JP2011035648A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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昌弘 原口
Masutaka Inoue
益孝 井上
Susumu Tanase
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高明 安部
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Abstract

【課題】光投写領域の形状の歪を簡便に補正可能とする投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】投写型映像表示装置100は、基準形状STDを投写角に応じて変形させた複数の補正用形状を表示する表示部150と、投写面Sに投写された複数の補正用形状の中から選択された一の補正用形状に対応付けられた投写角に応じて、有効領域Tの形状を算出する算出部210とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、投写型映像表示装置に関し、特に、映像光が投写面に対して傾斜した角度から投写された場合に発生する歪、いわゆる台形歪の補正に関する。
従来、投写面上に映像光を投写することによって、投写面に映像を表示する投写型映像表示装置が知られている。このような投写型映像表示装置において、映像光が投写面に対して傾斜した角度から投写された場合には、投写面のうち映像光が投写される領域(以下、「光投写領域」と称する。)の形状に歪が生じてしまう。そこで、光投写領域の形状の歪を補正する様々な手法が提案されている。
例えば、ユーザ操作によって、光投写領域の形状の歪のうち水平方向及び垂直方向それぞれにおける歪を同時に補正する手法が提案されている(特許文献1参照)。
また、光投写領域の撮像画像から検出される投写面に対する光投写領域の相対位置に基づいて、水平方向及び垂直方向それぞれにおける歪を自動補正する手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−158946号公報 特開2005−318652号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、水平方向及び垂直方向のいずれの方向における歪によって光投写領域の形状が歪んでいるのかをユーザが判別することは困難である。
また、特許文献2の手法では、光投写領域の撮像画像が用いられるので、投写面が歪んでいる場合や投写面が汚れている場合には、光投写領域の形状を精度良く補正することは困難である。
そこで、本発明は、上述した状況に鑑みてなされたものであり、光投写領域の形状の歪を簡便に補正可能とする投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置は、所定の基準形状を投写角に応じて変形させた複数の補正用形状と前記投写角とを対応付けて記憶する記憶部と、記憶部から読み出された前記複数の補正用形状を表示する表示部と、投写面に投写された前記複数の補正用形状の中から選択された一の補正用形状と対応付けられた投写角に応じて、前記表示部の有効領域の形状を算出する算出部とを備えることを要旨とする。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置は、方向を指示する方向指示部をさらに備え、前記表示部は、前記方向指示部から指示された方向に応じて、投写角を変化させた補正用形状を表示してもよい。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置において、一の補正用形状が選択されたとき、前記算出部は、前記一の補正用形状と対応付けられた投写角に応じて前記有効領域の形状を算出し、前記表示部は、前記有効領域の形状を算出された形状に補正するとともに、前記複数の補正用形状のうち、前記一の補正用形状と対応付けられた投写角よりも小さい投写角と対応付けられた2以上の補正用形状を表示してもよい。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置において、光投写領域の形状を所定の基準形状に自動的に補正する自動補正機能をさらに備え、前記表示部は、ユーザ操作によって前記複数の補正用形状を表示することが決定されたときに、前記複数の補正用形状を表示してもよい。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置において、前記一の補正用形状が選択されたとき、前記算出部は、前記有効領域を算出された形状に補正するために必要な操作を算出し、前記表示部は、前記操作を表示してもよい。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置において、前記一の補正用形状が選択されたとき、前記表示部は、補正される前の前記有効領域の形状と、補正された後の前記有効領域の形状とを重畳して表示してもよい。
