JP2011034351A - グループ予約支援システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】〔1〕幹事から仮予約申請を受け付け、メンバに承認を依頼し、メンバから承認依頼に対する回答を受け付け、仮予約番号,メンバ及び回答内容を順次識別する。〔2〕識別した回答が「承認」であれば(S1122でYes)、「参加決定済メンバ数」に1を加算する(S1124)。〔3〕参加決定済メンバ数が定員の倍数であるとき(S2026でYes)、「予約成立プラン数」に1を加算し(S2028)、新たな予約番号を付与して、予約DB14に注文数1の予約情報を登録する(S2030)。
【選択図】図20
Description
サービスの予約に至る呼び掛けのプロセスを支援する仕組みが知られている(例えば、特許文献1参照)。
同仕組みは、各種構成体(サークル,同好会,部署等)を代表するメンバ(代表者,幹事等)が、各種サービス(スポーツ施設の貸出,コンペの企画,宿泊施設の提供,会議室の貸出等)を構成体単位で予約する場面を想定している(同文献[0002]〜[0004])。なお、前提として、「参加者が一定数以上であること」が当該各種サービスの利用条件となっている。
(1)クライアント装置から仮予約の申請を受け付ける(S11)。
(2)構成体マスタファイルから仮予約申請に係る構成体の他の所属メンバの接続先データ等を取り込み、それらの所属メンバの保有するクライアント装置に対して仮予約案内通知を出す(S15,図9)。
(3)他の所属メンバのクライアント装置から回答を受信し、サービスの提供を受ける旨の回答をした者が一定数以上存在するかなど、一定の条件を充足しているか否を判断する(S17)。
(4)条件を充足している場合には、利用するサービスのID、構成体のID、所属メンバのID等を予約登録ファイルに登録する(S18)。
Webページ中の入力フォームに入力された複数のメールアドレス宛に、同報メールを送信する仕組みが知られている(例えば、特許文献2参照)。
具体的には、次の手順により同報メールを送信する(同文献図3参照)。
(1)ユーザが、Webページ中の所定の入力欄に、相手の名前,宛先のメールアドレス,メッセージ等を入力する(図4,[0009])。
(2)ユーザ端末が、上記(1)で入力されたデータをサーバに送信する。
(3)サーバ装置が、上記(2)で受信したデータを基に電子メールを生成し、入力されたメールアドレス宛に送信する。
宴会の参加予定者数を表示する機能を備えた宴会予約支援システムが知られている(例えば、特許文献3参照)。
具体的には、宴会の幹事から同システムを介して相談を受けた参加者候補が同システムを介して参加の可否を回答するごとに参加予定者数をカウントし、所定の記憶手段に記憶していく(同文献[0057]参照)。その上で、幹事又は参加者から要求を受けるごとに参加予定者数を集計し、その集計値を途中経過(又は結果)としてグラフ形式で表示する(同文献[0058],図5参照)。
オンライン宿泊予約サイトにおいて、宿泊施設を検索するサービス、宿泊の予約を受け付けるサービスが提供されている(例えば、非特許文献1参照)。
同サイトを利用すれば、例えば、希望する宿泊条件(日程・地域・予算・人数等)を入力して、「空室がある部屋」を検索することができる(非特許文献2,非特許文献3参照)。また、オンラインで宿泊の予約をすることができる(同)。
図1に、従来のオンライン宿泊予約サイトを利用した宿泊予約の手順を示す。
図1に示すように、同サイトを利用するユーザ(申請者)が端末を操作して、宿泊プランを検索し(S105)、申請者情報を入力し(S110)、予約又は手配(以下、単に「予約」という。)を申請する(S115)ことにより、予約が成立する。
したがって、宿泊プランを検索し所望のプランを選択する時点で、宿泊条件(日程・宿泊先・予算・人数等)が確定している必要がある。
その一方で、グループの各メンバは、日程・宿泊先・予算等がある程度決まっていなければ、宿泊に参加するか否かを判断することができない。
(1)オンライン宿泊予約サイトの検索機能を利用して、日程・宿泊先・予算等の候補を設定する。
(2)上記(1)で設定した候補を電子メール等で各メンバに通知し、参加の可否をメール等で個別に回答してもらう。
(3)上記(2)の回答を手作業で集計し、宿泊条件(日程・宿泊先・予算・人数等)を確定する。
(4)上記(3)で確定した宿泊条件のもと、オンライン宿泊予約サイトを利用して宿泊プランを再度検索し(S105)、予約が可能であれば、申請者情報を入力した上で(S110)、予約を申請する(S115)。
上記<先行技術1>の仕組みは、本予約前に「仮予約」を受け付け、参加者を募集する期間を確保している。また、参加者の募集,募集に対する回答の受付,参加者数の集計等の手順を自動化している。
ただし、上記<先行技術1>の仕組みは、「参加者が一定数以上であること」が利用条件となっているサービスを予約する場面を想定したものである。そのため、仮予約中に集まった参加者の数は、本予約の可否(サービスの利用条件を具備しているか否か)を判定するためのデータに過ぎない。
つまり、上記<先行技術1>は、参加者数によってサービスの注文数が変動することを予定した仕組みではない。
本発明が解決しようとする課題は、グループを代表して宿泊予約手続を行うユーザに対し、宿泊先を確保しつつ参加メンバを募集する仕組みを提供する、という点である。
したがって、本発明のサーバシステムを利用すれば、グループを代表して宿泊予約手続を行う幹事は、宿泊先を確保しつつ参加メンバを募集することができる。一方、参加者にしても、承認すれば確実に参加することができる。
・宿泊プラン…オンライン宿泊予約サイトにおける予約対象(注文対象)の単位。特定の客室(又は特定の部屋タイプの客室)における少なくとも1泊分の宿泊サービスを必須の要素とし、食事等の付随的なサービスを任意に含む。なお、本実施形態では、宿泊プランと部屋タイプとが「1対1」又は「多対1」で対応しているものとする。
・仮予約…一定の条件の範囲内で宿泊プランを優先的に確保すること。予約に至らない場合には、その全部又は一部を解除することができる。
・本予約…通常の予約と同義。「仮予約」との対比のため、特に「本予約」と表現する場合がある。
・メンバ…グループを構成するユーザ。
・幹事…グループを代表するメンバ。本実施形態では、グループを代表して宿泊予約手続を行うメンバ。
[1.概要]
本実施形態のシステムは、オンライン宿泊予約サイトを管理するシステムであり、宿泊の予約を受け付けるサービス(宿泊予約サービス)をユーザに提供する。主要な特徴は、宿泊の予約(本予約)の前にメンバ全員を許容できる内容で「仮予約」を受け付け、幹事が指定したn人(nは自然数)のメンバから承認を得た上で宿泊の予約を成立させる点にある。
