JP2011035551A - 光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルコヒーレント受信において、立ち上げ時および信号断復帰時のライン側同期に時間がかかったり、同期がかからなかったりというリスクを回避する。
【解決手段】デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置であって、デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出部と、前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、超高速光通信に対応するためのデジタルコヒーレント受信の技術に関する。
従来の光通信の受信方式としては主に直接検波方式が用いられていた。しかし、超高速光通信においては、OSNR(Optical Signal Noise Ratio)不足と波長分散等線形歪を解決するため、局発光およびアナログデジタルコンバータ(ADC:Analog Digital Converter)を使用したデジタルコヒーレント受信が主流となりつつある(例えば、特許文献1参照。)。
超高速ということで、アナログデジタルコンバータのサンプリング周波数としてオーバーサンプリングするだけのハードウェア的な余裕がないため、要求される信号品質を満たすためには最適のタイミングでサンプリングする必要がある。
図1はデジタルコヒーレント受信のための構成例を示す図である。この例では、1シンボル当たり2回の最低限のサンプリングを行い、ガードナーPD(ガードナー位相検出部)(例えば、非特許文献1参照。)で最適サンプリングからのズレを観測し、最適のタイミングとなるようにフィードバックをかけるようにしている。
QPSK変調(quadrature phase shift keying:4位相偏移変調)を例にとって説明すると、図1において、入力した信号光と、局発光発生部102で発生した局発光とを90°光ハイブリッド部101に入力し、90°の位相差をもつ光出力(i信号、q信号)からそれぞれ光電変換部103、104により電気信号に変換する。これをAC(Alternating Current)結合部105、106を介して電気増幅部107、108により増幅し、A/D変換部(ADC)110に入力する。
A/D変換部110は、電圧制御発振部(VCO:Voltage Controlled Oscillator)131から与えられるクロック(ADC REFCLK)を内部で逓倍した信号に基づいて電気増幅部107、108からの信号をサンプリングしてデジタル化する。また、A/D変換部110は、電圧制御発振部131から与えられるクロック(ADC REFCLK)を分周部111により分周した信号を、デジタル信号処理部(DSP)113のクロックとして出力する。
デジタル信号処理部113は、A/D変換部110から入力したi信号とq信号に対応する2系統のデジタル信号(例えば6bitのパラレル信号)を、デマルチプレクサ部114により系統別に時系列に分配して出力する。例えば、デマルチプレクサ部114の出力は、上半分がi信号、下半分がq信号に対応しており、それぞれ上から時間的に早い順のデジタル信号(それぞれが例えば6bitの信号)が割り当てられている。隣り合う出力の時間差は、サンプリング周期の時間差となる。
デマルチプレクサ部114の出力は波長分散補償部115に入力されて波長分散補償が行われ、波長分散補償部115の出力はデジタル位相補償部(PHA:Phase Adjuster)116に入力されてデジタル位相補償が行われる。そして、デジタル位相補償部116の出力は適応等化型波形歪補償部・復調部117に入力されて波形歪補償と復調が行われる。
一方、デジタル位相補償部116の出力は、サンプリング位相制御部118のガードナー位相検出部119に入力される。図2はガードナー位相検出部119の信号関係を示す図である。Z−1は1/2シンボルの遅延素子を示しており、デジタル位相補償部116(図1)の隣り合う出力間の時間差に対応している。例えば、ガードナー位相検出部119の要素1191内の信号点a、b、cは図1のデジタル位相補償部116の信号点a、b、cに相当する。図2において、i信号とq信号の両者の時間的に対応する信号に対して要素1191と同様の演算を行い、それらの総和をとることにより位相信号を出力する。
図1に戻り、ガードナー位相検出部119の出力はフィルタ120を介してデジタル位相補償部116に位相補償量(θ)としてフィードバックされるとともに、セレクタ123、ループフィルタ126、D/A変換部(DAC:Digital Analog Converter)129、ローパスフィルタ130を順次に介して、前述した電圧制御発振部131の制御信号として与えられる。すなわち、高速のジッタ(Jitter)や局発光揺らぎによる影響は有限インパルス応答(FIR)フィルタで構成したデジタル位相補償部116にフィードバックして取り除く。また、ワンダー等の低速のサンプリングからのずれについては、電圧制御発振部131によるA/D変換部110のクロック自体にフィードバックをかけて取り除くことでFIRフィルタの段数を少なくしている。
