JP2011042454A - シート給送装置 - Google Patents

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Shigeru Kosuda
繁 小須田
Katsuhiko Okitsu
克彦 興津
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Abstract

【課題】
周囲が暗い環境でシート給送装置を使用するとき、シートを原稿台に正確に積載しにくく、また積載状態に異常があっても気付きにくいため、シート詰まりが発生する可能性があった。
【解決手段】
原稿台にシートが積載されたことを検知するための、光学式原稿検知センサの受光部の出力信号を使用して外光光量を検出し、シート給送装置が暗い環境で使用されていると判断した場合、光学式原稿検知センサの発光部から照射する可視光を利用して原稿台を照明する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置や、シートフィードスキャナ等の画像読取装置等に装備されるか又はそれらの装置と併用される、原稿や記録用紙等のシートを給送するシート給送装置に関するものである。
画像読取装置、画像形成装置等の本体の内部に装備したシート給送装置では、取り込みローラがシート積載台上に積載されたシートを送り出すと、シートは搬送路に沿って搬送されるようになっているものがある。近年では、画像読取装置等が携帯可能なように小型化されており、携帯型パソコンから動作のための電源の供給を受けて、外出先でも使用できるものもある。
しかし使用環境の多様化により、暗い環境での画像読取装置等の使用も想定されるようになり、そのような暗い環境ではユーザがシートを正しく積載できないことがある。シート積載台上にシートが正しく積載されていない状態、例えばシートが不揃いの状態や、斜めにシートが積載された状態で給送動作を開始した場合、シート詰まりが発生する可能性がある。
これを回避するために、シートの積載位置を明るくできる電子機器として、シートの積載位置表示用の記録紙インジケータを、シートの積載操作を行うときに点灯可能としたものがある(例えば特許文献1参照)。しかし特許文献1に開示された装置においては、周囲の明るさには関係なくインジケータが発光するため、明るい環境でも発光してしまい、無駄に電力を消費する。
特許文献2には、周囲の明るさを検出するフォトセンサと、排紙トレイを照らす照明を設けて、周囲が暗いときに照明を点灯する技術が開示されている。しかし特許文献2の構成では、明るさを検出するための専用の照度センサを設ける必要があるため、コストアップになる。また、専用の照度センサを動作させるために消費電力が増加する。また、給紙部の照明はなく、原稿の積載操作を容易にする意図はない。
一方、特許文献3には光学式原稿検知センサの受光部に外光が入ったと検知した場合に、光学式原稿検知センサの発光部の発光量を増加させる技術が開示されている。しかし、照度センサが外光を検知したか否かの判断により原稿検知精度を向上させることが目的であり、給紙部への原稿の積載操作を容易にすることを意図したものではない。
特開平9−86016号公報 特開2006−116900号公報 特開平10−194524号公報
上述したように、周囲が暗い環境でシート給送装置を使用するとき、シートを原稿台に正確に積載しにくく、また積載状態に異常があっても気付きにくいため、シート詰まりが発生しやすいという課題がある。また、周囲が暗い環境でのシートの積載操作が容易なシート給送装置を実現するために、専用の照度センサと専用の照明手段を設けると、コストアップすることと消費電力が増加するという課題がある。
上記課題を解決するために本発明のシート給送装置は、シートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを取込むシート取込手段と、前記シート積載手段に積載されたシートに可視光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射されシートに反射された光及び、前記発光手段以外の光源からの外光を受光して受光信号を出力する受光手段と、前記受光信号に基づいてシートの有無を検知するシート有無検知手段と、
を備えたシート給送装置であって、前記発光手段を消灯させた時の、前記受光手段の前記受光信号に基づいて外光量を検出する外光量検出手段と、前記外光量検出手段の検出した外光量に基づいて前記発光手段の発光時間及び発光強度の少なくとも一方を増加させて、前記シート積載手段を照明する照明制御を行う照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によればコストアップや消費電力の増加無く、周囲が暗い環境でもシートの積載操作を容易に行うことができる。
