JP2011038228A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維製品に対して優れた柔軟化作用を発揮すると共に、低温度においても優れた透明性を有する液体柔軟剤組成物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される第四級アンモニウム塩、並びに下記式(2)で表される第三級アミン及びその塩から選ばれる1種以上の化合物(a)、特定のエーテルカルボキシレート化合物(b)、及びLogPが−0.1〜3である有機溶剤(c)を含む液体柔軟剤組成物である。
Figure 2011038228

〔式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xはエステル基又はアミド基を示し、R2は−C24−基又は−C36−基を示し、R3は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基、又は−R2−X−R1基を示し、R4は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、液体柔軟剤組成物に関し、詳しくは、衣料等の繊維製品に有用な透明性を有する液体柔軟剤組成物に関する。
従来、繊維製品や衣類の柔軟仕上げ剤としては、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩のような長鎖アルキル基を2本有するカチオン性の第四級アンモニウム塩を基剤とした液体柔軟剤組成物が汎用されていた。このような液体柔軟剤組成物は、優れた柔軟化作用を有するが、基剤成分であるジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩の水に対する溶解度が小さいため、固形分の析出した乳濁状又はスラリー状で使用されていた。近年、使用する基剤成分や配合を工夫して外観が透明又は半透明状態の液体柔軟剤組成物が提案されている。
例えば、特許文献1には、第四級アンモニウム塩とエーテルカルボキシレートからなる柔軟化剤組成物が開示されている。しかしながら、第四級アンモニウム塩の側鎖は飽和アルキルに限定されており、また、この柔軟化剤組成物は乳濁状の外観を有していた。
特許文献2には、エステル結合又はアミド結合を含む疎水性部分と分岐又は不飽和疎水基とを有する第四級アンモニウム化合物からなる布帛柔軟活性剤を使用した布帛柔軟剤組成物が開示されている。さらに、特定の主溶媒を含有する透明な外観を有する布帛柔軟剤組成物が開示されている。しかしながら、低温度での保存安定性は不充分であった。
また、特許文献3には、(a)1本の長鎖疎水性基を有する特定のアミン又は第四級アンモニウム化合物、(b)2本の長鎖疎水性基を有する特定のアミン又は第四級アンモニウム化合物、(c)長鎖アルキル基を有するアニオン界面活性剤、及び(d)特定のLogP値を有する有機溶剤を特定比率で含有し、透明な外観を有する柔軟剤組成物が開示されている。
しかしながら、このような従来の透明な液体柔軟剤組成物は、配合するアニオン性化合物の陰イオン性が強いため、カチオン性化合物との間で生じたコンプレックスが中性又は陰イオン性となるとともに強い油性を示すという特性があった。このため、液体柔軟剤組成物の水への溶解性、保存安定性を低下させ、特に冬季(5℃以下)に低温保存すると透明性が悪くなり、濁りや沈殿が生じ、商品価値が損なわれるという問題があった。
かかる状況から、20℃前後で透明であるだけでなく、5℃以下の低温度、より好ましくは−5℃での低温度でも良好な透明性を維持すると共に、優れた柔軟化作用を有する液体柔軟剤組成物が望まれていた。
特開昭53−38794号公報 特表平11−507095号公報 特開2003−155668号公報
本発明は、繊維製品に対して優れた柔軟化作用を発揮すると共に、低温度においても優れた透明性を有する液体柔軟剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、不飽和基含有量が多いカチオン性化合物を含有する化合物と、特定の構造を有するエーテルカルボキシレート、及び特定の有機溶媒を組み合わせることにより、上記課題を解決しうることを見出した。
すなわち、本発明は、下記(a)成分、(b)成分、及び(c)成分を含む液体柔軟剤組成物を提供する。
(a)成分:下記一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩(a−1)、並びに下記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)及びその酸塩から選ばれる1種又は2種以上の化合物
(b)成分:下記一般式(3)で表されるエーテルカルボキシレート化合物
(c)成分:LogPが−0.1〜3である有機溶剤
Figure 2011038228
〔式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xはエステル基又はアミド基を示し、R2は−C24−基又は−C36−基を示し、R3は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基、又は−R2−X−R1基を示し、R4は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、Y-は陰イオンを示す。但し、R1、X、及びR2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、2つ又は3つのR1おける、アルケニル基/アルキル基(モル比)=100/0〜85/15である。〕
Figure 2011038228
〔式中、R1、R2及びR3は前記と同じであり、2つ又は3つのR1における、アルケニル基/アルキル基(モル比)=100/0〜85/15である。〕
6−O−(AO)n−R7−COOM (3)
〔式中、R6は炭素数8〜26のアルキル基又はアルケニル基を示し、Aは−C24−基及び/又は−C36−基を示し、nは平均付加モル数を示し4〜40の数であり、R7は炭素数1〜4のアルカンジイル基を示し、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。〕
本発明によれば、繊維製品に対して優れた柔軟化作用を発揮すると共に、低温度においても優れた透明性を有する液体柔軟剤組成物を提供することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、下記(a)成分、(b)成分、及び(c)成分を含むことを特徴とする。
(a)成分:一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩(a−1)、並びに一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)及びその酸塩から選ばれる1種又は2種以上の化合物
