JP2003084906A - メッセージ表示装置、メッセージ表示システム、メッセージ表示方法およびメッセージ表示プログラム - Google Patents

メッセージ表示装置、メッセージ表示システム、メッセージ表示方法およびメッセージ表示プログラム

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JP2003084906A JP2001270187A JP2001270187A JP2003084906A JP 2003084906 A JP2003084906 A JP 2003084906A JP 2001270187 A JP2001270187 A JP 2001270187A JP 2001270187 A JP2001270187 A JP 2001270187A JP 2003084906 A JP2003084906 A JP 2003084906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッセージを一瞥するだけでその意味内容を
把握することができること。 【解決手段】 タッチパネル7から入力されたメッセー
ジの二値画像データを生成するとともにこれを内蔵型記
憶媒体3に保存し、保存されている複数の二値画像デー
タを、互いのメッセージを区別することができるように
重ね合わせてカラー液晶表示装置6に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージ表示装
置、メッセージ表示システム、メッセージ表示方法およ
びメッセージ表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メッセージを複数人の間で伝言す
るために利用することができそうなシステムとしては、
インターネットを利用した伝言システムや、PDA(P
ersonal Degital Assistan
t)などと総称される携帯情報装置などがある。
【0003】これらのシステムや装置では、キーボード
などの入力部材に入力された入力情報を記憶部材に保存
し、この入力情報を記憶部材から読み出して表示部材に
表示する。したがって、メッセージを入力部材から入力
することで、そのメッセージを必要に応じて表示させる
ことができる。なお、携帯情報装置は、入力装置として
タッチパネルが利用され、メッセージを手書きのイメー
ジデータとして記憶することができるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のシステムや装置では、以下のような問題がある。
【0005】第一に、インターネットを利用した伝言シ
ステムでは、閲覧者は、まず、多数のメッセージがツリ
ー構造などで一覧表示される画面を開き、次に、所定の
メッセージを選択することで、各メッセージを表示する
ことになる。そして、このようなメッセージの表示の仕
方では、閲覧者は、一覧画面とメッセージ画面との間を
往復することで、所望のメッセージを検索することにな
る。また、各メッセージは簡単に記載されることが多
く、それ単独では意味内容を正確に把握できない場合も
多い。その結果、閲覧者は、一覧画面とメッセージ画面
との間を往復することで、所望のメッセージの意味内容
を把握することになる。
【0006】第二に、携帯情報装置でも、閲覧者は、ま
ず、多数のメッセージがツリー構造などで一覧表示され
る画面を開き、次に、所定のメッセージを選択すること
で、各メッセージを表示することになる。このような装
置では一般的に閲覧者と入力者とが一致するので、表示
させたメッセージの意味内容をそれ単独で把握できない
場合は少ないが、古いメッセージなどを検索する場合に
はやはり、一覧画面とメッセージ画面との間を往復する
ことで、所望のメッセージを検索することになる。
【0007】したがって、これらのシステムや装置を、
たとえば家庭内やオフィス内において、不在を知らせた
り、用件を伝えたりするためのメッセージ表示システム
として利用した場合には、たとえ最新のメッセージが予
め表示されていたとしても、これを一瞥するだけでその
意味内容を理解することはとても難しい。
【0008】また、過去のメッセージを検索するような
場合においても、各メッセージだけを閲覧しただけでは
その意味内容を理解することはとても難しい。
【0009】その結果、これらのシステムや装置を、メ
ッセージ表示システムとして利用することは実質的に無
かった。
【0010】本発明は、このような課題を解決すること
を目的とするものであり、メッセージを一瞥するだけで
その意味内容を把握することができるメッセージ表示装
置、メッセージ表示システム、メッセージ表示方法およ
びメッセージ表示プログラムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメッセージ
表示装置は、入力部材から入力されるメッセージを表示
部材に表示させるメッセージ表示装置であって、入力部
材から出力される入力情報に基づいて階調画像データを
生成する画像生成手段と、画像生成手段によって生成さ
れた階調画像データを複数個記憶する記憶部材と、記憶
部材に記憶されている所定数の階調画像データを、互い
のメッセージを区別することができるように表示部材に
表示させるための表示画像データを生成し、これを表示
部材へ出力する表示手段と、を備えるものである。
【0012】本発明に係るメッセージ表示装置は、表示
手段は、各階調画像データの経過時間、最後に生成した
階調画像データの経過時間、あるいは、次の新たな階調
画像データの生成処理に応じて、各階調画像データの表
示状態を変化させるものである。
【0013】本発明に係るメッセージ表示装置は、表示
手段は、階調画像データの入力順において古いものほ
ど、表示部材に重ねて表示される際の濃度、明度、彩度
あるいは色相が背景に対して目立たなくなるように表示
状態が変化するものである。
【0014】本発明に係るメッセージ表示装置は、表示
手段は、階調画像データの入力順において古いものほ
ど、表示部材に重ねて表示される際の画像のサイズが小
さくなるようにあるいは表示位置が表示部材の中心から
ずれるように表示状態が変化するものである。
【0015】本発明に係るメッセージ表示装置は、過去
の階調画像データを、表示手段における表示状態を再現
して表示する再表示手段を設けたものである。
【0016】本発明に係るメッセージ表示装置は、所定
の保持期間が経過した階調画像データを記憶部材から削
除する削除手段を設けたものである。
【0017】本発明に係るメッセージ表示システムは、
メッセージ表示装置と、メッセージ表示装置から出力さ
れる表示画像データを表示する液晶表示部材と、液晶表
示部材に重ねて配設され、圧力が印加された部位の位置
