JP2018074594A - 無線基地局、中継局及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、中継局及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局と中継局との間のバックホールリンクの大容量化を図るための方法および装置を提供する。【解決手段】無線基地局は、複数の通信装置に対する下り信号それぞれに対して異なる電力を用いて、同一の無線リソースに多重する多重部と、前記多重された下り信号を送信する送信部と、を備える。前記複数の通信装置の内、少なくとも1つの通信装置は中継局である。前記送信部は、前記中継局宛ての下り信号をバックホールリンクを介して送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局、中継局及び無線通信方法に関する。
従来、無線通信システムでは、様々な無線通信方式が用いられている。例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)とも呼ばれるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)では、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)が用いられる。また、LTE(Long Term Evolution)では、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が用いられる(例えば、非特許文献1)。
ところで、無線通信システムでは、OFDMAによる高速・大容量通信の実現に加え、セル端のユーザ端末のスループット向上を課題としている。この解決手段として、無線基地局とユーザ端末の無線通信を中継するリレー技術が検討されている。リレー技術を用いることで、有線バックホールリンクの確保が困難な場所等で、効率的にカバレッジを拡大可能なことが期待される。このような中継局を介して通信される無線通信システムにおいては、無線バックホールリンクの更なる大容量化が求められている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、無線基地局と中継局との間の無線バックホールリンクの大容量化を図ることができる無線基地局、中継局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
一実施形態に係る無線基地局は、複数の通信装置に対する下り信号それぞれに対して異なる電力を用いて、同一の無線リソースに多重する多重部と、前記多重された下り信号を送信する送信部と、を備え、前記複数の通信装置の内、少なくとも1つの通信装置は中継局であり、前記送信部は、前記中継局宛ての下り信号をバックホールリンクを介して送信する。
本発明によれば、無線基地局とユーザ端末とを結ぶアクセスリンクだけでなく、無線基地局と中継局とを結ぶバックホールリンクに、異なる送信電力で同一無線リソースに非直交多重する非直交多元接続が適用される。これにより、アクセスリンクだけでなく、バックホールリンクの大容量化を図ることができる。また、バックホールリンクを含む様々なシステム形態に非直交多元接続を適用させることで、ネットワーク全体の大容量化を図ることができる。
NOMA(非直交多元接続)の説明図である。 NOMAを適用するシステム構成の説明図である。 中継局に高度な受信機(Advanced receiver)を適用する一例を示す図である。 無線基地局とユーザ端末及び中継局との間の通信手順の一例を示す図である。 中継局とマルチホップ中継局との間の通信手順の一例を示す図である。 NOMAにおける制御信号の下り制御情報の一例を示す図である。 NOMAにおける制御信号の上り制御情報の一例を示す図である。 無線基地局の送信側の機能ブロック構成図である。 中継局の受信側の機能ブロック構成図である。
図1は、下りリンクにおける非直交多元接続(NOMA:Non-Orthogonal Multiple Access)の説明図である。図1では、無線基地局BSのカバレッジエリア内で、無線基地局BSの近辺にユーザ端末UE1が位置し、無線基地局BSの遠方にユーザ端末UE2が位置する場合が示されている。無線基地局BSから各ユーザ端末UE1、UE2への下り信号のパスロスは、無線基地局BSから離れるのに伴って増加する。このため、無線基地局BSから遠いユーザ端末UE2の受信SINRは、無線基地局BSの近くのユーザ端末UE1の受信SINRよりも低くなる。
NOMAでは、受信SINRやRSRP等のチャネルゲインやパスロス等に応じて送信電力を異ならせることで、同一無線リソースに対して複数のユーザ端末UEが非直交多重される。例えば、図1では、ユーザ端末UE1、UE2に対する下り信号が異なる送信電力で同一無線リソースに多重される。受信SINRが高いユーザ端末UE1に対する下り信号には相対的に小さい送信電力が割り当てられ、受信SINRが低いユーザ端末UE2に対する下り信号には相対的に大きな送信電力が割り当てられている。
また、NOMAでは、逐次干渉キャンセラ型の信号分離法であるSIC(Successive Interference Cancellation)により受信信号から干渉信号を除去することで、自端末に対する下り信号が抽出される。自端末に対する下り信号にとっては、同一無線リソースに非直交多重された自端末よりも送信電力が大きな他端末に対する下り信号が干渉信号になる。このため、自端末よりも送信電力の大きな他端末に対する下り信号をSICによって受信信号から除去することで、自端末に対する下り信号が抽出される。