本発明によれば、光投写領域の形状の歪を簡便に補正可能とする投写型映像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る表示システム1をスクリーン10の正面側から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る表示システム1をスクリーン10の側面側から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る表示システム1をスクリーン10の上面側から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記憶部170が記憶する記憶テーブルを示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る有効領域Tに表示される補正用形状の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る投写面Sに表示される補正用形状の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る投写面Sに表示される補正用形状の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る投写面Sに表示される補正用形状の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る投写面Sに表示される補正用形状の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る光投写領域Rの補正後の形状を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第3実施形態に係る表示部150による表示例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る表示部150による表示例を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(表示システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る表示システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、第1実施形態に係る表示システム1の構成を示す図である。具体的には、図1は、表示システム1をスクリーン10の正面側から見た図である。図2は、表示システム1をスクリーン10の側面側から見た図である。図3は、表示システム1をスクリーン10の上面側から見た図である。
図1〜図3に示すように、表示システム1は、スクリーン10と、投写型映像表示装置100とを備える。
スクリーン10は、投写型映像表示装置100から出射される映像光が投写される投写面Sを有する。投写型映像表示装置100は、投写面S上に映像光を投写することによって、投写面Sのうち映像光が投写される領域である光投写領域Rに映像を表示する。ユーザは、光投写領域Rに表示される映像を、投写面Sの正面側から視認する。
ここで、本実施形態において、投写型映像表示装置100から出射される映像光は、投写面Sに対して傾斜した角度から投写されている。すなわち、映像光の投写面Sに対する投写角は「0°」ではない。具体的には、映像光の光軸Lは、図2に示すように、投写面Sの垂線に対して上方向にチルト角θtを有する。また、映像光の光軸Lは、図3に示すように、投写面Sの垂線に対して左方向にパン角θpを有する。その結果、図1に示すように、光投写領域Rの形状に歪が生じている。
なお、映像光の投写面Sに対する投写角が「0°」である場合、すなわち、映像光の光軸Lと投写面Sの垂線とが一致している場合には、光投写領域Rの形状は基準形状となる。基準形状とは、後述する表示部150の全画素領域の平面形状である。基準形状は、例えば、長方形や楕円形などに設定されている。
(投写型映像表示装置の構成)
次に、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、投写型映像表示装置100は、映像信号受付部110、信号変換部120、固体光源130、光源駆動部140、表示部150、投写レンズ160、記憶部170、表示駆動部180、受付け部190、方向指示部200、及び算出部210を有する。
映像信号受付部110は、DVDやTVチューナなどの外部装置(不図示)から映像入力信号を受付ける。
信号変換部120は、映像入力信号を映像出力信号に変換して、映像出力信号を出力する。映像入力信号は、フレーム毎の信号であり、赤入力信号、緑入力信号及び青入力信号を含む。映像出力信号は、フレーム毎の信号であり、赤出力信号、緑出力信号及び青出力信号を含む。
固体光源130は、LED(Laser Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの固体光源である。図示しないが、固体光源130は、赤固体光源と、緑固体光源と、青固体光源とによって構成される。各色の固体光源は、複数の固体光源によって構成されるアレイ光源であってもよい。
