JP2011043087A - カム駆動式燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤフラムを備えたカム駆動式燃料ポンプについて、ダイヤフラムのロッド取付部における変形を最小限に抑えて、ポンプ効率の低下や作動不良の発生を軽減できるようにする。
【解決手段】ダイヤフラム5Aがリテーナ41,42で挟まれた中央部をロッド4A先端側の挿通軸47で挿通されてカシメ固定され、カム2の回転力でロッド4Aが往復摺動することでダイヤフラム5Aが往復変位しながら燃料を圧送するカム駆動式燃料ポンプ1Aにおいて、ロッド4Aのダイヤフラム取付構造が、大径部47aの先に小径部47bを有して途中に段差部47cが形成された挿通軸47に、リテーナ41及びダイヤフラム5Aが段差部47cを通過可能な挿通孔を有して大径部47aまで挿通され、リテーナ42が大径部47aよりも小径の挿通孔を有して小径部47bに挿通され段差部47cに当接・係止した状態で先端側を潰して固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、カム駆動式燃料ポンプに関し、殊に、カムの回転力で波動的に押圧されたリフタのピストン運動により、ロッドを介しダイヤフラムを往復変位させて燃料を圧送するカム駆動式燃料ポンプに関する。
汎用エンジン等、比較的簡易な構成を有したエンジンにおいては、燃料タンクから気化器や燃料噴射用高圧ポンプに燃料を圧送するための手段としてカム駆動式燃料ポンプが用いられるのが一般的である。このカム駆動式燃料ポンプは、例えば特開平11−230047号公報に記載され図6に示すもののように、図示しないエンジンのクランク軸末端側に設けられたカム2の外周面が、円柱状のリフタ3の底面に当接してクランク軸の回転運動を縦向きのピストン運動に変換する。
そして、縦方向に往復摺動するリフタ3がこれに連結されたロッド4Gを介してダイヤフラム5Gを往復変位させ、その往復変位動作に伴う圧力変動により燃料を入口弁10a経由で燃料加圧室6内に導入し、導入した燃料を出口弁10b経由でエンジンに方向に圧送する構成である。
このような駆動方式の燃料ポンプ1Cでは、リフタ3の往復摺動をダイヤフラム5Gに伝達するロッド4G先端側は、図7の部分拡大図に示すようにロッド4Gの先端側から同一中心軸で延設された円柱状の挿通軸49に、ガスケット43、リテーナ41、ダイヤフラム5G、リテーナ42の順に挿通されて、露出した先端側を潰したカシメ部49dでダイヤフラム5Gを固定してなる取付け構造となっている。
しかしながら、斯かる構成のロッド4G先端側の挿通軸49では、カシメ部49dによる荷重の不均一さでA寸法のバラツキが生じることになり、ゴム製のダイヤフラム5G中心部における潰し率にバラツキが生じることが知られている。そのため、ロッド4G先端のカシメ部49dにより圧迫状態で固定されているダイヤフラム5Gの中心部は、リテーナ42,41の間からはみ出す圧力によりその部分のゴムの硬化を招くため、その弾力性及び耐久性を損なうことになる。
また、このリテーナ42,41で挟まれることにより、図8に示すようにダイヤフラム5Gが山形に変形することも知られており、このように変形することにより形状的な力を有してB方向から押す力に対する反力となる。したがって、これらが燃料ポンプ1Cのポンプ動作に対する抵抗となって、ポンプ効率の低下や作動不良を発生させる原因となっていた。
特開平11−230047号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、ダイヤフラムを備えたカム駆動式燃料ポンプについて、ダイヤフラムのロッド取付部における変形を最小限に抑えて、ポンプ効率の低下や作動不良の発生を軽減できるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、燃料加圧室の一部を構成するダイヤフラムが、2枚のリテーナで挟まれた中央部をロッド先端側の挿通軸で挿通されてロッドにカシメ固定され、カムの回転力でロッドが往復摺動することによりダイヤフラムが往復変位しながら燃料を燃料加圧室に導入して圧送するカム駆動式燃料ポンプにおいて、そのロッドのダイヤフラム取付構造が、大径部の先に小径部を有して途中に段差部が形成された挿通軸に、カム側のリテーナ及びダイヤフラムが段差部を通過可能な挿通孔を有して大径部まで挿通され、燃料加圧室側のリテーナが大径部よりも小径の挿通孔を有して小径部に挿通され段差部に当接・係止した状態で先端側を潰して固定されるものとした。
このように、カシメによる押圧力が直接加わる燃料加圧室側のリテーナがロッド先端側の挿通軸の段差部で係止されて停止するメタルタッチのカシメ固定としたことにより、その段差部をダイヤフラムの潰し率を適度なレベルにする位置に設定するだけで、ダイヤフラムの過剰な変形を容易に回避することができる。
