JP2011028734A - デバッグシステム、エミュレータ、デバッグ方法、及び、デバッグプログラム - Google Patents

デバッグシステム、エミュレータ、デバッグ方法、及び、デバッグプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デバッグの制御用コンピュータとエミュレータとの間の無線通信が不通状態となっても、デバッグの対象であるマイクロコンピュータを適切に制御することが可能なデバッグシステムを提供する
【解決手段】デバッグシステムは、装置に実装されたマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータのエミュレーションを実行するエミュレータと、エミュレータと無線通信で接続されてマイクロコンピュータのデバッグを実行するコンピュータとを備える。エミュレータは、エミュレーションを実行する制御部と、エミュレーション実行中にコンピュータとエミュレータ間の無線通信状態を監視する無線通信状態監視部と、不通時制御情報を記憶する記憶部とを具備する。制御部は、無線通信状態が不通状態であるとき、不通時制御情報に基づいて装置が予め定められた状態へ移行されるようにマイクロコンピュータを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デバッグシステムに関し、特に、オンチップデバッグを行うデバッグシステムに関する。
オンチップデバッグは、開発対象のマイクロコンピュータをターゲットシステムに実装した状態で、マイクロコンピュータに組み込まれたプログラムのデバッグを行うプログラム開発手法である。このため、オンチップデバッグは、実際の使用状態に近い状態でデバッグを行うことができる。このような、オンチップデバッグでは、デバッグを制御するホストコンピュータとターゲットシステム上のマイクロコンピュータとの間をケーブルで接続していた。そのため、ユーザは、ケーブルの接続に手間を要し、また、接続したケーブル自体が邪魔になるといった課題があった。
特許文献1は、コンピュータと開発支援装置との間を結ぶ信号ケーブルの配線に手間がかからないマイクロコンピュータ開発支援システムを開示している。図1は、特許文献1におけるマイクロコンピュータ開発支援システムの構成を示す図である。特許文献1のマイクロコンピュータ開発システムは、コンピュータ1a〜1nと、無線装置2a〜2n、3a〜3nと、開発支援装置4a〜4nと、ターゲットシステム5a〜5nとを備えている。ターゲットシステム5a〜5nは、マイクロコンピュータ6a〜6nをそれぞれ備えている。コンピュータ1a〜1nと無線装置2a〜2nとは、有線で接続されている。また、無線装置3a〜3nと開発支援装置4a〜4n間及び、開発支援装置4a〜4nとターゲットシステム5a〜5nに間も、それぞれ有線で接続されている。無線装置2a〜2nと無線装置3a〜3nとは、互いに無線通信を行うことが可能である。
開発支援装置4a〜4nは、コンピュータ1a〜1n上で作成されたプログラムを無線装置2a〜2nと、無線装置3a〜3nとを介して入力する。開発支援装置4a〜4nは、当該プログラムをターゲットシステム5a〜5nに実装されたマイクロコンピュータ6a〜6nへ書き込む。開発支援装置4a〜4nは、マイクロコンピュータ6a〜6nへ書き込まれたプログラムを動作させて、動作結果である実行情報を取得する。開発支援装置4a〜4nは、実行情報をコンピュータ1a〜1nへ無線装置3a〜3nと無線装置2a〜2nとを介して送信する。コンピュータ1a〜1nは、開発支援装置4a〜4nから受信される実行情報を用いて、マイクロコンピュータ6a〜6nのプログラムに対するデバッグを行う。
特許文献1によれば、コンピュータ1a〜1nと開発支援装置4a〜4nとは、無線装置3a〜3nと無線装置2a〜2nとによる無線通信により接続されるため、コンピュータ1a〜1nと開発支援装置4a〜4nとの間を結ぶ信号ケーブルの配線に手間がかからない。
特開平7−319785号公報
