JP2011030316A - 携帯端末の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動の影響を受ける環境下においても良好な電気的接続を確保し得るように電子機器に容易に固定可能な携帯端末の固定構造を提供することにある。
【解決手段】スライド部材12がスライド方向に交差する係合方向から携帯端末30に対して一側係合部14にて係合した状態にて携帯端末30とともにスライド方向他側にスライドする。そして、スライド部材12がさらにスライドして他側係合部15が係止部材16に係合するとき、連結部13が押圧部材17により係合方向に押圧された状態で、携帯端末30が電子機器10に固定されるとともに、これら携帯端末30および電子機器10が電気的に接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器に対して携帯端末を電気的に接続するときにこの携帯端末を電子機器に固定するための固定構造に関するものである。
従来から、電子機器に対して携帯端末を電気的に接続するときにこの携帯端末を電子機器に固定するための固定構造に関する技術として、下記特許文献1に示す携帯端末の固定構造が知られている。この特許文献1では、充電器の上面に3つの凸部が設けられ、充電器の上面と対面する携帯端末の背面には3つの凹部が設けられている。そして、凹部と凸部を嵌合することによって携帯端末を充電器に位置決め保持し、携帯端末の電池端子を充電端子に電気接続させている。
特開2002−125323
ところで、携帯端末はその利便性から様々な場所へ携行され、電子機器に接続された状態で使用されることがある。しかしながら、上述のような携帯端末の固定構造では、例えば、携帯端末が電子機器に対して電気的に接続された状態で自動車等の車内など振動が加わる場所で使用される場合、携帯端末が電子機器との間でガタついたり、携帯端末と電子機器との電気的接続部が摩耗したりする問題があった。
このような携帯端末と電子機器との間のガタつきや電気的接続部の摩耗を抑えるために、携帯端末を電子機器に対してネジなどの締結部材を用いて強固に固定することが考えられるが、このような携帯端末の固定構造では、携帯端末の固定時にはネジを締め付ける必要があり、また、携帯端末の取り外し時にはネジを緩めなければならず、携帯端末の脱着を容易に行うことが難しかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、振動の影響を受ける環境下においても良好な電気的接続を確保し得るように電子機器に対して容易に固定可能な携帯端末の固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の携帯端末の固定構造では、振動の影響を受ける電子機器に対して携帯端末を電気的に接続するときにこの携帯端末を前記電子機器に固定するための固定構造であって、前記電子機器は、一側係合部および他側係合部を有しこれら両係合部を連結する弾性材よりなる連結部の一部にてスライド可能に支持されて前記一側係合部がスライド方向に交差する係合方向から前記携帯端末に係脱可能に形成されるスライド部材と、スライド方向他側にスライドした前記スライド部材の前記他側係合部にて係合することで当該スライド部材が固定される係止部材と、前記他側係合部が前記係止部材に係合するとき前記連結部を前記係合方向に押圧する押圧部材と、を備え、前記スライド部材が前記携帯端末に対して前記一側係合部にて係合した状態にて当該携帯端末とともに前記スライド方向他側にスライドして前記他側係合部にて前記係止部材に対して係合することで、前記携帯端末が前記電子機器に固定されるとともに、これら携帯端末および電子機器が電気的に接続されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯端末の固定構造において、前記スライド部材は、前記携帯端末を前記一側係合部にて挟持するように互いに対向して一対設けられており、前記スライド方向他側にスライドした前記スライド部材の前記他側係合部が前記係止部材にそれぞれ係合可能に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の携帯端末の固定構造において、前記他側係合部は、前記スライド方向他側へのスライドにより前記係止部材を乗り越えてスライド方向一側の一端面にてこの係止部材に当接することで当該係止部材に係合するように形成されるとともに、前記係止部材を乗り越えるときに前記スライド方向他側の他端面が当該係止部材に対して傾斜して接触するように形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末の固定構造において、前記係止部材は、前記スライド方向他側にスライドされた前記他側係合部に係合可能な係合位置と、前記他側係合部との係合を解除するための係合解除位置との間を移動可能に支持されており、前記係止部材に対して前記係合位置に付勢することで当該係止部材と前記他側係合部との係合を維持する付勢部材が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明では、スライド部材がスライド方向に交差する係合方向から携帯端末に対して一側係合部にて係合した状態にて携帯端末とともにスライド方向他側にスライドする。そして、スライド部材がさらにスライドして他側係合部にて係止部材に係合するとき、連結部が押圧部材により係合方向に押圧された状態で、携帯端末が電子機器に固定されるとともに、これら携帯端末および電子機器が電気的に接続されるように構成されている。
