JP2003176939A - 加湿シート、加湿エレメント及び加湿装置 - Google Patents
加湿シート、加湿エレメント及び加湿装置Info
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Abstract
セパレータへの接着、及びセパレータの形成を同時に行
うことにより、工程数を削減して加湿シートを形成する
ことができる。 【構成】 導水部材とこの導水部材の全面を被う透湿膜
とからなる導水体1の端部に、この端部を挟み込むよう
に一体成形された樹脂枠2aからなるセパレータ2を有
するように加湿シートを構成することにより、導水体1
の端部の封着と樹脂枠2aのセパレータ2の形成とを同
時に行うことができるとともに、導水体1のセパレータ
2への接着固定も同時に行うことができる。
Description
ト、加湿エレメント及び加湿装置に関するものである。
ば、特開昭61−72949号公報に示されたものが知
られている。この公報に示された従来の加湿器では、水
のスライス層を納めた厚さ数mmの中空構造体を、透湿
膜で覆って袋状の加湿シートを形成し、この袋状の加湿
シートを複数枚平行に積層させることによって水蒸気の
蒸発面積を大幅に向上させ、高効率の加湿エレメントを
形成できることが記述されている。
である。図6に示すように、長方形に成形された導水部
材501の両面に、導水部材501より平面積のやや大
きい2枚の透湿膜502を点接着で接着した後、導水部
材501を透湿膜502で挟んだ3層構造のシート状部
材を形成する。そして、透湿膜502の外周部を接着代
を残して切断した後、透湿膜502同士の外周部を、図
7に示すように、熱融着又は接着により封着してシール
することにより、長方形の袋状の導水体503が形成さ
れる。
中央に3層のシートを打ち抜いて通水孔504を形成す
る。図8、9に示すように、樹脂枠511、給水部51
2及び横リブ513が一体成形されたセパレータ514
を用意する。このセパレータ514には、さらに導水体
503の通水穴504と対応するように給水穴521が
一体成形で形成されている。
504が形成されている部分を嵌め込む収納部(図示せ
ず)が形成されており、この収納部内に導水体503の
通水穴504が形成されている部分が嵌め込まれる。次
いで、導水体503の通水穴504が形成されている部
分は、給水部512の収納部内に嵌め込まれ、接着剤に
より固定される。
13の裏面に沿っても配置される。そして、このように
形成された複数の加湿シートを、給水部512で接着さ
せた後、排水口側を支持枠等により固定することによ
り、加湿エレメントを得ることができる。なお、給水部
512と排水口側の固定部分との間に配置される導水体
503の部分は、樹脂枠511と横リブ513の裏面に
沿って沿わせるように配置されるだけで、樹脂枠511
と横リブ513の裏面には接着は行っていない。
たような従来の加湿シートは、導水部材501の両面に
2枚の透湿膜502を点接着で接着した後、端部を熱融
着又は接着して袋状構造体の導水体503を形成してお
り、導水体503を形成するのに手間がかかっていた。
は、導水部材501の両面に2枚の透湿膜502を点接
着で接着した後、端部を熱融着又は接着して袋状構造体
の導水体503を形成する一方、樹脂枠511と給水部
512と横リブ513から構成されるセパレータ514
を一体成形により形成しており、導水体503とセパレ
ータ514を別々に構成していた。
形により形成したセパレータ514の給水部512に、
導水体503の通水穴504が形成されている部分を嵌
め込んだ後、接着剤により固定しなければならない等、
加湿シートを形成するのに手間がかかっていた。
水部における導水体のセパレータへの接着、及びセパレ
ータの形成を同時に行うことにより、工程数を削減して
加湿シートを形成することができる加湿シート、加湿エ
レメント及び加湿装置を提供することを目的とする。
は、水を通水し保持する導水部材と、前記導水部材の全
面を被う透湿膜とからなる導水体と、前記導水体端部に
一体成形された樹脂枠からなるセパレータとを有するも
のである。
部が、前記樹脂枠の一体成形時に封着されたものである
ものである。
部が、前記樹脂枠の一体成形される前に封着されたもの
であるものである。
タが、一体成形された空気流路リブを有するものであ
る。
タが、一体成形された給水穴を有する給水部と、一体成
形された排水穴を有する排水部とを有するものである。
し保持する導水部材と、前記導水部材の全面を被う透湿
膜とからなる導水体と、前記導水体端部に一体成形され
た樹脂枠からなるセパレータとを有する加湿シートと、
複数の加湿シートを連結して保持する保持手段とを有す
るものである。
する導水部材と、前記導水部材の全面を被う透湿膜とか
