JP2011028353A - 配車計画立案システムおよび配車計画立案方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】巡回に用いる各車両の総燃料消費量を抑制し、巡回に要するコストを低減可能な配車計画を立案できる配車計画立案システムを提供する。
【解決手段】複数の車両を用いて、所定の車両拠点から、1又は2以上の地点を巡回し、車両拠点に帰着するための配車計画を立案する配車計画立案システムであって、複数の車両を用いて巡回するための巡回地点を設定する巡回地点設定手段と、1又は2以上の巡回地点を、1又は2以上のグループにグループ化するグループ設定手段と、複数の車両の中から、グループに含まれる巡回地点を巡回するための車両を、グループごとに割り当てる車両割り当て手段と、を備え、車両割り当て手段は、グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の車両を用いて、所定の車両拠点から、1又は2以上の地点を巡回し、車両拠点に帰着するための配車計画を立案する配車計画立案システムであって、複数の車両を用いて巡回するための巡回地点を設定する巡回地点設定手段と、1又は2以上の巡回地点を、1又は2以上のグループにグループ化するグループ設定手段と、複数の車両の中から、グループに含まれる巡回地点を巡回するための車両を、グループごとに割り当てる車両割り当て手段と、を備え、車両割り当て手段は、グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配車計画立案システムおよび配車計画立案方法に関するものである。
最小限の車両台数かつ最短時間で、全ての対象拠点を巡回可能な配車計画を立案する技術が知られている(特許文献1)。
しかしながら、従来技術では、車両が対象拠点を巡回する際の燃料効率については考慮されていないため、巡回に用いる各車両の総燃料消費量が増大し、結果として、巡回に要するコストが増大する場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、巡回に用いる各車両の総燃料消費量を抑制し、巡回に要するコストを低減可能な配車計画を立案できる配車計画立案システムを提供することである。
本発明は、複数の車両を用いて巡回するための1又は2以上の地点である巡回地点を、1又は2以上のグループにグループ化し、グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てることで、上記課題を解決する。
本発明によれば、巡回地点を巡回する車両を割り当てる際に、巡回地点を巡回するのに要する距離に応じた燃料消費率の車両を割り当てることで、巡回に用いる各車両の総燃料消費量を抑制することができ、巡回に要するコストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて、本実施形態の送迎支援システムについて説明する。
図1は、本実施形態に係る送迎支援システムの構成を示す図である。本実施形態の送迎支援システムは、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)型のシステムとして構築されるものであり、図1に示すように、通信ネットワークであるインターネット1に情報処理サーバ2が接続され、この情報処理サーバ2に個人情報データベース21、事業者情報データベース22、予約情報データベース23がそれぞれ接続されている。
また、本実施形態に係る送迎支援システムでは、図1に示すように、送迎サービスを行うサービス事業者の端末(以下、事業者側端末4という。)や、送迎サービスを受ける被介護者あるいはその保護者が所有する端末(以下、被介護者側端末3という。)がそれぞれインターネット1に接続可能とされており、これら事業者側端末4および被介護者側端末3は、インターネット1を介して、情報処理サーバ2とそれぞれ相互に情報の授受を行うことができる。ここで、事業者側端末4および被介護者側端末3としては、インターネット1を経由して情報処理サーバ2との間で情報の送受信を行うための通信機能を備えたあらゆる端末が適用可能であり、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話機などが挙げられる。
個人情報データベース21は、この送迎支援システムを利用する各被介護者に関する個人情報を更新可能に保持するものである。個人情報データベース21に格納される個人情報には、被介護者の要介護度の等級や必要な介護の種類といった介護に関する情報、被介護者の身体の状態(例えば、車椅子を使用しているかなど)を示す身体情報、被介護者の自宅の位置情報などの情報が含まれ、これらの情報が各被介護者に割り当てられたユーザIDに対応付けられて個人情報データベース21に格納されている。この個人情報データベース21に格納された個人情報は、各被介護者あるいはその保護者が所有する被介護者側端末3からの入力に応じて、適宜更新可能となっている。
事業者情報データベース22は、送迎支援システムを利用するサービス事業者に関する事業者情報を更新可能に保持する。なお、サービス事業者とは、送迎サービスを含む介護サービスを行う者であり、サービス事業者が行う送迎サービスとは、例えば、通所の介護サービスを提供するために、サービス事業者が保有する送迎用の車両を用いて、サービス事業者の介護施設と被介護者の自宅との間を送迎するサービスを行うことをいう。