例えば、図1において、ユーザ端末UE2の受信SINRは、ユーザ端末UE1の受信SINRよりも低いので、ユーザ端末UE2に対する下り信号は、ユーザ端末UE1に対する下り信号より大きな送信電力で送信される。このため、無線基地局BSに近いユーザ端末UE1は、自端末に対する下り信号だけでなく、同一無線リソースに非直交多重されたユーザ端末UE2に対する下り信号を干渉信号として受信する。ユーザ端末UE1は、ユーザ端末UE2に対する下り信号をSICにより除去することで、自端末に対する下り信号を抽出して適切に復号する。
一方で、ユーザ端末UE1の受信SINRは、ユーザ端末UE2の受信SINRよりも高いので、ユーザ端末UE1に対する下り信号は、ユーザ端末UE2に対する下り信号よりも小さな送信電力で送信される。このため、無線基地局BSから遠いユーザ端末UE2は、同一無線リソースに非直交多重されたユーザ端末UE1に対する下り信号を無視して、自端末に対する下り信号を適切に受信できる。ユーザ端末UE2は、ユーザ端末UE1に対する下り信号による干渉を無視できるため、SICによる干渉除去を行うことなく、自端末に対する下り信号を抽出して適切に復号する。
このように、NOMAでは、送信側で同一無線リソースに対してチャネルゲイン(受信SINR等)が異なる複数のユーザ端末UE1、UE2を多重し、受信側に干渉キャンセラを適用することで周波数利用効率を向上させている。
上記した無線通信システムでは、主にアクセスリンクの大容量化にNOMAが用いられており、アクセスリンク以外の大容量化にNOMAを用いることについてまでは十分に検討されていない。そこで、本発明者らは、リレー技術が適用された無線通信システムの無線バックホールリンクにNOMAを適用して、様々のシステム形態の大容量化に対応できるように、本発明に至った。すなわち、本発明の骨子は、少なくとも1つのバックホールリンクを含む複数のリンクの多重にNOMAを適用することである。このような構成により、アクセスリンクだけでなくバックホールリンクを含む様々なシステム形態において、無線ネットワーク全体の大容量化を図っている。
図2を参照して、NOMAの適用が想定される無線通信システム1のシステム構成について説明する。図2は、リレー技術が適用された無線通信システム1を示している。なお、図2に示す無線通信システム1は一例であり、この構成に限定されるものではない。少なくとも1つのバックホールリンクを含む無線システムであればよい。無線通信システム1では、無線基地局BSとユーザ端末UEとが中継局RSを中継して通信する構成と、無線基地局BSとユーザ端末UEとが直に通信する構成とが想定される。また、中継局RSとしては、通常の中継局RS1、RS2に加え、移動中継局RS3、マルチホップ中継局RS4、RS5が想定される。
無線基地局BSには、アクセスリンクを介してユーザ端末UE1が接続され、バックホールリンクを介して中継局RS1、RS2と鉄道車両等の移動中継局RS3が接続されている。中継局RS1にはアクセスリンクを介してユーザ端末UE2、UE3が接続されている。中継局RS2には、アクセスリンクを介してユーザ端末UE4が接続され、バックホールリンクを介してマルチホップ中継局RS4、RS5が接続されている。各マルチホップ中継局RS4、RS5にはアクセスリンクを介してユーザ端末UE5、UE6がそれぞれ接続されている。移動基地局RS3にはアクセスリンクを介してユーザ端末UE7、UE8が接続されている。
この無線通信システム1では、ユーザ端末UE1と通常の中継局RS1がNOMAによって非直交多重され、通常の中継局RS2と移動中継局RS3がNOMAによって非直交多重される。このように、アクセスリンク同士だけでなく、アクセスリンクとバックホールリンクにNOMAが適用される他、バックホールリンク同士にもNOMAが適用される。さらに、中継局RS2の下位の通信装置であるマルチホップ中継局RS4、RS5はNOMAによって非直交多重されており、マルチホップ用のバックホールリンク同士にもNOMAが適用されている。
NOMAが適用される場合には、無線基地局BSにおいて、ユーザ端末UE1に対する下り信号と中継局RS1に対する下り信号が同一無線リソースに非直交多重され、中継局RS2に対する下り信号と移動中継局RS3に対する下り信号が同一無線リソースに非直交多重される。また、中継局RS2において、マルチホップ中継局RS4、RS5に対する下り信号が同一無線リソースに非直交多重される。そして、同一無線リソースに非直交多重された下り信号は、異なる送信電力で送信される。なお、下り信号と同様に上り信号についても、同一無線リソースに異なる送信電力で非直交多重することも可能である。
ところで、各中継局RSには通常のユーザ端末UEよりも高度な受信機(Advanced receiver)が適用し易い。高度な受信機としては、無線基地局BSで使用されるような多数の受信アンテナ数を備えた受信機や、繰り返し(ターボ)キャンセラ等の高度なアルゴリズムが適用可能な受信機を使用してもよい。例えば、図3に示すように、バックホールリンクをLTE等のセルラー、アクセスリンクを高周波数帯やWiFi等として移動中継局でリレーする無線通信システムにおいて、バックホール用の受信機としてIRC(Interference Rejection Combining)と干渉キャンセラを使用する構成が想定される。
