JP2011042198A - 鉄道車両用電力変換装置 - Google Patents

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JP2011042198A JP2009190525A JP2009190525A JP2011042198A JP 2011042198 A JP2011042198 A JP 2011042198A JP 2009190525 A JP2009190525 A JP 2009190525A JP 2009190525 A JP2009190525 A JP 2009190525A JP 2011042198 A JP2011042198 A JP 2011042198A
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Yuichi Terada
裕一 寺田
Tomoaki Ishikawa
倫章 石川
Shinichi Tanaka
伸一 田中
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Abstract

【課題】車両停車時に電力変換装置が稼動するとき、半導体素子から発生する熱を放散す
る放熱部の冷却効率を向上させる。
【解決手段】放熱部A8と放熱部B8の間に仕切板A12、放熱部B8と放熱部C8の間に仕
切板B12を設けることによって、放熱部A8から放散される熱が放熱部B8に伝達される
ことを遮断し、放熱部C8から放散される熱が放熱部B8に伝達されることを遮断する。そ
のため、車両停車時にとくに熱の滞留を生じやすい放熱部B8の冷却効率を向上させるこ
とが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鉄道車両用電力変換装置に関する。
図8は、鉄道車両の全体構成図である。図9は、図8の電力変換回路のX―X断面図である
。図10は、図9の電力変換装置の放熱部の斜視図である。図11は、図9の放熱カバー
を取外した電力変換回路の正面図である。図を参照して、以下に一般的な鉄道車両と電力
変換装置について説明する。
図8に示すように、一般的な鉄道車両は車体2の上部にパンタグラフ1が設置され、車体
2の床下には台車を介して車輪3が設置され、電力変換装置4は車輪3の間の床下に懸架
されている。電力変換装置4の筐体内には、電力変換回路5が設置されている。
電力変換回路5が設置されている電力変換装置4の筐体部分の側面は受熱部7で構成され
、受熱部7の外側の面には冷却部11が筐体より飛び出すように取り付けられている。ま
た、受熱部7の内側の面には複数個の半導体素子6が配置されている。
図9に示すように、冷却部11は、電力変換装置から外側に突出した放熱フィン8−1と
ヒートパイプ8−2で構成される複数個の放熱部8と、その放熱部8を覆う網状の放熱カ
バー9で構成される。放熱カバー9は、車体2の床下に設けられている艤装限界線の内側
に収められるため、面取り部10を有する。
以下に、放熱部について詳細に説明する。図10に示すように、放熱部8はU字の形状で
複数本のヒートパイプ8−2と、これらのヒートパイプ8−2が挿通している複数本の放
熱フィン8−1とで構成されている。ヒートパイプ8−2は、半導体素子6に取付ける受
熱部7にヒートパイプ8−2の片端が埋め込まれ、ヒートパイプ8−2のもう一方の片端
には放熱フィン8−1を取付けた。ヒートパイプ8−2は、受熱部7に支持された端部が
受熱部7に支持されない端部よりも低くなるように傾斜をもって取り付けられている。ま
た、ヒートパイプ8−2の内部には水等の冷媒が封入され、密閉された金属製のパイプに
より形成されている。放熱フィン8−1は銅板やアルミ板などの薄板材料により形成され
ている。
複数個の放熱部8は、図11に示すように、正面方向から見て左側に放熱部A8が、中央
に放熱部B8が、右側に放熱部C8となるように並列している。
電力変換装置4がパンタグラフ1から直流電力を受け取とると、電力変換装置4の電力変
換回路5内に設置されている半導体素子6のスイッチングにより、直流電流を交流電流に
変換する。変換された交流電力によって、車両駆動用電動機(図示しない)が駆動し、車
輪3が回転することによって車両走行が開始する。
このような電力変換装置4で運転中、半導体素子6のスイッチングにより直流電力から交
流電力に変換される際に発生する変換損失分が半導体素子6から熱となって発生する。そ
のため半導体素子6の熱を大気に放散する冷却構造が必要となる。
半導体素子6のスイッチングによって発生した熱は、受熱部7を介して放熱部8に伝達さ
れる。放熱部8は外気に晒される構造になっているため、車両走行時には、放熱部のヒー
トパイプ8−2と放熱フィン8−1の間を走行風が流れる。ヒートパイプ8−2は、受熱