らなる導水体と、前記導水体端部に一体成形された樹脂
枠からなるセパレータとを有する加湿シートと、複数の
加湿シートを連結して保持する保持手段とを有する加湿
エレメントを備えたものである。
態を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る実
施の形態1における加湿シートの構成を示す図であり、
図1(A)はその加湿シートの構成を示す上面図、図1
(B)はその加湿シートの構成を示す下面図である。図
2は図1(A)に示す加湿シートをM1−M2方向から
見た側面図である。1は従来で説明したものと同様な構
成の導水体であり、この導水体1は、水を通水し保持す
る導水部材と、この導水部材の全面を被い、かつ水を通
さないが水蒸気は通す透湿膜とから構成される。
ればよく、例えば網の目状の中空構造で構成されたもの
でもよい。透湿膜は、水を通さないが水蒸気は通す材質
のものであればよく、例えばポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)やポリウレタン(PU)などが挙げられ
る。導水体1の端部は、後述する一体成形時に透湿膜が
熱融着されることにより封着されている。これにより、
導水体1の導水部材内に導入された水を漏れないように
している。
膜のみを熱融着させることによって行ってもよいが、一
体成形時に端部の導水部材を挟み込んで導水部材も透湿
膜と熱融着させることによって行ってもよい。後者によ
れば、透湿膜の中で導水部材を動かないように固定する
ことができる。
給水穴2cを有する給水部2dと、排水穴2eを有する
排水部2fとから構成されたセパレータである。セパレ
ータ2を構成する樹脂枠2a、空気流路リブ2b、給水
穴2cを有する給水部2d及び排水穴2eを有する排水
部2fは、同時に一体成形により形成される。一体成形
には、射出成形などが挙げられる。
ルブタジエンスチレン(ABS)やポリブチレンテレフ
タレート(PBT)などが挙げられる。前者のABSを
用いる場合は、成形温度は、280℃〜300℃程度で
ある。例えば、射出成形用などの金型内に、導水部材の
両面に導水部材よりも大きい2枚の透湿膜を挟んだ3層
構造のシートを射出成形用金型内に配置して一体成形を
行う。樹脂枠2aは、導水体1端部にこの端部を挟み込
むように一体成形されている。
水体1の端部は、透湿膜が熱融着により封着してシール
される。このとき、透湿膜に挟み込まれる端部の導水部
材も、透湿膜と熱融着で接着させてもよい。樹脂枠2a
の幅は、2〜5mmが好ましい。2mmよりも小さくする
と、導水体1の端部をシールする上で安定性にかけ好ま
しくなく、また、5mmよりも大きくしてしまうと、導水
体1の表面積が食われて透湿面積を稼ぐ上で好ましくな
いからである。
3mm程度あり、導水体1からの樹脂枠2aの厚みは、1
mm程度ある。短い方の樹脂枠2aの厚みは、全体で4〜
5mm程度である。空気流路リブ2bは、長い方の樹脂枠
2aから導水体1にかけて空気流路を形成するように一
体成形されている。空気流路リブ2bは、導水体1の片
側のみに設ければよい。空気流路リブ2bの幅は、2mm
程度であり、その厚みは、全体が空気流路リブ2bと略
同じであり、樹脂枠2a上で2mm程度、導水体1上で3
mm程度である。
面に一体成形により接着されれているのが好ましい。こ
れにより、導水体1は、剛性の空気流路リブ2bにより
支持されるので、導水体1に柔軟性がある場合、撓みを
少なくでき、安定した空気流路のスペースを確保するこ
とができる。なお、導水体1は、柔軟性があるもので構
成してもよいし、剛性があるもので構成してもよい。
aが交差する角部に一体成形されている。この給水部2
dには、一体成形により給水穴2cが形成される。この
給水部2dにおいても、水漏れがないように、導水部材
と透湿膜を熱融着して封着している。これにより、給水
部2dにおいて、従来のように導水体1を嵌め込んで接
着剤で固定するような面倒な工程を行うことなく、給水
部2bの形成と同時に導水体1を給水部2bの樹脂面に
接着固定することができる。
の樹脂枠2aが交差する角部に一体成形されている。こ
の排水部2fには、一体成形により排水穴2eが形成さ
れる。この排水部2fにおいても、水漏れがないよう
に、導水部材と透湿膜を熱融着して封着している。これ
により、排水部2fにおいて、従来のように導水体1を
嵌め込んで接着剤で固定するような面倒な工程を行うこ
となく、排水部2fの形成と同時に導水体1を排水部2
fの樹脂面に接着固定することができる。
部分が残されるが、給水穴2cに合わすように導水体1
の部分をカットすることにより、導水部材内に水を導入
するための導入穴1aを形成することができる。また、
排水部2fの排水穴2eには、同様に導水体1の部分が