情報をメッセージ表示装置へ出力する感圧部材と、を備
え、メッセージ表示装置の画像生成手段は、階調画像デ
ータとして、位置情報が入力された部位の階調値が残部
の階調値とは異なる二値画像データを生成するものであ
る。
【0018】本発明に係るメッセージ表示方法は、入力
部材から入力されるメッセージを表示部材に表示させる
メッセージ表示方法であって、入力部材から出力される
入力情報に基づいて階調画像データを生成するとともに
これを保存し、保存されている複数の階調画像データ
を、互いのメッセージを区別することができるように重
ね合わせた表示画像データを生成し、表示画像データを
表示部材へ出力するようにしている。
【0019】本発明に係るメッセージ表示方法は、各階
調画像データは、それぞれの階調画像データの経過時
間、最後に生成した階調画像データの経過時間、あるい
は、次の新たな階調画像データの生成処理に応じてその
表示状態が変化するようにしている。
【0020】本発明に係るメッセージ表示方法は、表示
画像データにおいて重ねあわされる複数の階調画像デー
タは、階調画像データの入力順において古いものほど、
濃度、明度、彩度あるいは色相が背景に対して目立たな
くなるように表示状態が変化するようにしている。
【0021】本発明に係るメッセージ表示方法は、表示
画像データにおいて重ねあわされる複数の階調画像デー
タは、階調画像データの入力順において古いものほど、
画像のサイズが小さくなるようにあるいは表示位置が中
心からずれるように表示状態が変化するようにしてい
る。
【0022】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、入力部材、記憶部材および表示部材を備えるコンピ
ュータに、入力部材から出力される入力情報に基づいて
階調画像データを生成して記憶部材に記憶させる画像生
成手段と、記憶部材に記憶されている所定数の階調画像
データを、互いのメッセージを区別することができるよ
うに重ね合わせた表示画像データを生成し、これを表示
部材へ出力する表示手段と、を実現させるものである。
【0023】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、表示手段は、各階調画像データの経過時間、最後に
生成した階調画像データの経過時間、あるいは、次の新
たな階調画像データの生成処理に応じて、各階調画像デ
ータの表示状態を変化させるものである。
【0024】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、表示手段は、階調画像データの入力順において古い
ものほど、表示部材に重ねて表示される際の濃度、明
度、彩度あるいは色相が背景に対して目立たなくなるよ
うに表示状態が変化するものである。
【0025】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、表示手段は、階調画像データの入力順において古い
ものほど、表示部材に重ねて表示される際の画像のサイ
ズが小さくなるようにあるいは表示位置が表示部材の中
心からずれるように表示状態が変化するものである。
【0026】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、過去の階調画像データを、表示手段における表示状
態を再現して表示する再表示手段を実現させるものであ
る。
【0027】本発明に係るメッセージ表示プログラム
は、所定の保持期間が経過した階調画像データを記憶部
材から削除する削除手段を設けたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るメッセージ表
示装置、メッセージ表示システム、メッセージ表示方法
およびメッセージ表示プログラムの実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0029】なお、メッセージ表示プログラムは内蔵型
記憶媒体に記憶されている状態において説明する。この
メッセージ表示プログラムは、たとえばインターネット
などのネットワークを経由してダウンロードすることで
内蔵型記憶媒体に記憶されていても、コンパクトディス
クなどの携帯可能な記憶媒体に記憶されているものをコ
ンピュータで読み取ることで内蔵型記憶媒体に記憶され
ていてもよい。
【0030】また、メッセージ表示装置は、メッセージ
表示プログラムを実行する中央処理装置として説明す
る。また、メッセージ表示方法は、メッセージ表示プロ
グラムを実行する中央処理装置の動作として説明する。
【0031】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係るメッセージ表示システムを示す構成図であ
る。
【0032】このメッセージ表示システムは、プログラ
ムを実行するメッセージ表示装置としての中央処理装置
1と、中央処理装置1がプログラム実行の際に利用する
メモリ2と、プログラムなどを記憶する記憶部材として
の内蔵型記憶媒体3と、中央処理装置1にて生成された
階調画像データが書き込まれるビデオメモリ4と、時刻
を計測するとともに所定の設定時刻においてタイマ割り
込みを中央処理装置1へ出力するタイマ5と、カラー液
晶表示装置6やタッチパネル7などの周辺機器が接続さ
れるI/Oポート8と、これらを相互に接続するシステ
ムバス9と、を備える。
【0033】カラー液晶表示装置6は、ビデオメモリ4
に記憶されている階調画像データに基づいて所定の画像
を表示するものであり、特に、たとえばRGBなどの各
三原色において階調値に応じた濃度にて表示することが
できるものである。
【0034】タッチパネル7は、カラー液晶表示装置6
に重ねて配設されるとともに、たとえばタッチペンや指
にて押圧された部位の位置情報を出力するものである。
【0035】なお、この実施の形態において、カラー液
晶表示装置6が表示部材あるいは液晶表示部材に相当
し、タッチパネル7が入力部材あるいは感圧部材に相当
する。
【0036】内蔵型記憶媒体3には、システム制御プロ
グラム10および手書き入力表示プログラム11が記憶
されている。この実施の形態1では、これらシステム制
御プログラム10および手書き入力表示プログラム11
がメッセージ表示プログラムに相当する。
【0037】システム制御プログラム10は、たとえば
実行プログラム管理プログラム12、表示制御プログラ
ム13、割り込み制御プログラム14、入力操作判定プ
ログラム15などからなり、このシステム制御プログラ
ム10上で動作する手書き入力表示プログラム11がそ
の動作の際に利用できる各種の機能を提供するものであ
る。
【0038】実行プログラム管理プログラム12は、中
央処理装置1に実行されることで、メッセージ表示シス
