JP2011033550A - 静電容量検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 静電容量の変化を正確に検出することができる静電容量検出装置を提供する。
【解決手段】 本発明の静電容量検出装置は、2次元状に配された複数の容量素子Csと、定電流源122からの電流を各容量素子に供給し各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ出力信号を生成するプログラマブル駆動回路120と、出力信号の周波数に基づき容量素子の静電容量の変化を検出する検出手段と、検出された静電容量の変化がノイズによるものか否かを判定する判定手段と、ノイズによるものと判定されたとき、定電流源122の電流値を可変する可変制御部160とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、指などの物体の接近または接触に応じて静電容量が変化する容量素子の検出に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話などの電子装置において、静電容量の変化を利用した入力装置が利用されている。例えば、フラットポインティングデバイスは、静電容量を有する容量素子を2次元アレイ状に操作面に配列させ、指を操作面に接近させまたは接触させると、その位置の容量素子の静電容量が変化する。この静電容量の変化を検出することで、指の入力位置や移動を求めることができる。特許文献1は、このような静電容量の変化を検出する静電容量式センサを開示している。
特開2004−132886号
図1は、従来の静電容量検出装置の構成例を示すブロック図である。静電容量を有する容量素子Csは、4行×4列からなるマトリックス状に配列されている。各行方向の容量素子Csの一方の電極は、信号線X〜Xにそれぞれ共通に接続され、各列方向の容量素子Csの他方の電極は、信号線Y〜Yにそれぞれ共通に接続されている。これらの容量素子Csは、電子デバイスの操作面や操作パネルなどの部材の下方に配置され、指などの物体が操作面に接近しまたは接触されると、その位置の容量素子Csの静電容量が変化する。
信号線X〜Xおよび信号線Y〜Yは、静電容量検出部10(10−1、10−2、・・・10−8)に接続される。図には、信号線Yの出力に接続された静電容量検出部10−1が示されている。静電容量検出部10−1は、切替回路12と、切替回路12の切替を制御して容量素子Csに定電流を供給し、容量素子Csの静電容量に応じた周波数を有する三角波信号を生成するプログラマブルドライバ14と、三角波信号を2値化するシュミット回路16と、シュミット回路16から出力されるパルス信号のパルス数をカウントし周波数を測定するカウンタ18とを有する。
切替回路12は、信号線Yに接続された入力端子と、シュミット回路16に接続された出力端子と、定電流源に接続された電源端子と、接地電位に接続された接地端子とを有する。切替回路12は、入力端子、出力端子、電源端子および接地端子間の接続の切替を行う。例えば、信号線Yと信号線Xが交差する容量素子Csの静電容量を測定するとき、信号線Xは切替回路12により接地端子に接続され、信号線Yは切替回路12により電源端子に接続され、容量素子Csに定電流からの電荷が充電される。次いで、切替回路12は、信号線Yに接続された入力端子を出力端子に接続することで、容量素子Csに充電された電荷を読み出し、容量素子Csの静電容量に応じた周波数をもつ三角波信号が生成される。この三角波信号の周波数は、カウンタ18によって測定され、周波数の変化から静電容量の変化が検出される。
4行×4列の容量素子の各々を一定周期でスキャン(静電容量の測定)することで、静電容量が変化した容量素子、すなわち、操作面上で時間的に移動する指の位置や移動を検出することができる。
ここで、三角波信号に含まれるノイズは、シュミット回路(ヒステリシス回路)や図示しないディジタルフィルタにより除去することができる。しかしながら、このようなノイズ対策では、三角波信号の周波数とノイズ周波数とが同じであると、ノイズを十分に分離して除去することができず、ノイズの影響により静電容量が変化した容量素子を誤って検出してしまい、結果として、操作面上の正確な入力位置または移動を求めることができないという課題がある。
また、製造バラツキにより、各容量素子の誘電体膜の膜厚が一定でなくなると、静電容量の検出の感度が異なり、検出精度にムラが生じ、操作性の悪化や操作ムラにつながる。特に、容量素子間の静電容量の差が大きすぎると、静電容量の変化を検出することが難しくなる場合もある。