ここで、事業者情報データベース22に格納される事業者情報には、介護施設に関する施設情報と、サービス事業者が保有する送迎車に関する車両情報とが含まれる。施設情報としては、例えば、各サービス事業者の介護施設で提供される介護サービスの種類や各介護施設の設備、介護施設の位置情報、介護スタッフの人数や勤怠状況などが挙げられる。また、車両情報としては、送迎サービスに用いられる送迎車の種類や台数、各送迎車の燃料消費率、各送迎車の設備(例えば、車椅子のまま送迎車に搭乗するための車椅子スペースの有無)などが挙げられる。これら施設情報および車両情報を含む事業者情報は、各サービス事業者に割り当てられた事業者IDに対応付けられて事業者情報データベース22に格納されている。この事業者情報データベース22に格納された事業者情報は、各サービス事業者の事業者側端末4からの入力に応じて、適宜更新可能となっている。
予約情報データベース23は、各サービス事業者による送迎サービスの予約状況を示す情報である予約情報を更新可能に保持する。予約情報には、送迎サービスを予約した被介護者のユーザID、送迎サービスを予約されたサービス事業者の事業者IDなどの情報が含まれる。これにより、各サービス事業者が、送迎車を用いて巡回すべき被介護者を把握することができる。この予約情報は、後述する情報処理サーバ2の予約処理機能により送迎サービスの予約処理が行われる度に、予約情報データベース23に格納されるようになっている。
なお、本実施形態では、本発明の特徴を分かり易く説明するために、個人データベース21、事業者情報データベース22、および予約情報データベース23をそれぞれ分けて構成しているが、これらデータベース21〜23を、一体して1つのデータベースとして構成してもよいし、また、情報処理サーバ2の内部に組み込んでもよい。
情報処理サーバ2は、予約情報データベース23に格納された予約情報を参照して、各サービス事業者の送迎サービスに対して、どの被介護者が予約しているかをユーザIDにより特定し、送迎サービスを受ける被介護者の人数を算出する。そして、情報処理サービス2は、個人情報データベース21に格納された個人情報を参照して、送迎サービスを受ける各被介護者の自宅位置を取得し、事業者情報データベース22に格納された事業者情報を参照して、介護事業者の介護施設の位置を取得し、同じく事業者情報データベース22に格納された車両情報を参照して、車両の座席数、車両の種類、車両の設備などを確認し、予約情報に基づく配車計画を立案する。
情報処理サーバ2は、配車計画を立案するために、予約処理機能、取得機能、巡回地点設定機能、グループ設定機能、車両割り当て機能、巡回ルート決定機能、および座席割り当て機能を有する。以下、情報処理サーバ2が有する各機能について説明する。
予約処理機能は、本システムの利用者として登録された被介護者本人または被介護者の保護者により、被介護者側端末3を介して、所定のサービス事業者の送迎サービスの予約指示が入力された場合、この予約指示に従い、当該サービス事業者の送迎サービスの予約を行う。具体的には、被介護者または被介護者の保護者は、送迎サービスを所望するサービス事業者などを、被介護者側端末3を用いて入力する。これにより、被介護者のユーザIDとともに、被介護者が送迎サービスを所望するサービス事業者の事業者IDが、インターネット1を介して、情報処理サーバ2に送信される。予約処理機能は、例えば、送信された事業者IDを用いて、事業者データベース22に格納された事業者情報を参照して、当該サービス事業者の送迎サービスの予約が可能であるかを判断し、予約が可能であれば、予約を所望する被介護者が当該サービス事業者の送迎サービスを受けるものとして、送迎サービスを行うサービス事業者の事業者IDおよび送迎サービスを受ける被介護者のユーザIDを関連付け、予約情報として予約情報データベース23に登録する。
取得機能は、各種データベース21〜23から、配車計画立案に必要な各種情報を取得する。例えば、取得機能は、個人情報データベース21から、被介護者の自宅位置、被介護者の身体情報などの個人情報を取得し、事業者情報データベース22から、サービス事業者の介護施設の位置、サービス事業者が保有する送迎車の設備情報などの事業者情報を取得し、また予約情報データベース23から、送迎サービスを予約した被介護者のユーザID、送迎サービスを予約されたサービス事業者の事業者IDなどの予約情報を取得する。
巡回地点設定機能は、個人情報データベース21に格納された個人情報、および予約情報データベース23に格納された予約情報を参照して、サービス事業者の送迎サービスごとに、送迎車で巡回する被介護者の自宅位置を巡回地点として設定する。すなわち、巡回地点設定機能は、予約情報に基づいて、送迎サービスを予約した被介護者のユーザIDを特定し、個人情報を参照して、送迎サービスを予約した被介護者の自宅位置を特定する。そして、特定された被介護者の自宅位置を、サービス事業者が複数の送迎車を用いて巡回するための巡回地点として設定する。
グループ設定機能は、巡回地点設定機能により複数の車両を用いて巡回するための地点として設定された1または2以上の巡回地点を、1または2以上のグループに設定する。具体的には、巡回地点設定機能により巡回地点と設定された被介護者の自宅位置を、例えば、セービング法などのアリゴリズムを利用して、1または2以上のグループにグループ化する。このグループに含まれる1または2以上の被介護者の自宅位置は、サービス事業者が保有する複数の送迎車のうちの1の送迎車で巡回する巡回地点となる。なお、被介護者の自宅位置をグループ化する際には、事業者データベース22に格納された事業者情報を参照して、サービス事業者が保有する送迎車の座席数を特定し、サービス事業者が保有する送迎車で各被介護者の自宅位置を巡回した際に、送迎車に搭乗する被介護者の人数が、送迎車の座席数を超えないように、グループに含まれる被介護者の自宅位置をグループ化することが好適である。
車両割り当て機能は、個人情報データベース21に格納された個人情報、事業者情報データベース22に格納された事業者情報に基づいて、送迎サービスを受ける各被介護者を送迎する送迎車を割り当てる。なお、車両割り当て機能により送迎車を割り当てる具体的な手法については、後述する。
