JP2011034434A - 誤差補正手段を備えた数値制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補正手段20によって、各軸機械座標位置、誤差量データテーブル、定数用データテーブルおよび工具長補正量から各軸依存回転誤差量、各軸依存並進誤差量および各リンクベクトルを求め、求めた各軸依存回転誤差量、各軸依存並進誤差量および各リンクベクトルに対して誤差リンクベクトルの演算を行い、該誤差リンクベクトルと該リンクベクトルとの差分によって補正量を演算し、誤差補正を行う。
【選択図】図15
Description
特許文献2には、基準軸心に対する回転軸誤差と指令角度に基づき加工原点を補正する
技術が開示されている。
特許文献4には、位置にもとづいて位置誤差(並進誤差)と姿勢誤差(回転誤差)を補正する方法が開示されている。
特許文献5には、直線軸依存回転補正量、直線軸依存並進補正量、回転軸依存回転補正量および回転軸依存並進補正量によって、誤差補正を行うことが開示されている。
請求項3に係る発明は、該軸依存並進誤差量または該軸依存回転誤差量は、該各軸位置に対応した誤差量が設定されている誤差量データテーブルと該各軸位置によって演算される値であることを特徴する請求項1または2のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置である。
請求項7に係る発明は、前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸によって加工する3軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置である。
請求項9に係る発明は、前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸とテーブル回転用回転軸2軸によって加工する5軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置である。
まず、ヘッド回転型の本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、ヘッド回転型の5軸加工機の機械構成を説明する図である。
両端部が立設する構造のベッド1に架設されるX軸コラム2には、Y軸コラム3が取付けられている。Y軸コラム3にはZ軸コラム4が取付けられている。工具が取付けられたA軸ヘッドがC軸ヘッドに取付けられ、C軸ヘッドがZ軸コラム4に取付けられている。X軸コラム2やC軸ヘッドなどはX軸やC軸で動作する部分を指す。ここでの実施形態としては図1のような5軸加工機の機械構成で説明する。回転軸はC軸とA軸としているが、他の軸(C,B軸やA,B軸など)の組合せもある。また、回転軸に関する処理や演算を除けば3軸加工機での誤差補正となる。
図2は、5軸加工機のX軸コラム2とY軸コラム3における誤差を説明する図である。各軸位置に依存した並進誤差量と回転誤差量を表1に示されるように表記する。ただし、不要な要素は誤差量0として省略可である。回転軸(C,A軸)要素を除けば、つまり、EXC(x)、EXA(a)のような3文字目がCまたはAの誤差量を0とすれば、3軸加工機に適用できる。
EAC(c),EBC(c),ECC(c)はあるC軸位置cにおける、それぞれX軸周り、Y軸周り、Z軸周りのC軸ヘッドの誤差である。つまり、C軸依存の回転誤差である。
ここで、リンクベクトルについて説明する。リンクベクトルとは、工作機械のベッドから工具を経由した工具先端点への、または工作機械のベッドからテーブルを経由した工具先端点への各軸間の結合を示すベクトルである。図1におけるリンクベクトルは図4のように表される。
Vy:X軸コラム2からY軸コラム3へのリンクベクトル
Vz:Y軸コラム3からZ軸コラム4へのリンクベクトル
Vc:Z軸コラム4からC軸ヘッドへのリンクベクトル
Va:C軸ヘッドから工具先端点へのリンクベクトル
Vx:X軸コラム回転誤差(X軸依存回転誤差)中心からY軸コラム回転誤差(Y軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、X軸コラム回転誤差中心はベッドとX軸コラムの接触部分の中心であると想定し、Y軸コラム回転誤差中心はX軸コラムとY軸コラムの接触部分の中心であると想定する。
