JP2011039180A5 - - Google Patents

Description

上記目的を達成するために、本発明のズームレンズ鏡筒は、光軸方向に繰り出される複数段の筒部を有するズームレンズ鏡筒であって、第１のレンズ群（１０１）が保持される第１の筒部と、前記第１の筒部より少なくとも２段低い第２の筒部（４０２）と、前記第２の筒部に支持され、第２のレンズ群（２０１）を保持する保持部材（２１０１）と、前記保持部材を前記第１のレンズ群側に付勢する付勢手段（７０２）とを備え、前記保持部材にカムフォロア（２１０１ａ、２１０３ａ）が設けられ、前記第２の筒部に前記カムフォロアと係合するカム部（４０２ａ、４０２ｄ）が設けられ、前記カム部は、撮影領域において物体側及び像面側の両側にカム面を有すると共に、収納位置において前記物体側にのみカム面を有し、前記カム部は、前記収納位置において前記保持部材が前記付勢手段により付勢されることで前記カムフォロアと前記物体側のカム面で当接する一方、撮影領域において前記カムフォロアと前記物体側及び前記像面側の両側における前記２カム面で当接し、前記第２の筒部の回転に従って、前記カム部と係合する前記カムフォロアが前記光軸方向に移動することにより、前記第２のレンズ群を前記第１のレンズ群に対して移動させることを特徴とする。

本発明の請求項１に係るズームレンズ鏡筒によれば、カムフォロアは保持部材の第１のレンズ群とは反対側の端部に設けられる。また、非撮影領域において、保持部材が付勢手段により付勢され、カムフォロアがカム部の物体側の１面で当接することにより、保持部材の光軸方向の位置が規制される。また、撮影領域において、カムフォロアが物体側及び像面側の両側におけるカム部の２面で当接することにより、保持部材の光軸方向の位置が規制される。

Claims (7)

1. 光軸方向に繰り出される複数段の筒部を有するズームレンズ鏡筒であって、
   第１のレンズ群が保持される第１の筒部と、
   前記第１の筒部より少なくとも２段低い第２の筒部と、
   前記第２の筒部に支持され、第２のレンズ群を保持する保持部材と、
   前記保持部材を前記第１のレンズ群側に付勢する付勢手段とを備え、
   前記保持部材にカムフォロアが設けられ、
   前記第２の筒部に前記カムフォロアと係合するカム部が設けられ、
   前記カム部は、撮影領域において物体側及び像面側の両側にカム面を有すると共に、収納位置において前記物体側にのみカム面を有し、
   前記カム部は、前記収納位置において前記保持部材が前記付勢手段により付勢されることで前記カムフォロアと前記物体側のカム面で当接する一方、撮影領域において前記カムフォロアと前記物体側のカム面及び前記像面側のカム面の両面で当接し、
   前記第２の筒部の回転に従って、前記カム部と係合する前記カムフォロアが前記光軸方向に移動することにより、前記第２のレンズ群を前記第１のレンズ群に対して移動させることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
2. 前記カムフォロアは前記保持部材の光軸に対する周方向に複数設けられ、
   前記複数のカムフォロアのうち、少なくとも１つは前記光軸に対して直交する方向に付勢されて可動自在に構成されたカムフォロアであり、
   前記複数のカムフォロアがそれぞれ係合する複数のカム部のうち、前記可動自在なカムフォロアが係合するカム部と他のカムフォロアが係合する他のカム部とが異なる断面の形状に形成されたことを特徴とする請求項１記載のズームレンズ鏡筒。
3. ベース部材をさらに備え、
   前記付勢手段は、前記ベース部材に設けられ、前記保持部材を前記第１のレンズ群側に付勢するバネ部材であることを特徴とする請求項１記載のズームレンズ鏡筒。
4. 第３のレンズ群を保持し、凸部が形成された第２の保持部材をさらに備え、
   前記付勢手段は、前記第２の保持部材を前記第１のレンズ群側に付勢するバネ部材と、前記第２の保持部材を光軸方向に駆動する駆動手段とから構成され、前記第２の保持部材の凸部を前記保持部材の受け面に当接させることを特徴とする請求項１記載のズームレンズ鏡筒。
5. 前記非撮影領域において、前記保持部材の前記光軸に対して直交する方向の位置を規制する位置規制手段を備えたことを特徴とする請求項１記載のズームレンズ鏡筒。
6. 前記位置規制手段は、前記保持部材を光軸方向に直進案内することを特徴とする請求項５記載のズームレンズ鏡筒。
7. 前記保持部材には、前記ズームレンズ鏡筒の光軸の回りの各周方向位置に、前記カムフォロアが複数形成されていることを特徴とする請求項１記載のズームレンズ鏡筒。