光源駆動部140は、映像出力信号に基づいて、固体光源130の駆動を制御する。具体的には、光源駆動部140は、赤出力信号に基づいて赤固体光源の駆動電力を制御することによって、赤固体光源から出射される赤成分光の光量を制御する。光源駆動部140は、緑出力信号に基づいて緑固体光源の駆動電力を制御することによって、緑固体光源から出射される緑成分光の光量を制御する。光源駆動部140は、青出力信号に基づいて青固体光源の駆動電力を制御することによって、青固体光源から出射される青成分光の光量を制御する。
表示部150は、映像出力信号に応じて、固体光源130から出射される光を変調する光変調素子である。表示部150としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やDMD(Digital Micromirror Device)などを用いることができる。図示しないが、表示部150は、赤出力信号に応じて赤成分光を変調する赤変調素子と、緑出力信号に応じて緑成分光を変調する緑変調素子と、青出力信号に応じて青成分光を変調する青変調素子とによって構成される。各色の変調素子から出射された光が合成されることによって、映像光が生成される。
表示部150は、図4に示すように、映像光が出射される領域である有効領域Tを有する。各色の変調素子の有効領域Tは互いに同じ形状に補正される。各色の変調素子における有効領域Tの形状を補正することによって、光投写領域Rの形状を補正することができる。有効領域Tから出射された映像光は、投写レンズ160を介して投写面Sに投写される。これによって、光投写領域Rに映像が表示される。
ここで、表示部150は、後述する複数の補正用形状を、有効領域Tに表示する。有効領域Tに表示された各補正用形状は、投写レンズ160を介して投写面Sに投写される。従って、映像光が投写面Sに対して傾斜した角度から投写される場合、投写面Sに表示される各補正用形状は、有効領域Tに表示された各補正用形状とは異なる形状に歪む。すなわち、投写面Sにおける各補正用形状には、映像光の光軸Lと投写面Sの垂線との角度に応じて歪が生じる。
記憶部170は、複数の補正用形状を記憶している。具体的には、記憶部170は、複数の補正用形状を示す複数の補正用形状データを記憶している。ここで、補正用形状とは、前述の基準形状を投写角に応じて変形させた形状であり、基準形状を含む。すなわち、補正用形状は、0°を含む様々な投写角で所定の基準形状が投写されたときに表示される形状である。補正用形状データとは、補正用形状を表示部150に表示するために必要なパラメータである。記憶部170は、各補正用形状に対応付けて、所定の基準形状を変形させた投写角を記憶する。
ここで、図5は、記憶部170が記憶する記憶テーブルを示す概念図である。図5に示すように、各補正用形状は、基準形状STDを基準として投写角に応じて変形させた形状である。なお、各補正用形状の投写角は、チルト角とパン角とによって特定される。
図5では、基準形状STDを0°から±80°まで20°刻みで変形させた81個の補正用形状が示されているが、記憶部170は、基準形状STDを0°から±90°まで任意の度数(例えば、1°)刻みで変形させた補正用形状を記憶することができる。また、図5では、基準形状STDは、横長(例えば、縦横比3:4など)の長方形であるが、三角形、円形或いは楕円形などであってもよい。
また、以下の説明では、投写角を特定するために、上チルト角には「+」を、下チルト角には「−」を付記し、右パン角には「+」を、左パン角には「−」を付記する。また、投写角が特定された補正用形状を「補正用形状(チルト角、パン角)」と表示する。例えば、チルト角+20°かつパン角−10°に対応付けられた補正用形状は、補正用形状(+20°,−10°)と表示される。
表示駆動部180は、信号変換部120から取得する映像出力信号に応じて、表示部150を制御する。また、表示駆動部180は、記憶部170から取得する複数の補正用形状データを用いて、有効領域Tに2以上の補正用形状を組合せて表示する。表示駆動部180は、ユーザ操作に応じて、有効領域Tに表示される2以上の補正用形状の組合せ及び配置を順次変更する。具体的には、表示駆動部180は、方向を指示するユーザ操作に応じて、指示された方向に投写角が変化された補正用形状を表示する。2以上の補正用形状の組合せ方については後述する。
また、表示駆動部180は、表示部150の有効領域Tの形状を制御する。具体的には、表示駆動部180は、後述する算出部210における算出結果に基づいて、表示部150の有効領域Tの形状を補正する。これによって、光投写領域Rの形状は、基準形状STDに近似する形状に補正される。
受付け部190は、操作I/F(例えば、リモコン)などを介して、ユーザ操作を受付ける。具体的には、受付け部190は、投写面Sに投写された2以上の補正用形状の中から一の補正用形状を選択するユーザ操作を受付ける。また、受付け部190は、方向を指示するユーザ操作を受付ける。ユーザは、操作I/Fを介して、投写面S上で方向を指示することによって、投写面Sに投写される補正用形状の投写角を変化させる方向を選択することができる。
方向指示部200は、受付け部190によって受付けられた方向に基づいて、投写角を変化させる方向、すなわち、画面をスクロールする方向を表示駆動部180に指示する。
