JP2011039703A - 携帯型表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、ユーザの所望とする情報を不揮発性表示部に表示することができる携帯型表示装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】携帯型表示装置は、ユーザによって操作可能な操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに前記不揮発性表示部に表示する情報を記憶する。携帯型表示装置は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、記憶された情報を不揮発性表示部に表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯型表示装置及びプログラムに関するものであり、電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する携帯型表示装置及びプログラムに関するものである。
従来、電源からの電力供給が断たれたときにおいても表示状態を保持する不揮発性表示部を備えた電子ペーパー等の携帯型表示装置が使用されている(例えば、特許文献1参照)。このような携帯型表示装置では、携帯型表示装置が電源オン状態から電源オフ状態となる直前において不揮発性表示部に表示されている情報がそのまま維持される。このため、携帯型表示装置が電源オフ状態のときであっても、ユーザは情報を閲覧することができる。
一方、セキュリティ等の関係で、電源オン状態から電源オフ状態に移行した直前に不揮発性表示部において表示されていた情報を消去し、「電源オフしました」というような文字情報を表示させる報知表示を行う携帯型表示装置も知られている。
特開2007−187927号公報
しかしながら、上述したような携帯型表示装置では、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、その電源オフ状態へ移行する直前に表示されている情報を継続して表示するか、上述した報知表示を行わせるかであり、電源オフ状態へ移行した後においてユーザの所望とする情報を不揮発性表示部に表示することができないおそれがあり、簡便ではない。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、ユーザの所望とする情報を不揮発性表示部に表示することができる携帯型表示装置及びプログラムを提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
すなわち、請求項1記載の本発明では、電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する不揮発性表示部と、前記不揮発性表示部を駆動して、前記不揮発性表示部に情報を表示する制御部と、ユーザによって操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに前記不揮発性表示部に表示する情報を記憶する情報記憶部と、を備え、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする携帯型表示装置とした。
また、請求項2記載の本発明では、請求項1に記載の発明において、前記情報記憶部は、前記操作部の操作に応じて指定された複数の情報を記憶可能としたことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明では、請求項2に記載の発明において、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報を同時に前記不揮発性表示部に表示することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明では、請求項2に記載の発明において、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する毎に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報から順次異なる情報を選択して前記不揮発性表示部に表示することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明では、請求項2から4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報のうち、当該移行直前の電源オン状態において前記不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の本発明では、請求項5に記載の発明において、前記不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報は、前記不揮発性表示部に表示している情報が記憶されているフォルダに格納されている情報、又は、前記不揮発性表示部に表示している情報と同じ情報種別の情報であることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の本発明では、請求項2から6のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報のうち、前記電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とするものである。
また、請求項8記載の本発明では、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、前記操作部の操作に応じて、予め設定された情報を前記不揮発性表示部に表示する第1モードと、前記不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示する第2モードとのいずれか一つのモードを記憶するモード記憶部を備え、前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記モード記憶部に記憶されているモードが前記第1モードであるときは予め設定された情報を前記不揮発性表示部に表示し、前記モード記憶部に記憶されているモードが前記第2モードであるときは前記不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示することを特徴とするものである。
また、請求項9記載の本発明では、電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する不揮発性表示部と、前記不揮発性表示部を駆動して、前記不揮発性表示部に情報を表示する制御部と、ユーザによって操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに前記不揮発性表示部に表示する情報を記憶する情報記憶部と、を備えた携帯型表示装置の制御部に、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された情報を前記不揮発性表示部に表示するステップを実行させるプログラムとした。
