JP2011039435A - 照明装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】偏光方向の揃った偏光光を均一化させるために、ロッドインテグレーターに入射させる場合において、ロッドインテグレーター内での偏光方向の乱れが少なく、光利用効率の高い照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】偏光方向の揃った光を射出する光源10と、光源側の入射口20aから入射した光を他方側の射出口20bに導光して射出するロッドインテグレーター20と、を有し、ロッドインテグレーター20は、自身の中心軸に対して垂直な方向において、内側よりも外側の方が相対的に低い屈折率の材料で覆われていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】偏光方向の揃った光を射出する光源10と、光源側の入射口20aから入射した光を他方側の射出口20bに導光して射出するロッドインテグレーター20と、を有し、ロッドインテグレーター20は、自身の中心軸に対して垂直な方向において、内側よりも外側の方が相対的に低い屈折率の材料で覆われていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置およびプロジェクターに関するものである。
大画面映像を表示可能な装置の一つとして、映像情報に応じて光学像を形成する小型の光変調素子を照明装置からの光で照明し、その光学像を投写レンズによりスクリーン等へ拡大表示するプロジェクターが実用化されている。
プロジェクターの照明装置は、輝度ムラを生じさせないため、光変調素子を均一な光強度分布で照明する必要がある。しかし一方で、通常の照明装置では、例えばランプ形状に起因して生じるランプ発光点の影や、ランプの発光点からの相対的な距離の違い、などにより、被照明面内で均一の光強度分布を有さない場合が多い。
そのため多くの場合、照明装置から射出される光は、照度均一化光学系を透過させることで、光強度分布が均一化される。例えば特許文献1では、様々な入射角で入射する光を反射させながら伝播し、射出面において様々な入射角で内部に入射する光を互いに重畳させることで光強度分布を均一化させるロッドインテグレーターが記載されている。
しかしながら、上記方法においては、光量を均一化させる光が偏光方向の揃った偏光光である場合に問題がある。すなわち、偏光光をロッドインテグレーターに入射させると、ロッドインテグレーター内で全反射を繰り返す際に偏光の振動方向が光軸周りで回転してしまうため、偏光方向が乱れてしまい、元の偏光状態を維持できない。
特に、ロッドインテグレーターから射出した光を用いて液晶パネルを照射する場合、偏光方向の揃った光を用いる必要があるが、ロッドインテグレーター内で偏光方向が乱れてしまうため、射出される光のうち偏光方向がそろった一部の光しか利用ができない。その結果、被照射面内で光量は均一化されるものの全体として光利用効率が低下し、光量の減衰が大きくなってしまう。このため、ある程度の光量を確保して液晶パネルを照射するためには、光利用効率を考慮して光源の発光量を増加させる必要があり、無用に投入電力が増加してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、偏光方向の揃った偏光光を均一化させるために、ロッドインテグレーターに入射させる場合において、ロッドインテグレーター内での偏光方向の乱れが少なく、光利用効率の高い照明装置を提供することを目的とする。また、このような照明装置を備えたプロジェクターを提供することを合わせて目的とする。
発明者は、検討を重ねた結果、ロッドインテグレーターの内壁における光の反射時に、内壁に対する侵入角が小さいほど偏光方向のずれが大きくなることが分かった。
たとえば、ガラス材料を用いて形成される通常のロッドインテグレーターの場合、ガラスと外部の空気との界面において、屈折率差に起因した全反射を生じ、内部に入射する光を導光する。しかしこの際、全反射時の内壁への入射角が小さいほど、偏光方向がずれてしまう。
そこで発明者は、上記の課題を解決するため、全反射が可能な臨界角を大きくすることで、大きな侵入角で内壁に入射する光のみ反射させて導光し、射出口で重畳させるロッドインテグレーターの構成に思い至った。すなわち、本発明の照明装置は、偏光方向の揃った光を射出する光源と、前記光源側の入射口から入射した前記光を他方側の射出口に導光して射出するロッドインテグレーターと、を有し、前記ロッドインテグレーターは、自身の中心軸に対して垂直な方向において、内側よりも外側の方が相対的に低い屈折率の材料で覆われていることを特徴とする。
