JP2011036886A - 切粉圧縮機 - Google Patents

切粉圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011036886A
JP2011036886A JP2009186486A JP2009186486A JP2011036886A JP 2011036886 A JP2011036886 A JP 2011036886A JP 2009186486 A JP2009186486 A JP 2009186486A JP 2009186486 A JP2009186486 A JP 2009186486A JP 2011036886 A JP2011036886 A JP 2011036886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression chamber
longitudinal direction
hopper
compression
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009186486A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nakamura
雅明 中村
Masahide Miyake
正秀 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KORETSUNE SEIKO KK
Original Assignee
KORETSUNE SEIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KORETSUNE SEIKO KK filed Critical KORETSUNE SEIKO KK
Priority to JP2009186486A priority Critical patent/JP2011036886A/ja
Publication of JP2011036886A publication Critical patent/JP2011036886A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

【課題】小型で保守管理が容易な切粉圧縮機の提供。
【解決手段】切粉圧縮機2では、このホッパ10は、上部に切粉が入れられるホッパ供給口20と、底部に切粉が排出されるホッパ排出口とを有している。押し込み板12の先端は、ホッパ供給口20とホッパ排出口との間で移動可能に構成されている。圧縮部8は、第一圧縮室、第二圧縮室を備えている。第一圧縮室は、その長手方向がホッパ排出口の貫通する向きと交差している。第一圧縮室の長手方向の前端は、第二圧縮室に接続されている。第一圧縮室の長手方向と第二圧縮室の長手方向とが交差している。第二圧縮室は、その長手方向の前端に圧縮排出口を有している。このゲート50が圧縮排出口を開閉可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削加工により発生する切粉を圧縮する機械に関する。
切削加工では、切粉が排出される。例えば、金属部品を切削加工する工場では、金属切粉が排出される。この金属切粉は、様々な切削機械から排出される。これらの金属切粉の形状は、切削方法、加工条件、被切削金属の種類等で異なる。金属切粉の形状は、一般に薄い小さな金属片で巻かれた形状であったり、細長い帯状の金属片で螺旋形状であったりする。集積されたこれらの金属切粉は嵩張る。
嵩張る切粉は、広い保管スペースを必要とする。また、嵩張る切粉は、搬送回数も多くなる。この嵩張る切粉を圧縮して小さくすることが行われている。例えば、ホッパから供給される切粉がスクリューで圧縮室に送り込まれ、圧縮室で圧縮されて圧縮固形化される。これにより、切粉の体積を比較的小さく出来る。この様な切粉圧縮機は、特開2002−159950公報に記載されている。
特開2002−159950公報
前述の切粉圧縮機は、一つの圧縮室で圧縮する。高い圧縮率を得るためには、この圧縮ストロークが長くなる。この圧縮室長さは、長くなり易い。この切粉圧縮機は、小型化に適さない。小型化できない切粉圧縮機は、各切削機械の切粉排出口に設置されない。各切削機械に嵩張る切粉を溜めるスペースを必要とする。各切削機械から切粉圧縮機まで切粉を搬送する必要がある。前述のように、嵩張る切粉は、広い保管スペースを必要とする。この様な切粉は、頻繁に切粉圧縮機まで運搬する必要がある。