本発明のシート給送装置の、第1の実施例の概略構成を説明するための図である。 シート積載台にシートが有り、周囲が明るい場合の、読取センサの出力波形の一例である。 シート積載台にシートが無く、周囲が明るい場合の出力波形の一例である。 シート積載台にシートが有り、周囲が暗い場合の出力波形の一例である。 シート積載台にシートが無く、周囲が暗い場合の出力波形の一例である。 照明手段の点灯、消灯の制御の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明のシート給送装置の、第1の実施例を変形した一例の概略構成を説明するための図である。 本発明のシート給送装置の第2の実施例の概略構成を説明するための図である。
以下に例示する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるシート給送装置の概略構成である。図1に示すシート給送装置1は、シート積載台2に積載されたシート3を、発光手段4と受光手段5により検知し、取り込みローラ(シート取込手段)6を用いて取込んで給送する装置である。
シート積載台2は給送するためのシートを積載する台であり、シート3がユーザによりシート積載台2の上に載置される。発光手段4は、シート3に向けて可視光を照射する白色LEDなどである。受光手段5は、シート3に対して発光手段4の設置されたのと同じ側に設置されており、発光手段4から照射されシート3の表面で反射された光を受光する。受光手段5は受光光量に応じて電圧の変化する信号(受光信号)を出力する素子であり、フォトダイオードなどが使用できる。受光手段5には少なくとも可視光に感度を持つものを使用する。
シート積載台2にシート3が積載されているときは、発光手段4が照射した光はシート3で反射され、受光手段5によって受光される。シート積載台2にシート3が積載されていないときは、発光手段4からの光はシート積載台2に照射される。シート積載台2はシート3よりも光を反射し難くなっており、シート3が積載されていなければ受光手段5の受光光量が少なくなる。その結果、受光手段5の受光光量によって、シート3の有無を判定できるようになっている。なお、シート積載台2が光を反射し難くするには、濃い色に着色して光を吸収させたり、凹凸形状にして散乱させたりする等の方法がある。
取り込みローラ6は、シート積載台2に積載されたシート3を不図示の画像読取装置、画像形成装置等の本体内に給送する。取り込みローラ6は上下に移動可能な構成であり、給紙動作が開始されると下降するようになっている。このためシート3の厚みや積載枚数に関わらず、シート3を滞りなく給送できるようになっている。なお、シート3が給送方向に対して傾いた状態で給送されないように、幅方向のシート端を規制するためのシート規制板(不図示)をシート積載台2に設けても良い。
制御手段7は例えばCPUや制御用ハードウエア回路であり、発光手段4の発光信号としてパルス信号を駆動手段8に供給して発光手段4の点灯、消灯を行う。また、制御手段7は発光手段4の光を増加させてシート積載台2を照明する照明制御を実行する照明制御手段の一例である。8は、駆動手段であり、制御手段7より供給されたパルス信号を変換して、LED等を発光させるための発光パルス信号にする。発光手段4は、発光パルス信号を印加されると駆動電流が流れて発光する。なお、受光光量が少なく、シート積載台2にシートが積載されていないと認識した場合等に、パルス信号のアクティブな時間を短くするようデューティを変更することや、次の点灯までの周期を長くすることで、消費電力を少なくすることが好適である。
信号増幅手段9は、受光手段5の出力する受光信号を増幅する。シート3からの反射光は比較的弱い光であるため、受光手段5が出力する受光信号も振幅が微弱となるため、これを信号増幅手段9で増幅し、原稿検知判断が可能な信号振幅に引き上げるようになっている。
A−D変換器10は、信号増幅手段9によって増幅された受光信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換して信号解析手段11へ出力する。信号解析手段11は、A−D変換器10においてデジタル化した受光信号を解析し、原稿検知と外光検出を行う。12は、原稿検知部(シート有無検知手段)であり、原稿検知に関する信号解析を行う。13は、発光手段以外の光源からの外光を検出するための外光検出部であり、外光検出に関する信号解析を行う。各信号解析の手順は後述する。解析結果は制御手段7へ出力する。信号解析手段11は前述した制御手段7のCPU等が兼ねていてもよく、他のCPUやハードウエア回路であってもよい。
