JP2011040893A5 - - Google Patents

Description

本発明のある見地によれば、複数の画素からなる撮像素子を用いて撮像される画像データに含まれる、撮像素子の欠陥画素から出力される欠陥画素データを補正する欠陥画素データ補正装置であって、画像データの撮像条件及び欠陥画素の種類に基づいて、欠陥画素データを補正する補正手段を有することを特徴とする欠陥画素データ補正装置が提供される。

定常欠陥画素は、一定の温度での異常出力信号レベルを発生するのに対し、点滅欠陥画素の異常出力信号レベルは温度依存性がほとんどない。そこで、点滅欠陥画素と定常欠陥画素とを区別して検出できるように、撮像素子近傍の温度が低く、かつ蓄積時間が短い条件で点滅欠陥画素を検出すればよい。本実施形態では、温度が２５℃以下で蓄積時間を１／１０００秒に設定してダークＲＡＷ画像を撮像することで、点滅欠陥画素を検出する。

制御部１１４は、Ｓ２１１において、Ｒ₃₃ の欠陥画素情報が欠陥画素情報メモリ１０７に記録されていない場合は、新規に記録する。一方、既に、Ｒ₃₃ の欠陥画素情報が欠陥画素情報メモリ１０７に記録されている場合、制御部１１４は、既記録欠陥画素情報と点滅欠陥画素アドレス情報をマージして欠陥画素情報メモリ１０７に記録する。
制御部１１４は、上述したＳ２０７〜Ｓ２１５までの処理を、欠陥画素検出領域の全画素について繰り返し行い、点滅欠陥画素検出を終了する。

例えば、欠陥画素の種類が定常欠陥画素で、撮像時の温度検出部１１５による検出温度が２５℃、電荷蓄積時間（電子シャッター速度）が１／６０秒、ＩＳＯ感度が１００であったとする。この場合、図９（ａ）の定常欠陥画素補正テーブルを参照することで、異常出力信号レベルがＫu1〜Ｋu2の定常欠陥画素が補正対象となることがわかる。そのため、欠陥画素情報メモリ１０７に記憶された欠陥画素の欠陥レベルがＫu1もしくはＫu2であれば、欠陥画素補正回路１１１は補正が必要であると判定し、欠陥画素情報メモリ１０７に記憶された欠陥画素の欠陥レベルがＫu3〜Ｋu8であれば、欠陥画素補正回路１１１は欠陥画素補正が不要であると判定する。

Claims (8)

1. 複数の画素からなる撮像素子を用いて撮像される画像データに含まれる、前記撮像素子の欠陥画素から出力される欠陥画素データを補正する欠陥画素データ補正装置であって、
   前記画像データの撮像条件及び前記欠陥画素の種類に基づいて、前記欠陥画素データを補正する補正手段を有することを特徴とする欠陥画素データ補正装置。
2. さらに、前記画像データの撮像条件及び前記欠陥画素の種類に基づいて、前記欠陥画素データの補正要否を判定する判定手段を有し、前記補正手段は、前記判定手段により補正要と判定された前記欠陥画素データを補正することを特徴とする請求項１記載の欠陥画素データ補正装置。
3. 前記欠陥画素の種類として、定常欠陥画素と点滅欠陥画素とを含み、
   前記撮像条件として、前記撮像素子の周辺温度と、前記撮像素子の電荷蓄積時間とを含むことを特徴とする請求項１または２記載の欠陥画素データ補正装置。
4. 前記複数の画素に含まれる各欠陥画素についての欠陥画素の種類及び欠陥出力レベルを含む欠陥画素情報を記憶した欠陥画素情報記憶手段と、
   前記欠陥画素の種類、前記撮像条件及び補正対象となる欠陥出力レベルを対応づけるための補正テーブルを記憶した補正テーブル記憶手段とをさらに有し、
   前記判定手段は、前記欠陥画素情報と前記補正テーブルとに基づいて前記欠陥画素データの補正要否を判定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の欠陥画素データ補正装置。
5. 前記撮像素子と、請求項１乃至４のいずれか１項に記載の欠陥画素データ補正装置を有することを特徴とする撮像装置。
6. さらに、所定の撮像条件でダーク画像を前記撮像素子で撮像して得られた画像データから、前記撮像素子に含まれる欠陥画素とその種類を検出する欠陥画素検出手段を有し、
   前記所定の撮像条件が、前記検出する欠陥画素の種類に応じて異なることを特徴とする請求項５記載の撮像装置。
7. 前記欠陥画素検出手段は、前記ダーク画像を撮像して得られた画像データから、前記定常欠陥画素及び前記点滅欠陥画素を検出することを特徴とする請求項６記載の撮像装置。
8. 複数の画素からなる撮像素子を用いて撮像される画像データに含まれる、前記撮像素子の欠陥画素から出力される欠陥画素データを補正する欠陥画素データ補正方法であって、
   補正手段が、前記画像データの撮像条件及び前記欠陥画素の種類に基づいて、前記欠陥画素データを補正する補正ステップを有することを特徴とする欠陥画素データ補正方法。

Images