残されるが、排水穴2eに合わすように導水体1の部分
をカットすることにより、導水部材から水を排出するた
めの排出穴1bを形成することができる。給水部2dと
排水部2fの厚みは、加湿シート同士をこの部分で接着
させることを考慮すると、空気流路リブ2bよりも厚く
形成することが好ましい。
とこの導水部材の全面を被う透湿膜とからなる導水体1
の端部に、この端部を挟み込むように一体成形された樹
脂枠2aからなるセパレータ2を有するように加湿シー
トを構成したため、導水体1の端部の封着と樹脂枠2a
のセパレータ2の形成とを同時に行うことができるとと
もに、導水体1のセパレータ2への接着固定も同時に行
うことができる。このため、面倒な工程を行うことな
く、加湿シートをより少ない工程数で作成することがで
きる。
端部は、セパレータ2の一体成形時に樹脂の熱融着で封
着するという工程を簡略化できる点で好ましい態様の場
合を説明したが、セパレータ2を一体成形する前に、予
め導水体1の端部を熱圧着などで封着しておいてもよ
い。
薄膜化されているため、樹脂枠2aを安定性よく形成す
ることができる。しかも、導水体1の端部のシール性を
さらに向上させることができる。また、樹脂枠2aのセ
パレータ2の形成と導水体1のセパレータ2への接着固
定を同時に行うことができるため、面倒な工程を行うこ
となく、加湿シートをより少ない工程数で作成すること
ができる。
形態2における加湿エレメントの構成を示す正面図であ
る。図3において、5は加湿シートであり、その構成は
実施の形態1によるものと相当なものを用いる。6は加
湿シート5の上端を収納して固定する上プレートであ
り、7は加湿シート5の下端を収納して固定する下プレ
ートである。上プレート6と下プレート7は、ともに例
えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)か
らなり、ともに例えばプラスチックの射出成形によって
形成される。
嵌め込みんでアクリル系などの接着剤で固定してもよい
し、上プレート6内にゴムパッキンなどを介して嵌め込
んで固定してもよい。同様に、加湿シート5の下端も、
下プレート7の収納部7a内に固定する。上プレート6
と下プレート7間には、50〜60個程度の加湿シート
5を配置して固定する。
ータ2に固定されているので、、上プレート6と下プレ
ート7の間に撓まさせることなく、真っ直ぐに直立にし
て配置させることができる。8aは加湿シート5同士の
給水部2dにおいて、それぞれ超音波溶着された溶着部
であり、8bは加湿シート5同士の排水部2fにおい
て、それぞれ超音波溶着などにより溶着された溶着部で
ある。
同士であれば、容易に接着させることができる。これに
より、接着剤を用いて接着する場合よりも、長期間に渡
って信頼性よく接着させることができる。従って、水漏
れを防止するうえで良好な接着を行うことができる。
水するために設けられた加湿エレメントの給水穴であ
り、11は給水穴10から加湿シート5の導水体1に給
水された水を加湿シート5から抜くために設けられた加
湿エレメントの排水穴である。12aは加湿シート5の
給水部2d同士で構成される加湿エレメントの通水穴で
あり、12bは加湿シート5の排水部2f同士で構成さ
れる加湿エレメントの通水穴である。
5の導水体1内に導入されると、この導入された水は、
導水体1内で保持される。この状態で、空気流路リブ2
bによって形成される流路内に空気が送風されると、導
水体1表面から透過してくる水蒸気が空気に含まれて流
路内で送風される。これにより、自然蒸発による加湿が
連続的に行われる。
レメントによれば、実施の形態1と同様な加湿シート5
を用い、即ち、水を通水し保持する導水部材と、導水部
材の全面を被う透湿膜とからなる導水体1と、導水体1
端部に一体成形された樹脂枠2aからなるセパレータ2
とを有する加湿シート5を用い、この複数の加湿シート
5を上、下プレート6、7から構成される保持手段によ
り連結して保持するように加湿エレメントを構成してい
る。
を被う透湿膜とからなる導水体1の端部に、この端部を
挟み込むように一体成形された樹脂枠2aからなるセパ
レータ2を有するように加湿シートを構成したため、導
水体1の端部の封着と樹脂枠2aのセパレータ2の形成
とを同時に行うことができるとともに、導水体1のセパ
レータ2への接着固定も同時に行うことができる。この
ため、面倒な工程を行うことなく、より少ない工程数で
作成した加湿シートを用いることができ、結果的に加湿
エレメントをより少ない工程数で作成することができ
る。
形態3における熱交換換気機能を有する加湿装置の構成
を示す斜視図である。この加湿装置は、対向する側面の
一方に室内側の吸込口104と吹出口106とを有し、