また、この場合、その挿通軸の段差部は、ダイヤフラム内外の気密性を維持可能な必要最小限のダイヤフラムの潰し代となる位置に設定されたものとすれば、ダイヤフラム中央部における変形量の軽減と気密性の確保とのバランスに優れたものとなる。
さらに、上述したカム駆動式燃料ポンプにおいて、その挿通軸の大径部は、それよりも小径の軸の基端側に筒状部材を挿通配置して形成されてなるものとすれば、挿通配置する筒状部材の長さに応じて段差部の位置を容易に設定することができる。
さらにまた、上述したカム駆動式燃料ポンプにおいて、そのダイヤフラム中央部のリテーナとの接触面には、挿通孔を囲んで環状に突出したビードが設けられていることを特徴としたものとすれば、ダイヤフラム中央部のシール機能をビード部分に集中することができ、ダイヤフラムの潰し代を縮小することもできる。
カシメ固定による押圧力が直接加わる燃料加圧室側のリテーナが、挿通軸の段差部で停止するようにした本発明によると、ダイヤフラムのロッド取付部における変形を最小限に抑えて、ポンプ効率の低下や作動不良の発生を軽減することができる。
本発明における実施の形態のカム駆動式燃料ポンプの縦断面図である。 図1においてダイヤフラムを先端側に固定したロッドの部分縦断面図である。 図2のロッドの応用例を示す部分縦断面図である。 (A)は図2のロッドに固定するダイヤフラムの応用例を示す拡大した部分縦断面図であり、(B)はそのロッドへの取付け状態を示す拡大した部分縦断面図である。 (A)及び(B)は図4のダイヤフラムの応用例を示す拡大した部分縦断面図である。 従来のカム駆動式燃料ポンプを示す縦断面図である。 図6におけるダイヤフラムを先端側に固定したロッドの部分縦断面図である。 図6における先端側に固定したダイヤフラムが変形した状態を示すロッドの部分縦断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本実施の形態の燃料ポンプ1Aの縦断面図を示しており、図2はそのダイヤフラム5Aを先端側に固定してなるロッド4Aの拡大した部分縦断面図を示している。図1を参照して、燃料ポンプ1Aは、汎用エンジン等の比較的簡易な構成のエンジンにおける燃料供給システムに配設されることを想定したものであり、図示しないエンジンのクランク軸末端側に設けたカム2の回転運動により駆動する、一般にカム駆動式燃料ポンプと呼ばれるものである。
この燃料ポンプ1Aでは、本体底部側にその下部を突出させながら図中上下に摺動可能に設けられた円柱状のリフタ3が、その底面にカム2の外周面が当接する状態で配置されて、カム2の回転により上下にピストン運動を行って駆動するようになっている。
このように、リフタ3Aが上下にピストン運動を行うことにより、これに連結されたロッド4Aを介してダイヤフラム5Aを往復変位させ、この往復変位動作によりダイヤフラム5Aで区画されて入口弁10aと出口弁10bとの間に形成された圧力室6内に、燃料タンク側から燃料を導入するとともに、導入した燃料を加圧してエンジン側に向かって圧送するようになっている。尚、以上の構成は図6に示した従来の燃料ポンプ1Cとも共通しており、周知の技術である。
そして、本実施の形態の燃料ポンプ1Aにおいては、図2に示すようにロッド4A先端側におけるダイヤフラム4Aの取付構造が、基端側の大径部47aの先に小径部47bを有して途中に段差部47cを形成した挿通軸47に、段差部47cを各々通過可能な挿通孔を有したガスケット42、カム側(Oil側)のリテーナ、ゴム製のダイヤフラム5Aが大径部47aの基端側まで挿通され、且つ、燃料加圧室6側(fuel側)のリテーナ42が大径部47aよりも小径の挿通孔を有して段差部47cに当接して停止するまで挿通された状態とし、挿通軸47先端側を潰したカシメ部47dにより固定されている。
即ち、図6の従来例の燃料ポンプ1Gにおいては、図7に示したようにロッド4G先端側の挿通軸49には段差がないことから、カシメ部49dによる圧迫力がそのままダイヤフラム5G中央部に加わるため、A寸法にバラツキが発生しやすく過剰な潰し代よる変形でダイヤフラム5G中央部付近のゴムが硬化したり変形したりして、ポンプ効率の低下や作動不良の原因となっていた。
これに対し、本実施の形態では、図2に示すように燃料加圧室側のリテーナ42が挿通軸47の段差部47cに当接して係止することによりその位置で停止する、メタルタッチのカシメ固定とされており、段差部47cがダイヤフラム5A内外の気密性を維持可能とする必要最小限のダイヤフラム5A中央部の潰し代となる位置に設定されている。