特許文献1のプログラム開発支援システムは、コンピュータ1a〜1nが開発支援装置4a〜4nと無線通信してマイクロコンピュータ6a〜6nの動作を制御している。しかしながら、無線通信は、有線通信と比べて不安定である。無線干渉等の様々な要因により、無線装置3a〜3nと無線装置2a〜2nとの間の無線通信が不通状態となると、コンピュータ1a〜1nは、開発支援装置4a〜4nとが通信を行うことができない。その結果、マイクロコンピュータ6a〜6nの制御ができなくなるという課題がある。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のデバッグシステムは、装置(40)に実装されたマイクロコンピュータ(41)と、マイクロコンピュータ(41)のエミュレーションを実行するエミュレータ(30)と、エミュレータ(30)と無線通信で接続されて、エミュレーションの開始を指示し、またエミュレーションの結果に基づいてマイクロコンピュータ(41)のデバッグを実行するコンピュータ(10)とを備える。エミュレータ(30)は、コンピュータ(10)からの制御情報に基づいてマイクロコンピュータ(41)のエミュレーションを実行する制御部(32)と、エミュレーションを実行しているときに、コンピュータ(10)とエミュレータ(30)との間の無線通信の状態を監視する無線通信状態監視部(35)と、不通時制御情報(331)を記憶する記憶部(33)とを具備する。制御部(32)は、無線通信状態が不通状態であるとき、記憶部(33)ら不通時制御情報(331)を取得して、装置(40)が予め定められた状態へ移行されるように、不通時制御情報(331)に基づいてマイクロコンピュータ(41)を制御する。
本発明のエミュレータ(30)は、上述のデバッグシステムで使用される。
本発明のデバッグ方法は、装置(40)に実装されたマイクロコンピュータ(41)と、マイクロコンピュータ(41)のエミュレーションを実行するエミュレータ(30)と、エミュレータ(30)と無線で接続されて、エミュレーションの開始を指示し、またエミュレーションの結果に基づいて、マイクロコンピュータ(41)のデバッグを実行するコンピュータ(10)とを備えるデバッグシステムにおいて用いられる。デバック方法は、エミュレータ(30)が、コンピュータ(10)からマイクロコンピュータ(41)の制御情報を入力するステップと、エミュレータ(30)が、制御情報に基づいてマイクロコンピュータ(41)のエミュレーションを実行するステップ(S110)と、エミュレータ(30)が、エミュレーションを実行しているときに、コンピュータ(10)とエミュレータ(30)との間の無線通信状態を監視するステップ(S120)と、エミュレータ(30)が、不通時制御情報(331)を記憶するステップ(S20)と、エミュレータ(30)が、無線通信状態が不通状態であるか否かを判定するステップ(S130)と、エミュレータ(30)が、無線通信状態が不通状態であるときに、装置(40)が予め定められた状態へ移行されるように、不通時制御情報(331)に基づいてマイクロコンピュータ(41)を制御するステップ(S180)とを備える。
本発明のデバッグプログラムは、上述のデバッグ方法をコンピュータ(10)に実行させる。
本発明によれば、デバッグの制御用コンピュータとエミュレータとの間の無線通信が不通状態となっても、デバッグの対象であるマイクロコンピュータを適切に制御することが可能なデバッグシステムを提供することができる。
特許文献1におけるマイクロコンピュータ開発支援システムの構成を示す図である。 本発明のデバッグシステムの構成を示す図である。 本発明の不通時制御情報331を登録する際の動作フローである。 本発明のデバッグシステムの動作フローである。
添付図面を参照して、本発明によるデバッグシステムを以下に説明する。
[構成の説明]
はじめに、本発明の一実施形態におけるデバッグシステムの構成を説明する。図2は、本実施形態におけるデバッグシステムの構成を示す図である。本実施形態のデバッグシステムは、コンピュータ10と、無線装置20と、エミュレータ30と、ターゲットシステム40とを備えている。
ターゲットシステム40は、マイクロコンピュータ41を備える。マイクロコンピュータ41は、本実施形態のデバッグシステムによりデバッグの行われるべき対象である。ターゲットシステム40は、マイクロコンピュータ41を搭載して動作する装置、例えば、情報家電や、自動車といった様々な装置を含む。マイクロコンピュータ41には、ターゲットシステム40の実行するべき機能に応じて開発されたユーザプログラムが組み込まれている。本発明のデバッグシステムは、オンチップデバッグを行う。そのため、マイクロコンピュータ41のユーザプログラムは、ターゲットシステム40に実装された状態でデバッグが行われる。ターゲットシステム40は、マイクロコンピュータ41の制御に応じて動作する。マイクロコンピュータ41は、エミュレータ30と接続されている。マイクロコンピュータ41は、エミュレータ30から入力する制御信号に基づいて、ターゲットシステム40を制御する。