(b)成分:一般式(3)で表されるエーテルカルボキシレート化合物
(c)成分:LogPが−0.1〜3である有機溶剤
(a)成分は、不飽和基含有量が多いカチオン性化合物を含有し(b)成分は、特定の構造を有するエーテルカルボキシレート化合物であり、(c)成分は、LogPが−0.1〜3である有機溶剤であり、これらの3成分を配合することによって、繊維製品に対して優れた柔軟化作用を発揮すると共に、20℃前後の室温だけでなく5℃以下の低温度、より好ましくは−5℃での低温度においても濁りや沈殿を生ずることのない、優れた透明性を有する液体柔軟剤組成物となる。
ここで「透明性を有する」とは、組成物が「透明な外観を有する」こと、又は「半透明な外観を有する」ことを意味する。より具体的には、紫外可視分光光度計を用いて、光路長1cmの石英セルを用い、対照側セルにイオン交換水を入れ、測定側セルに液体柔軟剤組成物を入れて、波長575nmの光透過率を測定し、該光透過率が70%以上を「透明な外観」とし、30%以上70%未満を「半透明な外観」とする。
[(a−1)成分]
本発明の液体柔軟剤組成物の(a)成分の1つは、下記一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩(a−1)である。
Figure 2011038228
〔式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xはエステル基又はアミド基を示し、R2は−C24−基又は−C36−基を示し、R3は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、又は−R2−X−R1基を示し、R4は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、Y-は陰イオンを示す。但し、R1、X、及びR2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、2つ又は3つのR1おける、アルケニル基/アルキル基(モル比)=100/0〜85/15である。〕
一般式(1)において、R1で示される炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基は、直鎖状でも分岐鎖状でもよいが、柔軟化作用の観点から、直鎖状のものが好ましい。該アルキル基の炭素数は、好ましくは11〜21であり、より好ましくは13〜19である。
炭素数7〜21のアルキル基の具体例としては、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、トリデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ノナデシル基等が挙げられるが、トリデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ノナデシル基等が好ましい。炭素数7〜21のアルケニル基の具体例としては、ペンタデセニル基、ヘプタデセニル基、ヘプタデセンジイル基、ヘブタデセントリエニル基等が挙げられる。
Xはエステル基又はアミド基を示すが、好ましくは−COO−基又は−CONH−基である。R2は−C24−基又は−C36−基を示すが、好ましい−C36−基はトリメチレン基である。
3である炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基が挙げられるが、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。
4としては、炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、メチル基及びエチル基がより好ましい。
-は、好ましくは無機又は有機の陰イオンであり、その好適例としては、ハロゲンイオン、無機酸イオン、有機酸イオン等が挙げられる。
ハロゲンイオンとしては、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等が挙げられる。無機酸イオンとしては、硫酸イオン、リン酸イオン等が挙げられ、有機酸イオンとしては、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン(例えばCH3COO-、CH3CH2COO-、CH3(CH22COO-等)、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよいアリールスルホン酸イオン等が挙げられる。
これらの中では、ハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンが好ましく、塩素イオン、メチル硫酸イオン、又はエチル硫酸イオンがより好ましい。
一般式(1)において、分子内に2つ又は3つあるR1は、液体柔軟剤組成物の低温での貯蔵安定性の観点から、アルケニル基/アルキル基(モル比)は、好ましくは100/0〜90/0(モル比)である。
ここで、アルケニル基:アルキル基のモル比とは、次の(i)〜(iii)のいずれかの方法で得られた脂肪酸メチルエステルの分析サンプルを調製し、それをガスクロマトグラフィー分析して得られた該脂肪酸メチルエステルの組成比を、各鎖長の脂肪酸の質量比として換算されるモル比を意味する。
(i)(a)成分の製造に使用した原料脂肪酸を、下記方法(1)によりメチルエステル化した脂肪酸メチルエステル。
(ii)(a)成分の製造に使用した脂肪酸メチルエステル。
(iii)(a)成分を下記方法(2)により分解して得られる脂肪酸を、下記方法(1)によりメチルエステル化した脂肪酸メチルエステル。
<方法(1):脂肪酸のメチルエステル化法>
50mLスクリュー管に、メタノール20mLを投入し、この中に試料1gを採取し、溶解させる。溶液1mLを耐圧の密栓できる試験管に採取し、5%BF3−メタノール溶液1mLを添加する。試験管の蓋を閉め、80℃のウォーターバスで10分間加温後、室温まで冷却する。次にn−ヘキサン2mLを添加し、10%塩化ナトリウム溶液(メチルオレンジ指示薬添加品)4mLを添加し、蓋を閉め、1分間激しく振る。1分間静置後、水層(赤色)をピペットで抜いて得られたn−ヘキサン溶液中に脂肪酸メチルエステルが含まれている。
<方法(2):(a)成分の分解による脂肪酸の製造法>
試料3gを20質量%水酸化カリウム水溶液25mLと95容量%エタノール25mLとともに、200mLすり合わせ三角フラスコに入れて水冷式還流冷却器(冷媒温度10℃)を付け、85℃のウォーターバスに漬けた。ときどき内容物を振り混ぜながら、還流するエタノールの蒸気が冷却管の還流部分の高さの1/2に達しないように、ウォーターバスの温度を調節しながら6時間加熱した。20℃まで冷却後、水25mLと95容量%エタノール25mLを入れ、液が酸性になるまで濃塩酸を加える(メチルオレンジ指示薬)。200mL容量の分液ロートに移し、ジエチルエーテル50mLずつで3回抽出する。ジエチルエーテル抽出液を合わせ、洗液が中性になるまで(メチルオレンジ指示薬)、30mLずつの水で洗浄する。ジエチルエーテル層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、ジエチルエーテルを留去して脂肪酸を得る。
