JP2011026834A - 窓の開閉・施錠管理システムおよびそれに用いられる窓施開錠装置、窓開閉装置 - Google Patents

窓の開閉・施錠管理システムおよびそれに用いられる窓施開錠装置、窓開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス戸に対し設けられる窓施開錠装置と窓開閉装置とを子機にて制御できると共に、親機において集中管理する。
【解決手段】ワイヤレスリモコン3にて窓施開錠装置4や窓開閉装置5を制御して、窓の施錠・開錠や開閉を制御する。親機2の液晶パネル2Bで窓施開錠装置4や窓開閉装置5の現在の状態を表示させ、単数または複数の窓から離れた親機2において前記単数または複数の窓の施開錠状態や開閉状態を集中管理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窓の開閉・施錠管理システムおよびそれに用いられる窓開閉装置、窓施開錠装置に関するものである。
窓を開閉するための一般的なクレセント錠201は、図20に示すように、1対のガラス戸202,203によって開閉される窓に設けられ、一方のガラス戸202のサッシ202aに受座201Aが設けられ、他方のガラス戸203のサッシ203aに受座201Aに係合する錠本体201Bとにより構成されている。そして、錠本体201Bがレバー201Baを備える。
このようなクレセント錠201の施錠・開錠は、クレセント錠201が設けられているところまで行って操作しなければならず、使用者が身体障害者や高齢者である場合には、そのような施錠・開錠作業は肉体的負担となる。同様に、天候に応じて行う窓の開閉作業も、使用者が身体障害者や高齢者である場合には、同様に、大きな肉体的負担となる。
そこで、窓(扉、戸等の開閉手段を含む)のロック部の自動施錠および/又は開錠と、センサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−138579号公報
前述した特許文献1に記載のものでは、リモコン装置において、窓が各窓ごとに開閉されたり、施錠・開錠したりするだけであり、各窓を見ないと、窓がどのような状態にあるかを判別することができない。
そこで、発明者は、そのような窓がどのような状態にあるかを別の場所で判別あるいは制御できるようにすれば、窓が1つの場合はもちろん、複数ある場合も1つの場所で集中して管理することができ、便利であることに着想し、本発明をなしたものである。
この発明は、窓施開錠装置と、窓開閉装置とを、子機(リモコン装置)にて制御できると共に、親機において集中管理することができる窓の開閉・施錠管理システムおよびそれに用いられる窓施開錠装置、窓開閉装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、1対のガラス戸にて開閉される単数または複数の窓の開閉、施錠・開錠を制御する窓の開閉・施錠管理システムであって、前記1対のガラス戸のサッシに対し設けられる窓施開錠装置と、前記1対のガラス戸のサッシに対し設けられる窓開閉装置と、前記窓施開錠装置および窓開閉装置に操作信号を送り前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能である第1の制御部を有する親機と、前記窓施開錠装置および窓開閉装置に操作信号を送り前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能である第2の制御部を有する子機とを備え、前記親機は、前記窓開閉装置および窓施開錠装置よりの信号を受け前記窓施開錠装置および窓開閉装置の現在の状態を表示可能である表示部を有することを特徴とする。
このようにすれば、親機や子機にて窓施開錠装置や窓開閉装置を制御して、窓の施錠・開錠や開閉を制御することができるのに加えて、親機の表示部で前記窓施開錠装置および窓開閉装置の現在の状態を表示できるので、単数または複数の窓から離れた親機において前記単数または複数の窓の施開錠状態や開閉状態を集中管理することができる。
請求項2に記載のように、前記親機は、玄関に設けられるインターホン子機の親機としての機能も有し、前記表示部は、前記インターホン子機がカメラを有する場合に、前記カメラが撮影した映像を表示可能である構成とすることができる。
このようにすれば、前記単数または複数の窓の施開錠状態や開閉状態を集中管理することができるだけでなく、インターホン子機の親機として利用することもできる。
請求項3に記載のように、前記第1の制御部は、時計手段と、この時計手段による時刻に基づき前記窓施開錠装置の開錠・施錠および/または窓開閉装置の開閉の時刻を設定する時刻設定手段とを備えることが望ましい。
このようにすれば、時計手段を利用して、時刻設定手段によって、窓施開錠装置の開錠・施錠や窓開閉装置の開閉の時刻を設定することができる。この点からも、前記単数または複数の窓の施開錠状態や開閉状態を集中管理する上で有利である。
請求項4に記載のように、前記第1の制御部は、各種センサからの信号を受けその信号に応じて前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能であることが望ましい。ここで、各種センサには、雨センサ、風センサなどの気象センサ、ガスセンサ、火災センサなどで、送受信機を内蔵するものを意味する。
このようにすれば、子機からの操作信号だけでなく、各種センサからの信号によっても、窓施開錠装置や窓開閉装置が制御され、気象条件や、ガス漏れ、火災の発生などの環境の変化に応じて最適な状態とすることが実現される。
請求項5に記載のように、前記窓施開錠装置は、前記1対のガラス戸の一方に、被係合部を有する受座が設けられ、他方に前記受座の被係合部に係脱可能に係合する可動係合部を有する錠本体が設けられ、前記錠本体は、前記可動係合部の駆動部を制御する第3の制御部を有する構成とすることができる。