A/D変換部110のクロックや各信号処理を行うデジタル信号処理部113内部のクロックは、伝送されてくるデータのクロック(LINE側CLK)に周波数同期していないと波長分散等の補正処理がずれる。周波数同期していない場合は、実際の位相に対しガードナー位相検出部119の出力の値が小さくなる。これは、波形整形されていないことで、サンプリングしたデータはレベルがランダムなものとなり、総和をとる際に互いに打ち消しあって小さな値となってしまうためである。
そこで、立ち上げ(起動)時には、デジタル信号処理部113のクロックを水晶発振器等から作った例えば±20ppmの基準クロック(外部REFCLK)にまず周波数同期させておいて、その後、伝送されてきたデータのクロック(LINE側CLK)に切替を行うようにしている。図1において、外部クロック発生部112が水晶発振器等から作った例えば±20ppmの基準クロック(外部REFCLK)に相当し、A/D変換部110の分周部111から入力されるクロックとともに位相検出部121で位相検出を行う。そして、立ち上げ時にはセレクタ123を位相検出部121側にすることで、ループフィルタ126、D/A変換部129、ローパスフィルタ130、電圧制御発振部131、分周部111、位相検出部121というループが形成され、デジタル信号処理部113のクロックは外部クロック発生部112の外部REFCLKに同期したものとなる。
通常運用中における信号断(LOS:Loss Of Signal)時においても、伝送されてくるデータ自体が消失するため、基準クロック(外部REFCLK)に切り戻しを行い、信号断の解除の後に、伝送されてきたデータのクロック(LINE側CLK)に切替を行う。
特開2008−278249号公報 特開平5−308325号公報
F. M. Gardner, "A BPSK/QPSK timing-error detector for sampledreceivers," IEEE Trans. Commun., vol. COM-34, pp.423-429, May 1986.
上述したように、デジタルコヒーレント受信においては、立ち上げ時および信号断時に基準クロック(外部REFCLK)にまず周波数同期させておいて、その後、伝送されてきたデータのクロック(LINE側CLK)に切替を行うものであるが、何をトリガーとして切替を行うのかという問題がある。
従来の直接検波では、そのトリガーとして、信号光から取得した直流(DC)レベルの光入力の信号や、ピーク検出部等により取得した交流(AC)レベルの光入力の信号を使用していた。従来の直接検波では、伝送路上で波形の整形が行われているため、既に波形は受信機入力の段階で整形されており、その波形を使用してクロックを生成していた。そのため、入力信号が入った時点でクロックをライン側に切り替えていた。通常運用中に信号断で基準クロックへ切り戻しを行った場合も、入力信号が入った時点で入力波形も整形されているため、クロックの再生が比較的早くできる。よって、切り戻してもそれほど復帰時に時間がかからなかった。
しかし、デジタルコヒーレント受信では、A/D変換部へのクロックはサンプリングデータだけでなく、同クロックに同期している分散補償等のデジタル信号処理部での各種信号処理にも影響するため、波形が歪んだ状態では正常に位相検出できない。そのため、単に入力が入ったというだけでライン側に切り替えてしまうと、同期が遅くなるだけでなく、引き込みができない可能性もある。その場合、再度非同期側へ切り替えることによりますます時間がかかってしまう。
また、電圧制御発振部の制御電圧を保持することで信号断の直前のクロック周波数を維持する技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。しかし、そのような技術を採用した場合であっても、温度ドリフト等で電圧制御発振部の出力周波数が変動することで入力波形がうまく整形されず、位相検出ができなくなり、信号断が解除されてもライン側同期がかからなくなる危険性がある。
上記の従来の問題点に鑑み、デジタルコヒーレント受信において、立ち上げ時および信号断復帰時のライン側同期に時間がかかったり、同期がかからなかったりというリスクを回避することのできる光通信装置を提供することを目的とする。
この光通信装置の一実施態様では、デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置であって、デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出部と、前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定部とを備える。
開示の光通信装置にあっては、デジタルコヒーレント受信において、立ち上げ時および信号断復帰時のライン側同期に時間がかかったり、同期がかからなかったりというリスクを回避することができる。
デジタルコヒーレント受信のための構成例を示す図である。 ガードナー位相検出部の信号関係を示す図である。 一実施形態にかかる光通信装置の受信部の構成例を示す図である。 立ち上げ時の処理例を示すフローチャート(その1)である。 立ち上げ時の信号の流れを示す図である。 立ち上げ時の処理例を示すフローチャート(その2)である。 信号断時の処理例を示すフローチャート(その1)である。 信号断時の信号の流れを示す図である。 図7における処理ブロック#1(ステップS205)の処理例を示すフローチャートである。 信号断時の処理例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<構成>