算出部210は、投写面Sに投写された複数の補正用形状の中から選択された一の補正用形状に対応付けられた投写角に応じて、表示部150の有効領域Tの形状を算出する。具体的には、算出部210は、選択された一の補正用形状に対応付けられたチルト角及びパン角に応じて、有効領域Tの形状として適切な形状を算出する。
例えば、ユーザ操作によって補正用形状(−20°,+30°)が選択された場合、算出部210は、光軸Lのチルト角θtが+20°、光軸Lのパン角θpが−30°であると判断する(図2及び図3参照)。そして、算出部210は、有効領域Tに適切な形状として、選択された補正用形状(−20°,+30°)を表示部150に表示するためのパラメータを算出する。このようなパラメータとしては、記憶部170に記憶されている補正用形状(−20°,+30°)に係る補正用形状データと同じであってもよい。
(投写型映像表示装置の動作)
次に、投写型映像表示装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフロー図である。以下に説明する動作は、投写型映像表示装置100が起動された場合、投写型映像表示装置100が配置変更された場合、或いはユーザの指示があった場合などに開始される。
ステップS10において、表示駆動部180は、記憶部170から複数の補正用形状データを取得する。
ステップS11において、表示部150は、記憶部170から読み出された複数の補正用形状データに基づいて、2以上の補正用形状を有効領域Tに表示する。図7は、有効領域Tに表示される補正用形状の一例を示す図である。図7に示すように、表示部150は、基準形状STDを中心として、基準形状STDを上下左右に40°ずつ傾斜することによって変形させた8つの補正用形状を表示する。具体的には、表示部150は、補正用形状(0°,0°)、補正用形状(+40°,+40°)、補正用形状(−40°,−40°)、補正用形状(+40°,0°)、補正用形状(−40°,0°)、補正用形状(+40°,−40°)、補正用形状(−40°,+40°)、補正用形状(0°,+40°)及び補正用形状(0°,−40°)を有効領域Tに表示する。また、図8は、投写面Sに表示される補正用形状の一例を示す図である。図8に示すように、有効領域Tの形状及び9つの補正用形状には歪みが生じる。これは、表示部150から出射される映像光が、投写面Sに対して傾斜した角度から投写されるためである。なお、投写面Sに表示される基準形状STDの形状は、光投写領域Rの形状の相似形である。
ステップS12において、方向指示部200は、ユーザから受付けた方向に応じて、補正用形状の投写角を変化させる方向を表示駆動部180に指示する。表示部150は、指示された方向に応じて、投写角を変化させた補正用形状を表示する。
具体的には、ユーザは、図8に示す9つの補正用形状を視認して、歪が小さい方向を、操作I/Fに入力する。表示駆動部180は、入力された方向に補正用形状の投写角を変化させる。例えば、図8に示すように、ユーザが操作I/Fの上方向ボタンを押下した場合、図9に示すように、表示部150は、下段の3つの補正用形状を非表示にするとともに、中段の3つの補正用形状を下段に移し、上段の3つの補正用形状を中段に移す。また、表示部150は、中段に移された3つの補正用形状のチルト角に+40°を加えた投写角に対応する3つの補正用形状を上段に表示する。
ステップS13において、受付け部190は、投写面Sに投写された2以上の補正用形状の中から一の補正用形状を選択するユーザ操作を受付ける。ユーザは、図9に示す9つの補正用形状を視認して、歪が小さい補正用形状を選択する。図10は、ユーザによって補正用形状(+40°,−40°)が選択された場合の一例である。図10に示すように、表示部150は、網掛けなどを施すことによって、選択された補正用形状(+40°,−40°)を表示する。
ステップS14において、表示部150は、有効領域Tの形状を、一の補正用形状の投写角に応じて算出される形状に補正する。これによって、光投写領域Rの形状は、図11に示すように、選択された補正用形状(+40°,−40°)の相似形に補正される。
さらに、この場合、表示部150は、図11に示すように、選択された補正用形状(+40°,−40°)を中心として、選択された補正用形状(+40°,−40°)を上下左右に20°ずつ傾斜して変形させた8つの補正用形状を表示する。すなわち、表示部150は、一の補正用形状が選択された場合、基準形状との投写角の差分が、一の補正用形状と基準形状との投写角の差分よりも小さい2以上の補正用形状を表示する。
ステップS12〜S14は、ユーザによって操作I/Fの確定ボタンが押下されるまで繰り返し実行される。ユーザは、複数の補正用形状の中から最も基準形状に近い一の補正用形状を選択して確定ボタンを押下する。
ステップS15において、受付部190が確定ボタンの押下を受付けた場合、表示部150は、有効領域Tの形状を、一の補正用形状の投写角に応じて算出される形状に補正する。これによって、図12に示すように、光投写領域Rの形状は、選択が確定された補正用形状(+20°,−20°)に補正される。
(作用及び効果)
第1実施形態において、投写型映像表示装置100は、基準形状STDを投写角に応じて変形させた複数の補正用形状を表示する表示部150と、投写面Sに投写された複数の補正用形状の中から選択された一の補正用形状に対応付けられた投写角に応じて、有効領域Tの形状を算出する算出部210とを備える。