コンピュータ10は、マイクロコンピュータ41のデバッグを実行するホスト端末である。コンピュータ10は、デバッグを行うソフトウェアであるデバッガを実行する。コンピュータ10は、ユーザの入力に応じて、デバッグにおける制御情報を、無線装置20を介してエミュレータ30に出力する。制御情報は、エミュレータ30にマイクロコンピュータ41を制御させるための情報である。例えば、マイクロコンピュータ41へのユーザプログラム実行命令といった情報を含む。コンピュータ10は、無線装置20を介してエミュレータ30から受信されるエミュレーション結果に基づいてデバッグを行う。
無線装置20は、アンテナを備えて、エミュレータ30と無線通信を行う。無線装置20とエミュレータ30は、例えば、Zigbee(IEEE802.15.4)に基づく通信方式により通信を行う。なお、無線装置20とエミュレータ30が行う無線通信の通信方式は、これに限定しない。例えば、無線装置20とエミュレータ30は、無線LAN(Wireless Local Area Network:IEEE802.11a,b,g,n)や、Bluetooth(IEEE802.15.1)といった通信方式を用いて無線通信を行っても良い。また、無線装置20は、コンピュータ10と接続されている。無線装置20は、例えば、USB(Universal Serial Bus)を通信インターフェイス(以下、通信IF)としてコンピュータ10と接続される。なお、無線装置20とコンピュータ10との通信IFは、これらに限定しない。例えば、LAN(Local Area Network:IEEE802.3)を通信IFとしても良い。また、無線装置20は、コンピュータ10に搭載されていてもよい。
エミュレータ30は、マイクロコンピュータ41をエミュレートする。エミュレータ30は、無線通信部31と、制御部32と、記憶部33と、通信部34と、無線通信状態監視部35とを備える。
無線通信部31は、アンテナを備えており、無線装置20と無線通信を行う。無線通信部31は、無線装置20から受信される無線信号に対して、通信方式に応じた受信処理を行って制御部32へ出力する。また、無線通信部31は、制御部32から入力される信号に、通信方式に応じた送信処理を行って、アンテナから無線装置20へ送信する。なお、無線通信部31と無線装置20との間の無線通信方式は、前述した通信方式等を用いることが可能である。
通信部34は、マイクロコンピュータ41との通信IFである。通信部34は、マイクロコンピュータ41と制御部32とに接続されており、データの送受信が可能である。
記憶部33は、エミュレータ30の機能を実現するためのプログラムやデータを記憶している。記憶部33は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)で構成される。記憶部33は、制御部32と接続されており、制御部32とデータ送受信が可能である。
本実施形態の記憶部33は、不通時制御情報331を記憶している。不通時制御情報331は、無線装置20と無線通信部31の間の無線通信が不通状態になり、コンピュータ10がエミュレータ30を介してマイクロコンピュータ41を制御することができないときにマイクロコンピュータ41を制御するために使用される情報である。無線通信が不通の状態において、エミュレータ30の制御部32は、通信部34を介して不通時制御情報をマイクロコンピュータ41に送信する。マイクロコンピュータ41は、不通時制御情報331に基づいて予め定められた制御を実行し、ターゲットシステム40を予め定められた状態へ移行させる。マイクロコンピュータ41は、様々な分野のターゲットシステム40に搭載されるため、不通状態時に実行される予め定められた制御は、ユーザプログラムを開発するユーザにより決定されることであり、ターゲットシステム40応じて異なる。
無線通信状態監視部35は、無線通信部31と無線装置20との間の無線通信状態を監視している。無線通信状態監視部35は、無線通信状態を表す予め定められた閾値を記憶しており、当該閾値に基づいて、無線通信が不通状態であるか否かを判定する。