請求項1又は9に係る発明では、ユーザによって操作可能な操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに不揮発性表示部に表示する情報を記憶し、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、その記憶された情報を不揮発性表示部に表示する。従って、電源オフ状態のときに表示させる情報が、ユーザによって指定でき、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、ユーザの所望とする情報を不揮発性表示部に表示することができ、簡便である。
また、請求項2に係る発明では、操作部の操作に応じて指定された複数の情報を記憶可能とした。従って、複数の情報を設定可能となり、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、表示する情報のバリエーションを増大させることができる。
また、請求項3に係る発明では、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、情報記憶部に記憶された複数の情報を同時に不揮発性表示部に表示する。従って、電源オフ状態へ移行する際に複数の情報を同時に表示でき、多くの情報を視認することができる。
また、請求項4に係る発明では、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する毎に、情報記憶部に記憶された複数の情報から順次異なる情報を選択して前記不揮発性表示部に表示する。従って、複数の情報から順次異なる情報を選択し、表示するため、複数の情報を順次表示でき、表示する情報に対する飽きを防止することができる。また、表示サイズを小さくすることなく、情報を表示することができる。
また、請求項5に係る発明では、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、記憶された複数の情報のうち、その移行直前の電源オン状態において不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報を不揮発性表示部に表示する。従って、ユーザが視認していた情報に関連する情報を表示することによって、電源オン状態と電源オフ状態とで関連性を持たせることができる。
また、請求項6に係る発明では、不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報は、不揮発性表示部に表示している情報が記憶されているフォルダに格納されている情報、又は、不揮発性表示部に表示している情報と同じ情報種別の情報である。従って、不揮発性表示部に表示している情報が記憶されているフォルダに格納されている情報、又は、不揮発性表示部に表示している情報と同じ情報種別の情報に関連する情報を表示させることができ、簡便である。
また、請求項7に係る発明では、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、情報記憶部に記憶された複数の情報のうち、電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報を不揮発性表示部に表示する。従って、複数の情報のうち、電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報を表示させることができ、簡便である。
また、請求項8に係る発明では、操作部の操作に応じて、予め設定された情報を不揮発性表示部に表示する第1モードと、不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示する第2モードとのいずれか一つのモードを記憶する。そして、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、第1モードであるときは予め設定された情報を不揮発性表示部に表示し、第2モードであるときは不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示する。従って、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に予め設定された情報を不揮発性表示部に表示する第1モードとするか、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示する第2モードとするかをユーザの操作によって決定することができるため、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合に、ユーザの所望とするモードで情報を不揮発性表示部に表示することができ、簡便である。
携帯型表示装置1の正面図である。 携帯型表示装置1及び外部装置200の電気的構成を示す模式図である。 携帯型表示装置1における電源オフ表示テーブルを示す説明図である。 電気泳動表示装置21にコンテンツが表示されている状態を示す説明図である。 携帯型表示装置1において実行される処理の動作を示すフローチャートである。 携帯型表示装置1において実行される処理の動作を示すフローチャートである。 携帯型表示装置1において実行される処理の動作を示すフローチャートである。 外部装置200において実行される処理の動作を示すフローチャートである。 第二実施形態の携帯型表示装置1における電源オフ表示テーブルを示す説明図である。
以下、本発明の一の実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、本発明は、電源オン状態から電源オフ状態に移行する際における制御に関するものであり、以下の実施形態における携帯型表示装置1に採用する。
まず、図1を参照して、携帯型表示装置1の外観及び主な動作について説明する。図1は、携帯型表示装置1の正面図である。
図1に示すように、携帯型表示装置1は、略直方体形状をしており、その正面には電気泳動表示装置21(不揮発性表示部)が設けられている。また、図1において図示しないが、携帯型表示装置1の右側面には、メモリカード23(図2参照)を挿入するためのカードスロットが設けられている。携帯型表示装置1では、メモリカード23に記憶されているコンテンツを電気泳動表示装置21に表示させることができる。尚、本実施の形態における「コンテンツ」は、文字、静止画像及び動画のうちの少なくとも1つの情報を含む。そして、「コンテンツ」のデータは、文字を表示させるためのデータ,画像を表示させるためのデータ及び動画を表示させるためのデータのうちの少なくとも1つのデータで構成される。