なお、無線通信システム1は、例えば、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。また、無線基地局BS及び中継局RSは、送信ポイント又は送受信ポイントと呼ばれてもよい。また、ユーザ端末UEは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。さらに、図2において図示を省略しているが、無線基地局BSは、不図示の上位局装置を介してコアネットワークに接続される。上位局装置には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
ここで、上記した無線通信システム1における通信手順の一例について説明する。まず、図4を参照して、アクセスリンクとバックホールリンクにNOMAが適用される場合について説明する。ここでは、図2に示す無線基地局BSとユーザ端末UE1、中継局RS1との間の通信手順を例示して説明する。
ユーザ端末UE1及び中継局RS1は、非直交多重をサポートしているか否かを示すサポート情報として、非直交多重用の干渉キャンセラを備えるか否かを示すCapabilityを無線基地局BSに送信する(ステップS01)。なお、通常のユーザ端末UEの受信機よりも高度な受信機をCapabilityとして通知してもよいし、通常の中継局と移動中継局とを識別する情報をCapabilityとして通知してもよい。なお、Capabilityを通知するタイミングは、無線基地局BSに対する接続開始時でもよいし、後述するチャネルゲインのフィードバック時でもよい。
また、ユーザ端末UE1及び中継局RS1は、無線基地局BSから参照信号を受信して、この参照信号からチャネルゲインを算出してCSI(Channel State Information)として無線基地局BSにフィードバックする(ステップS02)。この場合、ユーザ端末UE1は中継局RS1よりもパスロスが小さく、ユーザ端末UE1のチャネルゲインが中継局RS1よりも高くなっている。なお、参照信号としては、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、DM−RS(DeModulation Reference Signal)、CRS(Cell-Specific Reference Signal)等を用いてもよい。
次に、無線基地局BSは、カバレッジエリア内に属する通信装置から受信したCapabilityとCSIに基づいて、同一無線リソースに非直交多重されるユーザセットを決定する(ステップS03)。また、ユーザセットとして決定された各通信装置には、異なる送信電力が設定される。ここでは、ユーザ端末UE1と中継局RS1がユーザセットとして決定され、ユーザ端末UE1に対する下り信号と中継局RS1に対する下り信号が同一無線リソースに非直交多重される。また、中継局RS1よりもユーザ端末UE1のチャネルゲインが高いため、中継局RS1よりもユーザ端末UE1の送信電力が低く設定される。
次に、無線基地局BSは、非直交多重用の制御信号をユーザ端末UE1及び中継局RS1に送信する(ステップS04)。制御信号には、下り制御情報として、非直交多重されているかを示す判定情報と、復調及び復号時に干渉を除去するために必要な情報とが含まれている。干渉を除去するために必要な情報としては、同一無線リソースで干渉除去対象となる他の通信装置(干渉ユーザ)の制御信号を検出するための情報、例えば干渉除去対象のユーザID(RNTI)やCCE(Control Channel Element) index等が含まれる。また、制御信号には、上り制御情報として、複数の通信装置に同一の無線リソースを用いて無線基地局BSに上り信号を送信させる情報が含まれてもよい。
ここで、ユーザ端末UE1の下り信号に対しては、送信電力の大きな中継局RS1に対する下り信号が干渉になっている。よって、ユーザ端末UE1には、判定情報によって非直交多重されることが通知され、干渉を除去するために必要な情報によって干渉除去対象となる中継局RS1のユーザID等が通知される。これに対し、中継局RS1に対する下り信号に対しては、送信電力の小さなユーザ端末UE1の下り信号が干渉にならない。よって、中継局RS1には、判定情報によって非直交多重されることが通知され、干渉を除去するために必要な情報は通知されない。なお、中継局RS1に判定情報が通知されない構成としてもよい。
次に、無線基地局BSは、ユーザ端末UE1及び中継局RS1に対して、同一無線リソースに非直交多重された下り信号を異なる送信電力で送信する(ステップS05)。次に、ユーザ端末UE1及び中継局RS1は、下り信号を受信して自装置に対する下り信号を復調及び復号する(ステップS06)。この場合、ユーザ端末UE1は、判定情報に基づいて非直交多重されていると判定し、干渉を除去するために必要な情報に基づいて干渉除去対象となる中継局RS1を認識する。そして、ユーザ端末UE1は、同一無線リソースに非直交多重された中継局RS1に対する下り信号の干渉を干渉キャンセラによって除去して、自装置に対する下り信号を復調及び復号する。
一方、中継局RS1は、判定情報に基づいて非直交多重されていると判定する。そして、中継局RS1は、同一無線リソースに非直交多重されたユーザ端末UE1に対する下り信号の干渉を無視して、自局に対する下り信号を復調及び復号する。また、中継局RS1は、自局に対する下り信号として受信したユーザ端末UE2、UE3に対する下り信号を、無線基地局BSで非直交多重された無線リソースとは異なる無線リソースに多重して送信する(ステップS07)。