したがって、本実施形態のシステムを利用すれば、グループを代表して宿泊予約手続を行う幹事は、宿泊先を確保しつつ参加メンバを募集することができる。
図2に示すように、幹事が端末を操作して、宿泊プランを検索し(S105)、申請者情報を入力し(S110)、仮予約を申請し(S215)、メンバに承認を依頼する(S220)。その後、承認を依頼された各メンバが承認すること等により、予約が成立する。
なお、図2において図1と同一の符号が付されている処理は、同様の処理である。また、予約成立後の処理は、従来例(例えば、<先行技術4>)と同様である。
図3に、本実施形態のシステムの構成を示す。
図3に示すように、本実施形態のシステムは、全体として、サーバシステム10,幹事のユーザ端末20,幹事以外のメンバのユーザ端末30(1〜n)及び施設端末40により構成される。また、サーバシステム10は、ユーザDB11,施設DB12,宿泊プランDB13,予約DB14及び仮予約DB15を有している。
サーバシステム10と、ユーザ端末20,ユーザ端末30(1〜n)及び施設端末40とは、通信ネットワーク(本実施形態では、インターネット50)を介してそれぞれ互いに接続している。
図3において、サーバシステム10は、宿泊予約サービスを管理するサーバ群である。
サーバシステム10は、例えば、Webページの生成・送信機能を有するWebサーバ,電子メールの生成・送信機能を有するメールサーバ,データベースを管理するDBサーバ,バッチ処理を実行するバッチ処理サーバ及びその他の必要なAPサーバを含む。
図3において、ユーザDB11は、宿泊予約サービスを利用するユーザの情報を記憶するデータベースである。
図4(a)に、ユーザ情報の主要な項目を示す。
図4(a)に示すように、1件のユーザ情報は、「ユーザID」,「パスワード」及び「メールアドレス」を含んでいる。
図3において、施設DB12は、宿泊予約サービスにおいて客室を提供する宿泊施設に関連する情報を記憶するデータベースである。
本実施形態では、施設基本情報,客室基本情報,客室割当情報及び空室管理情報をそれぞれ複数件ずつ記憶しており、これらはキー項目を介して対応しているものとする。
図4(b−1)に示すように、1件の施設基本情報は、「施設ID」,「パスワード」,「メールアドレス」,「仮予約可能期間」及び「仮予約禁止期間」を含んでいる。
ここで、「仮予約可能期間」は、仮予約の成立から本予約の成否の判定までの最大日数である。「仮予約禁止期間」は、宿泊日直前の仮予約を禁止する期間の日数である。本実施形態では、これらの期間を各施設が各別に設定できるようにしている。
図4(b−2)に示すように、1件の客室基本情報は、「施設ID」,「部屋タイプ」及び「収容人数」を含んでいる。
ここで、「部屋タイプ」は、客室の部屋タイプ(和室/洋室の別,広さ等)を示すコードである。
図4(b−3)に示すように、1件の客室割当情報は、「施設ID」,「宿泊日」,「部屋タイプ」,「宿泊プランID」及び「割当数」を含んでいる。
ここで、「割当数」は、宿泊日ごとに各部屋タイプの客室をどの宿泊プランにどれだけ割り当てているかを示す。
図4(b−4)に示すように、1件の空室管理情報は、「施設ID」,「宿泊日」,「部屋タイプ」,「空室数」,「予約済部屋数」及び「仮予約中部屋数」を含んでいる。
ここで、「空室数」は、予約及び仮予約の対象となっていない客室の数である。「予約済部屋数」,「仮予約中部屋数」は、それぞれ予約,仮予約の対象となっている客室の数である。
図3において、宿泊プランDB13は、宿泊予約サービスにおいて予約(注文)の対象となる宿泊プランの情報を記憶するデータベースである。
本実施形態では、宿泊プラン基本情報及び在庫管理情報をそれぞれ複数件ずつ記憶しており、これらはキー項目を介して対応しているものとする。
図4(c−1)に示すように、1件の宿泊プラン基本情報は、「宿泊プランID」,「施設ID」,「宿泊日」,「部屋タイプ」及び「定員」を含んでいる。
ここで、「定員」は、その宿泊プランに対応する部屋タイプの最大宿泊人数であり、客室基本情報(図4(b−2))の「収容人数」に対応する。
図4(c−2)に示すように、1件の在庫管理情報は、「宿泊プランID」及び「在庫数」を含んでいる。
ここで、「在庫数」は、予約及び仮予約の対象となっていない宿泊プランの数である。
図3において、予約DB14は、宿泊予約サービスの予約情報を記憶するデータベースである。
図5(d)に、予約情報の主要な項目を示す。
図5(d)に示すように、1件の予約情報は、「予約番号」,「仮予約番号」,幹事の「ユーザID」,「宿泊プランID」及び「注文数」を含んでいる。
なお、本実施形態では、特に断りがある点を除き、予約DB14に予約情報が登録された後の扱いは、従来例(上記<先行技術4>)のオンライン予約サイトと同様である。
図3において、仮予約DB15は、宿泊予約サービスにおける仮予約に関連する情報を記憶するデータベースである。
本実施形態では、仮予約基本情報,仮予約管理情報,メンバ基本情報及びメンバ管理情報をそれぞれ複数件ずつ記憶しており、これらはキー項目を介して対応しているものとする。
図5(e−1)に示すように、1件の仮予約基本情報は、「仮予約番号」,幹事の「ユーザID」,「宿泊プランID」,「仮注文数」,「定員」,「回答期限」,「メッセージファイルのパス」及び「仮予約識別データ」を含んでいる。
ここで、「定員」は、その仮予約に係る宿泊プランの定員であり、宿泊プラン基本情報(図4(c−1))の「定員」に対応する。「仮予約識別データ」は、仮予約番号を識別するデータ(暗号データ,ハッシュ値等)である。
なお、仮予約基本情報に「定員」を記憶せず、必要となるごとに宿泊プラン基本情報(図4(c−1))の「定員」を読み出すように構成してもよい。
図5(e−2)に示すように、1件の仮予約管理情報は、「仮予約番号」,「参加決定済メンバ数」,「予約成立プラン数」,「未回答メンバ数」及び「仮予約ステータス」を含んでいる。
ここで、「参加決定済メンバ数」は、その仮予約に係る宿泊への参加が決定したメンバの数である。「仮予約ステータス」は、仮予約に係る処理の進捗を示す区分(「依頼中」(初期値),「確認中」,「終了」,「閉鎖」,「キャンセル」等)である。
本実施形態では、「参加決定済メンバ数」の初期値を1として、参加者数に予め幹事を含めている。なお、「参加決定済メンバ数」の初期値を0として、幹事からも参加の承認を得るようにしてもよい。また、「参加決定済メンバ数」を読み出す際に、1を加算してもよい。
