JP2011029850A - 基地局、通信システム、移動端末および中継装置 - Google Patents

基地局、通信システム、移動端末および中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局、通信システム、移動端末および中継装置を提供すること。
【解決手段】リレーリンクまたはアクセスリンクのダウンリンクと、ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部を基地局に設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、基地局、通信システム、移動端末および中継装置に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、セルエッジにおけるスループットの向上を実現するために、中継装置(リレーステーション)を利用する技術が盛んに検討されている。
この中継装置は、ダウンリンクにおいて、基地局から送信された信号を受信して、増幅してから、増幅した信号を移動端末に対して送信する。中継装置は、このような中継を行うことにより、基地局から移動端末に対して信号を直接送信する場合よりも信号対雑音比を高くすることが可能である。同様に、中継装置は、アップリンクにおいても、移動端末から送信された信号を基地局へ中継することにより、信号対雑音比を高く保つことができる。なお、中継装置によるこのような中継については例えば非特許文献1に記載されている。
また、中継装置による中継方式として、Amp−Forward型、Decode−Forward型などがあげられる。Amp−Forward型は、受信した信号をアナログ信号のまま増幅して送信する方式である。このAmp−Forward型では、信号対雑音比が改善されないが、通信プロトコルを改良しなくてよいという利点を有する。なお、中継装置は、送信アンテナと受信アンテナとの間にフィードバック経路を有するため、このフィードバック経路が発振しないように設計される。
Decode−Forward型は、受信した信号をAD変換でデジタル信号に変換し、デジタル信号に対して誤り訂正等のデコードを行い、デコードされたデジタル信号を再度エンコードし、デジタル信号をDA変換でアナログ信号に変換し、アナログ信号を増幅して送信する方式である。Decode−Forward型では、符号化利得によって信号対雑音比を改善することが可能である。また、中継装置は、受信により得られたデジタル信号をメモリに蓄積し、デジタル信号を次のタイムスロットで送信することにより、送信アンテナと受信アンテナ間のフィードバック回路の発振を回避することができる。なお、中継装置は、タイムスロットではなく、周波数を変えることにより発振を回避することも可能である。
しかし、上記の中継装置を介する通信経路に加え、基地局と移動端末が中継装置を介さずに通信する通信経路も存在する。したがって、中継装置を介する通信経路と、中継装置を介さない通信経路との間で干渉が発生してしまう場合が想定される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、中継装置を介する通信経路と中継装置を介さない通信経路との間で通信リソースを共有することが可能な、新規かつ改良された基地局、通信システム、移動端末および中継装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基地局であって、前記基地局と中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部と、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部とを備え、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる、基地局が提供される。
前記リレーリンクのダウンリンクのための第1のリソースブロックグループ、前記アクセスリンクのダウンリンクのための第2のリソースブロックグループ、前記アクセスリンクのアップリンクのための第3のリソースブロックグループ、および前記リレーリンクのアップリンクのための第4のリソースブロックグループは、少なくとも時間または周波数が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループ、前記第2のリソースブロックグループ、前記第3のリソースブロックグループ、および前記第4のリソースブロックグループは、時間が同一で周波数が異なってもよい。
前記第1のリソースブロックグループ、前記第2のリソースブロックグループ、前記第3のリソースブロックグループ、および前記第4のリソースブロックグループは、周波数が同一で時間が異なってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動端末と、中継装置と、基地局であって、前記基地局と前記中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と前記移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、を有し、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる、基地局と、を備える通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動端末であって、基地局と中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と前記移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、を有し、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる前記基地局と、前記割当て部により割り当てられたリソースブロックを利用して通信する、移動端末が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、中継装置であって、基地局と前記中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、を有し、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる前記基地局と、前記移動端末との通信を、前記割当て部により割り当てられたリソースブロックを利用して中継する、中継装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、中継装置を介する通信経路と中継装置を介さない通信経路との間で通信リソースを共有することができる。