そして、電気泳動表示装置21の右側には、ユーザによって操作可能な操作部としての操作キー14が設けられている。決定キー145の上下左右にはそれぞれ、上キー141,下キー142,左キー144,右キー143が設けられている。例えば、上キー141及び下キー142は目次画面やメニュー画面においてコンテンツを選択するためのキーであり、左キー144及び右キー143は表示されているコンテンツのページめくりを行うためのキーである。これらの操作キー14を電気泳動表示装置21に表示されている情報に応じて操作することにより、メモリカード23に記憶されているコンテンツを表示させたり、各種設定の指示がなされたりする。
また、操作キー14の下部には電源キー15が設けられている。電源キー15は、携帯型表示装置1の電源の入り切りを指示するキーである。即ち、電源キー15は、携帯型表示装置1をオフ状態からオン状態に移行させ、また、携帯型表示装置1をオン状態からオフ状態に移行させるキーである。
次に、図2を参照して、携帯型表示装置1の電気的構成について説明する。図2は、携帯型表示装置1の電気的構成を示す模式図である。
図2に示すように、携帯型表示装置1には、制御部としてのCPU10と、表示コントローラ11と、充電コントローラ12と、メモリカードインタフェース(I/F)13と、操作キー14と、電源キー15と、ROM16と、RAM17と、EEPROM18と、RTC(Real Time Clock)19とが設けられている。
CPU10は携帯型表示装置1の制御を司り、特に、電気泳動表示装置21を駆動して、情報を表示する。ROM16は、各種データ及び携帯型表示装置1を動作させるプログラムが記憶されている。RAM17は各種データを一時的に記憶するメモリであり、EEPROM18は、後述の電源オフ表示テーブル等の各種データを記憶した不揮発性メモリである。RTC19は、時間を計測する。そして、表示コントローラ11は、電気泳動表示装置21(図1参照)への情報の表示を制御する。メモリカードI/F13は、メモリカード23からのデータの読み取り、メモリカード23へのデータの書き込みを制御する。尚、携帯型表示装置1は、図示外の外部電源から電力供給を受けていない場合には、内部電源であるバッテリ22の電力で駆動される。バッテリ22又は外部電源からの電力供給経路は、CPU10に対するものと、ROM16,RAM17,EEPROM18,表示コントローラ11といった周辺機器に対するものとの2系統ある。そして、充電コントローラ12は、バッテリ22への外部電源からの充電を制御する。
また、この携帯型表示装置1では、電源キー15の押下により電源の入り切りを指示できる。電源オフ状態で電源キー15が押下されたり、操作キー14が押下されたりすると、「電源投入」の指示とされ、CPU10及び周辺機器への電力供給が行われ、携帯型表示装置1は稼働状態、即ち電源オン状態となる。一方、電源オン状態で電源キー15が押下されると、「電源切断」の指示とされ、電源オン状態から電源オフ状態へ移行するための電源オフ処理が行われて、CPU10及び周辺機器への電力供給が断たれる。また、ユーザからの操作が所定時間(電源オフ設定時間)行われなかった場合にも、携帯型表示装置1は使用されていない状態であるとして、電源オフ処理が行われて、CPU10及び周辺機器への電力供給が断たれる。
尚、上記電源オフ状態として、本実施形態では、CPU10及び周辺機器への電力供給が断たれる状態としているが、これに限らず、次の状態(a)〜(d)のいずれか、もしくは、状態(a)〜(c)のいずれかの組み合わせの状態、もしくは、(b)〜(d)のいずれかの組み合わせの状態としてもよい。(a)CPU10の電力供給が停止された状態。(b)少なくともいずれか一つの周辺機器(たとえば、RAM17、表示コントローラ11等の各コントローラ、電気泳動表示装置21等)の電力供給が停止された状態。(c)少なくともいずれか一つの周辺機器の動作モードが通常時よりも消費電力の少ない省電力モードに移行した状態。(d)CPU10の動作モードが通常時よりも消費電力の少ない省電力モードに移行した状態。これらの電源オフ状態は次のときに引き起こされる。電源キー15が押下されたとき。または、所定時間の間、操作キー14が押下されなかったとき。バッテリ22の電池残量が少なくなったとき。または、バッテリ22の電池残量が無くなること、もしくは、バッテリ22の未装填が原因で、バッテリ22から電力の供給が不可能になったとき。
電気泳動表示装置21は、不揮発性の不揮発性表示部であり、電気泳動表示装置21への電力供給が断たれても表示状態を保持することができる。つまり、この電気泳動表示装置21は、電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する。このため、電源オフ状態であっても維持(保持)された情報を視認可能となり、省電力を図ることもできる。
また、この携帯型表示装置1は、外部装置200とメモリカード23を介してデータの読み書きが可能である。この外部装置200は、携帯型表示装置1に対して文書などのコンテンツのデータや、そのコンテンツに関連して電源オフ時に表示させる情報である電源オフ時表示情報のデータなどを供給することとなる。
外部装置200には、制御部としてのCPU210と、表示コントローラ211と、メモリカードインタフェース(I/F)213と、操作部214と、ROM216と、RAM217と、ハードディスクドライブ(HDD)218と、表示装置221とが設けられている。
CPU210は外部装置200の制御を司る。ROM216は、各種データ及び外部装置200を動作させるプログラムが記憶されている。RAM217は各種データを一時的に記憶するメモリであり、HDD218は、外部装置200の各種データを記憶する不揮発性の記憶媒体である。そして、表示コントローラ211は、表示装置221への情報の表示を制御する。メモリカードI/F213は、メモリカード23からのデータの読み取り、メモリカード23へのデータの書き込みを制御する。
この外部装置200は、メモリカード23を介して、携帯型表示装置1におけるコンテンツのデータを供給するために用いられるが、特に、後述する図8のような処理を実行し、コンテンツに対して設定される電源オフ時における電源オフ時表示情報や、その設定自体を携帯型表示装置1に供給するためにも用いられる。
表示コントローラ11は、CPU10から受信する情報の書き換え指示に従って、電気泳動表示装置21のゲートドライバ(図示せず)とソースドライバ(図示せず)とを制御して、電気泳動表示装置21の画像を書き換える。
電気泳動表示装置21は、電気泳動表示パネル(図示せず)と、電気泳動表示パネルの各ゲートラインへゲート信号を出力するためのゲートドライバと、電気泳動表示パネルの各ソースラインへソース信号を出力するためのソースドライバとを備える。電気泳動表示パネルは、アクティブマトリクス方式の表示パネルである。電気泳動表示パネルは、表示面側の透明基板と、透明基板に対向する位置に設けられた背面基板とを有する。透明基板と背面基板との間に電気泳動型の表示素子が設けられている。アクティブマトリクス方式の表示パネルは、透明基板側に設けられた共通電極と背面基板側に画素ごとに設けられた画素電極とにそれぞれ電圧を印加することにより情報の書き換えが行われる。表示コントローラ11から情報の書き換えの指示を受けたゲートドライバとソースドライバとは、書き換える情報に応じたゲート信号とソース信号とを電気泳動表示パネルのゲートラインとソースラインとに出力する。これにより電気泳動表示パネルの各画素電極には電気泳動型の表示素子を制御する電圧が印加され、電気泳動表示パネルに表示された情報は書き換えられる。
