JP2011029766A - バウンダリーマイクロホン - Google Patents

バウンダリーマイクロホン Download PDF

Info

Publication number
JP2011029766A
JP2011029766A JP2009171270A JP2009171270A JP2011029766A JP 2011029766 A JP2011029766 A JP 2011029766A JP 2009171270 A JP2009171270 A JP 2009171270A JP 2009171270 A JP2009171270 A JP 2009171270A JP 2011029766 A JP2011029766 A JP 2011029766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
microphone unit
base
boundary
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009171270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5441541B2 (ja
Inventor
Noriko Matsui
徳子 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2009171270A priority Critical patent/JP5441541B2/ja
Priority to CN201010223297.XA priority patent/CN101964930B/zh
Priority to US12/839,729 priority patent/US8699739B2/en
Publication of JP2011029766A publication Critical patent/JP2011029766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5441541B2 publication Critical patent/JP5441541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/40Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers
    • H04R1/406Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2201/00Details of transducers, loudspeakers or microphones covered by H04R1/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2201/02Details casings, cabinets or mounting therein for transducers covered by H04R1/02 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2201/025Transducer mountings or cabinet supports enabling variable orientation of transducer of cabinet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/027Spatial or constructional arrangements of microphones, e.g. in dummy heads

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】 収音方向を容易に変更するための手段を備えたバウンダリーマイクロホンを提供する。
【解決手段】 金属からなるベース2と、金属からなり音波を導き入れる複数の孔を有するカバー1と、音声を電気信号に変換するマイクロホンユニット3と、マイクロホンユニット3を保持しベース2にスライド可能に組み込まれたマイクロホンユニットホルダー8と、を備え、マイクロホンユニットホルダー8はノブ14を有し、ベース2はマイクロホンユニットホルダー6のノブ14が貫通する孔10を有し、マイクロホンユニットホルダー6のノブ14とベース2の孔10は、この孔10の範囲内でノブ14を移動させることによりマイクロホンユニットホルダー6をマイクロホンユニット3とともに移動させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に卓上に設置して使用されるバウンダリーマイクロホン、より詳しくは、収音方向を容易に変更するための手段を備えたバウンダリーマイクロホンに関するものである。
