JP2017194933A - 通信装置、通信方法、プログラム、および、通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム、および、通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】より確実に通信を行う。【解決手段】マスタは、正常に動作しているスレーブでは何も処理を行わないことが規定されているコマンドを少なくとも含み、正常に動作していないスレーブに対して通信を回復させるリカバリー信号を送信する。マスタに対する応答を停止しているスレーブは、リカバリー信号を受信したとき、マスタとの通信を回復する処理を行う。一方、正常に動作しているスレーブは、リカバリー信号を受信したときには何も処理を行わずに、次のコマンドの送信を待機する。本技術は、例えば、I3Cの規格に準拠して通信を行うバスIFに適用できる。【選択図】図2

Description

本開示は、通信装置、通信方法、プログラム、および、通信システムに関し、特に、より確実に通信を行うことができるようにした通信装置、通信方法、プログラム、および、通信システムに関する。
従来、複数のデバイスが実装されたボード内でバスを介したデバイス間の通信に用いられるバスIF(Interface)として、例えば、I2C(Inter-Integrated Circuit)が多く利用されている。
また、近年、I2Cの高速化を実現することが求められており、次世代の規格としてI3C(Improved Inter Integrated Circuit)の規定が進行している。I3Cでは、マスタおよびスレーブは、2本の信号線を用いて双方向に通信を行うことができ、例えば、マスタからスレーブへのデータ転送(ライト転送)と、スレーブからマスタへのデータ転送(リード転送)とを行うことができる。
例えば、特許文献1には、ホスト・プロセッサとサブシステム・コントローラとを、I2Cにより相互接続するディジタル・データ処理システムが開示されている。また、特許文献2には、標準I2Cプロトコルの上部に層状に配置された通信プロトコルを実現する方法が開示されている。
特開2000−99448号公報 特開2002−175269号公報
ところで、上述したようなI3Cにおいて、例えば、2本の信号線それぞれを介して伝送されるシリアルデータまたはシリアルクロックにエラーが発生した場合、スレーブが、マスタに対する応答を停止することがある。このとき、マスタは、スレーブに対して所定の復帰手法を実行して、スレーブの通信を回復させることを試みるが、その際に送信される信号によって、正常に動作しているスレーブが誤動作することが懸念され、正常な通信を行うことができなくなると想定される。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より確実に通信を行うことができるようにするものである。
本開示の第1の側面の通信装置は、他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部とを備える。
本開示の第1の側面の通信方法またはプログラムは、他の通信装置と信号の送受信を行い、正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するステップを含む。
本開示の第1の側面においては、他の通信装置と信号の送受信が行われ、正常に動作している他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号が送信される。
本開示の第2の側面の通信装置は、他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、前記送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、前記送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記送受信部が受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部とを備え、前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる。
本開示の第2の側面の通信方法またはプログラムは、他の通信装置と信号の送受信を行い、受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示し、受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行うステップを含み、前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる。
本開示の第2の側面においては、他の通信装置と信号の送受信が行われ、受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、コマンドに基づく処理を行うように指示され、受信した信号にエラーが発生して、他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、他の通信装置との通信が最初から行う状態に戻される。そして、リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる。
本開示の第3の側面の通信システムは、第2の通信装置と信号の送受信を行う第1の送受信部と、正常に動作している前記第2の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記第2の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記第1の送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部とを有する第1の通信装置と、第1の通信装置と信号の送受信を行う第2の送受信部と、前記第2の送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、前記第2の送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記第1の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記第2の送受信部が受信したとき、前記第1の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部とを有する第2の通信装置とを備える。
