JP2011036757A - 粉塵用フィルタ - Google Patents
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Abstract
少ない圧力損失と高い粉塵捕集効率を維持しながら、十分に高い粉塵捕集量を有する粉塵用フィルタを提供する。
【解決手段】
布帛の片面に補強ネットを熱接着させたシートと前記シートの補強ネット面に積層された布帛とからなる構造を有するフィルタ材をプリーツ加工して得られる粉塵用フィルタであって、前記補強ネットと前記補強ネット面に積層された布帛との間、及び前記補強ネットを熱接着させた布帛と前記補強ネット面に積層された布帛との間が実質的に接着していないこと、及び前記補強ネットの空気流入部の開口面積率が50〜99%であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
(1)布帛の片面に補強ネットを熱接着させたシートと前記シートの補強ネット面に積層された布帛とからなる構造を有するフィルタ材をプリーツ加工して得られる粉塵用フィルタであって、前記補強ネットと前記補強ネット面に積層された布帛との間、及び前記補強ネットを熱接着させた布帛と前記補強ネット面に積層された布帛との間が実質的に接着していないこと、及び前記補強ネットの空気流入部の開口面積率が50〜99%であることを特徴とする粉塵用フィルタ。
(2)前記補強ネットの厚みが0.1〜2mmであることを特徴とする(1)に記載の粉塵用フィルタ。
(3)前記布帛がポリプロピレン製不織布を含むことを特徴とする(1)または(2)に記載の粉塵用フィルタ。
(4)前記布帛がエレクトレット不織布を含むことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の粉塵用フィルタ。
本発明の粉塵用フィルタは、布帛の片面に特定の開口面積率の補強ネットを熱接着させたシートと前記シートの補強ネット面に積層された布帛とからなる構造を有するフィルタ材をプリーツ加工して得られるものであり、前記補強ネットと前記補強ネット面に積層された布帛との間、及び前記補強ネットを熱接着させた布帛と前記補強ネット面に積層された布帛との間が実質的に接着されていないことを特徴とする。
100×100mmサイズの補強ネットに対して、垂直な方向から光を当て投影面積[m2]を測定した。元の面積(100×100mm、0.01m2)から投影面積を差し引いたものを元の面積(100×100mm、0.01m2)で割り、開口面積率[%]を算出した。
150×150mmサイズのフィルタサンプルに、風速0.5m/sで、粉塵濃度0.5g/m3のJIS15種粉塵を負荷し、粉塵負荷前の圧力損失[mmAq]を測定し、そこから圧力損失が50mmAq増加した時点で、粉塵の負荷を停止する。粉塵負荷停止時の粉塵捕集量[g]および粉塵供給量[g]を測定し、粉塵捕集量を粉塵供給量で割ることにより、粉塵捕集効率[%]を算出した。
走査型電子顕微鏡(日立製作所製、S−3500)を使用して、布帛を構成する繊維の直径を100点測定し、それを相加平均して、布帛の平均繊維直径を求めた。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け15g/m2、厚み0.30mm、平均繊維直径30μm)と、ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け25g/m2、厚み0.35mm、平均繊維直径20μm)にポリプロピレン製熱接着ネット(目付け30g/m2、厚み0.5mm、空気流入部の開口面積率83%)を熱接着させたものとを用意し、これらを熱接着性ネットが2つのスパンボンド不織布に挟持されるように積層し、レシプロ方式のひだ折り機を使用して、山高さ20mm、ピッチ4mmで共プリーツ加工を行い、150×150mmサイズのフィルタサンプルを作成した。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け15g/m2、厚み0.30mm、平均繊維直径30μm)と、ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け15g/m2、厚み0.30mm、平均繊維直径20μm)にポリプロピレン製熱接着ネット(目付け30g/m2、厚み0.5mm、空気流入部の開口面積率83%)を熱接着させたものとを用意し、これらを熱接着性ネットが2つのスパンボンド不織布に挟持されるように積層し、レシプロ方式のひだ折り機を使用して、山高さ20mm、ピッチ4mmで共プリーツ加工を行い、150×150mmサイズのフィルタサンプルを作成した。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け5g/m2、厚み、0.15mm、平均繊維直径30μm)とポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け10g/m2、厚み0.20mm、平均繊維直径30μm)を積層した積層体と、ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け25g/m2、厚み0.35mm、平均繊維直径20μm)にポリプロピレン製熱接着ネット(目付け30g/m2、厚み0.5mm、空気流入部の開口面積率83%)を熱接着させたものとを用意し、これらを熱接着性ネットが前記積層体の厚い方の不織布と単一層のスパンボンド不織布に挟持されるように積層し、レシプロ方式のひだ折り機を使用して、山高さ20mm、ピッチ4mmで共プリーツ加工を行い、150×150mmサイズのフィルタサンプルを作成した。
実施例1で使用したポリプロピレン製熱接着ネットの開口面積率を96%に変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルタサンプルを作成した。
実施例1で使用したポリプロピレン製熱接着ネットの開口面積率を71%に変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルタサンプルを作成した。
実施例1で使用したポリプロピレン製熱接着ネットの目付け、厚みをそれぞれ20g/m2,0.2mmに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルタサンプルを作成した。
実施例1で使用したポリプロピレン製熱接着ネットの目付け、厚みをそれぞれ50g/m2,1mmに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルタサンプルを作成した。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け15g/m2、厚み0.30mm、平均繊維直径30μm)、ポリプロピレン製熱接着ネット(目付け30g/m2、厚み0.5mm、空気流入部の開口面積率83%)、ポリプロピレン製スパンボンド不織布(目付け25g/m2、厚み0.35mm、平均繊維直径20μm)を用意し、これらを熱接着ネットが2つのスパンボンド不織布に挟持されるように熱接着し、レシプロ方式のひだ折り機を使用して、山高さ20mm、ピッチ4mmで共プリーツ加工を行い、150×150mmサイズのフィルタサンプルを作成した。
Claims (4)
- 布帛の片面に補強ネットを熱接着させたシートと前記シートの補強ネット面に積層された布帛とからなる構造を有するフィルタ材をプリーツ加工して得られる粉塵用フィルタであって、前記補強ネットと前記補強ネット面に積層された布帛との間、及び前記補強ネットを熱接着させた布帛と前記補強ネット面に積層された布帛との間が実質的に接着していないこと、及び前記補強ネットの空気流入部の開口面積率が50〜99%であることを特徴とする粉塵用フィルタ。
- 前記補強ネットの厚みが0.1〜2mmであることを特徴とする請求項1に記載の粉塵用フィルタ。
- 前記布帛がポリプロピレン製不織布を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の粉塵用フィルタ。
- 前記布帛がエレクトレット不織布を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粉塵用フィルタ。
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---|---|---|---|---|
JPH01194912A (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-04 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | エレクトレットフィルタおよびその製造方法 |
JPH03293008A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-24 | Toyobo Co Ltd | エレクトレットフィルター及びその製造方法 |
JPH07256026A (ja) * | 1994-03-23 | 1995-10-09 | Japan Vilene Co Ltd | エアフィルタ用濾材 |
JP2002066227A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Toyo Roki Mfg Co Ltd | 濾材構造 |
-
2009
- 2009-08-07 JP JP2009184154A patent/JP5458733B2/ja active Active
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