従って、ユーザは、複数の補正用形状の中から基準形状STDに近似する補正用形状を簡易に選択することができるので、光投写領域Rの形状を簡便に補正することができる。
また、第1実施形態において、表示部150は、方向指示部200がユーザから受付けた方向に応じて、投写角を変化させた補正用形状を表示する。
従って、ユーザは、投写角を変化させる方向を指示することによって、指示された方向に投写角を変化させた補正用形状を光投写領域R上で順次確認できる。そのため、ユーザは、光投写領域Rの形状として適切な補正用形状を簡易に検索することができる。
また、第1実施形態において、表示部150は、一の補正用形状が選択された場合、基準形状STDとの投写角の差分が、一の補正用形状と基準形状STDとの投写角の差分よりも小さい2以上の補正用形状を表示する。
従って、ユーザは、選択された一の補正用形状を微小に変形させた補正用形状を確認できる。そのため、ユーザは、光投写領域Rの形状として適切な補正用形状を精度よく選択することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、第2実施形態に係る投写型映像表示装置100は、光投写領域Rの形状を基準形状STDに自動的に補正する自動補正機能を有している。
(投写型映像表示装置の構成)
図13は、第2実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。図13に示すように、投写型映像表示装置100は、上記第1実施形態の構成に加えて、自動算出部220を有する。
自動算出部220は、光投写領域Rの形状が基準形状STDになるように有効領域Tの形状を補正するためのパラメータを算出する。具体的には、自動算出部220は、映像光の投写面Sへの投写角に基づいて、上述のパラメータを算出する。投写角を自動的に検出する方法としては、周知の台形補正法を用いることができる。例えば、光投写領域Rの四隅に表示されるテストパターンのフォーカス位置に基づいて光投写領域Rの四隅と投写型映像表示装置100との距離を算出する手法や、光投写領域Rに表示されるテストパターンの撮像データ座標とテストパターンの基本データ座標とをマッチングさせる手法などを用いることができる。
表示駆動部180は、自動算出部220によって算出されたパラメータに基づいて、有効領域Tの形状を補正する。これによって、光投写領域Rの形状は、基準形状STDに近似する形状に補正される。
また、表示駆動部180は、後述するように、ユーザから手動による光投写領域Rの形状の補正が求められた場合に、複数の補正用形状を有効領域Tに表示する。従って、表示部150は、ユーザ操作によって複数の補正用形状を表示することが決定された場合に、有効領域Tに複数の補正用形状を表示する。
受付け部190は、光投写領域Rの形状をさらに補正することを示すユーザ操作を受付ける。すなわち、ユーザは、自動補正機能によって補正された光投写領域Rの形状に歪みが残存している場合に、手動による光投写領域Rの形状の補正を行うことを決定する。
(作用及び効果)
第2実施形態において、投写型映像表示装置100は、光投写領域Rの形状を基準形状STDに自動的に補正する自動補正機能を有する。表示部150は、ユーザ操作によって複数の補正用形状を表示することが決定された場合に、有効領域Tに複数の補正用形状を表示する。
従って、自動補正機能によって光投写領域Rの形状が精度よく補正できる場合には、ユーザが手動で光投写領域Rの形状を補正する必要がない。そのため、ユーザの取り扱い性を向上することができる。
また、自動補正機能によって、光投写領域Rの形状を基準形状STDに近似する形状に一旦補正できるので、ユーザによる補正操作を簡便にすることができる。すなわち、自動補正機能によって光投写領域Rの形状を大まかに補正した後に、手動によって光投写領域Rの形状を正確に補正することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、第3実施形態に係る投写型映像表示装置100は、有効領域Tの形状を補正する際、ユーザに確認を求める。
(投写型映像表示装置の動作)
図14は、第3実施形態に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフロー図である。
ステップS131において、表示部150は、図15に示すように、有効領域Tの形状を補正する前後における有効領域Tの形状を、有効領域Tにおいて重畳して表示する。具体的には、ユーザによって補正用形状(+40°,−40°)が選択された場合(図10参照)、補正用形状(+40°,−40°)に基づいて表示される光投写領域Rの形状(図中の実線)と現在の光投写領域Rの形状(図中の破線)との両方が光投写領域Rに表示される。
ステップS132において、受付け部190は、有効領域Tの形状の補正を指示するユーザ操作を受付ける。ユーザは、補正前後における光投写領域Rの形状を確認して、補正処理を進めることを指示する。その後、処理はステップS14に進む。
(作用及び効果)
第3実施形態において、表示部150は、有効領域Tの形状を補正する前後における有効領域Tの形状を、有効領域Tにおいて重畳して表示する。
