に段差を持たせて連結するので、調理網の状態を裏返すと、被調理物の高さを変更することができる。
本発明の加熱調理器によれば、調理網の転倒を防ぐことができる調理網を備えるので、被調理物が床に落ちて無駄になるのを防ぐことができる。
また、上記調理網の転倒を防ぐことができる調理網を備えるので、調理網から落ちた被調理物でユーザが火傷する危険を下げて、ユーザの安全性を高めることができる。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の正面斜視の模式図である。 図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図である。 図3(a)はトレイの平面図、図3(b)はトレイの正面図である。 図4(a)は調理網の平面図、図4(b)は調理網の右側面図、図4(c)は調理網の正面図である。 図5(a)はトレイおよび調理網の平面図、図5(b)はトレイおよび調理網の正面図である。 図6(a)はトレイおよび調理網の平面図、図6(b)はトレイおよび調理網の正面図である。 図7(a)はトレイおよび調理網の平面図、図7(b)はトレイおよび調理網の正面図である。 図8(a)はトレイおよび調理網の平面図、図8(b)はトレイおよび調理網の正面図である。 図9は従来のトレイおよび調理網を説明するための模式図である。
以下、本発明の調理網およびそれを備えた加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の正面斜視の模式図である。
上記加熱調理器は、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上部にハンドル3を取り付けると共に、扉2に、ハンドル3の下方に位置するように耐熱ガラス4を取り付けている。また、扉2の右側には操作パネル5を設けている。この操作パネル5は、カラー液晶表示部6およびダイヤル7を有している。また、ケーシング1の上側かつ右側後部に排気ダクト8を設けている。ケーシング1の扉2の下方に、着脱自在の露受容器9を配置している。
図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図である。
上記加熱調理器では、蒸気発生装置12が水タンク11から供給された水を加熱して飽和水蒸気を生成する。蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫13の右側部に取り付けられた循環ユニット14の蒸気吸込口15の加熱庫13側に供給される。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管17を、加熱庫13の右側部と平行になるように設けている。この蒸気供給管17は蒸気導入室16内に配置され、蒸気導入室16は循環ユニット14の蒸気吸込口15に連通している。そして、循環ユニット14内には、蒸気吸込口15に対向するように循環ファン18を配置している。循環ファン18は、ファンモータ19によって回転駆動される。
上記加熱庫13には、加熱庫13の外側の上部および左側部を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト100を取り付けている。この蒸気ダクト100は、加熱庫13の上面側に固定された第1ダクト部110と、第1ダクト部110の側方に下側に屈曲する屈曲部120と、加熱庫13の左側部側に固定され、屈曲部120を介して第1ダクト部110に連なる第2ダクト部130とを有している。
上記蒸気ダクト100の第1ダクト部110には、過熱蒸気生成ヒータ20を収納している。蒸気ダクト100の第1ダクト部110と、過熱蒸気生成ヒータ20とが過熱蒸気生成装置21を構成している。加熱庫13の天部には、複数の第1蒸気吹出口24が設けられており、過熱蒸気生成装置21は、第1蒸気吹出口24を介して加熱庫13内に連通している。また、蒸気ダクト100の第1ダクト部110の右側は、循環ユニット14の上部に設けられた蒸気供給口22に連通している。なお、過熱蒸気生成ヒータ20は加熱部の一例である。
一方、上記蒸気ダクト100の第2ダクト部130は、加熱庫13の左側部に設けられた複数の第2蒸気吹出口25を介して加熱庫13内に連通している。
上記加熱庫13と蒸気ダクト100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫13と蒸気ダクト100は、加熱庫13の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット14、過熱蒸気生成装置21および加熱庫13と、それらを接続する接続部材とによって、蒸気循環経路が形成されている。そして、この蒸気循環経路における循環ユニット14の加熱庫13との境界部に、蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気が供給される。
また、上記加熱庫13の下部にはマグネトロン(図示せず)が配置されており、このマグネトロンで発生したマイクロ波は導波管(図示せず)によって加熱庫13の下部中央に導かれ、モータ50によって駆動される回転アンテナ51によって回転されながら加熱庫13内の上方に向かって放射されて被加熱物27を加熱する。なお、被加熱物27は被調理物の一例である。
