JP2011038737A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
動作する加湿装置の加湿エレメントを構成する板材から生じる接触音を防止する。
【解決手段】
第1の側板と、第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板を連結する連結部と、第1の側板と第2の側板に挟持される加湿エレメントを有する加湿装置であって、加湿エレメントは、板面に複数の凸部が形成された複数の板材を、各板材に形成された該凸部が積層方向に重なるように積層することにより構成され、少なくともいずれかの側板の一方には、積層されている板材を積層方向から押さえる押さえ部材が設けられ、この押さえ部材の板材の押さえ位置は、複数の凸部の内、隣り合う凸部同士を結ぶ直線上の位置であること。
【選択図】図1

Description

本発明は、板材を積層して構成する加湿エレメントを有する加湿装置に関する。
従来から、複数の板材を所定の間隔を空けて積層して構成した積層体を有する加湿エレメントを備えた加湿装置がある。この加湿エレメントは、積層した板材が貯水容器内の水に一部が浸漬した状態で、回動して出入り可能に設置されている。
そして、このような加湿装置は、加湿エレメントを回動させることで積層体に水分を付着させ、この積層体に送風機により空気を送り込み、水分を気化させることで、空気の湿度を高めるものである(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−12832号公報
しかしながら、上記のような加湿装置の動作中において、回動する積層体を構成する板材が、成型のバラつきや動作時の振動等により、隣り合う板材同士が接触し、接触音が発生する問題がある。
特に、より多くの加湿量を得る為に、板材が大型化し、多くの板材を積層するために、隣り合う板材の間隔が小さくなる傾向にあり、上記のような問題が発生しやすくなっている。
そこで本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、運転時の積層体を構成する板材同士の接触音を防止する加湿装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する為には、加湿装置の加湿部において、第1の側板と、第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板を連結する連結部と、前記第1の側板と前記第2の側板に挟持される加湿エレメントを有し、加湿エレメントは、板面に複数の凸部が形成された複数の板材を、各板材に形成された該凸部が積層方向に重なるように積層することにより構成され、少なくとも前記いずれかの側板の一方には、積層されている板材を積層方向から押さえる押さえ部材が設けられ、該押さえ部材の前記板材の押さえ位置は、複数の前記凸部の内、隣り合う前記凸部同士を結ぶ直線上に位置させる。
以上のように各部を構成すれば、押さえ部材により板材を押えることが可能となり、加湿部材が回転する際の板材の振動を抑制し、積層されている板材同士の接触音を低減することできる。
加湿装置の外観を示す斜視図 加湿装置の背面パネルを外した状態を示す斜視図 加湿装置の断面構成を背面側から見た縦断面図 加湿部材及び貯水容器を本体から取り外した状態を示す斜視図 一体となっている加湿部材及び貯水容器を示す斜視図 加湿部材の斜視図 第1の側板に板材が組み付けられる状態を示す斜視図 第2の側板の斜視図 (a)押さえ部材を前側から見た斜視図 (b)押させ部材を後方より見た斜視図 実施の形態1における加湿部の側面図 (a)図10の模式図 (b)押さえ部材が接する板材を押さえ部材が接触する側から見た平面図 実施の形態2における加湿部の側面図 (a)図12の模式図 (b)押さえ部材が接する板材を押さえ部材が接触する側から見た平面図 (a)実施の形態3における加湿部を側面からみた模式図 (b)押さえ部材が接する板材を押さえ部材が接触する側から見た平面図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1〜図2を参照すると、本実施の形態の加湿装置100の外郭は、背面に開口部1aが形成された本体1と、この開口部1aを覆う背面パネル2と、本体1の前面に配置される着脱可能なカセット式の給水タンク6から構成されている。
