JP2011036318A - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストノズル16に供給する水を液々熱交換器18においてミスト用熱媒循環路19に循環させる熱媒体により加熱し、ミストノズルから温水を噴霧させるミストサウナ装置であって、ミスト弁23と給水弁21とを閉弁してミスト運転を終了した後に、給水弁21を一旦開弁させて、給水弁21の開弁後の熱媒温度センサ15の検出温度の変化に基づいて液々熱交換器内のリーク発生の有無を判定するリーク検査を行うものにおいて、リーク検査後の給水弁の閉弁で給水弁とミスト弁との間に封じ込められた水の水圧が次のミスト運転開始前の予熱運転中の水温上昇で過度に昇圧し、ミスト弁が開弁不能になることを防止する。
【解決手段】ミスト運転の終了指令が出されたときに、ミスト温度センサ24の検出温度が所定の基準温度未満の場合は、リーク検査を禁止し、給水弁21をミスト弁23に先行して閉弁させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室に温水を噴霧してサウナ効果を得られるようにしたミストサウナ装置に関する。
従来、この種のミストサウナ装置として、熱源機と、ミストノズルと、ミストノズルに連なるミスト用給水路と、ミスト用給水路に二次側を介設した液々熱交換器と、熱源機で加熱された熱媒体を熱源機に設けた循環ポンプの作動で液々熱交換器の一次側を介して循環させるミスト用熱媒循環路とを備え、ミストノズルに供給する水を液々熱交換器においてミスト用熱媒循環路に循環させる熱媒体により加熱し、ミストノズルから温水を噴霧させるようにしたものは知られている。
このものでは、液々熱交換器の上流側のミスト用給水路の部分に介設した給水弁と、液々熱交換器の下流側のミスト用給水路の部分に介設したミスト弁と、ミスト用熱媒循環路に介設した流量調節弁と、液々熱交換器の二次側の水温を検出する二次側温度センサとを備えている。そして、ミスト運転の開始指令が出されたとき、熱源機で熱媒体を加熱すると共に循環ポンプを作動させ、給水弁及びミスト弁を閉弁したまま流量調節弁を開弁して液々熱交換器の一次側に熱媒体を循環させる予熱運転を行い、その後、給水弁及びミスト弁を開弁してミスト運転を開始し、以後、二次側温度センサの検出温度が室温に応じた所定温度になるように流量調節弁で液々熱交換器の一次側に流れる熱媒体の流量を調節する温調制御を行っている。
ところで、ミストサウナ装置を長期間使用すると、液々熱交換器の内部腐食等で一次側と二次側との間のリークが発生することがある。そこで、液々熱交換器のリーク発生を検査する機能を有するミストサウナ装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、液々熱交換器の一次側の熱媒体温度を検出する一次側温度センサを設け、ミスト弁と給水弁とを閉弁してミスト運転を終了した後に、給水弁を一旦開弁させ、給水弁の開弁後の熱媒温度センサの検出温度の変化に基づいてリーク発生の有無を判定するリーク検査制御を行うようにしている。ここで、リークが発生していると、給水弁の開弁で液々熱交換器の二次側から一次側に水が流入して、一次側温度センサの検出温度が低下し、リーク発生有りと判定される。
然し、このようなリーク検査制御を行うと、以下の不具合を生ずることが判明した。即ち、リーク検査制御に際しては、ミスト弁が閉弁された状態で給水弁が一旦開弁されるため、リーク検査制御の完了で給水弁を閉弁したとき、給水弁とミスト弁との間に給水圧が掛かったまま水が封じ込められることになる。ここで、ミスト運転中に室温が設定温度以上に上昇したときは、温調制御で液々熱交換器の二次側の水温(ミスト温度)を下げるようにしており、ミスト運転終了時に液々熱交換器の二次側の水温が比較的低温になることがある。この場合、リーク検査制御完了後にミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたとき、液々熱交換器の二次側の水温が前回のミスト運転終了時の水温をかなり上回る温度に上昇して、給水弁とミスト弁との間の水圧が給水圧を大幅に上回る圧まで上昇してしまうことがある。このような事態になると、ミスト弁の弁体がこの水圧で閉じ側に強く押圧され、予熱運転完了時にミスト弁が開弁不能となって、温水を噴霧できなくなる。
特開2007−212096号公報