また、上記加熱庫13の左側部および右側部には、上段の係止部29a、中段の係止部29bおよび下段の係止部29cが設けられている。図2中では、上段の係止部29aが金属製またはセラミックス製のトレイ30を支持しているが、中段の係止部29bまたは下段の係止部29cもトレイ30を支持できるようになっている。このトレイ30上には例えば金属製の調理網40を載置される。なお、トレイ30はトレイ部の一例である。
また、上記蒸気供給管17のノズル(図2の34の円形部の左側開口)の向きを調整して、そのノズルが飽和水蒸気を矢印A1方向または矢印A2方向に吹き出せるようになっている。
図3(a)はトレイ30の平面図、図3(b)はトレイ30の正面図である。なお、図3(b)においては、トレイ30の右側半分は断面で図示している。
上記トレイ30は、底部31と、この底部31の周縁部の全周に渡って立設された側部32と、この側部32に連なって外側に張り出したフランジ部33とを有している。
上記底部31の平面視の形状は略正方形であり、底部31の各角部にR(アール)がある。また、底部31の中央部34は上方に向かって僅かに凸となるように設けられている。この中央部34の平面視の形状は略円形状である。
上記側部32は、4つの湾曲部36と、この湾曲部36間に設けられ、長さL1を有する4つの非湾曲部37とで構成されている。この4つの湾曲部36は互いに同形状となるように形成されている。また、4つの非湾曲部37も互いに同形状となるように形成されている。
上記フランジ部33は水平方向に対して略平行な上面を有している。また、フランジ部33の周縁部は下側へ折り曲げられている。
図4(a)は調理網40の平面図、図4(b)は調理網40の右側面図、図4(c)は調理網40の正面図である。
上記調理網40は、図4(a),(b),(c)に示すように、被加熱物27を支持する網本体部41と、この網本体部41に接続され、平面視において略正方形の枠体42とかなる。
上記網本体部41は、枠体42の互いに対向する一対の上段部45,45と、この一対の上段部45,45を互いに連結する一対の横支持部43,43と、この一対の横支持部43,43を互いに連結する複数の縦支持部44,44,…とからなる。この上段部45,45は、網本体部41の一部でもあり、枠体42の一部でもある。つまり、上段部45,45は網本体部41と枠体42とに兼用されている。また、複数の縦支持部44,44,…は、横支持部43が延びる方向に沿って略等間隔に配置されている。また、各縦支持部44,44,…の一端部は一方の横支持部43に固定されていると共に、各縦支持部44,44,…の他端部は他方の横支持部43に固定されている。
上記枠体42は、網本体部41に兼用される一対の上段部45,45と、この一対の上段部45,45に対して上下方向に段差が生じるように設けられた一対の下段部46,46とを有している。ここで、上記上下方向とは、図4(b)中の左右方向に相当し、図4(c)中の上下方向に相当する。
上記一対の上段部45,45は一対の横支持部43によって互いに連結される。また、各上段部45は2つの段差部47,47を介して一対の下段部46,46に接続されている。この段差部47が延びる方向は、横支持部43が延びる方向に略垂直、かつ、縦支持部44が延びる方向に略垂直になっている。
上記各下段部46には、平面視の形状が略半円弧形状である2個の取付部48,48を設けている。取付部48,48,…は、平面視において、枠体42の4隅から突出している部分である。また、各取付部48は、網本体部41の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、網本体部41よりも外方に位置する。ここで、網本体部41の前後方向とは図4(a)中の上下方向に相当し、網本体部41の左右方向とは図4(a)中の左右方向に相当する。
また、図4(a)中の下側の下段部46には、2個の位置決め用の屈曲部49,49が設けられている。また、図4(a)中の上側の下段部46にも、2個の位置決め用の屈曲部49,49が設けられている。この位置決め用の屈曲部49,49,…の正面視の形状は略U字形状となっている。また、図4(c)中において、左側の位置決め用の屈曲部49の左端から、右側の位置決め用の屈曲部49の右端までの長さL2は、非湾曲部37の長さL1と略等しくなるように設定されている。
また、上記枠体42は、上段部45、段差部47、下段部46および取付部48を含む一体の線材である。
図5(a)は、トレイ30と、このトレイ30上に載置された調理網40とを上方から見た図、図5(b)はそのトレイ30および調理網40を正面から見た図である。なお、図5(b)においては、トレイ30は断面で図示している。
図5(a),(b)に示すように、トレイ30のフランジ部33に取付部48を取り付けて、トレイ30上に調理網40を表向けて載置すると、位置決め用の屈曲部49がトレイ30の側部32よりも内側に位置する。このとき、トレイ30に対して調理網40を図5(a)中の上下方向または左右方向に少し動かすと、位置決め用の屈曲部49はトレイ30の側部32の非湾曲部37または湾曲部36に接触するようになっている。