次に、図3を参照して、携帯型表示装置1で電源オン状態から電源オフ状態に移行する場合において、電源オフ状態で表示させる電源オフ時表示情報を決定するための電源オフ表示テーブルについて説明する。図3は、携帯型表示装置1における電源オフ表示テーブルを示す説明図である。
電源オフ表示テーブルには、図3(a)に示すような電源オフ表示テーブル(本体)と、図3(b)に示すような電源オフ表示テーブル(コンテンツ)と、が含まれている。電源オフ表示テーブル(本体)は、携帯型表示装置1の自体(本体)全般に対応する電源オフ時表示情報の設定を記憶したテーブルであり、電源オフ表示テーブル(コンテンツ)は、コンテンツ毎に対応する電源オフ時表示情報の設定を記憶したテーブルである。電源オフ表示テーブルは、携帯型表示装置1のEEPROM18やメモリカード23内に記憶されている。具体的には、電源オフ表示テーブル(本体)はEEPROM18に記憶されており、電源オフ表示テーブル(コンテンツ)はメモリカード23に記憶されている。電源オフ表示テーブルは、図3に示すように、設定対象と、その設定対象に対応する電源オフ時表示情報の設定とが対応付けられている。電源オフ表示テーブルにおける電源オフ時表示情報の設定は、操作キー14や外部装置200の操作部214の操作により行うことができる。
電源オフ時表示情報の設定の種類には、各種情報以外に、報知表示、本体設定が含まれている。報知表示は、電源オフ状態において報知表示する設定である。本体設定は、電源オフ表示テーブル(コンテンツ)のみで設定可能であり、コンテンツにおけるデフォルト設定である。この本体設定は、上述した電源オフ表示テーブル(本体)の設定に基づいて、電源オフ時表示情報を決定する設定である。例えば、図3(b)の電源オフ表示テーブル(コンテンツ)では、文書Hにおいて本体設定が設定されている。文書Hを表示している状態で電源オフ状態から電源オン状態に移行するときは、図3(a)に示す電源オフ表示テーブル(本体)が参照され、報知表示が電気泳動表示装置21に対して行われる。
この電源オフ表示テーブルにおいては、一つの設定対象に対して複数の電源オフ時表示が設定可能である。例えば、図3(b)に示す電源オフ表示テーブル(コンテンツ)では、文書Eにおいて情報3、情報4、情報5が設定されている。
このような電源オフ表示テーブルが記憶された携帯型表示装置1のEEPROM18やメモリカード23内には、「コンテンツ」のデータが記憶されているが、上述した電源オフ時表示情報として設定されている情報1〜5の画像などのデータも記憶されている。EEPROM18や、メモリカード23は、情報記憶部の一例である。
次に、図4を参照して、電気泳動表示装置21の表示内容について説明する。
電気泳動表示装置21では、電源オン状態においては、図4(a)に示すようなメールの内容など、各種コンテンツが表示される。この場合においては、電気泳動表示装置21の表示領域下方(フッタ)には、ページ情報等が表示されている。
そして、このような電源オン状態で、電源キー15の押下操作が行われたときや、操作キー14の操作なく電源オフ設定時間が経過したときには、電源オン状態から電源オフ状態となるが、この場合において、図4(b)に示すように、設定されている電源オフ時表示情報(例えば、情報1)が表示され、電気泳動表示装置21の表示領域下方(フッタ)には、「電源オフしました」というメッセージが表示される。
また、図4(b)に示すような電源オフ状態において、電源キー15の押下操作が行われたときや、操作キー14が操作されたときには、電源オフ状態から電源オン状態となり、図4(a)に示すように、電気泳動表示装置21には、電源オフ状態になる前に表示されていた情報が再度表示される。尚、電源オフ状態において報知表示がされていた場合は、図4(a)に示すような画像は表示されず、図4(e)に示すようなトップページが表示される。
電源オフ表示テーブルにおいて、一つの設定対象に対して複数の電源オフ時表示情報が設定されているときには(例えば、情報1、情報2、情報3など)、図4(c)に示すように、設定されている複数の電源オフ時表示情報が並べて表示され、電気泳動表示装置21の表示領域下方には、「電源オフしました」というメッセージが表示される。つまり、CPU10は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、記憶された複数の情報を同時に表示することとなる。従って、電源オフ状態へ移行する際に複数の情報を同時に表示でき、多くの情報を視認することができる。
尚、本実施形態においては、複数の電源オフ時表示情報が設定されているときには、それら複数の電源オフ時表示情報を並べて表示したが、これに限らず、例えば、設定されている複数の電源オフ時表示情報のいずれか(例えば、情報2)が選択され、表示されるようにしてもよい。つまり、CPU10は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する毎に、記憶された複数の電源オフ時表示情報から順次異なる電源オフ時表示情報を選択して表示することとなる。従って、複数の電源オフ時表示情報から順次異なる電源オフ時表示情報を選択し、表示するため、複数の電源オフ時表示情報を順次表示でき、表示する情報に対する飽きを防止することができる。また、表示サイズを小さくすることなく、電源オフ時表示情報を表示することができる。
また、電源オフ時表示情報には、図4(d)に示すように、電気泳動表示装置21の表示領域全般の表示内容が消去され、電気泳動表示装置21の表示領域中央には、「電源オフしました」というメッセージが表示される報知表示も含まれている。報知表示が行われることによって、電源オフ状態に移行する直前における情報を消去することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
また、図4(f)に示すように、操作キー14の操作に応じて電気泳動表示装置21には、電源オフ設定時間、本体に対応する電源オフ時表示情報が表示される。ユーザは、図4(f)に示す画面を表示して、操作キー14を操作することで電源オフ設定時間と、本体に対応する電源オフ時表示情報との設定が可能である。尚、電源オン状態において、操作キー14等の操作なく電源オフ設定時間が経過したときには、上述したように電源オン状態から電源オフ状態となる。
次に、図5から図8のフローチャートを参照して、携帯型表示装置1等の動作について説明する。図5から図7は、携帯型表示装置1において実行される処理の動作を示すフローチャートであり、図8は、外部装置200において実行される処理の動作を示すフローチャートである。特に、図5に示す電源オン処理は、携帯型表示装置1が電源オフ状態から電源オン状態に移行する際に開始される。つまり、電源キー15が押下される、又は、操作キー14が押下された際に開始される。