このように、携帯端末を係合させたスライド部材を係止部材に係合するまでスライド方向へスライドさせることにより、携帯端末が電子機器に容易に固定される。特に、スライド方向他側にスライドしていないスライド部材の一側係合部を携帯端末の被係合部に対して係合させる場合には、連結部が反係合方向に弾性変形することで一側係合部が反係合方向に移動するので、携帯端末を一側係合部に容易に係合させることができる。
さらに、スライド部材がスライド方向他側にスライドされて他側係合部が係止部材に係合するときに、スライド部材の連結部が押圧部材にて係合方向に押圧されるので、一側係合部も携帯端末との係合方向に押圧されることとなる。このため、ネジなどの締結部材を用いることなく、携帯端末が一側係合部に強固に固定される。これにより、たとえ電子機器に外部から振動が加えられても、携帯端末のガタつきや電気的接続部の摩耗を抑えることができ、良好な電気的接続を確保することができる。
請求項2の発明では、スライド部材が携帯端末を一側係合部にて挟持するように互いに対向して一対設けられている。そして、スライド方向他側にスライドした各スライド部材の他側係合部が係止部材にそれぞれ係合可能に設けられている。
すなわち、まず一対のスライド部材の間に携帯端末が挿入されると、各スライド部材がスライド方向に交差するそれぞれの係合方向から携帯端末に対して各一側係合部にて係合する。続いて、携帯端末に係合した各スライド部材がスライド方向他側にスライドして各他側係合部が係止部材に係合するとき、各スライド部材の各連結部が押圧部材によりそれぞれの係合方向に押圧される。これにより、各スライド部材が携帯端末を両側から挟み込んだ状態で、携帯端末が電子機器に固定されることとなるため、携帯端末が各一側係合部により強固に固定されて、携帯端末のガタつきや電気的接続部の摩耗を一層抑えることができ、良好な電気的接続を確保することができる。
請求項3の発明では、他側係合部が、スライド方向他側へのスライドにより係止部材を乗り越えてスライド方向一側の一端面にてこの係止部材に当接することで当該係止部材に係合するように形成されている。そして、係止部材を乗り越えるときにスライド方向他側の他端面が当該係止部材に対して傾斜して接触するように形成されている。
すなわち、スライド部材の他側係合部が他端面にて係止部材に対して傾斜して接触した状態でスライド方向他側へさらにスライドすると、この他側係合部が他端面にて案内されて係止部材を乗り越えて、他側係合部が係止部材に対して係合することとなる。これにより、他側係合部の他端面が係止部材に対して傾斜することなく接触するように形成されている場合と比較して、係止部材を乗り越えるために必要なスライド力が小さくなり、他側係合部および係止部材を容易に係合することができる。
請求項4の発明では、係止部材が、スライド方向他側にスライドされた他側係合部に係合可能な係合位置と、他側係合部との係合を解除するための係合解除位置との間を移動可能に支持されている。そして、係止部材に対して係合位置に付勢することで当該係止部材と他側係合部との係合を維持する付勢部材が設けられている。
すなわち、係止部材が付勢部材により上記係合位置に付勢されている場合には、当該係止部材と他側係合部との係合が維持され、付勢部材の付勢力に抗する力が係止部材に作用する場合には、係止部材が係合解除位置に移動して当該係止部材と他側係合部との係合が解除される。これにより、電子機器に固定された携帯端末を容易に取り外すことができる。
本実施形態に係る携帯端末30の固定構造の構成概要を示す一部断面図である。 本実施形態に係る携帯端末30の固定構造の構成概要を示す図であり、図2(A)は電子機器10の上面図であり、図2(B)は電子機器10の正面図であり、図2(C)は電子機器10の右側面図である。 係止部材16が係合解除位置に移動した状態を示す図である。 携帯端末30を電子機器10に固定する工程を示す説明図であり、図4(A)は固定前の携帯端末30と電子機器10の各一側係合部14とが接触した状態であり、図4(B)は固定前の携帯端末30と電子機器10の各一側係合部14とが係合した状態であり、図4(C)は電子機器10の他側係合部15と係止部材16とが係合して携帯端末30が電子機器10に固定された状態である。
以下、本発明に係る携帯端末30の固定構造の実施形態について図を参照して説明する。携帯端末30は、読み取り作業などによって外部より取得した情報等について、電気的に接続される電子機器10を介して図略のホストコンピュータ等と通信を行う通信端末などとして構成されるものである。電子機器10は、携帯端末30に電気的に接続されるとともに当該携帯端末30を固定する役割を果たすもので、本発明に係る特徴的構成を有するものである。