この構成によれば、ロッドインテグレーターを形成する屈折率の異なる材料間(屈折率>1)で生じる偏光方向のずれは、単一材料で形成されたロッドインテグレーターと空気(屈折率≒1)との界面において生じる全反射によって生じる偏光方向のずれよりも小さくなるため、光源から射出される偏光の偏光方向のずれを抑制して偏光状態を保持し、且つ均一化させた光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
この構成によれば、ロッドインテグレーターを形成する屈折率の異なる材料間(屈折率>1)で生じる偏光方向のずれは、単一材料で形成されたロッドインテグレーターと空気(屈折率≒1)との界面において生じる全反射によって生じる偏光方向のずれよりも小さくなるため、光源から射出される偏光の偏光方向のずれを抑制して偏光状態を保持し、且つ均一化させた光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
本発明においては、前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸と重なって延在する中心層と、前記中心層に接し前記中心軸周りの全周を覆う外層と、を有し、前記外層は、前記中心層よりも屈折率が低い材料で設けられていることが望ましい。
この構成によれば、中心層と外層との屈折率差は、中心層と空気(屈折率≒1)との屈折率差よりも小さくなるため、中心層と外層との界面における臨界角が広がる。したがって、大きな侵入角で内壁に入射する光のみ選択的に反射させ重畳させて光量を均一化させることができ、偏光状態を保持した光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
この構成によれば、中心層と外層との屈折率差は、中心層と空気(屈折率≒1)との屈折率差よりも小さくなるため、中心層と外層との界面における臨界角が広がる。したがって、大きな侵入角で内壁に入射する光のみ選択的に反射させ重畳させて光量を均一化させることができ、偏光状態を保持した光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
本発明においては、前記外層は、前記中心軸周りに同心状に積層された複数の層を有し、前記複数の層は、前記中心軸に近い層よりも遠い層の方が相対的に低い屈折率を呈することが望ましい。
この構成によれば、中心層と中心層に接する層(第1外層)との界面において反射せず透過した光は、当該界面において屈折し第1外層に侵入する。この第1外層に侵入した光は、第1外層の外側に接する層(第2外層)との界面において、当該界面における臨界角よりも大きな入射角で入射する場合には全反射し、射出口へ導光される。したがって、外層を複数層とすることで、偏光状態を保持した光を重畳させつつ、光の利用効率をあげることができる。
この構成によれば、中心層と中心層に接する層(第1外層)との界面において反射せず透過した光は、当該界面において屈折し第1外層に侵入する。この第1外層に侵入した光は、第1外層の外側に接する層(第2外層)との界面において、当該界面における臨界角よりも大きな入射角で入射する場合には全反射し、射出口へ導光される。したがって、外層を複数層とすることで、偏光状態を保持した光を重畳させつつ、光の利用効率をあげることができる。
本発明においては、前記外層を構成する層は、前記光の波長以上の厚みを有することが望ましい。
図11に示すように、界面Sに入射する光Lが全反射する際には、界面Sと光Lの入射面との関係において決まる光Lのp偏光成分は、界面Sにおいて反射するものの、s偏光成分は界面Sから長さd程度にじみ出るエバネッセント光となった後に反射する。全反射時には、このエバネッセント光によるs偏光成分とp偏光成分との位相差に起因して、偏光方向のずれが生じる(例えば、「光学の原理I」東海大学出版会,p.76を参照)。
図11に示すように、界面Sに入射する光Lが全反射する際には、界面Sと光Lの入射面との関係において決まる光Lのp偏光成分は、界面Sにおいて反射するものの、s偏光成分は界面Sから長さd程度にじみ出るエバネッセント光となった後に反射する。全反射時には、このエバネッセント光によるs偏光成分とp偏光成分との位相差に起因して、偏光方向のずれが生じる(例えば、「光学の原理I」東海大学出版会,p.76を参照)。
ここで、長さdは入射する光Lの波長程度であると言われているため、複数の層の各々が波長よりも薄く形成されていると、エバネッセント光が更に外側の層との界面に達し、当該界面において更にエバネッセント光を伴う反射を生じてしまうため、位相のずれ(偏光方向のずれ)が複雑化し拡大するおそれがある。しかし、この構成によれば、光の波長以上の厚みとしているため、良好な反射状態を保持し、偏光のずれを抑制した照明装置とすることができる。