テム内にシステム制御機能を実現するものである。この
システム制御機能は、システム制御プログラム10の他
のプログラムを含む全てのプログラムの起動停止を管理
するとともに、一方のプログラムから他方のプログラム
へデータを受け渡す処理などを行う。これにより、手書
き入力表示プログラム11を構成する複数のプログラム
を協働させて各種の処理を実現することができる。
【0039】表示制御プログラム13は、中央処理装置
1に実行されることで、メッセージ表示システム内に表
示制御機能を実現するものである。表示制御機能は、周
期的にビデオメモリ4に記憶されている階調画像データ
をI/Oポート8を介してカラー液晶表示装置6へ出力
する。これにより、手書き入力表示プログラム11にお
いては、ビデオメモリ4に対して所望の画像の階調画像
データを書き込むだけで、カラー液晶表示装置6に該画
像を表示させることができる。
【0040】割り込み制御プログラム14は、中央処理
装置1に実行されることで、メッセージ表示システム内
に割り込み制御機能を実現するものである。割り込み制
御機能は、たとえばタイマ割り込みなどがあると、その
割り込みに係る周辺機器から情報を取得し、これを実行
プログラム管理プログラム12へ受け渡す処理を行う。
これにより、周辺機器からの入力情報に基づいて手書き
入力表示プログラム11の各種のプログラムを実行させ
ることができる。
【0041】入力操作判定プログラム15は、中央処理
装置1に実行されることで、メッセージ表示システム内
に入力操作判定機能を実現するものである。入力操作判
定機能は、タッチパネル7から出力される位置情報の位
置に対応する位置に表示された表示オブジェクトを特定
し、この表示オブジェクトに対応するプログラム(プロ
セス)を起動させたり、この表示オブジェクトに対応す
るプログラム(プロセス)に該位置情報を出力したりす
る。これにより、タッチパネル7などに対する入力操作
に応じて手書き入力表示プログラム11の各種のプログ
ラムを動作させることができる。
【0042】手書き入力表示プログラム11は、たとえ
ばアプリケーション制御プログラム16、アプリケーシ
ョン表示データ17、手書きデータ生成プログラム1
8、手書き表示更新プログラム19、手書きデータ表示
設定プログラム20、手書きデータ消去プログラム21
などからなり、実行プログラム管理プログラム12の管
理の下でシステム制御プログラム10と協働して、この
タッチパネル7から入力された入力情報をカラー液晶表
示装置6に表示するものである。
【0043】また、この手書き入力表示プログラム11
の実行に伴って中央処理装置1にて生成されるデータと
しては、手書きデータ22、手書きデータ入力時刻2
3、手書きデータ共通表示設定情報24などがある。
【0044】アプリケーション制御プログラム16は、
中央処理装置1に実行されることで、メッセージ表示シ
ステム内にアプリケーション制御機能を実現するもので
ある。このアプリケーション制御機能は、システム制御
機能と協働して手書き入力表示プログラム11の他のプ
ログラムの実行を管理したり、手書き入力表示プログラ
ム11を構成するプログラム間のデータ通信処理などを
行う。また、手書き入力表示プログラム11の起動時に
は、手書き入力のための初期設定処理を行う。
【0045】アプリケーション表示データ17は、手書
き入力表示プログラム11の実行中にカラー液晶表示装
置6に表示させる各種の表示データからなる。このよう
な表示データとしては、たとえば、後述するように、手
書き入力を開始させるための手書き入力ボタン25のデ
ータ、各種の設定を行うための設定ボタン26のデー
タ、階調画像データを表示するウィンドウ27のデー
タ、これらの背景として利用される背景のデータなどが
ある。
【0046】手書きデータ生成プログラム18は、中央
処理装置1に実行されることで、上述した各種の機能と
協働してメッセージ表示システム内に画像生成手段とし
ての手書きデータ生成手段を実現するものである。この
手書きデータ生成手段は、タッチパネル7から入力され
る入力情報に基づいて二値画像データを生成する。
【0047】具体的には、たとえば、手書き入力ボタン
25が操作されてから再度手書き入力ボタン25が操作
されるまでの期間に、階調画像データを表示するウィン
ドウ27に対応するタッチパネル7からの位置情報を蓄
積し、この複数の位置情報が入力された部位の階調値が
残りの部位の階調値と異なる二値画像データを生成す
る。また、この二値画像データの生成処理とともに、タ
イマ5から時刻を取得する。この二値画像データは手書
きデータ22として内蔵型記憶媒体3に記憶され、該時
刻は手書きデータ入力時刻23として内蔵型記憶媒体3
に記憶される。
【0048】なお、このような手書きデータ生成処理の
期間において、手書きデータ生成手段は、たとえば位置
情報が入力されるたびにそれをビデオメモリ4に書き込
む。これにより、タッチパネル7に対して書込みを行っ
ているユーザは、自分が手書き入力しているメッセージ
用の画像をリアルタイムで把握することができる。
【0049】ところで、手書きデータ22として記憶さ
れる階調画像データは、二値画像データに限られるもの
ではなく、三値以上の所謂多値画像データであってもよ
い。但し、このような多値画像データを手書きで入力さ
せる場合には、タッチパネル7からはその押圧された部
位の位置情報と共に、その押圧の圧力などの情報も出力
させ、これを利用して階調値を決定する必要がある。
【0050】また、手書きデータ入力時刻23として記
憶される入力時刻は、その後の表示制御や消去時に利用
されるものである。したがって、厳密な入力時刻である
必要は無く、実際の入力処理が行われた時刻と一定の相
関関係を有するものであればよい。
【0051】手書き表示更新プログラム19は、中央処
理装置1に実行されることで、上述した各種の機能と協
働してメッセージ表示システム内に手書き表示更新手段
を実現するものである。この手書き表示更新手段は、内
蔵型記憶媒体3に記憶されている複数の二値画像データ
を互いに異なる表示状態に加工し、これらを重ねた表示
画像データを生成するものである。なお、この実施の形
態1では、この手書き表示更新手段と表示機能とを合わ
せたものが表示手段となる。
【0052】具体的には、たとえば、手書き表示更新手
段は、周期的に、表示制御機能によるビデオメモリ4か
らの階調画像データの読み出しを禁止するとともに、ビ
デオメモリ4をリフレッシュした後で、内蔵型記憶媒体
3から入力時刻が古い方から順番に各二値画像データを
読み出し、それぞれを手書きデータ共通表示設定情報に
基づいて加工してビデオメモリ4に順次書き込む。
【0053】なお、表示制御機能によるビデオメモリ4
からの階調画像データの読み出しを禁止できないような
場合には、ビデオメモリ4と同サイズの記憶領域をメモ