本実施形態においては、無線通信状態監視部35は、制御部32とコンピュータ10との間の通信におけるデータ再送回数(リトライ回数)が一定の閾値以上となった場合、無線通信が不通状態であるか否かを判定する。無線通信が不通状態であるとは、コンピュータ10によるエミュレータ30を介したマイクロコンピュータ41の制御が難しくなるような無線通信状態も含む。なお、当然ではあるが、全く無線通信が行えない状態のみを不通状態としても良い。また、無線通信状態監視部35は、データ再送回数のほかに、コンピュータ10と制御部32との間の通信におけるデータエラーレートや、無線通信部31の受信する無線装置20の放射した電波の受信電界強度に基づいて、無線通信の不通状態を判定してもよい。
制御部32は、記録媒体(図示せず)からロードされ、格納されたプログラムを実行することにより、無線通信部31を介して入力されるコンピュータ10からの制御情報に基づいて、マイクロコンピュータ41のエミュレーションを実行する。制御部32は、通信部34を介してマイクロコンピュータ41からエミュレーションの実行結果を入力すると、無線通信部31を介してコンピュータ10へ送信する。また、本実施形態の制御部32は、無線状態監視部35が、無線通信状態が不通状態であると判定した場合、記憶部33に記憶された不通時制御情報331に基づいた制御信号をマイクロコンピュータ41へ送信して、マイクロコンピュータ41を制御する。
ここで、本実施形態における無線通信が不通状態となった場合に、不通時制御情報331を用いてターゲットシステム40を予め定められた状態へ移行させる制御を行う例を示す。デバッグ実行中のマイクロコンピュータ41の動作として2つの状態が考えられる。一つは、ブレーク中に無線通信が不通状態となった場合、もう一つは、ユーザプログラム実行中に無線通信が不通状態となった場合である。
まず、マイクロコンピュータ41がブレーク中に無線通信が不通状態となった場合を考える。この場合、マイクロコンピュータ41はユーザプログラムを実行していないため、ターゲットシステム40は、ある状態で停止している。そのため、無線通信が不通状態となると、無線通信部31は、無線通信の回復のために、対向側の無線装置20に対するリトライを繰り返す。
次に、ユーザプログラム実行中に無線通信が不通状態となった場合を考える。この場合、ターゲットシステム40がデバッグを実行するユーザの望む状態に移行しない可能性がある。
そこで、ターゲットシステム40がユーザの望む状態へ移行しない場合に備えて、不通時制御情報331が予め記憶部33に格納されている。制御部32は、記憶部33から不通時制御情報331を読み出し、それに対応する信号をターゲットシステム40のマイクロコンピュータ41に送信する。これにより、ターゲットシステム40を所定の状態に移行させることが可能となる。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態におけるデバッグシステムの動作方法の説明を行う。
はじめに、図3を参照して、本実施形態における不通時制御情報331を登録する際の動作方法を説明する。図3は、本実施形態における不通時制御情報331を登録する際の動作フローである。
(ステップS10)
ユーザは、無線装置20とエミュレータ30の無線通信部31との間の無線接続を確立する。ユーザは、コンピュータ10においてデバッガを起動し、マイクロコンピュータ41のデバッグを実行する。ユーザは、デバッガの設定画面において、不通時制御情報331を設定する。ここで、不通時制御情報331の設定は、ユーザがデバッガの設定画面において選択してもよいし、コマンド等により入力してもよい。
(ステップS20)
ユーザは、コンピュータ10へ不通時制御情報331の入力を完了すると、コンピュータ10に、不通時制御情報331をエミュレータ30へ書き込むように命令を入力する。コンピュータ10は、無線装置20を介して不通時制御情報331をエミュレータ30へ送信する。エミュレータ30の制御部32は、無線通信部31を介して不通時制御情報331を受信し、不通時制御情報331を記憶部33へ記憶する。
このように、ユーザは、マイクロコンピュータ41のデバッグを開始する前に、不通時制御情報331をエミュレータ30へ設定することができる。マイクロコンピュータ41のユーザプログラムは、マイクロコンピュータ41が搭載されるターゲットシステム40に応じて開発されている。ユーザは、マイクロコンピュータ41が搭載されるターゲットシステム40に応じた通信不通時の制御を設定することができる。