主に卓上に設置して使用されるバウンダリーマイクロホンがある。図11は従来のバウンダリーマイクロホンの一例を示す。図11において、符号17はバウンダリーマイクロホンのベースを示している。ベース17は扁平な金属からなり、机上あるいは床面などに固定可能になっている。ベース17の上面には、回路基板18などを装着するための凹陥部(窪み)が形成されている。ベース17の上面からは、ベース17を平面方向から見たほぼ中央部に、後述のカバー20を連結するための柱11が一体成形により立ち上がっている。この柱11には上端側からねじ穴12が形成されている。ベース17は、図11における左側が前側、右側が後ろ側となっていて、ベース17の後端には壁が一体に形成され、この壁を貫通して形成された孔にブッシュ14が嵌められている。会議場に設置されるバウンダリーマイクロホンの場合、前側を出席者の方に向けて机上などに設置される。ブッシュ14の中心孔にはマイクロホンコード15の一端部が通されている。マイクロホンコード15は、一般的には2芯の平衡出力コードであって、これらのコードをシールド線が包み込んだ構成のコードが用いられる。マイクロホンコード15を構成する上記2芯の信号線とシールド線の端部は、以下に説明する回路基板18の所定の半田付けランドなどに接続される。
ベース17の上面には、上記凹陥部のほぼ前半部分に、凹陥部を塞ぐようにして回路基板18が固定されている。回路基板18の上面にはマイクロホンユニット16が、音波の導入口を前方に向けて取付けられている。マイクロホンユニット16は一般的にはコンデンサー方式のマイクロホンユニットが用いられている。ベース17にはマイクロホンユニット16および回路基板18を含むベース17の上面全面を覆うカバー20が被せられている。カバー20は、ベース17と同様に金属部品からなり、音波をマイクロホンユニット16に導くために無数の開口が形成されている。カバー20は、例えば無数の孔を打ち抜きによって形成したパンチングメタルが用いられることが多い。カバー20は扁平な皿型にプレス成形され、これを伏せた形でベース17の上面に被せられている。カバー20を平面方向から見てほぼ中央部にはベース20の柱11に対応する位置に窪みが形成されるとともにこの窪みの底に孔が形成されている。この孔には締結部材としてのねじ13が挿入され、ねじ13は上記柱11に形成されているねじ穴12にねじ込まれることにより、ベース17にカバー20が締結されている。ねじ13の頭部は、カバー20の上記窪み内に落ち込んでいる。ベース17の上面側の周縁にはカバー20の周縁部の受け部が形成され、上記のようにねじ13でカバー20がベース17に締結された状態で、カバー20の周縁部がベース17に接するべく設計されている。
以上説明したように、バウンダリーマイクロホンは、外観上、主としてベース17とカバー20の二つの部品で構成され、その内部空間に内蔵部品が組み込まれる(例えば特許文献1に記載の発明など)。ベース12とカバー20は、カバー20の孔に挿入したねじ13がベース17のねじ穴12にねじ込まれることにより互いに締結されている。カバー12のほぼ中央部において1本のねじ13でベース17とカバー20を締結し、ねじ13の頭部はカバー20の窪みに嵌まる構成になっている。
一方、従来型のバウンダリーマイクロホンには、図12、図13に示すような円形のものがある。図12、図13において、円形のバウンダリーマイクロホンは、主な構成要素として、平面形状が円形のベース117と、平面形状が円形で蓋の形状をしているカバー120と、カバー120に覆われ、ベース117に備えられるマイクロホンユニット116と、ベース117の平面形状の中心位置に、カバー120で覆われる内部空間と外部を連通させるコード挿入孔125と、コード挿入孔125から導入された外部接続コード123と、ベース117の下部に備えられたゴム板122と、コード挿入孔125に嵌められた管軸124から構成されている。
ベース117は、カバー120で覆われる内部空間と外部を連通させるコード挿入孔125を有し、このコード挿入孔125は、放射状に配置されている3個のマイクロホンユニット116の中心軸線の交点に形成されている。ベース117は扁平な金属からなり、その下面にそなえられたゴム板122を支持台としている。カバー120は、押さえ部材121によってその内径方向に押圧されている。さらにカバー120の平面形状の中心には、ネジ113のための挿入孔が設けられており、ネジ113が上記ネジ穴から管軸124に設けられた適宜のネジ穴にねじ込まれることにより、カバー120がベース117に固定されている。また、ベース117の上面には、図示しない回路基板が存在する。
以上説明したように、バウンダリーマイクロホンは、外観上、主としてベース117とカバー120と、押さえ部材121の三つの部品で構成され、その内部空間に内蔵部品が組み込まれる。ところで、上記バウンダリーマイクロホンは、その使用時に、所望の収音方向を得るためには、調整作業を行う必要がある。すなわち、バウンダリーマイクロホン内部に設置されたマイクロホンユニット116の設置方向を変えている。その場合、マイクロホンユニット116を移動するためには、カバー120をあけて手作業でマイクロホンユニット116を外し、マイクロホンユニット116を所望の方向に移動させ、固定する方法で作業をしている。