まず、図5に示すように、電源オン処理では、CPU10への電力供給が開始され(ステップS11)、次いで周辺機器への電力供給が開始される(ステップS12)。そして、周辺機器の初期化処理が行われ(ステップS13)、CPU10においてシステムが起動される(ステップS14)。このシステム起動により、以下のような処理が実行される。
CPU10は、EEPROM18の報知表示設定が報知表示であるか否かを判定する(ステップS16)。EEPROM18の報知表示設定は、後述のステップS66においてEEPROM18に記憶される。報知表示設定は、電源オフ状態において電気泳動表示装置21に表示されている情報が報知表示であるか否かを示す。CPU10は、EEPROM18の報知表示設定が報知表示であると判別した場合には(ステップS16:YES)、ステップS19に進み、報知表示ではないと判別した場合には(ステップS16:NO)、ステップS17に進む。
ステップS17において、CPU10は、EEPROM18から現表示情報を読み出し、読み出した現表示情報を基に、電源オフ状態に移行する直前のコンテンツを表示する(ステップS18)。尚、現表示情報は、電源オフ状態に移行する直前にどのような情報を表示していたかを示す情報である。後述のS56において、現表示情報がEEPROM18に記憶される。CPU10は、EEPROM18の報知表示設定が報知表示ではない場合には、図4(d)に示すような報知表示から、図4(a)に示すような電源オフ状態に移行する直前に表示されていた画像を表示させる制御を行うこととなる。
一方、ステップS19において、CPU10は、トップページを表示する。これによって、CPU10は、EEPROM18の報知表示設定が報知表示である場合には、図4(d)に示すようにトップページを表示させる制御を行うこととなる。
次に、図6に示すように、電源オン状態となったタイミングで呼び出される電源オフ処理では、CPU10は、操作キー14又は電源キー15などの任意キーの押下操作があったか否かを判定する(ステップS51)。CPU10は、任意キーの押下操作があったと判定した場合には(ステップS51:YES)、ステップS55に進み、任意キーの押下操作がなかったと判定した場合には(ステップS51:NO)、電源オフ設定時間を計測するためにタイマ計測を開始し(ステップS52)、ステップS53に進む。尚、この電源オフ設定時間は、後述のステップS103及びステップS104において、EEPROM18に記憶される。
ステップS53においても、CPU10は、操作キー14などの任意キーの押下操作があったか否かを判定する。CPU10は、任意キーの押下操作があったと判定した場合には(ステップS53:YES)、ステップS55に進み、任意キーの押下操作がなかったと判定した場合には(ステップS53:NO)、電源オフ設定時間が経過したか否かを判定する(ステップS54)。CPU10は、電源オフ設定時間が経過したと判定した場合には(ステップS54:YES)、ステップS56に進み、ユーザ電源オフ設定が経過していないと判定した場合には(ステップS54:NO)、再度、ステップS53に進む。
ステップS55において、CPU10は、電源キー15が押下操作されたか否かを判定する。CPU10は、電源キー15が押下操作されたと判定した場合には(ステップS55:YES)、ステップS56に進み、電源キー15が押下操作されていないと判定した場合には(ステップS55:NO)、その操作に対応する処理を実行し(ステップS57)、再度、ステップS51に進む。
これによって、電源オン状態において、任意キーの操作がなく電源オフ設定時間が経過した場合や、電源キー15の操作があった場合には、ステップS56に進むこととなる。
ステップS56において、CPU10は、表示中のコンテンツや、そのコンテンツのページ数等を識別する現表示情報をEEPROM18に退避する。これによって、CPU10は、携帯型表示装置1が電源オン状態から電源オフ状態に移行した場合であっても、電源オフ状態に移行する直前に表示されていた情報を継続して認識することができる。
尚、本実施形態においては、報知表示が設定されていない場合には、必ず、電源オン状態において表示していた情報を復帰させたが、本発明はこれに限られない。例えば、電源キー15と、操作キー14などの任意のキーとを同時に押下操作すること等の操作態様で、報知表示であるか否かに拘わらず、電源オン状態で表示していた情報を復帰させてもよい。また、例えば、どのような操作態様でも、報知表示であるか否かに拘わらず、表示情報を復帰させないようにしてもよい。そのような構成である場合には、報知表示が設定された場合には、表示情報を復帰させないため、現表示情報を退避させなくてもよい(ステップS56省略可)。また、本体に電源キー15がない場合は、任意のキーを長押しすることで、電源キー15の代わりとしてもよい。
そして、CPU10は、表示しているコンテンツに対応する電源オフ時表示情報の設定があるか否かを判定する(ステップS61)。CPU10は、電源オフ表示テーブル(コンテンツ)に、設定対象として表示しているコンテンツのデータが記憶されているか否かに基づいてステップS61の判断を行う。CPU10は、表示しているコンテンツに対応する電源オフ時表示情報の設定があると判定した場合には(ステップS61:YES)、表示しているコンテンツに対応する電源オフ時表示情報の設定をメモリカード23から読み出し(ステップS63)、ステップS66に進む。一方、CPU10は、表示しているコンテンツに対応する電源オフ時表示情報の設定がないと判定した場合には(ステップS61:NO)、電源オフ表示テーブル(本体)に記憶されている本体に対応する電源時オフ表示情報の設定をEEPROM18から読み出し(ステップS62)、ステップS66に進む。また、上述のステップS61では、表示している情報がコンテンツでない場合も、ステップS62に移行する。例えば、トップページの表示中等にステップS62に移行する。
そして、CPU10は、読み出した電源オフ時表示情報の設定に基づいて、電源オフ時表示情報を表示させ(ステップS66)、フッタ(表示領域下方)に「電源オフしました」というメッセージを表示し(ステップS67)、ステップS68に進む。また、CPU10は、報知表示設定に基づいて、複数の電源オフ時表示情報があると判定した場合には、全ての情報を並べて表示させることとなる。
そして、CPU10は、システム停止の準備を行い、即ちCPU10が周辺機器に対して動作を停止する指示を出力し(ステップS68)、周辺機器の電力供給の停止を行い(ステップS69)、CPU10の電力供給を停止する(ステップS70)。これによって、携帯型表示装置1は、電源オフ状態となる。
ステップS61において参照される電源オフ表示テーブル(本体)は、詳しく後述するが、ユーザの操作に応じて設定され、EEPROM18に記憶される。つまり、CPU10は、操作キー14などの操作部の操作に応じて指定された情報を、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に表示することとなる。