部7からの熱が伝わると、ヒートパイプ内の冷媒と放熱フィンにその熱を伝える。
ヒートパイプ8−2内の冷媒に熱が伝わると、暖められた冷媒は気体化される。気体化し
た冷媒は、ヒートパイプ8−2の受熱部7側の端部より高く位置している外側の端部へ移
動する。移動した気体は走行風に晒され冷やされる。走行風が冷媒を冷やすことで、冷媒
は気体から液体へと凝縮する。液体化された冷媒は、重力によって受熱部7の外側の端部
より、受熱部7側の端部に移動する。
次に、ヒートパイプ8−2から放熱フィン8−1へ熱が伝わった場合、放熱フィン8−1
の表面を走行風が流れることによって、走行風が熱を吸収する。このように、半導体素子
6から発生した熱は、受熱部7に伝わり、受熱部7から放熱部8のヒートパイプ8−2と
放熱フィン8−1に伝わることで大気中に放散される。
つまり、図11で走行風が左から右方向に流れているとすると、走行風は放熱部A8を通
過し、放熱部A8の熱を吸収する。その走行風は、次に放熱部B8を通過し、放熱部B8の
熱を吸収する。最後に放熱部C8を通風することで、放熱部C8の熱を吸収することで電力
変換回路5の熱は大気中に放散されたことになる。
以上のように車両走行時は、走行風を利用した熱放散を行い、車両停車時に電力変換装置
を駆動させた場合は自然対流を利用した熱放散を行っている一例として、熱を吸収した走
行風を再度冷却することで、放熱部8全体の効率的な熱放散を行っているものが提案され
ている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−260877号公報
しかしながら、受熱部に近い放熱部は高温になりやすく、自然対流では冷却効率が十分
であるとは言えなかった。特に、放熱部間に位置する放熱部(放熱部Bの位置)では、受
熱部付近の熱だけでなく、左右の放熱部からの熱影響も加わり半導体素子が故障・破綻す
る虞があった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するために発明されたのもので、車両停車時でも効率
的な熱放散を可能とする鉄道車両用電力変換装置を提供すること目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の筐体と、前記筐体内に配置され、スイッチングによ
って電力を変換する半導体素子と、前記半導体素子に隣接した受熱部と、前記受熱部から
接続されたヒートパイプと前記ヒートパイプが挿通している複数の放熱フィンで構成され
る複数の放熱部と、前記放熱部と放熱部の間に配置される熱遮断手段を備えていることを
特徴とする。
本発明によれば、車両停車時において電力変換装置の熱放散を効率的に行うため、半導体
スイッチの故障・破綻を防止することができる。
本発明の第1の実施形態のX−X断面図。 本発明の第1の実施形態の電力変換回路の正面図(車両停車時)。 本発明の第1の実施形態の仕切板の斜視図。 本発明の第1の実施形態に電力変換回路の正面図(車両走行時)。 本発明の第2の実施形態の電力変換回路の正面図。 本発明の第3の実施形態の電力変換回路の正面図。 本発明の第3の実施形態の囲い板の斜視図。 鉄道車両の全体構成図。 従来の電力変換回路のX−X断面図。 従来の放熱部の斜視図。 従来の放熱カバーを取外した電力変換回路の正面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に基づく電力変換回路の断面図である。図2は、本発
明の第1の実施形態に基づく電力変換回路の正面図(車両停車時)である。図3は、本発
明の第1の実施形態に基づく仕切板の斜視図である。図4は、本発明の第1の実施形態に
基づく電力変換回路の正面図(車両走行時)である。
図1で示すように、電力変換装置4は直方体の形状をなし、電力変換装置4内に電力変換
回路5が設置されている。電力変換回路5の外側の側面には開口部が形成されている。受
熱部7はその開口部に取り付けれ、側面としての役割を果たしている。
受熱部7の外側の面には冷却部11が筐体より飛び出すように取り付けられている。また
、受熱部7の内側の面には、複数個の半導体素子6が受熱部7と接するように取り付けら
れている。
冷却部11は、電力変換装置4から外側に突出した放熱フィン8−1とヒートパイプ8−
2で構成される複数個の放熱部8と、その放熱部8を覆う網状の放熱カバー9で構成され
る。放熱カバー9は、車体2の床下に設けられている艤装限界線の内側に収められるため
、面取り部
10を有する
以下に、放熱部8について詳細に説明する。放熱部8はU字の形状で複数本のヒートパイ
プ8−2と、これらのヒートパイプ8−2が挿通している複数本の放熱フィン8−1とで
構成されている。ヒートパイプ8−2は、受熱部7に支持された端部が受熱部7に支持さ