本発明の実施形態による通信システムの構成を示した説明図である。 本発明の実施形態による通信システムにおける各リンクを示した説明図である。 本実施形態による通信システムで利用される無線フレームの構成例を示した説明図である。 移動端末の構成を示した機能ブロック図である。 中継装置の構成を示した機能ブロック図である。 基地局の構成を示した機能ブロック図である。 各リンクの割当てパターン1を示した説明図である。 同一のリソースブロックグループにアップリンクとダウンリンクが混在する割当て例を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン2を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン3を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン4を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン5を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン6を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン7を示した説明図である。 各リンクの割当てパターン8を示した説明図である。 基地局によるリンク割当ての流れを示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて移動端末20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、移動端末20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、単に移動端末20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.通信システムの概要
2.移動端末の構成
3.中継装置の構成
4.基地局の構成
5.通信システムの動作
6.まとめ
<1.通信システムの概要>
まず、図1〜図3を参照し、本発明の実施形態による通信システム1について概略的に説明する。図1は、本発明の実施形態による通信システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による通信システム1は、複数の基地局10A、10B、および10Cと、バックボーンネットワーク12と、複数の移動端末20A、20B、および20Cと、複数の中継装置30Aおよび30Bと、を備える。
複数の基地局10A、10B、および10Cは、各々の電波到達範囲内に存在する移動端末20と通信するためのスケジュール情報を管理する。そして、複数の基地局10A、10B、および10Cは、各々の電波到達範囲内に存在する移動端末20と、上記スケジュール情報に従って通信する。例えば、基地局10Aは、基地局10Aの電波到達範囲内に存在する移動端末20Cと通信するための周波数・時間のスケジュール情報を管理する。そして、基地局10Aは、基地局10Aの電波到達範囲内に存在する移動端末20Cと、上記スケジュール情報に従って通信する。
また、複数の基地局10A、10B、および10Cは、各々の電波到達範囲内に存在する中継装置30を介して移動端末20と通信することも可能である。この場合、複数の基地局10A、10B、および10Cは、中継装置30と通信するためのスケジュール情報、および中継装置30と移動端末20が通信するためのスケジュール情報を管理する。例えば、基地局10Aは、基地局10Aの電波到達範囲内に存在する中継装置30Aと通信するための周波数・時間のスケジュール情報を管理し、中継装置30Aと移動端末20A、20Bが通信するための周波数・時間のスケジュール情報を管理する。そして、基地局10Aは、中継装置30Aと、上記スケジュール情報に従って通信する。
なお、本明細書においては、周波数・時間のスケジュール管理を基地局10が行う例に重きをおいて説明するが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、周波数・時間のスケジュール管理は、基地局10と中継装置30が協働して行っても、基地局10と中継装置30と移動端末20とが協働して行っても、中継装置30が行ってもよい。
また、複数の基地局10A、10B、および10Cは、バックボーンネットワーク12を介して接続されている。複数の基地局10A、10B、および10Cは、このバックボーンネットワーク12を介し、例えば各々が管理するスケジュール情報を交換することができる。
中継装置30は、基地局10と移動端末20との通信を、基地局10が管理する周波数・時間のスケジュール情報に従って中継する。具体的には、中継装置30は、ダウンリンクにおいて、基地局10から送信された信号を受信して、増幅した信号を、スケジュール情報に従った周波数・時間を利用して移動端末20に送信する。中継装置30は、このような中継を行うことにより、基地局10からセルエッジ付近の移動端末20に対して信号を直接送信する場合よりも、信号対雑音比を高くすることが可能である。
同様に、中継装置30は、アップリンクにおいても、移動端末20から送信された信号を基地局10が管理する周波数・時間のスケジュール情報に従って基地局10へ中継することにより、信号対雑音比を高く保つことができる。なお、図1においては、基地局10Aが提供するセルに中継装置30Aのみが存在する例を示しているが、基地局10Aが提供するセルに複数の中継装置30が存在してもよい。ここで、図2を参照し、各リンク名を整理する。
図2は、本発明の実施形態による通信システム1における各リンクを示した説明図である。図2に示したように、基地局10と移動端末20の間の直接的な通信経路をダイレクトリンクと称する。また、このダイレクトリンクのダウンリンクをダイレクトダウンリンク(D−d)と称し、ダイレクトリンクのアップリンクをダイレクトアップリンク(D−u)と称する。
また、基地局10と中継装置30の間の通信経路をリレーリンクと称し、このリレーリンクのダウンリンクをリレーダウンリンク(R−d)と称し、リレーリンクのアップリンクをリレーアップリンク(R−u)と称する。さらに、中継装置30と基地局10の間の通信経路をアクセスリンクと称し、このアクセスリンクのダウンリンクをアクセスダウンリンク(A−d)と称し、アクセスリンクのアップリンクをアクセスアップリンク(A−u)と称する。
図1を参照し、通信システム1の説明に戻る。通信システム1に含まれる移動端末20は、上述したように、基地局10と直接、または中継装置30を介し、基地局10により管理されるスケジュール情報に従って通信する。なお、移動端末20が送受信するデータとしては、音声データや、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、写真、文書、絵画、図表などの静止画データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、ゲーム画像などの動画データなどが挙げられる。
ここで、図3を参照し、本実施形態による通信システム1で利用される無線フレームの構成を説明する。図3は、本実施形態による通信システム1で利用される無線フレームの構成例を示した説明図である。図3に示したように、各無線フレーム(Radio Frame)の長さは10msである。また、各無線フレームは、長さが1msである10のサブフレーム(Sub Frame)#0〜#9で構成される。また、各サブフレームは、2の0.5msスロットから構成されており、各0.5msスロットは7のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルから構成されている。