巡回ルート決定機能は、グループ設定機能により設定されたグループに含まれる巡回地点である被介護者の自宅位置を効率的に巡回するルートを決定する。具体的には、巡回ルート決定機能は、例えば、ダイクストラ法などの経路探索技術を利用して、介護施設を出発して、グループに含まれる各被介護者の自宅位置を巡回し、介護施設に帰着する効率的なルートを決定する。なお、巡回ルート決定機能により決定されるルートは、例えば、グループに含まれる巡回地点を巡回する最短経路であってもよいし、渋滞情報などを加味してグループに含まれる巡回地点を巡回する時間が短くなる経路であってもよいし、または巡回に要する燃料消費量が低くなる経路であってもよい。
座席割り当て機能は、送迎車に搭乗する被介護者に対して、送迎車の座席を割り当てる。具体的には、個人情報に含まれる被介護者の身体情報と、事業者情報に含まれる車両の設備情報とに基づいて、被介護者の搭乗を補助するための補助設備を備えた座席を、この補助設備を必要とする被介護者に優先的に割り当てる。例えば、座席割り当て機能は、車椅子のまま送迎車に搭乗する被介護者に対して、車椅子のまま送迎車に搭乗することができる車椅子スペースを優先的に割り当てる。
また、座席割り当て機能は、巡回ルート決定機能により決定されたルートに基づいて、グループに含まれる被介護者の自宅位置で送迎車に乗降する被介護者の乗降順序を決定し、送迎車に搭乗する被介護者に、決定された乗降順序に応じた座席を割り当てる。例えば、座席割り当て機能は、各被介護者を被介護者の自宅から介護施設に送迎する際には、先に巡回する被介護者の自宅位置において乗車する被介護者には、入口に対して奥の席を割り当て、後に巡回する被介護者の自宅位置において乗車する被介護者には、入口に近い席を割り当てる。また反対に、被介護者を介護施設から各被介護者の自宅位置まで送迎する際には、先に巡回する被介護者の自宅位置において降車する被介護者には、入口に近い席を割り当て、後に巡回する被介護者の自宅位置において降車する被介護者には、入口に対して奥の席を割り当てる。
次に、図2を参照して、本実施形態の送迎支援システムにおいて、送迎サービスを受ける被介護者を送迎する送迎車を割り当て、送迎車が被介護者の自宅位置を巡回するルートを決定し、さらに被介護者に対して送迎車の各座席を割り当てる配車計画作成処理について説明する。図2は、本実施形態に係る配車計画作成処理を示すフローチャートである。この配車計画作成処理は、情報処理サーバ2により実行されるものであり、情報処理サーバ2の予約処理機能により複数の予約情報が予約情報データベース23に登録された後、所定のサービス事業者の送迎サービスについて予め設定された予約締め切り時間が経過して、送迎サービスを受ける被介護者が確定された後に実行される。
以下においては、図3および図4に示す場面を例示して、情報処理サーバ2による配車計画作成処理について説明する。ここで、図3は、グループ化された被介護者の自宅位置の一例を示す図であり、図4は、事業者情報に含まれる車両情報の一例を示す図である。なお、図3において、黒丸(図中のA2)は、車椅子のまま送迎車に搭乗する被介護者の自宅位置を表しており、白丸(図中のA1,A3〜A5,B1〜B4,C1〜C3)は、送迎車の通常の座席を利用する被介護者の自宅位置を表している。また、図4に示す座席数には、車椅子スペースは含まれておらず、送迎車の通常の座席を利用する被介護者が座る座席数を表している。さらに、送迎車によっては、例えば、座席を収納することで座席数を減らし車椅子スペースを増やすことが可能であるが、本実施形態では、説明の簡単のため、各送迎車における座席数、車椅子スペースは変更されないものとして説明する。
ステップS101では、取得機能により、予約締め切り時間が経過した送迎サービスの予約情報が、予約情報データベース23から読み出される。また、ステップS101では、予約情報データベース23から読み出された予約情報に含まれるサービス事業者の事業者IDおよび被介護者のユーザIDを用いて、事業者データベース22から、当該送迎サービスを提供するサービス事業者の事業者情報が読み出され、個人情報データベース21から、当該送迎サービスを予約した被介護者の個人情報が読み出される。これにより、取得機能は、予約が締め切られた送迎サービスを提供するサービス事業者の事業者情報と、当該送迎サービスを予約した1又は2以上の被介護者の個人情報とを取得することになる。
ステップS102では、巡回地点設定機能により、予約情報に含まれる送迎サービスを予約した被介護者のユーザIDおよび個人情報に含まれる被介護者の自宅位置が参照され、送迎サービスを予約した被介護者の自宅位置が巡回地点として設定される。さらに、ステップS102では、グループ設定機能により、巡回地点として設定された1または2以上の被介護者の自宅位置が、1または2以上のグループとしてグループ化される。なお、被介護者の自宅位置をグループ化する手法は特に限定されず、例えば、公知のセービング法などを用いればよい。
図3に示す例では、巡回地点設定機能は、黒丸および白丸で示すA1〜A5,B1〜B4,C1〜C3の被介護者の自宅位置を巡回地点として設定する。そして、グループ設定機能は、セービング法などのアリゴリズムを用いて、巡回地点として設定された被介護者の自宅位置に基づいて、図3に示すように、A1〜A5の5つの被介護者の自宅位置を含むグループAと、B1〜B4の4つの被介護者の自宅位置を含むグループBと、C1〜C3の3つの被介護者の自宅位置を含むグループCとを設定する。
次に、ステップS103では、車両割り当て機能により、ステップS102で設定された各グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループが選択される。なお、ステップS103では、各グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離を厳密に求めることを要せず、ステップS102で設定された1または2以上のグループの中で、各グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が、相対的に、最も長いグループが判断できればよい。