そして、背面パネル2には、格子状の吸込口3が形成されていると共に、本体1には、上面両側部から両側面にかけて格子状の吹出口5が形成されており、送風機27により吸込口3から吸い込まれた乾いた空気が、本体1内に設けられる加湿部10を構成する加湿エレメント24を通過する間に湿気が与えられて、吹出口5から吹き出されるように構成されている。
つまり、加湿装置100は、本体1の内部に設けられているターボファンやプロペラファン等の送風機27を含む送風手段11を駆動することによって、乾燥空気を吸込口3から吸い込んで、この乾燥空気の湿度を高めて、吹出口5から室内等の外部に供給する。
次に、本体1の構造を説明する。
図1〜図4を参照すると、本体1には、送風手段11と、加湿部10と、貯水容器9が収容されている。送風手段11は、送風機27とこの送風機27を駆動するモータを有する駆動部(図示省略)で構成されている。
また、給水タンク6は、本体1の前面上方に着脱自在に設けられており、内部に水が貯留できるように構成されている。
そして、本体1の内部下側には、貯水タンク6からの水を貯水するとともに、加湿部10を保持する貯水容器9が設けられている。加湿部10は、使用時に貯水容器9に保持され、この貯水容器9と一体的に本体1から着脱自在な構造となっている。
次に、図5〜図6を参照すると、加湿部10は、第1の側板16と、第2の側板23と、第1の側板16と第2の側板23とに挟持された加湿エレメント24とで構成されており、第1の側板16、第2の側板23及び加湿エレメント24には送風手段11の外径よりも大きな開口部Kが形成されている。つまり、加湿部10は、リング形状である。
また、この加湿エレメント24は、複数枚のリング形状の板材24aを所定の間隔をあけて積層することにより構成されている。
また、加湿部10を保持した貯水容器9を本体1に組み付けた状態において、送風手段11が周状に構成された加湿部10の開口部Kから内側に挿入され、加湿エレメント24の内周と送風手段11の外周が、重なるように収容される配置となっている。
このように、加湿部10に、送風手段11の外径よりも大きな開口部を設けることによって、送風手段11と干渉することなく、加湿部10及び貯水容器9を一体的に本体1から着脱できるようになっている。
次に、図4〜図5を参照すると、本体1には、加湿部10を回転駆動する、モータを有する駆動手段15が設けられている。また、加湿部10には、駆動手段15からの回転力が伝達され、加湿部10を回転移動させる従動手段17が設けられている。
すなわち、加湿装置100を組み立てた状態では、駆動手段15と従動手段17とが噛合い、駆動手段15の駆動力が従動手段17に伝達され、加湿部10が回転駆動するよう構成されている。
次に、図3及び図5を参照すると、貯水容器9内部には、貯水容器9の背面側壁面と背面側壁面とを渡すように、2本の支持手段20が設けられている。この支持手段20は、貯水容器9内の側面両側に配置されている。
また、この支持手段20は、貯水容器9内に取り付けられた状態において回転自在である。つまり、加湿部10は、回転自在な支持手段20を介して、貯水容器9に回転移動自在に支持される。
次に、図3を参照すると、貯水容器9には、給水タンク6から水が供給される。給水タンク6からの水は、貯水容器9に設けられている給水部(図示せず)で受け取られ、貯水容器9に貯水されるように構成されている。
この水は、貯水容器9内に貯水され、所定の水位(水面位置28)となる。この時、加湿エレメント24は、加湿部10の回転移動に伴って回転移動するが、加湿エレメント24の一部は、常に貯水容器9内の水の水面位置28と同等か、それよりも低い位置に配置され浸漬されるようになっている。
尚、水面28は、加湿エレメント24の一部が浸漬する水位である。
以上のように構成された貯水容器9と加湿部10は、次のように加湿部10が貯水容器9に保持された状態で、本体1に着脱自在に設けられる。
図4を参照すると、加湿部10が貯水容器9に保持された状態において、加湿部10及び貯水容器9を背面方向(矢印B)に引き出せば、一体的に本体1から取り外すことができ、加湿部10及び貯水容器9を前面方向(矢印A)に組み入れれば、一体的に本体1に取り付けることができる。
加湿部10を本体1に取り付けた状態においては、送風手段11が加湿部10の開口部から内側に挿入され、加湿エレメント24の内周と送風手段11の外周とが重なるように収容される配置となっている。
この加湿部10は、本体1の背面側の内壁面に設けられているモータ等の駆動手段15によって、回転駆動するように構成されている。
つまり、駆動手段15の駆動カム18と従動手段17の従動ギア19とが噛合い、駆動手段15の駆動力が従動手段17に伝達され、加湿部10が回転駆動するようになっている。
