JP2011025495A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011025495A
JP2011025495A JP2009172885A JP2009172885A JP2011025495A JP 2011025495 A JP2011025495 A JP 2011025495A JP 2009172885 A JP2009172885 A JP 2009172885A JP 2009172885 A JP2009172885 A JP 2009172885A JP 2011025495 A JP2011025495 A JP 2011025495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording method
compound
inkjet recording
ether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009172885A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Yamauchi
正好 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta IJ Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta IJ Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta IJ Technologies Inc filed Critical Konica Minolta IJ Technologies Inc
Priority to JP2009172885A priority Critical patent/JP2011025495A/ja
Publication of JP2011025495A publication Critical patent/JP2011025495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

【課題】安価で印刷等への適性もあり、濃度の経時変化、にじみ、浸透ムラ、折り曲げ耐性、コックリング、もみ耐性、出射性に優れたインクジェット記録方法を提供することにある。
【解決手段】含水率が0質量%以上5質量%以下で、かつ1m当たりに換算した水分量A(g/m)が下記式を満足するように調整された高インク吸収性紙系記録媒体に、表面張力が20mN/m以上35mN/m以下で、かつ活性エネルギー線によりカチオン重合反応して硬化するインクを用いて記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
A/B<0.6
ただし、B=(C×D×E)/(100000×2.54×2.54)
ここでC:インク液滴量(pl)、D、E:画像の縦、横方向解像度(dpi)
【選択図】なし

Description

本発明は、安価で印刷等への適性もあり、にじみ、濃度、折り曲げ耐性、カール、コックリング、乾燥性に優れたインクジェット記録物を得ることができるインクジェット記録方法に関する。
近年、インクジェット記録方式は簡便・安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷等、様々な印刷分野に応用されてきている。特に、微細なドットを出射、制御する記録装置や、色再現域、耐久性、出射適性等を改善したインク及びインクの吸収性、色材の発色性、表面光沢等を飛躍的に向上させた専用紙を用い、銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となっている。今日のインクジェット記録方式の画質向上は、記録装置、インク、専用紙の全てが揃って初めて達成されている。
しかしながら、インクジェット専用紙は高価であることと他の記録方法との併用(例えば印刷等)ができない等の課題があり、安価で汎用性のある記録媒体に直接記録できるインクジェット記録方法が望まれている。安価で汎用性のある記録媒体としてはいわゆる普通紙・上質紙があるが、これら吸収性の高い上質紙や普通紙等を記録媒体として使用した場合、水系のインクでは印字後のカールやコックリングが発生して課題となっていた。また、オイルインクはカールやコックリングを防止できるが、オイルが揮発せずに記録媒体内部に残るため、べとつき感や記録媒体の耐久性が悪くなる等の問題が発生していた。
一方、活性エネルギー線で硬化するインク(例えば、特許文献1参照)は構成成分である液状モノマーが紙の繊維構造を破壊しないため、カールやコックリングが発生しない。また印字後は活性エネルギー線により硬化して固体になるので、プリント物のべたつき感や基材の耐久性低下等が起こらない。
活性エネルギー線で硬化するインクにはラジカル反応型とカチオン反応型の2種類があるが、ラジカル反応型はインク膜の硬化収縮が大きくて柔軟性が低いため、普通紙等に印字した部分を折り曲げると折り曲げに追随できずに、インク膜が破断して折り曲げ部が白く抜けたりすることがある。
カチオン反応型(例えば、特許文献2)は硬化収縮が少なく、インク膜の柔軟性が高いため上記問題が起きない。しかしながらカチオン反応は水分により反応阻害を受けるため、記録媒体中の水分が多いとインクが十分硬化せず、印字後経時によりインクが記録媒体内部に浸透して濃度の低下やにじみが発生することがあった。