図3は一実施形態にかかる光通信装置の受信部の構成例を示す図である。
図3において、光通信装置100は、90°光ハイブリッド部(90°optical hybrid)101と、局発光発生部102と、光電変換部103、104と、AC結合部105、106と、電気増幅部107、108と、ピーク検出部109と、A/D変換部(ADC)110とを備えている。また、光通信装置100は、外部クロック発生部112と、デジタル信号処理部(DSP)113と、D/A変換部(DAC)129と、ローパスフィルタ130と、電圧制御発振部(VCO)131とを備えている。
90°光ハイブリッド部101は、信号光と局発光発生部102で発生した局発光とを入力し、90°の位相差をもつ光信号(i信号、q信号)を出力し、光電変換部103、104はそれぞれを電気信号に変換する。この電気信号をAC結合部105、106を介して電気増幅部107、108は入力し、増幅を行う。ピーク検出部109は、電気増幅部107、108の出力レベル(ACレベル)が所定の閾値を超えた場合に検出信号(Peak detect)を出力する。A/D変換部110は電気増幅部107、108の出力信号を入力し、電圧制御発振部131から与えられるクロック(ADC REFCLK)を内部で逓倍した信号(数十GHzのクロック)に基づいてサンプリングし、デジタル化して出力する。また、A/D変換部110は、電圧制御発振部131から与えられるクロック(ADC REFCLK)を分周部111により分周した信号を、デジタル信号処理部(DSP)113のクロックとして出力する。
デジタル信号処理部113は、デマルチプレクサ部114と、波長分散補償部115と、デジタル位相補償部(PHA)116と、適応等化型波形歪補償部・復調部117と、サンプリング位相制御部118とを備えている。
デマルチプレクサ部114は、A/D変換部110から入力したi信号とq信号に対応する2系統のデジタル信号(例えば6bitのパラレル信号)を、系統別に時系列に分配して出力する。デマルチプレクサ部114の出力として、例えば、上半分をi信号、下半分をq信号に対応させ、それぞれ上から時間的に早い順のデジタル信号(それぞれが例えば6bitの信号)を割り当てる。隣り合う出力の時間差は、サンプリング周期の時間差となる。
波長分散補償部115は、デマルチプレクサ部114の出力信号を入力し、波長分散補償(光伝送路で発生した波長分散による波形歪の補償)を行う。デジタル位相補償部116は、波長分散補償部115の出力信号を入力し、デジタル位相補償(ジッタ等の補償)を行う。適応等化型波形歪補償部・復調部117は、デジタル位相補償部116の出力信号を入力し、波形歪補償と信号の復調を行う。
一方、サンプリング位相制御部118は、ガードナー位相検出部(ガードナーPD)119と、フィルタ120と、位相検出部(PD)121と、周波数計測部(Freq Counter)122と、セレクタ123、124、128と、クロック切替判定部125と、ループフィルタ(Loop Filter)126と、固定値生成部127とを備えている。
位相検出部121は、A/D変換部110の分周部111から入力したクロックと、外部クロック発生部112から入力したクロック(外部REFCLK)の位相検出(位相比較)を行い、PD出力#1を出力する。一方、ガードナー位相検出部119は、デジタル位相補償部116の出力から位相信号を出力し、フィルタ120を通してPD出力#2となる。セレクタ(SEL#1)123は、クロック切替判定部125の制御のもと、立ち上げ時もしくは信号断時にはPD出力#1側を選択し、ループフィルタ126、セレクタ128、D/A変換部129、ローパスフィルタ130、電圧制御発振部131、A/D変換部110へのループを形成することで、外部クロック発生部112の外部REFLKにADC REFCLKを同期させる。外部クロック発生部112からは規定周波数の例えば±20ppm相当のクロックを発生させることで、送信側のシンボルレートが±20ppm相当であることから、この外部REFLKに同期することでLINE同期していなくてもデジタル波形歪補償により波形歪は補償される。通常動作時には、セレクタ(SEL#1)123はPD出力#2側を選択することで、LINE側CLKにADC REFCLKを同期させる。
また、セレクタ(SEL#2)124は、クロック切替判定部125の制御のもと、フィルタ120からのPD出力#2か固定値(SEL#2固定値)を選択し、ジッタ吸収用のデジタル位相補償部116への位相補償量(θ)として出力する。
周波数計測部122は、外部クロック発生部112からの外部REFLKを使用して分周部111の出力クロックを例えば±1ppm程度の精度で計測する。この計測結果は、ピーク検出部109の検出信号とともに、クロック切替判定部125における判定に用いられる。
固定値生成部127は、クロック切替判定部125の制御のもと、ループフィルタ126の任意時点の出力値を保持して出力し、更に、その値に固定値を付加もしくは削除する。