ここで、図5を参照すると、第1の側板16には、従動手段17を構成する従動ギア19が形成されており、駆動手段15からの回転駆動力が伝達されるようになっている。
駆動手段15を構成する駆動カム18と従動ギア19とを直接噛み合わせてもよいが、駆動カム18と従動ギア19との間に変速ギア32を設けるようにしてもよい。
変速ギア32は、駆動手段15から伝達される回転駆動力を変速するものである。つまり、変速ギア32は、従動ギア19と噛み合うようになっており、駆動手段15からの駆動力が従動カム33を介して伝達され、この駆動力を変速して従動ギア19に伝達する。
次に、加湿部10について詳述する。
図6を参照すると、加湿部10は、第1の側板16と、第2の側板23と、第1の側板16と第2の側板23とに挟持される加湿エレメント24で構成されている。第1の側板16、第2の側板23及び加湿エレメント24は、それぞれ中央部が送風手段11の外径よりも大きな径の開口が形成されたリング形状である。
次に、図7を参照すると、第1の側板16には、板面から垂直に立設する第1の連結部40と第2の連結部41、及び、周状に従動ギア19が一体的に形成されている。
この第1の連結部40には、先端部に雌ねじ40aが形成されている。また、第2の連結部41は、円筒形状であり、外周面に第1の側板16の面から先端にかけて凸部41aが形成され、先端部に雌ねじ41bが形成されている。
次に、図8を参照すると、第2の側板23には、底に透孔23cが形成された凹部23aと、第2の連結部41の外形状と略一致する透孔23bが形成されている。また、第2の側板23の凹部23aが形成されている板面には、ゴムなど柔軟性のある弾性変形可能な材料で形成されている押さえ部材23dが取り付けられている。
ここで図9を参照すると、押さえ部材23dは、第2の側板23の板面とは逆方向に開放した形状(円錐形状)であり、第2の側板23に取り付けた状態において開放端面23fは第2の側板23の板面と平行であり、切り欠き23eを形成することにより、押圧された際に変形しやすく構成されている。
また、開放端面23fとは反対側の端には、取付部23gが形成されており、この取付部23gが第2の側板23に形成される取付孔(図示せず)に嵌合することで、押さえ部材23dが第2の板材23に取付けられている。
次に、図6〜図7を参照すると、加湿エレメント24は、複数のリング形状の板材24aを積層することにより構成されている。この板材24aには、第1の連結部40の外形より大きな透孔24bと、第2の連結部41の外形状と略一致する透孔24cが形成されている。
また、板材24aの片面には、板面から突出する複数の凸部24dが所定の間隔で整列して形成されている。この凸部24dは、いずれも板面からの高さが略一致するように構成されている。
尚、加湿エレメント24を構成するリング状の板材24aは、通過する気流の温度の影響を受けても形状が保てるような材料で構成されればよい例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)や、AS(アクリロニトリル・スチレン)、PS(ポリスチレン)等の樹脂材料で成型するとよい。
また、加湿エレメント24は、リング状に構成されていればよく、特に形状を限定するものではない。この加湿エレメント24は、送風手段11の外周の少なくとも一部を取り囲むように構成され、送風手段11の周辺を可動できるように構成されていればよい。
これらの第1の側板16,第2の側板23,加湿エレメント24の板材24aを、次のように組み合わせることにより、加湿部10を構成されている。
まず、第1の側板16に形成された第1の連結部40と第2の連結部41を、それぞれ板材24aに形成された透孔24bと透孔24cに通すことにより、板材24aが第1の側板16に積層して取り付けられる。
この時、板材24aは、板面に形成された凸部24dを同じ方向に向けた状態で、複数枚積層して取り付けられる。これにより、隣り合う板材24aの板面の間に、凸部24dが介在することで、所定の隙間が形成される。
また、同じ形状の板材24aを積層するので、隣り合う凸部24dは積層方向に重なった状態で、板材24a同士の隙間を形成する。
更に、第2の連結部41の外形と透孔24cの穴形状は略一致することから、板材24aは第1の側板16に対して、板面方向の位置が固定される。つまり、第2の連結部24は、板材24aを第1の側板16に対して積層して取り付ける際のガイド部及び位置決め部としての機能を有するものである。