そのため、リテーナ42,43の間からはみ出るダイヤフラム5Aのゴムを最小限に抑えてその硬化を最低限に抑えることができ、また、図8に示した従来例のダイヤフラム5Gで発生した山形の変形を少なくすることができ、B方向から押す力に対する反力も小さく抑えることも可能となり、ポンプ効率の低下や作動不良の発生を大きく軽減することを可能としている。
図3は、図2に示したロッド4Aの応用例としてのロッド4Bを示している。このロッド4Bは、ロッド4Aの挿通軸47の大径部47aの代わりに、これと同じ外径を持つ筒状部材45をこれよりも小径で均一の太さからなる軸の基端側に挿通配置して、途中に段差部48cを形成してなる挿通軸48を有しており、その先端のカシメ部48dによりダイヤフラム5Aが固定されている。
これにより、例えば従来のロッド4Gに筒状部材45を追加するだけで図2のロッド4Aと同様の機能を発揮させることができ、既存品を利用することにより低コストで作成できるものとなる。また、その筒状部材45の長さによりC寸法が規定されるため、ダイヤフラム5Aの潰し代の設定が容易なものとなる。
図4、図5は、図2に示したロッド4Aに取付けるダイヤフラム5Aの応用例としてのダイヤフラム5B,5Cの縦断面図を示しており、図4(A)はリテーナ41との接触面に中央部の挿通孔50に沿って環状に突出したビード51が設けられている。
即ち、このダイヤフラム5Bは、図4(B)に示すロッド4Aへの取付け状態において、主としてそのビード51が潰れてダイヤフラム5Aのシール機能がこの部分に集中したものとなり、図1の燃料ポンプ1Aにおけるダイヤフラム5Aの場合よりも潰し代を縮小しながら、ガスケット43を用いることなくこれと同様の気密性を発揮できるようになっている。また、ダイヤフラム5Bはダイヤフラム5Aの場合と比べて変形や硬化がさらに少ないものとなって、ポンプ効率の低下や作動不良の発生を一層軽減できるものとなる。
一方、図5(A)は、リテーナ41との接触面に中央部の挿通孔50の周囲でこれを囲むように環状に突出した二重のビード52,53が設けられたダイヤフラム5Cを示しており、図5(B)はそのロッド4Aへの取付け状態を示すものである。この場合も、前述のダイヤフラム4Bと同様の機能を発揮することができるが、二重のビード52,53により中央部の潰し代をさらに小さく抑えることができる。
以上、述べたように、ダイヤフラムを備えたカム駆動式燃料ポンプについて、本発明により、ダイヤフラムのロッド取付部における変形を最小限に抑えてポンプ効率の低下や作動不良の発生を軽減することができる。
1A 燃料ポンプ、2 カム、3 カムフォロアー、4A ロッド、5A,5B,5C ダイヤフラム、6 燃料加圧室、41,42 リテーナ、45 筒状部材、47,48 挿通軸、47a 大径部、47b 小径部、47c,48c 段差部、47d,48d カシメ部

Claims (4)

  1. 燃料加圧室の一部を構成するダイヤフラムが、2枚のリテーナで挟まれた中央部をロッド先端側の挿通軸で挿通されて前記ロッドにカシメ固定され、カムの回転力で前記ロッドが往復摺動することにより前記ダイヤフラムが往復変位しながら燃料を燃料加圧室に導入して圧送するカム駆動式燃料ポンプにおいて、前記ロッドのダイヤフラム取付構造が、大径部の先に小径部を有して途中に段差部が形成された前記挿通軸に、前記カム側の前記リテーナ及び前記ダイヤフラムが前記段差部を通過可能な挿通孔を有して前記大径部まで挿通され、前記燃料加圧室側の前記リテーナが前記大径部よりも小径の挿通孔を有して前記小径部に挿通され前記段差部に当接・係止した状態で先端側を潰して固定されてなる、ことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 前記段差部は、前記ダイヤフラム内外の気密性を維持可能な必要最小限の前記ダイヤフラムの潰し代となる位置に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載した燃料ポンプ。
  3. 前記挿通軸の大径部は、該大径部よりも小径の軸の基端側に筒状部材を挿通配置して形成されてなる、ことを特徴とする請求項1または2に記載した燃料ポンプ。
  4. 前記ダイヤフラム中央部の前記リテーナとの接触面には、前記挿通孔を囲んで環状に突出したビードが設けられている、ことを特徴とする請求項1,2または3に記載した燃料ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107435623A (zh) * 2016-05-27 2017-12-05 纪州技研工业株式会社 隔膜泵

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