このようにすれば、受座の被係合部に可動係合部が係脱可能に係合されることで施錠される一方、受座の被係合部に対する可動係合部の係合が解除されることで開錠される。
請求項6に記載のように、前記窓開閉装置は、前記1対のガラス戸のサッシに設けられる被係合部材と、前記ガラス戸の開閉方向に沿って移動可能に設けられ前記被係合部材に係脱可能に係合する係止部材を有する自走式の台車と、前記台車に設けられ前記台車の走行および停止を制御する第4の制御部とを備える構成とすることができる。
このようにすれば、自走式の台車を利用して、ガラス戸が開閉される。
請求項7の発明は、1対のガラス戸によって開閉される窓の窓施開錠装置であって、前記1対のガラス戸の一方に設けられ被係合部を有する受座と、前記1対のガラス戸の他方に設けられ前記受座の被係合部に係脱可能に係合する可動係合部を有する錠本体と、前記受座に設けられる識別部材と、前記錠本体に設けられ前記識別部材を検出して前記被係合部に前記可動係合部が係合可能な位置にあることを判定するとともに前記可動係合部の駆動を制御する第3の制御部とを備えることが望ましい。
このようにすれば、識別部材を利用して被係合部(受座)と可動係合部(錠本体)との位置合わせが行われ、その位置合わせ後に前記被係合部に前記可動係合部が係合されるので、それらは確実に係合される。
請求項8に記載のように、前記受座は、中空の本体部に対し前記被係合部が上下左右方向に移動可能に設けられ、前記被係合部は被係合孔を有し、この被係合孔の、前記可動係合部に対向する側には前記可動係合部を案内する案内孔が設けられていることが望ましい。
このようにすれば、前記被係合孔と前記可動係合部との中心位置が正確に一致していなくても、前記案内孔によって前記可動係合部が案内され、前記可動係合部が前記被係合孔にスムーズに係合される。
請求項9に記載のように、前記被係合孔は、雌ネジ孔で、前記可動係合部は、回転駆動されるネジ棒であることが望ましい。
このようにすれば、雌ネジ孔にネジ棒が螺合されることで施錠がなされるので、それらの螺合により施錠が確実とされる。
請求項10に記載のように、前記被係合部は、水平断面U字形状のフック部で、前記可動係合部は、前記フック部内にスライド移動可能に係合する水平断面略L字形状の棒状部であることが可能である。
このようにすれば、フック部内に棒状部がスライド移動可能に係合することで施錠されるようにしているので、施錠・開錠のための係脱が比較的容易に行われる。
請求項11に記載のように、前記被係合部と前記可動係合部とは、前記可動係合部を前記被係合部の一側から他側にスライド移動させるにつれて、前記1対のガラス戸のサッシが互いに密着する方向に付勢される形状となっていることが望ましい。
このようにすれば、施錠のために前記可動係合部を前記被係合部の一側から他側にスライド移動させることで、2つのガラス戸が密着状態で施錠されることになる。
請求項12の発明は、1対のガラス戸によって開閉される窓の窓開閉装置であって、前記ガラス戸のサッシに設けられ被係合部を有する被係合部材と、前記ガラス戸の開閉方向に沿って移動可能に設けられ前記被係合部材の被係合部に係脱可能に係合する係止部材を有する自走式の台車と、前記被係合部材に設けられる識別部材と、前記台車の走行および停止を制御する第4の制御部とを備え、前記第4の制御部は、前記台車に設けられ前記識別部材を検出して前記被係合部材を前記係止部材が係止可能な位置にあることを判定する位置判定手段と、この位置判定手段よりの信号に基づき前記台車の走行および停止を制御する走行制御手段とを有することを特徴とする。
このようにすれば、識別部材を利用して位置決めをした後、台車の係止部材をガラス戸側の被係合部材(被係合部)に係合させるので、前記係合が確実となり、前記台車の走行・停止によりガラス戸を開閉することができる。
この場合、請求項13に記載のように、前記被係合部材の被係合部は、中央開口部と、この中央開口部に連通して設けられ前記1対のガラス戸の開閉方向に沿って延びる側部溝部とを有する係合溝で、前記中央開口部は前記側部溝部より上下方向の長さが長く形成され、前記識別部材は、前記中央開口部に対して設けられ、前記係止部材は、係止部が本体部に対し回転可能に支持され、前記係止部が回転することで、前記中央開口部および側部溝部を、前記ガラス戸の開閉方向に沿って通過可能である第1の状態と、前記中央開口部に係合可能で前記側部溝部を、前記ガラス戸の開閉方向に沿って通過不能とする第2の状態とを選択的に取り得る構成とされ、前記第4の制御部は、前記位置判定手段よりの信号に基づき前記係止部の回転を制御する係止制御手段とを備える構成とすることができる。
このようにすれば、前記係止部を回転させて第1の状態から第2の状態に切り替えることで、窓開閉のための係合を無理なく実現することができる。
請求項14に記載のように、前記台車が走行するレール部材は、前記台車の走行方向に沿って複数の位置決め用貫通孔が一定間隔でもって設けられる一方、前記台車は、赤外線投受光部を備え、前記第4の制御部は、前記赤外線投受光部が受光した赤外線に応じて前記台車の位置を検知する台車位置検知手段を備えることが望ましい。ここで、複数の位置決め用貫通孔は、ガラス戸を開閉するために台車が移動する範囲内に設けていればよい。
このようにすれば、レール部材側の位置決め用貫通孔と台車側の赤外線投受光部とを利用することで、ガラス戸の停止位置を精度よく調整することができる。ガラス戸の停止位置を調整することで、ガラス戸の開閉状態を任意に変更できる。