しかしながら、上述の作業には手間がかかり、熟練工が作業しなければ、バウンダリーマイクロホン内部の故障の原因になりかねない問題がある。したがって、メンテナンスにコストがかかってしまう。さらに、上述のメンテナンス作業はある程度知識のあるものならなできるようにも考えられるが、RFI耐性にかかわっている内部構造に手を加えることになるため、作業後の外来のノイズ耐性を保証することができない問題がある。
特開2009−100157号公報
本発明は、バウンダリーマイクロホン内部の故障などを避けながら、バウンダリーマイクロホン内部のマイクロホンユニットを誰にでも簡易に移動させ、所望の収音方向を容易に得ることができ、そのため作業の手間を省くことでメンテナンスコストを低減するバウンダリーマイクロホンの提供を目的とする。
本発明に係るバウンダリーマイクロホンは、金属からなるベースと、金属からなり音波を導き入れる複数の孔を有するカバーと、音声を電気信号に変換するマイクロホンユニットと、上記マイクロホンユニットを保持し上記ベースにスライド可能に組み込まれたマイクロホンユニットホルダーと、を備え、上記マイクロホンユニットホルダーはノブを有し、
上記ベースは上記マイクロホンユニットホルダーのノブが貫通する孔を有し、上記マイクロホンユニットホルダーのノブと上記ベースの孔は、この孔の範囲内で上記ノブを移動させることにより上記マイクロホンユニットホルダーを上記マイクロホンユニットとともに移動させることができるマイクロホンユニット配置変更手段を構成していることを最も主要な特徴とする。
本発明におけるバウンダリーマイクロホンによると、マイクロホンユニット配置変更手段によって、バウンダリーマイクロホンの外側から簡単にかつ誰にでも調節できる。外部から調整することができるため、バウンダリーマイクロホン内部の故障などの原因を避けながら、ユーザー側において最適な収音方向を容易に調整することができる。よって、専門技術者でなければ調整することができないといった煩雑さを省いて、メンテナンスコストを低減することができる。
本発明にかかるバウンダリーマイクロホンの実施例を示す分解断面図である。 上記実施例の断面図である。 上記実施例を、カバーを除去した状態で示す上面図である。 上記実施例の下面図である。 上記実施例の異なった動作態様を示す下面図である。 上記実施例の図5に示す動作態様を図3に準じて示す上面図である。 上記実施例におけるカバーを示す上面図である。 上記実施例の使用態様を模式的に示す上面図である。 上記実施例の別の使用態様を模式的に示す上面図である。 上記実施例のさらに別の使用態様を模式的に示す上面図である。 バウンダリーマイクロホンの従来例を示す断面図である。 円形のバウンダリーマイクロホンの従来例を示す分解断面図である。 上記従来のバウンダリーマイクロホンの断面図である。
以下、本発明に係るバウンダリーマイクロホンの実施例について図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3において、本実施例に係るバウンダリーマイクロホンは、扁平な円形の皿形に形成され、その開放端部の外周縁部に平坦な鍔部1aを有しているカバー1と、平面形状が円形のベース2と、リング状の形状をした押さえ部材5と、3個のマイクロホンユニット3と、そのうち2個のマイクロホンユニット3を保持しベース2にスライド可能に組み込まれたマイクロホンユニットホルダー6と、各マイクロホンユニットホルダー6の下面に備えられたノブ14と、図3に示される回路基板9と、マイクロホンユニットホルダー8のノブ14がベース2を貫通するためにベース2に設けられた2つの孔10と、ベース2の平面形状の中心位置に、カバー1で覆われる内部空間と外部を連通させるコード挿入孔11と、ベース2の下部に備えられた台座7と、コード挿入孔11に嵌められた管軸6と、管軸6に挿入された外部との接続コード4と、配線12で主に構成されている。
図2において、リング状をしている押さえ部材5は、カバー1の鍔部1aを全周にわたり押圧している。押さえ部材5は、カバー1の鍔部1aとの対向面である下面に上記鍔部1aを押圧するための凸部5aを有し、この凸部5aでカバー1の鍔部1aを、ベース2に向かって押圧している。凸部5aは押さえ部材5の全周にわたり連続して形成されている。ベース2とカバー1と押さえ部材5は、ねじなどからなる締結部材13によって一体に締結されている。
このようにバウンダリーマイクロホンを構成することで、金属からなるベース2と、カバー1との接合は、面接触となり、周囲に隙間のないものにすることができる。さらに、押さえ部材5がカバー1を押圧し、カバー1の鍔部1aとベース2の外周部上面を強力に固定することができる。さらに、押さえ部材5による押圧力が凸部5aによりカバー1の鍔部1aに集中してかかるため、カバー1の鍔部1aをベース2の外周部上面により強力にかつ隙間なく面接触させることができる。こうして、外部から内蔵部品に向かって進入しようとする電磁波をより効果的に遮断することができ、シールド効果をよりいっそう高めて、電磁波によるノイズの発生を防止することができる。これに加えて、シールド部材を内部に設ける必要がないため、その分のコストを下げることができる。