図5(e−3)に示すように、1件のメンバ基本情報は、「仮予約番号」,「メンバID」,「ニックネーム」,「メールアドレス」及び「メンバ識別データ」を含んでいる。
ここで、「メンバ識別データ」は、メンバを特定する情報(例えば、「メンバID」,「ニックネーム」又は「メールアドレス」)を識別するデータ(暗号データ,ハッシュ値等)である。
なお、「ニックネーム」又は「メールアドレス」を「メンバID」として利用してもよい。
図5(e−4)に示すように、1件のメンバ管理情報は、「仮予約番号」,「メンバID」,「回答フラグ」及び「承認フラグ」を含んでいる。
ここで、「回答フラグ」は、そのメンバが回答済みであるか否かを示すフラグであり、有意のとき回答済みを示す。「承認フラグ」は、そのメンバが承認したか否かを示すフラグであり、有意のとき承認を示す。「回答フラグ」及び「承認フラグ」の組合せにより、未回答,非承認,承認は次のように表される。
・「回答フラグ」が有意でなければ未回答。
・「回答フラグ」が有意であり、かつ「承認フラグ」が有意でなければ非承認。
・「回答フラグ」及び「承認フラグ」がいずれも有意であれば承認。
図3において、ユーザ端末20,ユーザ端末30(1〜n)は、宿泊予約サービスを利用する幹事,幹事以外のメンバがそれぞれ使用する端末である。
ユーザ端末20及びユーザ端末30は、Webブラウザを有しており、サーバシステム10から受信したWebページ(HTML形式のデータ等)をディスプレイに表示することができる。また、ユーザ端末20及びユーザ端末30は、メーラを有しており、サーバシステム10から受信した電子メールをディスプレイに表示することができる。
なお、ユーザ端末20及びユーザ端末30は、通信機能を有する既存の情報処理端末(例えば、パソコン等の電子計算機,携帯電話端末等)でよい。
図3において、施設端末40は、宿泊予約サービスに客室を提供する施設で使用される端末である。
施設端末40は、Webブラウザを有しており、サーバシステム10から受信したWebページ(HTML形式のデータ等)をディスプレイに表示することができる。また、施設端末40は、メーラを有しており、サーバシステム10から受信した電子メールをディスプレイに表示することができる。
なお、施設端末40は、通信機能を有する既存の情報処理端末(例えば、パソコン等の電子計算機等)でよい。
本実施形態のシステムにおけるデータ処理は、主として次の4とおりに大別される。
(1)仮予約申請の受付
(2)回答の受付
(3)回答状況の確認
(4)バッチ処理
サーバシステム10による仮予約申請の受付手順を、図6〜図9(特に、図6のフロー図)を参照して説明する。
図6中には、参照すべき他の図面の番号が付記されている。必要に応じて、当該他の図面を参照されたい。
図6に、仮予約申請の受付手順を示す。
ここでは、仮予約情報の登録に引き続き、メンバ情報の登録・承認依頼メールの送信を実行する場合を例として説明する。なお、メンバ情報の登録は、仮予約情報の登録後、仮予約期間(仮予約可能期間内、かつ、仮予約禁止期間外で、幹事が設定した期間又は自動的に設定された期間)中の任意の時期に行うことができるものとする。
図6に示すように、サーバシステム10は、下記〔11〕〜〔12〕の手順により仮予約申請を受け付ける。
図7(a)に、仮予約申請情報の主要な項目を示す。
図7(a)に示すように、1件の仮予約申請情報は、幹事の「ユーザID」,「宿泊プランID」,「仮注文数」及び「回答期限」を含んでいる。
ここで、「回答期限」は、仮予約期間(仮予約可能期間内、かつ、仮予約禁止期間外で設定された期間)の末日である。
なお、仮予約申請情報の項目は、一括で受信してもよいし、各別に受信してもよい。
図8に、メンバ登録時の仮予約確認ページの表示例を示す。
図8に示すように、仮予約確認ページ800は、エリア810,820及び830を含んでいる。
エリア810には、仮予約に関連する情報が表示される。表示される情報は、例えば、仮予約に係る宿泊施設(又は客室)の詳細ページへのリンク,費用の合計,仮予約期間等である。
エリア820には、仮予約中の客室の情報が表示される。
(1)入力欄831に、メンバのニックネーム及びメールアドレスを入力する。
(2)必要に応じてボタン832をクリックし、入力欄831に新たな欄を追加する。
(3)入力欄833に、承認依頼メールに記載するメッセージを入力する。
(4)ボタン834をクリックし、メンバ情報の登録及び承認依頼メールの送信を要求する。または、ボタン835をクリックし、メンバ情報の登録のみを要求する。
図7(b)に、メンバ登録情報の主要な項目を示す。
図7(b)に示すように、1件のメンバ登録情報は、「仮予約番号」,「メッセージ」,メンバ(1,2,…)の「ニックネーム」及び「メールアドレス」を含んでいる。
なお、仮予約番号を特定することが可能な情報(例えば、クッキーのセションID等)により仮予約番号を特定する場合には、上記「仮予約番号」が含まれていなくてもよい。
図9に、承認依頼メールの表示例を示す。
図9に示すように、承認依頼メール900は、差出人情報910,件名920及び本文930を含んでいる。
差出人情報910は、差出人(ここでは、宿泊予約サービス)のメールアドレス等である。
件名920には、例えば、幹事(「A」)からの勧誘である旨を明示する。
本文930には、幹事(「A」)からのメッセージ931,仮予約に関連する情報932及び回答のためのURL933等が表示される。
本文中の表示と回答コードとの対応関係は、次のとおりである。
・「参加する」 …「承認」を示す回答コードを含む
・「参加しない」 …「非承認」を示す回答コードを含む
・「他のメンバの回答を見る」 …回答コードを含まない
サーバシステム10による回答の受付手順を、図10〜図13(特に、図10及び図11のフロー図)を参照して説明する。
図10,図11中には、参照すべき他の図面の番号が付記されている。必要に応じて、当該他の図面を参照されたい。
図10及び図11に、回答の受付手順を示す。
ここでは、仮予約情報の更新に引き続き、回答内容及び回答数に基づく条件判定を経て予約情報の登録を実行する場合を例として説明する。この手順により、回答期限が未だ経過していなくても、仮予約期間中の比較的早い時期に予約を成立させることができる。また、例えば定員の合計(仮注文数*定員)を上回る数の参加者を募集した場合に、先着順で参加者を決定することができる。なお、回答内容及び回答数に基づく条件判定処理,予約情報の登録処理は、省略してもよい。
図10及び図11に示すように、サーバシステム10は、下記〔21〕〜〔26〕の手順により回答を受け付ける。
・回答期限が経過している場合(識別した仮予約番号に対応する仮予約ステータスが「依頼中」でない場合)。