Vy:Y軸コラム回転誤差(Y軸依存回転誤差)中心からZ軸コラム回転誤差(Z軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、Z軸コラム回転誤差中心はY軸コラムとZ軸コラムの接触部分の中心であると想定する。
Vz:Z軸コラム回転誤差(Z軸依存回転誤差)中心からC軸ヘッド回転誤差(C軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、C軸ヘッド回転誤差中心はZ軸コラムとC軸ヘッドの接触部分の中心であると想定する。
Vc:C軸ヘッド回転誤差(C軸依存回転誤差)中心からA軸ヘッド回転誤差(A軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、A軸ヘッド回転誤差中心は工具を含めたA軸ヘッドの回転中心中央であると想定する。
Va:A軸ヘッド回転誤差(A軸依存回転誤差)中心から工具先端点へのベクトルとする。ここで、Vc、Vaを無視する(Vc=Va=0としVzをZ軸コラム回転誤差(Z軸依存回転誤差)中心から工具先端点へのリンクベクトルとする)と、3軸加工機での誤差補正となる。
それぞれ、ここでは同次座標系で次のように演算する。x,y,z,a,cは機械座標位置(機械座標系上の各軸位置)である。X,Y,Z軸の機械座標位置はA軸ヘッド回転中心中央(A軸依存回転誤差中心)としている。したがって、x,y,zはX,Y,Z軸の移動とともに変化する。Vxの第2要素、Vzの第3要素、Vaの第1〜第3要素のようにy,z,a,cを使用したベクトル要素は軸位置に依存した関数として決定される変数である。定数となっているデータはあらかじめ定数用データテーブルに設定しておきそれを使用するが、各軸位置による変数とすることも可能である。ここでは値として0となっている要素についても、定数にしたり各軸位置による変数とすることも可能である。
y:Y軸位置、cxy:X軸依存回転誤差中心(X軸コラム回転誤差中心)Y位置(定数)
cyz:Y軸依存回転誤差中心(Y軸コラム回転誤差中心)からZ軸依存回転誤差中心(Z軸コラム回転誤差中心)への距離(定数)
z:Z軸位置、czz:Z軸依存回転誤差中心(Z軸コラム回転誤差中心)のZ軸位置(定数)、cca:C軸依存回転誤差中心(C軸ヘッド回転誤差中心)からA軸依存回転誤差中心(A軸ヘッド回転中心)への距離(定数)
Va(Vax,Vay,Vaz):A軸依存回転誤差中心(A軸ヘッド回転中心中央)から工具先端点へのベクトルであり、A,C軸の回転によって数1式で表される。aはA軸位置(機械座標位置)、cはC軸位置(機械座標位置)である。hはA軸ヘッド回転中心から工具先端点への工具長を含めた距離であり、工具長補正量と定数から求められる。工具は、a=0,c=0の時、Z軸マイナス方向を向くとする。
ある機械座標位置P(x,y,z,c,a)における、X,Y,Z軸への補正量Δ3D(Δ3Dx,Δ3Dy,Δ3Dz,0)Tは、数2式〜数4式により演算される。ここで、補正を行っているのはX,Y,Z軸に対してであり、回転軸C,A軸に対しては本発明による補正は行わない。回転軸の演算部分(Mc,Vc,Ma,Vaによる演算部分)を除けば、3軸加工機における演算となる。
My:Y軸依存の誤差生成マトリックス
Mz:Z軸依存の誤差生成マトリックス
Mc:C軸依存の生成マトリックス
Ma:A軸依存の生成マトリックス
軸依存並進誤差量および軸依存回転誤差量の設定について説明する。例として、図13に示されるX軸依存の誤差量で説明する。図13は、X軸依存の誤差量を用いて軸依存並進誤差量および軸依存回転誤差量の設定を説明する図である。X軸位置がx0のときの並進誤差量(EXX(x0),EYX(x0),EZX(x0))および回転誤差量(EAX(x0),EBX(x0),ECX(x0))を、x0に対応した誤差量データテーブルに並進誤差量および回転誤差量として設定する。同様に、x1,x2,・・・に対応した誤差量を並進誤差量および回転誤差量として設定する。x0,x1,x2・・・の位置については最初のx0を固定値にしておき、それから等間隔でx1,x2・・・が並んでいるとしてもよいし、x0,x1,x2・・・の位置を別途パラメータに設定しておいてもよい。