上記のように、第1の側板16に所定の厚さまで板材24aが積層されて加湿エレメント24を構成した状態において、第2の側板23に形成された凹部23aに第1の側板16の第1の連結部40の先端が挿入されると共に、透孔23bに第2の連結部41の先端部が挿入される。
そして、第1の連結部40と第2の連結部41にそれぞれ形成された雌ねじに、締結用雄ねじ46を透孔23c及び透孔23bを通してねじ止めする(図1、4参照)ことで、第2の側板23が第1の側板16に固定される。
この状態で、第1の側板16と第2の側板23と加湿エレメント24を構成する各板材24aは、それぞれの板面同士が略平行となるように、各部が組み合わされている。
これにより、第1の側板16と第2の側板23に挟まれた状態で、板材24aの積層状態が保たれる。
この時、図10〜図11を参照すると、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを開放端面23fで面接触して押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触している。
また、押さえ部材23dは、押さえ部材23dが板材24aに接触する位置(押さえ位置)P1が、隣り合う凸部24d同士を結ぶ略直線上に位置するように、第2の側板23に設けられている。
尚、本実施の形態1において、隣り合う凸部24dは、一番近くで隣り合う一対の凸部24dであり、この凸部24d同士を結ぶ直線上に押さえ位置P1が位置している。
(図11(b)は、押さえ位置P1と凸部24dの位置を示す概略図であり、押さえ位置P1側から板材24aを見た図である。従って、凸部24dは図において、板材24aの裏側に位置する。)
次に、以上のように各部を構成した加湿装置100の動作について説明する。
加湿装置100においては、まず、給水タンク6に貯留されている水が貯水容器9に給水される。このとき、貯水容器9内における貯水量は、水面28の水位となるよう調整される。
また、加湿部10を構成する加湿エレメント24は、周状の一部が貯水容器9内の水面28よりも下方に位置している。そして、加湿部10は、駆動手段15の駆動力が従動手段17に伝達され、送風手段11の外周に沿って回転移動する。
加湿部10が回転することによって、加湿エレメント24には、貯水容器9内の水が周期的に保水される。
一方、加湿装置100内の気流の流れは、送風機27が回転することによって生じる。この気流は、加湿装置100の背面側に形成されている吸込口3より吸い込まれ、送風機27に吸引される。送風機27に吸引された気流は、この送風機27の外周全周から加湿エレメント24の内周に向かって吹き出される。
つまり、送風機27の外周及び加湿エレメント24の内周は、重なることから、送風機27から吹き出される気流は、直接加湿エレメント24に送風される。
そして、この気流によって、加湿エレメント24の間を通過する過程で加湿エレメント24に保水された水分が気化される。この気化された水分により、加湿装置100内に吸引した空気が加湿される。この加湿された空気は、加湿部10の外周から本体1の側面及び上面に形成されている吹出口5を経て、本体1から吹き出される。
以上の加湿装置100において、加湿エレメント24を構成要素として含む加湿部10の回転動作によって、加湿エレメント24が貯水容器9内に貯水されている水に周期的に出入りすることが可能になっている。
つまり、加湿エレメント24は、回転することによって貯水容器9内に貯水されている水で周期的に保水されるようになっており、加湿量を向上させることができるとともに、空気の加湿を安定的に行なうことが可能になる。
また、この時、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触する。
これにより、押さえ部材23では、自らの弾性力で板材24aを押え、加湿部10が回転する際の板材24aの振動を抑制し、板材24a同士の接触音を低減することが可能となる。
更に、押さえ部材23dは、押さえ部材23dが第2の側板23に接触する位置Pが、隣り合う凸部24d同士を結ぶ略直線上(重なる位置も含む)に位置する、つまり、凸部24aに支持される部分であるので、押さえ部材23dにより板材24aを押圧しても、凸部24dと凸部24dに挟まれていない部位を押圧した場合に比べて、板材24aは大きく撓むことが無い。
特に、本実施の形態のように、一番近くで隣り合う凸部24d同士を結ぶ直線上、つまり、凸部24dに支持される一番狭い部分を押さえ部材23dで押えるので、押さえ部材3dから作用する力による板材24aの撓みを一番小さくすることが可能である。