本開示の第3の側面の通信システムにおいては、第1の通信装置において、第2の通信装置と信号の送受信が行われ、正常に動作している第2の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない第2の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように指示される。一方、第2の通信装置において、第1の通信装置と信号の送受信が行われ、受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、コマンドに基づく処理を行うように指示され、受信した信号にエラーが発生して、第1の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、第1の通信装置との通信を回復する処理が行われる。
本開示の一側面によれば、より確実に通信を行うことができる。
本技術を適用したバスIFの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 リカバリー信号の波形の一例を示す図である。 HDR終了コマンドを送信するための波形の一例を示す図である。 マスタにおいて行われる通信処理を説明するフローチャートである。 スレーブにおいて行われる通信処理を説明するフローチャートである。 リカバリー信号の波形の他の例を示す図である。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<バスIFの構成例>
図1は、本技術を適用したバスIFの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1に示されているバスIF11は、マスタ12と3台のスレーブ13−1乃至13−3とが、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して接続されて構成される。
マスタ12は、バスIF11における制御の主導権を有しており、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、スレーブ13−1乃至13−3と通信を行うことができる。
スレーブ13−1乃至13−3は、マスタ12による制御に従って、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、マスタ12と通信を行うことができる。なお、スレーブ13−1乃至13−3は、それぞれ同様に構成されており、以下、それらを区別する必要がない場合、単にスレーブ13と称し、スレーブ13を構成する各ブロックについても同様とする。
データ信号線14−1およびクロック信号線14−2は、マスタ12およびスレーブ13の間で信号を伝送するのに用いられる。例えば、バスIF11では、データ信号線14−1を介して、1ビットずつ逐次的にシリアルデータ(SDA:Serial Data)が伝送され、クロック信号線14−2を介して、所定の周波数のシリアルクロック(SCL:Serial Clock)が伝送される。
また、バスIF11では、通信速度が異なる複数の伝送方式が規定されており、マスタ12は、それらの伝送方式を切り替えることができる。例えば、バスIF11では、データの転送レートに応じて、通常の転送レートでデータ通信を行うSDR(Standard Data Rate)モード、および、SDRモードよりも高い転送レートでデータ通信を行うHDR(High Data Rate)モードが規定されている。また、HDRモードでは、DDR(Double Data Rate)モード、TSP(Ternary Symbol Pure-Bus)モード、およびTSL(Ternary Symbol Legacy-inclusive-Bus)モードの3つのモードが規格で定義されている。なお、バスIF11では、通信を開始するときにはSDRモードで通信を行うことが規定されている。
マスタ12は、送受信部21、監視部22、およびリカバリー信号送信指示部23を備えて構成される。
送受信部21は、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、スレーブ13と信号の送受信を行う。例えば、送受信部21は、クロック信号線14−2を駆動することにより送信するシリアルクロックのタイミングに合わせて、データ信号線14−1に対する駆動を行う(電位をHレベルまたはLレベルに切り替える)ことにより、スレーブ13に信号を送信する。また、送受信部21は、クロック信号線14−2のシリアルクロックのタイミングに合わせて、スレーブ13がデータ信号線14−1に対する駆動を行うことによって、スレーブ13から送信されてくる信号を受信する。なお、クロック信号線14−2に対する駆動は、常に、マスタ12側により行われる。
監視部22は、バスIF11の通信状況を監視し、例えば、正常に動作していないスレーブ13があるか否かを判定する。例えば、バスIF11では、マスタ12からスレーブ13に送信される所定のコマンドに対し、スレーブ13がマスタ12にACK(Acknowledge)を送信する応答を行うことで、そのコマンドの受信が成功したことを確認するように規定されている。従って、監視部22は、例えば、所定のスレーブ13から応答がない場合に、そのスレーブ13に対してリードコマンドの送信を所定回数行い、それでもスレーブ13からの応答がない場合に、そのスレーブ13は正常に動作していないものと判定することができる。
リカバリー信号送信指示部23は、監視部22により正常に動作していないスレーブ13があると判定された場合、全てのスレーブ13を対象として動作を復帰させることを指示するリカバリー信号(図2参照)を送信するように、送受信部21に対して指示を行う。この指示に従い、送受信部21がリカバリー信号を送信することで、正常に動作していないスレーブ13の通信を回復させることができる。
スレーブ13は、送受信部31、エラー検出部32、コマンド判断部33、および、リカバリー処理部34を備えて構成される。
送受信部31は、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、マスタ12と信号の送受信を行う。例えば、送受信部31は、クロック信号線14−2のシリアルクロックのタイミングに合わせて、マスタ12がデータ信号線14−1に対する駆動を行うことによって、マスタ12から送信されてくる信号を受信する。また、送受信部31は、クロック信号線14−2のシリアルクロックのタイミングに合わせて、データ信号線14−1に対する駆動を行うことによって、マスタ12に信号を送信する。