なお、「外層を構成する層」とは、外層が単層構造である場合には、当該外層を指し、外層が複数層である場合には、複数層の各層を指す。
本発明においては、前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸に対して垂直な方向において、屈折率が連続的に低下する屈折率分布を有することが望ましい。
この構成によれば、屈折率分布(屈折率差)に起因して光を歪曲させるため、全反射によって生じる位相のずれが無く、理想的に偏光状態を保持して均一化させた光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
この構成によれば、屈折率分布(屈折率差)に起因して光を歪曲させるため、全反射によって生じる位相のずれが無く、理想的に偏光状態を保持して均一化させた光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
本発明においては、前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸に対して垂直な方向における最外部に、光吸収層を有することが望ましい。
この構成によれば、ロッドインテグレーター内を伝播しない光を吸収するため、開口部以外の箇所から外部に光が漏れることがない。そのため、迷光の発生を防ぐことができる。
この構成によれば、ロッドインテグレーター内を伝播しない光を吸収するため、開口部以外の箇所から外部に光が漏れることがない。そのため、迷光の発生を防ぐことができる。
また、本発明のプロジェクターは、上述の照明装置と、前記照明装置から射出される光の偏光方向に対応して配置され該光を変調する液晶パネルと、前記液晶パネルによって変調された光を投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、上述の照明装置を備えることにより、偏光方向を保持した状態で照度が均一化された光を、液晶パネルを照明する照明光として用いることができるため、光の利用効率を高めたプロジェクターとすることができる。
この構成によれば、上述の照明装置を備えることにより、偏光方向を保持した状態で照度が均一化された光を、液晶パネルを照明する照明光として用いることができるため、光の利用効率を高めたプロジェクターとすることができる。
本発明においては、前記ロッドインテグレーターの形成材料の屈折率に基づいて、前記ロッドインテグレーターの射出口からの前記光の拡散角が、前記投写光学系のF値に対応する限界利用角度以下となるように設定されていることが望ましい。
ロッドインテグレーターから射出される光の拡散角は、ロッドインテグレーター内部に形成される界面における臨界角や、屈折率分布に起因して歪曲する光の接線とロッドインテグレーターの中心軸との角度に基づいて規定される。また、「限界利用角度」とは、ロッドインテグレーターの後段に配置された投写光学系までを含む光学系が取り込み可能な角度を指す。本構成では、形成材料の屈折率を制御することにより、拡散角が限界利用角度以下となるように制御されるため、光学系の大幅な設計変更を行う必要がなく、光学系を固定したまま、容易に偏光保存と高い光利用効率とを両立するプロジェクターを提供することができる。
ロッドインテグレーターから射出される光の拡散角は、ロッドインテグレーター内部に形成される界面における臨界角や、屈折率分布に起因して歪曲する光の接線とロッドインテグレーターの中心軸との角度に基づいて規定される。また、「限界利用角度」とは、ロッドインテグレーターの後段に配置された投写光学系までを含む光学系が取り込み可能な角度を指す。本構成では、形成材料の屈折率を制御することにより、拡散角が限界利用角度以下となるように制御されるため、光学系の大幅な設計変更を行う必要がなく、光学系を固定したまま、容易に偏光保存と高い光利用効率とを両立するプロジェクターを提供することができる。
以下、図1〜図8を参照しながら、本発明の実施形態に係る照明装置および照明装置を有するプロジェクターについて説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の照明装置1および照明装置1を有するプロジェクター100を示す概略図である。
照明装置1は、偏光方向の揃った光を射出する光源10と、光源10から射出された光が光源側の入射口20aから内部に入射し他方の射出口20bから射出して照度分布を均一化するロッドインテグレーター20と、を有する。ロッドインテグレーター20は、中心層21が中心層21よりも低屈折率の形成材料で形成された外層22で覆われた構成となっている。
そして、プロジェクター100は、照明装置1から射出された光を集光するコンデンサーレンズ30と、集光された光を変調する液晶パネル40と、変調された光を投射する投写レンズ(投写光学系)50と、を有している。