セレクタ(SEL#3)128は、クロック切替判定部125の制御のもと、ループフィルタ126の出力か固定値(SEL#3固定値)を選択し、D/A変換部129に出力する。なお、ループフィルタ126は、クロック切替判定部125の制御により、初期値(積分値)を任意に設定できるようになっている。
<クロック切替動作>
図4は立ち上げ時の処理例を示すフローチャートである。
図4において、光通信装置100の起動を行うと(ステップS101)、サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の初期値としてループフィルタ126に初期値を設定する(ステップS102)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS103)。図5はこの状態における信号の流れを示している。すなわち、立ち上げ時(信号断)ではガードナー位相検出部119の出力は0であり、信号光が入ってきたときにガードナー位相検出部119の感度が保てるように、外部REFCLKにA/D変換部110およびデジタル信号処理部113を同期させる。また、ジッタ吸収用のデジタル位相補償部116が動作しているとガードナー位相検出部119の信号出力が変動してしまうため、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にしてデジタル位相補償部116への補償量は0で固定させておく。
図4に戻り、サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の値の制御(REFCLK同期)を開始する(ステップS104)。
先ず、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が目標許容範囲以内であるか否か判断し(ステップS105)、目標許容範囲以内でない場合(ステップS105のNo)はその判断を繰り返す。
周波数計測部122の値が目標許容範囲以内である場合(ステップS105のYes)、サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の制御値を目標+αとなるように固定値生成部127により固定する(ステップS106)。
次いで、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128を固定値側にする(ステップS107)。もし、REFCLKとLINE側CLKが位相まで一致してしまった場合は、ガードナー位相検出部119の出力信号は0となる。よって確実に位相検出できるようにするために、いったん外部REFCLKに同期した所から、固定値生成部127により電圧制御発振部131の値を外部REFCLKに同期した状態の制御電圧値から少しずらした値(例:±20ppm+α)にし、セレクタ(SEL#3)128を固定値側にする。
次いで、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が例えば±40ppm以内であるか否か判断する(ステップS108)。±40ppm以内でない場合(ステップS108のNo)、当初のセレクタ設定(ステップS103)に戻る。
周波数計測部122の値が±40ppm以内である場合(ステップS108のYes)、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の検出信号(Peak detect)が信号存在を示し、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上であるか否か判断する(ステップS109)。ガードナー位相検出部119の出力は、
・光信号が入っていること
・ある程度周波数同期ができていること
の状態でないと振幅が出てこない。よって、ガードナー位相検出部119の出力信号を監視することで、信号入力があるだけでなく、LINE同期が引き込み可能であることを確認している。これにより、外部REFCLKからLINE側同期に切り替える際に確実に信号が入っていることを確認することができる。
ピーク検出部109の信号がないかガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上でない場合(ステップS109のNo)、周波数計測部122の値の判断(ステップS108)に戻る。
ピーク検出部109の検出信号があり、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上である場合(ステップS109のYes)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS110)。これにより、通常動作(LINE側同期)に移行する(ステップS111)。
図6は立ち上げ時の他の処理例を示すフローチャートである。通常のデータから取り出した位相情報とデジタル信号処理で生成したわざと位相がずれた信号データから取り出した位相情報との両方を利用した位相検出部を用意した場合の処理例である。この場合は、位相同期状態でも両方の出力が0になることはないため、周波数同期をわざわざずらす必要はない。