エラー検出部32は、例えば、送受信部31が受信した信号に対するパリティチェックや巡回冗長検査(CRC)などを行ったり、コマンドを構成するビット列を照合したりすることによって、送受信部31が受信した信号に発生しているエラーを検出する。そして、エラー検出部32は、例えば、送受信部31が受信した信号にエラーが発生していることを検出した場合に、エラーに対する対応を行うこと、例えば、コマンドの再送信を要求することができる。さらに、エラー検出部32は、例えば、送受信部31が受信した信号にエラーが発生し、正常な通信を行うことができない場合には、その後の一切の通信を無視し、マスタ12に対する応答を停止してスレーブ13を待機状態とさせる。
コマンド判断部33は、送受信部31が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断し、それぞれのコマンドの内容に対応した処理を実行する各処理実行部(図示せず)に対して、コマンドに基づく処理を行うように指示する。
リカバリー処理部34は、マスタ12から送信されたリカバリー信号(図2参照)を送受信部31が受信したか否かを判定する。そして、リカバリー処理部34は、リカバリー信号を送受信部31が受信したと判定した場合、マスタ12との通信を回復する処理、例えば、マスタ12により通信の開始が宣言されることを待機する待機状態に戻すリカバリー処理を実行する。
以上のようにバスIF11は構成されており、スレーブ13が、マスタ12に対する応答を停止し正常に動作していないとき、マスタ12は、リカバリー信号を送信することで、スレーブ13の通信を回復させることができる。
<リカバリー信号の説明>
図2を参照して、リカバリー信号について説明する。
図2には、マスタ12からスレーブ13に送信されるリカバリー信号の波形の一例が示されている。
図2に示すように、リカバリー信号は、ブロードキャストコマンド(0x7E+R/W=0)、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))、およびHDR終了コマンド(HDR Exit)が連続的に送信された直後に、通信の終了を宣言するストップコンディション(STOP)が出力される構成となっている。
ブロードキャストコマンドは、バスIF11を構成する全てのスレーブ13を対象として一斉に送信されるコモンコマンドコードが、ブロードキャストコマンドに続いて送信されることを通知するコマンドである。なお、ブロードキャストコマンドの最後の1ビットは、ブロードキャストコマンドの受信に成功したスレーブ13が送信するACKである。
コモンコマンドコードは、バスIF11を構成する全てのスレーブ13を対象として一斉に送信されるコマンドであり、コモンコマンドコードごとにスレーブ13において実行する指示が規定されている。なお、コモンコマンドコードの最後の1ビットは、コモンコマンドコードのエラーのチェックに用いられるパリティである。
そして、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))では、正常に動作しているスレーブ13では何も処理を行わないことが規定されている。従って、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))を受信したスレーブ13のコマンド判断部33は、例えば、処理実行部に対して何も指示を行わずに、次のコマンドの送信を待機する。
HDR終了コマンドは、スレーブ13に対してHDRモードの終了を指示し、HDRモードから抜け出して、例えば、通信を開始するときに用いられるSDRモードに移行することを指示する。
ストップコンディションは、通信の終了を宣言する信号(SDRモードの終了信号)であり、ストップコンディションを検出したスレーブ13は、マスタ12による通信の開始を待機する待機状態となる。
マスタ12は、正常に動作していないスレーブ13がある場合、このようなリカバリー信号を送信することで、そのスレーブ13の通信を回復させることができる。
例えば、バスIF11での通信が、HDRモードからSDRモードに移行する際に、所定のスレーブ13が受信したHDR終了コマンドにエラーが発生していた場合、そのスレーブ13は、HDRモードのまま処理を行うことになってしまう。このとき、マスタ12は、SDRモードとなっているため、HDRモードのままのスレーブ13と通信を行うことができず、そのスレーブ13は、マスタ12に対する応答を停止して待機状態となる。
このような状況のときに、マスタ12がリカバリー信号を送信すると、HDRモードのままのスレーブ13は、リカバリー信号に含まれるHDR終了コマンドに従って、HDRモードからSDRモードに移行することができ、通信を回復することができる。
また、SDRモードのスレーブ13であっても、信号にエラーが発生して、マスタ12に対する応答を停止して待機状態となることがある。このようなスレーブ13は、リカバリー信号の最後に出力されるストップコンディションを検出し、マスタ12による通信の開始を待機する待機状態とすることができる。
そして、図2に示すようなリカバリー信号は、より短時間で送信することができ、バスIF11では、従来よりも、正常に動作していないスレーブ13の通信を復帰させるのに要する時間を短縮することができる。さらに、リカバリー信号を用いることにより、正常に動作しいていたスレーブ13に誤動作が発生することを回避することができる。
ここで、図3には、例えば、HDRモードのままのスレーブ13に対して、HDR終了コマンドを送信して、スレーブ13の通信を回復させるための波形の一例が示されている。
従来、HDR終了コマンドを送信するためには、HDRモードに移行する必要があったため、マスタ12は、まず、ブロードキャストコマンド(0x7E+R/W=0)を送信した後に、HDRモードの開始を指示するHDR開始コマンド(ENTHDR CCC(0x20))を送信する。これにより、マスタ12は、SDRモードからHDRモードに移行し、HDRモードのうちのひとつであるDDRモードによるデータ転送(DDRコマンドやDDRデータなどの送信)を行った後に、HDR終了コマンド(HDR Exit)を送信することができる。