リ2上に確保し、同様の処理をメモリ2上で行った後、
ビデオメモリ4に一括して書き込むようにするとよい。
【0054】手書きデータ共通表示設定情報24は、少
なくとも重ねて表示される二値画像データが互いに区別
して視認されるように重ね合わせるための表示情報であ
る。具体的には、たとえば、入力時刻からの経過時間に
応じた表示階調値(濃度)、入力時刻からの経過時間に
応じた色の彩度、入力時刻からの経過時間に応じた色の
明度、入力時刻からの経過時間に応じた表示サイズ(表
示倍率)、入力時刻からの経過時間に応じた表示位置
(二値画像データの原点位置)などがある。この他に
も、入力順に応じた二値画像データの表示色(色相)な
どもある。なお、この実施の形態1のメッセージ表示シ
ステムでは手書き入力のみが可能であるが、たとえばキ
ーボードなどからも入力することができるようなシステ
ム構成である場合には、フォントの種類やサイズなども
この手書きデータ共通表示設定情報24として設定する
とよい。
【0055】そして、このような手書きデータ共通表示
設定情報24に基づいて加工された複数の二値画像デー
タは、基本的には、上述したように少なくとも互いが区
別できるように重ね合わせられていれば良いが、好まし
くは、入力時刻が古いものほど表示画像データにおいて
目立たないように重ね合わせた方がよい。これにより、
複数の二値画像データを重ねているにもかかわらず、最
新の情報をはっきりと且つ容易に判別させることができ
る。特に、入力時刻からの経過時間を基準として表示を
制御した場合には、単に入力順のみで表示状態を変化さ
せた場合と異なり、それぞれの二値画像データの古さ
を、その背景との差や画像の大きさや位置に基づいて直
感的に判断することができる。
【0056】具体的には、たとえば、入力時刻からの経
過時間が長い二値画像データであるほど、背景に対して
目立たなくなる濃度(濃度差が少ない濃度)、背景に対
して目立たなくなる明度(明度差が少ない濃度)、背景
に対して目立たなくなる彩度(彩度差が少ない濃度)あ
るいは背景に対して目立たなくなる色相(色相差が少な
い濃度)を用い、入力時刻からの経過時間が長い二値画
像データであるほど、表示サイズが小さくあるいは表示
位置が中心からずれて端の方へ寄っているように手書き
データ共通表示設定情報24を設定するとよい。
【0057】あるいは、複数の二値画像データ同士の相
対的な入力順にしたがって、入力順が古いものほど、背
景に対して目立たなくなる濃度(濃度差が少ない濃
度)、背景に対して目立たなくなる明度(明度差が少な
い濃度)、背景に対して目立たなくなる彩度(彩度差が
少ない濃度)あるいは背景に対して目立たなくなる色相
(色相差が少ない濃度)を用い、入力順が古いものほ
ど、表示サイズが小さくあるいは表示位置が中心からず
れて端の方へ寄っているように手書きデータ共通表示設
定情報24を設定してもよい。
【0058】なお、このように表示画像の濃度、明度、
彩度あるいは色相を設定する場合には、これと合わせて
背景データの濃度、明度、彩度あるいは色相も設定でき
るようにしてもよい。
【0059】また、この実施の形態1では、入力時刻か
らの経過時間や、入力順を基準として表示状態を制御す
るための手書きデータ共通表示設定情報24を設定させ
ているが、この他にもたとえば、入力者などを基準とし
て表示状態を制御するための手書きデータ共通表示設定
情報24を設定させてもよい。これにより、手書きメッ
セージ内などに入力者の氏名を入力させなくとも、誰が
入力したメッセージであるのかを表示状態を見るだけで
容易に判断することができる。
【0060】そして、このように、ビデオメモリ4上に
古い二値画像データから順番に上書きしてゆくことで、
新しい二値画像データほど優先されて表示されることと
なり、最新の手書き入力を優先して表示させることがで
きる。
【0061】手書きデータ表示設定プログラム20は、
中央処理装置1に実行されることで、上述した各種の機
能と協働してメッセージ表示システム内に手書きデータ
表示設定手段を実現するものである。この手書きデータ
表示設定手段は、手書きデータ共通表示設定情報24を
設定するものである。
【0062】具体的には、たとえば、設定ボタン26が
操作されてから再度設定ボタン26が操作されるまでの
期間において、タッチパネル7からの位置情報が入力さ
れると、その位置に表示されている設定項目の手書きデ
ータ共通表示設定情報24を更新するものである。な
お、このような設定処理の期間において、手書きデータ
表示設定手段が更新された設定情報をビデオメモリ4に
書き込むようにすれば、設定を行っているユーザは、自
分が入力した設定情報をリアルタイムで把握することが
できる。
【0063】なお、表示画像データの更新周期や、各二
値画像データを内蔵型記憶媒体3に記憶させておく保持
時間なども設定できるようにしてもよい。
【0064】手書きデータ消去プログラム21は、中央
処理装置1に実行されることで、上述した各種の機能と
協働してメッセージ表示システム内に削除手段としての
手書きデータ消去手段を実現するものである。この手書
きデータ消去手段は、入力時刻から所定の保持期間を経
過すると、二値画像データを内蔵型記憶媒体3から消去
するものである。これにより、内蔵型記憶媒体3に記憶
されている二値画像データは自動的に整理されてゆくの
で、ユーザが一つ一つの二値画像データを消去する煩わ
しい処理をする必要が無くなる。また、消去された二値
画像データは、その次の表示画像データには反映されな
いので、必要な手書きメッセージのみをカラー液晶表示
装置6に表示させることができる。なお、内蔵型記憶媒
体3に記憶されている全ての二値画像データをカラー液
晶表示装置6に表示する必要はない。たとえば、最新の
数件の二値画像データのみを表示させるようにしてもよ
い。
【0065】なお、この実施の形態1では、二値画像デ
ータ毎に入力時刻を記憶し、この入力時刻から所定の経
過時間の経過後に該二値画像データを削除するようにし
ているが、他にも下記のような消去アルゴリズムが実施
できる。たとえば、最後の手書き入力時刻からの経過時
間が一定以上になったら古いものから順番に消去した
り、規定数の二値画像データが蓄積された状態におい
て、次の手書き入力時点において古いものから順番に消
去したりしてもよい。
【0066】次に、実施の形態1に係るメッセージ表示
システムの全体の動作について説明する。
【0067】図2は、図1に示すメッセージ表示システ
ムの全体動作を示すフローチャートである。
【0068】メッセージ表示システムの電源が投入され
ると、システム制御プログラム10の各プログラムが中
央処理装置1にて実行されるとともに、アプリケーショ
ン制御プログラム16が中央処理装置1にて実行され、