本発明は、以上の点に鑑み、ミスト弁が開弁不能になることを防止できるようにしたミストサウナ装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、熱源機と、ミストノズルと、ミストノズルに連なるミスト用給水路と、ミスト用給水路に二次側を介設した液々熱交換器と、熱源機で加熱された熱媒体を熱源機に設けた循環ポンプの作動で液々熱交換器の一次側を介して循環させるミスト用熱媒循環路とを備え、ミストノズルに供給する水を液々熱交換器においてミスト用熱媒循環路に循環させる熱媒体により加熱し、ミストノズルから温水を噴霧させるミスト運転を行うようにしたミストサウナ装置であって、液々熱交換器の上流側のミスト用給水路の部分に介設した給水弁と、液々熱交換器の下流側のミスト用給水路の部分に介設したミスト弁と、ミスト用熱媒循環路に介設した流量調節弁と、液々熱交換器の二次側の水温を検出する二次側温度センサと、液々熱交換器の一次側の熱媒体温度を検出する一次側温度センサと、液々熱交換器の一次側と二次側との間のリーク発生を検査するリーク検査手段とを備え、リーク検査手段は、ミスト弁と給水弁とを閉弁してミスト運転を終了した後に、給水弁を一旦開弁させて、給水弁の開弁後の一次側温度センサの検出温度の変化に基づいてリーク発生の有無を判定するリーク検査制御を行うように構成されるものにおいて、ミスト運転の終了指令が出されたときに、二次側温度センサの検出温度が所定の基準温度未満の場合は、リーク検査制御を禁止し、給水弁をミスト弁に先行して閉弁させることを特徴とする。
本発明によれば、リーク検査制御が実行されるのは、ミスト運転終了時の液々熱交換器の二次側の水温が基準温度以上の比較的高温の場合だけである。そのため、リーク検査制御が完了してからミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたときに、液々熱交換器の二次側の水温が前回のミスト運転終了時の水温以上に上昇したとしても、その温度差は僅かになる。従って、予熱運転中に、給水弁とミスト弁との間の水圧が給水圧を大幅に上回る圧まで上昇することはなく、予熱運転完了時にミスト弁が開弁不能となることを防止できる。
また、ミスト運転終了時の液々熱交換器の二次側の水温が基準温度未満の場合は、給水弁をミスト弁に先行して閉弁させるため、ミスト弁の閉弁で給水弁とミスト弁との間に封じ込められる水の圧力は大気圧となる。従って、ミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたときに、液々熱交換器の二次側の水温が前回のミスト運転終了時の水温以上に上昇しても、給水弁とミスト弁との間の水圧は大気圧から上昇することになり、予熱運転完了時にミスト弁が開弁不能となることはない。
ところで、ミストサウナ装置を浴室暖房機に組み込む場合、ミスト用熱媒循環路は、一般的に、浴室暖房機に設けられる暖房用の放熱器に熱源機からの熱媒体を供給する暖房用熱媒循環路の往路から分岐されて液々熱交換器の一次側の入口に接続される流入路と、放熱器から熱源機に熱媒体を戻す暖房用熱媒循環路の復路から分岐されて液々熱交換器の一次側の出口に接続される流出路とで構成される。また、暖房用循環路の往路には、放熱器に供給される熱媒体の温度を検出する熱媒温度センサが配置される。
このものにおいて、熱媒温度センサを前記一次側温度センサとして兼用すれば、コストダウンを図ることができる。この場合、流量調節弁を流入路に介設したのでは、リークの発生で液々熱交換器の二次側から一次側に水が流入しても、この水が流出路に流れ、流入路に連なる暖房用循環路の往路に配置した熱媒温度センサの検出温度が低下せず、リーク発生無しと誤判定される可能性がある。これに対し、流出路に流量調節弁を介設し、流量制御弁を閉弁させた状態でリーク検査制御を実行すれば、リークにより液々熱交換器の二次側から一次側に流入した水が流出路に流れることを阻止して、誤判定を防止することができる。
尚、ミスト運転の終了指令が出されても、循環ポンプは直ちには停止されず、後沸き防止のために、暫く継続作動される。そのため、ミスト運転の終了指令が出されたときに、二次側温度センサの検出温度が基準温度以上のときは、ミスト運転の終了指令が出されてから循環ポンプが停止するまでにかかる時間に合わせて設定した所定の待ち時間経過後にリーク検査制御を実行することが望ましい。これによれば、液々熱交換器の二次側から一次側への水のリークが循環ポンプによる送水圧で妨げられることがなく、リーク発生の有無を正確に判定できる。