従って、ユーザは、選択した一の補正用形状に基づいて、光投写領域Rの形状が予想したとおりに補正されるか否かを確認することができる。そのため、ユーザによる補正の精度をより向上することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。
第4実施形態において、算出部210は、ユーザによって一の補正用形状が選択されたとき、有効領域Tを算出された形状に補正するために必要な操作を算出する。
表示部150は、算出部210によって算出された操作を有効領域Tに表示する。具体的には、図16に示すように、表示部150は、光投写領域Rを基準形状に近似する形状に補正するための方向を矢印によって示す。矢印は、光投写領域Rの歪を補正する方向を示している。ユーザは、矢印に従って操作I/Fを操作することによって、光投写領域Rの形状を手動で補正する。
(作用及び効果)
第4実施形態において、表示部150は、算出部210によって算出された操作を有効領域Tに表示する。従って、ユーザは、表示部150の表示に従って操作することによって、光投写領域Rの形状を簡便に補正することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では特に触れていないが、表示部150は、ユーザ操作に従って、有効領域Tを回転させてもよい。これによって、光投写領域Rの水平・垂直方向を適切に補正することができる。
また、上述した実施形態では特に触れていないが、表示部150は、一の補正用形状を選択された場合、有効領域Tに表示する補正用形状の数を減らすとともに、有効領域Tに補正用形状を大きく表示してもよい。この場合、各補正用形状の違いを精査しやすくすることができる。
L…光軸
R…光投写領域
S…投写面
T…有効領域
1…表示システム
10…スクリーン
100…投写型映像表示装置
110…映像信号受付部
120…信号変換部
130…固体光源
140…光源駆動部
150…表示部
160…投写レンズ
170…記憶部
180…表示駆動部
190…受付部
200…方向指示部
210…算出部
220…自動算出部

Claims (6)

  1. 投写型映像表示装置において、
    所定の基準形状を投写角に応じて変形させた複数の補正用形状と前記投写角とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部から読み出された前記複数の補正用形状を表示する表示部と、
    投写面に投写された前記複数の補正用形状の中から選択された一の補正用形状と対応付けられた投写角に応じて、前記表示部の有効領域の形状を算出する算出部と
    を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    方向を指示する方向指示部をさらに備え、
    前記表示部は、前記方向指示部から指示された方向に応じて、投写角を変化させた補正用形状を表示することを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    一の補正用形状が選択されたとき、
    前記算出部は、前記一の補正用形状と対応付けられた投写角に応じて前記有効領域の形状を算出し、
    前記表示部は、前記有効領域の形状を算出された形状に補正するとともに、前記複数の補正用形状のうち、前記所定の基準形状との投写角の差分が前記一の補正用形状と前記所定の基準形状との投写角の差分よりも小さい2以上の補正用形状を表示することを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    光投写領域の形状を所定の基準形状に自動的に補正する自動補正機能をさらに備え、
    前記表示部は、ユーザ操作によって前記複数の補正用形状を表示することが決定されたときに、前記複数の補正用形状を表示することを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記一の補正用形状が選択されたとき、
    前記算出部は、前記有効領域を算出された形状に補正するために必要な操作を算出し、
    前記表示部は、前記操作を表示することを特徴とする投写型映像表示装置。
  6. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記一の補正用形状が選択されたとき、
    前記表示部は、補正される前の前記有効領域の形状と、補正された後の前記有効領域の形状とを重畳して表示することを特徴とする投写型映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012114650A1 (en) 2011-02-22 2012-08-30 Panasonic Corporation Thermoelectric conversion element and producing method thereof
JP2013219457A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム

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