図6において、光通信装置100の起動を行うと(ステップS121)、サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の初期値としてループフィルタ126に初期値を設定する(ステップS122)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS103)。
サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の値の制御(REFCLK同期)を開始する(ステップS124)。
先ず、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が目標許容範囲以内であるか否か判断し(ステップS125)、目標許容範囲以内でない場合(ステップS125のNo)はその判断を繰り返す。
周波数計測部122の値が目標許容範囲以内である場合(ステップS125のYes)、サンプリング位相制御部118は、続いて、ピーク検出部109の検出信号(Peak detect)が信号存在を示し、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上であるか否か判断する(ステップS126)。ピーク検出部109の信号がないかガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上でない場合(ステップS126のNo)、その判断を繰り返す。
ピーク検出部109の検出信号があり、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上である場合(ステップS126のYes)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS127)。これにより、通常動作(LINE側同期)に移行する(ステップS128)。
図7は信号断時の処理例を示すフローチャートである。
図7において、光通信装置100の通常動作に際し(ステップS201)、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の出力信号が消失するか否かにより信号断(LOS発生)を判断する(ステップS202)。信号断でない場合(ステップS202のNo)はその判断を繰り返す。
信号断の場合(ステップS202のYes)、セレクタ(SEL#3)128の固定値側をLOS直前のD/A変換部129の制御値となるように固定値生成部127により固定する(ステップS203)。
次いで、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128を固定値側にする(ステップS204)。図8はこの状態における信号の流れを示している。すなわち、ピーク検出部109により入力断を検知したら、電圧制御発振部131を固定する。固定値はLOS直前の制御値にしておくことで、電圧制御発振部131の周波数はLOS発生前の値になり、すぐに信号光が復帰した場合は位相同期が短い時間でかかる。しかし、復帰まで時間がかかる場合は温度ドリフト等で電圧制御発振部131の発振周波数が変化することがあるため、光信号復帰時にLINE側クロックに同期できない可能性もある。そこで、周波数計測部122によって周波数をモニタし、閾値(例:±40ppm)を超えた場合はセレクタ123を外部REFCLK側にし、いったん外部REFCLKに同期させておく。その後、LINE側光信号が入ってきた場合に立ち上げ時と同様にLINE側同期に切り替える。
図7に戻り、処理ブロック#1の処理を行う(ステップS205)。図9は図7における処理ブロック#1(ステップS205)の処理例を示すフローチャートである。
図9において、ピーク検出部109の検出信号が復活するか否かによりLOS消失を判断する(ステップS2051)。LOS消失でない場合(ステップS2051のNo)、#1から処理を抜ける。
LOS消失である場合(ステップS2051のYes)、ガードナー位相検出部119の出力振幅が出ていないか否か判断する(ステップS2052)。ガードナー位相検出部119の出力振幅が出ている場合(ステップS2052のNo)、#2から処理を抜ける。
ガードナー位相検出部119の出力振幅が出ていない場合(ステップS2052のYes)、固定値生成部127によりセレクタ(SEL#3)128の固定値を+αする(ステップS2053)。
次いで、ガードナー位相検出部119の出力振幅が出たか否か判断する(ステップS2054)。ガードナー位相検出部119の出力振幅が出た場合(ステップS2054のYes)、#2から処理を抜ける。
ガードナー位相検出部119の出力振幅が出ない場合(ステップS2054のNo)、固定値生成部127によりセレクタ(SEL#3)128の固定値を戻す(ステップS2055)。すなわち、+αした分を除去する。そして、#1から処理を抜ける。
図7に戻り、処理ブロック#1(ステップS205)が#2から処理を抜けた場合、サンプリング位相制御部118は、ループフィルタ126の積分値をLOS直前のD/A変換部129の制御値にする(ステップS206)。ループフィルタ126が制御ループに用いられていなかったことにより、ループフィルタ126内の積分器(図示せず)の値が狂った値になっているため、そのままD/A変換部129に接続すると同期が外れてしまう可能性があるためである。