本発明は、上記のように構成したから、使用者が身体障害者や高齢者である場合に、窓の開閉作業や施錠作業による肉体的負荷を低減することができる。手元の子機(リモコン)の操作で窓の開閉、施錠・開錠が可能となり、家族などの手を借りることなく、いつでも自由に、窓の開閉、施錠・開錠ができる。
また、親機を備えるので、ホームオートメーションとして、窓の開閉、施錠・開錠を集中管理することができる。よって、例えば雨センサを用いることで、ガラス戸を開いた状態で外出したとき、急激な空模様の変化で雨が降り出しても、自動的に窓のガラス戸が閉じ、施錠されるようにすることができる。
本発明の窓の開閉・施錠管理システムの一実施の形態を示す概略構成図である。 前記システムで用いる親機の正面図である。 前記親機の制御系のブロック図である。 前記システムで用いるワイヤレスリモコン(子機)の正面図である。 前記ワイヤレスリモコンの制御系のブロック図である。 前記システムで用いる窓施開錠装置の一例を示す分解斜視図である。 前記窓施開錠装置を取り付けた状態を示す説明図である。 前記窓施開錠装置の受座を示し、(a)は正面図,(b)は平面図,(c)は側面図、(d)は図8(a)のA−A線における断面図である。 前記窓施開錠装置の制御系のブロック図である。 前記窓施開錠装置の動作説明図である。 前記システムで用いる窓施開錠装置の他の例を示す分解斜視図である。 同装置の駆動系の説明図である。 前記窓施開錠装置の他の例の構成要素を示し、(a)は受座の斜視図、(b)(c)(d)は可動係合部の正面図、側面図および平面図である。 前記システムで用いる窓開閉装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 前記システムで用いる窓開閉装置を取り付けた状態を示す平面図である。 自走式の台車を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図,(d)は側面図である。 ガラス戸側の被係合部材を示し、(a)は正面図,(b)は図17(a)のB−B線における断面図、(c)は図17(a)のC−C線における断面図、(d)は平面図である。 (a)(b)は動作説明図である。 前記窓開閉装置の制御系のブロック図である。 従来のクレセント錠の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1に示すように、本システム1は、親機2と、子機であるワイヤレスリモコン3とを備え、親機2あるいはワイヤレスリモコン3は、後述するように、窓施開錠装置4や窓開閉装置5の駆動部を制御可能である制御部(マイコン)を有し、送受信機を内蔵する窓施開錠装置4や窓開閉装置5に操作信号を送り、1対のガラス戸によって開閉される窓の施錠・開錠の制御やガラス戸の開閉制御を行えるものである。
親機2は、玄関に設けられるインターホン子機6からの信号も受信でき、インターホン親機としても機能するようになっている。また、親機2は、送受信機内蔵の雨センサ12、風センサ13、ガスセンサ14、火災センサ15からの信号を受け、これらの信号に基づき、窓の施錠・開錠の制御や、窓の開閉制御を行うようにもなっている。なお、以下の説明においては、1組の窓施開錠装置4や窓開閉装置5を管理する場合について説明するが、この発明は、図1において破線で囲んで示すように複数組の窓施開錠装置4A,4B,・・・・や窓開閉装置5A,5B,・・・を管理する場合にも用いることができるのはいうまでもない。
(親機)
親機2は、例えば図2に示すように、送受信用のアンテナ2Aを有するほか、表示部(ディプレイ)として機能する液晶パネル2B(カラーLCD)を有し、この液晶パネル2Bによって、(i)窓施開錠装置4や窓開閉装置5の現在の状態を表示したり、(ii)各種センサ12〜15からの情報や設定情報を表示したり、(iii)インターホン子機6のCCDカメラが撮影した来訪者の映像を表示したりすることができるものである。液晶パネル2Bの横側には、インターホン応答ボタン2Cを挟んで、スピーカ部2Dとマイク部2Eとが上下に配置されている。よって、スピーカ部2Dとマイク部2Eとを利用して、インターホン子機6側との通話ができる。
また、液晶パネル2Bの下側には、モード切替スイッチ2Fが配置され、最も下側には、各種設定スイッチ2Gが配置されている。
親機2は、図3に示すように、前述したような窓施開錠装置4の施錠・開錠の制御や窓開閉装置5によるガラス戸の開閉制御を行う第1の制御部としての第1のマイコン11(マイクロコンピュータ)を有する。このマイコン11は、雨センサ12、風センサ13、ガスセンサ14、火災センサ15からの信号を受け、これらの信号に応じて、窓施開錠装置4や窓開閉装置5の駆動(窓の施錠・開錠の制御や、窓の開閉制御)を制御可能である。また、マイコン11は、開閉・施開錠を指定した時間に実行するための時計手段を備える。時計手段の時刻に基づき、窓施開錠装置4の施錠・開錠の時刻や窓開閉装置5の開閉の時刻を設定することができる(時刻設定手段)。そして、時計手段は、カレンダー機能を有しているので、毎日一定の時刻を指定できるほか、曜日や月を指定する設定をすることも可能である。
第1のマイコン11に、アンテナ2Aが、アンテナ共用機17、送信機18および受信機19を介して接続されている。インターホン子機6との通話のために、送信機18にはマイク21およびマイク駆動部22が、受信機19にはスピーカ23およびスピーカ駆動部24がそれぞれ接続されている。受信機19からは、映像系信号とセンサ系信号とが第1のマイコン11に入力される。
また、第1のマイコン11には、複数組の窓施開錠装置4A,4B,・・・や窓開閉装置5a,5b,・・・がある場合にそれらを識別するためのID用メモリ25や音声データを記憶している音声ROM26が接続されているほか、液晶パネル2Bが液晶駆動部27を介して接続され、モード切替スイッチ2Fや各種設定スイッチ2Gが接続されている。