そこで、本実施形態においては、個人情報に含まれる被介護者の自宅の位置情報および事業者情報に含まれる介護施設の位置情報に基づいて、グループに含まれるそれぞれの被介護者の自宅位置から介護施設までの距離を求める。そして、グループごとに、求めた被介護者の自宅位置から介護施設までの距離の平均距離を求め、平均距離が最も長いグループを、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループとして判断する。なお、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループを判断する手法は、これに限定されるものではなく、例えば、グループに含まれる被介護者の自宅位置のうち、介護施設から最も遠い位置にある被介護者の自宅位置を特定し、特定された被介護者の自宅位置から介護施設までの距離が最も長いグループを、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループとして判断してもよい。
例えば、図3に示す例では、車両割り当て機能は、グループAに含まれるA1〜A5の5つ被介護者の自宅位置それぞれから介護施設までの距離を求め、求めた5つの距離の平均距離を、グループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離として算出する。同様に、グループBおよびグループCにおいても、各被介護者の自宅位置それぞれから介護施設までの距離を求め、グループごとの各被介護者の自宅位置それぞれから介護施設までの距離の平均距離を、各グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離として算出する。図3からわかるように、グループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離は、グループBに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離およびグループCに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離よりも長いため、車両割り当て機能は、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループとして、グループAを選択する。
次に、ステップS104では、車両割り当て機能により、事業者情報に含まれる車両情報に基づいて、サービス事業者が保有する複数の送迎車のうち、燃料消費率が最も低い(燃費が最もいい)送迎車が選択される。
例えば、図4に示すように、送迎サービスを提供するサービス事業者が保有する送迎車が、燃焼消費率が相対的に低い送迎車1、燃料消費率が相対的に中程度の送迎車2、燃料消費率が相対的に高い送迎車3の3つの送迎車である場合、車両割り当て機能は、送迎サービスを提供するサービス事業者が保有するこれら3つの送迎車のうち、燃料消費率が最も低い送迎車1を選択する。
次に、ステップS105では、車両割り当て機能により、ステップS104で選択された送迎車が、ステップS103で選択されたグループにおける制約条件を満たすか判断される。ここで、制約条件とは、送迎車を用いてグループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する際、被介護者を送迎車に搭乗させるために必要となる送迎車の設備などの条件である。例えば、制約条件としては、送迎車の座席数(乗員定員数)が、グループに含まれる被介護者の自宅位置において送迎車に乗降する被介護者の人数分あるか、あるいは、送迎車に設けられた車椅子スペースが、グループに含まれる自宅位置において送迎車に乗降する被介護者が利用する車椅子の台数分あるかなどの条件が挙げられる。現在選択されている送迎車が現在選択されているグループにおける制約条件を満たす場合(ステップS105=YES)は、現在選択されているグループに、現在選択されている送迎車を割り当てるためステップS106に進み、一方、現在選択されている送迎車が現在選択されているグループにおける制約条件を満たさない場合(ステップS105=NO)は、ステップS112に進む。
例えば、図3および図4に示す例では、図3に示すように、グループAに含まれる被介護者の自宅位置では、車椅子のまま送迎車に搭乗する被介護者(図3中のA2の自宅位置における被介護者)が1人いるため、グループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車は、少なくても車椅子1台分の車椅子スペースを備える必要がある。また、図3に示すように、グループAに含まれる被介護者の自宅位置において送迎車に搭乗する被介護者のうち、送迎車に備える通常の座席を利用する被介護者(図3中のA1,A3〜A5の自宅位置における被介護者)の人数は4人である。そのため、グループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車は、少なくても被介護者4人分の座席数を備える必要がある。すなわち、グループAにおける制約条件は、『送迎車が少なくても4人分の座席数と1台分の車椅子スペースとを備えること』になる。
一方、図4に示すように、ステップS104で選択された送迎車1は、座席数が5、車椅子スペースが1であり、ステップS103で選択されたグループAにおける制約条件である『送迎車が4人分の座席数と1台分の車椅子スペースとを備えること』を満たすことができる。そのため、車両割り当て機能により、送迎車1は、グループAにおける制約条件を満たすことができると判断されて(ステップS105=YES)、ステップS106に進む。