また、軸依存並進誤差量および軸依存回転誤差量は軸位置に依存して値が決定される関数による値であってもよい。図14はEXX(x)がX軸位置(x)に依存した3次式で表されるとした場合の図である。係数α、β、γ、δは別途パラメータとして設定しておく。他の要素も同様である。
●[ステップST1]機械座標位置(x,y,z,c,a)のデータ、および、工具長補正量を取得する。
●[ステップST2]誤差量データテーブルおよび機械座標位置から、数11式およびそれにならって、各軸依存並進誤差量、各軸依存回転誤差量を演算する。つまり、数11式によりX軸依存並進誤差EXX(x)の値を求め、他の要素も同様な計算式により値を求める。
●[ステップST3]定数用データテーブル、工具長補正量、および機械座標位置から各リンクベクトルを演算する。
●[ステップST4]各軸依存並進誤差量、各軸依存回転誤差量および各リンクベクトルから数2式、数3式、数4式により補正量を演算し、終了する。
<機械構成>
図19は、テーブル回転型の5軸加工機の機械構成を説明する図である。Y軸テーブルやB軸テーブルなどはY軸やB軸で動作する部分を指す。回転軸はB軸とC軸としているが、他の軸(A,C軸やA,B軸など)の組合せもある。また、回転軸に関する処理や演算を除けば3軸加工機での誤差補正となるのは第1の実施形態と同じである。なお、第2の実施形態において、記号は第1の実施形態と同じものがあるが、それらは第1の実施形態と同じ意味ではなく第2の実施形態における意味を持つ。
各軸位置に依存した並進誤差量と回転誤差量を表2のように表記する。ただし、不要な要素は誤差量0として省略可である。回転軸(B,C軸)要素を除けば3軸加工機に適用できる。
リンクベクトルは、工作機械のベッド1から工具を経由した工具先端点への、または工作機械のベッド1からテーブルを経由した工具先端点への各軸間の結合を示すベクトルである。図21は、図19に示される機械構成の5軸加工機におけるリンクベクトルVy,Vx,Vb,Vc,Vzを説明する図である。
Vx:Y軸テーブルからX軸テーブルへのリンクベクトル
Vb:X軸テーブルからB軸テーブルへのリンクベクトル
Vc:B軸テーブルから工具先端点へのリンクベクトル
Vz:ベッドから工具を経由した工具先端点へのリンクベクトル
Vx:X軸テーブル回転誤差(X軸依存回転誤差)中心からB軸テーブル回転誤差(B軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、B軸テーブル回転誤差中心はB軸テーブル回転中心の中央であると想定する。
Vb:B軸テーブル回転誤差(B軸依存回転誤差)中心からC軸テーブル回転誤差(C軸依存回転誤差)中心へのベクトルとする。ここでは、C軸テーブル回転誤差中心はB軸テーブルとC軸テーブルの接触部分の中心であると想定する。
Vc:C軸テーブル回転誤差(C軸依存回転誤差)中心から工具先端点へのベクトルとする。
Vz:Z軸コラム回転誤差(Z軸依存回転誤差)中心から工具先端点へのベクトルとする。Z軸コラム回転誤差中心は、ベッドとZ軸コラムの接触部分の中心であると想定する。
ここで、Vb,Vcを無視する(Vb=Vc=0としVxをX軸テーブル回転誤差(X軸依存回転誤差)中心から工具先端点へのリンクベクトルとする)と、3軸加工機での誤差補正となる。
それぞれ、ここでは同次座標系で次のように演算する。x,y,z,b,cは機械座標位置(機械座標系上の各軸位置)である。直線軸の機械座標位置x,y,zは、B軸回転中心とC軸回転中心の交点を機械座標系原点とした工具ホルダの端面の位置(工具長補正量0の位置)としている(図21でのPl)。したがって、x,y,zはX,Y,Z軸の移動とともに変化する。Vxの第1要素、Vb,Vcの第1〜第3要素のようにx,y,z,b,cを使用したベクトル要素は軸位置に依存した関数として決定される変数である。定数となっているデータはあらかじめ定数用データテーブルに設定しておきそれを使用するが、各軸位置による変数とすることも可能である。ここでは値として0となっている要素についても、定数にしたり各軸位置による変数とすることも可能である。