図2において、ベース2のコード挿入孔11には円筒状をした管軸6が嵌められ、この管軸6に外部との接続コード4が挿入されている。図3に示すように、管軸6の周りに3個のマイクロホンユニット3が収音面をベース2の半径方向外側に向けて配置されている。3個のマイクロホンユニット3のうちの2個は、マイクロホンユニットホルダー8によって保持されている。これらのマイクロホンユニットホルダー8は、上記コード挿入孔11を中心として管軸6に形成された円弧面6aに沿い、かつ、ベース2の面上において円弧を描きながらスライド可能に組み込まれている。したがって、マイクロホンユニットホルダー8で保持された2個のマイクロホンユニット3も、マイクロホンユニットホルダー8とともにコード挿入孔11を中心として一定の角度範囲で円弧を描きながら移動することができる。残りの1個のマイクロホンユニット3はベース2に固定されている。上記2個のマイクロホンユニット3のケースはマイクロホンユニットホルダー8を介してベース2に導通し、他の1個のマイクロホンユニット3のケースはマイクロホンユニットホルダー8を介することなく直接ベース2に導通している。また、各マイクロホンユニットホルダー8は、上記管軸6の円弧面6aに接触しながら回転するため、マイクロホンユニット3を移動させても、常にマイクロホンユニット3のケースと、ベース2との導通を確保できる。
上記実施例のように、管軸6から、ベース2の下方に向かってコード4を通すことにより、各マイクロホンユニット3の収音範囲からコード4が退避し、周囲からの音声を効率的に拾うことができる。上記マイクロホンユニット3のスライド方式としては、図示の構成のものに限定されるものではなく、適宜のものを選択でき、例えば、スライドを補助するための部材を用いても良い。
3個のマイクロホンユニット3は、それらの中心軸線がベース2の面に平行になるように配置されている。また、移動可能な2個のマイクロホンユニット3のある移動態様において、上記コード挿入孔11を中心にして120度間隔で放射状になるように配置されている。2つのマイクロホンユニットホルダー6は、上記角度を維持するように、マイクロホンユニット3を保持している。図1、図2に示すように、マイクロホンユニットホルダー6の下面にはノブ14が一体に備えられている。ノブ14はマイクロホンユニットホルダー6とともに一体成形する、あるいは接着するなど、適宜の手段でマイクロホンユニットホルダー6と一体に設けられている。ベース2は、マイクロホンユニットホルダー8のノブ14が貫通する2つの孔10を有している。これらの孔10は、コード挿入孔11を中心とするマイクロホンユニットホルダー8の移動をガイドするためのもので、コード挿入孔11を中心とする円弧状に、また、マイクロホンユニットホルダー8の移動範囲を規制するために一定の範囲で形成されている。
図4に示すように、上記孔10は、コード挿入孔を中心とした円弧を描くようにスリット状に形成されていて、この孔10の範囲内でノブ14をベース2の下面から移動させることにより、マイクロホンユニットホルダー8をマイクロホンユニット3とともに移動させることができる。このように、上記孔10と、マイクロホンユニットホルダー8と、ノブ14は、マイクロホンユニット配置変更手段を構成している。
なお、本発明に係るバウンダリーマイクロホンに備えられるマイクロホンユニット3の数と、マイクロホンユニットホルダー6の数、したがって、マイクロホンユニット配置変更手段の数も任意である。例えば、3個のマイクロホンユニット3がそれぞれマイクロホンユニットホルダー6に保持されてベース2に放射状に配置され、1個のマイクロホンユニットのみが、または3個のマイクロホンユニットのすべてが配置変更手段を備えていてもよい。孔10の数は、マイクロホンユニット配置変更手段の数に合わせて設けられる。ノブ14は、マイクロホンユニットホルダーと一体で形成されてもよく、接着剤などで固定されたものでもよい。
図4に示すように、前記二つのノブ14がベース2に形成されている各孔10の一端に位置する場合、より具体的には、図4において右側のノブ14がコード挿入孔11を中心として反時計回りの限界位置に、左側のノブ14がコード挿入孔11を中心として時計回りの限界位置にあるときは、図3のように3個のマイクロホンユニット3の周方向の配置関係が120度間隔になる。また、図5のように、ノブ14がベース2の孔10の他端に位置する場合には、図6に示すように、2個のマイクロホンユニットホルダー8でそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニット3が、周方向に180度間隔になるように、したがって、この2個のマイクロホンユニット3の中心軸線が一直線になるように上記マイクロホンユニット配置変更手段が設計されている。また、マイクロホンユニット配置変更手段でそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニット3が、周方向に180度間隔になるときは、図6に示すように、他の一つのマイクロホンユニット3は、その中心軸線が、上記2個のマイクロホンユニット3の中心を結ぶ線に対して90度となるように配置されている。