本発明は、このような従来の課題を解決し、静電容量の変化を正確に検出することができる静電容量検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る静電容量検出装置は、一方の電極と当該一方の電極に対向する他方の電極を有し、一方の電極と他方の電極間に静電容量を形成する容量素子を複数含み、物体の接近または接触に応じて容量素子の静電容量の変化を検出するものであって、2次元状に配された複数の容量素子と、定電流源からの電流を各容量素子に供給し、各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ出力信号を生成する生成手段と、前記出力信号の周波数に基づき容量素子の静電容量の変化を検出する検出手段と、前記検出された静電容量の変化がノイズによるものか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりノイズによるものと判定されたとき、前記定電流源から供給される電流値を可変する可変手段とを有する。
好ましくは前記判定手段は、一定期間内における静電容量の変化が検出された容量素子の位置の移動量がしきい値を越えるとき、前記静電容量の変化はノイズによるものと判定する。好ましくは前記判定手段は、一定時間内における静電容量の変化が検出された容量素子の位置の方向の変化量がしきい値を越えるとき、前記静電容量の変化はノイズによるものと判定する。好ましくは前記可変手段は、複数の電流値とこれに対応する複数の周波数との関係を規定したテーブルを参照し、前記出力信号の周波数と異なる周波数に対応する電流値を前記定電流源から供給させる。好ましくは前記可変手段は、前記出力信号の周波数の高調波に近似する周波数となる電流値を前記定電流源からに供給させる。
好ましくは前記生成手段は、前記定電流源と基準電位との間にスイッチング素子を含み、容量素子の一方の電極は、前記定電流源と前記スイッチング素子との接続ノードに接続され、前記スイッチング素子がオフされたとき前記定電流源から容量素子に電流が供給される、前記スイッチング素子がオンされたとき前記定電流源から容量素子への電流の供給が停止される。前記生成手段はさらに、前記接続ノードと複数の容量素子との間の各々の接続を切替える切替回路を含むことができる。前記生成手段は、前記出力信号として三角波信号を生成し、さらに前記生成手段は、前記三角波信号を2値化する2値化回路と2値化された信号のノイズを除去するフィルタとを含むことができる。好ましくは前記定電流源は、複数の電流源を供給可能なカレントミラー回路を含み、前記可変手段は、前記カレントミラー回路の複数の電流源を選択する。
さらに本発明に係る静電容量検出装置は、一方の電極と当該一方の電極に対向する他方の電極を有し、一方の電極と他方の電極間に静電容量を形成する容量素子を複数含み、物体の接近または接触に応じて容量素子の静電容量の変化を検出するものであって、2次元状に配された複数の容量素子と、定電流源からの電流を各容量素子に供給し、各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ出力信号を生成する生成手段と、前記複数の容量素子に物体が接近もしくは接触されていない状態で、前記生成手段によって生成された容量素子の出力信号の周波数と基準容量素子の基準周波数と比較し、基準周波数との周波数の差分をメモリに記憶する走査手段と、前記記憶手段に記憶された周波数の差分を用いて前記生成手段により得られた出力信号の周波数を補正する補正手段と、前記補正された出力信号の周波数に基づき静電容量の変化を検出する検出手段とを有する。
好ましくは前記基準容量素子は、前記複数の容量素子の中から選択された1つの容量素子である。好ましくは前記基準容量素子は、外部に接続された既知の容量素子を有する容量素子である。好ましくは前記走査手段は、静電容量検出装置の電源投入時に実行される。好ましくは静電容量検出装置はさらに、前記検出手段により静電容量の変化が検出された容量素子の位置または座標を算出する算出手段を含む。上記の静電容量検出装置は、位置入力装置に利用することができる。
本発明によれば、検出された静電容量の変化がノイズによるものと判定されたとき、定電流源の電流値を可変することで、出力信号の周波数をノイズ周波数から異ならせることができ、これにより、出力信号からノイズを分離し除去することができ、静電容量の変化を正確に検出することが可能である。また、各容量素子の静電容量のバラツキを補正することで、静電容量の変化をより正確に検出することができる。