ステップS106では、車両割り当て機能により、現在選択されている送迎車が、現在選択されているグループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てられる。
たとえば、図3および図4に示す場面例では、現在選択されている送迎車1は、現在選択されているグループAにおける制約条件を満たすので、送迎車1はグループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てられる。
ステップS107では、全てのグループについて送迎車が割り当てられたか判断される。全てのグループについて送迎車が割り当てられていない場合(ステップS107=NO)は、残りのグループに送迎車を割り当てるため、ステップS108に進む。一方、全てのグループについて送迎車が割り当てられた場合(ステップS107=YES)には、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するためのルートを決定するため、ステップS110に進む。
たとえば、図3および図4に示す場面例において、送迎車1をグループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てた後は、グループAについては送迎車が割り当てられているが、グループBおよびグループCについては、まだ送迎車が割り当てられていないため、ステップS108に進む。
ステップS108では、ステップS106で送迎車が割り当てられたグループの次に、被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が長いグループが選択され、続くステップS109で、いずれのグループにも割り当てられていない割り当て可能な送迎車のうち、燃料消費率が最も低い送迎車が選択される。そして、再度、ステップS105に戻り、ステップS109で選択された送迎車が、ステップS108で選択されたグループにおける制約条件を満たすか判断される。
たとえば、図3および図4に示す場面例において、送迎車1がグループAに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てられた後、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が、グループAの次に長いグループBが選択され(ステップS108)、いずれのグループにも割り当てられていない送迎車2および送迎車3のうち、燃料消費率が最も低い送迎車2が選択される(ステップS109)。そして、選択された送迎車2が、選択されたグループBにおける制約条件を満たしているか判断される(ステップS105)。ここで、図3に示すように、グループBにおいては、車椅子のまま送迎車に搭乗する被介護者は存在せず、送迎車に備える通常の座席を利用する被介護者(図3中のB1〜B4の自宅位置における被介護者)の人数が4人である。すなわち、グループBにおける制約条件は、『送迎車が少なくても4人分の座席数を備えること』になる。一方、図4に示すように、新たに選択された送迎車2の座席数は6であり、グループBにおける制約条件である『送迎車が少なくても4名分の座席数を備えること』を満たすことができる。そのため、車両割り当て機能は、送迎車2はグループBにおける制約条件を満たすことができると判断し(ステップS105=YES)、送迎車2をグループBに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てる(ステップS106)。
また、送迎車2がグループBに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てられた後は、同様に、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が、グループBの次に長いグループCが選択され(ステップS108)、いずれのグループにも割り当てられておらず燃料消費率が最も低い送迎車3が選択される(ステップS109)。ここで、図3に示すように、グループCにおいては、車椅子のまま送迎車に搭乗する被介護者は存在せず、送迎車に備える通常の座席を利用する被介護者(図3中のC1〜C3の自宅位置における被介護者)の人数が3人である。すなわち、グループBにおける制約条件は、『送迎車が少なくても3人分の座席数を備えること』になる。一方、図4に示すように、新たに選択された送迎車3の座席数は5であり、グループCにおける制約条件である『送迎車が少なくても3人分の座席数を備えること』を満たすことができる。そのため、車両割り当て機能は、送迎車3はグループCにおける制約条件を満たすことができると判断し(ステップS105=YES)、送迎車3をグループCに含まれる被介護者の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てる(ステップS106)。これにより、全てのグループA〜グループCについて、送迎車1〜送迎車3が割り当てられたことになるため(ステップS107=YES)、ステップS110に進む。
ステップS110では、巡回ルート決定機能により、グループごとに、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するためのルートが決定される。ここで、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するためのルートを決定するための手法は特に限定されず、例えば、ダイクストラ法などの経路探索方法を利用することで、被介護者の自宅を効率的に巡回するルートを決定できる。