そして、窓施開錠装置4および窓開閉装置5の制御部としてのマイコンにそれぞれメモリ機能を付加して、ステータス情報を蓄積すると、ホームオートメーションとして、窓を集中管理することができる。つまり、窓の施錠・開錠およびガラス戸の開閉についてのステータス情報が親機2あるいは窓施開錠装置4、窓開閉装置5の制御部にメモリすれば、外出時あるいは夜間における、窓の施錠・開錠状態、ガラス戸の開閉状態が瞬時にわかり、開放状態であったり開錠状態であったりすれば、ボタン操作などにより瞬時にガラス戸を閉め、施錠することができる。
また、雨センサ12、風センサ13を用いることで、雨が降ったり風が吹いたりしたときに、窓が開いている場合には窓を閉め、施錠するように制御することができる。
ガスセンサ14を用いることで、ガス漏れが発生し、ガスセンサ14が反応したことで、部屋の窓が閉まっている場合には窓を開放し、施錠されている場合には開錠する制御を行うことができる。火災センサ15を用いることで、火災が発生して火災センサ15が反応すれば、火災センサ15が反応した部屋の窓を閉め、空気の供給を遮断することもできる。設定条件により火災が発生した部屋の周辺の部屋の窓も閉めるようにすることもできる。ただし、施錠については、初期設定で条件付けることが望ましい。
(ワイヤレスリモコン)
ワイヤレスリモコン3は、図4に示すように、上部にLEDからなるステータス表示灯31と鳴動部であるスピーカ32が左右に設けられている。
この表示灯31は、(i)施錠状態では点灯し、(ii)開錠状態では点滅速度0.2〜3Hzで点滅し(「点滅−1」状態)、(iii)設定モードにあるときは点滅速度1Hzで点滅し(「点滅−2」状態)、(iv)待機状態では消灯する。なお、操作ボタンが押されると、上記(i)または(ii)の状態となる。
スピーカ32は、(i)ボタン操作確認音として「ピッ」と鳴動し、(ii)機能応答音として「ピー」と鳴動し、(iii)操作拒否音として「ピッピッ」と鳴動するほか、(iv)「施錠します」「窓を開けます」等の音声案内を報知させることもできるようになっている。
ステータス表示灯31およびスピーカ32の下側に「開/開錠」ボタン33および「閉/施錠」ボタン34がそれぞれ配置され、それらの下側に操作ボタンとして、外側のガラス戸を左右方向に移動させる「←外側」ボタンおよび「→外側」ボタン35,36、内側のガラス戸を左右方向に移動させる「←内側」ボタンおよび「→内側」ボタン37,38、「モード/確定」ボタン39が配置されている。
ここで、これらのボタンの機能は次の通りである。
「開/開錠」ボタン33を押すと、開錠状態のとき、内側および外側のガラス戸の現在位置にかかわらず、設定位置まで開く(動作開始時に機能応答音「ピー」が鳴動)。ただし、設定位置にすでにガラス戸が開いていれば、操作拒否音「ピッピッ」が鳴動する。施錠状態のときには、開錠した後、内側および外側のガラス戸を設定位置まで開く(動作時に機能応答音「ピー」が鳴動)。
「閉/施錠」ボタン34を押すと、開錠状態のとき、内側および外側のガラス戸の現在位置にかかわらず、施錠可能位置まで閉める(動作開始時に機能応答音「ピー」が鳴動)。施錠状態のとき、操作拒否音「ピッピッ」が鳴動する。
「←外側」ボタン35は、押し続けることにより外側のガラス戸を左方向に移動させるもので、移動を始めると同時に機能応答音「ピー」が鳴動する。ボタンを押すのを解除すると外側のガラス戸の移動を停止する。なお、設定モード時であれば、停止位置をメモリするが、通常モード時であれば、停止位置をメモリしない。
「外側→」ボタン36は、「←外側」ボタン35と同様である。ただし、外側のガラス戸の移動方向は右方向である。
「←内側」ボタン37は、「←外側」ボタン35と同様である。ただし、内側のガラス戸が移動し,その移動方向は左方向である。
「内側→」ボタン38は、「←外側」ボタン35と同様である。ただし、内側のガラス戸が移動し,その移動方向は右方向である。
「モード/確定」ボタン39は、ガラス戸を開放する位置を設定するとき、このボタンを押して設定モードにする。このとき、ステータス表示灯31は「点滅−2状態」となる。この設定モードで再度ボタンを押すと、ガラス戸の現在位置を設定値としてメモリし、設定モードから通常モードに戻り、ステータス表示灯31は消灯する。
そして、前述したボタン操作を実行できるようにするために、図5に示すように、ワイヤレスリモコン3は、窓施開錠装置4および窓開閉装置5の駆動部を制御可能である第2の制御部としての第2のマイコン41(マイクロコンピュータ)を備え、このマイコン41に、アンテナ3Aが、アンテナ共用機42、送信機43および受信機44を介して接続されている。電池容量確認のために、電池容量センサ45を介して回路用電源である電池46も第2のマイコン41に接続されている。また、第2のマイコン41にはLED31やスピーカ32も、駆動部47,48を介して接続されている。また、複数組の窓施開錠装置や窓開閉装置を備える場合にそれらを識別するためのID用メモリ49や音声データを記憶している音声ROM50が接続されているほか、前述した「開/開錠」ボタンなどのボタン33〜39が接続されている。
なお、ワイヤレスリモコン3の如何なるボタンを押しても、それを押すことにより、まず最初に、窓施開錠装置4からの施錠状態であるか開錠状態であるかの情報、窓開閉装置5からの内側のガラス戸および外側のガラス戸についての位置情報をワイヤレスリモコン3(第2のマイコン41)は受信する。また、窓施開錠装置4の施錠・開錠状態や内側あるいは外側のガラス戸の位置が変更になるごとに窓施開錠装置4および窓開閉装置5がワイヤレスリモコン3に対しその情報を送信し、それを受信したワイヤレスリモコン3がその情報を第2のマイコン41の記憶部にメモリする。