図3に示すように、従来、マスタ12がHDR終了コマンドを送信するためには、HDRモードにおけるコマンドを送信する必要があり、このコマンドによって、正常に動作していたスレーブ13に誤操作が発生することが懸念される。
例えば、マスタ12がHDRモードのライトコマンドを送信すると、正常に動作していたスレーブ13のレジスタに意図しない書き込みが行われる誤動作が想定される。また、マスタ12がHDRモードのリードコマンドを送信すると、正常に動作していたスレーブ13がリードクリアレジスタを備えていると、意図せずにレジスタが変更される誤動作が想定される。さらに、マスタ12が、それらのコマンドに替えて規格に規定されていないパターンを送信すると、正常に動作していたスレーブ13の実装に依存して予期しない誤動作が発生することが想定される。
これに対し、図2を参照して説明したリカバリー信号は、不必要なライトコマンドやリードコマンドなどが送信されることないので、これらの誤動作の発生を回避することができる。また、正常に動作しているスレーブ13がリカバリー信号に含まれているコモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))を受信しても、何も処理が行われることはないので、同様に、誤動作が発生することはない。
従って、バスIF11では、正常に動作していないスレーブ13の通信を短時間で復帰させることができるとともに、正常に動作しているスレーブ13で誤動作が発生することを回避することで、より確実に通信を行うことができる。
<正常に動作していないスレーブの通信を回復させる通信方法>
図4は、マスタ12において行われる通信処理を説明するフローチャートである。
例えば、図示しない上位の制御装置から通信を行うようにマスタ12に対する指示があると処理が開始される。そして、ステップS11において、送受信部21は、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を駆動し、スタートコンディションを出力(クロック信号線14−2がHレベルである状態でデータ信号線14−1をHレベルからLレベルに駆動)して、通信の開始を宣言する。
ステップS12において、送受信部21は、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、スレーブ13と信号の送受信を行う。
ステップS13において、監視部22は、バスIF11の通信状況を監視した結果に基づいて、応答のないスレーブ13があるか否かを判定する。ステップS13において、監視部22が、応答のないスレーブ13がないと判定した場合、即ち、バスIF11を構成する全てのスレーブ13から応答がある場合、処理はステップS12に戻り、以下、同様に、スレーブ13との通信が継続され、その通信が正常に終了した後、処理はステップS11に戻って新たな通信を開始することができる。
一方、ステップS13において、監視部22が、応答のないスレーブ13があると判定した場合、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、監視部22は、送受信部21に対して、応答のないスレーブ13にリードコマンドの送信を所定回数行うようにし指示し、送受信部21は、リードコマンドの送信を行う。
ステップS15において、監視部22は、バスIF11の通信状況を監視した結果に基づいて、正常に動作していないスレーブ13があるか否かを判定する。
例えば、ステップS14で所定回数送信したリードコマンドに対してスレーブ13から応答があれば、監視部22は、ステップS15において、正常に動作していないスレーブ13がないと判定する。即ち、監視部22は、ステップS15において、スレーブ13は正常に動作しているものと判定し、処理はステップS12に戻り、以下、同様に、スレーブ13との通信が継続され、その通信が正常に終了した後、処理はステップS11に戻って新たな通信を開始することができる。
一方、ステップS14で所定回数送信したリードコマンドに対してスレーブ13から何も応答がなければ、監視部22は、ステップS15において、正常に動作していないスレーブ13があると判定し、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、リカバリー信号送信指示部23は、監視部22がステップS15で正常に動作していないスレーブ13があると判定したことに対応して、送受信部21に対して、リカバリー信号を送信するように指示する。この指示に従い、送受信部21がリカバリー信号を送信した後、処理はステップS11に戻り、マスタ12は、通信を最初からやり直すことができる。
図5は、スレーブ13において行われる通信処理を説明するフローチャートである。
例えば、スレーブ13は、マスタ12による通信の開始を待機する待機状態となっている。ステップS21において、送受信部31は、マスタ12により通信の開始が宣言されたか否かを判定し、マスタ12により通信の開始が宣言されたと判定されるまで処理を待機する。
例えば、図4のステップS11においてマスタ12が出力するスタートコンディションを検出すると、ステップS21において、送受信部31は、マスタ12により通信の開始が宣言されたと判定し、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、送受信部31は、データ信号線14−1およびクロック信号線14−2を介して、マスタ12と信号の送受信を行う。
ステップS23において、エラー検出部32は、送受信部31が受信した信号にエラーが発生しているか否かを判定する。
ステップS23において、エラー検出部32が、送受信部31が受信した信号にエラーが発生していないと判定した場合、即ち、送受信部31が受信した信号が正常なものである場合、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、コマンド判断部33は、送受信部31が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断し、それぞれのコマンドの内容に対応した処理を実行する各処理実行部(図示せず)に対して、コマンドに基づく処理を行うように指示する。なお、送受信部31がリカバリー信号を受信した場合、ステップS24において、コマンド判断部33は、図2のコモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))に従い、スレーブ13は正常に動作しているので、何も処理を行わずに次のコマンドの送信を待機する。その後、処理はステップS22に戻り、以下、同様に、マスタ12の通信が継続され、その通信が正常に終了した後、処理はステップS21に戻って新たな通信が開始されることを待機することができる。