これにより、押さえ部材23dにより板材24aを強固に抑えることが可能となり、接触音をより低減させることが可能であると共に、板材24aを大きく撓ませることが無いので、加湿エレメント24内を流れる風の流下効率を損なうことが無い。
また、隣り合う凸部24dの間を押さえ部材23dで押圧することから、同時に複数の積層方向に連なる凸部24dを押えることが可能である。つまり、1つの押さえ部材23dで、より広い範囲の板材24aの振動を抑制することが可能となる。
特に、隣り合う凸部24dの間の中心に、押さえ部材23dを位置させることで、押さえ部材23dと隣り合う各凸部24dの距離が同じになる。これにより、押さえ部材23の弾性力により隣り合う一対の凸部24dに作用する力が均一となり、バランスよく板材を抑えることができる。
また、押さえ部材23dの開放端面23fは、板材24aの面と面接触しているので、使用時に板材が動いても、押さえ部材23dが板材に接触した状態で、動きに倣って弾性変形するので、板面に対して広い面で押圧力を付与することが可能である。
実施の形態2
次に、実施の形態2について、図面を参照して説明する。尚、実施の形態2は、実施の形態1の押さえ部材23dが押さえる板材24aの位置の変形例である。従って、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図12〜図13を参照すると、実施の形態1と同様に、加湿エレメント24が板材24aを積層することにより構成されている。
この状態において、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触している。
そして、この押さえ部材23dは、押さえ部材23dが板材24aに接触する位置(押さえ位置)P2が、凸部24dの積層方向に位置するように、第2の側板23に設けられている。
つまり、押さえ部材23dの板材の押さえ位置P2は、積層方向に重なる前記凸部を積層方向から重なる位置である。
(尚、図13(b)は、押さえ位置P1と凸部24dの位置を示す概略図であり、押さえ位置P2側から板材24aを見た図である。従って、凸部24dは図において、板材24aの裏側に位置する。)
以上のように各部を構成されているので、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触しているので、所定の弾性力で板材24aを押え、加湿部10が回転する際の板材24aの振動を抑制し、板材24a同士の接触音を低減することが可能となる。
特に、押さえ部材23dは、第2の側板23との接触する位置P2が、凸部24dの積層方向に位置するので、凸部24dを板材24aの積層方向から直接押える構成となる。
これにより、押さえ部材23dからの押圧力を凸部24dが受けるので、板材24aを撓ませること無く板材24aに生じる振動を抑制することが可能となる。
実施の形態3
次に、実施の形態3について、図面を参照して説明する。尚、実施の形態3は、実施の形態1の押さえ部材23dが押さえる板材24aの位置の変形例である。従って、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図14を参照すると、実施の形態1と同様に、加湿エレメント24が板材24aを積層することにより構成されている。
この状態において、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触している。
そして、押さえ部材23dが板材24aに接触する位置(押さえ位置)P3は、3箇所の凸部24dを結んで形成される図形の重心位置Gと重なるように構成されている。
(図14(b)は、押さえ位置P3と各凸部24dの位置を示す概略図であり、押さえ位置P2側から板材24aを見た図である。従って、凸部24dは図において、板材24aの裏側に位置する。)
以上のように各部が構成されているので、第2の側板23に設けられた押さえ部材23dは、第2の側板23に一番近くに位置する板材24aを押圧した状態で、弾性変形して第2の側板面に接触しているので、所定の弾性力で板材24aを押え、加湿部10が回転する際の板材24aの振動を抑制し、板材24a同士の接触音を低減することが可能となる。
特に、押さえ部材23dは、第2の側板23との接触する位置P3が、3箇所の凸部24dを結んで形成される図形の重心位置Gに位置するので、押さえ部材23dから作用する押圧力が3箇所の凸部24dに対して、バランスよく作用する。
これにより、押さえ部材23dからの押圧力を各凸部24dが受けるので、板材24aを大きく撓ませること無く板材24aに生じる振動を抑制することが可能となる。