一方で、切粉を細かく裁断して小片化する切粉処理機が提案されている。この様な切粉処理機は、切粉が嵩張らないので切粉の保管スペースが比較的小さい。また、裁断加工のため、切断処理機も小形化し易い。しかし、この種の切粉処理装置は、切削刃物の保守点検が不可欠である。切削刃物の交換など保守管理にための負担が大きい。また、切粉の裁断による騒音が大きい。
本発明の目的は、小型で保守管理が容易な切粉圧縮機の提供になる。
本発明に係る切粉圧縮機は、ホッパ、押し込み板、第一圧縮室、第一ピストン、第二圧縮室、第二ピストン及びゲートを備えている。このホッパは、その上部に位置して切粉が入れられるホッパ供給口と、その底部に位置して切粉が排出されるホッパ排出口とを有している。この押し込み板の先端は、ホッパ供給口とホッパ排出口との間で移動可能に構成されている。この第一圧縮室は、一方向を長手方向に形成されており、その長手方向に交差する方向に貫通する圧縮供給口を有している。この圧縮供給口は、ホッパ排出口と連続されている。この第一圧縮室の長手方向の前端は、第二圧縮室に接続されている。この第一ピストンは、第一圧縮室の長手方向に沿って摺動可能に構成されている。この第二圧縮室は、他方向を長手方向に形成されており、その長手方向の前端に圧縮排出口を有している。この第二ピストンは、第二圧縮室の長手方向に沿って摺動可能に構成されている。第一圧縮室の長手方向と第二圧縮室の長手方向とが交差している。このゲートが圧縮排出口を開閉可能に構成されている。
好ましくは、この切粉圧縮機の上記押し込み板は、回動可能にされている。この押し込み板の先端は、回動前方端において上記ホッパ排出口に位置するように構成されている。
好ましくは、上記押し込み板の先端に尖った第一爪が形成されている。上記第一ピストンが前端に向かって送る切粉が引っ掛かりにくいように、上記第一圧縮室の長手方向における後端側に位置する第一爪の面が、つけ根から先端に向かって長手方向後端側から前端側に向けて傾斜させられている。
好ましくは、この切粉圧縮機の前記押し込み板は、側面に第二爪を有している。この第二爪は、押し込み板の移動方向前方に位置する前面と後方に位置する後面とを有している。この前面が移動方向に対して、垂直にされ又は押し込み板の側面のつけ根から先端に向かって後方から前方に向けて傾斜させられている。
好ましくは、前記ホッパがホッパ供給口とホッパ排出口との間の壁に開口を備えている。前記押し込み板は、この開口を通されて回動可能とされている。
好ましくは、前記押し込み板の長手方向は、このホッパ排出口の長手方向に一致している。この長手方向に直交する押し込み板の厚みtの、長手方向に直交するホッパ排出口の幅T1に対する比(t/T1)は、1/3以下とされている。
本発明に係る切粉圧縮機は、小型省スペースでありながら切粉を効率的に圧縮出来る。この切粉圧縮機は、保守管理が容易である。
図1は、本発明の一実施形態に係る切粉圧縮機の斜視図である。 図2は、図1の切粉圧縮機のホッパ、押し込み板及び第二圧縮室の断面が示された部分側面図である。 図3は、図1の切粉圧縮機のホッパ及び第一圧縮室の断面と押し込み板とが示された部分正面図である。 図4は、図3の矢印IVで示された部分拡大図である。 図5は、図3のV−Vに沿った断面図である。 図6は、図1の切粉圧縮機の押し込み板を有する押し込み部が示された側面図である。 図7は、図1の切粉圧縮機の第一圧縮室及び第二圧縮室の断面が示された部分平面図である。 図8は、図3のVIII−VIIIに沿った断面図である。 図9は、図1の切粉圧縮機のホッパ及び押し込み板の使用状態が示された概念図である。 図10は、図1の切粉圧縮機の第一圧縮室及び第一ピストンの使用状態が示された概念図である。 図11は、図1の切粉圧縮機の第二圧縮室及び第二ピストンの使用状態が示された概念図である。 図12は、図1の切粉圧縮機のゲートの使用状態が第二圧縮室及び第二ピストンと共に示された概念図である。 図13は、本発明の他の実施形態に係る切粉圧縮機のホッパ及び押し込み板の使用状態が示された概念図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されるように、切粉圧縮機2は、架台4、押し込み部6及び圧縮部8を備えている。ここでは、説明の便宜上、図1の矢印Xを前後方向前方とし、矢印Yを左右方向右方向とし、矢印Zを上下方向上方として説明がされる。