マイクロホンユニット3の数と同じ回路基板9が、ベース2上に、かつ、マイクロホンユニット3相互間に固定されている。マイクロホンユニット3と、回路基板9、コード4は、適宜の配線12によって導通され、外部出力との導通及び電源の供給が可能となっている。上記のように構成されたバウンダリーマイクロホンは、マイクロホンユニット配置変更手段を構成するノブ14を操作することにより、収音可能な範囲を容易に調節することができる。回路基板9および配線12の配置は任意であるが、マイクロホンユニットホルダー6の移動の妨げにならないように配置する。例えば図示の実施例のようにマイクロホンユニット3が3つある場合、図3のように、コード挿入孔11を中心にして放射状に3つの回路基板9を配置すると好ましい。
カバー1は、上述のように、マイクロホンユニット6および回路基板9を含むベース2の上面を覆っている。カバー1は、ベース2と同様に金属部品からなり、音波をマイクロホンユニット3に導くために無数の開口が形成されている。また、カバー1は、無数の孔を打ち抜きによって形成したパンチングメタルが用いられ、これを伏せた形でベース7の上面に被せられている。図7のように、カバー1の鍔部1aには、前記締結部材13を通すために切り欠き1bが複数個所に形成されている。図3に示すように、平面形状が円形であるベース2の上面側の周縁には、カバー1の鍔部1aの受け部2aが形成され、カバー1の周縁部がベース2に接しやすく設計されている。カバー2の形状および材質は上記の形状および材質に限らず、音波をマイクロホンユニットに導く無数の開口が形成されていれば、適宜の形状および材質を選択できる。
上述のようにカバー1の鍔部1aは、カバー1の外周全域に形成されている。カバー1は表面を塗装されている。ただし、カバー1のベース2との接触面すなわちカバー1の底面は非塗装面となっていて、カバー1とベース2が電気的に導通している。上記被塗装面は塗装工程において塗装対象面としないことによって形成してもよいし、全面を塗装した後塗装を除去することによって形成してもよい。カバー1およびベース2の平面形状は、円形に限らず、適宜のものを選択でき、四角形状や三角形状であってもよい。
リング状をしている押さえ部材5は、カバー1の鍔部1aを全周にわたって押圧している。図1に示すように、押さえ部材5は、カバー1の鍔部1aとの対向面にこの鍔部1aを押圧する凸部5aを有する。この凸部5aは、横断面が半円状で、押さえ部材5の全周にわたって形成されている。上記凸部5aの横断面形状としては、適宜のものを選択することができる。また、凸部5aは、上述のように押さえ部材5の全周にわたっていてもよく、断続的に形成されていてもよい。押圧の効果を考慮すると、全周にわたって形成されている方が、圧力が全周囲に行きわたるため好ましい。ベース2とカバー1と押さえ部材5は、適宜の締結部材13によって一体に締結されている。通常バウンダリーマイクロホンの場合、マイクロホンユニット6にはインピーダンス変換器を有するコンデンサマイクロホンユニットが用いられる。図示しないが、回路基板9には、音質調整回路や音声出力回路、上記インピーダンス変換器などが組み込まれている。
図6で示したように、2個のマイクロホンユニットホルダー8でそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニット3が周方向に180度間隔になるときに、他の一つのマイクロホンユニット3の方向は、上記2個のマイクロホンユニット3の中心を結ぶ線に対して90度となる。そこで、このマイクロホンユニットホルダー8を持たない他の一つのマイクロホンユニット3をオフの状態にしたバウンダリーマイクロホン16を、図8に示すようにテーブルに設置したとする。180度間隔で背中合わせ状に配置された上記2個のマイクロホンユニット2のみが電気音響変換動作をするので、それらの収音角度範囲がα度とすると、バウンダリーマイクロホン16の前後α度の音波を拾うことができる。したがって、テーブル15を挟みその前後に出席者が着席して会議を行う場合などにおいて、テーブル15の前後方向中央に、上記のように設定したバウンダリーマイクロホン16を配置するとよい。
図9は、上記のようにマイクロホンユニットホルダー8でそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニット3が周方向に180度間隔になるように設定され、かつ、もう一つのマイクロホンユニット3も含めて3個のマイクロホンユニットがオンの状態になっている場合の使用例を示す。互いに180度間隔の上記2個のマイクロホンユニット3と、これらのマイクロホンユニット3の中心軸線に直交する方向のもう一つのマイクロホンユニット3がそれぞれ収音範囲を持つ。したがって、例えば、図9に示すようにテーブル15を囲んで会議を行う場合、上記のように設定したバウンダリーマイクロホン16をテーブル15の端部に設置すると、テーブル15の前後に位置する出席者とテーブル15の側面に位置する出席者の発言を拾うことができる。