・回答済みである場合(識別したメンバに対応する「回答フラグ」が有意である場合)
〔22〕受信したページ送信要求に回答識別コードが含まれているか否かを判定する(S1008)。回答識別コードが含まれていないとき(S1008でNo)、仮予約確認ページを生成し(S1010)、ユーザ端末30に送信し(S1012,図12)、当該仮予約確認ページを介してユーザ端末30から回答識別コードを受信し(S1014)、回答(承認/非承認)を識別する(S1016)。一方、回答識別コードが含まれているとき(S1008でYes)、直ちに回答(承認/非承認)を識別する(S1016)。
〔24〕識別した回答が「承認」であるか否かを判定する(S1122)。回答が「承認」であるとき(S1122でYes)、仮予約DB15の仮予約管理情報を更新する。ここでは、「参加決定済メンバ数」に1を加算する(S1124)。続いて、参加決定済メンバ数が定員の合計に等しいか否かを判定する(S1132)。なお、定員の合計は、仮予約DB15の仮予約基本情報中、「仮注文数」と「定員」との積である。参加決定済メンバ数が定員の合計に等しくないとき(S1132でNo)、又は、識別した回答が「承認」でないとき(S1122でNo)、未回答メンバ数が0であるか否かを判定する(S1134)。
〔26〕未回答メンバ数が0でないとき(S1134でNo)、又は、仮予約ステータスの更新後、仮予約確認ページを生成し(S1142)、ユーザ端末30に送信する(S1144,図13)。また、仮予約DB15の仮予約管理情報に変動があった旨等を電子メールでユーザ端末20に通知する(S1146)。
図7(c)に、ページ送信要求Aの主要な項目を示す。
図7(c)に示すように、1件のページ送信要求Aは、「仮予約識別データ」,「メンバ識別データ」及び「回答識別コード」を含んでいる。
図7(d)に、ページ送信要求Bの主要な項目を示す。
図7(d)に示すように、1件のページ送信要求Bは、「仮予約識別データ」及び「メンバ識別データ」を含んでいるが、「回答識別コード」を含んでいない。
なお、ページ送信要求(A,B)はHTTPリクエストであり、「仮予約識別データ」,「メンバ識別データ」及び「回答識別コード」はURLパラメータである(図9の933参照)。
図12に、回答前の仮予約確認ページの表示例を示す。
図12に示すように、仮予約確認ページ1200は、エリア1210,1220及び1230を含んでいる。また、メンバは、回答のためのボタン1241又は1242をクリックすることにより、幹事からの承認依頼に対して回答することができる。
エリア1210には、仮予約に関連する情報が表示される。表示される情報は、例えば、仮予約に係る宿泊施設(又は客室)の詳細ページへのリンク,1人当たりの費用等である。
このように、仮予約確認ページに宿泊プランの確定見込数に関する情報を表示することにより、メンバが参加の有無を判断しやすくなる。
このように、仮予約確認ページに各メンバの回答状況に関する情報を表示することにより、メンバが参加の有無を判断しやすくなる。
仮予約確認ページ1300の構成は、回答のためのボタンが配置されない点を除き、仮予約確認ページ1200(図12)と同様である。
エリア1330には、メンバの情報が表示される。図13の表示例では、新たに参加が決定したメンバ(「Bさん」)の表示態様がさらに変更されている(1331)。
サーバシステム10を利用した回答状況の確認手順を、図14〜図17(特に、図14のフロー図)を参照して説明する。
図14中には、参照すべき他の図面の番号が付記されている。必要に応じて、当該他の図面を参照されたい。
図14に、回答状況の確認手順を示す。
ここでは、回答状況の提示に引き続き、幹事の操作に応じて追加メンバの登録・承認依頼メールの送信を実行する場合を例として説明する。この手順により、例えば参加メンバに欠員が生じることが判明した場合に、新たなメンバを追加募集することが可能である。
図14に示すように、サーバシステム10は、下記〔31〕〜〔34〕の手順により回答を受け付ける。
〔33〕仮予約確認ページ(図16)を介してユーザ端末20から追加メンバ登録情報を受信し(S1430)たとき、仮予約DB15に追加メンバ情報を登録し(S1435)、承認依頼メールを生成して追加メンバのメールアドレス宛に送信する(S1440,図9)。
〔34〕仮予約確認ページを生成し(S1445)、ユーザ端末20に送信する(S1450,図17)。
図15に、追加メンバ登録前の仮予約確認ページの表示例を示す。
図15に示すように、仮予約確認ページ1500は、エリア1510,1520及び1530を含んでいる。また、幹事は、ボタン1541,1542をクリックすることにより、回答を打ち切って直ちに予約を確定し、又は、仮予約をキャンセルすることができる。
エリア1510には、仮予約に関連する情報が表示される。表示される情報は、例えば、仮予約に係る宿泊施設(又は客室)の詳細ページへのリンク,費用の合計,仮予約期間等である。
このように、仮予約確認ページに宿泊プランの確定見込数に関する情報を表示することにより、幹事が仮予約の進捗を把握しやすくなる。
このように、仮予約確認ページに各メンバの回答状況に関する情報を表示することにより、幹事が各メンバの回答状況を把握しやすくなる。
また、エリア1530では、メッセージ欄にメッセージを入力し、ボタン1531をクリックすることにより、未回答のメンバに対して承認依頼メールを再送信し、回答期限が迫っている旨等の注意を喚起することができる。
追加メンバに対する承認依頼メールの送信手順は、次のとおりである。
(1)ボタン1532をクリックし、ニックネーム及びメールアドレスの入力欄、並びに追加メンバへのメール送信ボタンを追加する(図16)。なお、これらの処理は、仮予約確認ページ1500に組み込んだスクリプト(JavaScript等)により制御する。
(2)追加された入力欄1533に、追加メンバのニックネームとメールアドレスとを入力する。
(3)必要に応じて、承認依頼メールに記載するメッセージを変更し又は入力する。なお、メッセージの入力欄には、当初のメンバに送信した承認依頼メール900(図9)に記載したメッセージがデフォルトで入力されているものとする。
(4)ボタン1534をクリックし、追加メンバ情報の登録及び承認依頼メールの送信を要求する。
図15の表示例では、確定済み(確定見込み)の部屋(「1部屋目」・「2部屋目」)に対し、参加決定済みのメンバ(「Aさん」(幹事)並びに「Bさん」,「Dさん」及び「Eさん」)の部屋割りを決定することができるようにするとよい。具体的には、「1部屋目」に「Aさん」(幹事)と「Dさん」を割り当て、「2部屋目」に「Eさん」と「Bさん」を割り当てることができるように構成するとよい。