初期設定処理が行われる。具体的には、アプリケーショ
ン表示データ17として記憶されている背景のデータ、
ウィンドウ27のデータ、手書き入力ボタン25のデー
タ、設定ボタン26のデータなどがビデオメモリ4に書
き込まれる。これにより、背景上の所定の位置にウィン
ドウ27、手書き入力ボタン25、設定ボタン26など
が配置された階調画像データがビデオメモリ4にて生成
され、これがカラー液晶表示装置6に表示される(ステ
ップ:ST01)。
【0069】また、この初期設定処理が終了すると、ア
プリケーション制御プログラム16を実行する中央処理
装置1は、タッチパネル7からの入力情報の入力待ち状
態、および、タイマ5などからの割り込み待ち状態とな
る(ステップ:ST02,ST03,ST04,ST0
5)。
【0070】このような待ち状態において、設定ボタン
26に対応する部位の位置情報がタッチパネル7から出
力されると(ステップ:ST02)、この位置情報に基
づいて手書きデータ表示設定プログラム20が中央処理
装置1にて実行され、手書きデータ表示設定処理が行わ
れる。具体的には、手書きデータを表示するための各種
の設定項目や、それぞれの値を設定するためのボタン、
現在の設定値などが表示され、この状態でタッチパネル
7のボタンに対応する部位が押圧されると、その位置情
報に基づいてボタン操作が判定され、その設定項目の設
定値が更新される。この更新された設定値はビデオメモ
リ4に書き込まれ、ユーザはカラー液晶表示装置6にて
最新の設定状態を確認することができる(ステップ:S
T06)。
【0071】この手書きデータ表示設定処理が終了する
と、中央処理装置1は、手書き表示更新プログラム19
を実行する。この手書き表示更新処理では、具体的に
は、その時点での各二値画像データの経過時間に基づい
て手書きデータ共通表示設定データからそれぞれの設定
情報を抽出し、この抽出した設定情報を用いて各二値画
像データを古い順にビデオメモリ4に書き込む。また、
この手書き表示更新処理において、タイマ5に次回の表
示更新時刻をセットする。これにより、内蔵型記憶媒体
3に記憶されている複数の二値画像データを重ねてカラ
ー液晶表示装置6のウィンドウ内に表示することができ
る。なお、手書き入力する前に設定をした場合には、二
値画像データ自体が無いのでウィンドウ27内には何も
表示されない(ステップ:ST07)。
【0072】この手書きデータ表示設定処理および手書
き表示更新処理が終了すると、アプリケーション制御プ
ログラム16を実行する中央処理装置1は、タッチパネ
ル7からの入力情報の入力待ち状態、および、タイマ5
などからの割り込み待ち状態となる(ステップ:ST0
2,ST03,ST04,ST05)。
【0073】手書き入力ボタン25に対応する部位の位
置情報がタッチパネル7から出力されると(ステップ:
ST03)、この位置情報に基づいて手書きデータ生成
プログラム18が中央処理装置1にて実行され、手書き
データ生成処理が行われる。具体的には、ウィンドウ2
7に対応するタッチパネル7からの位置情報を蓄積して
二値画像データを生成する。また、次に手書き入力ボタ
ン25が操作されると、この二値画像データを入力時刻
とともに内蔵型記憶媒体3に記憶させる(ステップ:S
T08)。
【0074】また、この手書きデータ生成処理の後、手
書き表示更新処理が実行され(ステップ:ST07)、
これらの処理が終了すると、アプリケーション制御プロ
グラム16を実行する中央処理装置1は、タッチパネル
7からの入力情報の入力待ち状態、および、タイマ5な
どからの割り込み待ち状態となる(ステップ:ST0
2,ST03,ST04,ST05)。
【0075】表示更新時刻が来てタイマ5からタイマ割
込みが出力されると、中央処理装置1は、手書き表示更
新処理を実行する(ステップ:ST07)。そして、こ
のように手書き表示更新処理を周期的に繰り返すこと
で、各二値画像データは、その表示状態を変化させなが
らカラー液晶表示装置6に表示されることになる。
【0076】このように手書きデータ表示設定処理(ス
テップ:ST06)、手書きデータ生成処理(ステッ
プ:ST08)および手書き表示更新処理(ステップ:
ST07)が実行されている際に、たとえば手書きデー
タ生成処理の際に、タイマ5には生成した二値画像デー
タの消去時刻がセットされる。この消去時刻は、入力時
刻に保持期間を加算した時刻である。そして、この消去
時刻においてタイマ5からタイマ割込みが出力される
と、中央処理装置1は、手書きデータ消去プログラム2
1を実行する。具体的には、上記消去時刻をセットする
際に内蔵型記憶媒体3に記憶させた二値画像データを内
蔵型記憶媒体3から消去する(ステップ:ST09)。
【0077】また、この手書きデータ消去処理の後、手
書き表示更新処理が実行される(ステップ:ST0
7)。これにより、消去された二値画像データはカラー
液晶表示装置6の表示からも消去される。また、これら
の処理が終了すると、アプリケーション制御プログラム
16を実行する中央処理装置1は、タッチパネル7から
の入力情報の入力待ち状態、および、タイマ5などから
の割り込み待ち状態となる(ステップ:ST02,ST
03,ST04,ST05)。
【0078】図3は、図1に示すメッセージ表示システ
ム中のカラー液晶表示装置6に表示される表示画面の遷
移を示す表示画面例である。
【0079】この表示画面例では、表示画面の左側に手
書き入力ボタン25や設定ボタン26が表示され、表示
画面の右側に階調画像データを表示するウィンドウ27
が表示されている。このウィンドウ27内が表示画像デ
ータの表示エリアであり、この表示エリアに重なった領
域内が、手書き入力用の位置情報となる。
【0080】図3(A)に示すように、最初の手書きデ
ータ生成処理によって二値画像データが生成された後、
該最初の二値画像データは時間が経過するにしたがって
だんだんと縮小されて且つウィンドウ27内の左上側に
移動してゆく。これにより、カラー液晶表示装置6を見
た閲覧者は、手書きメッセージのサイズなどに基づいて
視覚的に且つ直感的に各手書きメッセージの新しさ(古
さ)を判断することができる。
【0081】そして、所定の時間が経過した時点で、二
番目の手書きデータ生成処理によって第二の二値画像デ
ータが生成されると、図3(B)に示すように、等倍表
示された第二の二値画像データの左上側に最初の二値画
像データが重ねられた表示となる。このように表示され
ている二値画像データのサイズを小さく且つ隅に移動さ
せることで、古い手書きメッセージがウィンドウ27内
に表示されていたとしても、新しいメッセージを書き込
む領域が自動的に生成される。したがって、新しい手書
きメッセージと古い手書きメッセージとを簡単に区別で
きるように入力させることができる。また、図面では表