また、ユーザ端末UE1及び中継局RS1は、制御信号に含まれる上り制御情報に基づいて、同一無線リソースで無線基地局BSに上り信号を送信する。無線基地局BSの受信機では、受信した上り信号を干渉キャンセラで信号分離して、それぞれの上り信号を復調及び復号する。また、制御信号は、上り制御情報として、アクセスリンクのトラヒック量が含まれていてもよい。
図5を参照して、マルチホップ用のバックホールリンク同士にNOMAが適用される場合について説明する。ここでは、図2に示す中継局RS2とマルチホップ中継局RS4、RS5との間の通信手順を例示して説明する。なお、無線基地局BSと中継局RS2、移動中継局RS3との間の通信処理については、図4に示す通信処理と同様であるので、説明を省略する。中継局RS2は、無線基地局BSから自局に対する下り信号として、自局に接続された下位の通信装置に対する下り信号を受信する(ステップS11)。ここでは、自局に対する下り信号として、マルチホップ中継局RS4、RS5に対する下り信号が受信される。
マルチホップ中継局RS4、RS5は、非直交多重のサポート情報として非直交多重用の干渉キャンセラを備えるか否かを示すCapabilityを中継局RS2に送信する(ステップS12)。なお、通常のユーザ端末UEよりも高度な受信機をCapabilityとして通知してもよいし、通常の中継局と移動中継局とを識別する情報をCapabilityとして通知してもよい。なお、Capabilityを通知するタイミングは、中継局RS2に対する接続開始時でもよいし、後述するチャネルゲインのフィードバック時でもよい。
また、マルチホップ中継局RS4、RS5は、中継局RS2から参照信号を受信して、この参照信号からチャネルゲインを算出してCSIとして中継局RS2にフィードバックする(ステップS13)。この場合、マルチホップ中継局RS4はマルチホップ中継局RS5よりもパスロスが小さく、マルチホップ中継局RS4のチャネルゲインがマルチホップ中継局RS5よりも高くなっている。なお、マルチホップ中継局RS4、RS5は、無線基地局BSから参照信号を受信する構成としてもよい。
次に、中継局RS2は、カバレッジエリア内に属する通信装置から受信したCapabilityとCSIに基づいて、同一無線リソースに多重されるユーザセットを決定する(ステップS14)。また、ユーザセットとして決定された各通信装置には、異なる送信電力が設定される。ここでは、マルチホップ中継局RS4、RS5がユーザセットとして決定され、マルチホップ中継局RS4、RS5に対する下り信号が同一無線リソースに非直交多重される。また、マルチホップ中継局RS5よりもマルチホップ中継局RS4のチャネルゲインが高いため、マルチホップ中継局RS5よりもマルチホップ中継局RS4の送信電力が低く設定される。
次に、中継局RS2は、非直交多重用の制御信号をマルチホップ中継局RS4、RS5に送信する(ステップS15)。この場合、マルチホップ中継局RS4の下り信号に対しては、送信電力の大きなマルチホップ中継局RS5に対する下り信号が干渉になっている。よって、マルチホップ中継局RS4には、制御信号内の判定情報によって非直交多重されることが通知され、制御信号内の干渉を除去するために必要な情報によって干渉除去対象となるマルチホップ中継局RS5のユーザID等が通知される。これに対し、マルチホップ中継局RS5に対する下り信号に対しては、送信電力の小さなマルチホップ中継局RS4の下り信号が干渉にならない。よって、マルチホップ中継局RS5には、制御信号内の判定情報によって非直交多重されることが通知され、干渉を除去するために必要な情報は通知されない。
次に、中継局RS2は、マルチホップ中継局RS4、RS5に対して、同一無線リソースに非直交多重された下り信号を異なる送信電力で送信する(ステップS16)。次に、マルチホップ中継局RS4、RS5は、下り信号を受信して自局に対する下り信号を復調及び復号する(ステップS17)。この場合、マルチホップ中継局RS4は、判定情報に基づいて非直交多重されていると判定し、干渉を除去するために必要な情報に基づいて干渉除去対象となるマルチホップ中継局RS5を認識する。そして、マルチホップ中継局RS4は、同一無線リソースに非直交多重されたマルチホップ中継局RS5に対する下り信号の干渉を干渉キャンセラによって除去して、自局に対する下り信号を復調及び復号する。
一方、マルチホップ中継局RS5は、判定情報に基づいて非直交多重されていると判定する。そして、マルチホップ中継局RS5は、同一無線リソースに非直交多重されたマルチホップ中継局RS4に対する下り信号の干渉を無視して、自局に対する下り信号を復調及び復号する。そして、各マルチホップ中継局RS4、RS5は、それぞれ自局に対する下り信号をユーザ端末UE5、UE6に対する下り信号として、中継局RS2で非直交多重された無線リソースとは異なる無線リソースに多重して送信する(ステップS18)。
また、マルチホップ中継局RS4、RS5は、制御信号に含まれる上り制御情報に基づいて、同一無線リソースで中継局RS2に上り信号を送信する。中継局RS2の受信機では、受信した上り信号を干渉キャンセラで信号分離して、それぞれの上り信号を復調及び復号する。また、制御信号は、上り制御情報として、アクセスリンクのトラヒック量が含まれていてもよい。