れない端部よりも低くなるように傾斜をもって取り付けられている。ヒートパイプ8−2
の内部には水等の冷媒が封入され、密閉された金属製のパイプにより形成されている。ま
た、放熱フィン8−1は銅板やアルミ板などの薄板材料により形成されている。また、本
発明におけるヒートパイプ8−2の形状はU字に限定されない。
複数個の放熱部8は、図2に示すように、正面方向から見て左側に放熱部A8が、中央に
放熱部B8が、右側に放熱部C8となるように並列している。
放熱部A8と放熱部B8の間には仕切板A12が設置され、放熱部B8と放熱部C8と間には
仕切板B12が設置されている。
図3に示すように、仕切板A12は立方体になっている。仕切板A側面12−1は、横の長
さがD1、縦の長さがH1である。図1に示したように、D1は、最も正面側に位置する放
熱フィン8−1の、最も正面側の端部の位置から受熱部7までの長さである。また、図2
に示すように、H1は、最も車体側の放熱フィン8−1の端部から、最も車体と反対側に
位置する放熱フィン8−1の端部までの長さである。つまり、仕切板A側面12−1は放
熱部8と同等の大きさである。また仕切板B側面12−3も同様の大きさである。仕切板A
正面12−2は、放熱部A8と放熱部B8の間隙に合わせた寸法となる。
仕切板A12において、仕切板A側面12−1は放熱部A8に対面し、仕切板A正面12−2
は正面方向に向き、仕切板B側面12−3は放熱部B8に対面することで、放熱部A8と放
熱部B8の間に挟まれて位置している。また同様に、仕切板B12も放熱部B8と放熱部C8
の間に設置される。
また、仕切板A12、仕切板B12は、溶接や固定部品によって、電力変換装置4、或は
半導体素子6のユニットに固定されている。仕切板Bも同様の形状を有している。
車両停車時に、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8で生じる熱がどのような外気の流れで
放熱されるか図2を参考に説明する。
車両停車時に、空調機などの電源を確保するため電力変換装置4を稼動させることがある
。電力変換装置4は直流電源から得た直流電力を電力変換回路5の半導体素子6のスイッ
チングによって交流電力に変換し、空調機等へ交流電力を供給している。
このように電力を直流から交流に変換する際に、半導体素子6ではスイッチングによる電
力損失が発生する。電力損失は、半導体素子6で熱となって発生する。半導体素子6で発
生した熱は、受熱部7に伝達される。受熱部7に伝達された熱は、さらに放熱部8に伝達
される。
受熱部7から伝達された放熱部A8の熱を含んだ外気は、下方から上方に上昇する。その
際に、左右方向にもその外気の流れが生じる。仕切板A12とは反対側の左方向では、外
気の流れは止まらずに大気へと熱放散が行われる。しかし、仕切板A12がある右方向で
は、仕切板A12が障害となるため外気の流れが阻害され、放熱部Bへの熱影響が防止され
る。
放熱部B8で発生した熱を含んだ外気も下方から上方に上昇する。その際に、左右方向に
もその外気の流れが生じる。しかし、仕切板A12と仕切板B12によって左右方向への外
気の流れは阻害され、外気は上方のみに流れることになる。つまり、外気が下方から上方
に移動することで大気中への熱放散を行う。
放熱部C8で発生した熱を含んだ外気は、下方から上方に上昇する。その際に、左右方向
にもその外気の流れが生じる。仕切板B12とは反対側の右方向では、外気の流れは止ま
らずに大気へと熱放散が行われる。しかし、仕切板B12がある左方向では、仕切板B12
が障害となるため外気の流れが阻害され、放熱部Bへの熱影響が防止される。
以上のことから、放熱部A8と放熱部C8の間に設けられた熱の滞留が生じやすい放熱部
B8では、放熱部A8と放熱部C8からの熱の影響を受けず、また、熱を含んだ外気が下方
から上方に移動する経路が確保されるため冷却効率が向上する。
また、放熱部A8と放熱部C8も放熱部B8からの熱影響を受けないため冷却効率は向上
する。
次に車両走行時について図4を参考に説明する。左方向から右方向へと走行風が流れて
いた場合、放熱部A8に流れる走行風は、仕切板A12にぶつかり上方と下方へと分かれて
放熱部A8を流れることで、放熱部A8の熱を吸収し大気中に放出する。
次に放熱部B8では、走行風は放熱部B8の下方から入り、仕切板A12と仕切板B12に
沿って上方へと流れていく。走行風が放熱部B8を下方から上方へと流れることで、放熱
部B8の熱を吸収し、大気中に熱を放出する。
最後に、放熱部C8では、走行風は放熱部C8の下方から入り、仕切板B12に沿って上
方へと流れ、また仕切板B12と反対側の右方向にも流れていく。走行風が放熱部C8を流
れることで、走行風が放熱部C8の熱を吸収し大気中に熱を放出する。