カチオン反応型の活性エネルギー線硬化インクの水分による反応阻害については、例えば特許文献3に記載があるが、これはインク吸収性の少ない記録媒体に関するものであり、インク吸収性の高い記録媒体に対する濃度低下等の課題については明示されていない。また、水分の影響については、印字後に加熱することで硬化反応促進することで解決しており、記録媒体の水分量については明示されていない。
特許文献4には、記録媒体の水分量をあらかじめ印字時の温度・湿度における平衡水分量以下の状態にしてインクジェット印字する技術が開示されているが、これは、インク吸収性の低い印刷用紙でのインク乾燥性を課題とするものであり、インク吸収性の高い記録媒体に対する濃度低下等の課題については明示されていない。また、活性エネルギー線硬化インクの水分による硬化阻害については明示されていない。
特表2000−504778号公報 特開2002−188025号公報 特開2002−137375号公報 特開2008−68462号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、安価で印刷等への適性もあり、濃度の経時変化、にじみ、浸透ムラ、折り曲げ耐性、コックリング、もみ耐性、出射性に優れたインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の上記課題は、以下の構成により達成される。
1.含水率が0質量%以上5質量%以下で、かつ1m当たりに換算した水分量A(g/m)が下記式を満足するように調整された高インク吸収性紙系記録媒体に、表面張力が20mN/m以上35mN/m以下で、かつ活性エネルギー線によりカチオン重合反応して硬化するインクを用いて記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
A/B<0.6
ただし、B=(C×D×E)/(100000×2.54×2.54)
ここでC:ノズルからのインク液滴量(pl)、D:形成される画像の縦方向解像度(dpi)、E:形成される画像の横方向解像度(dpi)。ここでdpiは1インチ(2.54cm)当たりのドット数を表す。
2.前記インクがオキセタン化合物、オキシラン化合物及び開始剤を含有することを特徴とする前記1に記載のインクジェット記録方法。
3.前記インクがビニルエーテル化合物及び開始剤を含有することを特徴とする前記1または2に記載のインクジェット記録方法。
4.前記インクが複数の色のインクセットからなることを特徴とする前記1〜3いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
5.前記活性エネルギー線が紫外線であることを特徴とする前記1〜4いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
6.前記紫外線の光源がLEDであることを特徴とする前記5に記載のインクジェット記録方法。
7.前記インクジェット記録方法がシングルパス方式であることを特徴とする前記1〜6いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
本発明によれば、安価で印刷等への適性もあり、濃度の経時変化、にじみ、浸透ムラ、折り曲げ耐性、コックリング、もみ耐性、出射性に優れたインクジェット記録方法を提供することができる。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討を行った結果、含水率が0質量%以上5質量%以下で、かつ1m当たりに換算した水分量A(g/m)が上記特定式を満足するように調整された高インク吸収性紙系記録媒体に、表面張力が20mN/m以上35mN/m以下で、かつ活性エネルギー線によりカチオン重合反応して硬化するインクを用いて記録するインクジェット記録方法により、安価で印刷等への適性もあり、濃度の経時変化、にじみ、浸透ムラ、折り曲げ耐性、コックリング、もみ耐性、出射性に優れたインクジェット記録方法を提供できることを見出し、本発明に至った次第である。
以下、本発明を詳細に説明する。
《記録媒体》
本発明のインクジェット記録方法で使用される記録媒体は、インク吸収性の高い紙系基材である。紙系基材でもキャストコート紙やアート紙等、インク吸収性の低いコート層が塗布されているものは本発明には適さない。
本発明のインクジェット記録方法で使用される記録媒体は、特に普通紙・上質紙が好ましい。普通紙・上質紙はインクジェット専用紙に比べ、安価であり、印刷等他の記録方法への汎用性も高い。例えば、あらかじめ従来の印刷機で商品名を印刷したものに、後からインクジェット方式で個別のロット番号等を追加印字することが可能である。普通紙・上質紙としては各種紙メーカーから市販されているものを使用できる。また、普通紙・上質紙以外の吸収性の高い紙系記録媒体も使用できる。例えば、ファンシー紙、和紙等がある。