図7(e)に、追加メンバ登録情報の主要な項目を示す。
図7(e)に示すように、1件の追加メンバ登録情報は、「仮予約番号」,「メッセージ」,追加メンバ(1,2,…)の「ニックネーム」及び「メールアドレス」を含んでいる。
なお、仮予約番号を特定することが可能な情報(例えば、クッキーのセションID)により仮予約番号が特定できる場合には、上記「仮予約番号」が含まれていなくてもよい。
図17に、追加メンバ登録後の仮予約確認ページの表示例を示す。仮予約確認ページ1700は、メンバ(「G」)が追加された直後の状態を示す。
仮予約確認ページ1700の構成は、仮予約確認ページ1500(図15)と同様である。
図17の表示例では、エリア1730内に、新たなメンバ(「G」)が「未回答」のメンバとして追加されている(1735)。
サーバシステム10によるバッチ処理の手順を、図18及び図19(特に、図18のフロー図)を参照して説明する。
図18中には、参照すべき他の図面の番号が付記されている。必要に応じて、当該他の図面を参照されたい。
(a)回答受付の打切…回答期限が経過している仮予約の回答受付を打ち切る。
(b)予約情報の登録…注文数未確定の仮予約に係る注文数を確定し、予約情報を登録する。
(c)予約成立の通知…予約が成立した旨の情報を、施設,幹事を含むメンバにそれぞれ通知する。
なお、上記(c)の処理のみ、バッチ処理を起動する間隔を短く設定してもよい。これにより、回答期限の経過以外の理由により回答受付が打ち切られた場合(例えば、図11のS1140の処理で回答受付が打ち切られた場合等)に、予約の成立をより早い時期に通知することができる。
図18(a)に、回答受付の打切手順を示す。
図18(a)に示すように、サーバシステム10は、下記〔41〕〜〔42〕の手順により回答受付を打ち切る。
〔41〕所定の抽出条件を満たす仮予約番号を抽出する(S1805a)。ここでは、図19(a)に示すように、仮予約ステータスが「依頼中」であり(条件A1)、かつ、回答期限が既に経過している(条件A2)仮予約に係る仮予約番号を抽出する。
〔42〕仮予約ステータスを「確認中」に更新する(S1810a)。
図18(b)に、予約情報の登録手順を示す。
図18(b)に示すように、サーバシステム10は、下記〔51〕〜〔54〕の手順により予約情報を登録する。
〔51〕所定の抽出条件を満たす仮予約番号を抽出する(S1805b)。ここでは、図19(b)に示すように、仮予約ステータスが「確認中」である(条件B)仮予約に係る仮予約番号を抽出する。
〔52〕注文数を確定し(S1810b)、新たな予約番号を付与して、確定した注文数の予約情報を予約DB14に登録する(S1820b)。ここでは、図19(c)に示すように、参加決定済メンバ数を定員で除して得られる商以上で最小の自然数を、予約情報の「注文数」とする。
〔53〕予約不成立の仮予約を解除する(S1825b)。ここでは、図19(d)に示すように、仮予約基本情報の「仮注文数」から上記〔52〕で確定した「注文数」を減じて得られる差を、仮予約の「解除数」とする。
〔54〕仮予約ステータスを「終了」に更新する(S1830b)。
図18(c)に、予約成立の通知手順を示す。
図18(c)に示すように、サーバシステム10は、下記〔61〕〜〔63〕の手順により予約の成立を通知する。
〔61〕所定の抽出条件を満たす仮予約番号を抽出する(S1805c)。ここでは、図19(e)に示すように、仮予約ステータスが「終了」である(条件C)仮予約に係る仮予約番号を抽出する。
〔62〕予約が成立した旨等を電子メールで通知する(S1810c)。ここでは、通知先を幹事,幹事以外のメンバ及び仮予約に係る宿泊施設とする。宛先のメールアドレスは、ユーザDB11のユーザ情報(図4(a)),仮予約DB15のメンバ基本情報(図5(e−3)),施設DB12の施設基本情報(図4(b−1))からそれぞれ抽出する。
〔63〕仮予約ステータスを「閉鎖」に更新する(S1815c)。
[(a)メンバ情報の扱い]
上述の実施形態では、ユーザ端末20からメンバ登録情報を受信して、仮予約DB15にメンバ情報を登録している(図6のS630,S635)。
これに対し、各メンバから情報の登録(又はメールの送信)について承認が得られた場合に限りメンバ情報を登録することとしてもよい。メンバから承認が得られない場合には、仮予約及び予約に係る電子メールを送信しない。
メンバ情報を登録しない場合には、上述の実施形態を次のように変形するとよい。
・承認依頼メール(図9)に、承認(宿泊への参加)に対応するURLのみを記載する。このURLのパラメータには、仮予約識別データと複数回の回答を排除するための識別データのみが含まれる。
・仮予約確認ページの送信要求を受信したとき、仮予約番号を識別し、当該識別した仮予約番号に対応する「参加決定済メンバ数」(図5(e−2))に1を加算する。ここでは、全ての回答を「承認」とみなしている。なお、複数回の回答を排除するための識別データを識別し、同一のメンバからの2回目以降の回答であると判定したときは、「参加決定済メンバ数」を更新しない。
・「参加決定済メンバ数」が定員の合計に等しければ、注文数の確定処理以降(図11のS1136)と同様の処理を実行する。
・メンバごとの回答内容(未回答/参加/不参加の別)を記憶しない。仮予約確認ページ(図12,図15等)には、メンバの情報として参加決定済メンバ数等を表示する。
サーバシステム10は、例えば次の手順により、メンバのメールアドレスを特定する。なお、ユーザIDごとに、仲間(メンバ)の情報(メールアドレスを含む)が登録してあるものとする。
(1)登録されている仲間(メンバ)のリストを所定のページに表示する。
(2)ユーザ端末20から、上記リスト中の1又は複数のメンバを指定する情報を受信する。
(3)受信した情報によりメンバのメールアドレスを特定する。
「仮予約識別データ」,「メンバ識別データ」,「回答識別コード」を電子メールにより受信してもよい。
例えば、承認依頼メールの返信先(Reply−To)に所定のメールアドレスを設定しておき、承認依頼メールに対する返信メールにより「仮予約識別データ」,「メンバ識別データ」,「回答識別コード」等を受信する。サーバシステム10は、受信した返信メールから「仮予約識別データ」,「メンバ識別データ」,「回答識別コード」を抽出し、仮予約番号,メンバ,回答を識別するとよい。
なお、上記の場合には、「メンバ識別データ」に代えて、返信メールの送信元メールアドレスによりメンバを識別することもできる。