そして、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126側にする(ステップS207)。そして、LOS発生の判断(ステップS202)に戻る。
一方、処理ブロック#1(ステップS205)が#1から処理を抜けた場合、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が例えば±40ppm以内であるか否か判断する(ステップS208)。周波数計測部122の値が±40ppm以内である場合(ステップS208のYes)、処理ブロック#1(ステップS205)に戻る。
周波数計測部122の値が±40ppm以内でない場合(ステップS208のNo)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS209)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が目標許容範囲以内であるか否か判断し(ステップS210)、目標許容範囲以内でない場合(ステップS210のNo)はその判断を繰り返す。
周波数計測部122の値が目標許容範囲以内である場合(ステップS210のYes)、サンプリング位相制御部118は、D/A変換部129の制御値を目標+αとなるように固定する(ステップS211)。復帰の際にピーク検出部109の検出信号だけでなくガードナー位相検出部119の出力振幅が出ていることを確認するが、もしLINE側と位相まで一致している場合は振幅が出なくなっているため、ガードナー位相検出部119の出力が出ていない場合にはいったんセレクタ128の固定値をLOS直前の値から少し増加させることでガードナー位相検出部119の出力を確認する。ガードナー位相検出部119の出力が出ている場合はLINE同期を再び始める。
次いで、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128を固定値側にする(ステップS212)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が例えば±40ppm以内であるか否か判断する(ステップS213)。±40ppm以内でない場合(ステップS213のNo)、セレクタ設定(ステップS209)に戻る。
周波数計測部122の値が±40ppm以内である場合(ステップS213のYes)、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の検出信号(Peak detect)が信号存在を示し、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上であるか否か判断する(ステップS214)。ピーク検出部109の信号がないかガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上でない場合(ステップS214のNo)、周波数計測部122の値の判断(ステップS213)に戻る。
ピーク検出部109の信号があり、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上である場合(ステップS214のYes)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS215)。これにより、通常動作(LINE側同期)に移行する(ステップS216)。
図10は信号断時の他の処理例を示すフローチャートであり、前述の位相同期状態でも出力が0にならないようにした位相検出部がある場合の処理例である。
図10において、光通信装置100の通常動作に際し(ステップS221)、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の出力信号が消失するか否かによりLOS発生を判断する(ステップS222)。LOS発生でない場合(ステップS222のNo)はその判断を繰り返す。
LOS発生の場合(ステップS222のYes)、セレクタ(SEL#3)128の固定値側をLOS直前のD/A変換部129の制御値となるように固定値生成部127により固定する(ステップS223)。
次いで、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128を固定値側にする(ステップS224)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の検出信号(Peak detect)が信号消失を示し、もしくは、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値未満であるか否か判断する(ステップS225)。
ピーク検出部109の検出信号があり、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上である場合(ステップS225のNo)、サンプリング位相制御部118は、ループフィルタ126の積分値をLOS直前のD/A変換部129の制御値にする(ステップS226)。
そして、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126側にする(ステップS227)。そして、LOS発生の判断(ステップS222)に戻る。