また、サブフレーム#0および#5に含まれる前半の0.5msスロットの、5番目および6番目のOFDMシンボルは、同期用のリファレンス信号の送信に利用される。移動端末20は、基地局10または中継局30から送信されるこのリファレンス信号に基づいてセルサーチおよび同期処理を行う。
なお、基地局10は、移動端末20との通信のために上記の0.5msSlot単位で時間を割り当てる。また、アップリンクとダウンリンクを分離するために、FDD(Frequency Division Duplex)およびTDD(Time Division Duplex)が利用される。TDDの場合には、1サブフレームごとにサブフレームをアップリンクに使用するか、ダウンリンクに使用するかを選ぶことが可能である。
<2.移動端末の構成>
以上、図1〜図3を参照し、本実施形態による通信システム1について概略的に説明した。続いて、図4を参照し、本実施形態による通信システム1に含まれる移動端末20の構成を説明する。図4は、移動端末20の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、移動端末20は、複数のアンテナ220a〜220nと、アナログ処理部224と、AD・DA変換部228と、デジタル処理部230と、を備える。
複数のアンテナ220a〜220nの各々は、基地局10または中継装置30から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号をアナログ処理部224へ供給する。また、複数のアンテナ220a〜220nの各々は、アナログ処理部224から供給される高周波信号に基づいて基地局10または中継装置30に無線信号を送信する。移動端末20は、このように複数のアンテナ220a〜220nを備えるため、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
アナログ処理部224は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、複数のアンテナ220a〜220nから供給される高周波信号をベースバンド信号に変換する。また、アナログ処理部224は、AD・DA変換部228から供給されるベースバンド信号を高周波信号に変換する。
AD・DA変換部228は、アナログ処理部224から供給されるアナログ形式のベースバンド信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部230に供給する。また、AD・DA変換部228は、デジタル処理部230から供給されるデジタル形式のベースバンド信号をアナログ形式に変換し、アナログ処理部224に供給する。
デジタル処理部230は、同期部232と、デコーダ234と、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)取得部236と、送信データ生成部238と、エンコーダ240と、制御部242と、スケジュール情報保持部244と、を備える。このうち、同期部232、デコーダ234、およびエンコーダ240などは、複数のアンテナ220a〜220n、アナログ処理部224、およびAD・DA変換部228と共に、基地局10や中継装置30と通信するための通信部として機能する。
同期部232は、基地局10や中継装置30から送信されたリファレンス信号がAD・DA変換部228から供給され、このリファレンス信号に基づいて無線フレームの同期処理を行う。具体的には、同期部232は、リファレンス信号と既知のシーケンスパターンとの相関を演算し、相関のピーク位置を検出することにより無線フレームの同期をとる。
デコーダ234は、AD・DA変換部228から供給されるベースバンド信号をデコードして受信データを得る。なお、上記デコードは、例えばMIMO受信処理およびOFDM復調処理を含んでもよい。
SINR取得部236は、同期部232により得られたリファレンス信号の相関から、中継装置30との間のSINRの大きさを取得する。ここで、各中継装置30は、複数のシーケンスパターンのうちのいずれかを有するリファレンス信号を送信する。このため、SINR取得部236は、リファレンス信号のシーケンスパターンの相違に基づいて中継装置30ごとのSINRを取得することができる。
送信データ生成部238は、SINR取得部236から中継装置30ごとのSINRを示す情報が供給され、この情報を含む送信データを生成してエンコーダ240に供給する。
エンコーダ240は、送信データ生成部238から供給される送信データをエンコードし、AD・DA変換部228に供給する。なお、エンコードは、例えばMIMO送信処理およびOFDM変調処理を含んでもよい。
制御部242は、移動端末20における送信処理および受信処理を、スケジュール情報保持部244に保持されているスケジュール情報に従って制御する。例えば、移動端末20は、制御部242による制御に基づき、スケジュール情報の示すリソースブロックを利用して送信処理および受信処理を行う。
スケジュール情報保持部244は、基地局10により管理されるスケジュール情報を保持する。このスケジュール情報は、例えば、アクセスダウンリンクに利用するリソースブロック、アクセスアップリンクに利用するリソースブロックを示す。
なお、アップリンクおよびダウンリンクのスケジュール情報は、下りリンク制御チャネルであるPDCH(Physical Downlink Control Channel)に含まれる。また、このPDCHは、無線フレーム中でダウンリンクに割当てられるサブフレームの先頭の1〜3OFDMシンボルを利用して送信される。
<3.中継装置の構成>
次に、図5を参照し、中継装置30の構成を説明する。図5は、中継装置30の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、中継装置30は、複数のアンテナ320a〜320nと、アナログ処理部324と、AD・DA変換部328と、デジタル処理部330と、を備える。
複数のアンテナ320a〜320nの各々は、基地局10または移動端末20から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号をアナログ処理部324へ供給する。また、複数のアンテナ320a〜320nの各々は、アナログ処理部324から供給される高周波信号に基づいて基地局10または移動端末20に無線信号を送信する。中継装置30は、このように複数のアンテナ320a〜320nを備えるため、MIMO通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
アナログ処理部324は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、複数のアンテナ320a〜320nから供給される高周波信号をベースバンド信号に変換する。また、アナログ処理部324は、AD・DA変換部328から供給されるベースバンド信号を高周波信号に変換する。