ところで、非直交多重される中継局及びユーザ端末は、受信信号から干渉除去対象の通信装置に対する信号を除去するために、干渉除去対象の通信装置の信号を復調及び復号する必要がある。このため、非直交多重される中継局及びユーザ端末においては、干渉除去対象の通信装置に対する無線リソースの割り当て情報、変調方式、符号化率等の情報を認識する必要がある。そこで、本実施の形態では、制御信号を用いて干渉除去対象の通信装置に対する無線リソースの割り当て情報、変調方式、符号化率等を認識するようにしている。以下、図6及び図7を参照して、NOMAにおける制御信号の一例について説明する。
図6には、NOMAに対応した中継局が、干渉除去対象の通信装置(ここでは、既存のLTE端末)を復調及び復号できる制御チャネル構成例が示されている。この制御チャネル構成例は、下りリンクのリソース割り当てに用いる下り制御情報、すなわちDL assignmentを想定したものである。制御信号は、干渉を除去するための情報、無線リソースブロックの割り当て情報、変調方式、トランスポートブロックサイズ(符号化率)、送信電力比、その他の制御情報、識別情報を含んで構成されている。
干渉を除去するための情報は、干渉除去対象となる下位レベルの通信装置の制御信号を復調するための情報、すなわち自装置よりもパスロスが大きな他の通信装置の制御信号を復調するための情報が含まれている。干渉を除去するための情報は、干渉除去対象のユーザID(RNTI)に限定されず、無線リソースの位置(CCE index)等の干渉除去対象の通信装置の制御信号を復調できる情報であればよい。また、制御信号には、非直交多重されているか否かを示す判定情報が含まれていてもよいし、送信電力比の有無によって非直交多重されているか否かが判定されてもよい。
図6に示す制御チャネル構成例では、中継局は、自局用の制御信号を受信することで、干渉除去対象となるユーザ端末のユーザID又はCCE indexを認識する。そして、中継局は、ユーザID又はCCE indexに関連付けられた複数のLTE端末の制御信号を読み込み、干渉対象となる複数のLTE端末の下り信号を復調及び復号して干渉をキャンセルしている。このように、干渉除去対象となる複数の通信装置の制御信号を一度に読み込むことができるように構成されている。
図7には、各通信装置(ここでは、中継局#1−#3)に一括して無線リソースを割り当てる制御チャネル構成例が示されている。この制御チャネル構成例は、上りリンクのリソース割り当てに用いる上り制御情報、すなわちUL grantを想定したものであるが、下りリンクのリソース割り当てに用いるDL assignmentに適用することも可能である。制御信号は、各通信装置で個別の個別制御情報と、各通信装置で共通の共通制御情報とを含んで構成される。
個別制御情報としては、変調方式、トランスポートブロックサイズ(符号化率)、参照信号番号、送信電力が含まれている。共通制御情報としては、無線リソースブロックの割り当て情報、その他の制御情報、共通の識別情報を含まれている。共通の識別情報は、例えば、同一無線リソースに非直交多重される中継局で共通のグループIDである。
図7に示す制御チャネル構成例では、中継局#1−#3は、制御信号を受信することで、共通制御情報に含まれる共通の識別情報(グループID)により同一無線リソースで上り信号を送信する。また、このチャネル構成例を下り制御情報に用いた場合には、共通制御情報に含まれる共通の識別情報(グループID)から干渉除去対象となる他の中継局を認識させて、干渉除去対象となる他の中継局の下り信号を復調及び復号して干渉をキャンセルすることも可能である。また、制御信号には、非直交多重されているか否かを示す判定情報が含まれていてもよいし、共通の識別情報の有無によって非直交多重されているか否かが判定されてもよい。
なお、制御信号は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、RPDCCH(RN-specific Physical Downlink Control Channel)のいずれで送信されてもよい。また、制御信号の制御情報は、ハイヤレイヤシグナリング(RRCシグナリングなど)で通知される上位制御情報に含まれてもよい。なお、上記した各制御チャネル構成例はバックホールリンクに限らず、アクセスリンクやユーザ端末同士が直接通信するD2D等に適用してもよい。
続いて、本実施の形態に係る無線通信システム1のバックホールリンク及びアクセスリンクで使用される無線アクセス方式について説明する。下りリンクについてはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)及びNOMAが適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)及びNOMAが適用される。OFDMAは、送信帯域をサブバンドに分割してユーザ端末UEを直交多重するマルチキャリア伝送方式であり、SC−FDMAは、周波数方向の連続した無線リソースにユーザ端末UEを割り当てるシングルキャリア伝送方式である。NOMAは、サブバンド毎にユーザ端末UEを異なる送信電力で非直交多重するマルチキャリア伝送方式である。