次に、図4を参照して、本実施形態におけるデバッグシステムの動作方法を説明する。なお、本実施形態において、エミュレータ30の無線通信状態監視部35は、制御部32とコンピュータ10との間のデータ再送回数(リトライ回数)に基づいて、無線通信状態を判定するものとし、予め判定用の閾値も設定されているものとする。また、エミュレータ30の記憶部33に記憶された不通時制御情報331は、説明の簡易のため、マイクロコンピュータ41のユーザプログラム実行を停止する制御内容に設定されているものとする。なお、不通時制御情報331の制御内容は、一例であって、例えば、マイクロコンピュータ41がユーザプログラムを停止させる制御とターゲットシステム40を予め定められた状態へ移行させる制御といった複数の制御内容を含んでも良い。
(ステップS100)
コンピュータ10とエミュレータ30とは、無線装置20と無線通信部31との間の無線通信を介して接続される。エミュレータ30の通信部34とマイクロコンピュータ41とは、予め接続されている。
(ステップS110)
ユーザは、デバッガへデバッグの開始を指示する。デバッガは、ユーザから入力された制御情報を、無線装置20を介してエミュレータ30へ送信する。エミュレータ30の制御部32は、無線通信部31を介してデバッガからの制御情報を受信する。制御部32は、制御情報に基づいて、制御信号をマイクロコンピュータ41へ送信してエミュレーションを開始する。この後、制御部32は、指定されたブレークポイント等においてエミュレーションの実行結果をマイクロコンピュータ41から受信すると、無線通信部31を介してコンピュータ10のデバッガへ送信する。コンピュータ10は、エミュレータ30から受信されるエミュレーションの実行結果に基づいて、マイクロコンピュータ41のユーザプログラムのデバッグを行う。
(ステップS120)
エミュレータ30の無線通信状態監視部35は、制御部32によりマイクロコンピュータ41のエミュレーションが開始されたことを検知すると、無線通信部31と無線装置20との間の無線通信状態の監視を開始する。本実施形態において無線通信状態監視部35は、制御部32とコンピュータ10との間の通信におけるデータ再送回数が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定することによって、無線通信状態の監視を行う。
(ステップS130)
エミュレータ30の制御部32は、コンピュータ10からの制御情報に基づいて、マイクロコンピュータ41のエミュレーションを継続する。これに伴って、コンピュータ10のデバッガと制御部32との間でデータの無線通信がおこなわれる。無線通信状態監視部35は、コンピュータ10と制御部32との間の通信におけるデータ再送回数が閾値を超えるか否かを判定する。無線通信状態監視部35は、一定の時間間隔ごとに判定を行ってもよい。あるいは、コンピュータ10とエミュレータ30との間でデータ送受信が発生する度に判定を行っても良い。データ再送回数が閾値を超えた場合、制御フローは、無線通信が不通状態であると判定して、ステップS150へ進む。一方、データ再送回数が閾値を越えていない場合、無線通信が不通状態でないとは判定して、ステップS140へ進む。
(ステップS140)
無線通信状態監視部35は、コンピュータ10のデバッガによるデバッグが完了したか否かを判定する。無線通信状態監視部35は、制御部32からエミュレーションの完了を通知されて、デバッグの完了を検知してもよいし、デバッガと制御部32との間の通信内容や、通信停止時からの時間に基づくタイムアウト等によって、デバッグの完了を検知してもよい。デバッグが完了していない場合、制御フローは、ステップS130へ戻り、無線通信状態の監視を継続する。一方、デバッグが完了した場合、無線通信状態監視部35は、無線通信状態の監視を終了して、本動作方法は終了となる。
(ステップS150)
制御部32は、無線通信状態監視部35から、無線通信が不通状態にあるとの通知を受けると、マイクロコンピュータ41のユーザプログラムがブレーク中であるか否かを判定する。制御部32は、コンピュータ10とマイクロコンピュータ41との間で送受信される通信内容に基づいてブレーク中であるか否かを判定する。ユーザプログラムがブレーク中である場合、ステップS160へ進む。一方、ユーザプログラムがブレーク中で無い場合、ステップS170へ進む。
(ステップS160)
制御部32は、ユーザプログラムがブレーク中であると判定すると、無線通信部31に対してリトライ実行を継続して命令する。無線通信31は、無線通信を回復するべくリトライを繰り返す。この後、フローは、ステップS130へ戻る。なお、無線通信が不通状態から回復しない場合、エミュレータ30あるいは無線装置20が所定のアラーム等を出力して、ユーザへ通知してもよい。