AD・DA変換部328は、アナログ処理部324から供給されるアナログ形式のベースバンド信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部330に供給する。また、AD・DA変換部328は、デジタル処理部330から供給されるデジタル形式のベースバンド信号をアナログ形式に変換し、アナログ処理部324に供給する。
デジタル処理部330は、同期部332と、デコーダ334と、バッファ338と、エンコーダ340と、制御部342と、スケジュール情報保持部344と、を備える。このうち、同期部332、デコーダ334、およびエンコーダ340などは、複数のアンテナ320a〜320n、アナログ処理部324、およびAD・DA変換部328と共に、基地局10や移動端末20と通信するための通信部として機能する。
同期部332は、基地局10から送信されたリファレンス信号がAD・DA変換部328から供給され、このリファレンス信号に基づいて無線フレームの同期処理を行う。具体的には、同期部332は、リファレンス信号と既知のシーケンスパターンとの相関を演算し、相関のピーク位置を検出することにより無線フレームの同期をとる。
デコーダ334は、AD・DA変換部328から供給されるベースバンド信号をデコードして基地局10宛または移動端末20宛の中継データを得る。なお、デコードは、例えばMIMO受信処理、OFDM復調処理および誤り訂正処理などを含んでもよい。
バッファ338は、デコーダ334により得られた基地局10宛または移動端末20宛の中継データを一時的に保持する。そして、制御部342の制御により、移動端末20へのアクセスダウンリンクの送信時間においてバッファ338からエンコーダ340へ移動端末20宛の中継データが読み出される。同様に、制御部342の制御により、基地局10へのリレーアップリンクの送信時間においてバッファ338からエンコーダ340へ基地局10宛の中継データが読み出される。
エンコーダ340は、バッファ338から供給されるデータをエンコードし、AD・DA変換部328に供給する。なお、エンコードは、例えばMIMO送信処理およびOFDM変調処理を含んでもよい。
制御部342は、中継装置30における送信処理および受信処理を、スケジュール情報保持部344に保持されているスケジュール情報に従って制御する。例えば、中継装置30は、制御部342による制御に基づき、スケジュール情報の示すリソースブロックを利用して送信処理および受信処理を行う。
スケジュール情報保持部344は、基地局10により管理されるスケジュール情報を保持する。このスケジュール情報は、例えば、リレーダウンリンク、アクセスダウンリンク、アクセスアップリンク、およびリレーアップリンクの各々に利用するリソースブロックを示す。
<4.基地局の構成>
続いて、図6〜図16を参照し、基地局10の構成を説明する。
図6は、基地局10の構成を示した機能ブロック図である。図6に示したように、基地局10は、複数のアンテナ120a〜120nと、アナログ処理部124と、AD・DA変換部128と、デジタル処理部130と、を備える。
複数のアンテナ120a〜120nの各々は、中継装置30または移動端末20から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号をアナログ処理部124へ供給する。また、複数のアンテナ120a〜120nの各々は、アナログ処理部124から供給される高周波信号に基づいて無線信号を中継装置30または移動端末20に送信する。基地局10は、このように複数のアンテナ120a〜120nを備えるため、MIMO通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
アナログ処理部124は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、複数のアンテナ120a〜120nから供給される高周波信号をベースバンド信号に変換する。また、アナログ処理部124は、AD・DA変換部128から供給されるベースバンド信号を高周波信号に変換する。
AD・DA変換部128は、アナログ処理部124から供給されるアナログ形式のベースバンド信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部130に供給する。また、AD・DA変換部128は、デジタル処理部130から供給されるデジタル形式のベースバンド信号をアナログ形式に変換し、アナログ処理部124に供給する。
デジタル処理部130は、デコーダ134と、送信データ生成部138と、エンコーダ140と、制御部142と、スケジュール情報保持部144と、スケジューラ156と、を備える。このうち、デコーダ134、およびエンコーダ140などは、複数のアンテナ120a〜120n、アナログ処理部124、およびAD・DA変換部128と共に、中継装置30や移動端末20と通信するための通信部として機能する。
デコーダ134は、AD・DA変換部128から供給されるベースバンド信号をデコードして受信データを得る。なお、デコードは、例えばMIMO受信処理、OFDM復調処理および誤り訂正処理などを含んでもよい。
送信データ生成部138は、スケジューラ156によりスケジュールされたスケジュール情報を含む送信データを生成する。なお、スケジュール情報は、上述したようにサブフレーム先頭に配置されるPDCHに含まれる。
エンコーダ140は、送信データ生成部138から供給される送信データをエンコードし、AD・DA変換部128に供給する。なお、エンコードは、例えばMIMO送信処理およびOFDM変調処理を含んでもよい。
制御部142は、基地局10における送信処理および受信処理を、スケジュール情報保持部144に保持されているスケジュール情報に従って制御する。例えば、基地局10は、制御部142による制御に基づき、スケジュール情報の示すリソースブロックを利用して送信処理および受信処理を行う。
スケジュール情報保持部144は、スケジューラ156により決定されたスケジュール情報を保持する。
スケジューラ156(割当て部)は、中継装置30とのリレーリンク通信、中継装置30と移動端末20とのアクセスリンク通信、および移動端末20とのダイレクトリンク通信をスケジューリングする。
より詳細には、スケジューラ156は、リレーダウンリンク、アクセスダウンリンク、アクセスアップリンク、リレーアップリンク、ダイレクトダウンリンク、およびダイレクトアップリンクへのリソース割当てを、複数の割当てパターンのうちのいずれかに従って行う。
例えば、スケジューラ156は、リレーダウンリンク、アクセスダウンリンク、アクセスアップリンク、およびリレーアップリンクに、異なるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる。また、スケジューラ156は、ダイレクトアップリンクを、リレーアップリンクまたはアクセスアップリンクと同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる。同様に、スケジューラ156は、ダイレクトダウンリンクを、リレーダウンリンクまたはアクセスダウンリンクと同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる。以下、図7以下を参照して、スケジューラ156による各リンクの割当てパターンについて具体的に説明する。