従来の静電容量検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る静電容量検出装置の構成を示すブロック図である。 三角波発生回路および波形図の例を示す図である。 可変電流パターンテーブルの例を示す図である。 定電流源のカレントミラー回路の例を示す図である。 マイクロコントローラによる静電容量検出のための動作フローの例を示す図である。 ノイズか否かの判定フローの例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る静電容量検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る静電容量検出装置の動作フローである。 補正テーブルの一例である。
以下、本発明の最良の形態に係る静電容量検出装置について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の第1の実施例に係る静電容量検出装置の構成を示すブロック図である。図には、複数の容量素子のうちの代表的な1つの容量素子Csが例示されている。本実施例に係る静電容量検出装置100は、容量素子Csに接続された切替回路110と、切替回路110に接続されたプログラマブル駆動回路120と、プログラマブル駆動回路120から生成された三角波信号を受け取るシュミット内蔵の2値化回路130と、2値化回路130の出力に接続されたディジタルフィルタ140と、ディジタルフィルタ140から出力された矩形波信号の周波数を測定する周波数測定部150と、プログラマブル駆動回路120の定電流を可変する可変電流制御部160と、定電流源から供給可能な複数の電流値とこれに対応する周波数との関係を規定した可変電流パターンテーブル170と、静電容量の変化の検出やその他の制御を行うマイクロコントローラ180とを含んで構成される。
複数の容量素子Csは、例えば図1に示したように、電子デバイスの操作面を提供する部材の下方に4行×4列のマトリックスに配列される。切替回路110は、複数の容量素子Csを一定の周期で走査する。すなわち、切替回路110は、個々の容量素子の静電容量が一定周期で順番に測定されるように各容量素子Csと駆動回路120間の接続を切替える。切替回路120の動作は、例えば、マイクロコントローラ180によって制御されてもよいし、あるいはプログラマブル駆動回路120によって行われるようにしてもよい。
プログラマブル駆動回路120は、供給される電流値を可変することができる定電流源122とスイッチング素子124を含み、スイッチング素子124のオン・オフを制御して容量素子Csへの電流の供給を制御し、切替回路110によって選択された容量素子Csの静電容量に応じた周波数をもつ三角波信号を生成する。
図3(a)は、三角波信号を生成する回路例であり、図3(b)は、ノードNとスイッチSWの波形図である。同図に示すように、定電流源122に直列にスイッチSW124が接続され、これらの接続ノードNに容量素子Csが選択的に接続される。ノードNは、コンパレータCOMP1の反転入力端子に接続され、他方の非反転入力端子には、三角波信号の上限を決定する電位Vd1が接続される。さらにノードNは、コンパレータCOMP2の非反転入力端子に接続され、他方の反転入力端子には、三角波信号の下限を決定する電位Vd2が接続される。スイッチSWは、コンパレータCOMP1がLレベルに反転したことに応答してオン状態になり、コンパレータCOMP2がLレベルに反転したことに応答してオフ状態に切替えられる。
シュミット内蔵の2値化回路130は、好ましくは三角波信号と、基準電圧と比較するコンパレータを含み、三角波信号を矩形波信号に変換する。ディジタルフィルタ140は、例えば、IIRフィルタまたはFIRフィルタを含み、2値化された信号に含まれるノイズ成分を除去する。周波数測定部150は、例えばカウンタを含み、ディジタルフィルタ140から出力された矩形波信号のパルスをカウントすることにより周波数を測定する。
可変電流パターンテーブル170は、例えば図4に示すようなテーブルをメモリに記憶する。テーブルには、定電流源122から供給可能なされる電流値I、I、・・・Iとそれに対応する周波数f、f、・・・fとの関係を規定している。可変電流制御部160は、静電容量の変化の検出がノイズによる影響であると判定されたとき、可変電流パターンテーブル170を参照し、三角波信号の周波数と異なる周波数となるような電流値を選択し、これを定電流源122から供給させる。