他方に室外側の吸込口105と吹出口107とを有する
箱体101内に、上記吸込口104、105と吹出口1
07、106との間に設けた熱交換器112において互
いに交差し、熱交換するよう設けられた給気通路109
および排気通路108とを備えている。
られた給気通路109と排気通路108に、それぞれ給
気流又は排気流を形成する羽根121及び電動機126
からそれぞれ構成される送風機110、111に対し
て、給気通路109と排気通路108に設けられた羽根
ケーシング211と、本体の他の側面に設けた開口11
5から挿脱可能に設けられ、上記給気流と排気流との間
で熱交換する熱交換器112とを備えている。
施の形態2で用いたものと相当な加湿エレメントを例え
ば2個程度用い、それぞれを平行に配置して構成する。
加湿エレメント131a、131bへの水の導入は、水
道管より給水パイプ132、減圧電磁弁133及び結水
ホース134を経由してエレメント内に導入される。加
湿エレメント131a、131bによる加湿について
は、実施の形態2で説明した方法と同様である。
ように構成された熱交換換気機能を有する加湿装置にお
いて、熱交換器112を利用した空調換気については、
それぞれの送風機110、111を運転することによ
り、室内空気は、ダクトを介して室内側吸込口104か
ら矢印Aのように吸い込まれ、熱交換器112および排
気通路108を矢印Bのように通り、排気用送風機11
0により室外側吹出口107から矢印Cのように吹き出
される。
から矢印Dのように吸い込まれ、熱交換器112および
給気通路109を矢印Eにように通り、給気用送風機1
11により室内側吹出口106から矢印Fのように吹き
出され、ダクトを介して室内に給気される。このとき、
熱交換器112では排気流と給気流との間で熱交換が行
われ、排気熱を回収して冷暖房負荷を軽減するものであ
る。
置によれば、実施の形態2と同様な加湿エレメントを用
い、即ち、水を通水し保持する導水部材と、導水部材の
全面を被う透湿膜とからなる導水体1と、導水体1端部
に一体成形された樹脂枠2aからなるセパレータ2とを
有する加湿シート5を用い、この複数の加湿シート5を
上、下プレート6、7から構成される保持手段により連
結して保持するように加湿エレメントを構成し、更にこ
の加湿エレメントを使って加湿装置を構成している。
を被う透湿膜とからなる導水体1の端部に、この端部を
挟み込むように一体成形された樹脂枠2aからなるセパ
レータ2を有するように加湿シートを構成したため、導
水体1の端部の封着と樹脂枠2aのセパレータ2の形成
とを同時に行うことができるとともに、導水体1のセパ
レータ2への接着固定も同時に行うことができる。この
ため、面倒な工程を行うことなく、より少ない工程数で
作成した加湿シートを用いることができ、加湿エレメン
トをより少ない工程数で作成することができる。従っ
て、結果的に加湿装置をより少ない工程数で作成するこ
とができる。
機能を有する加湿装置について説明したが、上記実施の
形態2で説明した加湿エレメントは、例えば、図5に示
すように、熱交換換気機能を持たない加湿装置にも適用
させることができる。この加湿装置では、加湿エレメン
ト310が、ファン317により吸込んだ室内空気吸込
み口の空気を水平方向から上方に設けた吹出し口へ流
し、加湿している。水タンク349内の水は、加湿エレ
メント310の角部に給水パイプ339によって供給さ
れる。
通水し保持する導水部材と、導水部材の全面を被う透湿
膜とからなる導水体と、導水体端部に一体成形された樹
脂枠からなるセパレータとを有するように構成すること
により、例えば、導水体の端部の封着と樹脂枠のセパレ
ータの形成とを同時に行うことができるとともに、導水
体のセパレータへの接着固定も同時に行うことができる
ため、面倒な工程を行うことなく、加湿シートをより少
ない工程数で作成することができる。
部を、樹脂枠の一体成形時に封着されたもので構成する
ことにより、導水体の端部の封着と樹脂枠のセパレータ
の形成とを同時に行うことができるとともに、導水体の
セパレータへの接着固定も同時に行うことができるた
め、面倒な工程を行うことなく、加湿シートをより少な
い工程数で作成することができる。
端部を、樹脂枠の一体成形される前に封着されたもので
構成することにより、樹脂枠のセパレータの形成と導水
体のセパレータへの接着固定も同時に行うことができる
ため、面倒な工程を行うことなく、加湿シートをより少
ない工程数で作成することができる。また、導水体の端
部が予め均一に薄膜化することができるため、樹脂枠を
安定性よく形成することができる。しかも、導水体の端
部のシール性をさらに向上させることができる。
ータを、一体成形された空気流路リブを有するように構
成することにより、空気流路リブを、導水体の透湿膜表