(割当てパターン1)
図7は、各リンクの割当てパターン1を示した説明図である。図7に示したように、割当てパターン1においては、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
この割当てパターン1においては、基地局10は、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスダウンリンクを介して移動端末20へ中継データを送信する。
また、移動端末20は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーアップリンクを介して基地局10へ中継データを送信する。
このように、割当てパターン1においては、アップリンクとダウンリンクが周波数で分離され、同一方向のリレーリンクとアクセスリンクが時間で分離されるため、各リンク間の干渉を抑制できる。
なお、図7に示したように、1のリソースブロックグループは複数のリソースブロックから構成される。また、1のリソースブロックは、例えば12サブキャリアおよび0.5msスロット(7OFDMシンボル)で構成される。このリソースブロックは、各チャネルへのリンク割当ての単位である。したがって、1のリソースブロックグループにおいては時間方向および周波数方向で複数のチャネルを多重することができる。
また、割当てパターン1においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一のリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一のリソースブロックグループに割り当てられる。一方、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一のリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一のリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、ダイレクトダウンリンクを他のダウンリンクと同一のリソースブロックグループに割当て、ダイレクトアップリンクを他のアップリンクと同一のリソースブロックグループに割当てることとした背景を説明する。
LTE(Long Term Evolution)では、各移動端末20が、通信リソースをリソースブロック単位で共有して使用している。また、各移動端末20は、基地局10のスケジューラ156によるスケジューリングに従い、ダウンリンク用のリソースブロックグループをダウンリンクのために共有し、アップリンク用のリソースブロックグループをアップリンクのために共有する。
すなわち、LTEにおいては、同一のリソースブロックグループをアップリンクおよびダウンリンクの双方のために共有することはしない。これは、基地局や移動端末が、通常、同一のリソースブロックグループにアップリンクとダウンリンクを混在させられない構成を有するためである。
一方、中継装置30の導入に際しては、リレーリンクとダイレクトリンク間、またはアクセスリンクとダイレクトリンク間において、リソースを共有できることが望ましい。ここで、LTEの動作を踏襲する場合、スケジューラ156は、ダウンリンク用のリソースブロックグループにおけるダウンリンクのためのリソース分配、およびアップリンク用のリソースブロックグループにおけるアップリンクのためのリソース分配を変更することが可能である。
そこで、本実施形態においては、上記のように、ダイレクトダウンリンクを他のダウンリンクと同一のリソースブロックグループに割当て、ダイレクトアップリンクを他のアップリンクと同一のリソースブロックグループに割当てることとした。なお、反対に、図8に示すような割当てを行ってリソースを共有することは困難である。
図8は、同一のリソースブロックグループにアップリンクとダウンリンクが混在する割当て例を示した説明図である。図8に示した例では、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、および周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループの各々に、アップリンクおよびダウンリンクが混在している。しかし、このような通信リソースの共有は困難である。
以下、本実施形態によるその他の割当てパターン2〜8について図9〜図15を参照して説明する。
(割当てパターン2)
図9は、各リンクの割当てパターン2を示した説明図である。図9に示したように、割当てパターン2においては、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
この割当てパターン2においては、中継装置30は、バッファ338に保持されている中継データを、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスダウンリンクを介して移動端末20へ送信する。また、基地局10は、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。
また、移動端末20は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーアップリンクを介して基地局10へ中継データを送信する。
このように、割当てパターン2においては、アップリンクとダウンリンクが周波数で分離され、同一方向のリレーリンクとアクセスリンクが時間で分離されるため、各リンク間の干渉を抑制できる。
さらに、割当てパターン2においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン2に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループ(通信リソース)を共有することが可能となる。
(割当てパターン3)
図10は、各リンクの割当てパターン3を示した説明図である。図10に示したように、割当てパターン3においては、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
この割当てパターン3においては、基地局10は、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスダウンリンクを介して移動端末20へ中継データを送信する。
また、移動端末20は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーアップリンクを介して基地局10へ中継データを送信する。
このように、割当てパターン3においては、アップリンクとダウンリンクが周波数で分離され、同一方向のリレーリンクとアクセスリンクは周波数および時間の双方で分離されるため、各リンク間の干渉を抑制できる。