定電流源122は、好ましくはカレントミラー回路から構成される。図5に、定電流源および可変電流制御部160の構成例を示す。カレントミラー回路は、MOSトランジスタQ1と、これと同じ特性を持つ複数のMOSトランジスタQ2〜Qnとを含んでいる。トランジスタQ1のゲートは、ソースに接続され、ドレインはノードNに接続されている。トランジスタQ2は、トランジスタQ1と並列になるように、そのゲートは、トランジスタQ1のゲートに共通に接続され、そのドレインはノードNに接続されている。また、トランジスタQ3〜Qnもまた、トランジスタQ1と並列になるように、そのゲートがトランジスタQ1のゲートに接続されているが、それらのドレインは、スイッチSW1、SW2、・・・SWn−1を介してノードNに接続されている。可変電流制御部160は、各スイッチSW1〜SWn−1の開閉を制御することで、定電流源からの電流値を可変する。例えば、すべてのスイッチSW1〜SWn−1がオフされたとき、ノードNには、トランジスタQ1、Q2の2つのドレイン電流Id×2が供給され、スイッチSW1〜SWn−1がオンされたとき、ノードNには、n個のドレイン電流Id×nがノードNに供給される。
マイクロコントローラ180は、ROMまたはRAMを含み、そこに容量素子すなわち静電容量の変化を検出するためのプログラムを格納する。図6に、マイクロコントローラ180がプログラムを実行したときの検出フローを示す。先ず、マイクロコントローラ180は、可変電流パターンテーブルを参照し、予め決められた周波数に対応する電流値を定電流源122に設定する(ステップS101)。これに応じて、可変電流制御部160は、定電流源122のスイッチSW1〜SWn−1を制御する。
次に、マイクロコントローラ180は、切替回路110の切替動作を制御し、各々の容量素子の静電容量が一定周期で測定されるように各容量素子を走査する(ステップS102)。すなわち、切替回路110によって容量素子が選択され、さらにスイッチング素子がオフされている期間に定電流源からの電流が選択された容量素子に供給され、これにより、容量素子の静電容量に応じた周波数をもつ三角波信号が生成される。三角波信号は、2値化回路130で2値化され、その矩形波信号のノイズがディジタルフィルタ140によって除去され、矩形波信号の周波数が周波数測定部150で測定され、測定結果がマイクロコントローラ180に提供される。
マイクロコントローラ180は、測定された周波数に基づき容量素子の静電容量に変化が生じたか否かを検出する(ステップS103)。次に、マイクロコントローラ180は、静電容量の変化が、ノイズの影響によるものか否かを判定する(ステップS104)。静電容量の変化がノイズの影響によるものと判定したとき、マイクロコントローラ180は、可変電流パターンテーブル170を参照し、設定された周波数あるいは周波数測定部150で測定された周波数と異なる周波数が選択されるような電流値を選択する。例えば、現在設定されている電流値がIで(周波数f)あるとき、変換された周波数または周波数fと異なる周波数fが選択されるように電流値を設定する。好ましくは、新たに選択される周波数は、測定された周波数の高調波となることが望ましい。
可変電流制御部160は、選択された周波数に基づき定電流源122から供給される電流値を可変する(ステップS105)。可変電流制御部160は、例えば図5に示すカレントミラー回路において、スイッチSW1〜SWn−1の中からオンされるべきスイッチを選択する。定電流源122の電流値が可変されたことで、三角波信号の周波数が変化され、三角波信号に含まれるノイズがシュミット2値化回路130およびディジタルフィルタ140により効果的に除去される。
次に、静電容量の変化がノイズか否かを判定するフローを図7に示す。ここでは、操作面上を移動する物体を指とする。マイクロコントローラ180は、静電容量の変化が検出されると、当該検出から一定期間内に静電容量の変化が検出された容量素子を監視し、その間の指の移動量と移動方向を算出する(ステップS201)。次に、指の移動量が予め決められたしきい値S1よりも大きいとき、静電容量の変化は、ノイズの影響によるものと判定する(ステップS205)。また、指の移動量がしきい値S1以下であっても、移動方向が変化したときあるいは移動方向の変化量がしきい値S2を越えるとき、ノイズの影響によるものと判定する(ステップS205)。