以下、これらの構成について説明する。
以下、これらの構成について説明する。
まず、光源10A(10)は、発光部11と集光レンズ12と偏光変換素子13とを有しており、全体として偏光方向の揃った光を射出する構成となっている。
発光部11は、例えばUHPランプやLEDのような通常知られた光源を用いることができる。本実施形態では、発光部として1mm×1mmのLEDを用いる。集光レンズ12は、射出角の広がりの大きい発光部11から出た光を、略平行光に成形する機能を有している。
集光レンズ12で平行光とされた光は、偏光変換素子13に入射する。偏光変換素子13は、入射する光をP偏光とS偏光とに分離し、P偏光およびS偏光のうちいずれか一方の偏光方向を他方の偏光の偏光方向と揃えて出射する機能を有している。
図2は、偏光変換素子13の説明図である。図に示す様に、偏光変換素子13は、光Lのうち例えばp偏光成分を透過させ、s偏光成分を反射させる偏光ビームスプリッター膜(以下、PBS膜)131と、反射膜132と、s偏光をp偏光に変換するλ/2位相差膜133と、を有している。
偏光変換素子13に入射した光Lは、まず、光Lの光軸に対して約45度の傾きをなして設けられたPBS膜131によってs偏光とp偏光とに分離される。PBS膜131は、p偏光(図中、符号P2で示す)を透過させると共に、s偏光をPBS膜131の表面に対して約45度の方向に反射させる。
反射されたs偏光の向かう先には、当該s偏光の光軸に対して約45度の傾きをなして設けられた反射膜132が設けられており、s偏光は、PBS膜131で分離されたp偏光の進行方向と同方向に向きを変え、λ/2位相差膜133を透過することにより、p偏光(図中、符号P1で示す)に揃えた略平行光として射出される。もちろん、PBS膜131の構成により、上述したs偏光とp偏光との関係がすべて入れ替わり、光Lをs偏光に揃えて射出する構成も可能である。
ここで、偏光変換素子13に入射する光Lが、光Lの光軸に垂直な方向に光強度(輝度)の分布を有していないとしても、偏光変換素子13を透過することによって得られる2種のp偏光P1,P2は、光路上で受ける光学的な作用や光路長が異なるために、光強度に差が生じる。また、通常の発光部11から射出される光は、光Lの光軸に垂直な方向に光強度分布を有している。
そのため、偏光変換素子13を透過させ偏光状態が揃った光を用い、液晶パネル40の照射面内を均一な光強度で照射するため、ロッドインテグレーター20を透過させ、光強度の均一化を行う。
図3から5は、ロッドインテグレーター20についての説明図である。まず、通常知られているように、ロッドインテグレーターは、一端側の開口部から内部に入射する光を、内壁で様々な角度で反射させながら伝播させ、様々な角度で反射した光を重畳させながら他端側の開口部から射出することにより、光強度の均一化を行っている。
図3,4は、ロッドインテグレーターの内部での光の反射における、内壁に対する光の入射角と、反射によって生じる光の位相変化と、の関係についてのシミュレーション結果を示したグラフである。図4は図3を一部拡大表示したグラフになっている。
図では、横軸をロッドインテグレーターの内壁に対する入射角(単位:度)、縦軸を当該入射角で全反射した場合に生じる偏光方向のずれ(単位:度)を示している。また、複数のプロットは臨界角の違いによる影響を示している。臨界角の違いとは、すなわち全反射を生じる界面を挟んで接する2つの層の屈折率差と相関しており、屈折率差が小さい場合には臨界角が大きく、屈折率差が大きい場合には臨界角が小さくなる。
シミュレーション結果によれば、いずれの臨界角を示す界面であっても、入射角が大きいほど生じる位相差(偏光方向のずれ)が小さいことが分かる。また、同じ入射角の光を全反射したとしても、臨界角が大きい界面(屈折率差の小さい界面)ほど生じる位相差が小さいことが分かる。
すなわち、このシミュレーション結果から、偏光方向のずれを抑制するためには、ロッドインテグレーターの内壁は、全反射の臨界角が大きくなるように設計すると良いことが分かる。
図5は、上述の思想に基づいて、設計されたロッドインテグレーター20の説明図であり、延在方向に平行な平面での断面図である。ロッドインテグレーター20A(20)は、一方向に延在する棒状の全体形状を有しており、延在方向と同方向に設定されるロッドインテグレーター20の中心軸Aと重なる中心層21と、中心層21に接し中心層21の中心軸A周りの全周を覆う外層22と、中心層21周りの全周を覆う光吸収層29と、を有している。光吸収層29は、例えば黒色顔料を分散させた樹脂材料を用いて形成することができる。