<ガスクロマトグラフィー測定条件>
ガスクロマトグラフ:Agilent社製6890
カラム:VARIAN社製、WCOT FUSED SILICA COATING SELECT FAME(30m×25mm×0.25μm)
オーブン温度:150℃→昇温度(1.3℃/min)→210℃(10分間保持)
キャリアーガス:ヘリウム(カラム流量:1.0mL/min)、定流量モード、スプリット比 100:1
注入口温度:210℃、注入量:1μL、検出器:FID、検出器温度210℃
[(a−2)成分及びその塩]
本発明の液体柔軟剤組成物の(a)成分の他の1つは、下記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)及びその酸塩である。
Figure 2011038228
〔式中、R1、R2及びR3は前記と同じであり、2つ又は3つのR1における、アルケニル基:アルキル基(モル比)=100:0〜85:15である。〕
一般式(2)において、分子内に2つ又は3つあるR1は、液体柔軟剤組成物の低温での貯蔵安定性の観点から、アルケニル基:アルキル基(モル比)は、好ましくは100:0〜90:0(モル比)である。
前記(a)成分は、下記工程1〜4を有する方法、及びそれに類する方法により得ることができる。
工程1:好ましいアルキル組成を有する脂肪酸又は脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステル製造する工程。
工程2:前記工程1で得られた該脂肪酸と下記一般式(3)で表されるアミン化合物との脱水エステル化反応又は脱水アミド化反応によって、前記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)を得る工程。又は、前記工程1で得られた該脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステルと下記一般式(3)で表されるアミン化合物とのエステル交換反応によって、前記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)を得る工程。
Figure 2011038228
〔式中、P及びQは、それぞれ独立に、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基又はアミノアルキル基を示し、Rは、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を示す。〕
工程3:前記工程2で得られた該第三級アミン(a−2)と無機酸又は炭素数1〜12の有機酸との中和反応によって、前記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)の酸塩を得る工程。
工程4:前記工程2で得られた、該第三級アミン(a−2)とジアルキル硫酸(好ましいアルキル基の炭素数は1〜3)、又はハロゲン化アルキル(好ましいアルキル基の炭素数は1〜3)等から選ばれるアルキル化剤を用いて、公知の第四級化反応を行うことにより、前記一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩(a−1)を製造する工程。
工程1で用いられる脂肪酸又は脂肪酸エステルは、油脂をケン化して得ることができる。油脂としては、牛脂、豚油、魚油、パーム油、ヒマワリ油、ナタネ油、サフラワー油、綿実油、トウモロコシ油、大豆油、オリーブ油等が挙げられる。
アルケニル基を多量に含有する脂肪酸又は脂肪酸エステルを製造する方法としては、例えば、特開平4−306296号公報に記載の晶析法や、特開平6−41578号公報に記載のメチルエステルを減圧蒸留する方法、又は特開平8−99036号公報に記載の選択水素化法により、炭素−炭素不飽和結合を2つ以上含有する脂肪酸の割合を制御する方法等が挙げられる。
なお、選択水素化法による場合は、不飽和結合の幾何異性体の混合物が生成するが、温度と水素添加量を制御することにより、シス/トランスを好ましくは25/75〜99.9/0.1、より好ましくは50/50〜99.9/0.1(モル比)に調製したものを得ることができる。
工程2における脱水エステル化反応は、例えば特開2001−526680号公報等に記載されている方法に準じた方法で行うことができる。また、前記脱水アミド化反応は前記エステル化反応における反応温度等の条件を適宜調節することで行うことができる。
工程2における前記エステル交換反応は、例えば特開2001-181244号公報に準じた方法で行うことができる。
前記一般式(3)で表されるアミン化合物の好適例としては、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、又はN−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミン等が挙げられる。
工程3で用いられる無機酸として塩酸、硫酸が好ましい。炭素数1〜12の有機酸としてクエン酸、グリコール酸、乳酸、p−トルエンスルホン酸、安息香酸が好ましい。酸塩は、前記第三級アミン(a−2)を予め酸で中和した酸塩を用いてもよいが、第三級アミン(a−2)と酸とを個別に組成物中に投入し、組成物のpHを適宜調節することで、組成物中で酸塩とすることもできる。
[(b)成分]
本発明の(b)成分は、下記一般式(4)で表される化合物である。
6−O−(AO)n−R7−COOM (4)
〔式中、R6は炭素数8〜20の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基を示し、Oは酸素を示し、Aは−C24−基及び/又は−C36−基を示し、nは平均付加モル数を示し4〜40の数であり、R7は炭素数1〜4のアルカンジイル基を示し、Mはアルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示す。〕
一般式(4)におけるR6で示される炭素数8〜20の炭化水素基の具体例としては、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、オレイル基、エライジル基等が挙げられる。これらの中では、貯蔵安定性の観点から、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基等の炭素数8〜16のアルキル基、オレイル基、エライジル基等の炭素数10〜20の不飽和炭化水素基がより好ましい。