図1に示すように、携帯端末30は、筐体31内に上記取得情報に関する情報処理等を実現するための制御回路やメモリ等の各種電気部品や各種電気部品の電源として機能する充電池など(図示省略)が収容されるように構成されている。また、携帯端末30の両側面には、電子機器10のスライド部材12(後述する)と係合可能な被係合部33がそれぞれ形成されている。さらに、携帯端末30の下端部には、電子機器10と電気的に接続して、ホストコンピュータ等と通信を行うための携帯端末側コネクタ32が設けられている。
電子機器10は、一方向が開口するハウジング11と、ハウジング11にスライド可能に設けられる一対のスライド部材12と、各スライド部材12が係合可能な係止部材16と、各スライド部材12の一部位をそれぞれ押圧可能な2つの押圧部材17と、電子機器側コネクタ18とを備えている。
各スライド部材12は、弾性材よりなる連結部13と、この連結部13の両端に連結される一側係合部14および他側係合部15とから構成されており、互いの一部がハウジング11内にて対向し、残部が開口部11aから突出して対向するように配置されている。各スライド部材12は、スライド方向(図1中矢印α)にスライドするように、連結部13の一部にてハウジング11にそれぞれ支持されている。
各一側係合部14は、スライド方向に交差する係合方向から携帯端末30のそれぞれの被係合部33に係脱可能に連結部13のスライド方向一側に連結されている。また、各他側係合部15は、後述する係合位置の係止部材16に対して係合可能に連結部13のスライド方向他側に連結されている。各他側係合部15は、スライド方向一側の端面(以下、一端面15aという)がスライド方向に対して直交するようにそれぞれ形成されており、スライド方向他側の端面(以下、他端面15bという)がスライド方向に対して傾斜するようにそれぞれ形成されている。
係止部材16は、図2に示すように、長手方向中央から突起16aが突出する略長板状に形成されており、この突起16aがハウジング11のスリット11bから突出するように配置されている。また、係止部材16には、突起16aが設けられている側とは反対側の長手方向中央に、電子機器側コネクタ18の配線等を通すための切欠が設けられている。このように構成される係止部材16は、付勢部材19によりスライド方向他側にスライドした各他側係合部15と係合可能な位置(以下、係合位置という)に付勢されている。そして、係止部材16は、図3に示すように、付勢部材19の付勢力に抗する力(図3中矢印方向β)が突起16aに加えられると、他側係合部15との係合が解除される位置(以下、係合解除位置という)に移動するように構成されている。
各押圧部材17は、ハウジング11の内周面から断面円弧状に突出してその先端部にて各連結部13に当接可能な位置にハウジング11とそれぞれ一体形成されている。なお、押圧部材17は、ハウジング11と一体形成されることに限らず、ハウジング11とは別部材で形成することもできる。
電子機器側コネクタ18は、後述するように携帯端末30が電子機器10に固定されるとき、携帯端末側コネクタ32と電気的に接続するように構成されている。この電子機器側コネクタ18は、図略のホストコンピュータ等に接続されており、携帯端末側コネクタ32との電気的接続時に、携帯端末30からの信号をホストコンピュータ等に伝達したり、携帯端末30に対してホストコンピュータ等からの信号を伝達したりする機能を有する。
次に、上述のように構成される電子機器10に携帯端末30を固定する工程を、図4を用いて説明する。
まず、作業者は、携帯端末30を電子機器10に電気的に接続するために、図4(A)に示すように、携帯端末30をハウジング11の開口部11aから突出した一対のスライド部材12の各一側係合部14に接触させる。これにより、各連結部13が反係合方向に弾性変形されて各一側係合部14が互いに離間するようにそれぞれ反係合方向に移動し、携帯端末30の一部が一対のスライド部材12の間に挿入される。
そして、作業者が携帯端末30を電子機器10に対してスライド方向他側に移動させることで、図4(B)に示すように、各一側係合部14がスライド方向に交差するそれぞれの係合方向から携帯端末30の各被係合部33に係合する。このように、各連結部13の弾性変形により各一側係合部14が互いに離間するようにそれぞれ反係合方向に移動するので、携帯端末30を各一側係合部14に容易に係合させることができる。
そして、作業者が携帯端末30をさらにスライド方向他側に移動させることで、各被係合部33に係合した各スライド部材12がハウジング11に対してスライド方向他側にスライドする。このようにスライドする各スライド部材12が各他側係合部15の各他端面15bにて係止部材16の一側面の長手方向の両外縁にそれぞれ接触する。このとき、各他端面15bが係止部材16に対して傾斜して接触するように形成されているので当該係止部材16を乗り越えるために必要なスライド力が小さくなる。このため、各他端面15bが係止部材16に相対的に案内されて、当該係止部材16を容易に乗り越えることとなる(図4(B)参照)。