現されていないが、入力順などに応じて各手書きメッセ
ージの色相なども区別できるように変更されているの
で、これら2つの手書きメッセージは、たとえ2つの手
書きメッセージが重なってしまっていたとしても、容易
に互いを区別することができるようになっている。
【0082】また、さらに所定の時間が経過した時点
で、三番目の手書きデータ生成処理によって第三の二値
画像データが生成されると、図3(C)に示すように、
等倍表示された第三の二値画像データの左上側に最初の
二値画像データおよび第二の二値画像データが重ねて表
示される。これら左上にずれた二値画像データ同士のサ
イズも、入力時刻からの経過時間に応じて異なるため、
三つの手書きメッセージがウィンドウ27内に重ねて表
示されていたとしても、互いを簡単に区別して容易にそ
れぞれの内容を把握することができる。また、図面では
表現されていないが、入力順などに応じて各手書きメッ
セージの色相なども区別できるように変更されているの
で、これら3つの手書きメッセージは、たとえ3つの手
書きメッセージが短い期間内に入力されて重なってしま
っていたとしても、容易に互いを区別することができる
ようになっている。
【0083】この実施の形態1のように、複数の手書き
メッセージにかかる二値画像データを、それぞれの入力
時刻からの経過時間に応じたサイズや色彩などを異なら
せて重ねて表示しているので、複数の一連の手書きメッ
セージを重ねてカラー液晶表示装置6に表示したとして
も、互いを区別して視認させてそれぞれのメッセージを
把握させることができる。
【0084】特に、カラー液晶表示装置6に複数の手書
きメッセージが同時に表示されているので、メッセージ
間のやりとりなどを容易に把握させることができ、手書
きで簡単に入力されたメッセージであったとしても、過
去のメッセージとの関係に基づいてそれぞれの意味内容
を容易に且つ正確に判定させることができる。
【0085】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2に係るメッセージ表示システムを示す構成図であ
る。
【0086】このメッセージ表示システムは、手書き入
力表示プログラム11として手書きデータ再表示プログ
ラム28が追加され、手書きデータ生成プログラム18
の動作時に手書きデータ入力時刻23に替えて手書きデ
ータ個別表示設定情報29が生成される。
【0087】手書きデータ個別表示設定情報29は、二
値画像データの生成時刻とともに、この二値画像データ
に関する各種の情報が格納されているデータベースであ
る。具体的には、たとえば、二値画像データ毎に、入力
時刻、内蔵型記憶媒体3上のロケーションなどととも
に、個別の表示設定情報、表示期間、消去時刻などが記
憶されている。この個別の表示設定情報は、たとえば手
書きデータ共通表示設定情報24の設定情報が初期値と
してロードされ、その後手書き入力後に入力者が必要に
応じて修正することで生成される。これにより、通常の
メッセージの入力時には何の設定操作をすることもな
く、重要なメッセージや緊急なメッセージなどにおいて
はそれぞれの重要度や緊急度などに応じて必要に応じて
表示期間や表示状態を変更することができる。
【0088】なお、個別の表示設定情報として表示開始
時刻、入力者なども設定できるようにしてもよい。これ
により、たとえば、家を不在とする場合であったとして
も、各種のメッセージを予め蓄積して所定のタイミング
において表示させたり、入力者毎に過去の二値画像デー
タを検索したりすることができる。
【0089】手書きデータ再表示プログラム28は、中
央処理装置1に実行されることで、各種の機能と協働し
てメッセージ表示システム内に再表示手段としての手書
きデータ再表示手段を実現するものである。この手書き
データ再表示手段は、たとえばカラー液晶表示装置6に
表示される図示外の履歴表示ボタンが操作される度に過
去の二値画像データを新しいものから順番に表示するも
のである。
【0090】そして、この過去の二値画像データの表示
の際には、それぞれを単独で表示するよりも、それより
も古い二値画像データを重ねて表示するとよい。このよ
うに敢えて過去の二値画像データを重ねて表示すること
で、最初の表示の際においても敢えて過去の二値画像デ
ータを重ねて表示画像データとしての絵を構成している
ことと併せて、カラー液晶表示装置6に過去に見た絵の
イメージをそのままに再現することができ、ユーザはメ
ッセージ自体を読むことなく絵的に目的とする手書きメ
ッセージを効率よく且つ確実に検索することができる。
【0091】したがって、家庭内で利用する電子掲示装
置などとしてこのメッセージ表示システムを利用するよ
うな場合のように、同じような手書きメッセージが繰り
返し入力されていたとしても、メッセージの内容として
はほぼ同一なものであったとしても、これらを容易に判
別することが可能となる。そして、このように絵のイメ
ージにて再表示を可能とすることで、日時の意識が薄い
幼児であったとしても、何時見たメッセージであるのか
を正確に思い出せないような場合であっても、所望のメ
ッセージを検索して再表示させることができる。つま
り、このような再表示の仕方は、たとえば入力時刻を二
値画像データの中に組み込んで表示させるようなやり方
に比べて有効である。
【0092】次に、アプリケーション制御プログラム1
6を実行する中央処理装置1による全体の制御について
説明する。
【0093】図5は、図4に示すメッセージ表示システ
ムの全体動作を示すフローチャートである。
【0094】アプリケーション制御プログラム16を実
行する中央処理装置1は、電源投入後の初期設定処理が
終了すると、タッチパネル7からの入力情報の入力待ち
状態、および、タイマ5などからの割り込み待ち状態と
なる(ステップ:ST02,ST03,ST04,ST
05,ST10)。
【0095】そして、履歴表示ボタンに対応する部位の
位置情報がタッチパネル7から出力されると(ステッ
プ:ST10)、この位置情報に基づいて手書きデータ
再表示プログラム18が中央処理装置1にて実行され、
手書きデータ再表示処理が行われる。具体的には、履歴
表示ボタンが操作される度に、現在表示されている二値
画像データの1つ前の二値画像データを表示する。この
とき、各二値画像データにはその直前の二値画像データ
が重ね合わされて表示される。これにより、ユーザは過
去の二値画像データを効率よく検索することができる
(ステップ:ST11)。
【0096】なお、この実施の形態2でのメッセージ表
示システムのその他の全体動作は、実施の形態1の全体
動作から一部変更されている。具体的には、この実施の
形態2では、手書きデータ個別表示設定情報29として
消去時刻とともに表示期間が設定されており、二値画像
データの消去時には該二値画像データは既に表示されて