ロッドインテグレーター20Aの中心軸Aに垂直な断面形状は、任意に設定することが可能であるが、照明対象である液晶パネル40の被照射面と相似形となっている方が光の利用効率が良いため好ましい。本実施形態では矩形となっている。
中心層21は、透光性を有する材料、例えば光学ガラスの角柱により形成されている。本実施形態では、屈折率1.59の光学ガラスを形成材料とし、断面形状が7.1mm×5.3mmの矩形、長さが70mmの角柱状の部材を用いている。ロッドインテグレーター20Aに入射する光は、中心層21の内部を導光し射出される。
外層22は、透光性を有し、且つ中心層21よりも低屈折率の形成材料を用いて形成されている。本実施形態では、屈折率1.52のアクリル樹脂を用いて形成されている。
外層22の厚さについては、少なくとも導光する光の波長よりも厚く形成すると良い。このようにすることで、界面におけるエバネッセント光のしみ出しが外層22の内部でのみ生じるため、全反射による位相のずれが複雑化するおそれが無くなる。この理由から、外層22の厚さは1μm程度あれば十分であるが、作りやすさや製造時の厚さバラツキ等を考慮して、適宜厚く設定することができる。本実施形態の外層22は、厚さ50μmに形成されている。
このようなロッドインテグレーター20Aに光が入射すると、中心層21と外層22との界面S1における臨界角よりも大きな入射角で入射する光L1は、界面S1において全反射する。一方で、臨界角よりも小さな入射角で入射する光L2は、界面S1において屈折しながら界面S1を透過し、光吸収層29で吸収される。
本実施形態のロッドインテグレーター20Aでは、中心層21の屈折率が1.59、外層22の屈折率が1.52であるため、スネルの法則により界面S1における臨界角は73度と算出される。図4より、この臨界角で界面S1に入射する光が受ける最大位相差は、5.1度である。
対して、中心層21のみで構成された従来のロッドインテグレーターの構成の場合には、空気(屈折率≒1)との界面における臨界角は39度と算出され、図3より、生じる最大位相差は51度となる。
ロッドインテグレーターの内部における反射は、射出されるまでに複数回生じ、各反射においてそれぞれ上述の位相差が生じる。そのため、本発明の構成のロッドインテグレーター20Aは、従来の構成と比べ位相差の発生を防ぎ、偏光の乱れを抑制できることが分かる。
また、ロッドインテグレーター20は、長さが70mmとなっている。通常、ロッドインテグレーター内に入射する光は、内部で3回以上反射すると略均一な光強度分布になると言われている。しかし、上述のように、偏光方向のずれは反射を繰り返すことにより拡大する。そのため、ロッドインテグレーター内での反射を必要最小限とするため、反射回数が3回となるように長さを設定している。
具体的には、界面S1における臨界角73度と、中心層21の断面のうち長い辺の長さ7.1mmと、を用い、3回の反射を実現する長さとして、tan73°×7.1×3≒70mmとして算出することができる。
対して、本願のロッドインテグレーターと類似した構成を有する光ファイバーでは、モード遅延と伝送パワーとを両立するために屈折率が制御され、内部に入射する光は、内部で無数に反射しながら伝送される。そのため、偏光保存が不可能となっている。
図1に戻って、照明装置1からは、中心層21と外層22との界面における臨界角と、中心層21の屈折率に基づく拡散角で拡散しながら、重畳された光が射出される。
すなわち、ロッドインテグレーター20内を伝わる光は、界面における臨界角が73度であるならば、ロッドインテグレーター20の中心軸方向から最大17度の広がりを有して射出口20bに達し、更に、射出口20bから射出される際に界面において屈折することにより、ロッドインテグレーター20の中心軸方向から最大28度の広がりを有して射出される。
そして、照明装置1から射出された光は、コンデンサーレンズ30によって集光される。コンデンサーレンズ30は、当該光を液晶パネル40に結像する機能を有する。本実施形態のコンデンサーレンズ30は、倍率2.0倍のものを用いる。ロッドインテグレーター20の中心軸方向から最大28度の拡散角で射出口20bから射出された光は、コンデンサーレンズ30を介することによって、同中心軸方向に対して最大14度の角度で集光する。
液晶パネル40は、入射する偏光を変調し画像を形成する。本実施形態の液晶パネル40は、照明装置1から射出される直線偏光の偏光方向に対して、自身が備える偏光板の偏光軸を垂直または平行となるように配置されている。このような配置とすることで、光の利用効率を高めることが出来る。また、ロッドインテグレーター20が有する光吸収層29において迷光を吸収しているため、液晶パネル40を意図せず照射する漏れ光が生じず、コントラストを低下させることがない。本実施形態では、14.2mm×10.7mm(0.7型)の液晶パネルを用いる。