また、複数の凸部24dに対して1つの押さえ部材23を用いるので、より少ない個数の押さえ部材24dで、板材24aの振動を抑制することが可能となる。
尚、本実施の形態において、3箇所の凸部24dに対する押さえ部材23dの接触する位置を説明したが、4箇所以上の凸部に対しても、それらの凸部を結んで構成した図形の重心位置を押さえ部材23dの押さえ位置とすることで、本実施の形態は適用することが可能である。
以上各実施の形態において、加湿エレメント24は、片面に凸部24dが形成された板材24aを、凸部24dが同じ方向に向いた状態で積層したものを用いて説明したが、この形態に限るものではない。
例えば、両面に凸部が形成された板材を積層して加湿エレメントを構成しても良い。この場合、両面に形成された凸部は、板材の積層方向に重なる板面上に位置するように構成されると良い。
また、各実施の形態において、板材は全て同一形状のものを用いて加湿エレメントを構成しているが、この形態に限るものではない。
例えば、凸部の板面上の位置が異なる板材を複数種類組み合わせて、加湿エレメントを構成しても良い。つまり、このような加湿エレメントにおいても、板材の積層方向に凸部が重なり合えば、本発明は実施可能である。
更に、各実施の形態において、押さえ部材23dは、第2の側板23に設けられているが、第1の側板16に設けてもよい。
100 加湿装置
1 本体
2 背面パネル
3 吸込口
5 吹出口
6 給水タンク
9 貯水容器
10 加湿部材
11 送風手段
16 第1の側板
23 第2の側板
23d 押さえ部材
24 加湿エレメント
24a 板材
24d 凸部
P1 押さえ位置(実施の形態1)
P2 押さえ位置(実施の形態2)

Claims (6)

  1. 第1の側板と、第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板を連結する連結部と、前記第1の側板と前記第2の側板に挟持される加湿エレメントを有し、
    前記加湿エレメントは、板面に複数の凸部が形成された複数の板材を、各板材に形成された該凸部が積層方向に重なるように積層することにより構成され、
    少なくとも前記いずれかの側板の一方には、積層されている前記板材を積層方向から押さえる押さえ部材が設けられ、
    該押さえ部材の前記板材の押さえ位置は、複数の前記凸部の内、隣り合う前記凸部同士を結ぶ直線上に位置することを特徴とする加湿部を有する加湿装置。
  2. 前記隣り合う凸部は、最も近くで隣り合う一対の凸部であることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 第1の側板と、第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板を連結する連結部と、前記第1の側板と前記第2の側板に挟持される加湿エレメントを有し、
    前記加湿エレメントは、板面に複数の凸部が形成された複数の板材を、各板材に形成された該凸部が積層方向に重なるように積層することにより構成され、
    少なくとも前記いずれかの側板の一方には、積層されている前記板材を積層方向から押さえる押さえ部材が設けられ、
    該押さえ部材の前記板材の押さえ位置は、積層方向に重なる前記凸部と積層方向から重なる部分であることを特徴とする加湿部を有する加湿装置。
  4. 第1の側板と、第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板を連結する連結部と、前記第1の側板と前記第2の側板に挟持される加湿エレメントを有し、
    前記加湿エレメントは、板面に複数の凸部が形成された複数の板材を、各板材に形成された該凸部が積層方向に重なるように積層することにより構成され、
    少なくとも前記いずれかの側板の一方には、積層されている前記板材を積層方向から押さえる押さえ部材が設けられ、
    該押さえ部材の前記板材の押さえ位置は、3箇所以上の前記凸部を結んで形成される図形の重心位置であることを特徴とする加湿部を有する加湿装置。
  5. 前記押さえ部材は、弾性部材により構成されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の加湿装置。
  6. 前記連結部材は、前記板材をガイドすることを特徴とする請求項1乃至5に記載の加湿装置。
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