そして、作業者により各スライド部材12がさらにスライド方向他側にスライドされると、図4(C)に示すように、係止部材16を乗り越えた各他側係合部15が各一端面15aにて係止部材16の他側面の長手方向の両外縁にそれぞれ当接して係合する。これにより、携帯端末30が各スライド部材12および係止部材16を介して電子機器10に強固に固定されることとなる。そして、このとき、携帯端末側コネクタ32と電子機器側コネクタ18とが接触し、携帯端末30と電子機器10とが電気的に接続される。
このように、各スライド部材12が携帯端末30を両側から挟み込んだ状態で、携帯端末30が電子機器10に固定されることとなる。これにより、ネジなどの締結部材を用いることなく、携帯端末30を電子機器10に強固に固定することができ、たとえ電子機器10に外部から振動が加えられても、携帯端末30のガタつきや携帯端末側コネクタ32と電子機器側コネクタ18との接触部の摩耗を抑えることができ、良好な電気的接続を確保することができる。
特に、各スライド部材12の各連結部13が断面円弧状に形成された各押圧部材17の先端部にてスライド方向に交差するそれぞれの係合方向に押圧されるので、各一側係合部14および各被係合部33や各他側係合部15および係止部材16がより強く係合されることとなる。
そして、このように携帯端末30が電子機器10に強固に固定された状態において、携帯端末30を取り外す場合には、まず、作業者は、スリット11bから突出する係止部材16の突起16aをβ方向に押圧する。これにより、付勢部材19の付勢力に抗する力が係止部材16に加えられることとなり、係止部材16が係合解除位置に移動して、係止部材16と各他側係合部15との係合が解除される(図3参照)。
そして、作業者が携帯端末30を電子機器10から離間させると、携帯端末30に係合している各スライド部材12がハウジング11に対してスライド方向一側にスライドする。さらに各スライド部材12が所定のスライド限度位置までスライドすると、各一側係合部14が携帯端末30の各被係合部33から離脱する。このとき、各押圧部材17は各連結部13の他側係合部15近傍を押圧しているため、各連結部13は各一側係合部14が互いに離間する方向により弾性変形し易くなる。このため、各被係合部33と各一側係合部14との係合が外れ易くなり、電子機器10に強固に固定された携帯端末30を容易に取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末30の固定構造では、スライド部材12がスライド方向に交差する係合方向から携帯端末30に対して一側係合部14にて係合した状態にて携帯端末30とともにスライド方向他側にスライドする。そして、スライド部材12がさらにスライドして他側係合部15が係止部材16に係合するとき、連結部13が押圧部材17により係合方向に押圧された状態で、携帯端末30が電子機器10に固定されるとともに、これら携帯端末30および電子機器10が電気的に接続されるように構成されている。
このように、携帯端末30を係合させたスライド部材12を係止部材16に係合するまでスライド方向へスライドさせることにより、携帯端末30が電子機器10に容易に固定される。特に、スライド方向他側にスライドしていないスライド部材12の一側係合部14を携帯端末30の被係合部33に対して係合させる場合には、連結部13が反係合方向に弾性変形することで一側係合部14が反係合方向に移動するので、携帯端末30を一側係合部14に容易に係合させることができる。
さらに、スライド部材12がスライド方向他側にスライドされて他側係合部15が係止部材16に係合するときに、スライド部材12の連結部13が押圧部材17にて係合方向に押圧されるので、一側係合部14も携帯端末30との係合方向に押圧されることとなる。このため、ネジなどの締結部材を用いることなく、携帯端末30が一側係合部14に強固に固定される。これにより、たとえ電子機器10に外部から振動が加えられても、携帯端末30のガタつきや携帯端末側コネクタ32と電子機器側コネクタ18との接触部の摩耗を抑えることができ、良好な電気的接続を確保することができる。
また、スライド部材12が携帯端末30を一側係合部14にて挟持するように互いに対向して一対設けられている。このため、各スライド部材12が携帯端末30を両側から挟み込んだ状態で、携帯端末30が電子機器10に固定されることとなるため、携帯端末30が各一側係合部14により強固に固定されて、携帯端末30のガタつきや携帯端末側コネクタ32と電子機器側コネクタ18との接触部の摩耗を一層抑えることができ、良好な電気的接続を確保することができる。
また、他側係合部15が、スライド方向他側へのスライドにより係止部材16を乗り越えてスライド方向一側の一端面15aにてこの係止部材16に当接することで当該係止部材16に係合するように形成されている。そして、係止部材16を乗り越えるときにスライド方向他側の他端面15bが当該係止部材16に対して傾斜して接触するように形成されている。