注意喚起のため、回答期限の数日前に、幹事に対し電子メールを送信してもよい。これにより、幹事はユーザ端末20を操作して、未回答のメンバに対し承認依頼メールを再度送信する機会を得ることができる。なお、承認依頼メールの再送信要求は、図15のエリア1530から行う。
また、同様に注意喚起のため、回答期限の数日前に、未回答メンバに対し電子メールを送信してもよい。
アフィリエイトとは、例えば、「オンラインサイトで販売されている商品をユーザ個人のブログ、ホームページ等で紹介し、その照会を通じて他のユーザがその商品を購入した場合に、その紹介をしたユーザに報酬を供与するサービス」と定義することができる。
上記の定義中、「商品」を「宿泊サービス」に、「ブログ、ホームページ等で紹介」を「電子メールで勧誘」に置き換えれば、本実施形態のシステムにより実現される宿泊予約手続の過程に上記アフィリエイトサービスをそのまま適用することができる。
具体的には、紹介者(勧誘者)である幹事を識別するためのパラメータを、回答のためのURL(承認依頼メール900(図9)のURL933)に付加しておけばよい。
上述の実施形態では、仮予約から予約に転換する宿泊プランの注文数を一定の条件が満たされた時点で確定し、予約情報を一括で登録している(図11のS1136,S1138,図18(b)のS1810b,S1820b)。
これに対し、一定の条件が満たされるごとに一部の宿泊プランについての仮予約を予約に転換し、リアルタイムで予約情報を登録してもよい。
図20に、回答受付手順の変形例を示す。
ここでは、図10に示す手順による仮予約情報の更新に引き続き、図20に示す手順による回答内容及び回答数に基づく条件判定を経て予約情報の登録を実行する場合を例として説明する。この手順により、回答期限が未だ経過していなくても、仮予約期間中のより早い時期に一部の宿泊プランを対象とする予約を成立させることができる。早期に予約の成否が決定するため、特に宿泊施設側にとって都合がよいと考えられる。
図20に示すように、サーバシステム10は、上記〔21〕〜〔23〕の手順(図10のS1002〜S1020)に引き続き、下記〔71〕〜〔75〕の手順により回答を受け付ける。
なお、図20において図11と同一の符号が付されている処理は、同様の処理である。
〔72〕参加決定済メンバ数が定員の倍数であるか否かを判定する(S2026)。定員の倍数であるとき(S2026でYes)、仮予約DB15の仮予約管理情報を更新する。ここでは、「予約成立プラン数」に1を加算する(S2028)。続いて、新たな予約番号を付与して、予約DB14に注文数1の予約情報を登録する(S2030)。
〔74〕参加決定済メンバ数が定員の合計に等しいとき(S1132でYes)、又は、未回答メンバ数が0であるとき(S1134でYes)、仮予約DB15の仮予約管理情報を更新する。ここでは、「仮予約ステータス」を「終了」に変更する(S1140)。
〔75〕未回答メンバ数が0でないとき(S1134でNo)、又は、仮予約ステータスの更新後、仮予約確認ページを生成し(S1142)、ユーザ端末30に送信する(S1144,図13)。また、仮予約DB15の仮予約管理情報に変動があった旨等を電子メールでユーザ端末20に通知する(S1146)。なお、仮予約確認ページの表示は仮予約確認ページ1300(図13)と同様であるが、客室の情報を表示するエリア(図13ではエリア1320)の「確定見込数」は、「予約成立プラン数」(すなわち、確定数)となる。
図21に、バッチ処理の変形例を示す。
図21に示すバッチ処理は、図18(b)に示すバッチ処理の変形例である。したがって、図18(a)に示すバッチ処理に引き続いて図21に示すバッチ処理を実行し、図21に示すバッチ処理に引き続いて図18(c)に示すバッチ処理を実行するものとする。
図21に示すように、サーバシステム10は、下記〔81〕〜〔84〕の手順により回答を受け付ける。
なお、図21において図18(b)と同一の符号が付されている処理は、同様の処理である。
〔82〕参加決定済メンバ数が定員の倍数であるか否かを判定する(S2110b)。定員の倍数でないとき(S2110bでNo)、仮予約DB15の仮予約管理情報を更新する。ここでは、「予約成立プラン数」に1を加算する(S2115b)。続いて、新たな予約番号を付与して、注文数1の予約情報を予約DB14に登録する(S2120b)。
〔83〕参加決定済メンバ数が定員の倍数であるとき(S2110bでYes)、又は、予約情報の登録後、予約不成立の仮予約を解除する(S1825b)。ここでは、図19(d)に示すように、仮予約基本情報の「仮注文数」から仮予約管理情報の「予約成立プラン数」(=注文数)を減じて得られる差を、仮予約の「解除数」とする。
〔84〕仮予約ステータスを「終了」に更新する(S1830b)。
上述の実施形態では、仮予約から予約に転換する宿泊プランの注文数を一定の条件が満たされた時点で確定し、予約情報を一括で登録している(図11のS1136,S1138)。そのため、1件の仮予約から転換した予約に係る予約情報は1件のみである。
これに対し、一定の条件が満たされるごとに一部の宿泊プランについての仮予約を予約に転換し、予約情報を順次登録する場合には、1件の仮予約から転換した予約に係る予約情報が複数件になる可能性もある。
例えば、次のように対応するとよい。
・同一の仮予約から転換した予約に係る予約情報を、予約DB14中で互いに関連付ける。例えば、予約情報において「仮予約番号」を必須項目とする(図5(d)参照)。
・「予約成立プラン数」(仮予約DB15の仮予約管理情報)が複数であれば、予約の確定を通知する電子メール(特に、宿泊施設のメールアドレス宛に送信するメール)等に団体宿泊扱いである旨等を記載して注意喚起する。このとき、予約DB14において同一の仮予約番号を有する予約番号をすべて読み出し、リストにして宿泊施設に通知するとよい。
本実施形態のシステム又は他の実施形態のシステムは、宿泊プランの「在庫数」と客室の「空室数」とを整合させるため、内部的に種々の処理を実行している。
なお、前提として、宿泊プランの「在庫数」と客室の「空室数」との関係は、次のようになっている。
・各施設は、宿泊日ごとに、部屋タイプの提供数を設定する。この提供数が、空室管理情報(図4(b−4))の「空室数」の初期値に当たる。
・各施設は、宿泊日ごとに、特定の部屋タイプの客室を、上記「空室数」を上限として宿泊プランに割り当てる。ここで割り当てた数が、客室割当情報(図4(b−3))の「割当数」である。なお、上記「空室数」を超えない限り、複数の宿泊プランに対し客室を重複して割り当てることができる。
[(a)仮予約情報の登録時]
(1)仮予約申請に係る「宿泊プランID」に対応する「在庫数」(図4(c−2))から「仮注文数」を減算する。