一般式(4)におけるAは−C24−基又は−C36−基を示す。−C36−基のより好ましい例はプロパン−1,2−ジイル基である。
一般式(4)におけるR7は炭素数1〜4のアルカンジイル基を示し、その具体例としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロパン−1,2−ジイル基、テトラメチレン基、ブタン−1,3−ジイル基等が挙げられ、メチレン基、エチレン基が好ましく、メチレン基がより好ましい。
一般式(4)におけるMで示されるアルカリ金属原子としては、ナトリウム原子、カリウム原子等が挙げられ、特にナトリウム原子が好ましく、アルカリ土類金属原子としては、カルシウム原子、マグネシウム原子等が挙げられる。
一般式(4)における、(AO)の平均付加モル数nは4〜40であり、好ましくは4〜20である。
一般式(4)において、平均付加モル数nに対するR6及びR7の合計炭素数の比[R6及びR7の合計炭素数/n]は、液体柔軟剤組成物の低温での貯蔵安定性の観点から、好ましくは1/5〜4/1、より好ましくは1/3〜4/1である。
(b)成分の製法は特に制限されない。例えば、アルカリ触媒の存在下で炭素数8〜26の脂肪族1価アルコールと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとを反応させ、得られたエーテル化アルコールと炭素数2〜4のモノハロゲノ脂肪酸又はその塩とを反応させて得ることができる。詳細には特開2000−154163号公報、又は特開2008−303207号公報に記載の方法で得られた(b)成分を使用することが好ましい。特開2008−303207号公報記載の製造方法で得られた(b)成分を使用することがより好ましい。
(b)成分の具体例としては、製造コストの点でアルキル又はアルケニル(炭素数8〜18)ポリオキシルキレン(平均付加モル数4〜16)オキサ酢酸ナトリウムのような化合物を使用することが好ましい。
[(c)成分]
本発明の(c)成分は、LogPが−0.1〜3である有機溶剤である。(c)成分は本発明記載の組成物を調製した直後、及び組成物を20℃で12時間貯蔵後においても、透明、又は半透明の外観である為に使用される。よって、(a)成分の種類、配合量、及び組成物のpHなどによって、最適な有機溶剤の種類、及び配合量が異なるが、LogPが−0.1〜2.5の有機溶剤が一般的に用いられる点で好ましい。該有機溶剤のLogPとしては、好ましくは0.1〜2、より好ましくは0.5〜1.8、更に好ましくは0.5〜1.6である。
ここで、LogPとは、有機化合物の水と1−オクタノールに対する親和性を示す係数である。1−オクタノール/水分配係数Pは、1−オクタノールと水の2液相の溶媒に微量の化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡で、それぞれの溶媒中における化合物の平衡濃度の比であり、底10に対するそれらの対数LogPの形で示すのが一般的である。多くの化合物のLogP値が報告され、Daylight Chemical Information Systems, Inc.(Daylight CIS)等から入手しうるデータベースには多くの値が掲載されているので参照できる。実測のLogP値がない場合には、Daylight CISから入手できるプログラム“CLOGP”で計算すると最も便利である。
このプログラムは、Hansch, Leoのフラグメントアプローチにより算出される“計算LogP(ClogP)”の値を出力する。フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(cf. A. Leo, Comprehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C. Hansch, P.G. Sammens, J.B. Taylor and C.A. Ramsden, Eds.,p.295, Pergamon Press, 1990)。このClogP値は現在最も汎用的で信頼できる推定値であるので、化合物の選択に際して実測のLogP値の代わりに用いることができる。本発明では、プログラムCLOGP v4.01により計算したClogP値を用いた。
(c)成分の有機溶剤の具体例としては、炭素数4〜6の第1級又は第2級アルコール(但し、分子内に芳香族炭化水素基は含まない。)、分子内に芳香族炭化水素基を有するアルコール、炭素数6〜10のジオール系溶剤、炭素数2〜8のジオールのアルキル(炭素数1〜6)エーテル誘導体、及び炭素数4〜10のグリセリルエーテルから選ばれる1種以上の有機溶剤が好ましい。
炭素数4〜6の第1級又は第2級アルコールの好適例としては、n−ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、及びシクロヘキサノール等が挙げられる。
分子内に芳香族炭化水素基を有するアルコールの好適例としては、ベンジルアルコール、2−フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、及びテトラエチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
炭素数6〜10のジオール系溶剤の好適例としては、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、及び2−メチル−2,4−ペンタンジオール等が挙げられる。
炭素数2〜8のジオールのアルキル(炭素数1〜6)エーテル誘導体の好適例としては、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、及びジエチレングリコールモノ−2−メチルプロピルエーテル等が挙げられる。
炭素数4〜10のグリセリルエーテルの好適例としては、ペンチルグリセリルエーテル、ヘキシルグリセリルエーテル、及びオクチルグリセリルエーテル等が挙げられる。
上記有機溶剤の中では、透明性及び貯蔵安定性の観点から、分子内に芳香族炭化水素基を有するアルコール、又は炭素数2〜8のジオールのアルキル(炭素数1〜6)エーテル誘導体、及び炭素数4〜10のグリセリルエーテルが好ましく、2−フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びオクチルグリセリルエーテルがより好ましい。
[その他の成分]
本発明の液体柔軟剤組成物には、前記(a)〜(c)成分以外に、衣類への柔軟化作用を示す成分として、本発明の目的を阻害しない範囲で、必要に応じて、(d)(a)成分以外の第四級アンモニウム塩(d−1)、第三級アミン化合物(d−2)及びその酸塩、(e)非イオン界面活性剤、(f)水、(g)無機塩又は有機塩、(h)無機酸又は有機酸、(i)安定化剤、(j)金属封鎖剤、(k)は上記(c)成分以外の溶剤を含有することができる。
[(d)成分]