一方、ピーク検出部109の検出信号が信号消失を示すか、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値未満である場合(ステップS225のYes)、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が例えば±40ppm以内であるか否か判断する(ステップS228)。周波数計測部122の値が±40ppm以内である場合(ステップS228のYes)、ピーク検出信号等の判断(ステップS225)に戻る。
周波数計測部122の値が±40ppm以内でない場合(ステップS208のNo)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#1側にし、セレクタ(SEL#2)124を固定値側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS229)。
次いで、サンプリング位相制御部118は、周波数計測部122の値が目標許容範囲以内であるか否か判断し(ステップS230)、目標許容範囲以内でない場合(ステップS230のNo)はその判断を繰り返す。
周波数計測部122の値が目標許容範囲以内である場合(ステップS230のYes)、サンプリング位相制御部118は、ピーク検出部109の検出信号(Peak detect)が信号存在を示し、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上であるか否か判断する(ステップS231)。ピーク検出部109の検出信号がないかガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上でない場合(ステップS231のNo)、その判断を繰り返す。
ピーク検出部109の検出信号があり、かつ、ガードナー位相検出部119の出力振幅が閾値以上である場合(ステップS231のYes)、セレクタ(SEL#1)123をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#2)124をPD出力#2側にし、セレクタ(SEL#3)128をループフィルタ126出力側にする(ステップS232)。これにより、通常動作(LINE側同期)に移行する(ステップS233)。
<総括>
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
(付記1)
デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置であって、
デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出部と、
前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定部と
を備えたことを特徴とする光通信装置。
(付記2)
付記1に記載の光通信装置において、
前記受信信号の振幅が所定値を超えているか否かを検出するピーク検出部を更に備え、
前記クロック切替判定部は、前記ピーク検出部が前記受信信号の振幅が所定値を超えていることを示していることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記3)
付記1または2のいずれか一項に記載の光通信装置において、
前記内部クロックの周波数を計測する周波数計測部を更に備え、
前記クロック切替判定部は、前記周波数計測部の計測結果が示す周波数が許容範囲以内であることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか一項に記載の光通信装置において、
前記内部クロックを発生する電圧制御発振部の任意時点の制御電圧の値を基準とした固定値を生成する固定値生成部を更に備え、
前記クロック切替判定部は、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替に先立って、前記電圧制御発振部の制御電圧を目標値+αで固定する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記5)
付記1に記載の光通信装置において、
前記受信信号の振幅が所定値を超えているか否かを検出するピーク検出部と、
前記内部クロックを発生する電圧制御発振部の任意時点の制御電圧の値を基準とした固定値を生成する固定値生成部と、
前記内部クロックの周波数を計測する周波数計測部と
を更に備え、
前記クロック切替判定部は、前記ピーク検出部の検出信号により信号断を検出した際に、前記固定値生成部により前記電圧制御発振部の制御電圧を信号断発生直前の値に固定し、前記周波数計測部の計測結果が示す周波数が許容範囲以内でなくなった場合に前記外部クロックへの切替を指示する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記6)
付記5に記載の光通信装置において、
前記クロック切替判定部は、前記ピーク検出部が前記受信信号の振幅が所定値を超えていることを示していることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記7)
付記5または6のいずれか一項に記載の光通信装置において、