(2)上記(1)で減算した「在庫数」→「宿泊プランID」(図4(c−2))、「宿泊プランID」→「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」(図4(c−1))、「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」→「空室数」(図4(b−4))と辿り、「空室数」(図4(b−4))から「仮注文数」を減算する。同時に、「仮予約中部屋数」(図4(b−4))に「仮注文数」を加算する。
(3)上記(2)で減算した「空室数」→「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」(図4(b−4))、「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」→「宿泊プランID」(図4(b−3))、「宿泊プランID」→「在庫数」(図4(c−2))と辿り、仮予約申請の対象でない「宿泊プランID」に対応する「在庫数」のうち、上記(2)で減算した「空室数」を上回る分を減算する。
(1)予約情報に転換した仮予約情報に係る「仮予約番号」→「宿泊プランID」(図5(d))、「宿泊プランID」→「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」(図4(c−1))、「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」→「仮予約中部屋数」(図4(b−4))と辿り、「仮予約中部屋数」(図4(b−4))から「注文数」を減算する。
(2)「予約済部屋数」(図4(b−4))に「注文数」を加算する。
(1)一部解除に係る「宿泊プランID」に対応する「在庫数」(図4(c−2))に「解除数」を加算する。
(2)上記(1)で加算した「在庫数」→「宿泊プランID」(図4(c−2))、「宿泊プランID」→「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」(図4(c−1))、「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」→「空室数」(図4(b−4))と辿り、「空室数」(図4(b−4))に「解除数」を加算する。同時に、「仮予約中部屋数」(図4(b−4))から「解除数」を減算する。
(3)上記(2)で加算した「空室数」→「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」(図4(b−4))、「施設ID」・「宿泊日」・「部屋タイプ」→「宿泊プランID」(図4(b−3))、「宿泊プランID」→「在庫数」(図4(c−2))と辿り、解除の対象でない「宿泊プランID」に対応する「在庫数」に、「割当数」(図4(b−3))を限度として「解除数」を加算する。
11 ユーザDB
12 施設DB
13 宿泊プランDB
14 予約DB
15 仮予約DB
20 ユーザ端末(幹事)
30 ユーザ端末(メンバ)
40 施設端末
50 インターネット
800 仮予約確認ページ
900 承認依頼メール
1200 仮予約確認ページ
1300 仮予約確認ページ
1500 仮予約確認ページ
1700 仮予約確認ページ
Claims (8)
- 複数のメンバから成るグループを構成する各メンバの端末と、該グループを代表する幹事がWebページを介して行う宿泊プランの予約手続を支援するサーバシステムとが通信ネットワークを介して接続しているグループ予約支援システムのサーバシステムであって、
宿泊プランの識別情報に対応させて、該宿泊プランの定員及び該宿泊プランの在庫数を記憶している宿泊プラン情報記憶手段と、
予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報及び該宿泊プランの注文数を記憶することが可能な予約情報記憶手段と、
仮予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報,該宿泊プランの仮注文数及び参加決定済メンバ数を記憶することが可能な仮予約情報記憶手段と
を有し、
前記幹事の識別情報と、前記宿泊プランの識別情報と、該宿泊プランの仮注文数とを該幹事の端末から受信する仮予約申請情報受信手段と、
前記受信した宿泊プランの識別情報に対応する在庫数を前記宿泊プラン情報記憶手段より読み出し、該在庫数が前記受信した仮注文数以上であれば、該宿泊プラン情報記憶手段に記憶している該在庫数から該仮注文数を減算するとともに、前記受信した各項目を仮予約番号に対応付けて前記仮予約情報記憶手段に書き込む仮予約情報登録手段と、
前記幹事の端末から受信した情報により該幹事以外の各メンバのメールアドレスを特定するメンバ情報特定手段と、
前記仮予約番号に対応する仮予約識別データを少なくとも含む承認依頼メールを生成し、該承認依頼メールを前記特定した各メールアドレス宛に送信する承認依頼メール生成送信手段と、
前記幹事以外のメンバの端末から前記仮予約識別データを受信したとき、該仮予約識別データに対応する仮予約番号を識別し、前記仮予約情報記憶手段に記憶している該仮予約番号に対応する参加決定済メンバ数を更新する回答受付手段と、
前記更新後の参加決定済メンバ数が宿泊プランの定員の倍数となるごとに、注文数1の予約が成立すると判定する第一の予約成否判定手段と、
予約が成立すると判定された仮予約に係る仮予約番号に対応する幹事の識別情報と宿泊プランの識別情報とを前記仮予約情報記憶手段より読み出し、該幹事の識別情報と、該宿泊プランの識別情報と、注文数1とを新たな予約番号に対応させて前記予約情報記憶手段に書き込む予約情報一部登録手段と
を備える
ことを特徴とするサーバシステム。 - 請求項1に記載のサーバシステムにおいて、
前記回答受付手段は、さらに、前記識別した仮予約番号に対応する仮注文数を前記仮予約情報記憶手段より読み出し、前記更新後の参加決定済メンバ数が宿泊プランの定員と該仮注文数との積に等しいとき、該仮予約番号に係る仮予約について回答の受付を打ち切る
ことを特徴とするサーバシステム。 - 請求項1又は2に記載のサーバシステムにおいて、
所定の条件を満たすとき、特定した仮予約番号に対応する参加決定済メンバ数を前記仮予約情報記憶手段より読み出し、該参加決定済メンバ数が宿泊プランの定員の倍数でなければ注文数1の予約が成立すると判定する第二の予約成否判定手段をさらに備える
ことを特徴とするサーバシステム。 - 請求項3に記載のサーバシステムにおいて、
前記仮予約情報記憶手段は、予約成立プラン数をさらに記憶することが可能であり、
前記仮予約情報記憶手段に記憶している前記予約が成立すると判定された仮予約に係る仮予約番号に対応する予約成立プラン数に1を加算する予約成立数計数手段と、