図2に示されるように、押し込み部6は、ホッパ10、押し込み板12、アーム14、ステー16及び押し込みアクチュエータとしての油圧シリンダー18を備えている。ホッパ10は、ホッパ供給口20、ホッパ排出口22及び壁24を備えている。ホッパ供給口20は、ホッパ10の上部に位置している。切粉は、このホッパ供給口20から入れられる。ホッパ排出口22は、ホッパ10の底部に位置している。切粉は、このホッパ排出口22から排出されるように構成されている。壁24は、このホッパ供給口20からホッパ排出口22までの前後左右の側面を囲む壁である。このホッパ供給口20は、ホッパ排出口22より大きい。この壁24に囲まれる空間の大きさは、ホッパ供給口20からホッパ排出口22に向かって徐々に小さくなっている。
押し込み板12は、その後端部がアーム14の先端部にねじ止めされて固定されている。このアーム14の後端部は、ステー16の上部に軸を介して取り付けられている。アーム14は、ステー16に対して左右方向(矢印Y方向)を回転軸に回動可能に取り付けられている。押し込み板12は、回動可能にされている。このステー16の下部は、架台4に固定されている。
油圧シリンダー18のロッド26の先端部は、アーム14に軸を介して取り付けられている。このロッド26の先端部は、アーム14の先端部と後端部との間で、アーム14の後方に取り付けられている。このロッド26の先端部は、アーム14に対して左右方向(矢印Y方向)を回転軸に回動可能に取り付けられている。油圧シリンダー18の本体28の後端部は、ステー16に軸を介して取り付けられている。この本体28の後端部は、ステー16の下方かつ後方に取り付けられている。この本体28の後端部は、ステー16に対して左右方向(矢印Y方向)を回転軸に回動可能に取り付けられている。
図3には、後方から前方に向かって見られた押し込み板12が示されている。図4は、図3の矢印IVで示された部分拡大図である。この押し込み板12は、その先端に複数の第一爪としての爪30を備えている。この爪30は、前後方向を厚み方向としている。図3に示されるように、この複数の爪30は、左右方向(矢印Y方向)に連続して形成されている。この爪30により、押し込み板12の先端は、のこぎり刃形状に形成されている。
この爪30は、厚み方向に平行な2つの面32,34が下方に向かって互いに近付き、下方先端が尖った形状とされている。面32は左右方向左側に位置し、面34は左右方向右側に位置している。図4の二点鎖線L1は、左右方向に延びる直線を表している。この面32は、この直線L1に対して傾斜させられている。図4のθ1は、面32と直線L1とのなす角度である。この角度θ1は、面32の傾斜角度を表している。
図5に示されように、ホッパ排出口22は、一方向である左右方向を長手方向とする開口である。図5の両矢印W1は、左右方向のホッパ排出口22の幅を表している。両矢印T1は、前後方向のホッパ排出口22の幅を表している。図5の両矢印tは、押し込み板12の厚みを表している。この押し込み板12の長手方向は、ホッパ排出口22の長手方向に一致している。
図1、図3、図6及び図7に示されるように、圧縮部8は、第一アクチュエータとしての第一油圧シリンダー36、第一圧縮室38、第一ピストン40、第二アクチュエータとしての第二油圧シリンダー42、第二圧縮室44、第二ピストン46、ゲートアクチュエータとしての油圧シリンダー48及びゲート50を備えている。
第一圧縮室38は、一方向としての左右方向を長手方向に形成されている。第一圧縮室38の断面は、図6に示されるように円形である。第一圧縮室38の上方に、圧縮供給口52が開けられている。この圧縮供給口52は、上下方向に貫通している。この圧縮供給口52は、第一圧縮室38の長手方向に交差する方向に貫通している。この圧縮供給口52は、圧縮室38の長手方向に直交している。この圧縮供給口52は、ホッパ排出口22と連続している。
図8には、この圧縮供給口52の開口が示されている。図8の両矢印T2は、この第一開口52の前後方向の幅を示している。両矢印W2は、この第一開口52の長手方向(矢印Y方向)の幅を示している。この幅W2は、幅T2より大きい。この幅W2が、第一圧縮室38の長手方向の開口幅である。第一開口52は、第一圧縮室38の長手方向の開口幅を広くして開口している。図3に示されるように、左右方向第一圧縮室38の前端(矢印Y方向右端)には、接続口54が形成されている。接続口54は、第二圧縮室44に接続されている。
図3の第一圧縮室38には、第一ピストン40が挿入されている。この第一ピストン40の断面は、円形である。この第一ピストン40の後端には第一油圧シリンダー36のロッドが連結されている。第一ピストン40は、第一油圧シリンダー36により、第一圧縮室38の長手方向に沿って摺動可能に構成されている。