そして、ステップS111では、座席割り当て機能により、各被介護者に対して座席が割り当てられる。具体的には、個人情報に含まれる被介護者の身体情報と、事業者情報に含まれる車両の設備情報とに基づいて、被介護者の搭乗を補助するための補助設備を必要とする身体状態の被介護者に、補助設備を備えた座席が優先的に割り当てられる。例えば、被介護者の身体情報から被介護者が車椅子のまま送迎車に搭乗すると判断された場合、座席割り当て機能は、車いすのまま送迎車に搭乗するための車椅子スペースを必要とする被介護者に対して、送迎車が備える車椅子スペースを優先的に割り当てる。
さらに、座席割り当て機能は、ステップS110で決定された巡回ルートに応じて、被介護者が送迎車に乗降する乗降順序を決定し、決定された被介護者の乗降順序に基づいて、被介護者に座席を割り当てる。例えば、座席割り当て機能は、各被介護者を被介護者の自宅から介護施設に送迎する際には、先に巡回する被介護者の自宅位置において乗車する被介護者には、入口に対して奥の席を割り当て、後に巡回する被介護者の自宅位置において乗車する被介護者には、入口に近い席を割り当てる。また反対に、被介護者を介護施設から各被介護者の自宅位置まで送迎する際には、先に巡回する被介護者の自宅位置において降車する被介護者には、入口に近い席を割り当て、後に巡回する被介護者の自宅位置において降車する被介護者には、入口に対して奥の席を割り当てる。
ステップS111で、各被介護者に対して座席を割り当てた後は、この配車計画作成処理を終了する。
続いて、図3および図5に示す場面例に基づいて、ステップS105において、選択されている送迎車が、選択されているグループにおける制約条件を満たさない場合(ステップS105=NO)の処理について説明する。なお、図5は、事業者情報に含まれる車両情報の他の例を説明するための図である。
ステップS105において、選択されている送迎車が、選択されているグループにおける制約条件を満たさないと判断された場合(ステップS105=NO)、ステップS106に進む。
ここで、図3および図5に示す場面例では、ステップS103で、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が最も長いグループAが選択され、ステップS104で、サービス事業者が保有する送迎車4〜6の中で、燃料消費率が最も低い送迎車4が選択される。ここで、図5に示すように、送迎車4は3名分の座席数と1台分の車椅子スペースとを備えている。しかしながら、ステップS105において、送迎車4は、グループAにおける制約条件である『送迎車が少なくても4名分の座席数と1台分の車椅子スペースとを備えること』を満たさない(ステップS105=NO)と判断されて、ステップS112に進む。
ステップS112では、選択されているグループについて、ステップS105の判断が行われていない送迎車があるか判断される。選択されているグループについて、ステップS105の判断が行われていない送迎車がある場合(ステップS112=YES)には、現在選択されている送迎車の次に燃料消費率の低い送迎車が選択され(ステップS113)、新たに選択された送迎車が、選択されているグループにおける制約条件を満たすか判断される(ステップS105)。
図3および図5に示す場面例では、送迎車4がグループAにおける制約条件を満たさないと判断されているが、送迎車4よりも燃料消費率が低い送迎車5および送迎車6については、ステップS105の判断がされておらず、ステップS105の判断が行われていない送迎車があると判断される(ステップS112=YES)。そこで、現在選択されている送迎車4の次に燃料消費率が低い送迎車5が選択され(ステップS113)、新たに選択された送迎車5がグループAにおける制約条件を満たすか判断される(ステップS105)。ここで、図5に示すように、送迎車5は、6人分の座席数と1台分の車椅子スペースを備えている。そのため、送迎車5は、グループAにおける制約条件である『送迎車が少なくても4人分の座席数と1台分の車椅子スペースを備えること』を満たすため(ステップS105=YES)、送迎車5がグループAに含まれる被介護人の自宅位置を巡回するための送迎車として割り当て割られる(ステップS106)。
このように、グループにおける制約条件を満たす送迎車が選択されるまで、割り当てが可能な送迎車が、燃料消費率が低い順から順次選択され、グループにおける制約条件を満たすか否か判断されることになる。
しなしながら、割り当て可能な全ての送迎車が、ステップS105の判断を行ったが、グループにおける制約条件を満たさない場合も想定される。この場合、ステップS112で、ステップS105の判断が行われていない送迎車がないと判断され(ステップS112=NO)、ステップS114に進み、送迎車の割り当てができないグループが存在することをサービス事業者に報知する。
例えば、図3および図5に示す場面例では、送迎車5がグループAに含まれる被介護人の自宅位置を巡回する送迎車として割り当てられた後(ステップS106)、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が、グループAの次に長いグループBが選択され(ステップS108)、割り当て可能な送迎車4および送迎車6のうち、燃料消費率が最も低い送迎車4が選択される(ステップS109)。しかしながら、送迎車4は3人分の座席数しか備えておらず、グループBにおける制約条件である『送迎車が少なくても4人分の座席数を備えること』を満たさないため(ステップS105=NO)、割り当て可能な送迎車のうち、現在選択されている送迎車4の次に燃料消費率が低い送迎車6が選択される(ステップS113)。ここで、図5に示すように、送迎車6は、送迎車4と同様に、3名分の座席数しか備えておらず、グループBにおける制約条件を満たさない(ステップS105=NO)。この結果、グループBについては、割り当て可能な送迎車4および送迎車6についてステップS105の判断が行われており、ステップS105の判断が行われていない送迎車が存在しないため(ステップS112=NO)、サービス事業者に対して、グループBについて送迎車が設定されない旨の報知がなされ(ステップS114)、ステップS115に進む。