x:X軸位置、cyz2:Y軸依存回転誤差中心(Y軸テーブル回転誤差中心)からX軸依存回転誤差中心(X軸テーブル回転誤差中心)へのZ軸距離(定数)
cxz2:X軸依存回転誤差中心(X軸テーブル回転誤差中心)からB軸依存回転誤差中心(B軸テーブル回転中心)へのY軸距離(定数)
リンクベクトルVbは、B軸依存回転誤差中心(B軸テーブル回転中心の中央)からC軸依存回転誤差中心(B軸テーブル面上のC軸テーブル回転中心)へのベクトルである。
C軸依存回転誤差中心(B軸テーブル面上のC軸テーブル回転中心)から工具先端点へのベクトルであり、直線軸機械座標位置をPl(x,y,z)と工具長補正量hによって、数13式で表される。
Z軸依存回転誤差中心(Z軸コラム回転誤差中心)から工具先端点へのベクトルである。hは工具長補正量、czz2はZ軸依存回転誤差中心(Z軸コラム回転誤差中心)から工具ホルダ端面への距離(定数)である。
図22は図21のうち特にVz,Vb,Vc,Pl,hの関係を図示したものである。
ある機械座標位置P(x,y,z,c,a)における、X,Y,Z軸への補正Δ3D(Δ3Dx,Δ3Dy,Δ3Dz,0)Tは、数14式〜数18式のように演算される。回転軸の演算部分(Mb,Vb,Mc,Vcによる演算部分)を除けば、3軸加工機における演算となる。
My:Y軸依存の誤差生成マトリックス
Mz:Z軸依存の誤差生成マトリックス
Mc:C軸依存の誤差生成マトリックス
Mb:B軸依存の誤差生成マトリックス
さらに、本実施形態の誤差補正手段を備えた数値制御装置は、図15、図16に示されるものと同様である。但し、補正演算における演算は、数14式〜数18式の演算を行う。
<機械構成>
第1の実施形態の図1と同様の機械構成とする。
<並進誤差と回転誤差>
各軸に依存した並進誤差量と回転誤差量を表3のように表記する。ただし、不要な要素は誤差量0として省略可である。回転軸(C,A軸)要素を除けば3軸加工機に適用できることは第1の実施形態と同様である。
ここでは、リンクベクトルを図31に示すようにする。図31は、図1に図示される機械構成の5軸加工機におけるリンクベクトルを説明する図である。
Vxyz:ベッドにおけるX軸コラム回転誤差(X軸依存回転誤差)中心からX軸コラム、Y軸コラム、Z軸コラムを経由してC軸ヘッド回転誤差(C軸依存回転誤差)中心へのリンクベクトルとする。ここでは、C軸ヘッド回転誤差中心はZ軸コラムとC軸ヘッドの接触部分の中心であると想定する。
Vca:C軸ヘッド回転誤差(C軸依存回転誤差)中心からA軸ヘッドを経由して工具先端点へのリンクベクトルとする。
ここでVcaを無視する(Vca=0としVxyzをベッドから工具先端点へのリンクベクトルとする)と3軸加工機での誤差補正となる。
それぞれ、ここでは同次座標系で次のように演算する。x,y,z,a,cは機械座標位置(機械座標系上の各軸位置)である。直線軸の機械座標位置x,y,zはA軸ヘッド回転中心中央(A軸依存回転誤差中心)としている。したがって、各軸の移動とともに変化する。y,z,a,cを使用したベクトル要素が変数であることは第1の実施形態と同じである。定数となっているデータはあらかじめ定数用データテーブルに設定しておきそれを使用するが、各軸位置による変数とすることも可能である。ここでは値として0となっている要素についても、定数にしたり各軸位置による変数とすることも可能である。
y:Y軸位置、z:Z軸位置。cyzなどの定数については、第1の実施形態と同じである。
Vca=(Vax,Vay,Vaz−cca,1)T
Va(Vax,Vay,Vaz)がA軸依存回転誤差中心(A軸ヘッド回転中心中央)から工具先端点へのベクトルでありA,C軸の回転によって数1式で表されること、ccaが定数であることなどは第1の実施形態と同じである。
ある機械座標位置P(x,y,z,c,a)における、X,Y,Z軸への補正量Δ3D(Δ3Dx,Δ3Dy,Δ3Dz,0)Tは、数25式〜数27式のように演算される。回転軸の演算部分(Mca,Vcaによる演算部分)を除けば、3軸加工機における演算となる。
<誤差量の設定>