ここで、施錠・開錠およびガラス戸の開閉の2個の機能を同時に持たせることがホームオートメーションとして有効であるが、どちらか1つの機能を単独で持たせることも可能である。当然、ワイヤレスリモコン3は単独使用にも対応可能である。
(窓施開錠装置)
窓施開錠装置4は、1対のガラス戸によって開閉される窓に対し適用されるもので、図6および図7に示すように、前記1対のガラス戸のうち、一方のガラス戸のサッシ51に設けられ雌ネジ孔52aを有する受座52と、他方のガラス戸のサッシ53に設けられ、回転駆動されることで受座52の雌ネジ孔52aに係脱可能に係合するカンヌキネジ棒54a(可動係合部)とを備える。このカンヌキネジ棒54aは、駆動手段を内蔵する錠本体54に対し回転しながら進退可能なるように、後述する第3のマイコン61によって制御される。この錠本体54は,取付金具55を介してサッシ53に取付固定される。
受座52は、図8(a)〜(d)に示すように、中空の本体部52Aと、この本体部52Aに対し上下左右方向に移動可能に(いわゆるフローティング状態に)設けられ雌ネジ孔52a(被係合孔)が形成された可動体52B(被係合部)とを備える。雌ネジ孔52aは、カンヌキネジ棒54aの挿入が容易になるように入口側に、開口側になるほど径が大きくなりカンヌキネジ棒54aの頭部を案内する案内孔52b(テーパ孔)が形成されている。可動体52Bは、雌ネジ孔52aを有する円柱部52Ba(直径a)に半径方向外方に延びるフランジ部52Bb(直径b)が一体に形成されている。本体部52Aには、円柱部52Baに対応して円柱部52Baより大径の貫通孔52Aa(直径:c)が、フランジ部52Bbを移動可能に収納する円盤状の中空部52Ab(直径:d)が貫通孔52Aaに連通して、それぞれ形成されている。なお、本体部52Aには取付部52Cが一側に突出するように一体に設けられ、この取付部52Cに、サッシ51への取付けのための取付孔52Caが形成されている。また、本体部52Aの外側面には、貫通孔52Aaの部位に対応して、後述するように赤外線を全反射する識別部材56(例えば反射板又は反射シール)が貼り付けられている。なお、識別部材56以外の部分(受座52)は乱反射する表面処理となっている。
窓施開錠装置4の制御系は、図9に示すように、カンヌキネジ棒54a(可動係合部)の駆動を制御する第3の制御部としての第3のマイコン61(マイクロコンピュータ)に、アンテナ62が、アンテナ共用機63、送信機64および受信機65を介して接続されている。電池容量確認のために、電池容量センサ66を介して回路用電源67およびモータ用電源である電池68も第3のマイコン61に接続されている。
第3のマイコン61には、LED69やブザー70が駆動部71,72を介して接続されている。また、複数組の窓施開錠装置を管理する場合にそれらを識別するためのID用メモリ73、施錠/開錠の手動スイッチ74、赤外線投受光器75が接続されているほか、カンヌキネジ棒54aを駆動するDCモータ77に電流センサ78およびモータ制御部79を介して接続されている。このように、送受信機64,65を内蔵させているので、ワイヤレスリモコン3による遠隔操作で施錠したり開錠したりすることが可能となる。施錠/開錠の手動スイッチ74によって、ワイヤレスリモコン3による施錠だけでなく、手動で施錠あるいは開錠をすることが可能である。
この構造により、ワイヤレスリモコン3で施錠を選択すると、ワイヤレスリモコン3からの信号を受けた窓施開錠装置4は、カンヌキネジ棒54aが受座52に向けて一定の速度で回転しながら突出して、受座52の可動体52Bの雌ネジ孔52aに螺合する。この螺合により窓が施錠されたことになる。なお、この螺合(施錠)を行うカンヌキネジ棒54aの送りは、カンヌキネジ棒54aに対し一定以上の負荷が作用すると、後述するDCモータ77が自動的に停止するようになっている。
受座52は、本体部52A内に、雌ネジ孔52aを有する可動体52Bが上下左右に移動可能に設けられている構造であるので、例えば、内外側のガラス戸がしっかりと閉まっていないとき(例えば数mm程度の隙間があるとき)でも施錠は可能である。つまり、図10に示すように、カンヌキネジ棒54aの先細の先端部が回転しながら接近してくると、可動体52Bの雌ネジ孔52aの中心とカンヌキネジ棒54aの中心がずれていても、カンヌキネジ棒54aの先細の先端部と案内孔52bのテーパ形状との係合関係で可動体52Bが上下左右に動くことによりそれぞれの中心が一致して、カンヌキネジ棒54aが雌ネジ孔52aに無理なく螺合することになる。このようにして螺合(施錠)が完了すると、外側のガラス戸と内側のガラス戸とが互いに密着した状態となり、前記隙間がなくなる。
前述したようなカンヌキネジ棒54aが、受座52(可動体52B)の雌ネジ孔52aに螺合可能(係合可能)な位置にあることは、図6に示すように錠本体54の赤外線投受光器75から赤外線Sを投光し、その赤外線が、図8に示すように、識別部材56によって反射され、その反射光を赤外線投受光器75が受光することが条件である。この条件を満たすかどうかは第3のマイコン61によって判定される。識別部材56の横方向長さは、可動体52Bの移動距離により制限される。
逆に、ワイヤレスリモコン3で開錠操作をすると、カンヌキネジ棒54aが、施錠の時とは逆回転して、錠本体54の中に収納され、カンヌキネジ棒54aの回転や移動が自動的に停止し、開錠となる。
このような窓施開錠装置4は、内外側のガラス戸に設けられているクレセント錠と取り替えて設置することを簡単に行うことができる。つまり、既存の窓に後付け可能である。ところで、既存のクレセント錠と交換する場合には、クレセント錠を外し、クレセント錠の受座201Aの取付跡に受座52を、錠本体201Bの取付跡には取付金具55をそれぞれ取り付け、その取付金具55に錠本体54を取り付ければよい。