制御手段7は原稿検知部12の検知結果によって、取り込みローラ6を回転させ取り込み動作を開始する等の制御を行う。14は、記憶手段であり、シート給送装置1の各種の設定値を保持する。具体的には、記憶手段14は、発光信号のタイミングや、原稿検知レベル(閾値)などの設定値を保持する。また、制御手段7は、記憶手段14に保持された設定値を使用して信号解析手段11に原稿検知や外光検出を行わせる等、シート給送装置1の各部を制御する。
また、制御手段7は、外光検出部13の検出結果によって、周囲が暗いと判断した場合に発光手段4を点灯するようになっている。このとき発光手段4は、シート積載台2のシートを積載するべき位置を視認しやすくするための照明として使用される。発光手段4としては可視光を発光する素子、例えば白色LEDアレー等を使用するとともに、受光手段5としては、可視光に感度を持つ素子を使用する。なお、原稿検知動作を行うために発光手段4を点灯した際に、照射された可視光がユーザに見える。このため、原稿検知動作を行うための点灯時間は、極力短時間にすることが好適である。なお、発光手段の発光色は白色ではなく他の色でもよい。また、発光手段4はLEDアレーではなく導光体とLED等の発光素子との組み合わせでもよい。また、発光手段4は数個の発光素子を有するものでもよい。なお、図7のような構成に変更して、LEDアレー16のうちの発光させる素子を、制御手段7の制御により選択できるようにしてもよい。
次に、原稿検知部12の原稿検知手順と外光検出部13の外光検出手順を説明する。なお、原稿検知結果にはシートの有り,無しの2通りの結果があり、外光検出結果には明るい,暗いの2通りの結果があるため、下記4通りの組み合わせの結果となる。
1.シートが積載されており、周囲が明るい場合
2.シートが無く、周囲が明るい場合
3.シートが積載されており、周囲が暗い場合
4.シートが無く、周囲が暗い場合
原稿検知手順について説明する。「1.シートが積載されており、周囲が明るい場合」は、図2のような受光信号波形となる。図2は、上から発光信号波形、受光信号波形,反射光量波形を示している。各波形の時間軸を対応させるために縦の破線を加えている。受光信号波形は、信号増幅手段9によって増幅された受光信号(アナログ信号)をA−D変換器10でデジタル信号に変換したものである。反射光量波形は、受光信号波形から後述する外光レベルを引いた波形である。受光信号波形と反射光量波形が波打っているのはノイズの影響を表している。
発光信号がアクティブになる(図中の高い信号レベルになる)と、発光手段4が点灯するようになっている。発光手段4が点灯すると、シート3に反射された光が受光手段5に受光される。受光信号波形の信号強度(以降、受光信号強度とする)は、受光手段5の受光光量が多いと増加するようになっている。なお、受光手段5は発光手段4の点灯、消灯にかかわらず、常に外光を受光している。このため受光信号強度は、発光手段4の消灯時には外光光量を反映し、発光手段4の点灯時には外光光量と反射光量の合計を反映している。
外光光量はノイズの影響を受けて変動するため、所定期間内において外光光量が最も少ないとき、すなわち所定期間内での受光信号強度の最小値を代表値とし、以降ではこの代表値を外光レベルと称する。
受光信号波形から外光レベルを引いた波形である、反射光量波形の信号強度(以降、反射信号強度と称する)は、受光手段5が受光する反射光量が多くなると増加するようになっている。閾値S2は、シート積載台2にシートが積載されている場合の反射光量と、シートが無い場合の反射光量との間に設定されており、この設定値が記憶手段14に保持されている。発光手段4の点灯時に、反射信号強度がこの閾値S2を上回った場合、原稿検知部12によりシートが有ると判定できるようになっている。
図2の波形では、発光手段4の点灯時の反射信号強度が閾値S2を上回っている。よって、原稿検知部12はシート有りと判定する。結果は制御手段7に伝えられる。制御手段7は、不図示の画像読取装置等から又は、不図示のホストコンピュータ等から給送指示が入ると、取り込みローラ6を回転させるよう制御してシートの取り込み動作を開始する。
外光検出手順について説明する。発光手段4の消灯時の受光信号強度は、外光光量を示している。閾値S3は、周囲が明るいときの信号強度と、暗いときの信号強度との間に設定されており、この設定値が記憶手段14に保持されている。閾値S3を、外光レベルが上回った場合、周囲が明るいと判定できるようになっている。図2の波形では、発光手段4の消灯時の受光信号波形が示す外光レベルが閾値S3を上回っている。よって、外光検出部13は、周囲が明るいと判定し判定結果は制御手段7に伝えられる。