無線通信システム1では、下りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末UEで共有される下り共有データチャネル(PDSCH)、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)、報知チャネル(PBCH)等が用いられる。PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)により、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。
また、無線通信システム1では、上りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末UEで共有される上り共有チャネル(PUSCH)、上り制御チャネル(PUCCH)、ランダムアクセスチャネル(PRACH)等が用いられる。PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)により、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。PUCCH(Physical Uplink Control Channel)又はPUSCHにより、下りリンクのチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、ACK/NACK等が伝送される。
次に、無線通信システムの機能ブロック構成について説明する。図8は、無線基地局BSの機能ブロック構成を示し、図9は、中継局RS(中継局RS1、RS2、移動中継局RS3、マルチホップ中継局RS4、RS5)の機能ブロック構成を示している。なお、図8及び図9では、一部の構成のみを示しているが、無線基地局BS及び中継局RSは、必要な構成を不足なく備えているものとする。また、ユーザ端末UEについては中継局RSと同一の構成であるため、説明を省略する。
図8に示すように、無線基地局BSは、基地局スケジューラ101、分割部102、チャネルコーディングデータ変調部103、電力設定部104、リソースブロック割当部105、ハイブリッド直交/非直交多重部106、制御信号生成部107、制御信号リソース割当部108、物理チャネル多重部109、IFFT部110、CP追加部111を備えている。
基地局スケジューラ101は、中継局RS及びユーザ端末UEからのCSIフィードバックやパスロス等に基づいて無線基地局BSの各機能ブロックを制御する。基地局スケジューラ101は、非直交多重される下り信号を同一無線リソースに割り当て、直交多重される送信データを異なる無線リソースに割り当てるようにスケジューリングする。同一無線リソースに非直交多重される送信データは、パルロス差が大きくなるようにスケジューリングされる。また、基地局スケジューラ101は、中継局RS及びユーザ端末UEに対する送信電力、トランスポートブロックサイズ(符号化率)、変調方式を決定する。
分割部102は、基地局スケジューラ101に制御されて、サブバンド毎に送信データを分割する。チャネルコーディングデータ変調部103は、基地局スケジューラ101に制御されて、ユーザkのサブバンドb毎にデータ信号に符号化及び変調を実施する。電力設定部104は、基地局スケジューラ101に制御されて、ユーザkのサブバンドb毎にデータ信号と共に復調RSの電力設定を実施する。この場合、同一無線リソースで非直交多重されるデータ信号については、当該無線リソースの総送信電力をパスロス等に応じた比率で配分される。リソースブロック割当部105は、基地局スケジューラ101に制御されて、ユーザk毎にデータ信号をリソースブロックに割り当てる。
ハイブリッド直交/非直交多重部106は、基地局スケジューラ101に制御されて、リソースブロック割当部105から出力されたデータ信号を多重する。非直交多重用のデータ信号については、同一リソースブロックに多重され、直交多重用のデータ信号については、異なるリソースブロックに多重される。
制御信号生成部107は、中継局RS及びユーザ端末UEに対する制御信号を生成する。例えば、制御信号生成部107は、干渉ユーザのデータ信号を復調及び復号するための下り制御情報を含む制御信号を生成してもよい(図6参照)。下り制御情報は、干渉を除去するための情報、リソースブロックの割り当て情報、変調方式、トランスポートブロックサイズ(符号化率)、送信電力比、その他の制御情報、識別情報を含んで構成されている。干渉を除去するための情報は、干渉ユーザの制御信号を検出可能な情報であり、ユーザID(RNTI)や無線リソースの位置(CCE index)等である。
また、制御信号生成部107は、中継局RS及びユーザ端末UEに一括して無線リソースを割り当てる上り制御情報を含む制御信号を生成してもよい(図7参照)。この制御信号は、中継局RS及びユーザ端末UEで個別の個別制御情報と、中継局RS及びユーザ端末UEで共通の共通制御情報を含んで構成される。個別制御情報としては、変調方式、トランスポートブロックサイズ(符号化率)、参照信号番号、送信電力が含まれ、共通制御情報としては、無線リソースブロックの割り当て情報、その他の制御情報、共通の識別情報を含まれている。共通の識別情報は、同一無線リソースに非直交多重される中継局で共通のグループIDでもよい。
なお、制御信号生成部107は、上記2種類の制御信号のうちいずれか一方を生成してもよいし、両方を生成してもよい。制御信号リソース割当部108は、制御信号生成部107から出力された制御信号をリソースブロックに割り当てる。