一方、ステップS23において、エラー検出部32が、送受信部31が受信した信号にエラーが発生していると判定した場合、処理はステップS25に進み、エラー検出部32は、マスタ12に対する応答を停止してスレーブ13を待機状態とさせる。
ステップS26において、リカバリー処理部34は、マスタ12から送信されたリカバリー信号を送受信部31が受信したか否かを判定し、マスタ12から送信されたリカバリー信号を送受信部31が受信したと判定されるまで処理を待機する。
そして、ステップS26において、リカバリー処理部34が、マスタ12から送信されたリカバリー信号を送受信部31が受信したと判定すると、処理はステップS21に戻り、スレーブ13は、マスタ12による通信の開始を待機する待機状態となる。
以上のように、マスタ12がリカバリー信号を送信することで、正常に動作していないスレーブ13の通信を短時間で復帰させることができるとともに、正常に動作しているスレーブ13で誤動作が発生することを回避することができる。従って、マスタ12およびスレーブ13は、より確実に通信を行うことができる。
なお、例えば、リカバリー信号に含まれるコモンコマンドコードのパターンは、図2に示したようなパターン(0x29)に限定されることなく、その他のパターンを、何も処理を行わないことが規定されたコモンコマンドコードに用いてもよい。また、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))とHDR終了コマンドとの間に、誤動作を発生させないような他の信号を送信してもよい。
さらに、リカバリー信号には、必ずしも図2に示したような形式が用いられなくてもよい。例えば、バスIF11では、図2に示したような形式のリカバリー信号に替えて、より短いパターンで、正常に動作していないスレーブ13に対して、HDRモードから抜け出すように指示するリカバリー信号を用いることができる。
即ち、図6に示すように、バスIF11では、リカバリー信号として、通信の開始を宣言するスタートコンディション(START)を出力した直後に、HDR終了コマンド(HDR EXIT)を送信し、その後、ストップコンディション(STOP)を出力する形式を用いることができる。これにより、HDRモードから抜け出すことができずに応答を停止しているスレーブ13の通信を回復させることができる。
また、マスタ12が、HDRモードのままのスレーブ13と通信を行うことができないと認識していれば、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))に続けてHDR終了コマンドを送信するだけで、スレーブ13の通信を回復させることができる。また、マスタ12が、SDRモードのスレーブ13が応答を停止していると認識していれば、コモンコマンドコード(SREC CCC(0x29))に続けてストップコンディションを送信するだけで、スレーブ13の通信を回復させることができる。
なお、本技術は、I3Cの規格に従ったバスIF11に限定されることはなく、その他の規格に従ったバスIF11に適用することができる。また、図1に示すバスIF11では、スレーブ13−1乃至13−3が接続された構成例が示されているが、スレーブ13は、例えば、1台または2台でもよく、あるいは、3台以上でもよい。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。また、プログラムは、1のCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
また、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラムが記録されたプログラム記録媒体からインストールされる。
<ハードウエアの構成例>
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103、およびEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)104は、バス105により相互に接続されている。バス105には、さらに、入出力インタフェース106が接続されており、入出力インタフェース106が外部(例えば、図1のデータ信号線14−1およびクロック信号線14−2)に接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、ROM102およびEEPROM104に記憶されているプログラムを、バス105を介してRAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。また、コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、ROM102に予め書き込んでおく他、入出力インタフェース106を介して外部からEEPROM104にインストールしたり、更新したりすることができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、
正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部と
を備える通信装置。
(2)
前記送受信部は、
通信速度が異なる複数の通信モードで前記他の通信装置と通信を行うことができ、
前記複数の通信モードのうち、特定の通信モードの終了を指示する第2のコマンドが、前記第1のコマンドに続いて送信される前記リカバリー信号を送信する
上記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記送受信部は、前記第2のコマンドが送信された直後に、前記特定の通信モードとは別の通信モードにおける通信の終了を宣言する信号を出力する
上記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記送受信部は、前記第1のコマンドを送信する直前に、全ての前記他の通信装置を対象として一斉に送信されるコマンドの送信を通知するブロードキャストコマンドを送信する
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の通信装置。
(5)
複数の前記他の通信装置との通信を監視し、正常に動作していない前記他の通信装置があるか否かを判定する監視部