さらに、割当てパターン3においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン3に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
(割当てパターン4)
図11は、各リンクの割当てパターン4を示した説明図である。図11に示したように、割当てパターン4においては、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
この割当てパターン4においては、基地局10は、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスダウンリンクを介して移動端末20へ中継データを送信する。
また、中継装置30は、バッファ338に保持されている中継データを、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーアップリンクを介して基地局10へ送信する。また、移動端末20は、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。
このように、割当てパターン4においても、アップリンクとダウンリンクが周波数で分離され、同一方向のリレーリンクとアクセスリンクは周波数および時間の双方で分離されるため、各リンク間の干渉を抑制できる。
さらに、割当てパターン4においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン4に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
(割当てパターン5)
図12は、各リンクの割当てパターン5を示した説明図である。図12に示したように、割当てパターン5においては、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
上述のように割当てパターン5においては、割当てパターン1〜4と異なり、リレーリンクとアクセスリンクが周波数で分離されている。このため、リレーリンクのダウンリンクおよびアクセスリンクのダウンリンク間で生じる遅延を、スロット単位でなく、OFDMシンボル単位に短縮することができる。同様に、アクセスリンクのアップリンクおよびリレーリンクのアップリンク間で生じる遅延を、スロット単位でなく、OFDMシンボル単位に短縮することができる。
具体的には、基地局10は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびアクセスダウンリンクを介する移動端末20への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。なお、遅延量は、1OFDMシンボル〜複数のOFDMシンボルの間で可変であってもよい。
また、移動端末20は、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびリレーアップリンクを介する基地局10への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。
このように、割当てパターン5においては、リレーリンクとアクセスリンクが周波数で分離され(FDD)、アップリンクとダウンリンクが時間で分離される(TDD)。このため、割当てパターン5によれば、各リンク間の干渉を抑制しつつ、基地局10および移動端末20の間で生じる遅延を、リレーリンクとアクセスリンクを時間で分離する割当てパターン1〜4より短縮できる。
さらに、割当てパターン5においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン5に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
(割当てパターン6)
図13は、各リンクの割当てパターン6を示した説明図である。図13に示したように、割当てパターン6においては、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
このように、割当てパターン6においても、割当てパターン5と同様に、リレーリンクとアクセスリンクが周波数で分離されている。このため、リレーリンクのダウンリンクおよびアクセスリンクのダウンリンクの間で生じる遅延を、スロット単位でなく、OFDMシンボル単位に短縮することができる。同様に、アクセスリンクのアップリンクおよびリレーリンクのアップリンク間で生じる遅延を、スロット単位でなく、OFDMシンボル単位に短縮することができる。
具体的には、基地局10は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびアクセスダウンリンクを介する移動端末20への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。なお、遅延量は、1OFDMシンボル〜複数のOFDMシンボルの間で可変であってもよい。
また、移動端末20は、周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびリレーアップリンクを介する基地局10への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。
このように、割当てパターン6においては、リレーリンクとアクセスリンクが周波数で分離され(FDD)、アップリンクとダウンリンクが時間および周波数の双方で分離される(TDD)。このため、割当てパターン6によれば、各リンク間の干渉を抑制しつつ、基地局10および移動端末20の間で生じる遅延を、リレーリンクとアクセスリンクを時間で分離する割当てパターン1〜4より短縮できる。
さらに、割当てパターン6においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F2・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン6に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
(割当てパターン7)
図14は、各リンクの割当てパターン7を示した説明図である。図14に示したように、割当てパターン7においては、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F3・時間T1で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F4・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
このように、割当てパターン7においては、リレーリンクとアクセスリンクが周波数で分離され、かつ、アップリンクとダウンリンクも周波数で分離されている。このため、割当てパターン7によれば、割当てパターン5および6と同様に、中継装置30における遅延をOFDMシンボル単位に短縮でき、かつ、アップリンクまたはダウンリンクの一方の利用のために、他方の終了を待たなくてよい。