第二圧縮室44は、他の方向である前後方向を長手方向に形成されている。第二圧縮室44の断面は、図3に示されるように円形である。第二圧縮室44の左側に、接続口54が接続されている。この接続口54の貫通方向は、左右方向である。第二圧縮室44の長手方向と第一圧縮室38の長手方向とは直交している。図7に示されるように、第二圧縮室44の前端(矢印X方向前端)は、圧縮排出口56が形成されている。圧縮排出口56の貫通方向は、この第二圧縮室44の長手方向である。
第二圧縮室44に、第二ピストン46が挿入されている。この第二ピストン46の断面は、円形である。この第二ピストン46の後端には第二油圧シリンダー42のロッドが連結されている。第二ピストン46は、第二油圧シリンダー42により、第二圧縮室44の長手方向に沿って摺動可能に構成されている。
圧縮排出口56の前方には、ゲート50が位置している。このゲート50の左端に油圧シリンダー48のロッドが連結されている。ゲート50は、油圧シリンダー48により、左右方向にスライド可能に構成されている。ゲート50は、第二圧縮室44の前方で摺動して、圧縮排出口56を開閉可能に構成されている。
この切粉圧縮機2での切粉の圧縮方法が説明される。図9(a)は、押し込み板12が回動後方端に位置する状態が示されている。図9(b)は、押し込み板12が回動前進端に位置する状態が示されている。図9(a)の状態で、ホッパ供給口20から切粉が投入される。このホッパ10に切粉が溜められる。切粉が溜められた後、油圧シリンダー18が押し込み板12を前方に回動させて、押し込み板12が、図9(b)の状態に至る。
図9(a)及び(b)に示されるように、押し込み板12の先端は、ホッパ供給口20とホッパ排出口22との間で移動可能にされている。図9(b)の状態では、押し込み板12の先端が回動前方端においてホッパ排出口22に位置している。ホッパ10に溜められた切粉は、第一圧縮室38引き込まれる。
図10(a)は、第一ピストン40が後退端に位置する状態が示されている。図10(b)は、第一ピストン40が前進端に位置する状態が示されている。図10(a)に示された状態で、第一油圧シリンダー36が第一ピストン40を左右方向右向きに摺動させる。第一圧縮室38に引き込まれた切粉は、第二圧縮室44に押し込まれる。
図11(a)は、第二ピストン46が後退端に位置する状態が示されている。図11(b)は、第二ピストン46が前方に位置する状態が示されている。図11(a)に示された状態で、図示されない第二油圧シリンダー42が、第二ピストン46を前後方向前向きに摺動させる。第二圧縮室44に押し込まれた切粉は、第二ピストン46とゲート50との間で圧縮される。図11(b)の両矢印Dは、圧縮された切粉の厚みを示している。このホッパ供給口20から投入された切粉は、この圧縮方法が繰り返されて、第二ピストン46とゲート50との間で圧縮される。
図12(a)は、前述の切粉の圧縮方法で圧縮された切粉の厚みが予め設定された厚みD1に達した状態が示されている。図12(b)は、第二ピストン46が僅かに後退して、ゲート50により、圧縮排出口56が開けられた状態が示されている。図12(c)は、第二ピストン46の前端が、第二圧縮室44の前端まで前進した状態が示されている。
前述の切粉の圧縮方法が繰り返されて、図12(a)に示されるように、圧縮された切粉の厚みが厚みD1に達する。この厚みD1は、第二ピストン46の位置検出又は第二油圧シリンダー42のストローク検出で容易に確認がされる。圧縮された切粉の厚みD1が確認されると、第二ピストン46が後退して、圧縮が解除される。ゲート50が左向きに移動させられる。図12(b)に示されるように、第二圧縮室44の圧縮排出口56が開けられる。第二ピストン46の前端が第二圧縮室44の前端まで前進する。図12(c)に示される状態に至り、圧縮された切粉が圧縮排出口56から押し出される。
この圧縮された切粉は、図示しない切粉受けに溜められる。この切粉圧縮機2では、前述の切粉の圧縮方法が一定の時間間隔で繰り返される。圧縮された切粉の厚みがD1に達すると、圧縮排出口56から排出される。この圧縮された切粉が、図示されない切粉受けに溜められている。この様な切粉圧縮方法は、例えば、シーケンス制御することで、容易に自動にし得る。
この切粉圧縮機2では、図10(b)に示されるように、第一圧縮室38の圧縮方向は、第二圧縮室44の圧縮方向に直交している。第一圧縮室38から第二圧縮室44に送られた切粉は、第一ピストン40と第二圧縮室44の壁面との間で圧縮される。この切粉は、第二圧縮室44の壁面に沿って、第二圧縮室44の長手方向に拡がる向きに圧縮される。この圧縮された切粉が、第二圧縮室44の長手方向に、第二ピストン46により圧縮される。これにより、第二圧縮室44で短いストロークで、より効率的に圧縮され得る。