物理チャネル多重部109は、ハイブリッド直交/非直交多重部106から出力されたデータ信号、制御信号リソース割当部108から出力された制御信号、CSI−RS等の参照信号を物理チャネルに多重する。物理チャネル多重部109から出力された無線信号は、IFFT部110でIFFT処理が施されて、CP追加部111でCyclic Prefixが追加されて送信アンテナ112から中継局RS及びユーザ端末UEに向けて送信される。この場合、無線基地局BSから中継局RSには無線信号がバックホールリンクを介して送信され、無線基地局BSからユーザ端末UEには無線信号がアクセスリンクを介して送信される。
図9に示すように、中継局RSは、CP除去部201、FFT部202、物理チャネル分離部203、目的ユーザ制御信号検出部204、干渉ユーザ制御信号検出部205を備えている。また、中継局RSは、干渉ユーザ(干渉除去対象)用にリソースブロック抽出部206、干渉キャンセラ207、チャネル推定部208、復調復号部209を備え、目的ユーザ(自局)用にリソースブロック抽出部210、干渉キャンセラ211、チャネル推定部212、復調復号部213、連結部214を備えている。受信アンテナ215で受信された無線信号は、CP除去部201でCyclic Prefixが除去され、FFT部202でFFT処理が施されて物理チャネル分離部203に入力される。
物理チャネル分離部203は、CP除去部201から出力された無線信号を物理チャネル毎に分離する。分離された信号は、目的ユーザ制御信号検出部204、干渉ユーザ用のリソースブロック抽出部206、目的ユーザ用のリソースブロック抽出部210に入力される。目的ユーザ制御信号検出部204は、目的ユーザ、すなわち自局に対する制御信号を検出する。目的ユーザ制御信号検出部204は、自局の制御信号に含まれる各制御情報を目的ユーザ用のリソースブロック抽出部210、干渉キャンセラ211、チャネル推定部212、復調復号部213、連結部214に提供する。また、目的ユーザ制御信号検出部204は、自局の制御信号を干渉ユーザ制御信号検出部205に出力する。
干渉ユーザ制御信号検出部205は、自局に対するデータ信号に含まれる干渉を除去するための情報、すなわち、干渉ユーザのユーザID、CCE index、グループID等から干渉ユーザの制御信号を検出する。干渉ユーザ制御信号検出部205は、干渉ユーザの制御信号に含まれる各制御情報を干渉ユーザ用のリソースブロック抽出部206、干渉キャンセラ207、チャネル推定部208、復調復号部209に提供する。
干渉ユーザ用のリソースブロック抽出部206は、干渉ユーザ制御信号検出部205から提供される干渉ユーザ用の制御情報に基づいて、干渉ユーザのデータ信号が割り当てられたリソースブロックを抽出する。干渉キャンセラ207は、ユーザkのサブバンドb毎に下位レベルの干渉レプリカ、すなわちパスロスが大きく送信電力が大きな他の干渉ユーザのデータ信号を除去する。この場合、干渉キャンセラ207は、最下位レベルの場合、すなわち他の干渉ユーザの干渉レプリカよりも送信電力が大きな場合には処理をスキップする。チャネル推定部208は、ユーザkのサブバンドb毎にデータ信号をチャネル推定し、復調復号部209は、これを復調及び復号して干渉レプリカを生成する。この干渉レプリカの生成処理は、干渉ユーザの数だけ繰り返される。
自局用のリソースブロック抽出部210は、目的ユーザ制御信号検出部204から提供される自局の制御情報に基づいて、自局のデータ信号が割り当てられたリソースブロックを抽出する。干渉キャンセラ211は、ユーザkのサブバンドb毎に干渉ユーザの干渉レプリカ、すなわち干渉ユーザのデータ信号を除去する。この場合、干渉キャンセラ211は、自局が最下位レベルの場合、すなわち他の干渉ユーザよりも送信電力が大きな場合には処理をスキップする。チャネル推定部212は、ユーザkのサブバンドb毎にデータ信号をチャネル推定し、復調復号部213は、これを復調及び復号してデータ信号を生成する。そして、連結部214は各サブバンドのデータ信号を連結して受信データを生成する。
また、中継局RSは、無線基地局BSから受信した受信データを、無線基地局BSで割り当てられた無線リソースとは異なる無線リソースに割り当てる。そして、中継局RSは、自局に接続された下位の通信装置(例えば、ユーザ端末、マルチホップ中継局)に対して送信する。したがって、ここでは詳述しないが、中継局RSは、下位の通信装置に対して下り信号を多重する多重部と、下位の通信装置に対して下り信号を送信する送信部とを備えている。また、中継局RSは、非直交多重をサポートしているか否かを示すCapability等のサポート情報を無線基地局BSに通知する構成を備えている。
また、無線基地局BSに干渉キャンセラを適用することも可能である。この場合、無線基地局BSは、複数の通信装置(中継局RS及びユーザ端末UE)から同一無線リソースを用いて送信された上り信号の相互の干渉を除去して、各通信装置の上り信号を受信する受信部を備えている。この場合、無線基地局BSは、図7に示す制御信号をUL grantで送信して、各通信装置に同一無線リソースを用いて上り信号を送信させるように指示する。また、本実施の形態では、バックホールリンク及びアクセスリンクにNOMAを適用する構成について説明したが、ユーザ端末同士が直接通信するD2DにNOMAを適用することも可能である。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、無線基地局BSとユーザ端末UEとを結ぶアクセスリンクだけでなく、無線基地局BSと中継局RSとを結ぶ無線バックホールリンクに、異なる送信電力で同一無線リソースに非直交多重する非直交多元接続が適用される。これにより、アクセスリンクだけでなく、無線バックホールリンクの大容量化を図ることができる。また、バックホールリンクを含む様々なシステム形態に非直交多元接続を適用させることで、無線ネットワーク全体の大容量化を図ることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、様々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、上記説明におけるキャリア数、キャリアの帯域幅、シグナリング方法、処理部の数、処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