これにより、他側係合部15の他端面15bが係止部材16に対して傾斜することなく接触するように形成されている場合と比較して、係止部材16を乗り越えるために必要なスライド力が小さくなり、他側係合部15および係止部材16を容易に係合することができる。
また、係止部材16が、スライド方向他側にスライドされた他側係合部15に係合可能な係合位置と、他側係合部15との係合を解除するための係合解除位置との間を移動可能に支持されている。そして、係止部材16に対して係合位置に付勢することで当該係止部材16と他側係合部15との係合を維持する付勢部材19が設けられている。
すなわち、係止部材16が付勢部材19により上記係合位置に付勢されている場合には、当該係止部材16と他側係合部15との係合が維持され、付勢部材19の付勢力に抗する力が係止部材16に作用する場合には、係止部材16が係合解除位置に移動して当該係止部材16と他側係合部15との係合が解除される。これにより、電子機器10に固定された携帯端末30を容易に取り外すことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)スライド部材12は電子機器10のハウジング11に一対設けられることに限定されず、1つのみ設けられていてもよい。この場合、携帯端末30を強固に固定するため、電子機器10には、スライド部材12とともにスライド方向他側に移動した携帯端末30が係止可能な係止部が別途設けられてもよい。
(2)携帯端末30の形状はとくに限定されず、スライド部材12の一側係合部14が係合可能な被係合部が形成されていれば、角柱状の携帯端末30だけでなく円柱状の携帯端末30にも本実施形態を適用することができる。
(3)携帯端末30の被係合部33は凹状に形成されることに限らず、例えば、凸状に形成されてもよい。この場合、一側係合部14は、被係合部33に対して係合可能に形成される。
(4)スライド部材12の他側係合部15は、係止部材16を乗り越えることなく直接係止部材16に嵌合などして係止してもよい。
10…電子機器
12…スライド部材
13…連結部
14…一側係合部
15…他側係合部
15a…一端面
15b…他端面
16…係止部材
17…押圧部材
19…付勢部材
30…携帯端末

Claims (4)

  1. 振動の影響を受ける電子機器に対して携帯端末を電気的に接続するときにこの携帯端末を前記電子機器に固定するための固定構造であって、
    前記電子機器は、
    一側係合部および他側係合部を有しこれら両係合部を連結する弾性材よりなる連結部の一部にてスライド可能に支持されて前記一側係合部がスライド方向に交差する係合方向から前記携帯端末に係脱可能に形成されるスライド部材と、
    スライド方向他側にスライドした前記スライド部材の前記他側係合部にて係合することで当該スライド部材が固定される係止部材と、
    前記他側係合部が前記係止部材に係合するとき前記連結部を前記係合方向に押圧する押圧部材と、
    を備え、
    前記スライド部材が前記携帯端末に対して前記一側係合部にて係合した状態にて当該携帯端末とともに前記スライド方向他側にスライドして前記他側係合部にて前記係止部材に対して係合することで、前記携帯端末が前記電子機器に固定されるとともに、これら携帯端末および電子機器が電気的に接続されることを特徴とする携帯端末の固定構造。
  2. 前記スライド部材は、前記携帯端末を前記一側係合部にて挟持するように互いに対向して一対設けられており、前記スライド方向他側にスライドした前記スライド部材の前記他側係合部が前記係止部材にそれぞれ係合可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の固定構造。
  3. 前記他側係合部は、前記スライド方向他側へのスライドにより前記係止部材を乗り越えてスライド方向一側の一端面にてこの係止部材に当接することで当該係止部材に係合するように形成されるとともに、前記係止部材を乗り越えるときに前記スライド方向他側の他端面が当該係止部材に対して傾斜して接触するように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末の固定構造。
  4. 前記係止部材は、前記スライド方向他側にスライドされた前記他側係合部に係合可能な係合位置と、前記他側係合部との係合を解除するための係合解除位置との間を移動可能に支持されており、
    前記係止部材に対して前記係合位置に付勢することで当該係止部材と前記他側係合部との係合を維持する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末の固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023108652A1 (zh) * 2021-12-17 2023-06-22 海能达通信股份有限公司 携带夹

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