JP2006050742A - 強制風冷式電力変換装置および電気車 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却器及び半導体素子の温度上昇分布を通風方向に対して均一化して冷却効率を改善し、冷却器及び装置全体を小型・軽量化することのできる強制風冷式電力変換装置および前記強制風冷式電力変換装置を設置した電気車を提供する。
【解決手段】電流をオンオフする半導体素子6が取り付けられた冷却器受熱部7と、前記冷却器受熱部7に結合され冷却風5の通流する風洞3内に設けられた冷却器放熱部8とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器受熱部7は、前記冷却風5の通流方向に沿って設けられたヒートパイプ9を備えている構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は強制風冷式電力変換装置および前記強制風冷式電力変換装置を機器室床上等に設置した電気車に関する。
電気機関車機器室の床上等には多くの場合、強制風冷式電力変換装置が設置されている。電力変換装置は電力変換回路を構成する半導体素子およびその周辺回路の電気部品で構成された半導体素子冷却ユニットを備え、半導体素子のスイッチング動作により電力変換を行う。半導体素子冷却ユニットは半導体素子から発生する熱を効率よく大気へ放散し、半導体素子温度を許容温度以下に冷却するもので、冷却器受熱部には半導体素子が取り付けられ、冷却器放熱部は装置筐体の外部や装置筐体内に設けられた開放部(外気と通ずる部分)に設置され、装置筐体外の大気に熱を放散する。
半導体素子冷却ユニットは、ユニットの取扱い性を考慮して大型化しすぎない範囲で、電力変換回路毎あるいは電力変換回路の相毎等に、構成する部品群を1つにまとめたユニットとし、半導体素子冷却ユニット内の1つの冷却器に複数の半導体素子を取り付けている例が多い。また、冷却器放熱部から大気への熱伝達を向上させる目的で、電動送風機等で強制通風される風洞を装置筐体内に設け、風洞内に半導体素子冷却ユニットの冷却器放熱部を設置した構成も多く採用されている。その中で電気機関車のように装置が機器室内(床上)に設置される場合は、風洞が上下方向に設けられる場合が多い。
図19は、機関車機器室内に設置され上下方向に強制通風される風洞が設けられた従来の強制風冷式電力変換装置の概略断面図である。装置筐体1内は密閉室2と開放部である風洞3により構成され、風洞3は電動送風機4により下方から上方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。
強制通風される冷却風5は冷却器放熱部8を通過する際に熱を奪うため、放熱部8の風上から風下にいくに従い温度が上昇する。通風方向に対して直列に複数個取り付けられた半導体素子6が発生する熱損失が同等の場合、冷却器放熱部8は風下側の温度上昇が大きくなり、最も風下側に取り付けられた半導体素子6の温度上昇が最も大きくなる。この最も風下側に取り付けた半導体素子6の温度上昇により冷却器性能を設定すると、温度上昇の小さい風上側の半導体素子6は許容温度に対しての余裕が大きくなり、冷却器の性能が充分に生かされてないことになり、小型軽量化の面から見ると不利である。
このように風洞内に設置された冷却器は風下側の温度上昇が大きくなるので、例えば特許文献1のように、風洞内の冷却器の中間に熱交換器を設置する、あるいは風洞内の冷却器の中間に電動送風機を設置して外気を取り込む等の方法で風下側の冷却風の温度を低減する構成が提案されているが、部品が増加し構成が複雑になって小型軽量化の面では有効でない。
特開2001−144482号公報
本発明は、冷却器及び半導体素子の温度上昇分布を通風方向に対して均一化して冷却効率を改善し、冷却器及び装置全体を小型・軽量化することのできる強制風冷式電力変換装置および前記強制風冷式電力変換装置を設置した電気車を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器受熱部は、前記冷却風の通流方向に沿って設けられたヒートパイプを備えている構成とする。
請求項3の発明は、電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、内部に冷媒が注入され前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えている構成とする。
請求項4の発明は、電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、蛇行細管ヒートパイプを有し前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えている構成とする。
請求項5の発明は、電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、前記冷却風の通流方向に沿うヒートパイプを有し前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えている構成とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の強制風冷式電力変換装置を備え、前記冷却風を上方から下方に通流するようにした電気車とする。
本発明によれば、冷却器及び半導体素子の温度上昇分布を通風方向に対して均一化して冷却効率を改善し、冷却器及び装置全体を小型・軽量化することのできる強制風冷式電力変換装置および前記強制風冷式電力変換装置を設置した電気車を提供することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の強制風冷式電力変換装置を図1と図2を参照して説明する。図1は鉛直方向の断面図であり、図2は図1のA−A線に沿う水平方向の断面図である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、装置筐体1内が密閉室2と開放部である風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。冷却器受熱部7に上下方向にヒートパイプ9が挿入されている。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。また、本実施の形態は重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の強制風冷式電力変換装置を図3を参照して説明する。図3は図2と同様の水平方向の断面図である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、装置筐体1内が密閉室2と開放部である風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。冷却器受熱部7の半導体素子6が取り付けられる側の面に上下方向にヒートパイプ9が埋め込まれている。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。ヒートパイプ9は冷却器受熱部7の表面に取り付ける構成としてもよい。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。