(d)成分の一つは下記一般式(5)で表される第四級アンモニウム塩(d−1)である。(d)成分の他の一つは下記一般式(6)で表される第三級アミン化合物(d−2)、及びその酸塩である。
Figure 2011038228
〔式中、R1、R2、R4、Y-は前記と同じであり、R4は、それぞれ同一でも異なっていてもよい。〕
Figure 2011038228
〔式中、R1、R2及びR4は前記と同じであり、R4は、それぞれ同一でも異なっていてもよい。〕
一般式(5)及び(6)において、R1、R2、R4、Y-の具体例は、一般式(1)に記載の具体例と同じである。
(d)成分は、(a)成分の製造時の副生成物であってもよく、また(a)成分とは別に製造してもよい。
[(e)成分]
(e)成分である非イオン界面活性剤としては、低温長期貯蔵安定性を向上させる観点から、下記一般式(7)で表される非イオン界面活性剤が好適である。
8−E−〔(AO)m−H〕b (7)
〔式中、R8は、炭素数8〜26の1級又は2級の炭化水素基を示し、Aは−C24−基及び/又は−C36−基を示し、Eは、−O−基、−COO−基、−CON<基、又は−N<基である。Eが−O−基又は−COO−基の場合bは1であり、Eが−CON<基又は−N<基の場合bは2であり、mとbの積は2〜100である。〕
一般式(7)のR8は、好ましくは9〜16の1級又は2級の炭化水素基である。
Aは、好ましくは−C24−基である。Eは、−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Eが−O−又は−COO−の場合bは1であり、Eが−CON<又は−N<の場合bは2である。
mとbの積は、好ましくは10〜60、より好ましくは15〜40である。
一般式(6)で表される非イオン界面活性剤の製造は、従来一般に行われているアルキレンオキサイドの重合付加反応で行うことができる。例えば、オートクレーブ釜を用い窒素雰囲気下、炭素数8〜26の高級アルコールに触媒量のアルカリ性物質を加え、エチレンオキサイド、又はエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを所定量付加重合反応させる。原料の高級アルコールとしては、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、オレイルアルコール、炭素数12〜14の第2級アルコール等が挙げられる。
(f)成分は水であり、水中に微量に存在するカルシウム、マグネシウム等の硬度成分や鉄等の重金属を除去した水が好ましく、イオン交換水又は蒸留水を用いることができる。また、水を殺菌又は滅菌する目的から少量の塩素を含有しても差し支えない。
(g)成分は無機塩又は有機塩であり、無機塩としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、及び塩化マグネシウムが、有機塩としては安息香酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、及びキシレンスルホン酸ナトリウム等が貯蔵安定性の点から好ましい。但し、脂肪酸塩類等の界面活性剤にはナトリウム塩やカリウム塩が含まれているが、これら由来の無機塩も本発明の組成物中に含有し得る。
(h)成分は無機酸又は有機酸である。無機酸としては、塩酸、硫酸等が、有機酸としては、安息香酸、トルエンスルホン酸、サリチル酸等が挙げられる。これらはpH調整剤として用いられる。
(i)成分は脂肪酸である。衣類への柔軟付与効果を向上させる目的で、本願記載の組成物の貯蔵安定性を低下させない程度に含有される。(i)成分としては、柔軟効果の点から、炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸が好適である。具体的には、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられるが、貯蔵安定性を低下させにくい点から、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸がより好ましい。
(j)成分は金属封鎖剤であり、クエン酸、りんご酸、コハク酸等のポリカルボン酸化合物、(ii)エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸等のアミノポリカルボン酸、及び1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチルホスホン酸等のホスホン酸等が挙げられる。これらの金属封鎖剤は塩として組成物中に含有していてもよい。
これらの中では、特にエチレンジアミン4酢酸のナトリウム塩が好ましい。
(k)成分は、上記(c)成分以外の溶剤である。具体的には、エタノール(ClogP:−0.31)、グリセリン(ClogP:−1.77)、エチレングリコール(ClogP:−1.36)、プロピレングリコール(ClogP:−0.92)等の溶媒であり、特にエタノールが匂いの点から好ましい。
前記(a)〜(k)成分は、それぞれ1種単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
[液体柔軟剤組成物]
本発明の液体柔軟剤組成物は、前記(a)〜(c)成分を下記の含有量になるように混合して得ることが好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物中の(a)成分の含有量は、処理衣料の柔軟性の観点から、4〜40質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましく、7〜25質量%が更に好ましい。
(b)成分の含有量は、透明な外観維持、または風合いの観点から、0.1〜15質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、1〜5質量%が更に好ましい。
(c)成分の含有量は、透明な外観維持の観点から、5〜25質量%が好ましく、10〜25質量%がより好まく、10〜20質量%が更に好ましい。
(b)成分に対する(a)成分の質量比[(a)/(b)]は、処理衣料の柔軟性の観点から、1/2〜99/1が好ましく、0.7/1〜20/1がより好ましく、1.5/1〜15/1が更に好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(d)成分は任意であるが、(a)成分と組み合わせて使用し、処理衣料に柔軟性を付与する観点から、(a)成分と(d)成分の割合が、[(a)成分]/[(d)成分]=99/1〜40/60(質量比)であることが好ましく、より好ましくは95/5〜50/50である。
(e)〜(k)成分は任意であるが、貯蔵安定性等の観点から、添加する場合は、下記の含有量にすることが好ましい。
(e)成分の含有量は、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜8質量%、更に好ましくは0.5〜7質量%である。