上記構成の加熱調理器によれば、図5(a),(b)に示すように、トレイ30上に調理網40を搭載し、この調理網40の網本体部41上に被加熱物27を置く。そして、図2に示すように、加熱庫13内に、トレイ30および調理網40と共に被加熱物27を入れた後、被加熱物27を加熱する。このとき、被加熱物27を過熱水蒸気で加熱する場合には、過熱蒸気生成ヒータ20をオンすると共に、循環ファン18を回転駆動する。そうすると、循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット14内に蒸気吸込口15を介して吸い込まれて、蒸気供給口22から過熱蒸気生成装置21内に吹き出される。そして、過熱蒸気生成装置21の過熱蒸気生成ヒータ20によって加熱されて過熱水蒸気(100℃以上の過熱状態にまで加熱された水蒸気)となる。この過熱水蒸気の一部は、下側の加熱庫13の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口24から、加熱庫13内に下方に向かって噴出される。また、過熱水蒸気の他の一部は、蒸気ダクト100を介して加熱庫13の第2蒸気吹出口25から、加熱庫13内に噴出される。
そして、上記加熱庫13内に供給された過熱水蒸気は、トレイ30上の調理網40に搭載された被加熱物27を加熱した後、加熱庫13の右壁面に、循環ユニット14の蒸気吸込口15に対向して形成された吸込口28から循環ユニット14内に吸い込まれる。そうして、再び蒸気循環経路を通って加熱庫13内に戻るという循環を繰り返す。
このように、上記調理網40の網本体部41上に被加熱物27を置くことによって、複数の第1蒸気吹出口24に被加熱物27が近づくので、被加熱物27に焦げ目を付けることができる。
また、上記調理網40の網本体部41上に被加熱物27を置いた状態で、被加熱物27が加熱されるので、被加熱物27から例えば脂が出たとしても、その脂に被加熱物27が浸かるのを防ぐことができる。
また、上記被加熱物27を加熱した後、加熱庫13内から、トレイ30および調理網40と共に被加熱物27を取り出す。このとき、取付部48が、網本体部41の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、網本体部41よりも外方に位置するので、ユーザが横支持部43または上段部45をトレイ30側へ押したとしても、調理網40の転倒を防ぐことができる。
また、上記調理網40の転倒を防ぐことができるので、被加熱物27が床に落ちて無駄になるのを防ぐことができる。
また、上記調理網40の転倒を防ぐことができるので、調理網40から落ちた被加熱物27でユーザが火傷する危険を下げて、ユーザの安全性を高めることができる。
また、上記取付部48,48,…は、平面視において、枠体42の4隅から突出している部分であるので、調理網40は転倒し難い。
また、上記枠体42は、上段部45、段差部47、下段部46および取付部48を含む一体の線材であるので、製造が容易である。
また、上記網本体部41は、枠体42の互いに対向する一対の上段部45,45と、この一対の上段部45,45を連結する一対の横支持部43,43と、この一対の横支持部43,43を連結する複数の縦支持部44,44,…とからなるので、強度が高くなり、被加熱物27を安定支持できる。
また、上記下段部46,46に4つの位置決め用の屈曲部49を設けているので、調理網40の位置決めが容易である。
また、図5(a)の調理網40を水平方向において時計回りに90°回転させても、トレイ30から調理網40がはみ出さず、図6(a),(b)に示すように、トレイ30上に調理網40を搭載することができる。
また、図6(a)の調理網40を水平方向においてさらに時計回りに90°または180°回転させても、図示しないが、トレイ30から調理網40がはみ出さず、トレイ30上に調理網40を搭載することができる。
したがって、上記被加熱物27に焦げ目を付ける場合、ユーザは、トレイ30上に調理網40を搭載するときに、調理網40の向きを気にしなくてもよいので、使い勝手は良好である。
また、図5(a)の調理網40を裏返し、つまり、トレイ30上に調理網40を裏向けて載置すると、図7(a),(b)に示すように、枠体42の上段部45を下側にし、かつ、枠体42の下段部46を上側にした状態で、トレイ30上に調理網40を搭載することができる。
このように、上記トレイ30上に調理網40を搭載すると、トレイ30の底部31に対する網本体部41の高さが低くなるので、トレイ30の底部31に対する被加熱部27の高さも低くすることができる。
したがって、上記複数の第1蒸気吹出口24から被加熱物27を遠ざけて、被加熱物27のゆで調理または蒸し調理を行うことができる。
また、図7(a)の調理網40を水平方向において時計回りに90°回転させても、トレイ30から調理網40がはみ出さず、図8(a),(b)に示すように、トレイ30上に調理網40を搭載することができる。
また、図8(a)の調理網40を水平方向においてさらに時計回りに90°または180°回転させても、図示しないが、トレイ30から調理網40がはみ出さず、トレイ30上に調理網40を搭載することができる。
したがって、上記被加熱物27のゆで調理または蒸し調理を行う場合も、ユーザは、トレイ30上に調理網40を搭載するときに、調理網40の向きを気にしなくてもよいので、使い勝手は良好である。
上記実施形態において、平面視において略長方形の枠体を有する調理網を用いてもよい。
上記実施形態において、加熱庫13の左側部,右側部にトレイ30を固定して、加熱庫8内からトレイ30を出し入れできないようにしてもよい。つまり、トレイ30に換えて、加熱庫8の側部と一体に設けられたトレイ部を用いてもよい。
上記実施形態において、過熱蒸気生成ヒータ20の換わりに、例えば電磁誘導加熱装置を加熱部の一例として用いてもよい。
上記実施形態では、図4(a)中の下側の下段部46に、2個の位置決め用の屈曲部49,49を設けていたが、1個または3個以上の位置決め用の屈曲部を設けてもよい。