いないので、手書きデータ消去処理(ステップ:ST0
9)が終了するとただちに、タッチパネル7からの入力
情報の入力待ち状態、および、タイマ5などからの割り
込み待ち状態となる(ステップ:ST02,ST03,
ST04,ST05,ST10)。
【0097】これ以外の各構成要素及び動作は実施の形
態1と同様であり説明を省略する。
【0098】この実施の形態2のように、複数の手書き
メッセージにかかる二値画像データを、それぞれの入力
時刻からの経過時間に応じたサイズや色彩などを異なら
せて重ねて表示しているので、複数の一連の手書きメッ
セージが重ねてカラー液晶表示装置6に表示されていた
としても、互いを区別して視認させて各メッセージを認
識させることができる。
【0099】特に、複数の手書きメッセージが同時に表
示されているので、メッセージ間のやりとりなどを容易
に把握させることができ、手書きで簡単に入力されたメ
ッセージであったとしても、過去のメッセージとの関係
に基づいてそれぞれの意味内容を容易に且つ正確に判定
させることができる。
【0100】以上の実施の形態は、本発明の好適な実施
の形態であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜変更が可能である。
【0101】たとえば、以上の実施の形態では、各二値
画像データは、基本的にその入力時刻からの経過時間の
みに従って表示状態が制御されているが、次の手書きデ
ータの入力などにしたがって表示状態が制御されても、
あるいはこれら時刻と次入力との両方に基づいて表示状
態が制御されても良い。
【0102】また、重ねて表示する二値画像データの個
数を3つとした場合を例として説明しているが、重ね合
わせる二値画像データの個数は2つであっても、4つ以
上であってもよい。しかしながら、重ねて表示する二値
画像データの個数が多くなってくると、各二値画像デー
タのサイズ、位置、色情報、濃度などを制御して区別さ
せようとしたとしてもカラー液晶表示装置6の表示にお
いて互いを区別し難くなってくるので、より多くのメッ
セージを表示させたい場合には、ウィンドウ27自体を
分けたり、一定以上前の画像については入力時刻やメッ
セージの入力者や指定閲覧者などをツリー表示させると
ともに、ツリーから選択されたメッセージをウィンドウ
27に表示させるようにするとよい。
【0103】次に、以上の実施の形態では、重ねて表示
する二値画像データの色相、輝度、明度、彩度、濃度、
サイズ、位置を制御する場合について説明したが、これ
らの全てを互いに異ならせる必要は無く、単色液晶表示
装置などを利用する場合などにおいては濃度のみを制御
するようにしてもよい。
【0104】更に、以上の実施の形態では、内蔵型記憶
媒体3に記憶することができる二値画像データの上限を
設けていないが、上限を設定してもよい。
【0105】
【発明の効果】本発明では、メッセージを一瞥するだけ
でその意味内容を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るメッセージ表示
システムを示す構成図である。
【図2】 図1に示すメッセージ表示システムの全体動
作を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示すメッセージ表示システム中のカラ
ー液晶表示装置に表示される表示画面の遷移を示す表示
画面例である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るメッセージ表示
システムを示す構成図である。
【図5】 図4に示すメッセージ表示システムの全体動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置(メッセージ表示装置) 2 メモリ 3 内蔵型記憶媒体 4 ビデオメモリ 5 タイマ 6 カラー液晶表示装置(表示部材、液晶表示部材) 7 タッチパネル(入力部材、感圧部材) 8 I/Oポート 9 システムバス 10 システム制御プログラム(メッセージ表示プログ
ラム) 11 手書き入力表示プログラム(メッセージ表示プロ
グラム) 12 実行プログラム管理プログラム 13 表示制御プログラム 14 割り込み制御プログラム 15 入力操作判定プログラム 16 アプリケーション制御プログラム 17 アプリケーション表示データ 18 手書きデータ生成プログラム 19 手書き表示更新プログラム 20 手書きデータ表示設定プログラム 21 手書きデータ消去プログラム 22 手書きデータ 23 手書きデータ入力時刻 24 手書きデータ共通表示設定情報 25 手書き入力ボタン 26 設定ボタン 27 ウィンドウ 28 手書きデータ再表示プログラム 29 手書きデータ個別表示設定情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緑川 浩司 東京都渋谷区道玄坂一丁目14番6号 株式 会社ケンウッドデザイン内 Fターム(参考) 5B068 AA05 CD02 5E501 AA02 AA04 BA03 CA04 CB05 EB19 FA13 FA23 FB03 FB04 FB23 FB28 FB43

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材から入力されるメッセージを表
    示部材に表示させるメッセージ表示装置であって、 上記入力部材から出力される入力情報に基づいて階調画
    像データを生成する画像生成手段と、 上記画像生成手段によって生成された階調画像データを
    複数個記憶する記憶部材と、 上記記憶部材に記憶されている所定数の階調画像データ
    を、互いのメッセージを区別することができるように上
    記表示部材に表示させるための表示画像データを生成
    し、これを上記表示部材へ出力する表示手段と、を備え
    ることを特徴とするメッセージ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、各階調画像データの経
    過時間、最後に生成した階調画像データの経過時間、あ
    るいは、次の新たな階調画像データの生成処理に応じ
    て、各階調画像データの表示状態を変化させることを特
    徴とする請求項1記載のメッセージ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記階調画像データの
    入力順において古いものほど、前記表示部材に重ねて表
    示される際の濃度、明度、彩度あるいは色相が背景に対
    して目立たなくなるように表示状態が変化することを特
    徴とする請求項1又は2記載のメッセージ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記階調画像データの