また、本実施の形態は重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図4を参照して説明する。図4も図2と同様の水平方向の断面図である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、装置筐体1内が密閉室2と開放部である風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。冷却器放熱部8は通風方向に平行に設けた複数枚の放熱フィン8aで構成され、冷却器受熱部7の放熱フィン8a側の面の放熱フィン8a相互の間の部分に上下方向にヒートパイプ9が埋め込まれている。ヒートパイプ9は冷却器受熱部7の表面に取り付ける構成としてもよい。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。そして冷却器受熱部7の熱は放熱フィン8aによって効率よく除去することができる。また、本実施の形態は重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の強制風冷式電力変換装置を図5、図6、図7によって説明する。図5は鉛直方向の断面図であり、図6は図5のB−B線に沿う水平方向の断面図であり、図7は変形例を示す鉛直方向の断面図である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、装置筐体1内が密閉室2と開放部である風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。冷却器放熱部8は通風方向に平行に設けた複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aには冷媒封入部10が設けられ冷媒が封入されている。
図7に示す変形例は、冷媒封入部10を複数にした構成である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8a内部に冷媒10を封入することで放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度を均一化することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図8、図9、図10によって説明する。図9、図10は変形例である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、図8に示すように、装置筐体1内が密閉室2と風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。冷却器放熱部8は通風方向に平行に設けた複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aは蛇行細管ヒートパイプ11を設けたプレートヒートパイプである。
図9に示す変形例は、蛇行細管ヒートパイプ11をループ状にした構成であり、図10に示す変形例は、蛇行細管ヒートパイプ11の蛇行方向を横方向から縦方向にした構成である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8aを蛇行細管ヒートパイプ11を用いたプレートヒートパイプとすることで、放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度を均一化することができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図11から図15によって説明する。図11は鉛直方向の断面図であり、図12は図11のC−C線に沿う水平方向の断面図であり、図13、図14、図15はそれぞれ変形例を示す鉛直方向の断面図である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、装置筐体1内が密閉室2と風洞3により構成され、図示されていない電気車機器室の床上に設置されている。風洞3は電動送風機4により上方から下方に強制通風される。密閉室2と風洞3の仕切部には冷却器受熱部7が設置され、冷却器受熱部7の風洞3側には冷却器放熱部8が設置される。半導体素子6は冷却器受熱部7の密閉室2側に冷却風5の通風方向に対して直列に複数個取り付けられ、半導体素子6で発生した熱は冷却器受熱部7を介して冷却器放熱部8から風洞3の大気に放散される。冷却器放熱部8は通風方向と平行に設けた複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aに上下方向にヒートパイプ9が挿入されている。
図13に示す変形例は、ヒートパイプ9の挿入位置を放熱フィン8aごとに異なった位置として冷却風5の通風スペースを確保した構成である。
図14に示す変形例は、放熱フィン8aに上下方向に複数のヒートパイプ9を設置して、且つ、ヒートパイプ9の挿入位置を放熱フィン8aごとに異なった位置として冷却風5の通風スペースを確保した構成である。
図15に示す変形例は、放熱フィン8aに取り付けられたヒートパイプ9が、放熱フィン8a下部の受熱部7に近い側から放熱フィン8a上部の受熱部7から遠い側に斜めに取り付けられており、温度の高くなる放熱フィン8a下方の受熱部7側から、比較的温度の低い(放熱へ寄与しにくい)放熱フィン8a上方の放熱フィン8a先端側へ熱輸送されるため、ヒートパイプ9の熱輸送効果が高い。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8aにヒートパイプ9を挿入することで、放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度が均一化される。また、本実施の形態は重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態を図16を参照して説明する。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、第1の実施の形態の構成(図1,図2)と第4の実施の形態の構成(図5,図6,図7)を同時に備えており、冷却器受熱部7に上下方向にヒートパイプ9が挿入され、且つ、冷却器放熱部8は通風方向と並列に設置された複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aに設けられた冷媒封入部10に冷媒が封入された構成である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。また本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8a内部に冷媒10を封入することで放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度を均一化することができる。このようにして半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態を図17を参照して説明する。