具体的には、基地局10は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびアクセスダウンリンクを介する移動端末20への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。なお、遅延量は、1OFDMシンボル〜複数のOFDMシンボルの間で可変であってもよい。
また、移動端末20は、周波数F3・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して受信したデータの、デコード、バッファリング、エンコード、およびリレーアップリンクを介する基地局10への送信を、受信からOFDMシンボル単位の遅延量で、周波数F4・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックを利用して行う。
さらに、割当てパターン7においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F2・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F3・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F4・時間T1で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン7に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
(割当てパターン8)
図15は、各リンクの割当てパターン8を示した説明図である。図15に示したように、割当てパターン8においては、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループにリレーダウンリンク(R−d)が割当てられ、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループにアクセスダウンリンク(A−d)が割当てられ、周波数F1・時間T3で定義されるリソースブロックグループにアクセスアップリンク(A−u)が割当てられ、周波数F1・時間T4で定義されるリソースブロックグループにリレーアップリンク(R−u)が割当てられる。
このように、割当てパターン8においては、リレーリンクとアクセスリンクが時間で分離され、かつ、アップリンクとダウンリンクも時間で分離されている。このため、割当てパターン8によれば、利用する周波数は少ないが、他の割当てパターンに比べて遅延特性が劣化する。
具体的には、割当てパターン1においては、基地局10は、周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーダウンリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、リレーダウンリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスダウンリンクを介して移動端末20へ中継データを送信する。
また、移動端末20は、周波数F1・時間T3で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでアクセスアップリンクを介して中継装置30へデータを送信する。そして、中継装置30は、アクセスアップリンクを介して送信されたデータを受信し、バッファ338に中継データとして保持した後に、周波数F1・時間T4で定義されるリソースブロックグループに含まれるリソースブロックでリレーアップリンクを介して基地局10へ中継データを送信する。
さらに、割当てパターン8においては、ダイレクトダウンリンク(D−d)が、リレーダウンリンク(R−d)と同一の周波数F1・時間T1で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスダウンリンク(A−d)と同一の周波数F1・時間T2で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
同様に、ダイレクトアップリンク(D−u)が、リレーアップンリンク(R−u)と同一の周波数F1・時間T3で定義されるリソースブロックグループ、およびアクセスアップリンク(A−u)と同一の周波数F1・時間T4で定義されるリソースブロックグループに割り当てられる。
このように、割当てパターン8に従ったリンク割当てを行うことにより、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
<5.基地局の動作>
以上、本実施形態による基地局10の構成を説明した。続いて、図16を参照し、基地局10の動作として、基地局10によるリンク割当ての流れを説明する。
図16は、基地局10によるリンク割当ての流れを示したフローチャートである。まず、基地局10のスケジューラ156は、ダイレクトリンクを割り当てるリソースブロックグループを選択する(S404)。続いて、スケジューラ156は、選択したリソースブロックグループがアクセスリンクで利用されているか、リレーリンクで利用されているかを判断する(S408)。
そして、スケジューラ156は、選択したリソースブロックグループがリレーリンクで利用されており、かつリレーダウンリンクで利用されている場合(S412)、選択したリソースブロックグループにダイレクトダウンリンクを割当てる(S416)。一方、スケジューラ156は、選択したリソースブロックグループがリレーリンクで利用されており、かつリレーアップリンクで利用されている場合(S412)、選択したリソースブロックグループにダイレクトアップリンクを割当てる(S420)。
また、スケジューラ156は、選択したリソースブロックグループがアクセスリンクで利用されており、かつアクセスダウンリンクで利用されている場合(S424)、選択したリソースブロックグループにダイレクトダウンリンクを割当てる(S428)。一方、スケジューラ156は、選択したリソースブロックグループがリレーリンクで利用されており、かつアクセスアップリンクで利用されている場合(S424)、選択したリソースブロックグループにダイレクトアップリンクを割当てる(S432)。
<6.まとめ>
以上説明したように、本実施形態による基地局10のスケジューラ156は、ダイレクトアップリンクを、リレーアップリンクまたはアクセスアップリンクと同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる。同様に、スケジューラ156は、ダイレクトダウンリンクを、リレーダウンリンクまたはアクセスダウンリンクと同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる。かかる構成により、リレーリンクまたはアクセスリンクと、ダイレクトリンクとの間でリソースブロックグループを共有することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の基地局10の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、基地局10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