    入力順において古いものほど、前記表示部材に重ねて表
    示される際の画像のサイズが小さくなるようにあるいは
    表示位置が前記表示部材の中心からずれるように表示状
    態が変化することを特徴とする請求項1又は2記載のメ
    ッセージ表示装置。
  5. 【請求項5】 過去の階調画像データを、前記表示手段
    における表示状態を再現して表示する再表示手段を設け
    たことを特徴とする請求項3又は4記載のメッセージ表
    示装置。
  6. 【請求項6】 所定の保持期間が経過した階調画像デー
    タを前記記憶部材から削除する削除手段を設けたことを
    特徴とする請求項1から5の中のいずれか1項記載のメ
    ッセージ表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の中のいずれか1項記載
    の前記メッセージ表示装置と、 前記メッセージ表示装置から出力される表示画像データ
    を表示する液晶表示部材と、 上記液晶表示部材に重ねて配設され、圧力が印加された
    部位の位置情報を前記メッセージ表示装置へ出力する感
    圧部材と、を備え、 前記メッセージ表示装置の前記画像生成手段は、階調画
    像データとして、上記位置情報が入力された部位の階調
    値が残部の階調値とは異なる二値画像データを生成する
    ことを特徴とするメッセージ表示システム。
  8. 【請求項8】 入力部材から入力されるメッセージを表
    示部材に表示させるメッセージ表示方法であって、 入力部材から出力される入力情報に基づいて階調画像デ
    ータを生成するとともにこれを保存し、 保存されている複数の階調画像データを、互いのメッセ
    ージを区別することができるように重ね合わせた表示画
    像データを生成し、 上記表示画像データを上記表示部材へ出力することを特
    徴とするメッセージ表示方法。
  9. 【請求項9】 前記各階調画像データは、それぞれの階
    調画像データの経過時間、最後に生成した階調画像デー
    タの経過時間、あるいは、次の新たな階調画像データの
    生成処理に応じてその表示状態が変化することを特徴と
    する請求項8記載のメッセージ表示方法。
  10. 【請求項10】 前記表示画像データにおいて重ねあわ
    される複数の前記階調画像データは、前記階調画像デー
    タの入力順において古いものほど、濃度、明度、彩度あ
    るいは色相が背景に対して目立たなくなるように表示状
    態が変化することを特徴とする請求項8又は9記載のメ
    ッセージ表示方法。
  11. 【請求項11】 前記表示画像データにおいて重ねあわ
    される複数の前記階調画像データは、前記階調画像デー
    タの入力順において古いものほど、画像のサイズが小さ
    くなるようにあるいは表示位置が中心からずれるように
    表示状態が変化することを特徴とする請求項8又は9記
    載のメッセージ表示方法。
  12. 【請求項12】 入力部材、記憶部材および表示部材を
    備えるコンピュータに、 上記入力部材から出力される入力情報に基づいて階調画
    像データを生成して上記記憶部材に記憶させる画像生成
    手段と、 上記記憶部材に記憶されている所定数の階調画像データ
    を、互いのメッセージを区別することができるように重
    ね合わせた表示画像データを生成し、これを上記表示部
    材へ出力する表示手段と、を実現させるためのメッセー
    ジ表示プログラム。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、各階調画像データの
    経過時間、最後に生成した階調画像データの経過時間、
    あるいは、次の新たな階調画像データの生成処理に応じ
    て、各階調画像データの表示状態を変化させることを特
    徴とする請求項12記載のメッセージ表示プログラム。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、前記階調画像データ
    の入力順において古いものほど、前記表示部材に重ねて
    表示される際の濃度、明度、彩度あるいは色相が背景に
    対して目立たなくなるように表示状態が変化することを
    特徴とする請求項12又は13記載のメッセージ表示プ
    ログラム。
  15. 【請求項15】 前記表示手段は、前記階調画像データ
    の入力順において古いものほど、前記表示部材に重ねて
    表示される際の画像のサイズが小さくなるようにあるい
    は表示位置が前記表示部材の中心からずれるように表示
    状態が変化することを特徴とする請求項12又は13記
    載のメッセージ表示プログラム。
  16. 【請求項16】 過去の階調画像データを、前記表示手
    段における表示状態を再現して表示する再表示手段を実
    現させることを特徴とする請求項12又は13記載のメ
    ッセージ表示プログラム。
  17. 【請求項17】 所定の保持期間が経過した階調画像デ
    ータを前記記憶部材から削除する削除手段を設けたこと
    を特徴とする請求項12から16の中のいずれか1項記
    載のメッセージ表示プログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522631A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ビデオ・ベースの手書き入力方法および装置
JP2010218105A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Kyocera Corp 電子機器及びメッセージ表示システム
JP2011028619A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Dainippon Printing Co Ltd ストローク再生装置及びプログラム
JP2015018426A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 シャープ株式会社 情報表示装置
JP2021140549A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 サイボウズ株式会社 表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム

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