前記クロック切替判定部は、前記周波数計測部の計測結果が示す周波数が許容範囲以内であることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記8)
付記5乃至7のいずれか一項に記載の光通信装置において、
前記クロック切替判定部は、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替に先立って、前記電圧制御発振部の制御電圧を目標値+αで固定する
ことを特徴とする光通信装置。
(付記9)
デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置の制御方法であって、
デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出工程と、
前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定工程と
を備えたことを特徴とするクロック切替制御方法。
100 光通信装置
101 90°光ハイブリッド部
102 局発光発生部
103、104 光電変換部
105、106 AC結合部
107、108 電気増幅部
109 ピーク検出部
110 A/D変換部
111 分周部
112 外部クロック発生部
113 デジタル信号処理部
114 デマルチプレクサ部
115 波長分散補償部
116 デジタル位相補償部
117 適応等化型波形歪補償部・復調部
118 サンプリング位相制御部
119 ガードナー位相検出部
120 フィルタ
121 位相検出部
122 周波数計測部
123、124 セレクタ
125 クロック切替判定部
126 ループフィルタ
127 固定値生成部
128 セレクタ
129 D/A変換部
130 ローパスフィルタ
131 電圧制御発振部

Claims (6)

  1. デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置であって、
    デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出部と、
    前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定部と
    を備えたことを特徴とする光通信装置。
  2. 請求項1に記載の光通信装置において、
    前記受信信号の振幅が所定値を超えているか否かを検出するピーク検出部を更に備え、
    前記クロック切替判定部は、前記ピーク検出部が前記受信信号の振幅が所定値を超えていることを示していることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
    ことを特徴とする光通信装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の光通信装置において、
    前記内部クロックの周波数を計測する周波数計測部を更に備え、
    前記クロック切替判定部は、前記周波数計測部の計測結果が示す周波数が許容範囲以内であることを条件に前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示する
    ことを特徴とする光通信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光通信装置において、
    前記内部クロックを発生する電圧制御発振部の任意時点の制御電圧の値を基準とした固定値を生成する固定値生成部を更に備え、
    前記クロック切替判定部は、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替に先立って、前記電圧制御発振部の制御電圧を目標値+αで固定する
    ことを特徴とする光通信装置。
  5. 請求項1に記載の光通信装置において、
    前記受信信号の振幅が所定値を超えているか否かを検出するピーク検出部と、
    前記内部クロックを発生する電圧制御発振部の任意時点の制御電圧の値を基準とした固定値を生成する固定値生成部と、
    前記内部クロックの周波数を計測する周波数計測部と
    を更に備え、
    前記クロック切替判定部は、前記ピーク検出部の検出信号により信号断を検出した際に、前記固定値生成部により前記電圧制御発振部の制御電圧を信号断発生直前の値に固定し、前記周波数計測部の計測結果が示す周波数が許容範囲以内でなくなった場合に前記外部クロックへの切替を指示する
    ことを特徴とする光通信装置。
  6. デジタルコヒーレント受信方式を採用し、受信信号のサンプリングおよびデジタル信号処理の内部クロックを、立ち上げ時もしくは信号断時には外部クロックに同期させ、通常動作時には受信信号のラインクロックに同期させる光通信装置の制御方法であって、
    デジタル信号処理過程の信号からサンプリングのずれを示す位相信号を生成する位相検出工程と、
    前記位相信号の振幅が所定の閾値を超えている場合に、前記外部クロックから前記ラインクロックへの切替を指示するクロック切替判定工程と
    を備えたことを特徴とするクロック切替制御方法。
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