次に、ステップS115では、ステップS105の判断が行われていないグループがあるか判断される。すなわち、全てのグループについて送迎車の割り当て処理が行われたか判断される。全てのグループについて、送迎車の割り当て処理が行われたと判断された場合は、送迎車が割り当てられたグループについて、被介護者の自宅位置を巡回するためのルートを決定するために、ステップS110に進む。
一方、ステップS115で、選択されているグループの次に、被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が長いグループがあると判断された場合は、ステップS116に進み、選択されているグループの次に被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が長いグループが選択され、続くステップS117で、グループに割り当てられていない送迎車のうち、燃料消費率が最も低い送迎車が選択される。そして、再度、ステップS105に戻り、ステップS117で選択された送迎車が、ステップS116で選択されたグループにおける制約条件を満たすか判断される。
例えば、図3および図5に示す場面例では、グループAおよびグループBに対して送迎車の割り当て処理が行われているが、グループCについては、まだ送迎車の割り当て処理が行われていない。そこで、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が、現在選択されているグループBの次に長いグループCが選択され(ステップS116)、割り当て可能な送迎車4および送迎車6のうち、燃料消費率が最も低い送迎車4が選択される(ステップS117)。そして、新たに選択された送迎車4が、新たに選択されたグループCにおける制約条件を満たすか判断される(ステップS105)。ここで、送迎車4は3人分の座席数を備えるため、グループCにおける制約条件である『送迎車が3人分の座席数を備えること』を満たすため(ステップS105=YES)、送迎車4はグループCに含まれる被介護人の自宅位置を巡回するための送迎車として割り当てられる(ステップS106)。
以上のように本実施形態によれば、被介護者の自宅位置を1または2以上にグループ化し、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が相対的に長いほど、当該グループに対して、燃料消費率が相対的に低い送迎車を優先的に割り当て、これら被介護者を送迎させるように配車計画を立案する。送迎サービスを行うサービス事業者は、このように立案された配車計画に従うことで、複数の送迎車を用いて被介護者を送迎する送迎サービスにおける燃料効率を高め、送迎サービスに用いる各送迎車の総燃料消費量を抑制することができ、送迎サービスに要する全体的なコストを低減することができる。
また、本実施形態では、各被介護者の自宅位置を巡回する送迎車を割り当てる際に、送迎車がグループに含まれる被介護者の人数分の座席数を備えているか、あるいは、送迎車がグループに含まれる被介護者が必要とする車椅子スペースを備えているかなどのグループにおける制約条件を満たすかを判断する。そして、被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、該グループにおける制約条件を満たす送迎車のうち、燃料消費率が相対的に低い送迎車を割り当てる。これにより、送迎サービスにおける燃料効率を高めるとともに、グループに含まれる被介護者の人数および被介護者の身体状態などに応じた送迎車を用いて、被介護者を適切に送迎することができる。
さらに、本実施形態では、ダイクストラ法などの経路探索方法を用いて、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するルートを決定することで、被介護者の自宅位置を効率的に巡回する配車計画を立案することができる。さらに、本実施形態では、被介護者に対して、送迎車に搭乗する被介護者の身体状態および乗降順序に応じた座席を割り当てることで、被介護者を円滑に送迎可能な配車計画を立案することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、本実施形態では、被介護者の自宅位置を巡回する送迎車を割り当てる際に、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離の長さを、各被介護者の自宅位置を巡回するルートを決定する前に求めているが、例えば、送迎車を割り当てる前に、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するルートを決定し、決定したルートに基づいて、グループに含まれる被介護者の自宅位置を巡回するのに要する距離を求め、送迎車を割り当ててもよい。
また、本実施形態では、複数の送迎車を用いて、被介護者を、被介護者の自宅と介護施設との間で送迎する送迎支援システムについて説明したが、本発明は被介護者の送迎支援システムに限定されるものではなく、例えば、貨物の集荷、配達などの配車計画の立案処理についても利用することができる。
さらに、本実施形態では、前記グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てるが、この構成に代えて、またはこの構成に加えて、前記グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に短いグループに対して、燃料消費率が相対的に高い車両を優先的に割り当ててもよい。