この切粉圧縮機2は、短いストロークで切粉を圧縮出来るので、小型化できる。この切粉圧縮機2は、省スペースである。切削機械それぞれに、切粉圧縮機2を設置することが出来る。この発明では、第一圧縮室38の長手方向と第二圧縮室44の長手方向とが交差させられることで、切粉を効率的に圧縮する効果が得られる。この観点から、この交差角度は、80°以上100°以下とすることが好ましい。
切粉が第一ピストン40と第二圧縮室44の壁面との間で圧縮されるので、第一ピストン40の前端面は、第二圧縮室44の長手方向に沿って傾斜させられることが好ましい。また、この切粉圧縮機2では、第一圧縮室38及び第一ピストン40の断面が円形とされている。第一ピストン40の前端面が傾斜させられる場合には、第一圧縮室38と第一ピストン40との間には回止めが設けられることが好ましい。なお、第一圧縮室38の長手方向と第二圧縮室44の長手方向とが直交している場合には、回止めが不要であることは言うまでもない。
図5に示されるように、ホッパ排出口22の幅W1が幅T1より大きくされている。また、図8に示されるように、圧縮供給口52の幅W2が幅T2より大きくされている。ホッパ10の切粉は、第一圧縮室38における圧縮方向を長手方向として、第一圧縮室38に引き込まれる。これにより、第一圧縮室38で短いストロークで、より効率的に圧縮され得る。この切粉圧縮機2は、更に、小型化に適している。
この切粉圧縮機2では、図9に示されるように、押し込み板12が回動させられる。図9(a)に示されるように、ホッパ供給口20が広く開けられている。この押し込み板12は、上方からの切粉の投入を阻害しない。この切粉圧縮機2は、ホッパ10への切粉の投入が容易にされている。この切粉圧縮機2は、切粉搬送コンベアの切粉排出口の下方に配置するのに適している。
この切粉圧縮機2では、押し込み板12が前方に回動すると、この爪30が切粉を引っ掛ける。この押し込み板12は、溜められた切粉を効率的に、第一圧縮室38に引き込む。図4に示されるように、爪30は、傾斜角度θ1で傾斜している。図10に示されるように、押し込み板12の先端は、複数の爪30からなるのこぎり刃形状で形成されている。第一圧縮室38の長手方向において、後端側に位置する爪30の面32が、つけ根から先端に向かって長手方向後端側から前端側に向けて傾斜させられている。この爪30は、第一ピストン40が前端に向かって送る切粉を引っ掛けにくい。第一ピストン40が切粉を第二圧縮室44に向かって押し込む時に、切粉が爪30から外れ易い。この切粉圧縮機2は、効率的に切粉を圧縮出来る。
図5に示されるように、押し込み板12の厚さtの幅T1に対する比(t/T1)が1/3以下とされている。図6に示されるように、ホッパ排出口22の幅T1に対して、押し込み板12の厚さtが十分に小さいので、ホッパ10の壁24と押し込み板12との間で、切粉が圧縮されることが抑制されている。これにより、切粉がホッパ10の壁24に固着することが抑制されている。
この切粉圧縮機2は、効率的に切粉を圧縮固形化出来る。圧縮固形化した切粉の保管スペースは、小さい。この切粉圧縮機2は、小型化できる。これらにより、切削機械の一台毎に、切粉圧縮機2を設置することが出来る。この圧縮固形化された切粉は、搬送回数が少なく出来る。廃棄物として、トラック輸送される場合にも、搬送回数が少なくできる。
なお、第一圧縮室38及び第一ピストン40の断面形状は、円形に限られない。矩形であってもよいし、楕円形であっても良い。
図13に示されるのは、本発明に係る他の切粉圧縮機58の一部である。この図13には、切粉圧縮機58のホッパ60と押し込み板62とが示されている。ここでは、切粉圧縮機2と異なる構成について、説明がされる。切粉圧縮機2と同様の構成については、その説明が省略される。
このホッパ60では、ホッパ供給口64とホッパ排出口66との間の壁に開口としての窓68が形成されている。この窓68は、回動する押し込み板62が、通れる大きさに開けられている。この窓68には、カバー70が取り付けられている。このカバー70の材料は、ゴムシート等柔らかい材質の材料が用いられている。