好ましくは、しきい値S1、S2は、実験的なデータから決定される。好ましい例では、容量素子の静電容量は、約30pFであり、指が接触または接近したときの静電容量の変化量は、約0.2pFであるのに対し、結合容量を経由して容量素子に入力するノイズによる信号の変化量は、約10pF程度の静電容量の変化に相当し、これは、正常な操作が行われたときの静電容量の変化に対して著しく大きい。ノイズの影響により誤って検出されたときの指の移動量は、通常の操作が行われたときの移動量に比較して著しく大きくなる傾向がある。また、通常の操作が行われたときの移動方向は、ほぼ直線的であるのに対し、ノイズの影響により検出された指の移動方向は、非直線的であって変化量が大きいことがわかっている。
上記の判定フローでは、移動量と移動方向を個別に判定の基準に用いたが、移動量と移動方向の双方が条件を満足するときに、ノイズの影響と判定するようにしてもよい。すなわち、移動量がしきい値S1よりも大きくかつ移動方向の変化量がしきい値S2よりも大きいとき、ノイズの影響と判定する。さらに、ノイズか否かの判定動作は、図7に示す判定フローを複数回繰り返し、すべての判定結果においてノイズの影響と判定されたときに、ノイズの影響と判定して、判定精度を高めるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図8は、第2の実施例に係る静電容量検出装置の構成を示しており、図2と同一構成のものについては同一参照番号を付してある。
容量素子がもつ静電容量に対して、指等の物体が接近しまたは接触したときの静電容量の変化量は小さい。例えば、容量素子の静電容量が30pF程度であるとき、静電容量の変化量は0.2pF程度になり得る。このため、容量素子間の静電容量のバラツキが大きいと、静電容量の大きさがバラツキによるものなのか、物体の接触等によるものなのか判別がし難くなり、静電容量の変化を正確に検出することができないことがある。他方、容量素子の誘電体膜の膜厚は、製造時の成膜プロセス等の影響を受けすべての静電容量を均一にすることは難しい。第2の実施例では、製造段階等で生じる容量素子間の静電容量のバラツキを補正(キャリブレーション)する機能を備えている。
第2の実施例に係る静電容量検出装置100Aは、2次元マトリックス状に配列される複数の容量素子C〜Cを走査するセレクタ200と、セレクタ200によって走査された容量素子の静電容量のバラツキを補正するための補正テーブル210とを備えている。
マイクロコントローラ180は、後述するように、すべての容量素子の静電容量を測定し、製造時などに発生した静電容量のバラツキを補正するための補正データを補正テーブル210に記憶し、記憶された補正データを用いて測定された静電容量を補正する。
図9は、第2の実施例における静電容量の補正動作を説明するためのフローである。電源投入時に、マイクロコントローラ180は、セレクタ200を制御し、すべての容量素子を走査する(ステップS301、S302)。この走査が行われるとき、容量素子には、指等の物体が接近または接触されていないものとする。次に、マイクロコントローラ180は、操作された容量素子の静電容量を測定する(ステップS303)。静電容量の測定は、第1の実施例と同様に行われる。すなわち、各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ三角波信号を生成し、周波数測定部150により三角波信号の周波数を測定し、各容量素子の静電容量を測定する。
次に、マイクロコントローラ180は、容量素子間の静電容量のバラツキを算出する(ステップS304)。仮に、すべての容量素子の静電容量が等しいならば、各容量素子について測定された周波数はすべて等しくなる。マイクロコントローラ180は、複数の容量素子の中から1つの容量素子を基準容量素子Crefとして選択し、基準容量素子Crefと他の容量素子との間の相対的な静電容量のバラツキである、周波数差分Δfを求める。
次に、マイクロコントローラ180は、求められた周波数差分Δfを補正テーブル210に格納する(ステップS305)。図10に補正テーブルの一例を示す。この例では、容量素子Cを基準容量素子Crefとしたときの、基準容量素子Crefと他の容量素子C〜C間の周波数差分Δf〜fを示している。この補正テーブル210への周波数差Δfの格納は、電源投入時に行なってよく、更に、動作中にこれを周期的に更新してもよい。