図3で示すように、3つのマイクロホンユニット3が、コード挿入孔11を中心にして120度間隔で放射状に配置されている場合、図10で示すように、平面方向に全周囲360度にわたって収音することができる。したがって、テーブル15を囲んで着席した全員の音声を拾うことができる。
上記収音範囲の調整は、マイクロホンユニット配置変更手段によって、バウンダリーマイクロホン16の外側から簡単にかつ誰にでも調節できる。仮に、カバー1を取り外さなければ収音範囲を調整することができないとすれば、内蔵部品に触るなどして故障を起こす原因になりかねない。その点、図示の実施例によれば、外部から調整することができるため、バウンダリーマイクロホン内部の故障などの原因を避けながら、ユーザー側において最適な収音方向を容易に調整することができる。よって、専門技術者でなければ調整することができないといった煩雑さを省いて、メンテナンスコストを低減することができる。
本発明に係るバウンダリーマイクロホンは、以上説明した実施例の構成に限定されるものでない。バウンダリーマイクロホンのカバー1とベース2の内部にあるマイクロホンユニット3を金属メッシュのようなシールド部材で覆ってもよい。また、また、内部構成に適宜のスピーカーユニットを付加することで、一台で収音機能とスピーカー機能を同時に備えるスピーカー付きバウンダリーマイクロホンとすることもでき、例えば会議室などのテーブルに置いて使用することができる。
1 カバー
2 ベース
3 マイクロホンユニット
4 外部コード
5 抑え部材
6 管軸
7 台座
8 マイクロホンユニットホルダー
9 回路基板
10 孔
11 コード挿入孔
12 配線
13 締結部材
14 ノブ

Claims (9)

  1. 金属からなるベースと、
    金属からなり音波を導き入れる複数の孔を有するカバーと、
    音声を電気信号に変換するマイクロホンユニットと、
    上記マイクロホンユニットを保持し上記ベースにスライド可能に組み込まれたマイクロホンユニットホルダーと、を備え、
    上記マイクロホンユニットホルダーはノブを有し、
    上記ベースは上記マイクロホンユニットホルダーのノブが貫通する孔を有し、
    上記マイクロホンユニットホルダーのノブと上記ベースの孔は、この孔の範囲内で上記ノブを移動させることにより上記マイクロホンユニットホルダーを上記マイクロホンユニットとともに移動させることができるマイクロホンユニット配置変更手段を構成していることを特徴とするバウンダリーマイクロホン。
  2. 3個のマイクロホンユニットがそれぞれマイクロホンユニットホルダーに保持されてベースに放射状に配置されている請求項1記載のバウンダリーマイクロホン。
  3. 3個のマイクロホンユニットホルダーのうち2個がスライド可能であってこの2個のマイクロホンユニットホルダーがノブを有している請求項2記載のバウンダリーマイクロホン。
  4. ノブを有する2個のマイクロホンユニットホルダーがベースの孔の一端にあるときは3個のマイクロホンユニットが周方向に120度間隔になり、上記2個のマイクロホンユニットホルダーがベースの孔の他端にあるときはこの2個のマイクロホンユニットホルダーでそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニットが周方向に180度間隔になる請求項3記載のバウンダリーマイクロホン。
  5. 2個のマイクロホンユニットホルダーでそれぞれ保持されている2個のマイクロホンユニットが周方向に180度間隔になるとき、他の一つのマイクロホンユニットの方向は、上記2個のマイクロホンユニットの中心を結ぶ線に対して90度となる請求項4記載のバウンダリーマイクロホン。
  6. カバーとベースの平面形状は円形である請求項1乃至5のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
  7. ベースは、カバーで覆われる内部空間と外部を連通させるコード挿入孔を有する請求項1乃至6のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
  8. ベースは、カバーで覆われる内部空間と外部を連通させるコード挿入孔を有し、このコード挿入孔は、放射状に配置されている3個のマイクロホンユニットの中心軸線の交点に形成されている請求項2乃至5のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
  9. コード挿入孔には管軸が嵌められ、この管軸にコードが挿入されるとともに、上記管軸の周りに2個のマイクロホンユニットホルダーがスライド可能に組み込まれている請求項8記載のバウンダリーマイクロホン。
JP2009171270A 2009-07-22 2009-07-22 バウンダリーマイクロホン Active JP5441541B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009171270A JP5441541B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 バウンダリーマイクロホン