「2.シートが無く、周囲が明るい場合」は、図3のような受光信号波形となる。発光信号がアクティブになり発光手段4が点灯している時にシートからの反射光が無いため、受光信号強度は発光手段4の消灯時とほとんど同じになっている事がわかる。
原稿検知手順について説明する。図3では発光手段4が点灯しているとき、受光信号から外光レベルを引いた反射光量が少ないため、反射信号強度が閾値S2を下回っている。よって、原稿検知部12はシート無しと判定する。結果は制御手段7に伝えられる。不図示の画像読取装置等から又は、不図示のホストコンピュータ等から給送指示が入ると、制御手段7はシートが無いことをユーザに知らせるために、不図示の表示装置への表示や不図示のホストコンピュータ等への通知などの制御を行う。このような場合の外光検出手順について説明する。図3では、受光信号波形の外光レベルが閾値S3を上回っている。よって、外光検出部13は周囲が明るいと判定し判定結果は制御手段7に伝えられる。
「3.シートが積載されており、周囲が暗い場合」は、図4のような受光信号波形となる。発光手段4の点灯時に反射信号強度が閾値S2を上回っているため、原稿検知部12はシート有りと判定する。外光検出については、図4に示すように、発光手段4の消灯時の受光信号波形が示す外光レベルが閾値S3を下回っているため、外光検出部13は周囲が暗いと判定する。
「4.シートが無く、周囲が暗い場合」は、図5のような受光信号波形となる。発光手段4の点灯時に反射信号強度が閾値S2を下回っているため、原稿検知部12はシート無しと判定する。外光検出手順については、図5に示すように発光手段4消灯時に受光信号波形が示す外光レベルが閾値S3を下回っているため、外光検出部13は周囲が暗いと判定する。
次に、発光手段4を給紙部の照明装置として使用する方法を説明する。照明装置として使用するためには、ユーザが充分視認できるだけの光量が必要となるため、原稿検知動作時に比べて発光光量を増加させる必要がある。発光光量を増加させるためには制御手段7が出力するパルス信号を変更し、発光時間を長くすることが好適である。例えば、パルス信号を変更し発光信号のアクティブである時間を長くしたり、次の点灯までの周期を短くしたり、点滅させずに連続点灯させたりして発光時間を長くすることで、発光光量を増加させることができる。なお、点灯の周期や発光時間を変えるのではなく、発光手段4の駆動電流を増加させることで発光光量を増加させてもよい。
これ以降、説明の簡略化のために、発光手段4を照明装置として使用する場合の発光光量の増減を、点灯、消灯として記述することにする。もちろん、消灯させるかわりに発光光量を減らすようにしてもよく、そのような場合も本発明に含まれる。
照明装置としての発光手段4を点灯、消灯する制御の手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図6の処理は定期的に、又は必要に応じて繰り返し行われるものとする。まず、ステップS601で、シート取り込み動作中か否かを制御手段7は判断する。照明が必要となるのはシートをシート積載台に積載する操作をユーザが行うときであり、これはシート取り込み動作を行っていないときである。シート取り込み動作中は照明装置としての発光手段4を消灯することで、消費電力の低減が可能である。このため、ステップS601で取り込み動作中であれば照明不要なのでステップS602に進み、CPUは発光手段4を消灯する。ステップS601で取り込み動作中でなければ、ステップS603に進む。ステップS603で、CPUはシートがシート積載台に積載されたか否かを判断する。なお、原稿検知時には、ごく短時間の発光手段4の点灯を行うものとする。シート積載台に対する照明が必要なのはシートをシート積載台に積載するときであり、ユーザのシート積載操作によりシートが積載位置に接近し始めてから、シート取り込み動作を開始する指令を受けるまでの間である。シートが無い場合、照明不要なのでステップS602に進み発光手段4の光でシート積載台の照明を行うよう制御していたのであれば、その制御を停止するためCPUは発光手段4を消灯する。シートがある場合、ステップS604に進む。ステップS604で、周囲が明るいか否かを判断する。明るい場合は照明不要なのでステップS602に進み、発光手段4を消灯する。周囲が暗いと判断した場合、ユーザがシートを正常に積載するために照明が必要なため、ステップS605に進み、照明を点灯する。