従って、電源オフ状態のときに表示させる電源オフ時表示情報が、ユーザによって指定でき、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、ユーザの所望とする情報を電気泳動表示装置21に表示することができ、簡便である。
また、CPU10は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、ひとつの設定対象に対して、複数の電源オフ時表示情報が記憶されている場合には、その記憶された複数の電源オフ時表示情報を同時に並べて表示することとなる。従って、電源オフ状態へ移行する際に複数の情報を同時に表示でき、多くの情報を視認することができる。
また、CPU10は、メモリカード23に記憶された複数の情報のうち、電源オフ状態への移行直前の電源オン状態において表示しているコンテンツ(情報)に関連する情報を表示することとなる。従って、ユーザが視認していた情報に関連する情報を表示することによって、電源オン状態と電源オフ状態とで関連性を持たせることができる。
次に、電源オフ設定処理について説明する。電源オン状態の携帯型表示装置1において所定操作が行われると、まず、図4(f)に示した電源オフ設定時間および電源オフ時表示情報を設定するための設定画面が表示され、その後、電源オフ設定処理が呼び出される。上述の設定画面では、電源オフ設定時間を設定するための項目である「電源オフ設定時間」と、電源オフ時表示情報を設定するための項目である「電源オフ時表示情報」とが表示されている。
電源オフ設定処理では、CPU10は、操作キー14などの押下操作に応じて、「電源オフ設定時間」の項目を選択する操作があったか否かを判定する(ステップS101)。CPU10は、「電源オフ設定時間」の項目を選択する操作があったと判定した場合には(ステップS101:YES)、ユーザに対して自動的に電源オフ状態に移行する機能を有効にするか否かの選択を促すメッセージを表示し、操作キー14によるユーザの選択操作を受け付け、その選択操作に応じて、経過時間によって電源オフ状態とするか否かを判定する(ステップS102)。CPU10は、経過時間によって電源オフ状態とすると判定した場合には(ステップS102:YES)、具体的な設定値の入力を促すメッセージを表示し、ユーザにより入力された設定値を電源オフ設定時間として設定した後、再度、上述の設定画面を表示して(ステップS103)、ステップS105に進む。一方、CPU10は、経過時間によって電源オフ状態としないと判定した場合には(ステップS102:NO)、電源オフ設定時間を設定せず(ステップS104)、ステップS105に進む。また、CPU10は、「電源オフ設定時間」の項目を選択する操作がなかったと判定した場合には(ステップS101:NO)、ステップS105に進む。
次に、CPU10は、操作キー14などの押下操作に応じて、「電源オフ時表示情報」の項目を選択する操作があったか否かを判定する(ステップS105)。CPU10は、「電源オフ時表示情報」の項目を選択する操作があったと判定した場合には(ステップS105:YES)、電源オフ時表示情報の設定を促すメッセージを表示し、設定の入力を終了する操作が行われたか否かを判定する(ステップS106)。CPU10は、設定の入力を終了する操作が行われていないと判定した場合には(ステップS106:NO)、ステップS107に進む。一方、CPU10は、設定の入力を終了する操作が行われたと判定した場合や(ステップS106:YES)、「電源オフ時表示情報」の項目が選択されないと判定した場合には(ステップS105:NO)、本処理を終了する。
ステップS107において、CPU10は、ユーザにより電源オフ時に表示する情報を指定する操作の入力を受け付ける。尚、ステップS107においては、メモリカード23に記憶された情報が指定される。ユーザにより指定された情報を電源オフ時表示情報として電源オフ表示テーブル(本体)に登録し(ステップS108)、再度、ステップS106に進む。これによって、CPU10は、操作キー14などの操作部の操作に応じて指定された一又は複数の情報(例えば、情報1、情報2、報知表示など)を選択し、電源オフ表示テーブル(本体)に記憶することとなる。
次に、外部装置200において所定操作で呼び出される電源オフ設定処理について説明する。電源オフ設定処理は、外部装置200において所定操作が行われ、メニュー画面が表示装置221に表示された後に実行される処理である。メニュー画面では、複数のメニュー項目が選択可能に表示され、メニュー項目のひとつとして「電源オフ時表示情報」の項目も表示される。
図8に示すように、電源オフ設定処理では、外部装置200におけるCPU210は、操作部214の操作に応じて、「電源オフ時表示情報」の項目を選択する操作があったか否かを判定する(ステップS111)。CPU210は、「電源オフ時表示情報」の項目を選択する操作があったと判定した場合には(ステップS111:YES)、メモリカード23に記憶されているコンテンツの一覧を表示して、設定を行うコンテンツの選択を促すメッセージを表示し、一覧の中からコンテンツを選択する操作の入力を受け付ける(ステップS112)。そして、CPU210は、一覧の中からコンテンツを選択する操作の入力があるか否かを判定する(ステップS113)。CPU210は、一覧の中からコンテンツを選択する操作の入力があると判定した場合には(ステップS113:YES)、ステップS114に進む。一方、CPU210は、「電源オフ時表示情報」の項目を選択する操作がなかったと判定した場合や(ステップS111:NO)、一覧の中からコンテンツを選択する操作の入力がないと判定した場合には(ステップS113:NO)、本処理を終了する。尚、ステップS111や、ステップS113でNOと判断される場合はその他のメニュー項目が選択されるか否かが判断され、その他のメニュー項目が選択された場合はそれに応じた処理を実行した後、本処理を終了する。図8と上記の説明ではこれらのステップを省略して記載している。
ステップS114において、CPU210は、ステップS112において選択されたコンテンツに対して、ユーザにより電源オフ時に表示する情報を指定する操作の入力を受け付ける。尚、ステップS114においては、メモリカード23に記憶された情報やHDD218に記憶された情報が指定される。
次に、ユーザにより指定された情報を、ステップS112において選択されたコンテンツに対応する電源オフ時表示情報として電源オフ表示テーブル(コンテンツ)に登録する(ステップS115)。尚、ステップS115において、電源オフ表示テーブルに電源オフ時表示情報として登録された情報がメモリカード23に予め記憶されていない場合は、ステップS115において、CPU210がメモリカード23にその情報を記憶し、再度、ステップS112に進む。