マイクロコントローラ180は、実際に容量素子の静電容量を測定するとき、補正テーブルの周波数差分Δfにより測定された周波数を補正し、静電容量が変化した容量素子を検出する(ステップS306)。例えば、容量素子Cの周波数fが測定されたとき、補正された周波数f2Hは、f2H=f+Δfとなる。他の容量素子C〜Cの周波数も同様に補正される。これにより、各容量素子の静電容量にバラツキが補正され、精度良く静電が変化した容量素子を検出することができる。
本実施例の静電容量検出装置は、ポイティングデバイス等の入力装置に適用される。ポイティングデバイスのの静電容量測定は、人の指で操作するので被測定対象の静電容量との容量結合でノイズが生じるが、第1の実施例の静電容量検出装置によれば、
(1)ノイズ周波数を避けるように動作するので可変ノイズでも安定動作が可能である、
(2)従来の定電流源の電流値を可変できるように変更したので、大きな機能追加やコストアップにはならない、
(3)ノイズ除去のフィルタが大きな次数である必要がないので、回路規模を小さく、コストダウンをすることが可能である、
(4)簡易なフイルタなので動作電流を削減することが可能になる、という効果がある。
従って、異なるノイズ環境でも安定して容量測定が可能であり、操作感のよいポインティングデバイスが構成することができ、既存の回路の一部変更と簡易的なフィルタによりコストおよび動作電流を増加させることなく低消費電流の動作が可能になる。
また、静電容量パネルやスイッチは、製造でのバラツキが大きく、電圧、温度、経年変化のバラツキもあり、操作感や検出精度に影響が生じるが、第2の実施例の静電容量検出装置によれば、
(1)静電容量のバラツキを補正することで操作感や検出精度が向上する、
(2)静電容量のバラツキの補正のためのオバーヘッドが小さく、低コストでで構成することが可能である、
(3)電気的に静電容量のバラツキを補正することができるので、安価な静電スイッチ・パネルで電子デバイスまたはシステムを構成することができる、
(4)静電容量のバラツキを補正することで、実質的に分解能が向上する、という効果がある。
上記の例では、複数の容量素子の中から基準容量素子を選択し、容量素子間の相対的な静電容量のバラツキを求めてこれを補正するようにしたが、基準容量素子は、外部に接続された容量素子であってもよい。例えば、静電容量の絶対値が既知であるキャリブレーション用の基準容量素子Crefをセレクタ210に接続し、測定用の容量素子と基準容量素子Crefの静電容量に応じた周波数を測定し、それらの周波数差分Δfを求め、求められた周波数差分Δfを補正テーブルに格納するようにしてもよい。
上記の例では、電源投入時に静電容量のバラツキを測定しこれを補正テーブルに記憶するようにしたが、これ以外にも、静電容量検出装置の動作中に、静電容量のバラツキを測定し、補正テーブルの周波数差分を更新するようにしてもよい。例えば、静電容量検出装置の動作中に容量素子の温度が変化したり、装置の電源電圧が変化することで、静電容量が変動するので、動作中に適切なタイミングで静電容量のバラツキを測定し、補正テーブルの内容を更新することで、動作中の静電容量の変動を補償することができる。また、補正テーブルは、バラツキを測定するたびに、周波数差分を記憶できればよいので、SRAM等の揮発性メモリを用いて構成することができる。
上記の実施例では、図3に示すような三角波信号を生成する回路を用いた例を示したが、静電容量を周波数に変換する回路は、他の積分回路や微分回路を用いて構成されてもよい。
また、上記の実施例では、複数の容量素子が4行×4列のマトリクスに配列されるものを例示しているが、この複数の容量素子の配列は、例えば、12行×16列などの他の組み合わせのマトリクスであってもよい。
容量素子の静電容量、指が接触または接近したときの静電容量の変化量として、それぞれ約30pF、約0.2pFを例示しているが、これらの静電容量は、装置の形態、種々の動作条件によって変化し得る。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100、100A:静電容量検出装置
110:切替回路
120:プログラマブル駆動回路
122:定電流源
124:スイッチング素子
130:シュミット内臓2値化回路
140:ディジタルフィルタ
150:周波数測定部
160:可変電流制御部
170:可変電流パターンテーブル
180:マイクロコントローラ

Claims (15)

  1. 一方の電極と当該一方の電極に対向する他方の電極を有し、一方の電極と他方の電極間に静電容量を形成する容量素子を複数含み、物体の接近または接触に応じて容量素子の静電容量の変化を検出する静電容量検出装置であって、