以上のように、本実施例のシート給送装置によれば、周囲が暗い場合に光学式原稿検知手段の発光手段4を点灯してシート積載台を照らす照明装置として利用することができるので、ユーザがシートを正しく積載し易くなり、給送されたシートのシート詰まりを減らす事ができる。さらに、光学式原稿検知手段の受光手段5を外光量検出手段として使用できるので、外光検出のための専用の照度センサが不要であり、コストアップや消費電力の増加無しで周囲の明るさを検出する事ができる。同様に、光学式原稿検知手段の発光手段4を照明装置として使用できるので、専用の照明装置が不要であり、コストアップ無しで照明することができる。さらに、照明が必要なときのみ点灯させるので、消費電力の増加を必要最小限にできる。
本実施例では、原稿積載台2は発光手段4が発光した光を反射し難いような構成とし、シート積載台3の反射光量よりシートの反射光量の方が多いようにしている。これによって、受光信号はシートがある場合に増加し、シートが無い場合に減少する構成になっている。なお、別の構成の一例として、原稿積載台2に鏡面状の部材を設け、発光手段4が発光した光が原稿積載台2で鏡面反射する構成にしても良い。この場合、シート積載台3の反射光量の方がシートの表面で乱反射される反射光量より多くなる。すなわち、受光信号はシートがある場合に減少し、シートが無い場合に増加する構成になる。このような構成でも、本実施例と同様に原稿検知や外光検出を問題無く行うことができる。
さらに別の構成の一例として、発光手段4を原稿積載台に設け、発光手段4と受光手段5を対向させても良い。この場合も、受光信号強度はシートがある場合に減少し、シートが無い場合に増加することになる。
上述したように、周囲が暗い場合に発光手段を点灯することで、シート積載台上にシートを積載するユーザの操作を正常に実行し易くなり、シート詰まりを減らす事ができる。第2の実施例では詰まったシートを除去するユーザ操作を行うときに、周囲が暗ければ照明を点灯することで、除去作業を実行し易くする構成について説明する。もちろん前述した実施例1及びその変形例において実施例2の構成を併用することも可能である。
図8は、本発明の第2の実施形態におけるシート給送装置の概略構成である。符号1から15は、実施例1で説明した図1と同一である。実施例1ですでに説明した箇所には同一の参照符号を付与することで、説明は省略する。15は、上部ユニットである。発光手段4,受光手段5,取り込みローラ6が取り付けられている。開閉可能な上部ユニット15を、図示した17の位置まで回動することで、シートの給送経路は開放できるようになっている。給送経路を開放することで、シート給送装置1の内部まで手が届くようになり、詰まったシートを除去し易くなる。上部ユニット15を上方に回動させると、不図示の開閉検知手段センサ(開閉検知手段)から上部ユニット15の開閉状態に応じて開閉信号が制御手段7に入力され、制御手段7は給送経路が開放されているか否かを判断するようになっている。シート詰まりが起こった場合、不図示のシート詰まり検知手段がシート詰まりを検知するようになっている。例えば、シート詰まり検知手段は、給送開始から所定の時間経過してもシート給送装置1内部にシートがある場合、シート詰まりが発生したと判断し、シート詰まり検知信号を制御手段7に出力するものとしてもよい。または制御手段7のCPUや制御用ハードウエア回路がシート詰まり検知手段の機能を併せ持っていてもよい。
次に、シート詰まりが発生した際に発光手段を給送経路の照明のために発光させる動作手順を説明する。シートが給送中に詰まり、シート詰まり検知信号が出力されると、制御手段7はユーザにシート詰まりを通知するために、例えばメッセージを表示する不図示の表示装置などの制御を行う。ユーザはシート詰まりの通知があると、シートを除去するために上部ユニット15を回動させて給送経路を開放するので、不図示の開閉検知センサからの開閉信号が制御手段7に伝えられる。制御手段7は実施例1と同様にして外光検出結果を参照し、周囲が明るいか暗いかを判断する。周囲が明るい場合は照明不要と判断し、制御手段7は発光手段4を点灯しない。周囲が暗い場合、制御手段7は発光手段4を点灯させる。発光手段4が点灯されることで、シート給送装置の内部が見易くなり、シートを除去する作業がし易くなる。このようにして、シートの一部が破損し内部に残ってしまう等の除去忘れを減らすことができる。