面に一体成形により接着させることができるので、導水
体を空気流路リブにより支持させることができる。この
ため、導水体に柔軟性がある場合、撓みを少なくでき、
安定した空気流路のスペースを確保することができる。
ータを、一体成形された給水穴を有する給水部と、一体
成形された排水穴を有する排水部とを有するように構成
することにより、給水部及び排水部において、従来のよ
うに導水体を嵌め込んで接着剤で固定するような面倒な
工程を行うことなく、給水部及び排水部の形成と同時に
導水体を給水部に接着固定することができる。
を通水し保持する導水部材と、導水部材の全面を被う透
湿膜とからなる導水体と、導水体端部に一体成形された
樹脂枠からなるセパレータとを有する加湿シートと、複
数の加湿シートを連結して保持する保持手段とを有する
ように加湿エレメントを構成することにより、例えば、
導水体の端部の封着と樹脂枠のセパレータの形成とを同
時に行うことができるとともに、導水体のセパレータへ
の接着固定も同時に行うことができるため、面倒な工程
を行うことなく、より少ない工程数で作成した加湿シー
トを用いることができるので、結果的により少ない工程
数で加湿シートを作成することができる。
し保持する導水部材と、導水部材の全面を被う透湿膜と
からなる導水体と、導水体端部に一体成形された樹脂枠
からなるセパレータとを有する加湿シートを用い、この
複数の加湿シートを保持手段により連結して保持するよ
うに加湿エレメントを構成し、更にこの加湿エレメント
を使って加湿装置を構成している。
を被う透湿膜とからなる導水体1の端部に、この端部を
挟み込むように一体成形された樹脂枠からなるセパレー
タを有するように加湿シートを構成するので、導水体の
端部の封着と樹脂枠のセパレータの形成とを同時に行う
ことができるとともに、導水体のセパレータへの接着固
定も同時に行うことができる。このため、面倒な工程を
行うことなく、より少ない工程数で作成した加湿シート
を用いることができ、加湿エレメントをより少ない工程
数で作成することができる。従って、結果的に加湿装置
をより少ない工程数で作成することができる。
湿シートの構成を示す上面/下面図である。
見た側面図である。
メントの構成を示す正面図である。
気機能を有する加湿装置の構成を示す斜視図である。
である。
気流路リブ、2c 給水穴、2d 給水部、2e 排水
穴、2f 排水部、5 加湿シート、6 上プレート、
7 下プレート、131a、131b、310 加湿エ
レメント。
Claims (7)
- 【請求項1】 水を通水し保持する導水部材と、前記導
水部材の全面を被う透湿膜とからなる導水体と、前記導
水体端部に一体成形された樹脂枠からなるセパレータと
を有することを特徴とする加湿シート。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加湿シートにおいて、
前記導水体端部は、前記樹脂枠の一体成形時に封着され
たものであることを特徴とする加湿シート。 - 【請求項3】 請求項1に記載の加湿シートにおいて、
前記導水体端部は、前記樹脂枠の一体成形される前に封
着されたものであることを特徴とする加湿シート。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の加湿シートにお
いて、前記セパレータは、一体成形された空気流路リブ
を有することを特徴とする加湿シート。 - 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の加湿シートにお
いて、前記セパレータは、一体成形された給水穴を有す
る給水部と、一体成形された排水穴を有する排水部とを
有することを特徴とする加湿シート。 - 【請求項6】 水を通水し保持する導水部材と、前記導
水部材の全面を被う透湿膜とからなる導水体と、前記導
水体端部に一体成形された樹脂枠からなるセパレータと
を有する加湿シートと、複数の加湿シートを連結して保
持する保持手段とを有することを特徴とする加湿エレメ
ント。 - 【請求項7】 水を通水し保持する導水部材と、前記
導水部材の全面を被う透湿膜とからなる導水体と、前記
導水体端部に一体成形された樹脂枠からなるセパレータ
とを有する加湿シートと、複数の加湿シートを連結して
保持する保持手段とを有する加湿エレメントを備えたこ
とを特徴とする加湿装置。
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---|---|---|---|
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Cited By (4)
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