(g)成分の含有量は、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜4質量%であり、(i)成分の含有量は、好ましくは0.01〜2質量%、より好ましくは0.1〜1.5質量%であり、(j)成分の含有量は、好ましくは0.001〜3質量%、より好ましくは0.005〜1質量%であり、(k)成分の含有量は、好ましくは0.2〜5質量%、より好ましくは0.5〜3質量%である。
(h)成分の含有量は、本発明の組成物を下記に示す所望のpHに調整するための量である。また、(f)成分の水は前記成分の残部である。
本発明の柔軟剤組成物は、貯蔵安定性の観点から、25℃におけるpHを好ましくは2〜8.5、より好ましくは2〜8に調整することが望ましい。なお、柔軟剤組成物のpHは、JIS Z8802に準拠した測定方法を用いて、柔軟剤組成物そのものを25℃で測定した値である。本願実施例に記載したpHは、株式会社堀場製作所製のpHメータ「D−52S」(pH電極:6367−10D)を用いて測定した。
本発明の液体柔軟剤組成物には、充分な色調を付与し、衣類への染着を防止する観点から、必要に応じて、更に分子内にアミノ基及び/又はスルホニル基を有する水溶性染料、ポリオキシアルキレン変性染料等の染料を配合することができる。
上記水溶性染料の内、分子内にアミノ基及び/又はスルホニル基を有する酸性染料、塩基性染料、及び反応性染料が挙げられる。より具体的には酸性青色1号、酸性黄色3号、反応性青色23号、酸性赤色52号、酸性赤色141号が挙げられる。
ポリオキシアルキレン変性染料としては、少なくとも1つのポリオキシアルキレン鎖と発色団とが窒素原子、酸素原子、硫黄原子等を介して直接的又は間接的に結合しているものが好ましい。
染料の含有量は、好ましくは0.1〜500ppmである。
本願記載の柔軟剤組成物は、透明又は半透明の外観を有する液体柔軟剤組成物であり、好ましくは透明な外観を有する液体柔軟剤組成物である。
合成例1〔(a−1)成分の合成〕
表1に記載の原料脂肪酸1(アルケニル基/アルキル基(モル比)=98.6/1.4)を200g(0.71モル、平均分子量282)とトリエタノールアミン55.6g(0.37モル)を混合し、180〜185℃(760mmHg下)で3時間反応させ、次に200mmHgまで減圧し、更に3時間熟成した。その後、窒素で常圧に戻し、100℃まで冷却し脱水縮合物392gを得た。得られた縮合物の酸価(JIS K0070準拠)は0.7mgKOH/g、全アミン価(JIS K2501準拠)は196mgKOH/gであった。次に、この脱水縮合物392gの温度を70〜75℃に調温し、前記脱水縮合物のアミン価を基に、脱水縮合物のアミン当量に対して0.98当量に相当するジメチル硫酸を2.5時間かけて滴下した。滴下終了後50〜55℃で更に3時間熟成し、目的の(a)成分を含有する化合物を得た。得られた化合物の揮発分をJIS K0067の方法に従って測定し、エタノール含有量とした。エタノール以外の固形分の組成を文献(Eilkes,A.J.,C.Jacobs,G.Walraven,J.M.Talbot, Characterization of quaternized triethanolamine esters (esterquats) by HPLC, HRCGC, and NMR, World Surfactants Congr.,4th,1996,1,389-412.)記載のHPLCの方法に準拠して分析した結果を表2に示す。化合物中の(a−1)成分の含有量は67.5質量%であり、(d−1)成分の含有量は12質量%であった。
合成例2〔(a−2)成分の合成〕
表1に記載の原料脂肪酸2(アルケニル基/アルキル基(モル比)=88.1/11.9)を200g(0.71モル、平均分子量281)とトリエタノールアミン54.4g(0.37モル)を用いた以外は、合成例1と同様な方法を用いて合成し、目的の(a)成分を含有する化合物を得た。化合物の組成は合成例1と同じ方法で分析した結果を表2に示す。化合物中の(a−2)成分の含有量は68.1質量%であり、(d−2)成分の含有量は13質量%であった。
合成例3〔(a−3)成分の合成〕
表1に記載の原料脂肪酸2(アルケニル基/アルキル基(モル比)=88.1/11.9)を200g(0.71モル、平均分子量282)とN−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキエチル)−N−メチルアミン46.9g(0.35モル)を混合し、180〜185℃(760mmHg下)で5時間反応させ、次に200mmHgまで減圧し、更に1時間熟成した。その後、窒素で常圧に戻し、100℃まで冷却し脱水縮合物234を得た。得られた縮合物の酸価(JIS K0070準拠)は3mgKOH/g、全アミン価(JIS K2501準拠)は85mgKOH/gであった。次に、この脱水縮合物246gにエタノールを40g投入し、温度を70〜85℃に調温し、前記脱水縮合物のアミン価を基に、脱水縮合物のアミン当量に対して1.05当量に相当するメチルクロリドを4時間かけて滴下した。滴下終了後更に1時間熟成し、目的の(a)成分を含有する化合物を得た。得られた化合物の揮発分をJIS K0067の方法に従って測定し、エタノール含有量とした。化合物の組成を前記合成例1と同様にHPLCの方法に準拠した方法で分析した結果を表2に示す。化合物中の(a−3)成分の含有量は84質量%であり、(d−3)成分の含有量は1.7質量%であった。
合成例4〔比較化合物(a’−1)の合成〕
表1に記載の原料脂肪酸3(アルケニル基/アルキル基(モル比)=81.5/18.5)を200g(0.71モル、平均分子量281)とトリエタノールアミン54.4g(0.37モル)を用いた以外は、合成例1と同様な方法を用いて合成し、比較化合物である(a’)成分を含有する化合物を得た。化合物の組成を上記合成例1に記載の方法に従って分析した結果を表2に示す。化合物中の比較化合物である(a’−1)成分の含有量は68.5質量%であり、(d−4)成分の含有量は13質量%である。
Figure 2011038228
Figure 2011038228
合成例5((b−1)成分の合成〕
(1)エトキシレート化工程
反応槽として3Lのオートクレーブ(SUS製)を用い、ここにラウリルアルコール(花王株式会社製「カルコール2098」)を1326.5g(7.12モル)、フレーク状水酸化カリウム(日本曹達株式会社製)1.0g(0.018モル)を投入後、反応槽内を窒素置換した。槽内を攪拌しながら110℃に昇温後、真空ポンプにて13Paまで減圧し、1時間脱水を行った(留去水:0.7g)。槽内を155℃に昇温後、エチレンオキシドガス941g(21.36モル)を2時間かけて徐々に添加した後、さらに1時間攪拌熱成した(最終圧力;0.4MPa)。80℃まで冷却した後、4kPaに減圧し、30分間同条件にて未反応エチレンオキシドガスを除去した。