    2次元状に配された複数の容量素子と、
    定電流源からの電流を各容量素子に供給し、各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ出力信号を生成する生成手段と、
    前記出力信号の周波数に基づき容量素子の静電容量の変化を検出する検出手段と、
    前記検出された静電容量の変化がノイズによるものか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりノイズによるものと判定されたとき、前記定電流源から供給される電流値を可変する可変手段と、
    を有する静電容量検出装置。
  2. 前記判定手段は、一定期間内における静電容量の変化が検出された容量素子の位置の移動量がしきい値を越えるとき、前記静電容量の変化はノイズによるものと判定する、請求項1に記載の静電容量検出装置。
  3. 前記判定手段は、一定時間内における静電容量の変化が検出された容量素子の位置の方向の変化量がしきい値を越えるとき、前記静電容量の変化はノイズによるものと判定する、請求項1に記載の静電容量検出装置。
  4. 前記可変手段は、複数の電流値とこれに対応する複数の周波数との関係を規定したテーブルを参照し、前記出力信号の周波数と異なる周波数に対応する電流値を前記定電流源から供給させる、請求項1に記載の静電容量検出装置。
  5. 前記可変手段は、前記出力信号の周波数の高調波に近似する周波数となる電流値を前記定電流源からに供給させる、請求項4に記載の静電容量検出装置。
  6. 前記生成手段は、前記定電流源と基準電位との間にスイッチング素子を含み、容量素子の一方の電極は、前記定電流源と前記スイッチング素子との接続ノードに接続され、前記スイッチング素子がオフされたとき前記定電流源から容量素子に電流が供給される、前記スイッチング素子がオンされたとき前記定電流源から容量素子への電流の供給が停止される、請求項1に記載の静電容量検出装置。
  7. 前記生成手段はさらに、前記接続ノードと複数の容量素子との間の各々の接続を切替える切替回路を含む、請求項6に記載の静電容量検出装置。
  8. 前記生成手段は、前記出力信号として三角波信号を生成し、さらに前記生成手段は、前記三角波信号を2値化する2値化回路と2値化された信号のノイズを除去するフィルタとを含む、請求項6または7に記載の静電容量検出装置。
  9. 前記定電流源は、複数の電流源を供給可能なカレントミラー回路を含み、前記可変手段は、前記カレントミラー回路の複数の電流源を選択する、請求項1、4または5に記載の静電容量検出装置。
  10. 一方の電極と当該一方の電極に対向する他方の電極を有し、一方の電極と他方の電極間に静電容量を形成する容量素子を複数含み、物体の接近または接触に応じて容量素子の静電容量の変化を検出する静電容量検出装置であって、
    2次元状に配された複数の容量素子と、
    定電流源からの電流を各容量素子に供給し、各容量素子の静電容量に対応する周波数をもつ出力信号を生成する生成手段と、
    前記複数の容量素子に物体が接近もしくは接触されていない状態で、前記生成手段によって生成された容量素子の出力信号の周波数と基準容量素子の基準周波数と比較し、基準周波数との周波数の差分をメモリに記憶する走査手段と、
    前記記憶手段に記憶された周波数の差分を用いて前記生成手段により得られた出力信号の周波数を補正する補正手段と、
    前記補正された出力信号の周波数に基づき静電容量の変化を検出する検出手段と、
    を有する静電容量検出装置。
  11. 前記基準容量素子は、前記複数の容量素子の中から選択された1つの容量素子である、請求項10に記載の静電容量検出装置。
  12. 前記基準容量素子は、外部に接続された既知の容量素子を有する容量素子である、請求項10に記載の静電容量検出装置。
  13. 前記走査手段は、静電容量検出装置の電源投入時に実行される、請求項10に記載の静電容量検出装置。
  14. 静電容量検出装置はさらに、前記検出手段により静電容量の変化が検出された容量素子の位置または座標を算出する算出手段を含む、請求項1ないし13いずれか1つに記載の静電容量検出装置。
  15. 請求項1ないし14いずれか1つに記載の静電容量検出装置を含む位置入力装置。
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