1 無線通信システム
101 基地局スケジューラ
104 電力設定部
105 リソースブロック割当部
106 ハイブリッド直交/非直交多重部(多重部)
107 制御信号生成部
108 制御信号リソース割当部
109 物理チャネル多重部
112 送信アンテナ(送信部)
203 物理チャネル分離部
204 目的ユーザ制御信号検出部
205 干渉ユーザ制御信号検出部
206 リソースブロック抽出部
207 干渉キャンセラ
208 チャネル推定部
209 復調復号部
215 受信アンテナ(受信部)
BS 無線基地局
RS 中継局(通信装置)
UE ユーザ端末(通信装置)

Claims (10)

  1. 複数の通信装置に対する下り信号それぞれに対して異なる電力を用いて、同一の無線リソースに多重する多重部と、
    前記多重された下り信号を送信する送信部と、を備え、
    前記複数の通信装置の内、少なくとも1つの通信装置は中継局であり、
    前記送信部は、前記中継局宛ての下り信号をバックホールリンクを介して送信することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記複数の通信装置の内の1つに対して干渉除去対象となる、前記複数の通信装置の内の他の通信装置の制御信号を検出可能な情報を含めて制御信号を生成する制御信号生成部をさらに備え、
    前記送信部が前記複数の通信装置に制御信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記制御信号生成部は、干渉除去対象となる他の通信装置の制御信号を検出可能な情報として、前記他の通信装置の個々のユーザID又はCCE indexを含めて制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 同一無線リソースに非直交多重される複数の通信装置で個別の個別制御情報と、当該複数の通信装置で共通の共通制御情報とを含めて制御信号を生成する制御信号生成部を備え、
    前記共通制御情報は、前記複数の通信装置で共通の識別情報を含み、
    前記送信部が前記複数の通信装置に制御信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記共通制御情報は、前記複数の通信装置の上り信号に対する同一無線リソースの割り当て情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. 前記多重部は、前記複数の通信装置から取得した非直交多重をサポートしているか否かを示すサポート情報に基づいて、前記複数の通信装置を非直交多重することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  7. 前記複数の通信装置から同一の無線リソースを用いて送信された上り信号の相互の干渉を除去して、各通信装置からの送信された上り信号を受信する受信部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  8. 無線基地局において、自局を含む複数の通信装置に対する下り信号それぞれに対して、異なる電力を用いて同一の無線リソースに多重された下り信号を、バックホールリンクを介して受信する受信部と、
    受信した下り信号から自局に宛てられた下り信号を復調する処理部と、
    前記処理部で復調された下り信号を、前記同一のリソースと異なるリソースで自局に接続された下位の通信装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする中継局。
  9. 前記復調された下り信号は、前記下位の通信装置に対する下り信号と、前記中継局に接続された他の下位の通信装置に対する下り信号とを含み、
    前記処理部は、前記同一のリソースと異なった前記リソースに、異なる送信電力を用いて、前記下位の通信装置に対する下り信号と、前記中継局に接続された他の下位の通信装置に対する下り信号とを多重し、
    前記送信部は、前記処理部により多重された信号を送信する、ことを特徴とする請求項8に記載の中継局。
  10. 無線基地局において、複数の通信装置に対する下り信号それぞれに対して異なる電力を用いて、同一の無線リソースに多重する工程と、
    前記多重された下り信号を送信する工程と、を有し、
    前記複数の通信装置の内、少なくとも1つの通信装置は中継局であり、
    前記送信する工程は、前記中継局宛ての下り信号を、バックホールリンクを介して送信することを特徴とする、無線基地局における無線通信方法。
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