以上のように、本実施例のシート給送装置によれば、周囲が暗い環境において、詰まったシートを除去する作業を行うときに、光学式原稿検知手段の発光手段4を点灯して、開放状態の給送経路の内部を照らす事ができるので、ユーザがシートを除去し易くなり、シートの除去忘れを減らすことができる。さらに、光学式原稿検知手段の受光手段5を外光量検出手段として使用できるので、外光検出のための専用のフォトセンサが不要であり、コストアップや消費電力増加無しで周囲の明るさを検出する事ができる。さらに、光学式原稿検知手段の発光素子4を照明装置として使用できるので、専用の照明装置が不要であり、コストアップ無しで照明することができる。さらに、照明が必要なときのみ点灯させる事ができるので、消費電力の増加を必要最小限にできる。
なお、図8では、発光手段4は上部ユニット15に固定されている。このため上部ユニット15が開けられたとき、発光手段4は原稿積載台2の全体を照らす構成になっている。別の構成として、発光手段4を上部ユニット15から吊り下げるように取り付けし、上部ユニット15が回動されて給送経路が開放されたときに、発光手段4が常に真下方向を照らす構成にすることで、給送経路の内部側を重点的に照らすようにしても良い。
また、シート積載台にシートが置かれていないと判定し、照明を消灯するようにした場合は、照明が不要なときに自動で消灯することができ、低消費電力化ができる。また、暗い環境でシート詰まりが起こった場合、除去するためにカバー部を開けたときに自動で照明を点灯するようにした場合は、暗い環境でもシートの除去忘れを減らすことができる。
上述した各実施例では、発光光量を増加させるためには発光時間を長くするようにしていたが、発光時間を変えずに発光手段の発光強度を増加させてもよい。例えば、発光手段に流す電流を増加させてもよく、発光手段が制御信号を受けて発光強度を増加させるようにしてもよい。
1 シート給送装置
2 シート積載台
3 シート
4 発光手段
5 受光手段
6 取り込みローラ
7 制御手段
8 駆動手段
9 信号増幅手段
10 A−D変換器
11 信号解析手段
12 原稿検知部
13 外光検出部
14 記憶手段
15 上部ユニット
S2 原稿検知の閾値
S3 外光検知の閾値

Claims (4)

  1. シートを積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを取込むシート取込手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートに可視光を照射する発光手段と、
    前記発光手段から照射されシートに反射された光及び、前記発光手段以外の光源からの外光を受光して受光信号を出力する受光手段と、
    前記受光信号に基づいてシートの有無を検知するシート有無検知手段と、
    を備えたシート給送装置において、
    前記発光手段を消灯させた時の、前記受光手段の前記受光信号に基づいて外光量を検出する外光量検出手段と、
    前記外光量検出手段の検出した外光量に基づいて前記発光手段の発光時間及び発光強度の少なくとも一方を増加させて、前記シート積載手段を照明する照明制御を行う照明制御手段と、
    を備えることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記外光量検出手段の検出した外光量が所定の外光量より少なく、かつ、前記シート有無検知手段がシート有りと検知した場合、
    前記照明制御手段は、前記照明制御を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記シート有無検知手段の検知結果がシート無しに変化した場合、
    前記照明制御手段により行われた前記照明制御を停止することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. シートの給送経路の開放を可能とする開閉可能な上部ユニットと、
    前記上部ユニットの開閉状態に応じて開閉信号を出力する開閉検知手段と、
    を更に備え、
    前記開閉信号がシートの給送経路の開放を示し、かつ、前記外光量検出手段の検出した外光量が所定の外光量より少ない場合、
    前記照明制御手段は、前記照明制御を行うことを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
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JP (1) JP2011042454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020029098A (ja) * 2015-05-22 2020-02-27 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置

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