この押し込み板62の外周側面に、複数の第二爪としての爪72が形成されている。この爪72は、押し込み板62の移動方向前方に位置する前面74と後方に位置する後面76とを有している。この前面74が移動方向に対して、垂直にされている。この前面74は、押し込み板12の側面のつけ根から先端に向かって後方から前方に向けて傾斜させられていてもよい。この爪72は、移動方向の回動前方に切粉を引っ掛け易く、回動後方に切粉を引っ掛け難くい形状にされている。
図13(a)は、この押し込み板62が、回動後退端に位置した状態が示されている。図13(b)は、この押し込み板62が、回動前進端に位置した状態が示されている。この押し込み板62は、窓68を通って回動するので、ホッパ供給口64は、切粉搬送コンベアの切粉排出口に接続することが出来る。切粉がホッパ60からこぼれることが抑制されている。更に、図13では、窓68がカバー70で閉じられている。これにより、切粉が窓68からこぼれることが抑制されている。この切粉圧縮機58は、切粉の飛散が抑制されている。
押し込み板62が、切粉圧縮機2と同様に前方に回動させられる。爪72の形状により切粉が引っ掛かり易いので、爪72が切粉をホッパ排出口66に向けて引き込む。押し込み板62が後方に回動させられる。爪72の形状により切粉が引っ掛かり難いので、切粉が押し込み板62と共に引き戻されることが抑制されている。この押し込み板62は、切粉をホッパ排出口66に向けて効率よく引き込む。ここでは、押し込み板62の外周面に爪72が設けられたが、押し込み板62の内周側面に爪72が設けられてもよい。この切粉圧縮機58は、より効率的に切粉を圧縮出来る。
ここでは、金属切粉について説明がされた。この発明は、嵩張る切粉であれば、金属切粉に限らず、木材、樹脂等の切粉でも同様の効果を得られる。
2、58・・・切粉圧縮機
4・・・架台
6・・・押し込み部
8・・・圧縮部
10、60・・・ホッパ
12、62・・・押し込み板
14・・・アーム
16・・・ステー
18、48・・・油圧シリンダー
20、64・・・ホッパ供給口
22、66・・・ホッパ排出口
24・・・壁
26・・・ロッド
28・・・本体
30・・・爪
32、34・・・面
36・・・第一油圧シリンダー
38・・・第一圧縮室
40・・・第一ピストン
42・・・第二油圧シリンダー
44・・・第二圧縮室
46・・・第二ピストン
50・・・ゲート
52・・・圧縮供給口
54・・・接続口
56・・・圧縮排出口
68・・・窓
70・・・カバー
72・・・爪
74・・・前面
76・・・後面

Claims (6)

  1. ホッパ、押し込み板、第一圧縮室、第一ピストン、第二圧縮室、第二ピストン及びゲートを備えており、
    このホッパがその上部に位置して切粉が入れられるホッパ供給口と、その底部に位置して切粉が排出されるホッパ排出口とを有し、
    この押し込み板の先端がホッパ供給口とホッパ排出口との間で移動可能に構成されており、
    この第一圧縮室が一方向を長手方向に形成されており、その長手方向に交差する方向に貫通する圧縮供給口を有し、この圧縮供給口がホッパ排出口と連続されており、
    この第一圧縮室の長手方向の前端が第二圧縮室に接続されており、
    この第一ピストンが第一圧縮室の長手方向に沿って摺動可能に構成されており、
    この第二圧縮室が他方向を長手方向に形成されており、その長手方向の前端に圧縮排出口を有しており、
    この第二ピストンが第二圧縮室の長手方向に沿って摺動可能に構成されており、
    第一圧縮室の長手方向と第二圧縮室の長手方向とが交差しており、
    このゲートが圧縮排出口を開閉可能に構成されている切粉圧縮機。
  2. 上記押し込み板が回動可能にされており、
    この押し込み板の先端が回動前方端において上記ホッパ排出口に位置するように構成されている請求項1に記載の切粉圧縮機。
  3. 上記押し込み板の先端に尖った第一爪が形成されており、
    上記第一ピストンが前端に向かって送る切粉が引っ掛かりにくいように
    上記第一圧縮室の長手方向における後端側に位置する第一爪の面が、つけ根から先端に向かって長手方向後端側から前端側に向けて傾斜させられている請求項1又は2に記載の切粉圧縮機。
  4. 前記押し込み板が側面に第二爪を有しており、
    この第二爪が押し込み板の移動方向前方に位置する前面と後方に位置する後面とを有し、
    この前面が移動方向に対して、垂直にされ又は押し込み板の側面のつけ根から先端に向かって後方から前方に向けて傾斜させられている請求項1から3のいずれかに記載の切粉圧縮機。
  5. 前記ホッパがホッパ供給口とホッパ排出口との間の壁に開口を備えており、