なお、上述した実施形態の情報処理サーバ2の巡回地点設定機能は本発明の巡回地点設定手段に、情報処理サーバ2のグループ設定機能は本発明のグループ設定手段に、情報処理サーバ2の車両割り当て機能は本発明の車両割り当て手段に、個人情報データベース21および事業者情報データベース22は本発明の記憶手段に、情報処理サーバ2の座席割り当て機能は本発明の座席割り当て手段に、情報処理サーバ2の巡回ルート決定機能は本発明の巡回ルート決定手段にそれぞれ相当する。
1…インターネット
2…情報処理サーバ
3…介護者側端末
4…事業者側端末
21…個人情報データベース
22…事業者情報データベース
23…予約情報データベース
2…情報処理サーバ
3…介護者側端末
4…事業者側端末
21…個人情報データベース
22…事業者情報データベース
23…予約情報データベース
Claims (9)
- 複数の車両を用いて、所定の車両拠点から、1又は2以上の地点を巡回し、前記車両拠点に帰着するための配車計画を立案する配車計画立案システムであって、
前記複数の車両を用いて巡回するための巡回地点を設定する巡回地点設定手段と、
前記1又は2以上の巡回地点を、1又は2以上のグループにグループ化するグループ設定手段と、
前記複数の車両の中から、前記グループに含まれる巡回地点を巡回するための車両を、前記グループごとに割り当てる車両割り当て手段と、を備え、
前記車両割り当て手段は、前記グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項1に記載の配車計画立案システムであって、
前記配車計画立案システムは、前記巡回地点で前記車両に乗降する人を、前記巡回地点と前記車両拠点との間で送迎するために用いるシステムであることを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項2に記載の配車計画立案システムであって、
前記巡回地点で乗降する人の身体状態に関する身体情報と、前記車両の搭乗可能人員数情報および前記車両の設備に関する設備情報を含む車両情報とを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項3に記載の配車計画立案システムであって、
前記車両割り当て手段は、前記記憶手段に記憶された前記車両の搭乗可能人員数情報に基づいて、前記グループに含まれる巡回地点を巡回する場合に前記車両に搭乗することになる人員数を満たす搭乗可能人員数を有する車両を、前記グループに割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項3または4に記載の配車計画立案システムであって、
前記車両割り当て手段は、前記身体情報に基づいて、前記車両に搭乗させる人の中に、人の搭乗を補助するための補助設備が必要な人がいるかを判断し、前記補助設備を必要とする人がいると判断された場合に、車両の設備情報に基づいて、前記補助設備を有する車両を、前記グループに割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項5に記載の配車計画立案システムであって、
前記車両に搭乗する人に、前記車両の座席を割り当てる座席割り当て手段をさらに有し、
前記座席割り当て手段は、前記記憶手段に記憶された前記身体情報および前記車両の設備情報に基づいて、前記補助設備を備えた座席を、該補助設備を必要とする身体状態の人に優先的に割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の配車計画立案システムであって、
前記巡回地点の位置に基づいて、前記グループに含まれる巡回地点を前記車両で巡回するためのルートを決定する巡回ルート決定手段をさらに有することを特徴とする配車計画立案システム。 - 請求項7に記載の配車計画立案システムであって、
前記車両に搭乗する人に、前記車両の座席を割り当てる座席割り当て手段をさらに有し、
前記座席割り当て手段は、前記巡回ルート決定手段により決定されたルートに基づいて、前記グループに含まれる巡回地点で前記車両に乗降することになる人が前記車両に乗降する乗降順序を決定し、前記車両に搭乗する人に、決定された前記乗降順序に応じた座席を割り当てることを特徴とする配車計画立案システム。 - 複数の車両を用いて巡回するための1又は2以上の地点である巡回地点を、1又は2以上のグループにグループ化し、前記グループに含まれる巡回地点を巡回するのに要する距離が相対的に長いグループに対して、燃料消費率が相対的に低い車両を優先的に割り当てることを特徴とする配車計画立案方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009170826A JP2011028353A (ja) | 2009-07-22 | 2009-07-22 | 配車計画立案システムおよび配車計画立案方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021077087A (ja) * | 2019-11-08 | 2021-05-20 | 本田技研工業株式会社 | 配車システム、配車方法、およびプログラム |
KR102673052B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2024-06-11 | 현대자동차주식회사 | 차량 배정 방법, 차량 배정 서버 및 차량 배정 시스템 |
-
2009
- 2009-07-22 JP JP2009170826A patent/JP2011028353A/ja active Pending
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