これによって、CPU210は、操作部214の操作に応じて指定された一又は複数の情報(例えば、情報1、情報2、報知表示など)を、移行直前の電源オン状態において表示しているコンテンツに関連する情報として選択し、電源オフ表示テーブル(コンテンツ)に記憶することとなる。これによって、CPU210は、操作部214の操作に応じて、電源オフ時に表示する情報をコンテンツに関連付けてメモリカード23に記憶することとなり、このメモリカード23を読み取る携帯型表示装置1のCPU10は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に表示しているコンテンツに関連する情報(例えば、情報1、情報2、報知表示など)を表示することとなる。
以上のようにして、本実施の形態の携帯型表示装置1では、電源オフ状態のときに表示させる情報が、ユーザによって指定でき、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する場合において、ユーザの所望とする情報を電気泳動表示装置21に表示することができ、簡便である。
尚、上記実施の形態におけるCPU10は、「制御部」に相当し、電気泳動表示装置21は、「不揮発性表示部」に相当し、操作キー14は、「操作部」に相当し、EEPROM18、メモリカード23は、「情報記憶部」に相当する。
尚、本発明の携帯型表示装置1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上述した実施形態においては、携帯型表示装置1において、図3(a)に示すような電源オフ表示テーブル(本体)を更新し、外部装置200において、図3(b)に示すような電源オフ表示テーブル(コンテンツ)を更新したが、これに限らず、例えば、携帯型表示装置1自体で図3(b)に示すような電源オフ表示テーブル(コンテンツ)を更新してもよい。また、例えば、外部装置200において、図3(a)に示すような電源オフ表示テーブル(本体)を更新してもよい。
また、上述した実施形態においては、コンテンツ毎に、電源オフ時表示情報を設定可能としたが、これに限らない。例えば、コンテンツの種別毎、コンテンツのデータが格納されているフォルダ毎、コンテンツの名前別(具体的にはあ行など)、コンテンツに機密情報が設定されているか否か、コンテンツのセキュリティレベル、電源オフ状態となる際における時間などに対して、電源オフ時表示情報を設定可能としてもよい。
このような第二実施形態について図9(a)〜(c)を用いて以下に説明する。尚、本実施形態においては、発明の理解を容易とするために、異なる構成、処理について主に説明をし、同じような構成、処理については説明を省略する。
図9(a)〜(c)を参照して、携帯型表示装置1で電源オン状態から電源オフ状態に移行する場合において、電源オフ状態で表示させる情報を決定するための電源オフ表示テーブルについて説明する。
電源オフ表示テーブルには、図9(a)に示すような電源オフ表示テーブル(本体)と、図9(b)に示すような電源オフ表示テーブル(コンテンツ)と、図9(c)に示すような電源オフ表示テーブル(時間)と、が含まれている。
電源オフ表示テーブル(本体)は、携帯型表示装置1の自体(本体)全般においてデフォルトとして設定されるテーブルである。第二実施形態においては、図12(a)に示すように、一つの設定対象に対して、複数の電源オフ時表示情報の設定が行われている場合は、図7(c)のように複数の情報を複数の領域に分けて表示する。尚、第二実施形態の電源オフ表示テーブル(本体)には、電源オフ時表示情報の設定として、時間設定を設定可能である。時間設定に対応する電気泳動表示装置21の表示領域には、後述の電源オフ表示テーブル(時間)に従って、天気予報、スケジューラ、番組表、カレンダなどの情報が表示される。
電源オフ表示テーブル(コンテンツ)は、電源オフ表示テーブル(本体)とは別に、コンテンツ毎、コンテンツの種別毎、コンテンツのデータが格納されているフォルダ毎、コンテンツの名前毎、コンテンツに機密情報が設定されているか否か、コンテンツのセキュリティレベルに対応して設定されるテーブルであり、電源オフ表示テーブル(時間)は、あるコンテンツにおける時間毎に設定されるテーブル(コンテンツ)である。電源オフ表示テーブルは、図9に示すように、属性と設定対象と電源オフ時表示とが対応付けられて設定されている。
図9(b)に示すように、属性には、「コンテンツ」、「コンテンツ種別」、「コンテンツのデータが格納されているフォルダ」、「コンテンツ名称」、「機密情報」、「セキュリティレベル」などが含まれており、それらの属性毎に電源オフ時表示情報が設定可能である。コンテンツは、コンテンツのデータのファイル形式や、コンテンツのジャンル(スポーツ、政治、経済など)などで分類が可能であり、この分類の属性が「コンテンツの種別」である。コンテンツは、例えば、“A”から始まるコンテンツ名、ア行から始まるコンテンツ名という分類が可能であり、この分類の属性が「コンテンツ名称」である。コンテンツは、予めコンテンツに機密情報が付加されているか否かによって分類が可能であり、この分類の属性が「機密情報」である。コンテンツは、予めコンテンツに付加されたセキュリティレベルによって分類が可能であり、この分類の属性が「セキュリティレベル」である。これによって、図8のステップS112において、コンテンツ毎だけではなく、他の上述の分類毎でも、電源オフ時表示情報として情報を関連付けることができる。尚、上述の分類が特許請求の範囲に記載の情報種別に相当する。
図9(b)のような電源オフ表示テーブル(コンテンツ)を用いれば、分類毎に、電源オフ時表示情報を設定可能であり、簡便である。
また、第二実施形態の電源オフ表示テーブル(コンテンツ)では、電源オフ時表示情報の設定として、最終表示を設定可能である。この最終表示とは、電源オフ状態となる直前まで表示されていた情報をそのまま継続して表示する設定である。このような最終表示は、図7のステップS107、図8のステップS114において、電源オフ時表示情報として関連付けることができる。
これによって、CPU10は、携帯型表示装置1が電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、電源オフ時表示情報が各種情報や報知表示であるときは予め設定された情報を表示し、最終表示であるときは表示している情報をそのまま継続して表示することとなる。図9(b)に示す電源オフ表示テーブル(コンテンツ)に基づいてCPU10が電源オフ状態のときに表示する情報を判断する場合、電源オン状態で表示中の情報がフォルダAに格納されているコンテンツであるときは、電源オフ状態において電気泳動表示装置21にはそのコンテンツが継続して表示されることになる。
また、第二実施形態の電源オフ表示テーブル(コンテンツ)では、電源オフ時表示情報の設定として、警告表示を設定可能である。警告表示の設定で電源オフ状態に移行する際は、今まで表示されていた情報を消し、機密情報を表示したまま報知されて電源がオフされたことを警告するメッセージを表示する。第二実施形態においては、機密情報が設定されているコンテンツと、セキュリティレベルが所定のレベル以上のコンテンツに対して、警告表示が設定されている。従って、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に電気泳動表示装置21に表示中のコンテンツのセキュリティレベルが所定以上のレベルに設定されているとき、電気泳動表示装置21に警告するメッセージの表示を行うので、セキュリティ性能を向上させることができる。また、表示中のコンテンツに対して機密情報の設定がされている場合も、警告するメッセージの表示を行うので、セキュリティ性能を向上させることができる。