尚、後述する実施形態において、上記リーク検査手段に相当するのは、図2のSTEP10からSTEP22までの処理である。
本発明の実施形態のミストサウナ装置の全体構成を示す説明図。 実施形態のミストサウナ装置で実行するリーク検査制御を含むミスト運転制御の内容を示すフロー図。
図1を参照して、1は熱源機、2はミストサウナ装置を組み込んだ浴室暖房機を示している。熱源機1は、図示省略したバーナを熱源とする熱交換器3を備えている。浴室暖房機2は、浴室BRの天井部BRaに設置されている。浴室暖房機2の下面カバー4には、吸込み口5と、可変ルーバ6a付きの吹出し口6とが開設されている。浴室暖房機2内には、吸込み口5と吹出し口6とを結ぶ通風路7が画成されており、この通風路7に、放熱器8と循環ファン9とを配置している。
放熱器8は、暖房用熱媒循環路10を介して熱源機1の熱交換器3に接続されている。暖房用熱媒循環路10は、熱交換器3で加熱された熱媒体(水、不凍液等)を放熱器8に供給する往路10aと、放熱器8を通過した熱媒体を熱交換器3に戻す復路10bとで構成される。熱源機1内には、復路10bに介設されるシスターン11と循環ポンプ12とが設けられ、浴室暖房機2内には、往路10aに介設される熱動弁13が設けられている。かくして、循環ポンプ12を作動させると共に熱動弁13を開弁させれば、熱交換器3で加熱された熱媒体が放熱器8を介して暖房用熱媒循環路10に循環される。そして、循環ファン9の作動により吸込み口5から吸込まれた浴室BR内の空気が放熱器8で加熱され、温風となって吹出し口6から浴室BR内に送風され、浴室BRの暖房が行われる。
また、浴室暖房機2は、吸込み口5に臨ませた室温センサ14と、暖房用熱媒循環路10の往路10aに配置した、放熱器8に供給される熱媒体の温度を検出する熱媒温度センサ15とを備えている。尚、暖房用熱媒循環路10には、往路10aから分岐してシスターン6に至るバイパス路10cが設けられている。
浴室暖房機2には、更に、ミストサウナ装置を構成するミストノズル16と、ミストノズル16に連なるミスト用給水路17と、液々熱交換器18とが設けられている。液々熱交換器18の二次側18bはミスト用給水路17に介設されている。そして、液々熱交換器18の一次側18aに、暖房用熱媒循環路10から分岐させたミスト用熱媒循環路19を介して熱媒体を循環させ、ミストノズル16に供給する水を液々熱交換器18において熱媒体により加熱できるようにしている。
ミスト用熱媒循環路19は、暖房用熱媒循環路10の往路10aから分岐されて液々熱交換器18の一次側18aの入口に接続される流入路19aと、暖房用熱媒循環路10の復路10bから分岐されて液々熱交換器18の一次側18aの出口に接続される流出路19bとで構成されている。流出路19bには、熱媒体の流量を調節可能で、且つ、熱媒体の流通を遮断可能な流量調節弁20が介設されている。
ミスト用給水路17には、液々熱交換器18の上流側に位置させて給水弁21と逆止弁22とが介設されると共に、液々熱交換器18の下流側に位置させてミスト弁23が介設されている。また、液々熱交換器18とミスト弁23との間のミスト用給水路17の部分に二次側温度センサたるミスト温度センサ24を設け、液々熱交換器18の二次側18bの水温をミスト温度センサ24で検出できるようにしている。
上述した室温センサ14、熱媒温度センサ15及びミスト温度センサ24の検出信号は浴室暖房機2用のコントローラ25に入力され、このコントローラ25により循環ファン9、熱動弁13、流量調節弁20、給水弁21及びミスト弁23が制御される。また、浴室暖房機2用のコントローラ25は熱源機1用のコントローラ26に通信可能に接続されている。更に、図外のリモコンが浴室暖房機2用のコントローラ25に通信可能に接続され、リモコンに設けられたミストスイッチがオンされたときにコントローラ25によるミスト運転制御が行われる。