をさらに備える上記(1)から(4)までのいずれかに記載の通信装置。
(6)
前記リカバリー信号として、前記第1のコマンドを含む形式に替えて、通信の開始を宣言する信号、前記第2のコマンド、および、前記通信の終了を宣言する信号を含む形式が用いられる
上記(3)に記載の通信装置。
(7)
他の通信装置と信号の送受信を行い、
正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信する
ステップを含む通信方法。
(8)
他の通信装置と信号の送受信を行い、
正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信する
ステップを含む通信処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(9)
他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、
前記送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、
前記送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記送受信部が受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部と
を備え、
前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
通信装置。
(10)
前記コマンド判断部は、前記送受信部が前記リカバリー信号を受信したとき、前記第1のコマンドに従って何も処理を行わずに、次のコマンドの受信を待機する
上記(9)に記載の通信装置。
(11)
前記送受信部は、通信速度が異なる複数の通信モードで前記他の通信装置と通信を行うことができ、
前記リカバリー信号では、前記複数の通信モードのうち、特定の通信モードの終了を指示する第2のコマンドが、前記第1のコマンドに続いて送信される
上記(9)または(10)に記載の通信装置。
(12)
前記リカバリー信号では、前記第2のコマンドが送信された直後に、通信の終了を宣言する信号が出力される
上記(11)に記載の通信装置。
(13)
前記リカバリー信号では、前記第1のコマンドを送信する直前に、全ての前記他の通信装置を対象として一斉に送信されるコマンドの送信を通知するブロードキャストコマンドが送信される
上記(9)から(12)までのいずれかに記載の通信装置。
(14)
前記送受信部が受信した信号に発生しているエラーを検出した場合に、前記他の通信装置に対する応答を停止させるエラー検出部
をさらに備える上記(9)から(13)までのいずれかに記載の通信装置。
(15)
前記リカバリー信号として、前記第1のコマンドを含む形式に替えて、通信の開始を宣言する信号、前記第2のコマンド、および、前記通信の終了を宣言する信号を含む形式が用いられる
上記(12)に記載の通信装置。
(16)
他の通信装置と信号の送受信を行い、
受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示し、
受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行う
ステップを含み、
前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
通信方法。
(17)
他の通信装置と信号の送受信を行い、
受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示し、
受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行う
ステップを含み、
前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
通信処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(18)
第2の通信装置と信号の送受信を行う第1の送受信部と、
正常に動作している前記第2の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記第2の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記第1の送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部と
を有する第1の通信装置と、
第1の通信装置と信号の送受信を行う第2の送受信部と、
前記第2の送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、
前記第2の送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記第1の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記第2の送受信部が受信したとき、前記第1の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部と
を有する第2の通信装置と
を備える通信システム。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 バスIF, 12 マスタ, 13 スレーブ, 14−1 データ信号線, 14−2 クロック信号線, 21 送受信部, 22 監視部, 23 リカバリー信号送信指示部, 31 送受信部, 32 エラー検出部, 33 コマンド判断部, 34 リカバリー処理部

Claims (18)

  1. 他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、
    正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部と
    を備える通信装置。
  2. 前記送受信部は、
    通信速度が異なる複数の通信モードで前記他の通信装置と通信を行うことができ、