また、図9(c)に示すように、電源オフ表示テーブル(時間)においては、時間と電源オフ時表示情報とが対応付けられて設定されている。時間は、開始時間と終了時間とを含み、その時間に対応する電源オフ時表示情報の設定が電源オフ表示テーブル(時間)に記憶されている。具体的には、時間が6時から8時の間であるときには、電源オフ時表示情報として天気予報が、時間が8時から17時の間であるときには、電源オフ時表示情報としてスケジューラが、時間が17時から0時の間であるときには、電源オフ時表示情報として番組表が、時間が0時から6時の間であるときには、電源オフ時表示情報としてカレンダが、それぞれ対応付けられている。
電源オフ表示テーブル(本体)の電源オフ時表示情報の設定として時間設定が設定されている場合に、電源オフ表示テーブル(時間)は参照される。CPU10は、携帯型表示装置1が電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報をステップS62において選択し、ステップS66において表示することとなる。例えば、6時から8時の間に電源オフ状態へ移行する場合は、図4(c)の情報1に換えて天気予報が、情報2、情報3とともに表示される。また、たとえば、17時から0時までの間に電源オフ状態へ移行する場合は、図4(c)の情報1に換えて番組表が、情報2、情報3とともに表示される。従って、複数の情報のうち、電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報を表示させることができ、簡便である。
また、上述の実施形態においては、EEPROM18や、メモリカード23には、予めコンテンツのデータや、コンテンツに対する設定情報などが記憶されているが、これに限らない。例えば、他の端末から供給されるコンテンツのデータや、電源オフ表示テーブルの設定に関する情報などを、通信網を介して取得し、EEPROM18や、メモリカード23に記憶するようにしてもよい。また、例えば、USBテーブルなどを介して、携帯型表示装置1におけるEEPROM18にコンテンツのデータや、電源オフ表示テーブルの設定に関する情報などを格納させてもよい。
1 携帯型表示装置
10 CPU
14 操作キー
15 電源キー
16 ROM
18 EEPROM
19 RTC
21 電気泳動表示装置
22 バッテリ
23 メモリカード

Claims (9)

  1. 電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する不揮発性表示部と、
    前記不揮発性表示部を駆動して、前記不揮発性表示部に情報を表示する制御部と、
    ユーザによって操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに前記不揮発性表示部に表示する情報を記憶する情報記憶部と、を備え、
    前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする携帯型表示装置。
  2. 前記情報記憶部は、前記操作部の操作に応じて指定された複数の情報を記憶可能としたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型表示装置。
  3. 前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報を同時に前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の携帯型表示装置。
  4. 前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する毎に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報から順次異なる情報を選択して前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の携帯型表示装置。
  5. 前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報のうち、当該移行直前の電源オン状態において前記不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の携帯型表示装置。
  6. 前記不揮発性表示部に表示している情報に関連する情報は、前記不揮発性表示部に表示している情報が記憶されているフォルダに格納されている情報、又は、前記不揮発性表示部に表示している情報と同じ情報種別の情報であることを特徴とする請求項5に記載の携帯型表示装置。
  7. 前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された複数の情報のうち、前記電源オフ状態へ移行する時間に応じた情報を前記不揮発性表示部に表示することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の携帯型表示装置。
  8. 前記操作部の操作に応じて、予め設定された情報を前記不揮発性表示部に表示する第1モードと、前記不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示する第2モードとのいずれか一つのモードを記憶するモード記憶部を備え、
    前記制御部は、電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記モード記憶部に記憶されているモードが前記第1モードであるときは予め設定された情報を前記不揮発性表示部に表示し、前記モード記憶部に記憶されているモードが前記第2モードであるときは前記不揮発性表示部に表示している情報をそのまま継続して表示することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の携帯型表示装置。
  9. 電源からの電力供給が断たれたときでも表示を維持する不揮発性表示部と、
    前記不揮発性表示部を駆動して、前記不揮発性表示部に情報を表示する制御部と、
    ユーザによって操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じて指定され、電源オフ状態のときに前記不揮発性表示部に表示する情報を記憶する情報記憶部と、を備えた携帯型表示装置の制御部に、
    電源オン状態から電源オフ状態へ移行する際に、前記情報記憶部に記憶された情報を前記不揮発性表示部に表示するステップを実行させるプログラム。
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