以下、ミスト運転制御について図2を参照して説明する。ミスト運転制御では、先ず、STEP1で熱源機1に作動指令を送ると共に熱動弁13を開弁させる。熱源機1用のコントローラ26は、浴室暖房機2用のコントローラ25からの作動指令を受けて、循環ポンプ12を作動させると共に熱交換器3用のバーナを燃焼させる。かくして、熱源機1で加熱された熱媒体が放熱器8を介して暖房用熱媒循環路10に循環される。次に、STEP2に進み、熱媒温度センサ15の検出温度Tnが冷風の吹出し防止に必要な所定の暖房可能温度YT1(例えば、40℃)以上になったか否かを判別する。そして、Tn≧YT1になったとき、STEP3で循環ファン9を作動させて、浴室の暖房を開始する。
次に、STEP4で流量調節弁20を全開にして、液々熱交換器18の一次側18aに熱媒体を流し、予熱運転を開始する。その後、STEP5で室温センサ14の検出温度Trがミスト運転可能な所定の下限温度YT2(例えば、27℃)以上になったか否かを判別する。Tr≧YT2になったときは、STEP6でミスト温度センサ24の検出温度Tmが所定の予熱完了温度YT3(例えば、40℃)以上になったか否かを判別する。そして、Tm≧YT3になったときにSTEP7に進み、ミスト弁23と給水弁21とを開弁させて、温水を噴霧するミスト運転を開始する。尚、図示しないが、Tm≧YT3になったときだけでなく、ミスト温度センサ24の検出温度Tmが初期の検出温度から所定温度(例えば、7℃)以上上昇したときにも、STEP7に進んでミスト運転を開始する。
ミスト運転を開始すると、STEP8で温調制御を行う。温調制御では、室温センサ14の検出温度Trがリモコンで設定した設定温度より所定温度(例えば、2℃)以上高くなったとき、ミスト温度センサ24の検出温度Tmが所定の上限温度(例えば、70℃)から下限温度(例えば、35℃)まで段階的に低下するように、液々熱交換器18の一次側18aに流す熱媒体の流量を流量調節弁20により減少させ、また、室温センサ14の検出温度Trが設定温度より所定温度(例えば、2℃)以上低くなったとき、ミスト温度センサ24の検出温度Tmが段階的に上昇するように、液々熱交換器18の一次側18aに流す熱媒体の流量を流量調節弁20により増加させることを行う。
次に、STEP9でミスト運転の終了指令が出されたか否かを判別する。終了指令は、ミストスイッチをオフしたときや、ミスト運転の開始からリモコンで設定される所定の運転時間が経過したときに出される。終了指令が出されるまでは、STEP8に戻って温調制御を継続する。
ミスト運転の終了指令が出されたときは、STEP10で熱源機1に停止指令を送ると共に循環ファン9を停止する。熱源機1用のコントローラ26は、浴室暖房機2用のコントローラ25からの停止指令を受けて、バーナの燃焼を停止し、熱交換器3の後沸き防止のために循環ポンプ12をバーナの燃焼停止後も一定時間継続作動させた後停止する。
次に、STEP11に進み、ミスト温度センサ24の検出温度Tmが所定の基準温度YT4(例えば、60℃)以上であるか否かを判別する。そして、Tm<YT4のときは、STEP12に進んで、熱動弁13、流量調節弁20及び給水弁21を閉弁し、その後、STEP13でミスト弁23を閉弁し、運転を終了する。
Tm≧YT4のときは、STEP14でミスト弁23、給水弁21及び流量調節弁20を閉弁した後、STEP15でミスト運転の停止指令が出されてから所定の待ち時間が経過したか否かを判別する。この待ち時間は、ミスト運転の終了指令が出されてから循環ポンプ12が停止するまでにかかる時間に合わせて例えば90秒程度に設定される。そして、待ち時間が経過したときに、STEP16に進み、熱媒温度センサ15の検出温度Tnが所定の検査可能温度YT5(例えば、60℃)以上であるか否かを判別する。Tn<YT5であれば、STEP17で熱動弁13を閉弁し、運転を終了する。
Tn≧YT5であれば、リーク検査制御を実行する。リーク検査制御では、先ず、STEP18で給水弁21を開弁させる。液々熱交換器18の一次側18aと二次側18bとの間のリークが発生していると、給水弁21の開弁で該弁21を通過した水が液々熱交換器18の二次側18bから一次側18aに流入し、この水が熱媒温度センサ15の配置部に達して、熱媒温度センサ15の検出温度Tnが低下する。そこで、給水弁21の開弁後、STEP19で所定の検査時間(例えば、180秒)が経過したか否かを判別し、検査時間が経過したときSTEP20に進んで、給水弁21の開弁時からの熱媒温度センサ15の検出温度Tnの低下量ΔTnが所定のリーク判定値YΔ(例えば、30℃)以上であるか否かを判別する。ΔTn≧YΔであれば、リーク発生有りと判定し、STEP21でリーク発生を報知する異常表示を行った後、STEP22で熱動弁13と給水弁21とを閉弁して、運転を終了する。ΔTn<YΔの場合は、リーク発生無しと判定し、異常表示を行うことなくSTEP22に進む。