    前記複数の通信モードのうち、特定の通信モードの終了を指示する第2のコマンドが、前記第1のコマンドに続いて送信される前記リカバリー信号を送信する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送受信部は、前記第2のコマンドが送信された直後に、前記特定の通信モードとは別の通信モードにおける通信の終了を宣言する信号を出力する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記送受信部は、前記第1のコマンドを送信する直前に、全ての前記他の通信装置を対象として一斉に送信されるコマンドの送信を通知するブロードキャストコマンドを送信する
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 複数の前記他の通信装置との通信を監視し、正常に動作していない前記他の通信装置があるか否かを判定する監視部
    をさらに備える請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記リカバリー信号として、前記第1のコマンドを含む形式に替えて、通信の開始を宣言する信号、前記第2のコマンド、および、前記通信の終了を宣言する信号を含む形式が用いられる
    請求項3に記載の通信装置。
  7. 他の通信装置と信号の送受信を行い、
    正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信する
    ステップを含む通信方法。
  8. 他の通信装置と信号の送受信を行い、
    正常に動作している前記他の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記他の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信する
    ステップを含む通信処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 他の通信装置と信号の送受信を行う送受信部と、
    前記送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、
    前記送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記送受信部が受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部と
    を備え、
    前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
    通信装置。
  10. 前記コマンド判断部は、前記送受信部が前記リカバリー信号を受信したとき、前記第1のコマンドに従って何も処理を行わずに、次のコマンドの受信を待機する
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記送受信部は、通信速度が異なる複数の通信モードで前記他の通信装置と通信を行うことができ、
    前記リカバリー信号では、前記複数の通信モードのうち、特定の通信モードの終了を指示する第2のコマンドが、前記第1のコマンドに続いて送信される
    請求項9に記載の通信装置。
  12. 前記リカバリー信号では、前記第2のコマンドが送信された直後に、前記特定の通信モードとは別の通信モードにおける通信の終了を宣言する信号が出力される
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記リカバリー信号では、前記第1のコマンドを送信する直前に、全ての前記他の通信装置を対象として一斉に送信されるコマンドの送信を通知するブロードキャストコマンドが送信される
    請求項9に記載の通信装置。
  14. 前記送受信部が受信した信号に発生しているエラーを検出した場合に、前記他の通信装置に対する応答を停止させるエラー検出部
    をさらに備える請求項9に記載の通信装置。
  15. 前記リカバリー信号として、前記第1のコマンドを含む形式に替えて、通信の開始を宣言する信号、前記第2のコマンド、および、前記通信の終了を宣言する信号を含む形式が用いられる
    請求項12に記載の通信装置。
  16. 他の通信装置と信号の送受信を行い、
    受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示し、
    受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行う
    ステップを含み、
    前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
    通信方法。
  17. 他の通信装置と信号の送受信を行い、
    受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示し、
    受信した信号にエラーが発生して、前記他の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を受信したとき、前記他の通信装置との通信を回復する処理を行う
    ステップを含み、
    前記リカバリー信号には、正常に動作しているときには何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドが少なくとも含まれる
    通信処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  18. 第2の通信装置と信号の送受信を行う第1の送受信部と、
    正常に動作している前記第2の通信装置では何も処理を行わないことが規定されている第1のコマンドを少なくとも含み、正常に動作していない前記第2の通信装置に対して通信を回復させるリカバリー信号を送信するように、前記第1の送受信部に指示するリカバリー信号送信指示部と
    を有する第1の通信装置と、
    第1の通信装置と信号の送受信を行う第2の送受信部と、
    前記第2の送受信部が受信した信号に含まれているコマンドの内容を判断して、前記コマンドに基づく処理を行うように指示するコマンド判断部と、
    前記第2の送受信部が受信した信号にエラーが発生して、前記第1の通信装置に対する応答を停止している場合に、通信を回復させるリカバリー信号を前記第2の送受信部が受信したとき、前記第1の通信装置との通信を回復する処理を行うリカバリー処理部と
    を有する第2の通信装置と
    を備える通信システム。
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