(ステップS170)
エミュレータ30の制御部32は、ユーザプログラムがブレーク中で無いと判定すると、記憶部33の不通時制御情報331を取得する。
(ステップS180)
エミュレータ30の制御部32は、不通時制御情報331に基づいて、マイクロコンピュータ41へ制御信号を送信する。マイクロコンピュータ41は、エミュレータ30から制御信号を入力すると、当該制御信号に基づく処理を実行して、ターゲットシステム40を制御する。本実施形態において不通時制御情報331は、マイクロコンピュータ41によるユーザプログラムの実行を停止する制御内容である。マイクロコンピュータ41は、制御信号を入力すると、実行していたユーザプログラムを停止する。このように、ターゲットシステム40を予め定められた状態(制御の実行停止状態)へ移行することができる。以上で、本動作方法は、終了となる。
本実施形態のデバッグシステムによれば、エミュレータ30の記憶部へ予め不通時制御情報331を記憶させておくことで、無線通信状態が不通状態となった場合にも、エミュレータ30の制御部32は、不通時制御情報331に基づいてマイクロコンピュータ41を適切に制御することができる。不通時制御情報は、ターゲットシステム40に応じて、ターゲットシステム40を予め定められた状態へ移行させる制御をマイクロコンピュータ41に実行させる内容に設定されている。このため、ユーザは、引き続きターゲットシステム40の開発を続けることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
1a〜1n コンピュータ
2a〜2n 無線装置
3a〜3n 無線装置
4a〜4n 開発支援装置
5a〜5n ターゲットシステム
6a〜6n マイクロコンピュータ
10 コンピュータ
20 無線装置
30 エミュレータ
31 無線通信部
32 制御部
33 記憶部
34 通信部
35 無線通信状態監視部
40 ターゲットシステム
41 マイクロコンピュータ
331 不通時制御情報

Claims (10)

  1. 装置に実装されたマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータのエミュレーションを実行するエミュレータと、
    前記エミュレータと無線通信で接続されて、前記エミュレーションの開始を指示し、また前記エミュレーションの結果に基づいて前記マイクロコンピュータのデバッグを実行するコンピュータと
    を備え、
    前記エミュレータは、
    前記コンピュータからの制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータのエミュレーションを実行する制御部と、
    前記エミュレーションを実行しているときに、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の無線通信の状態を監視する無線通信状態監視部と、
    不通時制御情報を記憶する記憶部と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記無線通信が不通状態であるとき、前記記憶部から前記不通時制御情報を取得して、前記装置が予め定められた状態へ移行されるように、前記不通時制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータを制御する
    デバッグシステム。
  2. 請求項1に記載のデバッグシステムであって、
    前記不通時制御情報は、前記マイクロコンピュータが前記装置を制御するために実行するユーザプログラムを停止させる制御情報と、前記マイクロコンピュータに前記装置を予め定められた状態へ移行させる制御情報とを含む
    デバッグシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデバッグシステムであって、
    前記制御部は、前記無線通信が前記不通状態であるときに、前記マイクロコンピュータが前記ユーザプログラムを実行中であるか否かを判定して、前記ユーザプログラムが実行中であるときに前記不通時制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータを制御する