液晶パネル40で変調された光は、投写レンズ50で投写され、例えばスクリーン上に拡大画像を表示する。投写レンズ50は、F値が2.0のものを用いる。
ここで、ロッドインテグレーター20から射出される光の拡散角は、投写レンズ50のF値と対応する限界利用角度以下となるように設計されている。「限界利用角度」とは、ロッドインテグレーターの後段に配置された投写光学系までを含む光学系が取り込み可能な角度を指す。すなわち、従来知られたインテグレーターを備えた照明装置を用い、コンデンサーレンズ、投写レンズなどの後段の光学系が規定されているプロジェクターに、本願の照明装置を適応する場合、後段の光学系の設計変更を行い照明装置に適応させるのではなく、ロッドインテグレーター20の設計を制御し、投写レンズ50のF値と対応させる。
ロッドインテグレーター20から射出される光の最大拡散角は、内部での臨界角に対応しており、臨界角は中心層21と外層22との屈折率比によって制御可能である。したがって、ロッドインテグレーター20内部の臨界角を、投写レンズ50のF値に対応する限界利用角度以下とすることにより、偏光保存と光の利用効率の高さとを両立することが可能となる。
以上のような構成の照明装置1によれば、光源から射出される偏光の偏光方向のずれを抑制して偏光状態を保持し、且つ均一化させた光を照射することが可能な照明装置とすることができる。
また、以上のような照明装置1を備えるプロジェクター100によれば、偏光方向を保持した状態で照度が均一化された光を、液晶パネル40を照明する照明光として用いることができるため、光の利用効率を高めたプロジェクター100とすることができる。
なお、本実施形態では、中心層21として角柱状のガラスを用いることとしたが、例えば、入射口側の断面積が大きく、射出口側の断面積が小さくなるように壁面がテーパー状に傾いた角錐状のガラスを用いることとしても良い。
[変形例]
なお、本実施形態においては、中心層21の周囲を1層の外層22が覆う構成としたが、これに限らない。図6から8は、ロッドインテグレーター20の変形例を示す説明図であり、図5に対応する図である。
なお、本実施形態においては、中心層21の周囲を1層の外層22が覆う構成としたが、これに限らない。図6から8は、ロッドインテグレーター20の変形例を示す説明図であり、図5に対応する図である。
[変形例1]
図6に示すロッドインテグレーター20Bは、外層22(以下、第1外層22)と光吸収層29との間に、更にもう一層の外層(第2外層)23を有している。ロッドインテグレーター20Bに入射する光は、中心層21および第1外層22の内部を導光し射出される。
図6に示すロッドインテグレーター20Bは、外層22(以下、第1外層22)と光吸収層29との間に、更にもう一層の外層(第2外層)23を有している。ロッドインテグレーター20Bに入射する光は、中心層21および第1外層22の内部を導光し射出される。
本変形例においては、中心層21は、透光性を有する屈折率1.59の光学ガラス、第1外層22は、透光性を有する屈折率1.555のアクリル樹脂、第2外層23は、透光性を有する屈折率1.52のアクリル樹脂を用いて形成されている。また、第1外層22は10μm、第2外層23は50μmに形成されている。
第1外層22の厚さについては、少なくとも導光する光の波長よりも厚く形成すると良い。このようにすることで、中心層21と第1外層22との界面S1において生じるエバネッセント光が、第1外層22と第2外層23との界面S2に達することなく第1外層22の内部でのみ生じるため、界面S1における全反射による位相のずれが複雑化するおそれが無くなる。
また、第1外層22の内部は界面S2で全反射する光L2が導光するが、中心層21と第1外層22とでは、導光する光の密度差が異なるため、例えば第1外層22が中心層21と同等程度に厚くなると、射出した後に重畳する光の均一性がくずれるおそれが生じる。したがって、第1外層22は極力薄く形成することが好ましい。
このようなロッドインテグレーター20Bに光が入射すると、界面S1における臨界角よりも大きな入射角で入射する光L1は、界面S1において全反射する。一方で、界面S1の臨界角よりも小さな入射角で入射する光L2は、界面S1において屈折しながら界面S1を透過し、界面S2に入射する。界面S2では、臨界角と入射角との関係により、界面S2で全反射する光L2と透過する光L3とが生じ、光L3は光吸収層29で吸収される。
本変形例のロッドインテグレーター20Bでは、中心層21の屈折率が1.59、第1外層22の屈折率が1.555、第2外層23の屈折率が1.52であるため、スネルの法則により界面S1,S2における臨界角は共に78度と算出される。すなわち、内部で78度以上の入射角を持った光線は界面S1で全反射し、界面S1を透過する光は、界面S1により屈折し入射角が広がった状態で界面S2に達するため、73度から78度の間の入射角を持った光線は界面S2で全反射する。