このようにリーク検査制御では、ミスト弁23を閉弁した状態で給水弁21を一旦開弁させるため、リーク検査制御の完了で給水弁21を閉弁したとき、給水弁21とミスト弁23との間に給水圧が掛かったまま水が封じ込められることになる。ここで、ミスト運転中に室温が設定温度以上に上昇したときは、温調制御で液々熱交換器18の二次側18bの水温を下げるようにしており(35℃まで低下する可能性がある)、ミスト運転終了時に、液々熱交換器18の二次側18bの水温が比較的低温になることがある。このような状態でリーク検査制御を行うと、その後にミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたときに、液々熱交換器18の二次側18bの水温が前回のミスト運転終了時の水温をかなり上回る温度に上昇して(Tr<YT1のまま水温が70℃まで上昇する可能性がある)、給水弁21とミスト弁23との間の水圧が給水圧を大幅に上回る圧まで上昇することがある。このような事態になると、ミスト弁23の弁体がこの水圧で閉じ側に強く押圧され、予熱運転完了時にミスト弁23のソレノイドに通電して開弁させようとしても、ミスト弁23が開弁不能となって、温水を噴霧できなくなる。
これに対し、本実施形態において、リーク検査制御が実行されるのは、ミスト運転終了時のミスト温度センサ24の検出温度Tm(液々熱交換器18の二次側18bの水温)が基準温度YT4以上の比較的高温の場合だけであり、Tm<YT4の場合は、リーク検査制御が禁止される。そのため、リーク検査制御が完了してからミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたときに、液々熱交換器18の二次側18bの水温が前回のミスト運転終了時の水温以上に上昇したとしても、その温度差は僅かになる。従って、予熱運転中に、給水弁21とミスト弁23との間の水圧が給水圧を大幅に上回る圧まで上昇することはなく、予熱運転完了時にミスト弁23が開弁不能となることを防止できる。尚、予熱運転中にTr<YT1のまま液々熱交換器18の二次側18bの水温が70℃まで上昇する可能性があることを考慮し、基準温度YT4は60℃程度の比較的高温に設定される。
また、ミスト運転終了時の液々熱交換器18の二次側18bの水温が基準温度YT4未満の場合は、STEP12で給水弁21を閉弁させた後にSTEP13でミスト弁23を閉弁させるため、ミスト弁23の閉弁で給水弁21とミスト弁23との間に封じ込められる水の圧力は大気圧となる。従って、ミスト運転の開始指令が出されて予熱運転が行われたときに、液々熱交換器18の二次側18bの水温が前回のミスト運転終了時の水温以上に上昇しても、給水弁21とミスト弁23との間の水圧は大気圧から上昇することになり、予熱運転完了時にミスト弁23が開弁不能となることはない。
また、本実施形態では、暖房用熱媒循環路10の往路10aに配置した熱媒温度センサ15を、液々熱交換器18の一次側18aの熱媒体温度を検出する二次側温度センサに兼用しているため、コストダウンを図ることができる。この場合、流量調節弁20をミスト用熱媒循環路19の流入路19aに介設したのでは、リークの発生で液々熱交換器18の二次側18bから一次側18aに水が流入しても、この水がミスト用熱媒循環路19の流出路19bに流れ、流入路19aに連なる暖房用循環路10の往路10aに配置した熱媒温度センサ15の検出温度Tnが低下せず、リーク発生無しと誤判定される可能性がある。これに対し、本実施形態では、流出路19bに流量調節弁20を介設し、流量制御弁20を閉弁させた状態でリーク検査制御を実行しているため、リークにより液々熱交換器18の二次側18bから一次側18aに流入した水が流出路19bに流れることを阻止して、誤判定を防止することができる。
更に、本実施形態では、ミスト運転の終了指令が出されてから循環ポンプ12が停止するまでにかかる時間に合わせて設定した所定の待ち時間経過後にリーク検査制御を実行している。そのため、液々熱交換器18の二次側18bから一次側18aへの水のリークが循環ポンプ12による送水圧で妨げられることがなく、リーク発生の有無を正確に判定できる。