前記所定の条件を満たすとき、さらに、前記特定した仮予約番号に対応する宿泊プランの識別情報と、仮注文数と、予約成立プラン数とを前記仮予約情報記憶手段より読み出し、該仮予約情報記憶手段に記憶している該宿泊プランの識別情報に対応する在庫数に、該仮注文数と該予約成立プラン数との差を加算する予約一部解除手段と
をさらに備える
ことを特徴とするサーバシステム。 - 請求項3又は4に記載のサーバシステムにおいて、
前記仮予約情報記憶手段は、前記仮予約番号に対応させて、回答期限をさら記憶することが可能であり、
前記仮予約申請情報受信手段は、回答期限をさらに受信し、
前記仮予約情報登録手段は、前記受信した回答期限を前記仮予約番号に対応付けて前記仮予約情報記憶手段にさらに書き込み、
前記第二の予約成否判定手段は、前記仮予約情報記憶手段に記憶しているいずれかの仮予約番号に対応する回答期限が経過しているとき、該回答期限が経過している仮予約番号を特定し、該特定した仮予約番号に対応する予約の成否を判定する
ことを特徴とするサーバシステム。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のサーバシステムにおいて、
前記予約情報記憶手段は、各予約番号を対応する仮予約番号に関連付けて記憶することが可能であり、
前記予約情報一部登録手段は、前記予約が成立すると判定された仮予約に係る仮予約番号と前記新たな予約番号とを関連付けて前記予約情報記憶手段に登録する
ことを特徴とするサーバシステム。 - 複数のメンバから成るグループを構成する各メンバの端末と、該グループを代表する幹事がWebページを介して行う宿泊プランの予約手続を支援するサーバシステムとが通信ネットワークを介して接続しているグループ予約支援システムにおけるグループ予約支援方法であって、
宿泊プランの識別情報に対応させて、該宿泊プランの定員及び該宿泊プランの在庫数を記憶している宿泊プラン情報記憶手段と、
予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報及び該宿泊プランの注文数を記憶することが可能な予約情報記憶手段と、
仮予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報,該宿泊プランの仮注文数及び参加決定済メンバ数を記憶することが可能な仮予約情報記憶手段と
を有するサーバシステムが、
前記幹事の識別情報と、前記宿泊プランの識別情報と、該宿泊プランの仮注文数とを該幹事の端末から受信する仮予約申請情報受信ステップと、
前記受信した宿泊プランの識別情報に対応する在庫数を前記宿泊プラン情報記憶手段より読み出し、該在庫数が前記受信した仮注文数以上であれば、該宿泊プラン情報記憶手段に記憶している該在庫数から該仮注文数を減算するとともに、前記受信した各項目を仮予約番号に対応付けて前記仮予約情報記憶手段に書き込む仮予約情報登録ステップと、
前記幹事の端末から受信した情報により該幹事以外の各メンバのメールアドレスを特定するメンバ情報特定ステップと、
前記仮予約番号に対応する仮予約識別データを少なくとも含む承認依頼メールを生成し、該承認依頼メールを前記特定した各メールアドレス宛に送信する承認依頼メール生成送信ステップと、
前記幹事以外のメンバの端末から前記仮予約識別データを受信したとき、該仮予約識別データに対応する仮予約番号を識別し、前記仮予約情報記憶手段に記憶している該仮予約番号に対応する参加決定済メンバ数を更新する回答受付ステップと、
前記更新後の参加決定済メンバ数が宿泊プランの定員の倍数となるごとに、注文数1の予約が成立すると判定する第一の予約成否判定ステップと、
予約が成立すると判定された仮予約に係る仮予約番号に対応する幹事の識別情報と宿泊プランの識別情報とを前記仮予約情報記憶手段より読み出し、該幹事の識別情報と、該宿泊プランの識別情報と、注文数1とを新たな予約番号に対応させて前記予約情報記憶手段に書き込む予約情報一部登録ステップと
を実行することを特徴とするグループ予約支援方法。 - 複数のメンバから成るグループを構成する各メンバの端末と、該グループを代表する幹事がWebページを介して行う宿泊プランの予約手続を支援するサーバシステムとが通信ネットワークを介して接続しているグループ予約支援システムにおけるグループ予約支援プログラムであって、
宿泊プランの識別情報に対応させて、該宿泊プランの定員及び該宿泊プランの在庫数を記憶している宿泊プラン情報記憶手段と、
予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報及び該宿泊プランの注文数を記憶することが可能な予約情報記憶手段と、
仮予約番号に対応させて、幹事の識別情報,宿泊プランの識別情報,該宿泊プランの仮注文数及び参加決定済メンバ数を記憶することが可能な仮予約情報記憶手段と
を有するサーバシステムに、
前記幹事の識別情報と、前記宿泊プランの識別情報と、該宿泊プランの仮注文数とを該幹事の端末から受信する仮予約申請情報受信ステップと、
前記受信した宿泊プランの識別情報に対応する在庫数を前記宿泊プラン情報記憶手段より読み出し、該在庫数が前記受信した仮注文数以上であれば、該宿泊プラン情報記憶手段に記憶している該在庫数から該仮注文数を減算するとともに、前記受信した各項目を仮予約番号に対応付けて前記仮予約情報記憶手段に書き込む仮予約情報登録ステップと、
前記幹事の端末から受信した情報により該幹事以外の各メンバのメールアドレスを特定するメンバ情報特定ステップと、
前記仮予約番号に対応する仮予約識別データを少なくとも含む承認依頼メールを生成し、該承認依頼メールを前記特定した各メールアドレス宛に送信する承認依頼メール生成送信ステップと、
前記幹事以外のメンバの端末から前記仮予約識別データを受信したとき、該仮予約識別データに対応する仮予約番号を識別し、前記仮予約情報記憶手段に記憶している該仮予約番号に対応する参加決定済メンバ数を更新する回答受付ステップと、
前記更新後の参加決定済メンバ数が宿泊プランの定員の倍数となるごとに、注文数1の予約が成立すると判定する第一の予約成否判定ステップと、
予約が成立すると判定された仮予約に係る仮予約番号に対応する幹事の識別情報と宿泊プランの識別情報とを前記仮予約情報記憶手段より読み出し、該幹事の識別情報と、該宿泊プランの識別情報と、注文数1とを新たな予約番号に対応させて前記予約情報記憶手段に書き込む予約情報一部登録ステップと
を実行させるためのグループ予約支援プログラム。
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