前述したほか,窓施開錠装置は、図11および図12に示すように構成することも可能である。この窓施開錠装置の場合は、現状のクレセント錠が回転しながら、受座に嵌合するものであるのに対し、一方のガラス戸のサッシ81に取付金具55を用いて取り付けられる錠本体82において上下に移動可能である水平断面略L字形状の可動棒状部82a(可動係合部)が、他方のガラス戸のサッシ83に設けられている受座84のフック部84aに対し、上下方向における移動で係脱可能に係合するようになっている。つまり、図12に示すように、ワイヤレスリモコン3用の受信機65が信号を受けるとDCモータ77を回転し、ギヤボックス86を介して、上下方向に延びるウォームギヤ80を回転し、このウォームギヤ80に噛み合うギヤ部(図示せず)を有する錠本体82の棒状部82aが上下方向において移動するようになっている。
受座84は、図13(a)に示すように、水平断面U字形状のフック部84aと、このフック部84aに連接されサッシ83に取り付けられる取付部84bとを有する。
錠本体82は、フック部84a内にスライド移動可能に係合する水平断面略L字形状の棒状部82aと、この棒状部82aに連接されウォームギヤ80に噛み合うギヤ部(図示せず)を有する可動基部82b(図11参照)とを有し、この棒状部82aが、フック部84aにスライド移動可能に係合するすることで施錠するようになっている。なお、この装置の場合も、具体的に図示していないが、前述した場合と同様に、識別部材を利用して位置決めを行ってから施錠されるのはいうまでもない。
棒状部82aの第1の係合部82aaは、ガラス戸の開閉方向(左右方向)T1に配置され、図13(b)(c)に示すように、右側の上下端部がほぼ90°の角度をなすように形成され、左側の上端および下端の基準線Lよりの距離n,mが、n>mとなるように左側縁を傾斜させることで、棒状部82aがフック部84aに係合しつつ鉛直方向において上側から下側に移動すると、図13(b)(c)において、受座84が左側に徐々に押しやられることになり、受座84側のガラス戸が窓枠に押し付けられぴったり閉まることになる。錠本体82側のガラス戸も反作用として右側に押しやられることになり、同様に窓枠にぴったり閉まることになる。
また、第2の係合部82abは、ガラス戸の開閉方向(左右方向)に直交する方向T2に配置され、上縁部の幅pが下縁部の幅qが大きく、つまりp>qとなるように形成されているので、棒状部82aがフック部84aに係合しつつ鉛直方向において上側から下側に移動すると、図13(c)(d)において、受座84が手前に引っ張られ、受座84のガラス戸のサッシと錠本体82が付いているガラス戸のサッシが密着することになる。よって、棒状部82aをフック部84aの一側から他側にスライド移動させるにつれて、前記1対のガラス戸のサッシが互いに密着する方向に付勢されるようになっている。
また、このシステムにおいて用いられている窓開閉装置は1対のガラス戸によって開閉されるもので、図14および図15に示すように、ガラス戸91,92のサッシ91A,92Aに設けられる被係合部材93A,93Bと、ガラス戸91,92の開閉方向に沿って移動可能に設けられ被係合部材93A,93Bに係脱可能に係合する係止部材98を有する自走式の台車95と、この台車95の走行および停止を制御する走行制御手段を含む第4のマイコン96とを備える。このマイコン96は、台車95に内蔵されている。
この台車95は、自走用レール97に移動可能に設けられており、この自走用レール97がサッシ91A,92Aの手前に両面テープ(あるいはネジ)で固定されている。
台車95には、図16に示すように、走行するための6つの車輪95a,95bがついており、中央の2つの車輪95aが、後述するDCモータ117により駆動される駆動輪である。他の4つの車輪95bは、駆動されるものではなく、従動するだけの従動輪でり、台車95の水平状態での走行を維持する役割を負担する。ガラス戸91,92側の台車側面には係止部材98が設けられ、この係止部材98は、板状の係止部98aが本体部98bに対し回転可能に支持され、この係止部98aが回転されることで、水平状態(図18(a)参照)と、鉛直状態(図18(b)参照)とを選択的に取り得るようになっている。この係止部材98の下側に、第2の赤外線投受光器99Bが設けられている。また、自走用レール97を走行する際に台車95がレール97から脱落しないようにするために、自走用レール97のガイド溝部97aにスライド移動可能に係合する係合突出部95cが台車95の下面部に設けられている。
また、自走用レール97の上面部には等間隔でもって台車95の走行方向に沿って、複数の位置決め用貫通孔97b,・・・が直線状に形成されており、台車95底部の第1の赤外線投受光部99Aより赤外線を投光し、その反射光を赤外線投受光部99Aを受けるようになっている。この赤外線投受光部99Aからの信号を第4のマイコン96が受け、貫通孔97b,・・・の数を計測して台車95の現在位置を検知する(台車位置検知手段)。この検知結果から、ガラス戸91,92の位置も判定することができる(ガラス戸位置検知手段)。その結果、内側と外側のガラス戸の被係合部材93A,93Bが衝突することを防ぐことができ、ガラス戸91,92の停止位置を変更可能である。ただし、使用開始の初期設定の段階で原点と配置関係を設定しておく必要がある。
また、外側および内側ガラス戸91,92のサッシ91A,92Aに対し被係合部材93A,93Bが両面テープ(あるいはネジ)で固定されている。
被係合部材93A,93Bは、図14に示すように、四角筒形状で、台車95が走行する側の面に、ガラス戸91,92の開閉方向に沿って延びる被係合部としての係合溝93Aa,93Baが形成されている。ここで、被係合部材93A,93Bは、高さが異なるだけで同様に構成されているので、被係合部材93Aについて説明する。