以上のことから、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8では、半導体素子6から発生した
熱は大気へと放出され、半導体素子は冷却される。
このように構成された電力変換装置4は、車両走行時だけでなく車両停車時も半導体素
子6を冷却することが可能となる。そのため、半導体素子6の故障・破綻を防止すること
が可能となり、製品の信頼性が向上させることができる。
また、仕切板A13と仕切板B13の大きさは、本実施形態に限定されず、放熱部8と同等
またはそれ以上の大きさをもつ場合も同様の効果が得られる。
また、本実施形態のパンタグラフ1から受け取る電力が直流、或は交流電力であり、半導
体素子6のスイッチングにより変換された電力が直流、或は交流電力であっても同様の効
果を得られる。
(第2の実施形態)
本発明に基づく第2の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図5は、本発明の
第2の実施形態に基づく電力変換回路の冷却部の正面図(車両停車時)である。尚、図1
乃至図4と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は第1の実施形態とは、仕切板C13と仕切板D13の形状が異なっている。以
下、その点について詳細に説明する。
仕切板C13は下端部が傾斜を持った形状を有している。仕切板C13の下端部は放熱部A
8方向に傾斜し、仕切板D13下端部は放熱部C8方向に傾斜している。そのため、仕切
板C13の下端部と仕切板D13の下端部でハの字を形成し、仕切板C13と仕切板D13の
下端部は、上端部よりも広い開口部を有する。
車両停車時に、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8で生じる熱がどのような外気の流れで
放熱されるか図5を参考に説明する。
放熱部B8で発生した熱を含んだ外気は下方から上方に上昇する。本実施形態で、放熱部B
8の外気を取り入れる開口部は、第1の実施形態よりも広く設けられているため、外気が
より多く取り入れられる。そのため、広い開口部より取り入れられた外気によって、熱を
含んだ外気が下方から上方に移動し、大気中へ熱放散を行う。また、放熱部A8と放熱部C
8については第1の実施形態と同様の作用を持つ。
次に、車両走行時に、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8で生じる熱を含んだ外気がどの
ような流れで放熱されるか図4を参考に説明する。
左方向から右方向へと走行風が流れていた場合、放熱部B8では、走行風は放熱部B8の開
口部より入り、仕切板A12と仕切板B12に沿って上方へと流れていく。開口部が広いた
めより多くの走行風が取り入れられる。その走行風が放熱部B8を下方から上方へと流れ
ることで、放熱部B8の熱を吸収し、大気中に熱を放出する。放熱部A8と放熱部C8につ
いては第1の実施形態と同様の作用を持つ。
以上のことから、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8では、半導体素子6から発生した
熱は大気へと放出され、半導体素子は冷却される。
このように構成された電力変換装置4は、第1の実施形態よりもさらに発生した熱を大
気中に放出し、放熱部B8の熱放散効率を向上させることができる。そのため電力変換装
置4の半導体素子6の故障・破壊を防止することが可能となり、製品の信頼性が向上させ
ることができる。
また、仕切板C13と仕切板D13の形状は本実施形態に限られず、下端部が上端部よりも
開口した形状ならば同様の効果が得られる。
また、仕切板C13と仕切板D13の大きさも本実施形態に限定されず、放熱部8と同等ま
たはそれ以上の大きさをもつ場合も同様の効果が得られる。
また、本実施形態のパンタグラフ1から受け取る電力が直流、或は交流電力であり、半導
体素子6のスイッチングにより変換された電力が直流、或は交流電力であっても同様の効
果を得られる。
(第3の実施形態)
本発明に基づく第3の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図6は、本発明
の第3の実施形態に基づく電力変換回路の冷却部の正面図(車両走行時)である。図7は
、本発明の第3の実施形態の囲い板の斜視図である。尚、図1乃至図4と同一の構成をと
るものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は第1の実施形態とは、囲い板E14について異なっている。以下、その点に
ついて詳細に説明する。
図7に示すように、囲い板E14は3方面に面を持つコの字の形状を有している。