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、第1の実施の形態の構成(図1,図2)と第5の実施の形態の構成(図8,図9,図10)を同時に備えており、冷却器受熱部7に上下方向にヒートパイプ9が挿入され、且つ、冷却器放熱部8は通風方向と並列に設置された複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aを蛇行細管ヒートパイプ11を用いたプレートヒートパイプとした構成である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。また本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8aを蛇行細管ヒートパイプ11を用いたプレートヒートパイプとすることで、放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度を均一化することができる。このようにして半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態を図18を参照して説明する。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、第1の実施の形態の構成(図1,図2)と第6の実施の形態の構成(図11〜図15)を同時に備え、冷却器受熱部7に上下方向にヒートパイプ9が挿入され、冷却器放熱部8aは通風方向と並列に設置された複数枚の放熱フィン8aで構成され、放熱フィン8aにヒートパイプ9が挿入された構成である。
本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、冷却器受熱部7にヒートパイプ9が設置されているので、温度が高い部分から低い部分へ効率のよい熱輸送が行われ、冷却器受熱部7の温度を均一化することができる。重力方向と通風方向が同一であり、ヒートパイプ9は重力方向と逆方向に熱輸送を行うため、温度均一化の効果が大きい。また本実施の形態の強制風冷式電力変換装置は、放熱フィン8aにヒートパイプ9を挿入することで、放熱フィン8aの温度が高い部分から低い部分へ効率よく熱輸送が行われ、冷却器放熱部8の温度が均一化される。このようにして半導体素子の温度上昇が均一化されることによって、素子に対する負担が軽減され、信頼性が高く長寿命の強制風冷式電力変換装置を提供することができる。
なお、上記各実施の形態において、電動送風機4を設けずに、電気車の走行にともなって冷却風5を取り込む構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 図1のA−A線に沿う水平方向断面図。 本発明の第2の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の水平方向断面図。 本発明の第3の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の水平方向断面図。 本発明の第4の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 図5のB−B線に沿う水平方向断面図。 本発明の第4の実施の形態の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第5の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第5の実施の形態の第1の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第5の実施の形態の第2の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第6の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 図11のC−C線に沿う水平方向断面図。 本発明の第6の実施の形態の第1の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第6の実施の形態の第2の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第6の実施の形態の第3の変形例の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第7の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第8の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 本発明の第9の実施の形態の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。 従来の強制風冷式電力変換装置の鉛直方向断面図。
符号の説明
1…装置筐体、2…密閉室、3…風洞、4…電動送風機、5…冷却風、6…半導体素子、7…冷却器受熱部、8…冷却器放熱部、8a…放熱フィン、9…ヒートパイプ、10…冷媒封入部、11…蛇行細管ヒートパイプ。

Claims (7)

  1. 電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器受熱部は、前記冷却風の通流方向に沿って設けられたヒートパイプを備えていることを特徴とする強制風冷式電力変換装置。
  2. 前記冷却器放熱部は、前記ヒートパイプに隣接して前記冷却器受熱部に結合され前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えていることを特徴とする請求項1記載の強制風冷式電力変換装置。
  3. 電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、内部に冷媒が注入され前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えていることを特徴とする強制風冷式電力変換装置。
  4. 電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、蛇行細管ヒートパイプを有し前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えていることを特徴とする強制風冷式電力変換装置。
  5. 電流をオンオフする半導体素子が取り付けられた冷却器受熱部と、前記冷却器受熱部に結合され冷却風の通流する風洞内に設けられた冷却器放熱部とを備えた強制風冷式電力変換装置において、前記冷却器放熱部は、前記冷却風の通流方向に沿うヒートパイプを有し前記冷却風の通流方向に平行に設けられた放熱フィンを備えていることを特徴とする強制風冷式電力変換装置。
  6. 前記ヒートパイプは、前記冷却風の下流側において上流側におけるよりも前記冷却器受熱部に近く配置されていることを特徴とする請求項5記載の強制風冷式電力変換装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の強制風冷式電力変換装置を備え、前記冷却風を上方から下方に通流するようにしたことを特徴とする電気車。

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