10 基地局
20 移動端末
30 中継装置
124、224、324 アナログ処理部
128、228、328 AD・DA変換部
130、230、330 デジタル処理部
134、234、334 デコーダ
138、238 送信データ生成部
140、240、340 エンコーダ
142、242、342 制御部
144、244、344 スケジュール情報保持部
156 スケジューラ
232、332 同期部
236 SINR取得部
338 バッファ

Claims (13)

  1. 基地局であって、
    前記基地局と中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部と;
    前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部と;
    を備え、
    前記割当て部は、
    前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、
    前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる、基地局。
  2. 前記リレーリンクのダウンリンクのための第1のリソースブロックグループ、前記アクセスリンクのダウンリンクのための第2のリソースブロックグループ、前記アクセスリンクのアップリンクのための第3のリソースブロックグループ、および前記リレーリンクのアップリンクのための第4のリソースブロックグループは、少なくとも時間または周波数が異なる、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第4のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  4. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第3のリソースブロックグループは、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  5. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第2のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第3のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  6. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第2のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第4のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  7. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第4のリソースブロックグループは、前記第3のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  8. 前記第1のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと周波数が同一で時間が異なり、前記第2のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、
    前記第3のリソースブロックグループは、前記第4のリソースブロックグループと時間が同一で周波数が異なり、前記第2のリソースブロックと周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  9. 前記第1のリソースブロックグループ、前記第2のリソースブロックグループ、前記第3のリソースブロックグループ、および前記第4のリソースブロックグループは、時間が同一で周波数が異なる、請求項2に記載の基地局。
  10. 前記第1のリソースブロックグループ、前記第2のリソースブロックグループ、前記第3のリソースブロックグループ、および前記第4のリソースブロックグループは、周波数が同一で時間が異なる、請求項2に記載の基地局。
  11. 移動端末と;
    中継装置と;
    基地局であって、
    前記基地局と前記中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と前記移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、
    前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、
    を有し、
    前記割当て部は、
    前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、
    前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる、基地局と;
    を備える、通信システム。
  12. 移動端末であって、
    基地局と中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と前記移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、を有し、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる前記基地局と、前記割当て部により割り当てられたリソースブロックを利用して通信する、移動端末。
  13. 中継装置であって、
    基地局と前記中継装置との間のリレーリンクおよび前記中継装置と移動端末との間のアクセスリンク、または、前記基地局と前記移動端末との間のダイレクトリンク、を介して前記移動端末と通信する通信部、および、前記リレーリンク、前記アクセスリンク、および前記ダイレクトリンク、の各々のアップリンクおよびダウンリンクを、複数のリソースブロックグループのうちのいずれかに含まれるリソースブロックに割当てる割当て部、を有し、前記割当て部は、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのダウンリンクと、前記ダイレクトリンクのダウンリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当て、前記リレーリンクまたは前記アクセスリンクのアップリンクと、前記ダイレクトリンクのアップリンクとを、同一のリソースブロックグループに含まれるリソースブロックに割当てる前記基地局と、前記移動端末との通信を、前記割当て部により割り当てられたリソースブロックを利用して中継する、中継装置。

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