JP2011037464A - プラスチックボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラスチックボトル10の胴部20は、上方くびれ領域24と、この上方くびれ領域24に小径環状線25を介して連接する下方くびれ領域26とを含むくびれ領域23を有している。上方くびれ領域24および下方くびれ領域26は、いずれも多数の平面状の三角形パネル24a、24b、26a、26bからなる。プラスチックボトル10内を1kPa〜400kPaの圧力に加圧した際、各三角形パネル24a、24b、26a、26bが膨張し、湾曲面24e、24f、26e、26fが形成される。プラスチックボトル10を開栓した場合、各三角形パネル24a、24b、26a、26bが平面状に戻って、くびれ領域23の強度が保たれる。
【選択図】図1
Description
図1乃至図6に示す構成からなる、500ml用のプラスチックボトル10(実施例1)を作製した。この場合、18gのプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより、プラスチックボトル10(実施例1)を作製した。実施例1において、くびれ領域23の径d1(58mm)の、胴部20の最大径d2(68mm)に対する比(d1/d2)は、0.85であった。このプラスチックボトル10(実施例1)は、従来一般に用いられるプラスチックボトルよりも薄肉化されたものである。また、実施例1において、上述したように三角形パネルの合計個数は64個であった。
くびれ領域23がプレーン構造からなる、500ml用のプラスチックボトル(比較例1)を作製した。比較例1のプラスチックボトルは、実施例1と同じ重量および肉厚を有するものである。
くびれ領域23がプレーン構造からなる、500ml用のプラスチックボトル(比較例2)を作製した。比較例2において、28gのプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより、プラスチックボトル(比較例2)を作製した。すなわち比較例2のプラスチックボトルは、実施例1のプラスチックボトル10より重量が重くなっている。また、このプラスチックボトル(比較例2)は、実施例1のプラスチックボトル10の1.5〜4倍の厚みを有している。
上記3種類のプラスチックボトル(実施例1、比較例1、および比較例2)について、それぞれボトル内部を陽圧としたときの容器膨張率を測定した。
次に、上記3種類のプラスチックボトル(実施例1、比較例1、および比較例2)についてそれぞれ持ちやすさを評価した。具体的には、20〜40歳の男女40名のパネリストを対象とし、3種類のプラスチックボトルそれぞれについて加圧密栓時の持ちやすさと開栓後の持ちやすさとについて評価してもらった。この場合、加圧密栓時における比較例2のボトルを基準(5.0点)とし、減点法により5段階で評価した。このときの各評価値の平均は以下の通りとなった(表2参照)。
次に、実施例1のプラスチックボトル10と、比較例1のプラスチックボトルとについて、それぞれアイキャッチ性を調査した。具体的には、まずこれら2種類のプラスチックボトルをいずれも商品陳列棚に陳列した。次いで、20〜40歳の男女40名のパネリストを対象とし、各パネリストが最初に手にしたボトルの方がアイキャッチ性(消費者購買意欲)の高いボトル形状であると判断した(表3参照)。なお、比較例1のプラスチックボトルと比較例2のプラスチックボトルとでは、互いに厚みが異なるだけなので、比較例2のプラスチックボトルについては対象から除外した。
11 口部
12 肩部
20 胴部
21 上方円筒部
21a 補強溝
22 下方円筒部
23 くびれ領域
24 上方くびれ領域
24a、26a 下向き三角形パネル
24b、26b 上向き三角形パネル
24c、26c 谷状稜線
24d、26d 山状稜線
24e、24f、26e、26f 湾曲面
24a1、24b1、26a1、26b1 凸状面
25 小径環状線
25a 辺
26 下方くびれ領域
27 上方環状線
28 下方環状線
30 底部
31 脚部
Claims (9)
- 口部と、肩部と、胴部と、底部とを備えたプラスチックボトルにおいて、
胴部は、上方くびれ領域と、この上方くびれ領域に小径環状線を介して連接する下方くびれ領域とを含むくびれ領域を有し、
小径環状線は、胴部の最小周方向長さをもち、
上方くびれ領域は、小径環状線から上方に向かって徐々に周方向長さが増加し、
下方くびれ領域は、小径環状線から下方に向かって徐々に周方向長さが増加し、
上方くびれ領域および下方くびれ領域は、いずれも稜線により区画された多数の平面状の三角形パネルからなり、
プラスチックボトル内を1kPa〜400kPaの圧力に加圧した際、各三角形パネルが膨張して外方へ突出する凸状面を形成するとともに、三角形パネル間の稜線近傍に湾曲面が形成され、
プラスチックボトルを開栓した場合、各三角形パネルが平面形状に戻って、くびれ領域の強度を保つことを特徴とするプラスチックボトル。 - 上方くびれ領域および下方くびれ領域は、いずれも底辺が上方にくる下向きの下向き三角形パネルと、底辺が下方にくる上向きの上向き三角形パネルとを、周方向に交互に並べて配置した構造からなることを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル。
- 上方くびれ領域および下方くびれ領域における下向き三角形パネルおよび上向き三角形パネルは、いずれも稜線を介して互いに隣接し、下向き三角形パネルおよび上向き三角形パネルは、いずれも一対の底角と頂角とを有する同一形状をなし、一対の底角のうちいずれか一方の底角は90°以上となることを特徴とする請求項2記載のプラスチックボトル。
- 上方くびれ領域および下方くびれ領域において、下向き三角形パネルおよび上向き三角形パネルは、それぞれ非線対称な三角形からなることを特徴とする請求項3記載のプラスチックボトル。
- 小径環状線は、正多角形の水平断面を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のプラスチックボトル。
- 底部は、下方へ突出する複数の脚部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のプラスチックボトル。
- 小径環状線におけるくびれ領域の径d1の、胴部の最大径d2に対する比(d1/d2)が、0.60以上かつ0.95以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のプラスチックボトル。
- くびれ領域の三角形パネルの合計個数が、32個以上かつ96個以下となることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載のプラスチックボトル。
- くびれ領域の厚みが、0.07mm乃至0.40mmであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載のプラスチックボトル。
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---|---|---|---|---|
JPWO2013094587A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2015-04-27 | 大日本印刷株式会社 | 飲料充填方法及び装置 |
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-
2009
- 2009-08-07 JP JP2009184677A patent/JP5397761B2/ja active Active
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