ここで、図3,4で示したように、界面を挟んだ2つの層の屈折率比が大きい、すなわち臨界角が小さいと、大きい位相差が発生する。そのため、本変形例のように複数の界面における反射を想定する場合には、徐々に屈折率を変化させる方が好ましい。そして、本変形例のように界面S2の臨界角が、界面S1における臨界角と揃うようにすると、界面S2での反射によって光利用効率を高めつつ、且つ位相差の発生を最も抑制することができるため好ましい。
各々の全反射の角度は、臨界角である78度以上であるため、図4より、この臨界角で界面S1,S2に入射する光が受ける最大位相差は、2.5度となり、上述のロッドインテグレーター20Aよりも更に偏光方向のずれを抑制することができることが分かる。
[変形例2]
同様の考え方により、図7に示すロッドインテグレーター20Cのように、第2外層23と光吸収層29との間に、更にもう一層の外層(第3外層)24を有する構成とすることもできる。ロッドインテグレーター20Cに入射する光は、中心層21、第1外層22および第2外層23の内部を導光し射出される。
同様の考え方により、図7に示すロッドインテグレーター20Cのように、第2外層23と光吸収層29との間に、更にもう一層の外層(第3外層)24を有する構成とすることもできる。ロッドインテグレーター20Cに入射する光は、中心層21、第1外層22および第2外層23の内部を導光し射出される。
本変形例においては、透光性を有する材料を用いて各層を形成しており、中心層21は屈折率1.59の光学ガラス、第1外層22は屈折率1.567のアクリル樹脂、第2外層23は屈折率1.543のアクリル樹脂、第3外層24は屈折率1.52のアクリル樹脂を用いて形成している。また、第1外層22、第2外層23は共に10μm、第3外層24は50μmに形成されている。
このようなロッドインテグレーター20Cに光が入射すると、界面S2を透過する光L3が、第2外層23と第3外層24との間の界面S3に達し、臨界角と入射角との関係により、界面S3で全反射する光と透過する光L4とが生じる。光L4は光吸収層29で吸収される。
本変形例のロッドインテグレーター20Cでは、各層の屈折率から界面S1,S2,S3における臨界角が共に80度と算出される。すなわち、内部で80度以上の入射角を持った光線は界面S1で全反射し、76度から80度の間の入射角を持った光線は界面S2で全反射し、73度から76度の間の入射角を持った光線は界面S3で全反射する。
各々の全反射の角度は、臨界角である80度以上であるため、図4より、この臨界角で界面S1,S2,S3に入射する光が受ける最大位相差は、1.8度となり、上述のロッドインテグレーター20Bよりも更に偏光方向のずれを抑制することができる。
これら変形例1,2で示すように、外層の積層数を増やすほど、偏光方向のずれを好適に抑制することができ、照明装置がこのようなロッドインテグレーターを備える事により、偏光状態を保持した光を重畳させ、光量を均一化した光を射出することができる。
[変形例3]
図8に示すロッドインテグレーター20Dは、中心軸Aと重なり光を導光する導光層25と、導光層25周りの全周を覆う光吸収層29と、を有している。
図8に示すロッドインテグレーター20Dは、中心軸Aと重なり光を導光する導光層25と、導光層25周りの全周を覆う光吸収層29と、を有している。
導光層25は、中心軸Aに対して垂直な方向に、中心軸A側から遠ざかる方向に屈折率が連続的に低下する屈折率分布を有している。導光層25の中心軸A付近の屈折率は1.59であり、中心軸Aから最も遠ざかった(導光層25の最表面)の屈折率は1.52である。図では、屈折率分布を備えた領域を着色の濃淡で図示している。屈折率分布を有する領域の厚さは100μm程度である。
このような構成の導光層25内に入射する光は、屈折率分布(屈折率差)に起因して歪曲しながら導光されるため、界面における全反射によって生じる位相のずれが無い。したがって、導光層25に入射する光のうち、歪曲することにより光吸収層29に達しない光L1,L2については、理想的に偏光状態を保持して射出されることとなる。光吸収層29に達した光L3は、光吸収層29で吸収されるため、外部に漏れ出ることがない。
したがって、このようなロッドインテグレーター20Dでは理想的に偏光状態を保持した光を重畳させ、均一化させた光を照射することが可能であるため、照明装置がこのようなロッドインテグレーターを備える事により、偏光状態を保持したまま光量を均一化した光を射出する照明装置とすることができる。
[変形例4]