CN201010223297.XA CN101964930B (zh) 2009-07-22 2010-07-02 界面传声器
US12/839,729 US8699739B2 (en) 2009-07-22 2010-07-20 Boundary microphone

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009171270A JP5441541B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 バウンダリーマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011029766A true JP2011029766A (ja) 2011-02-10
JP5441541B2 JP5441541B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=43497354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009171270A Active JP5441541B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 バウンダリーマイクロホン

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8699739B2 (ja)
JP (1) JP5441541B2 (ja)
CN (1) CN101964930B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039382A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社オーディオテクニカ バウンダリーマイクロホンおよびバウンダリーマイクロホン用アダプタ
US9924264B2 (en) 2015-07-27 2018-03-20 Kabushiki Kaisha Audio-Technica Microphone and microphone apparatus
US10003884B2 (en) 2015-07-24 2018-06-19 Kabushiki Kaisha Audio-Technica Microphone apparatus

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5432603B2 (ja) * 2009-06-22 2014-03-05 株式会社オーディオテクニカ バウンダリーマイクロホン
JP6595310B2 (ja) * 2015-11-17 2019-10-23 株式会社オーディオテクニカ バウンダリーマイクロホン
US10349169B2 (en) * 2017-10-31 2019-07-09 Bose Corporation Asymmetric microphone array for speaker system
JP7463751B2 (ja) * 2020-02-10 2024-04-09 ヤマハ株式会社 マイク装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117899A (ja) * 1982-12-24 1984-07-07 Canon Inc マイクロホン装置
JPH03293846A (ja) * 1989-12-22 1991-12-25 American Teleph & Telegr Co <Att> 拡声電話ステーション
JP2003332836A (ja) * 2002-05-09 2003-11-21 Nec Corp アンテナ
JP2005229433A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Sony Corp 音声集音装置と方法
JP2007019693A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Audio Technica Corp 面上収音式マイクロホン
JP2008288933A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Audio Technica Corp バウンダリーマイクロホン

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2164819B (en) * 1984-09-19 1988-09-28 Gibson Dawson Joseph Microphone
DE19703311A1 (de) * 1997-01-30 1998-08-06 Sennheiser Electronic Grenzflächenmikrofon