    前記押し込み板がこの開口を通されて回動可能とされている請求項2から4のいずれかに記載の切粉圧縮機。
  6. 前記押し込み板の長手方向がこのホッパ排出口の長手方向に一致しており、
    この長手方向に直交する押し込み板の厚みtの、長手方向に直交するホッパ排出口の幅T1に対する比(t/T1)が1/3以下とされている請求項1から5に記載の切粉圧縮機。
JP2009186486A 2009-08-11 2009-08-11 切粉圧縮機 Pending JP2011036886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186486A JP2011036886A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 切粉圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186486A JP2011036886A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 切粉圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011036886A true JP2011036886A (ja) 2011-02-24

Family

ID=43765215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009186486A Pending JP2011036886A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 切粉圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011036886A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229824A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 切り粉切断圧縮装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229824A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 切り粉切断圧縮装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203592500U (zh) 一种玉米切片机
JP2013043189A (ja) 切粉処理機
KR101386598B1 (ko) 칩 압축기
JP2011036886A (ja) 切粉圧縮機
WO2014208321A1 (ja) 切粉除去方法と切粉除去装置
CN108031921A (zh) 一种具有防飞屑功能的带锯床
KR102147137B1 (ko) 두개의 띠톱을 이용한 왕복 절단형 띠톱 기계
JP4247935B2 (ja) 切り粉圧縮機
JP4780681B2 (ja) 切り粉圧縮機
EP2842411A3 (en) Silage cutting head, silage collector and silage transport vehicle
KR200448427Y1 (ko) 배출 슈트가 구비된 냉동 식품절단기
JP2943978B2 (ja) 廃棄物圧縮固形化装置
KR20140125235A (ko) 콤팩터용 칩 공급장치
CN209920623U (zh) 便于收集废料的分切成型机
CN113275565A (zh) 一种金刚石锯片加工用冷压装置及金刚石锯片加工工艺
JP2011036955A (ja) 切粉圧縮機
CN207711168U (zh) 自动去毛边机构
KR20110077855A (ko) 씨엔씨 가공기의 칩 처리 장치 및 방법
CN207013726U (zh) 一种管件的双面自动倒角加工设备
JPS59156645A (ja) 工作機切削屑の切断排除装置
JP3597668B2 (ja) 廃冷蔵庫用コンプレッサ分離装置
CN107433638A (zh) 一种自动切割锯
JP6708897B2 (ja) 切り屑吸引装置
KR102356507B1 (ko) 진공 흡입 노즐 및 그를 포함하는 육류 및 어류 가공장치
CN221016482U (zh) 一种饲料生产用防止飞溅的粉碎装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131015