また、熱媒温度センサ15の検出温度Tnが比較的低温の状態でリーク検査制御を行うと、リーク発生があっても検出温度Tnの低下量が小さく、リーク発生無しと誤判定される可能性がある。そこで、本実施形態では、熱媒温度センサ15の検出温度Tnが検査可能温度YT5未満のときは、リーク検査制御を禁止し、誤判定を防止している。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、熱媒温度センサ15を二次側温度センサに兼用しているが、液々熱交換器18の内部や流出路19bに熱媒温度センサ15とは別に二次側温度センサを配置してもよい。この場合、流入路19aに流量調節弁20を介設して、リーク検査制御に際し流量制御弁20を閉弁することにより、循環ポンプ12の停止を待たずにリーク検査制御を実行することができる。また、上記実施形態は、浴室暖房機に組み込むミストサウナ装置に本発明を適用したものであるが、浴室暖房機とは分離独立して設けるミストサウナ装置にも同様に本発明を適用できる。
1…熱源機、2…浴室暖房機、8…放熱器、10…暖房用熱媒循環路、10a…往路、10b…復路、12…循環ポンプ、15…熱媒温度センサ(二次側温度センサ)、16…ミストノズル、17…ミスト用給水路、18…液々熱交換器、18a…一次側、18b…二次側、19…ミスト用熱媒循環路、19a…流入路、19b…流出路、20…流量調節弁、21…給水弁、23…ミスト弁、24…ミスト温度センサ(一次側温度センサ)、25…浴室暖房機用コントローラ。

Claims (3)

  1. 熱源機と、ミストノズルと、ミストノズルに連なるミスト用給水路と、ミスト用給水路に二次側を介設した液々熱交換器と、熱源機で加熱された熱媒体を熱源機に設けた循環ポンプの作動で液々熱交換器の一次側を介して循環させるミスト用熱媒循環路とを備え、ミストノズルに供給する水を液々熱交換器においてミスト用熱媒循環路に循環させる熱媒体により加熱し、ミストノズルから温水を噴霧させるミスト運転を行うようにしたミストサウナ装置であって、
    液々熱交換器の上流側のミスト用給水路の部分に介設した給水弁と、液々熱交換器の下流側のミスト用給水路の部分に介設したミスト弁と、ミスト用熱媒循環路に介設した流量調節弁と、液々熱交換器の二次側の水温を検出する二次側温度センサと、液々熱交換器の一次側の熱媒体温度を検出する一次側温度センサと、液々熱交換器の一次側と二次側との間のリーク発生を検査するリーク検査手段とを備え、
    リーク検査手段は、ミスト弁と給水弁とを閉弁してミスト運転を終了した後に、給水弁を一旦開弁させて、給水弁の開弁後の一次側温度センサの検出温度の変化に基づいてリーク発生の有無を判定するリーク検査制御を行うように構成されるものにおいて、
    ミスト運転の終了指令が出されたときに、二次側温度センサの検出温度が所定の基準温度未満の場合は、リーク検査制御を禁止し、給水弁をミスト弁に先行して閉弁させることを特徴とするミストサウナ装置。
  2. 浴室暖房機に組み込まれる請求項1記載のミストサウナ装置であって、前記ミスト用熱媒循環路は、浴室暖房機に設けられる暖房用の放熱器に前記熱源機からの熱媒体を供給する暖房用熱媒循環路の往路から分岐されて前記液々熱交換器の一次側の入口に接続される流入路と、放熱器から熱源機に熱媒体を戻す暖房用熱媒循環路の復路から分岐されて液々熱交換器の一次側の出口に接続される流出路とで構成され、暖房用循環路の往路に、放熱器に供給される熱媒体の温度を検出する熱媒温度センサを配置するものにおいて、
    熱媒温度センサを前記一次側温度センサとして兼用し、前記流量調節弁は流出路に介設され、流量制御弁を閉弁させた状態で前記リーク検査制御を実行することを特徴とするミストサウナ装置。
  3. ミスト運転の終了指令が出されたときに、前記二次側温度センサの検出温度が前記基準温度以上の場合は、ミスト運転の終了指令が出されてから前記循環ポンプが停止するまでにかかる時間に合わせて設定した所定の待ち時間経過後に前記リーク検査制御を実行することを特徴とする請求項2記載のミストサウナ装置。
JP2009184631A 2009-08-07 2009-08-07 ミストサウナ装置 Active JP5005739B2 (ja)

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