US6560344B1 (en) * 1998-10-30 2003-05-06 Etymotic Research, Inc. Miniature surface mounted directional microphone assembly
US8682005B2 (en) * 1999-11-19 2014-03-25 Gentex Corporation Vehicle accessory microphone
US8116500B2 (en) * 2004-10-15 2012-02-14 Lifesize Communications, Inc. Microphone orientation and size in a speakerphone
US8130977B2 (en) * 2005-12-27 2012-03-06 Polycom, Inc. Cluster of first-order microphones and method of operation for stereo input of videoconferencing system
JP5201656B2 (ja) 2007-10-16 2013-06-05 株式会社オーディオテクニカ バウンダリーマイクロホン
WO2009062212A1 (en) * 2007-11-13 2009-05-22 Akg Acoustics Gmbh Microphone arrangement comprising three pressure gradient transducers

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117899A (ja) * 1982-12-24 1984-07-07 Canon Inc マイクロホン装置
JPH03293846A (ja) * 1989-12-22 1991-12-25 American Teleph & Telegr Co <Att> 拡声電話ステーション
JP2003332836A (ja) * 2002-05-09 2003-11-21 Nec Corp アンテナ
JP2005229433A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Sony Corp 音声集音装置と方法
JP2007019693A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Audio Technica Corp 面上収音式マイクロホン
JP2008288933A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Audio Technica Corp バウンダリーマイクロホン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039382A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社オーディオテクニカ バウンダリーマイクロホンおよびバウンダリーマイクロホン用アダプタ
US10003884B2 (en) 2015-07-24 2018-06-19 Kabushiki Kaisha Audio-Technica Microphone apparatus
US9924264B2 (en) 2015-07-27 2018-03-20 Kabushiki Kaisha Audio-Technica Microphone and microphone apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20110019857A1 (en) 2011-01-27
CN101964930B (zh) 2016-04-20
JP5441541B2 (ja) 2014-03-12
US8699739B2 (en) 2014-04-15
CN101964930A (zh) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5441541B2 (ja) バウンダリーマイクロホン
US11832053B2 (en) Array microphone system and method of assembling the same
US11678109B2 (en) Offset cartridge microphones
US10979810B2 (en) Electronic device
JP5441540B2 (ja) バウンダリーマイクロホン
US20230224631A1 (en) Beamforming microphone with loudspeaker
WO2018211608A1 (ja) 操作ユニット及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5441541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250