槽内を窒素ガスにて大気圧に戻した後、90%乳酸水溶液1.8g(0.018モル)を添加し、水酸化カリウムを中和した。反応終了品を反応槽下部ドレーンより抜き出し、エーテルアルコール(エチレンオキシド平均5モル付加体、平均分子量=550.1)2265gを得た。
(2)カルボキシレート化工程
上記(1)で得られた生成物を70〜75℃に加熱し、モノクロロ酢酸ナトリウム(SMCA)(アルキルアルコキシレートに対して等モル)及び固体の水酸化ナトリウム25.2g(SMCAに対して1.05モル倍)を、反応開始時及びその後1時間毎に4回の計5回に分け、それぞれ総量の1/5ずつ添加した。全量添加した後、1時間熟成した。次に、反応温度を85℃にして更に1時間熟成し、エーテルカルボキシレートを得た。これに35%塩酸をpHが2.8になるまで加え、沈殿する食塩が完全に溶解するまで水を加えた。90℃で1時間攪拌した後、90℃で1時間静置し、油層を分取した。得られた油層を水酸化ナトリウム水溶液で中和し、エーテルカルボキシレートナトリウム塩を得た。
合成例6〜14
上記合成例5と同様の方法でアルコールのアルキル鎖長及びアルコールとエチレンオキシドガスのモル比を適宜調整することにより目的の化合物(b−1〜b−8)を得た。また、比較化合物として(b’−1)〜(b’−2)を得た。
合成例15((d−5)成分の合成〕
表1に記載の原料脂肪酸4を273.3gとN,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン161gとを攪拌機、温度計、脱水管のついた4つ口フラスコに入れ、180℃まで昇温した。次に、その温度で約5時間生成する水を留去しながら加熱撹拌し、脱水アミド化反応を行った。その後、120℃に冷却し、減圧下、未反応のアミンを留去し、目的とするN−(3−アルカノイルアミノ)プロピル−N,N−ジメチルアミンを主成分とする縮合物(d−5)を得た。化合物中の未反応の脂肪酸含有量をJIS K0070に準拠した方法に従って分析した。化合物中の(d−4)成分の含有量は99.7質量%であった。結果を表3に示す。
Figure 2011038228
実施例1〜13、及び比較例1〜7
下記の(a)成分、(a’)成分、(b)成分、(b’)成分、(c)成分を用いて、表4に示す配合割合で液体柔軟剤組成物を調製した。
なお、(a)〜(c)成分以外の成分として、(d−1)〜(d−3)〔それぞれ(a−1)成分〜(a−3)成分の合成時に副生する化合物〕、(d−4)〔(a’−1)の合成時に副生する化合物〕、(d−5)〔合成例15で得られた化合物〕、(e)ポリエチレングリコールモノラウリルエーテル(平均縮合度21)2質量%、(g)塩化カルシウム0.2質量%、(i)オレイン酸0.5質量%、(j)エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム塩0.01質量%、(k)エタノール(ClogP:−0.31)2.5質量%〔(a)成分からのキャリーオーバー含む〕、(e)成分と(i)成分〜(k)成分の合計5.21質量%を配合し、pH調製剤として(h)トルエンスルホン酸を適量加え、(f)イオン交換水(残部)を加えて、組成物全量を100質量%になるように調整した。
得られた液体柔軟剤組成物の外観(透明性)を下記の方法で評価し、更に下記の評価法で木綿タオルの風合いを評価した。結果を表4に示す。
・(a)成分
(a−1):合成例1で得られたN,N−ジ(2−アルカノイルオキシ)エチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェートを主成分とする反応物
(a−2):合成例2で得られたN,N−ジ(2−アルカノイルオキシ)エチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェートを主成分とする反応物
(a−3):合成例3で得られたN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドを主成分とする反応物
(a’−1:比較化合物):合成例4で得られたN,N−ジ(2−アルカノイルオキシ)エチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェートを主成分とする反応物
・(b)成分
(b−1)〜(b−8)成分、(b’−1)〜(b’−3)成分を以下に示す。括弧内は各成分の構造的特徴を示し、EOはエチレンオキシド基、POはプロピレンオキシド基を示す。
(b−1):合成例5で得られた化合物(C1225O(EO)5CH2COONa)
(b−2):合成例6で得られた化合物(C1225O(EO)4CH2COONa)
(b−3):合成例7で得られた化合物(C1225O(EO)16CH2COONa)
(b−4):合成例8で得られた化合物(C1633O(EO)8CH2COONa)
(b−5):合成例9で得られた化合物(C1225O(PO)5CH2COONa)
(b−6):合成例10で得られた化合物(C1835O(EO)5CH2COONa)
(b−7):合成例11で得られた化合物(C1837O(EO)4CH2COONa)
(b−8):合成例12で得られた化合物(C817O(EO)8CH2COONa)
(b’−1):合成例13で得られた化合物(C1837O(EO)2CH2COONa)
(b’−2):合成例14で得られた化合物(C1225O(EO)2CH2COONa)
(b’−3):ラウリン酸ナトリウム(C1225COONa)
(b’−4):ステアリル硫酸ナトリウム(C1837OSO3Na)
・(c)成分
(c−1):2−フェノキシエタノール(ClogP:1.2)
(c−2):ポリエチレングリコールモノフェニルエーテル(平均縮合度3、ClogP:1.1)
(c−3):オクチルモノグリセリルエーテル(ClogP:2.1)
(c−4):ジエチレングリコール−t−ブトキシエーテル(ClogP:0.71)
・(d)成分
(d−1):合成例1で得られた化合物中に含まれる、N−アルカノイルオキシエチル−N,N−ジヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェート。
(d−2):合成例2で得られた化合物中に含まれる、N−アルカノイルオキシエチル−N,N−ジヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェート。
(d−3):合成例3で得られた化合物中に含まれる、N−アルカノイルアミノプロピル−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
(d−4):合成例4で得られた化合物中に含まれる、N−アルカノイルオキシエチル−N,N−ジヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウム メチルサルフェート。