図9には、プロジェクターの変形例を示す。図1においては、液晶パネル40を1枚備える単板式のプロジェクターを示したがこれに限らず、本発明は、図9に示すような、液晶パネル40を複数備える構成にも適用することができる。
図9には、プロジェクターの変形例を示す。図1においては、液晶パネル40を1枚備える単板式のプロジェクターを示したがこれに限らず、本発明は、図9に示すような、液晶パネル40を複数備える構成にも適用することができる。
プロジェクター100は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各光を射出する照明装置1R,1G,1Bと、各照明装置に対応して設けられたコンデンサーレンズ30と、偏光板35と、液晶パネル40と、3つの液晶パネル40において形成された画像を合成するクロスダイクロイックプリズム45と、合成された画像をスクリーン60に投写する投写レンズ50と、を有している。
このような構成のプロジェクター101であっても、本発明の照明装置1を光源として用いているため、偏光方向を保持した状態で照度が均一化された光を、液晶パネル40を照明する照明光として用いることができ、光の利用効率を高めたプロジェクター101とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述の実施形態では、照明装置が有する偏光を射出する光源として、LED光源と集光レンズと偏光変換素子とを組み合わせた構成としていたが、図10に示すように、レーザー光を射出するレーザー光源を光源10Bとして備えた照明装置2を用いることとしても良い。
また、上述の実施形態では、保持すべき偏光状態が直線偏光であることとしたが、これに限らず、例えば円偏光を射出する光源の偏光状態を保持したまま光強度分布を均一化するための照明装置とすることもできる。
1,2…照明装置、10,10A,10B…光源、20,20A〜20D…ロッドインテグレーター、20a…入射口、20b…射出口、21…中心層、22,23,24…外層、29…光吸収層、40…液晶パネル、50…投写レンズ(投写光学系)、100,101…プロジェクター、OS…中心軸、
Claims (8)
- 偏光方向の揃った光を射出する光源と、
前記光源側の入射口から入射した前記光を他方側の射出口に導光して射出するロッドインテグレーターと、を有し、
前記ロッドインテグレーターは、自身の中心軸に対して垂直な方向において、内側よりも外側の方が相対的に低い屈折率の材料で覆われていることを特徴とする照明装置。 - 前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸と重なって延在する中心層と、前記中心層に接し前記中心軸周りの全周を覆う外層と、を有し、
前記外層は、前記中心層よりも屈折率が低い材料で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記外層は、前記中心軸周りに同心状に積層された複数の層を有し、
前記複数の層は、前記中心軸に近い層よりも遠い層の方が相対的に低い屈折率を呈することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。 - 前記外層を構成する層は、前記光の波長以上の厚みを有することを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
- 前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸に対して垂直な方向において、屈折率が連続的に低下する屈折率分布を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記ロッドインテグレーターは、前記中心軸に対して垂直な方向における最外部に、光吸収層を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の照明装置。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置と、前記照明装置から射出される光の偏光方向に対応して配置され該光を変調する液晶パネルと、前記液晶パネルによって変調された光を投写する投写光学系と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
- 前記ロッドインテグレーターの形成材料の屈折率に基づいて、前記ロッドインテグレーターの射出口からの前記光の拡散角が、前記投写光学系のF値に対応する限界利用角度以下となるように設定されていることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクター。
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