この被係合部材93Aの係合溝93Aaは、上下方向の長さが長い矩形孔状の中央開口部93Aaaと、この中央開口部93Aaaの両側に設けられ中央開口部93Aaaよりも上下方向の幅が狭い2つの側部溝部93Aabとを備える。中央開口部93Aaaの下側に、中央開口部93Aaaの幅に対応する長さを有する矩形状の識別部材93Ab(反射板・反射シール)が設けられている。この中央開口部93Aaaが、係止部98aが係合溝93Aaと係合した状態で回転できる回転スペース部分となる。
台車95は、識別部材93Abに基づき係止部材98が中央開口部93Aaaに対向する位置にあり、係止部98aが回転して被係合部材93Aを係止可能な位置にあることを、第4のマイコン96において判定する(位置判定手段)ために、係止部材98の下側に、第2の赤外線投受光器99Bが設けられている。
そして、第4のマイコン96は、前記位置判定手段よりの信号を受け係止部98aの回転を制御する係止制御手段も備え、この係止制御手段による制御によって、係止部98aは、水平状態にあり係合溝93Aaを、ガラス戸91の開閉方向に沿って通過可能である第1の状態と、中央開口部93Aaaに係止され係合溝93Aa(側部溝部93Aab)を、ガラス戸91の開閉方向に沿って通過不能とする第2の状態とを選択的に取り得る。
係止部98aは90度回転可能で、図18(a)に示す水平状態のとき、外側および内側ガラス戸用の被係合部材93A,93Bを何の障害もなく通過することができる。
中央開口部93Aaa(回転スペース部分)に対向する位置に係止部98aがあるとき、係止部98aを90度回転させて、図18(b)に示すように、鉛直状態とすると、係止部98aが中央開口部93Aaaを通過することができなくなる。そのため、台車95が移動し始めると、ガラス戸91を引っ張って移動させることになり、結果としてガラス戸91を開閉のために移動させることになる。
このように、内側および外側ガラス戸用の被係合部材93Aの中央開口部93Aaaに対向する位置に、台車95を停止させるには、位置確認は識別部材93Abと赤外線投受光器99Bを用いて、施錠・開錠での位置判定方法と同様に赤外線の投受光で行う。
窓開閉装置5の制御系は,図19に示すように、第4のマイコン96に、アンテナ102が、アンテナ共用機103、送信機104および受信機105を介して接続されている。電池容量確認のために、電池容量センサ106を介して回路用電源107およびモータ用電源である電池108が第4のマイコン96に接続されている。
第4の制御部96には、LED109やブザー110が駆動部111,112を介して接続されている。また、複数組の窓開閉装置を識別するためのID用メモリ113、「開/閉」手動スイッチ114、第1および第2の赤外線投受光器99A,99Bが接続されているほか、台車95が走行するための車輪95aを駆動するDCモータ117に電流センサ118およびモータ制御部119を介して接続されている。このように、装置に送受信機を内蔵させているので、遠隔操作(例えば無線)でガラス戸91,92の開閉が可能となる。手動スイッチ114により、ワイヤレスリモコン3によることなく、手動でも開閉することもできる。
上記装置によれば、外側のガラス戸91や内側のガラス戸92を設定位置まで移動させて所定の窓開放状態とすることが可能であり、その設定位置からガラス戸を移動させて窓を閉じることも可能である。
1個のDCモータ117で台車95の走行・停止を制御することで、外側および内側のガラス戸91,92を開閉することができる。
台車95の開閉装置5は送受信機104,105を内蔵しているので、親機2やワイヤレスリモコン3による遠隔操作(例えば無線)で、開閉だけでなく、施錠・開錠もできる。
手動スイッチ114を備えるので、親機2やワイヤレスリモコン3によることなく、手動スイッチ114で、ガラス戸の開閉や、施錠・開錠をすることもできる。
1 システム
2 親機
2B 液晶パネル(表示部)
3 ワイヤレスリモコン(子機)
4,4A,4B 窓施開錠装置
5,5A,5B 窓開閉装置
6 インターホン子機
11 第1のマイコン(第1の制御部)
12 雨センサ
13 風センサ
14 ガスセンサ
15 火災センサ
41 第2のマイコン(第2の制御部)
52 受座
52a 雌ネジ孔(被係合孔)
52b 案内孔
52A 本体部
52B 可動体
54 錠本体
54a カンヌキネジ棒(可動係合部)
56 識別部材
61 第3のマイコン(第3の制御部)
75 赤外線投受光器
82 錠本体
82a 棒状部
84 受座
84a フック部
91,92 ガラス戸
91A,92A サッシ
93A,93B 被係合部材
93Aa 係合溝
93Aaa 中央開口部
93Aab 側部溝部
93Ab 識別部材
95 台車
96 第4のマイコン(第4の制御部)
97 自走用レール(レール部材)
97b 位置決め用貫通孔
98 係止部材
98a 係止部
99A,99B 赤外線投受光器

Claims (14)

  1. 1対のガラス戸にて開閉される単数または複数の窓の開閉、施錠・開錠を制御する窓の開閉・施錠管理システムであって、
    前記1対のガラス戸のサッシに対し設けられる窓施開錠装置と、
    前記1対のガラス戸のサッシに対し設けられる窓開閉装置と、
    前記窓施開錠装置および窓開閉装置に操作信号を送り前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能である第1の制御部を有する親機と、
    前記窓施開錠装置および窓開閉装置に操作信号を送り前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能である第2の制御部を有する子機とを備え、