囲い板A側面14−1は、縦の長さがH1、横の長さがD1である。D1とH1は、第1の実
施形態の仕切板A側面12−1と同様の大きさを有している。囲い板B14−3、囲い板B
14−4、囲い板C14−5も同様である。
また、面14−1示すようにる放熱フィン8−1の、最も正面側の端部の位図6に示すよ
うに囲い板B正面14−2のW1の長さは、最も正面側に位置する放熱部フィン8−1の正
面の横方向の長であるW2の長さよりも長い。
囲い板E14において、囲い板A側面14−1は放熱部A8に対面し、囲い板B側面14−3
は放熱部B8に対面する。囲い板B正面14−2は正面方向に向き、囲い板B側面14−4
は放熱部B8に対面し、囲い板C側面14−5は放熱部C8に対面する。
また、囲い板E14の囲い板B正面14−2と接続されていない側面端部は、溶接や固定部
品によって電力変換装置4、或は半導体素子6のユニットに固定されている。
このように構成により、放熱部B8は囲い板E14によって覆われることになる。
車両停車時の放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8の熱放散作用については第1の実施形態
と同様である。
次に車両走行時に、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8で生じる熱がどのような流れで放
熱されるか図6を参考に説明する。
左方向から右方向へと走行風が流れていた場合、放熱部B8では、走行風は囲い板E14の
下方から入り、囲い板B側面14−3と囲い板B側面14−4に沿って上方へと流れていく
。放熱部B8を下方から上方へと流れることで、放熱部B8の熱を吸収し、外気へと放出す
る。この時、放熱部A8の最も正面に設置された放熱フィンA8−1の表面を流れ、放熱部
A8の最も正面に設置された放熱フィンA8−1の表面の熱を吸収した走行風が、放熱部B
8の最も正面に設置された放熱フィンB8−1に影響することを囲い板E14が障害となる
ことによって防ぐ。
放熱部A8と放熱部C8は、第1の実施形態と同様な走行風の流れを得ることにより、同
様の作用を有する。
以上のことから、放熱部A8、放熱部B8、放熱部C8では、半導体素子6から発生した熱
は大気へと放出され、半導体素子は冷却される。
このような電力変換装置4は、第1の実施形態よりも走行時に放熱部B8で発生した熱
を放散させることができる。そのため電力変換装置4の半導体素子6の故障・破壊を防止
することが可能となり、製品の信頼性が向上させることができる。
また、囲い板E14の大きさも本実施形態に限定されず、放熱部8と同等またはそれ以上
の大きさをもつ場合も同様の効果が得られる。
また、本発明において放熱部8の数は、第1の実施形態から第3の実施形態に限定されな
い。
また、本実施形態のパンタグラフ1から受け取る電力が直流、或は交流電力であり、半導
体素子6のスイッチングにより変換された電力が直流、或は交流電力であっても同様の効
果を得られる。
1 パンタグラフ
2 車体
3 車輪
4 電力変換装置
5 電力変換回路
6 半導体素子
7 受熱部
8 放熱部(放熱部A、放熱部B、放熱部C)
8−1 放熱部フィン
8−2 ヒートパイプ
9 放熱カバー
10 面取り部
11 冷却器
12 仕切板A、仕切板B
12−1 仕切板A側面
12−2 仕切板A正面
12−3 仕切板B側面
13 仕切板C、仕切板D
14 囲い板E
14−1 囲い板A側面
14−2 囲い板B正面
14−3 囲い板B側面
14−4 囲い板B側面
14−5 囲い板C側面

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、スイッチングによって電力を変換する半導体素子と、
    前記半導体素子が接続された受熱部と、
    前記受熱部に埋め込まれた複数のヒートパイプと、
    前記複数のヒートパイプが挿通している複数の放熱フィンと、
    前記複数のヒートパイプと前記複数の放熱フィンとから構成される放熱部を有し、
    前記放熱部は、車両走行方向に複数配置されるとともに、
    前記複数の放熱部間に、隣接する前記放熱部から熱を遮断する熱遮断手段が設けられてい

    ことを特徴とする鉄道車両用電力変換装置。
  2. 前記熱遮断手段は、仕切板を設けることを
    を有することを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用電力変換装置。
  3. 前記熱遮断手段は、放熱部を囲う囲い板であることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両
    用電力変換装置。
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