軸依存並進誤差量および軸依存回転誤差量の設定について説明する。例として、X,Y,Z軸依存の誤差量で説明する。X,Y,Z軸位置が(x0,y0,z0)のときの並進誤差量(EXXYZ(x0,y0,z0),EYXYZ(x0,y0,z0),EZXYZ(x0,y0,z0))および回転誤差量(EAXYZ(x0,y0,z0),EBXYZ(x0,y0,z0),ECXYZ(x0,y0,z0))を、(x0,y0,z0)に対応した誤差量補正データテーブルに並進誤差量および回転誤差量として設定する。
例えば、図36には誤差量データテーブルが示されており、X,Y,Z軸位置が(x1,y0,z1)において、並進誤差量(EXXYZ(x1,y0,z1),EYXYZ(x1,y0,z1),EZXYZ(x1,y0,z1))および回転誤差量(EAXYZ(x1,y0,z1),EBXYZ(x1,y0,z1),ECXYZ(x1,y0,z1))が設定されている。
2 X軸コラム
3 Y軸コラム
4,5 Z軸コラム
10 数値制御装置
11 指令解析手段
12 補間手段
13X X軸加減速手段
13Y Y軸加減速手段
13Z Z軸加減速手段
13A(B) A(B)軸加減速手段
13C C軸加減速手段
14 補正手段
15X X軸サーボ
15Y Y軸サーボ
15Z Z軸サーボ
15A(B) A(B)軸サーボ
15C C軸サーボ
20 補正手段
Claims (10)
- テーブルに取付られたワーク(加工物)に対して少なくとも直線軸3軸によって加工する工作機械を制御するとともに、該工作機械を構成する各軸の各軸位置に依存した誤差補正を行う誤差補正手段を備えた数値制御装置において、
該誤差補正手段は、該各軸位置に依存した軸依存並進誤差量または軸依存回転誤差量によって前記工作機械のベッドから工具を経由した工具先端点への1個または複数個のリンクベクトルまたは前記工作機械のベッドからテーブルを経由した工具先端点への1個または複数個のリンクベクトルに対して誤差リンクベクトルの演算を行い、該リンクベクトルと該誤差リンクベクトルとの差分によって補正量を演算し誤差補正を行う機能を有することを特徴とする誤差補正手段を備えた数値制御装置。 - 前記リンクベクトルは、リンク軸順における着目軸の軸依存回転誤差中心から次軸の軸依存回転誤差中心または工具先端点へのベクトルである請求項1に記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 該軸依存並進誤差量または該軸依存回転誤差量は、該各軸位置に対応した誤差量が設定されている誤差量データテーブルと該各軸位置によって演算される値であることを特徴する請求項1または2のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 該軸依存並進誤差量または該軸依存回転誤差量は、該軸位置に依存した関数として決定される値であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 該リンクベクトルの要素は設定されている定数用データテーブルの定数であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 該リンクベクトルの要素は該軸位置に依存した関数として決定される変数であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸によって加工する3軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸とヘッド回転用回転軸2軸によって加工する5軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸とテーブル回転用回転軸2軸によって加工する5軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
- 前記工作機械はテーブルに取付られたワーク(加工物)に対して直線軸3軸とヘッド回転用回転軸1軸とテーブル回転用回転軸1軸によって加工する5軸加工機であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の誤差補正手段を備えた数値制御装置。
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