上記実施形態では、図4(a)中の上側の下段部46に、2個の位置決め用の屈曲部49,49を設けていたが、1個または3個以上の位置決め用の屈曲部を設けてもよい。
上記実施形態において、図4(a)中の下側の下段部46と、図4(a)中の上側の下段部46との少なくとも一方に、1個または2個以上の位置決め用の屈曲部を設けてもよい。
上記実施形態では、枠体42の互いに対向する一対の上段部45,45と、この一対の上段部45,45を互いに連結する一対の横支持部43,43と、この一対の横支持部43,43を互いに連結する複数の縦支持部44,44,…とからなる網本体部41を用いていたが、枠体42の互いに対向する一対の上段部45,45と、この一対の上段部45,45を互いに連結する複数の横支持部とからなる網本体部を用いてもよい。
上記実施形態において、例えば金属製の一本の線材を、一方の上段部45から他方の上段部45まで延ばして屈曲させた後、一方の上段部45へ延ばして屈曲させることを複数回繰り返して作成した調理網を用いてもよい。
本発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンなどがある。
本発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して無酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。
本発明の具体的な一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1 ケーシング
13 加熱庫
20 過熱蒸気生成ヒータ
30 トレイ
40 調理網
41 網本体部
47 段差部
48 取付部
49 位置決め用の屈曲部

Claims (6)

  1. 被調理物を支持する網本体部と、
    上記網本体部の前後方向および左右方向の4方向のいずれに方向においても、上記網本体部よりも外方に位置する取付部と、
    上記網本体部と上記取付部とを上下方向に段差を持たせて連結する段差部と
    を備えることを特徴とする調理網。
  2. 請求項1に記載の調理網において、
    上記取付部は、平面視において、略矩形の枠体の4隅から突出している部分であることを特徴とする調理網。
  3. 請求項2に記載の調理網において、
    上記枠体は、上記網本体部の対向する側辺、上記段差部および上記取付部を含む一体の線材であることを特徴とする調理網。
  4. 請求項2または3に記載の調理網において、
    上記網本体部は、上記枠体の互いに対向する一対の部分と、上記一対の部分を連結する一対の横支持部と、上記一対の横支持部を連結する縦支持部とからなることを特徴とする調理網。
  5. 請求項4に記載の調理網において、
    上記枠体のうち、上記網本体部に兼用されていない対向する2辺には、位置決め用の屈曲部を有することを特徴とする調理網。
  6. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられた加熱庫と、
    上記加熱庫内の被調理物を加熱するための加熱部と、
    上記加熱庫内に設けられたトレイ部と、
    上記トレイ部に、上記網本体部が上記取付部よりも上側に位置するように、または、上記網本体部が上記取付部よりも下側に位置するように載置された請求項1から5までのいずれか一項に記載の調理網と
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
JP2009191020A 2009-08-20 2009-08-20 調理網およびそれを備えた加熱調理器 Expired - Fee Related JP5468331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191020A JP5468331B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 調理網およびそれを備えた加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191020A JP5468331B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 調理網およびそれを備えた加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011043277A true JP2011043277A (ja) 2011-03-03
JP5468331B2 JP5468331B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=43830833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009191020A Expired - Fee Related JP5468331B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 調理網およびそれを備えた加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468331B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012118216A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 独立行政法人理化学研究所 オーキシン生合成阻害剤