(d−5):合成例15で得られたN−(3−アルカノイルアミノ)プロピル−N,N−ジメチルアミンを主成分とする縮合物。
<液体柔軟剤組成物の調製>
300mLビーカーに、組成物のできあがり質量が200gになるのに必要な量の90%相当量のイオン交換水(f)を入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。長さ2cmの攪拌羽根が3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、所要量の(a)〜(d)成分を溶解させた。そのまま5分攪拌後、(e)成分、(g)成分、(i)〜(k)成分を添加し、5分攪拌後、(h)成分で目標のpHに調整し、できあがり質量(200g)にするのに必要な量の60℃のイオン交換水(e)を添加した。その後、10分間攪拌し、5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、攪拌しながら25℃に冷却し、液体柔軟剤組成物を得た。なお、表4に示すpHは冷却後(25℃)のpHである。
<外観(透明性)の評価>
上記で得られた液体柔軟剤組成物を、−5℃及び5℃においてそれぞれ10日間保存し、各柔軟剤組成物の光透過率を測定した。なお、光透過率の値はそれぞれの保存温度で測定した値である。
光透過率の測定は、紫外可視分光光度計として、株式会社島津製作所製の「UV−2500PC型測定器」を用い、光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れて、波長575nmの光透過率を測定した。結果を表4に示す。
外観(透明性)の合格基準は、光透過率が30%以上70%未満(半透明な外観)であり、好ましくは光透過率が70%以上(透明な外観)である。
<木綿タオルの風合い評価法>
(1)柔軟処理タオルの調製
市販の木綿タオル(白色、34cm×86cm、68g/1枚、綿100%)24枚を衣料用洗剤(花王株式会社製、「アタックマイクロ粒子」)を用いて洗濯機(株式会社東芝製、2槽式洗濯機「VH−360S1」)で洗浄した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水30L使用、水温20℃、10分間)。その後、洗浄液を排出し、3分間脱水後、30Lの水道水(水温20℃)を注水した。5分間撹拌後、すすぎを行ない、排水後3分間脱水を行なった。その後、再度30Lの水道水(水温20℃)を注水し、5分間撹拌後、すすぎ水を排出し、3分間脱水した。このサイクルを5回繰り返した後、室温で風乾した。この風乾した木綿タオルの質量を測定した。
次に、この木綿タオルを同じ衣料用洗剤を用いて同じ洗濯機で洗浄した(洗剤濃度0.0667質量%、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水(水温20℃)使用、水温20℃、5分間)。その後、洗浄液を排出し、3分間脱水後、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。5分間撹拌後、すすぎ液を排水し、3分間脱水した。次に風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。次に風乾した木綿タオルの質量の0.47質量%に相当する液体柔軟剤組成物を添加し、3分間撹拌した。その後、水を排出し、3分間脱水し自然乾燥した。
(2)風合い評価
上記の柔軟処理をした木綿タオルを八つ折りにし、両手で軽く握り締めた時の風合いを10人のパネラー(30代男性10人)により評価した。
評価は、エーテルカルボキシレート無添加系(比較例2の組成物で処理した系)と比べることによって行い、下記の基準で判定し、平均点を求めた。
・評価基準
3:柔らかい 2:変わらない 1:やや硬い 0:硬い
この評価において、評価点2点以上は、風合いが良好であり、評価点0.2点の差は有意差として認識できる。
Figure 2011038228
表4から、実施例1〜13で得られた液体柔軟剤組成物は、繊維製品に対して優れた柔軟化作用を発揮すると共に、低温度においても優れた透明性を有することが分かる。
なお、表4の比較例7は、特許文献3の表3の「本発明品14」に類似した液体柔軟剤組成物であるが、(b)成分である一般式(3)で表されるエーテルカルボキシレート化合物を含まないため、低温保存後に透明性が低下している。

Claims (3)

  1. 下記(a)成分、(b)成分、及び(c)成分を含む液体柔軟剤組成物。
    (a)成分:下記一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩(a−1)、並びに下記一般式(2)で表される第三級アミン(a−2)及びその酸塩から選ばれる1種又は2種以上の化合物
    (b)成分:下記一般式(3)で表されるエーテルカルボキシレート化合物
    (c)成分:LogPが−0.1〜3である有機溶剤
    Figure 2011038228
    〔式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xはエステル基又はアミド基を示し、R2は−C24−基又は−C36−基を示し、R3は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基、又は−R2−X−R1基を示し、R4は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、Y-は陰イオンを示す。但し、R1、X、及びR2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、2つ又は3つのR1おける、アルケニル基/アルキル基(モル比)=100/0〜85/15である。〕
    Figure 2011038228
    〔式中、R1、R2及びR3は前記と同じであり、2つ又は3つのR1におけるは、アルケニル基/アルキル基(モル比)=100/0〜85/15である。〕
    6−O−(AO)n−R7−COOM (3)
    〔式中、R6は炭素数8〜26のアルキル基又はアルケニル基を示し、Aは−C24−基及び/又は−C36−基を示し、nは平均付加モル数を示し4〜40の数であり、R7は炭素数1〜4のアルカンジイル基を示し、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。〕
  2. 一般式(3)において、平均付加モル数nに対するR6及びR7の合計炭素数の比[R6及びR7の合計炭素数/n]が1/5〜4/1である、請求項1に記載の液体柔軟剤組成物。
  3. (a)成分に対する(b)成分の質量比[(a)/(b)]が1/2〜99/1である、請求項1又は2に記載の透明液体柔軟剤組成物。
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