    前記親機は、前記窓開閉装置および窓施開錠装置よりの信号を受け前記窓施開錠装置および窓開閉装置の現在の状態を表示可能である表示部を有することを特徴とする窓の開閉・施錠管理システム。
  2. 前記親機は、玄関に設けられるインターホン子機の親機としての機能も有し、
    前記表示部は、前記インターホン子機がカメラを有する場合に、前記カメラが撮影した映像を表示可能であることを特徴とする請求項1記載の窓の開閉・施錠管理システム。
  3. 前記第1の制御部は、時計手段と、この時計手段による時刻に基づき前記窓施開錠装置の開錠・施錠および/または窓開閉装置の開閉の時刻を設定する時刻設定手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の窓の開閉・施錠管理システム。
  4. 前記第1の制御部は、各種センサからの信号を受けその信号に応じて前記窓施開錠装置および窓開閉装置の駆動部を制御可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の窓の開閉・施錠管理システム。
  5. 前記窓施開錠装置は、前記1対のガラス戸の一方に、被係合部を有する受座が設けられ、他方に前記受座の被係合部に係脱可能に係合する可動係合部を有する錠本体が設けられ、
    前記錠本体は、前記可動係合部の駆動部を制御する第3の制御部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の窓の開閉・施錠管理システム。
  6. 前記窓開閉装置は、前記1対のガラス戸のサッシに設けられる被係合部材と、
    前記ガラス戸の開閉方向に沿って移動可能に設けられ前記被係合部材に係脱可能に係合する係止部材を有する自走式の台車と、
    前記台車に設けられ前記台車の走行および停止を制御する第4の制御部とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の窓の開閉・施錠管理システム。
  7. 1対のガラス戸によって開閉される窓の窓施開錠装置であって、
    前記1対のガラス戸の一方に設けられ被係合部を有する受座と、
    前記1対のガラス戸の他方に設けられ前記受座の被係合部に係脱可能に係合する可動係合部を有する錠本体と、
    前記受座に設けられる識別部材と、
    前記錠本体に設けられ前記識別部材を検出して前記被係合部に前記可動係合部が係合可能な位置にあることを判定するとともに前記可動係合部の駆動を制御する第3の制御部とを備えることを特徴とするを窓施開錠装置。
  8. 前記受座は、中空の本体部に対し前記被係合部が上下左右方向に移動可能に設けられ、
    前記被係合部は被係合孔を有し、この被係合孔の、前記可動係合部に対向する側には前記可動係合部を案内する案内孔が設けられていることを特徴とする請求項7記載の窓施開錠装置。
  9. 前記被係合孔は、雌ネジ孔で、
    前記可動係合部は、回転駆動されるネジ棒であることを特徴とする請求項8記載の窓施開錠装置。
  10. 前記被係合部は、水平断面U字形状のフック部で、
    前記可動係合部は、前記フック部内にスライド移動可能に係合する水平断面略L字形状の棒状部であることを特徴とする請求項7記載の窓施開錠装置。
  11. 前記被係合部と前記可動係合部とは、前記可動係合部を前記被係合部の一側から他側にスライド移動させるにつれて、前記1対のガラス戸のサッシが互いに密着する方向に付勢される形状となっていることを特徴とする請求項10記載の窓施開錠装置。
  12. 1対のガラス戸によって開閉される窓の窓開閉装置であって、
    前記ガラス戸のサッシに設けられ被係合部を有する被係合部材と、
    前記ガラス戸の開閉方向に沿って移動可能に設けられ前記被係合部材の被係合部に係脱可能に係合する係止部材を有する自走式の台車と、
    前記被係合部材に設けられる識別部材と、
    前記台車の走行および停止を制御する第4の制御部とを備え、
    前記第4の制御部は、前記台車に設けられ前記識別部材を検出して前記被係合部材を前記係止部材が係止可能な位置にあることを判定する位置判定手段と、この位置判定手段よりの信号に基づき前記台車の走行および停止を制御する走行制御手段とを有することを特徴とする窓開閉装置。
  13. 前記被係合部材の被係合部は、中央開口部と、この中央開口部に連通して設けられ前記1対のガラス戸の開閉方向に沿って延びる側部溝部とを有する係合溝で、前記中央開口部は前記側部溝部より上下方向の長さが長く形成され、
    前記識別部材は、前記中央開口部に対して設けられ、
    前記係止部材は、係止部が本体部に対し回転可能に支持され、前記係止部が回転することで、前記中央開口部および側部溝部を、前記ガラス戸の開閉方向に沿って通過可能である第1の状態と、前記中央開口部に係合可能で前記側部溝部を、前記ガラス戸の開閉方向に沿って通過不能とする第2の状態とを選択的に取り得る構成とされ、
    前記第4の制御部は、前記位置判定手段よりの信号に基づき前記係止部の回転を制御する係止制御手段とを備えることを特徴とする請求項12記載の窓開閉装置。
  14. 前記台車が走行するレール部材は、前記台車の走行方向に沿って複数の位置決め用貫通孔が一定間隔でもって設けられる一方、前記台車は、赤外線投受光部を備え、
    前記第4の制御部は、前記赤外線投受光部が受光した赤外線に応じて前記台車の位置を検知する台車位置検知手段を備えることを特徴とする請求項12または13記載の窓開閉装置。
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