    デバッグシステム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のデバッグシステムであって、
    前記無線通信状態監視部は、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の通信におけるデータ再送回数、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の無線電波の受信電界強度、あるいは、前記コンピュータと前記エミュレーションとの間の通信におけるデータエラーレートのうちの、いずれかに基づいて前記無線通信状態における前記不通状態を判定する
    デバッグシステム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のデバッグシステムで使用されるエミュレータ。
  6. 装置に実装されたマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータのエミュレーションを実行するエミュレータと、
    前記エミュレータと無線で接続されて、前記エミュレーションの開始を指示し、また前記エミュレーションの結果に基づいて前記マイクロコンピュータのデバッグを実行するコンピュータと
    を備えるデバッグシステムにおいて、
    前記エミュレータが、前記コンピュータから前記マイクロコンピュータの制御情報を入力するステップと、
    前記エミュレータが、前記制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータのエミュレーションを実行するステップと、
    前記エミュレータが、前記エミュレーションを実行しているときに、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の無線通信状態を監視するステップと、
    前記エミュレータが、不通時制御情報を記憶するステップと、
    前記エミュレータが、前記無線通信状態が前記不通状態であるか否かを判定するステップと、
    前記エミュレータが、前記無線通信状態が前記不通状態であるときに、前記装置が予め定められた状態へ移行されるように、前記不通時制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータを制御するステップと
    を備えるデバッグ方法。
  7. 請求項6に記載のデバッグ方法であって、
    前記不通時制御情報は、前記マイクロコンピュータが前記装置を動作させるために実行するユーザプログラムを停止させる制御情報と、前記マイクロコンピュータに前記装置を予め定められた状態へ移行させる制御情報と
    を含むデバッグ方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載のデバッグ方法であって、
    前記エミュレータが、前記無線通信状態が前記不通状態であるときに、前記ユーザプログラムが実行中であるか否かを判定するステップ
    をさらに備え、
    前記制御するステップは、
    前記エミュレータが、前記マイクロコンピュータにより前記ユーザプログラムが実行中であるときに、前記装置が予め定められた状態へ移行されるように、前記不通時制御情報に基づいて前記マイクロコンピュータを制御するステップ
    を含むデバッグ方法。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれかに記載のデバッグ方法であって、前記無線通信状態が前記不通状態であるか否かを判定するステップは、
    前記エミュレータが、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の通信におけるデータ再送回数、前記コンピュータと前記エミュレータとの間の無線電波の受信電界強度、あるいは、前記コンピュータと前記エミュレーションとの間の通信におけるデータエラーレートのうちの、いずれかに基づいて前記無線通信状態が前記不通状態であるか否かを判定するステップ
    を含むデバッグ方法。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれかに記載のデバッグ方法をコンピュータに実行させるデバッグプログラム。
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