WO2016031737A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 シャープ株式会社 加熱調理器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102562A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2000139722A (ja) * 1998-11-14 2000-05-23 Paloma Ind Ltd グリルの焼き網
JP2002031351A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd オーブントースター
JP2008022908A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Sharp Corp 加熱調理器用食材支持ユニット及びそれを備える加熱調理器
US20080047916A1 (en) * 2006-08-25 2008-02-28 Electrolux Home Products, Inc. Stack cooling rack

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102562A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2000139722A (ja) * 1998-11-14 2000-05-23 Paloma Ind Ltd グリルの焼き網
JP2002031351A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd オーブントースター
JP2008022908A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Sharp Corp 加熱調理器用食材支持ユニット及びそれを備える加熱調理器
US20080047916A1 (en) * 2006-08-25 2008-02-28 Electrolux Home Products, Inc. Stack cooling rack

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012118216A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 独立行政法人理化学研究所 オーキシン生合成阻害剤
WO2016031737A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 シャープ株式会社 加熱調理器
US10154549B2 (en) 2014-08-29 2018-12-11 Sharp Kabushiki Kaisha Heating cooker

Also Published As

Publication number Publication date
JP5468331B2 (ja) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5744496B2 (ja) 加熱調理器
KR20120054847A (ko) 복합형 전자레인지
JP5947951B2 (ja) 加熱調理器
US8222572B2 (en) Steam generator for food processor
JP5468331B2 (ja) 調理網およびそれを備えた加熱調理器
JP2007003121A (ja) 加熱調理器
EP2452541B1 (en) Induction oven
WO2016079935A1 (ja) 加熱調理器
KR100588150B1 (ko) 조리장치
KR20060127674A (ko) 스팀발생장치 및 이를 갖춘 조리장치
JP5525908B2 (ja) 加熱調理器
JP5595174B2 (ja) 加熱調理器
WO2015125490A1 (ja) マイクロ波加熱調理器
JP4576296B2 (ja) 加熱調理器
JP2008022908A (ja) 加熱調理器用食材支持ユニット及びそれを備える加熱調理器
CN217243760U (zh) 蒸烤装置
JP5812667B2 (ja) 加熱調理装置
JP5923406B2 (ja) 加熱調理器
JP2013153943A (ja) 高周波加熱用トレー、および高周波加熱装置
US20230366560A1 (en) Cooking chamber insert with a specific basic structure, and cooking device
JP2010249330A (ja) 加熱調理器
JP5697247B2 (ja) 加熱調理装置
JP6141102B2 (ja) 加熱調理用受皿セット及び加熱調理器
JP5683248B2 (ja) 加熱調理装置
JP5809845B2 (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5468331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees