JP2014182206A - 偏光変換素子、照明装置、及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】照度ムラの発生を抑制した偏光変換素子を提供する。
【解決手段】本発明の偏光変換素子は、第1の光入射面34aと第2の光入射面34bと第1の光出射面35aと第2の光出射面35bと第3の光出射面35cと偏光分離膜36aと第1の反射膜37と第2の反射膜36bと位相差板38とを備える。第2の反射膜は、第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が第1の光入射面と平行な平面と第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の偏光変換素子は、第1の光入射面34aと第2の光入射面34bと第1の光出射面35aと第2の光出射面35bと第3の光出射面35cと偏光分離膜36aと第1の反射膜37と第2の反射膜36bと位相差板38とを備える。第2の反射膜は、第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が第1の光入射面と平行な平面と第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、偏光変換素子、照明装置、及びプロジェクターに関する。
例えば、液晶プロジェクターは、照明装置からの照明光を液晶装置で画像情報に応じて変調し、得られた画像光を投写レンズによって拡大投写するものである。近年、このような液晶プロジェクターとして、携帯電話やデジタルカメラ等の携帯機器への搭載を狙った非常に小さいプロジェクター(いわゆる、ピコプロジェクター)が開発されている。ここで、ピコプロジェクターでは、電源回路や光学系の構成を簡素化したり、これらの構成要素を小型化したりすることが必要となる。
ピコプロジェクターとして、例えば、固体光源装置とコリメーター光学系と偏光変換素子によりなる照明装置と、光変調装置としての液晶パネルと、投写光学系とを有するものが知られている。プロジェクターでは、光変調装置として1枚の液晶パネルを用い、さらに、光源と偏光変換素子との間に通常配置されるインテグレータ光学系等の光学部材を省略しているため、サイズの小型化を図ることが可能である。
ところで、液晶プロジェクターでは、偏光変換素子として、例えばコリメーター光学系からの光をP偏光成分とS偏光成分に分離した後、一方の偏光成分を他方の偏光成分に(例えばP偏光成分をS偏光成分に)変換するようにしたものが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的に、このような偏光変換素子の一例を図16に示す。なお、図16は、従来の偏光変換素子500の概略構成を示す平面図である。この偏光変換素子500は、図16に示すように、第1の光学ブロック500Aと、第2の光学ブロック500Bとを備えている。これら第1の光学ブロック500Aと第2の光学ブロック500Bとは、光軸500axを含む面に対して対称となるように配置されている。第1の光学ブロック500Aの構成は、第2の光学ブロック500Bの構成と同じであるため、以下の説明では、第1の光学ブロック500Aについて説明し、第2の光学ブロック500Bの説明は省略する。
第1の光学ブロック500Aは、偏光分離膜503を備える偏光ビームスプリッタ501と、反射膜504を備える内部反射プリズム502を備えている。
偏光変換素子500では、例えばコリメーター光学系(図示せず。)より平行光に変換された光L’が偏光分離膜503に入射する。偏光分離膜503に入射した光L’のうち、P偏光成分の光は偏光分離膜503及び位相差板506を通過することによって、S偏光成分の光に変換されて、照明光L1’として射出される。一方、偏光分離膜503に入射した光のうち、S偏光成分の光は偏光分離膜503で反射され、更に、反射膜504で反射されることによって、照明光L2’として射出される。
図16において破線矢印で示したように、照明光L1’は、偏光ビームスプリッタ501を直進的に通過してきた光である。これに対して、図16において実線矢印で示したように、照明光L2’は、偏光分離膜503と反射膜504とによって反射されて、偏光ビームスプリッタ501と内部反射プリズム502とを通過してきた光である。したがって、照明光L2’の光路長は、照明光L1’の光路長よりも偏光分離膜503と反射膜504との間の光路分だけ長くなっている。
この場合、通常行われる設計に基づいて、偏光分離膜503を透過するP偏光成分の透過率と、偏光分離膜503で反射されるS偏光成分の反射率とを等しく設計すると、照明の法則に従って、照明光L2’の光強度は、照明光L1’の光強度よりも小さくなる。
このため、照明光L1’と照明光L2’との間で、光強度の差に応じた照明ムラが発生することになる。ここで、被照明物のうち照明光L1’によって照射される領域を中央領域とし、被照明物のうち照明光L2’によって照射される領域を周辺領域とする。被照明物の照明光L1’によって照射される中央領域の明るさよりも、被照明物の照明光L2’によって照射される周辺領域の明るさが暗くなる。特に、被照明物の周辺領域のうち、被照明物の中央領域とは反対側の端部付近において、光強度が低下してしまうといった問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、照度ムラの発生を抑制した偏光変換素子、並びにそのような偏光変換素子を備えた照明装置、並びにそのような照明装置を備えたプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る偏光変換素子は、第1の光入射面と第2の光入射面とを有する第1の面と、第1の光射出面と第2の光射出面と第3の光射出面とを有する第2の面と、前記第1の光入射面からの光が入射する偏光分離膜と、前記偏光分離膜によって反射された光が入射する第1の反射膜と、前記第1の反射膜の前記偏光分離膜とは反対側に設けられ、前記第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する第2の反射膜と、前記第1の光射出面と前記第2の光射出面とのうち一方に設けられた位相差板と、を有する第1の光学ブロックを備え、前記偏光分離膜は、前記第1の光入射面からの光のうち第1の偏光成分を前記第1の光射出面に向けて透過させるとともに、前記第1の光入射面から入射した光のうち第2の偏光成分を前記第1の反射膜に向けて反射させ、前記第1の反射膜は、前記偏光分離膜によって反射された光のうち少なくとも一部を前記第2の光射出面に向けて反射させるとともに、前記第2の光入射面からの光のうち少なくとも一部を前記第2の反射膜に向けて反射させ、前記第2の反射膜は、前記第1の反射膜からの光のうち少なくとも一部を前記第3の光射出面に向けて反射させることを特徴とする。
上記偏光変換素子の構成によれば、第3の光射出面から射出される光が第2の光射出面から射出される光に重畳されるため、第1の光射出面から射出される光によって照射される部分と、第2の光射出面及び第3の出射面から射出される光によって照射される部分との明るさとの差を小さくすることができる。したがって、この偏光変換素子によれば、照明ムラを小さくすることができる。なお、本明細書において、第1の光入射面と平行な平面を基準平面と呼ぶ。
また、前記第1の反射膜は、入射した光のうち前記第1の偏光成分と前記第2の偏光成分とを反射させ、前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有している構成であってもよい。
この構成によれば、第3の光射出面から射出される光が第2の光射出面から射出される光に重畳されるため、第1の光射出面から射出される光によって照射される部分と、第2の光射出面及び第3の出射面から射出される光によって照射される部分との明るさとの差を小さくすることができる。
また、前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有し、前記第2の反射膜を透過した光を前記第2の反射膜に向けて反射させる第3の反射膜を備える構成であってもよい。
この構成によれば、第3の反射膜に入射した光を第2の反射膜に向けて戻すことができる。第2の反射膜に戻った光は再利用可能である。
さらに、前記第3の反射膜によって反射された光が、前記第3の反射膜への入射時と同じ光路を経て前記第2の光入射面から射出されるように前記第3の反射膜の角度が設定されていることが好ましい。
この構成によれば、第3の反射膜に入射した光を高い効率で再利用することができる。
また、前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度が45°であり、前記第1の光入射面と平行な平面と前記第2の反射膜とのなす角度が47〜50°であることが好ましい。
この構成によれば、第1の光射出面から射出される光によって照射される部分と、第2の光射出面及び第3の出射面から射出される光によって照射される部分との明るさとの差を小さくすることができる。
更に、前記第1の光学ブロックと同じ構成を有する第2の光学ブロックを備え、前記第1の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記第1の光入射面の法線方向から傾く方向は、前記第2の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記法線方向から傾く方向とは反対方向である構成であってもよい。
この構成によれば、第1の光学ブロックの第1の光射出面と第2の光学ブロックの第1の光射出面とから射出される光によって照射される中央領域と、第1の光学ブロックの第2の光射出面及び第3の出射面と第2の光学ブロックの第2の光射出面及び第3の出射面とから射出される光によって照射される周辺領域との明るさとの差を小さくすることができる。
また、本発明に係る別の偏光変換素子は、第1の光入射面と第2の光入射面とを有する第1の面と、第1の光射出面と第2の光射出面と第3の光射出面とを有する第2の面と、前記第1の光入射面からの光が入射する偏光分離膜と、前記偏光分離膜によって反射された光が入射する第1の反射膜と、前記第1の反射膜の前記偏光分離膜とは反対側に設けられ、前記第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する第2の反射膜と、前記第2の光射出面に設けられた第1の位相差板と、前記第3の光射出面に設けられた第2の位相差板と、を有する第1の光学ブロックを備え、前記偏光分離膜は、前記第1の光入射面からの光のうち第1の偏光成分を前記第1の光射出面に向けて透過させるとともに、前記第1の光入射面から入射した光のうち第2の偏光成分を前記第1の反射膜に向けて反射させ、前記第1の反射膜は、前記偏光分離膜によって反射された光のうち少なくとも一部を前記第2の光射出面に向けて反射させるとともに、前記第2の光入射面からの光のうち少なくとも一部を前記第2の反射膜に向けて反射させ、前記第2の反射膜は、前記第1の反射膜からの光のうち少なくとも一部を前記第3の光射出面に向けて反射させることを特徴とする。
上記偏光変換素子の構成によれば、第3の光射出面から射出される光が第2の光射出面から射出される光に重畳されるため、第1の光射出面から射出される光によって照射される部分と、第2の光射出面及び第3の出射面から射出される光によって照射される部分との明るさとの差を小さくすることができる。したがって、この偏光変換素子によれば、照明ムラを小さくすることができる。
また、前記第1の反射膜は、入射した光のうち前記第1の偏光成分と前記第2の偏光成分とを反射させ、前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有している構成であってもよい。
この構成によれば、第3の光射出面から射出される光が第2の光射出面から射出される光に重畳されるため、第1の光射出面から射出される光によって照射される部分と、第2の光射出面及び第3の出射面から射出される光によって照射される部分との明るさとの差を小さくすることができる。
また、前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有し、前記第2の反射膜を透過した光を前記第2の反射膜に向けて反射させる第3の反射膜を備える構成であってもよい。
この構成によれば、第3の反射膜に入射した光を第2の反射膜に向けて戻すことができる。第2の反射膜に戻った光は再利用可能である。
さらに、前記第3の反射膜によって反射された光が、前記第3の反射膜への入射時と同じ光路を経て前記第2の光入射面から射出されるように前記第3の反射膜の角度が設定されていることが好ましい。
この構成によれば、第3の反射膜に入射した光を高い効率で再利用することができる。
更に、前記第1の光学ブロックと同じ構成を有する第2の光学ブロックを備え、前記第1の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記第1の光入射面の法線方向から傾く方向は、前記第2の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記法線方向から傾く方向とは反対方向である構成であってもよい。
この構成によれば、第1の光学ブロックの第1の光射出面と第2の光学ブロックの第1の光射出面とから射出される光によって照射される中央領域と、第1の光学ブロックの第2の光射出面及び第3の出射面と第2の光学ブロックの第2の光射出面及び第3の出射面とから射出される光によって照射される周辺領域との明るさとの差を小さくすることができる。
本発明に係る照明装置は、光源と、前記光源から射出された光が入射するコリメーター光学系と、前記コリメーター光学系から射出された光が入射する上記何れかの偏光変換素子と、を備えたことを特徴とする。
上記照明装置の構成によれば、照明ムラの発生を抑制しながら、より均一な明るさで照明光を照射することが可能である。また、光源と偏光変換素子との間に配置されるインテグレータ光学系等の光学部材を省略し、更なる小型化を図ることが可能である。
本発明に係るプロジェクターは、上記の照明装置と、光変調装置と、投射光学系と、を備えたことを特徴とする。
上記プロジェクターの構成によれば、画像品質に優れた表示を行うことが可能であり、また、更なる小型化も可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
[プロジェクター]
先ず、図1に示すプロジェクター1000の一例について説明する。
なお、図1は、このプロジェクター1000の概略構成を示す平面図である。
先ず、図1に示すプロジェクター1000の一例について説明する。
なお、図1は、このプロジェクター1000の概略構成を示す平面図である。
図1に示すプロジェクター1000は、スクリーンSCR上にカラー映像(画像)を表示する投射型画像表示装置である。また、このプロジェクター1000は、例えば携帯電話やデジタルカメラ等の携帯機器への搭載を可能とした超小型のプロジェクター(いわゆる、ピコプロジェクター)である。
具体的に、このプロジェクター1000は、照明装置100と、光変調装置200と、投射光学系300とが照明装置100の光軸ax上に並んで配置された構成を有している。
照明装置100は、光源10と、コリメーター光学系20と、偏光変換素子30とが光軸ax上に並んで配置された構成を有している。この照明装置100は、光源10と偏光変換素子30との間に通常配置されるインテグレータ光学系等の光学部材を省略することによって、サイズの小型化が図られている。そして、この照明装置100は、照度分布(明るさ)が均一となるように調整された照明光を光変調装置200に向かって照射する。
光変調装置200は、例えば1枚のカラー液晶表示パネルを用いた単板式の液晶光変調装置である。このような単板式の液晶光変調装置を採用することによって、プロジェクター1000の小型化が図られている。そして、この光変調装置200は、照明装置100からの照明光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。
また、光変調装置200の照明装置100と対向する面側と、投射光学系300と対向する面側には、それぞれ偏光板201a,偏光板201bが設けられている。
投射光学系300は、投射レンズからなり、光変調装置200により変調された画像光をスクリーンSCRに向かって拡大投射する。なお、この投射光学系を構成するレンズの枚数については、1枚であっても複数枚であってもよい。
[照明装置]
次に、照明装置100の具体的な構成について説明する。
光源10は、光Lを射出するものであり、この光源10には、例えば白色光を発する発光ダイオード(LED)が用いられている。また、このLEDには、ランバート発光タイプのものを用いている。なお、光源10には、LEDの他にもレーザーダイオード(LD)などの固体発光素子を用いることができる。また、光源10には、このような固体発光素子を単独若しくは複数組み合わせたものを用いることができる。
次に、照明装置100の具体的な構成について説明する。
光源10は、光Lを射出するものであり、この光源10には、例えば白色光を発する発光ダイオード(LED)が用いられている。また、このLEDには、ランバート発光タイプのものを用いている。なお、光源10には、LEDの他にもレーザーダイオード(LD)などの固体発光素子を用いることができる。また、光源10には、このような固体発光素子を単独若しくは複数組み合わせたものを用いることができる。
コリメーター光学系20は、光源10から射出された光Lを平行光に変換するものであり、例えば2枚のコリメーターレンズ21,コリメーターレンズ22により構成されている。なお、このコリメーター光学系20を構成するレンズの枚数については、1枚であっても複数枚であってもよい。
なお、ここで言う平行光とは、光束が完全に平行化された光のことを意味するものではなく、コリメーター光学系20を通過することによって光束が平行となるように調整された光のことを意味する。したがって、コリメーター光学系20を通過した光束の一部が光軸axと平行とならない場合も含む。
[偏光変換素子]
次に、偏光変換素子30の具体的な実施形態について説明する。
次に、偏光変換素子30の具体的な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態である偏光変換素子30Aの概略構成を示す平面図である。
この偏光変換素子30Aは、図2に示すように、第1の光学ブロック31Aと第2の光学ブロック31Bとから構成された導光体31を備えている。
図2は、第1の実施形態である偏光変換素子30Aの概略構成を示す平面図である。
この偏光変換素子30Aは、図2に示すように、第1の光学ブロック31Aと第2の光学ブロック31Bとから構成された導光体31を備えている。
具体的に、この導光体31は、第1の光学ブロック31Aと第2の光学ブロック31Bとを接合することによって、全体が平行平板状に一体化されたものからなる。第1光学ブロック31Aと第2光学ブロック31Bとは、光軸axを含む面に対して対称となるように配置されている。
偏光変換素子30Aは、この導光体31の中心を光軸axと一致させた状態で、この導光体31の一面にコリメーター光学系20からの光Lが垂直入射するように配置されている。
第1光学ブロック31Aの構成は第2光学ブロック31Bの構成と同じである。したがって、以下の説明では、第1の光学ブロック31Aについて説明し、第2の光学ブロック31Bに関する説明は省略する。また、図2に示すように、導光体31の幅方向をX軸方向とし、導光体31の長さ方向をY軸方向とし、光軸axと平行な方向である導光体31の厚み方向をZ軸方向とする。
第1光学ブロック31Aは、第1の透光性基材32aと第2の透光性基材32bと第3の透光性基材32cと第4の透光性基材32dとがX軸方向に1列に並べて配置されてなる。第1の透光性基材32aと第2の透光性基材32bとの間には、第1の傾斜面33aが設けられ、第2の透光性基材32bと第3の透光性基材32cとの間には、第2の傾斜面33bが設けられ、第3の透光性基材32cと第4の透光性基材32dとの間には、第3の傾斜面33cが設けられている。第1の傾斜面33aと第2の傾斜面33bと第3の傾斜面33cとは、光軸axから同じ方向に傾いている。
第1乃至第4の透光性基材32a〜32dは、光透過性を有する光学樹脂やガラスなどからなる。第1乃至第4の透光性基材32a〜32dは、互いに同じ長さを有するとともに、互いに同じ厚さを有している。また、導光体31のY軸と垂直な断面において、第1の透光性基材32aの断面形状が直角三角形となり、第2の透光性基材32bの断面形状が平行四辺形となり、第3及び第4の透光性基材32c,32dの断面形状各々が台形となっている。
導光体31は、第1の面34と、第1の面34に対向する第2の面35とを有している。
第1の面34は、第2の透光性基材32bへ光が入射する第1の光入射面34aと、第3の透光性基材32cへ光が入射する第2の光入射面34bとを有する。また、第2の光入射面34bの幅は、第1の光入射面34aの幅よりも小さくなっている。
一方、第2の面35は、第1の透光性基材32aの第1の光射出面35aと、第2の透光性基材32bの第2の光射出面35bと、第3の透光性基材32cの第3の光射出面35cとを有する。また、第3の光射出面35cの幅は、第1の光射出面35aの幅及び第2の光射出面35bの幅よりも小さくなっている。
ここで、導光体31を第1の面34側から見た正面図を図3に示す。
図3に示すように、コリメーター光学系20からの光Lが照射される有効エリアSPが、第1の光学ブロック31Aにより構成される第1の光入射面34a及び第2の光学ブロック31Bにより構成される第1の光入射面34aの全体を含むように、導光体31を光Lによって照射する。したがって、第1の光入射面34aの全体に光Lが入射する。また、第2の光入射面34bのうち少なくとも一部には、光Lが入射する。
図3に示すように、コリメーター光学系20からの光Lが照射される有効エリアSPが、第1の光学ブロック31Aにより構成される第1の光入射面34a及び第2の光学ブロック31Bにより構成される第1の光入射面34aの全体を含むように、導光体31を光Lによって照射する。したがって、第1の光入射面34aの全体に光Lが入射する。また、第2の光入射面34bのうち少なくとも一部には、光Lが入射する。
本実施形態に係る偏光変換素子30Aは、第1の傾斜面33aに設けられた第1の偏光分離膜36aと、第1の反射膜として第2の傾斜面33bに設けられた反射膜37と、第2の反射膜として第3の傾斜面33cに設けられた第2の偏光分離膜36bと、を備える。第2の偏光分離膜36bは、反射膜37の第1の偏光分離膜36aとは反対側に設けられている。また、第1の傾斜面33aと第2の傾斜面33bと第3の傾斜面33cとは、光軸axから同じ方向に傾いているため、第1の偏光分離膜36aと反射膜37と第2の偏光分離膜36bとは、光軸axすなわち第1の光入射面34aの法線方向から同じ方向に傾いている。そして、第1光学ブロック31Aが備える第2の偏光分離膜36bが第1の光入射面34aの法線方向から傾く方向は、第2光学ブロック31Bが備える第2の偏光分離膜36bが第1の光入射面34aの法線方向から傾く方向とは反対方向である。
第1の偏光分離膜36aは、第1の偏光分離膜36aに入射した光のうち、第1の偏光成分(例えばP偏光成分)を透過させ、第2の偏光成分(例えばS偏光成分)を反射させる機能を有する。反射膜37は、反射膜37に入射した光を反射させる機能を有する。第2の偏光分離膜36bは、第2の偏光分離膜36bに入射した光のうち、第1の偏光成分を透過させ、第2の偏光成分を反射させる機能を有する。
偏光変換素子30Aは、第1の光射出面35aに位相差板38が配置された構成を有している。この位相差板38は、1/2波長板からなり、第1の光射出面35aから射出される光の偏光面を90°回転させることによって、第1の偏光成分を第2の偏光成分に変換する機能を有する。
以上のような構成を有する偏光変換素子30Aでは、コリメーター光学系20により平行光に変換された光Lが、導光体31の第1の面34から第1及び第2の光学ブロック31A,31Bの内部へと入射する。
具体的に、第1の光入射面34aから第2の透光性基材32bの内部へと入射した光Lは、第1の偏光分離膜36aに入射する。そして、この第1の偏光分離膜36aは、光LをP偏光成分の光LpとS偏光成分の光Lsとに分離するとともに、このP偏光成分の光Lpを第1の光射出面35aに向かって透過させ、S偏光成分の光Lsを反射膜37に向かって反射させる。
第1の偏光分離膜36aを透過したP偏光成分の光Lpは、第1の透光性基材32aの内部を伝搬し、第1の光射出面35aから射出される。P偏光成分の光Lpは、さらに位相差板38を通過することで偏光状態がS偏光成分の光に変換されて、照明光L1として射出される。
これに対して、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsは、反射膜37に入射する。そして、この反射膜37は、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsを第2の光射出面35bに向かって反射させる。そして、この反射膜37で反射されたS偏光成分の光Lsは、第2の光射出面35bから照明光L2として射出される。
一方、第2の光入射面34bから第3の透光性基材32cの内部へと入射した光Lは、反射膜37に入射する。そして、この反射膜37は、第2の光入射面34bからの光Lを第2の偏光分離膜36bに向かって反射させる。
反射膜37で反射された光Lは、第2の偏光分離膜36bに入射する。そして、この第2の偏光分離膜36bは、反射膜37からの光LをP偏光成分の光LpとS偏光成分の光Lsとに分離するとともに、このP偏光成分の光Lpを第4の透光性基材32dに向かって透過させ、S偏光成分の光Lsを反射膜37に向かって反射させる。
第2の偏光分離膜36bを透過したP偏光成分の光Lpは、第4の透光性基材32dの外部へと射出される。
これに対して、第2の偏光分離膜36bで反射されたS偏光成分の光Lsは、反射膜37と第2の偏光分離膜36bとの間で反射を繰り返すことにより、第3の光射出面35cに到達する。最終的には、反射膜37からの光Lsが第2の偏光分離膜36bによって第3の光射出面35cに向かって反射され、第3の光射出面35cから照明光L3として射出される。
以上のようにして、この偏光変換素子30Aでは、コリメーター光学系20により平行光に変換された光Lが第1の面34に入射し、S偏光成分からなる照明光L1,照明光L2,照明光L3が第2の面35から光変調装置200に向かって射出される。なお、偏光板201aは、偏光板201aの偏光軸がS偏光成分の光Lsの偏光軸と平行になるように配置されている。
ここで、第1の光入射面34aから入射した光Lが第1の光射出面35aから照明光L1として射出されるまでの光路に対して、第1の光入射面34aから入射した光Lが第2の光射出面35bから照明光L2として射出されるまでの光路が長くなっている。このため、第2の光射出面35bから射出される照明光L2の光強度は、第1の光射出面35aから射出される照明光L1の光強度よりも小さい。したがって、従来の偏光変換素子においては、照明光L1によって照射される光変調装置200の中央領域の明るさよりも、照明光L2によって照射される光変調装置200の周辺領域の明るさが暗い。
これに対して、偏光変換素子30Aは、第2の反射膜として第2の偏光分離膜36bを備え、第2の偏光分離膜36bと第1の光入射面34aと平行な平面(以下、基準平面と呼ぶ。)39とのなす角度θ3は、反射膜37と基準平面39とのなす角度θ2よりも大きい角度に設定されている。ただし、第1の偏光分離膜36aと基準平面39とのなす角度θ1は角度θ2と等しい角度に設定されている。例えば、角度θ1,θ2を45°に設定し、角度θ3を47〜50°の範囲で設定することが好ましい。なお、例えば、第2の偏光分離膜36bと基準平面39とのなす角は鋭角と鈍角があり得るが、図2に示したように、本明細書では、鋭角を採用する。
この場合、第1の光射出面35aから射出される照明光L1及び第2の光射出面35bから射出される照明光L2は、主として光軸axと平行に射出される。これに対して、角度θ3が角度θ1,θ2よりも大きいため、第3の光射出面35cから射出された照明光L3は、光軸axに近づく方向に射出される。このため、光変調装置200において照明光L3は照明光L2に重畳されることになる。角度θ3が角度θ2と等しければ、照明光L3の射出方向は照明光L2の射出方向と平行であるため、照明光L3が照明光L2に重畳されることはない。
偏光変換素子30Aによれば、光変調装置200の中央領域の明るさと周辺領域の明るさとの差を小さくすることができる。したがって、この偏光変換素子30Aによれば、照明ムラを小さくすることができる。
特に、この偏光変換素子30Aによれば、角度θ1,θ2を45°とし、角度θ3を47〜50°とすることで、光変調装置200において照明光L2によって照明される領域のうち、光変調装置200において照明光L1によって照明される領域とは反対側の端部付近における光強度の低下を照明光L3によって効率良く補うことが可能である。
したがって、照明装置100では、この偏光変換素子30Aを用いることによって、照明ムラを小さくし、より均一な明るさで照明光を光変調装置200に照射することが可能となる。さらに、プロジェクター1000では、この偏光変換素子30Aを備えた照明装置100を用いることによって、更なる小型化を図りつつ、画像品質に優れた表示を行うことが可能となる。
(変形例)
図4に、変形例として偏光変換素子30Bを示す。図4において、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
図4に、変形例として偏光変換素子30Bを示す。図4において、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
偏光変換素子30Bは、第3の反射膜40を備えている。この第3の反射膜40は、第2の偏光分離膜36bを透過したP偏光成分の光Lpをコリメーター光学系20側に戻すためのものである。第3の反射膜40は、第4の透光性部材32dの第3の傾斜面33cとは反対側の側面33dに配置された反射膜からなる。
そして、この第3の反射膜40は、第2の偏光分離膜36bを透過したP偏光成分の光Lpを第2の偏光分離膜36bに向かって反射させる。第3の反射膜40によって反射されたP偏光成分の光Lpは、第2の光入射面34bからコリメーター光学系20へ向かって射出される。この際、第3の反射膜40によって反射されたP偏光成分の光Lpが、第3の反射膜40への入射時と同じ光路を経て第2の光入射面34bから射出されるように第3の反射膜40の角度を設定することが好ましい。このようにしてコリメーター光学系20に戻された光は、光源10で偏光変換素子30Bに向かって反射されることによって、照明光として再利用される。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態である偏光変換素子30Cの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
図5は、第2の実施形態である偏光変換素子30Cの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
この偏光変換素子30Cは、図5に示すように、第1の傾斜面33aに設けられた第1の偏光分離膜36aと、第1の反射膜として第2の傾斜面33bに設けられた第2の偏光分離膜36bと、第2の反射膜として第3の傾斜面33cに設けられた反射膜37と、を備える。
第1の光入射面34aから第2の透光性基材32bの内部へと入射した光Lは、第1の偏光分離膜36aに入射する。そして、この第1の偏光分離膜36aは、光LをP偏光成分の光LpとS偏光成分の光Lsとに分離するとともに、このP偏光成分の光Lpを第1の光射出面35aに向かって透過させ、S偏光成分の光Lsを第2の偏光分離膜36bに向かって反射させる。
第1の偏光分離膜36aを透過したP偏光成分の光Lpは、第1の透光性基材32aの内部を伝搬し、第1の光射出面35aから射出される。P偏光成分の光Lpは、さらに位相差板38を通過することで偏光状態がS偏光成分の光に変換されて、照明光L1として射出される。
これに対して、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsは、第2の偏光分離膜36bに入射する。そして、この第2の偏光分離膜36bは、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsを第2の光射出面35bに向かって反射させる。そして、この第2の偏光分離膜36bで反射されたS偏光成分の光Lsは、第2の光射出面35bから照明光L2として射出される。
一方、第2の光入射面34bから第3の透光性基材32cの内部へと入射した光Lは、第2の偏光分離膜36bに入射する。そして、この第2の偏光分離膜36bは、第2の光入射面34bからの光LをP偏光成分の光LpとS偏光成分の光Lsとに分離するとともに、P偏光成分の光Lpを第2の光射出面35bに向かって透過させ、S偏光成分の光Lsを反射膜37に向かって反射させる。
第2の偏光分離膜36bを透過したP偏光成分の光Lpは、第2の光射出面35bから外部へと射出される。
これに対して、第2の偏光分離膜36bで反射されたS偏光成分の光Lsは、反射膜37と第2の偏光分離膜36bとの間で反射を繰り返すことにより、第3の光射出面35cに到達する。最終的には、第2の偏光分離膜36bからの光Lsが反射膜37によって第3の光射出面35cに向かって反射され、第3の光射出面35cから照明光L3として射出される。
以上のようにして、この偏光変換素子30Cでは、コリメーター光学系20により平行光に変換された光Lが第1の面34に入射し、S偏光成分からなる照明光L1,照明光L2,照明光L3が第2の面35から光変調装置200に向かって射出される。
本実施形態では、第2の偏光分離膜36bと基準平面39とのなす角度をθ2とし、反射膜37と基準平面39とのなす角度をθ3とする。この偏光変換素子30Cでは、角度θ3が、角度θ1,θ2よりも大きい角度に設定されている。ただし、角度θ1は角度θ2と等しい角度に設定されている。例えば、角度θ1,θ2を45°に設定し、角度θ3を47〜50°の範囲で設定することが好ましい。これにより、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
なお、第2の光射出面35bからはP偏光成分の光Lpも射出される。しかしながら、偏光板201aの偏光軸をP偏光成分の光Lpの偏光軸と直交させておけば、P偏光成分の光Lpは偏光板201aによって遮断される。したがって、第2の光射出面35bから射出されるP偏光成分の光Lpは、光変調装置200による画像形成に影響を及ぼすことはない。また、偏光変換素子30Cは、偏光板201aによって吸収される偏光成分を少なくし、偏光板201aを透過する偏光成分を多くする、という偏光変換素子の機能を果たしている。
したがって、照明装置100では、この偏光変換素子30Cを用いることによって、照明ムラを小さくし、より均一な明るさで照明光を光変調装置200に照射することが可能となる。さらに、プロジェクター1000では、この偏光変換素子30Cを備えた照明装置100を用いることによって、更なる小型化を図りつつ、画像品質に優れた表示を行うことが可能となる。
本実施形態では、第2の反射膜はS偏光成分の光Lsを反射する反射膜であればよい。したがって、第2の反射膜として、反射膜37のかわりに、S偏光成分の光Lsを反射する偏光分離膜を用いてもよい。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態である偏光変換素子30Dの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
図6は、第3の実施形態である偏光変換素子30Dの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
この偏光変換素子30Dは、図6に示すように、第1の傾斜面33aに設けられた第1の偏光分離膜36aと、第1の反射膜として第2の傾斜面33bに設けられた第1の反射膜37aと、第2の反射膜として第3の傾斜面33cに設けられた第2の反射膜37bと、を備える。
第1の反射膜37aは、第1の反射膜37aに入射した光を反射させる機能を有する。第2の反射膜37bは、第2の反射膜37bに入射した光を反射させる機能を有する。
第1の光入射面34aから第2の透光性基材32bの内部へと入射した光Lは、第1の偏光分離膜36aに入射する。そして、この第1の偏光分離膜36aは、光LをP偏光成分の光LpとS偏光成分の光Lsとに分離するとともに、このP偏光成分の光Lpを第1の光射出面35aに向かって透過させ、S偏光成分の光Lsを第2の偏光分離膜36bに向かって反射させる。
第1の偏光分離膜36aを透過したP偏光成分の光Lpは、第1の透光性基材32aの内部を伝搬し、第1の光射出面35aから射出される。P偏光成分の光Lpは、さらに位相差板38を通過することで偏光状態がS偏光成分の光に変換されて、照明光L1として射出される。
これに対して、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsは、第1の反射膜37aに入射する。そして、この第1の反射膜37aは、第1の偏光分離膜36aで反射されたS偏光成分の光Lsを第2の光射出面35bに向かって反射させる。そして、この第1の反射膜37aで反射されたS偏光成分の光Lsは、第2の光射出面35bから照明光L2として射出される。
一方、第2の光入射面34bから第3の透光性基材32cの内部へと入射した光Lは、第1の反射膜37aに入射する。そして、この第1の反射膜37aは、第2の光入射面34bからの光Lを第2の反射膜37bに向かって反射させる。
第1の反射膜37aで反射された光Lは、第2の反射膜37bに入射する。そして、この第2の反射膜37bは、光Lを第1の反射膜37aに向かって反射させる。
第2の反射膜37bで反射された光Lは、第1の反射膜37aと第2の反射膜37bとの間で反射を繰り返すことにより、第3の光射出面35cに到達する。最終的には、第1の反射膜37aからの光Lが第2の反射膜37bによって第3の光射出面35cに向かって反射され、第3の光射出面35cから照明光L3として射出される。
以上のようにして、この偏光変換素子30Dでは、コリメーター光学系20により平行光に変換された光Lが第1の面34に入射し、S偏光成分からなる照明光L1,照明光L2,照明光L3が第2の面35から光変調装置200に向かって射出される。
本実施形態では、第1の反射膜37aと基準平面39とのなす角度をθ2とし、第2の反射膜37bと基準平面39とのなす角度をθ3とする。この偏光変換素子30Dでは、角度θ3が、角度θ1,θ2よりも大きい角度に設定されている。ただし、角度θ1は角度θ2と等しい角度に設定されている。例えば、角度θ1,θ2を45°に設定し、角度θ3を47〜50°の範囲で設定することが好ましい。これにより、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
なお、第3の光射出面35cからはP偏光成分の光Lpも射出される。しかしながら、偏光板201aの偏光軸をP偏光成分の光Lpの偏光軸と直交させておけば、P偏光成分の光Lpは偏光板201aによって遮断されるため、光変調装置200による画像形成に影響を及ぼすことはない。したがって、照明装置100では、この偏光変換素子30Dを用いることによって、照明ムラを小さくし、より均一な明るさで照明光を光変調装置200に照射することが可能となる。さらに、プロジェクター1000では、この偏光変換素子30Dを備えた照明装置100を用いることによって、更なる小型化を図りつつ、画像品質に優れた表示を行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態である偏光変換素子30Eの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
図7は、第4の実施形態である偏光変換素子30Eの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、図2に示す偏光変換素子30Aと同等の部位については、説明を省略するとともに、図面において同じ符号を付すものとする。
偏光変換素子30Eは、第1の傾斜面33aに設けられた第1の偏光分離膜36aと、第1の反射膜として第2の傾斜面33bに設けられた反射膜37と、第2の反射膜として第3の傾斜面33cに設けられた第2の偏光分離膜36bと、を備える。
偏光変換素子30Eは、第2の偏光分離膜36bが、基準平面39とのなす角度が互いに異なる第1の部分36b1と第2の部分36b2とを有しているという点において、偏光変換素子30Aと異なっている。すなわち図7に示したように、XZ断面において第2の偏光分離膜36bは折れ曲がっている。
ここで、第2の偏光分離膜36bのうち、第1の面34側の第1の部分36b1と基準平面39とのなす角度をθ31とし、第2の面35側の第2の部分36b2と基準平面39とのなす角度をθ32とする。偏光変換素子30Eでは、角度θ32が、角度θ1,θ2,θ31よりも大きい角度に設定されている。ただし、角度θ1と角度θ2と角度θ31は互いに等しい値に設定されている。例えば、角度θ1,θ2、θ31を45°に設定し、角度θ32を47〜50°の範囲で設定することが好ましい。これにより、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
なお、角度θ31を角度θ1,θ2,θ32よりも大きい角度に設定する構成にしてもよい。要は、第2の反射膜が、基準平面39とのなす角が角度θ2よりも大きい部分を有していればよい。これにより、第2の反射膜によって反射される光の進行方向を光軸axに近づく方向に変化させることができる。
以上、第1乃至第4の実施形態を用いて本発明に係る偏光変換素子を説明したが、本発明を適用した偏光変換素子は、第1乃至第4の実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1乃至第4の実施形態に示す偏光変換素子30A〜30Eでは、第1の光射出面35aに位相差板38が配置されているが、第1の光射出面35aには位相差板を配置せず、第2の光射出面35bに第1の位相差板を配置し、第3の光射出面35cに第2の位相差板を配置してもよい。この場合、第1の位相差板の位相差を第2の位相差板の位相差と等しくし、第1の位相差板の光軸を第2の位相差板の光軸と一致させておく。これによれば、P偏光成分からなる照明光L1,P偏光成分からなる照明光L2,P偏光成分からなる照明光L3が第2の面35から光変調装置200に向かって射出される。
なお、図2に示す偏光変換素子30Aにおいて、第1の光射出面35aの代わりに第2の光射出面35bおよび第3の光射出面35cに位相板を配置した場合には、偏光板201aの偏光軸をP偏光成分の光Lpの偏光軸と平行にする。
また、図5に示す偏光変換素子30Cにおいて、第1の光射出面35aの代わりに第2の光射出面35bおよび第3の光射出面35cに位相板を配置した場合には、第2の光射出面35bからS偏光成分の光Lsも含まれる。しかし、偏光板201aの偏光軸をS偏光成分の光Lsの偏光軸と直交させておけば、S偏光成分の光Lsは偏光板201aによって遮断されるため、光変調装置200による画像形成に影響を及ぼすことはない。
また、図6に示す偏光変換素子30Dにおいて、第1の光射出面35aの代わりに第2の光射出面35bに位相板を配置した場合には、第3の光射出面35cに位相板を配置しなくてもよい。さらに、偏光板201aの偏光軸をS偏光成分の光Lsの偏光軸と直交させておけば、第3の光射出面35cから射出されるS偏光成分の光Lsは偏光板201aによって遮断されるため、光変調装置200による画像形成に影響を及ぼすことはない。
また、偏光変換素子30A〜30Eでは第2の反射膜は平面からなっていたが、曲面を有していてもよい。
さらに、第1乃至第4の実施形態からわかるように、第1の反射膜は偏光分離機能を有していてもよいし、偏光分離機能を有していなくてもよい。同様に、第2の反射膜は偏光分離機能を有していてもよいし、偏光分離機能を有していなくてもよい。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例では、先ず、図1に示す照明装置100において、図2に示す偏光変換素子30Aを用いて、角度θ1,θ2を45°とし、角度θ3を45〜52°の範囲で変更した場合の光変調装置200上での照度分布についてシミュレーションによる評価を行った。その結果を図9〜図15に示す。また、図8に比較例を示す。
なお、図8〜図15に示す照度分布図では、その面内における照度を白黒の濃淡で表しており、白色に向かうに従って明るく、黒色に向かうに従って暗くなることを表している。また、図8〜図15では、照度分布図の面内中心を原点(0,0)としたXY座標において、X軸上での光強度(Lux)と、Y軸上での光強度(Lux)とをそれぞれグラフに表している。
図9〜図15に示した角度θ3が46°以上の場合の結果を角度θ3が45°である比較例と比較すると、光変調装置200のうち照明光L2によって照明される領域において光強度が増加していることがわかる。このように、偏光変換素子30Aを用いることによって、照明ムラを小さくし、より均一な明るさで照明光を光変調装置200に照射することが可能である。
角度θ3が47°〜50°の場合は、光変調装置200上において照明光L3を照明光L2に重畳させることによって、光変調装置200の中央領域の明るさと周辺領域の明るさとの差を小さくし、照明ムラを十分小さくする効果が得られた。
角度θ3が50°よりも大きくなると、光変調装置200の端部において光強度が低下する傾向がみられる。偏光変換素子30Aと光変調装置200との距離などに応じて、角度θ3をθ2よりも大きい範囲で設定すればよい。
以上のことから、偏光変換素子30Aは第2の反射膜を備え、かつ角度θ3が角度θ2よりも大きいために、照明ムラが小さくなることがわかる。また、より均一な明るさで照明光を照射するためには、角度θ2が45°の場合、角度θ3を47〜50°の範囲とすることが好ましい。
10…光源 20…コリメーター光学系 30,30A〜30D…偏光変換素子 31…導光体 31A…第1の光学ブロック 31B…第2の光学ブロック 32a…第1の透光性基材 32b…第2の透光性基材 32c…第3の透光性基材 32d…第4の透光性基材 33a…第1の傾斜面 33b…第2の傾斜面 33c…第3の傾斜面 33d…側面 34…第1の面 34a…第1の光入射面 34b…第2の光入射面 35…第2の面 35a…第1の光射出面 35b…第2の光射出面 35c…第3の光射出面 36…偏光分離膜 36a…第1の偏光分離膜 36b…第2の偏光分離膜 36c…第3の偏光分離膜 37…反射膜 37a…第1の反射膜 37b…第2の反射膜 38…位相差板 39…基準平面 40…第3の反射膜 100…照明装置 200…光変調装置 201a,201b…偏光板 300…投射光学系 1000…プロジェクター
Claims (13)
- 第1の光入射面と第2の光入射面とを有する第1の面と、
第1の光射出面と第2の光射出面と第3の光射出面とを有する第2の面と、
前記第1の光入射面からの光が入射する偏光分離膜と、
前記偏光分離膜によって反射された光が入射する第1の反射膜と、
前記第1の反射膜の前記偏光分離膜とは反対側に設けられ、前記第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する第2の反射膜と、
前記第1の光射出面と前記第2の光射出面とのうち何れか一方に設けられた位相差板と、
を有する第1の光学ブロックを備え、
前記偏光分離膜は、前記第1の光入射面からの光のうち第1の偏光成分を前記第1の光射出面に向けて透過させるとともに、前記第1の光入射面から入射した光のうち第2の偏光成分を前記第1の反射膜に向けて反射させ、
前記第1の反射膜は、前記偏光分離膜によって反射された光のうち少なくとも一部を前記第2の光射出面に向けて反射させるとともに、前記第2の光入射面からの光のうち少なくとも一部を前記第2の反射膜に向けて反射させ、
前記第2の反射膜は、前記第1の反射膜からの光のうち少なくとも一部を前記第3の光射出面に向けて反射させることを特徴とする偏光変換素子。 - 前記第1の反射膜は、入射した光のうち前記第1の偏光成分と前記第2の偏光成分とを反射させ、
前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の偏光変換素子。 - 前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有し、
前記第2の反射膜を透過した光を前記第2の反射膜に向けて反射させる第3の反射膜を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光変換素子。 - 前記第3の反射膜によって反射された光が、前記第3の反射膜への入射時と同じ光路を経て前記第2の光入射面から射出されるように前記第3の反射膜の角度が設定されていることを特徴とする請求項3に記載の偏光変換素子。
- 前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度が45°であり、前記第1の光入射面と平行な平面と前記第2の反射膜とのなす角度が47〜50°であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の偏光変換素子。
- 更に、前記第1の光学ブロックと同じ構成を有する第2の光学ブロックを備え、
前記第1の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記第1の光入射面の法線方向から傾く方向は、前記第2の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記法線方向から傾く方向とは反対方向であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の偏光変換素子。 - 第1の光入射面と第2の光入射面とを有する第1の面と、
第1の光射出面と第2の光射出面と第3の光射出面とを有する第2の面と、
前記第1の光入射面からの光が入射する偏光分離膜と、
前記偏光分離膜によって反射された光が入射する第1の反射膜と、
前記第1の反射膜の前記偏光分離膜とは反対側に設けられ、前記第1の光入射面と平行な平面とのなす角度が前記第1の光入射面と平行な平面と前記第1の反射膜とのなす角度よりも大きい部分を有する第2の反射膜と、
前記第2の光射出面に設けられた第1の位相差板と、
前記第3の光射出面に設けられた第2の位相差板と、
を有する第1の光学ブロックを備え、
前記偏光分離膜は、前記第1の光入射面からの光のうち第1の偏光成分を前記第1の光射出面に向けて透過させるとともに、前記第1の光入射面から入射した光のうち第2の偏光成分を前記第1の反射膜に向けて反射させ、
前記第1の反射膜は、前記偏光分離膜によって反射された光のうち少なくとも一部を前記第2の光射出面に向けて反射させるとともに、前記第2の光入射面からの光のうち少なくとも一部を前記第2の反射膜に向けて反射させ、
前記第2の反射膜は、前記第1の反射膜からの光のうち少なくとも一部を前記第3の光射出面に向けて反射させることを特徴とする偏光変換素子。 - 前記第1の反射膜は、入射した光のうち前記第1の偏光成分と前記第2の偏光成分とを反射させ、
前記第2の反射膜は、偏光分離機能を有していることを特徴とする請求項7に記載の偏光変換素子。 - 前記第2の反射膜は、偏光分離を有し、
前記第2の反射膜を透過した光を前記第2の反射膜に向けて反射させる第3の反射膜を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の偏光変換素子。 - 前記第3の反射膜によって反射された光が、前記第3の反射膜への入射時と同じ光路を経て前記第2の光入射面から射出されるように前記第3の反射膜の角度が設定されていることを特徴とする請求項9に記載の偏光変換素子。
- 更に、前記第1の光学ブロックと同じ構成を有する第2の光学ブロックを備え、
前記第1の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記第1の光入射面の法線方向から傾く方向は、前記第2の光学ブロックが備える前記第2の反射膜が前記法線方向から傾く方向とは反対方向であることを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の偏光変換素子。 - 光源と、
前記光源から射出された光が入射するコリメーター光学系と、
前記コリメーター光学系から射出された光が入射する請求項1〜11の何れか一項に記載の偏光変換素子と、
を備えたことを特徴とする照明装置。 - 請求項12に記載の照明装置と、
光変調装置と、
投射光学系と、
を備えたことを特徴とするプロジェクター。
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