市販の銘柄としては、OKプリンス上質、OK上質紙、OKシュークリーム、OKプリンスH、OKプリンス上質エコG100、OKシュークリームグリーン100、OKクリーム書籍、OKサンライトバルキー、OKいしかり、OK書籍グリーン100、OKエバーライトW、OKクリームエバーライト、OKクリームエバーライトU、ニュークリームバルキー、OKエバーライト、エバーライトバルキー、OKスターライト、OKスターライトバルキー、やまゆり、ピジョンカラー、OKスターライトグリーン100、OKニューライト、OKメリーライト、苫上質、苫更、白苫、ラフ苫白、以上王子製紙製、ニューNPi上質、リサイクル上質、リサイクル上質100、しらおい、クリームイースター、オペラクリーム、オペライエロー、オペラクリームウルトラ、ピレーヌ、ハイランド、ホワイトランド、クリーム中質、アンデス、グリーンランド、グリーンランド100、アルプス、はやぶさ、かなりや大ラフ、ひばり、ダイヤモンドバルキー、以上日本製紙製、クリームしらおい、リサイクル100、HAKURO、以上大昭和製紙製、金鞠SW、金鞠V、金鞠、淡クリーム金鞠、メヌエット、セミ上質、白鞠、特銀鞠、以上北越製紙製、雷鳥上質、レジーナ上質100、淡クリームせんだい、以上中越製紙製、たいおう、グリーンたいおう100、ブラトンバルキー、ブラトンエクセル、タイオウパル、カント、淡クリームカント、ダンテ、タイオウハイネ、グリーンハイ、ニューAD用紙、ホワイトおうむ、シルバーおうむ、おうむ、以上大王製紙製、金菱、金菱RE、金菱RE100、特金菱、書籍用紙、ダイヤペーク、ダイヤホワイト、以上三菱製紙製等がある。
〈記録媒体の水分量、インク量〉
本発明のインクジェット記録方法は、含水率が0質量%以上5質量%以下で、かつ1m当たりに換算した水分量A(g/m)が下記式を満足するように調整された高インク吸収性紙系記録媒体を用いることを特徴とする。
A/B<0.6
ただし、B=(C×D×E)/(100000×2.54×2.54)
ここでC:ノズルからのインク液滴量(pl)、D:形成される画像の縦方向解像度(dpi)、E:形成される画像の横方向解像度(dpi)。ここでdpiは1インチ(2.54cm)当たりのドット数を表す。
含水率及び水分量が上記範囲にあることで、カチオン反応型活性エネルギー線硬化インクを使用した場合でも、経時による濃度低下やにじみ等が抑制された良好な印字物を得ることが可能である。上記範囲外であると、記録媒体中の水分によりインクの硬化反応が阻害され、インクが十分に硬化しないため、流動性が残る。そのため、経時で記録媒体内部に浸透して濃度が低下したり、にじみが発生したりする。
硬化反応に対する水分の影響は形成される画像部(印字部)のインク量と大きく関係する。記録媒体の水分が少なくても、インク量が少ない時にはインク量に対して水分が多くなり、インクの硬化反応が抑制される。本発明において、水分量Aと上記BがA/B<0.6、すなわちAがBの60%未満であることで硬化反応阻害を抑制することができることが分かった。Bは形成される画像の解像度とインクジェットヘッドから出射される液滴量の関係から決まり、記録媒体に吸収される前のインク厚(インク量に相当)に当たる。
〈記録媒体の含水率、水分量の調整方法〉
記録媒体の含水率、水分量を上記範囲に調整する方法としては、例えば、熱風乾燥、赤外線乾燥、マイクロ波乾燥、電磁誘導加熱乾燥、減圧乾燥、メタルハライドランプの熱、高圧水銀灯の熱、加熱ロール、一定湿度環境での保管調湿等がある。
記録媒体の含水率、水分量調整は、印字プロセスとは別にオフラインで実施してもよいし、印字プロセスに組み込んでインラインで実施してもよい。インラインで行う方法の一つの例としては、シングルパスインクジェット方式で記録を行うラインヘッドの前に赤外乾燥機を取り付け、記録媒体を印字する前に加熱乾燥して水分量を調整する方法がある。またスキャン方式であれば、ヘッドを搭載したキャリッジの上流に赤外乾燥機を取り付けて印字前に水分調整する方法がある。
また、印字するインク量に合わせて水分量の調整をインラインで行うとより効率がよい。すなわち、インク量が少ない時は、水分量Aを上記式A/B<0.6にするためにインライン乾燥機のパワーを上げ、インク量が多い時は、水分量は相対的に多くてよいので乾燥機のパワーを下げることができ、消費電力を節約することができる。
水分量Aを上記式A/B<0.6にするには、あらかじめ形成する画像データと使用するインクジェットヘッドからの液滴量からBを算出し、その値から水分量Aを調整する。例えば液滴量14pl、画像の縦方向解像度720dpi、横方向解像度720dpiの場合、上記Bは約11となり、水分量として7.2g/m以下に調整する必要がある。
オフラインで水分量を調整する場合は、調整後から印字までの時間を短くして、その間に水分量が本発明の範囲を超えないようにする。あるいは、水分調整した後に低湿環境で保管する等して水分量が増えないようにする。また、オフラインで水分量を調整する場合は、印字に使用する最小インク量に対する水分量に調整する。
〈含水率、水分量の測定方法〉
記録媒体の水分量を測定する方法としては、マイクロ波や赤外線を用いた水分計や、質量から換算して算出する方法がある。印字プロセスとインラインで記録媒体の水分量を調整する場合は、上記水分計を用いて水分調整装置をフィードバック制御する。
《インク》
〈インク表面張力〉
本発明のインクジェット記録方法に用いるインクの表面張力は、20mN/m以上35mN/m以下であることを特徴とする。表面張力が35mN/mより大きいと、普通紙・上質紙内部へのインク浸透性のムラが起きて、印字部に点状や斑点状の濃度ムラが発生しやすくなる。表面張力が20mN/mより小さいと、インクジェットヘッドのノズル面をインクが濡らして、曲がり等出射性が悪くなる。また、表面張力が20mN/mより小さいと、ノズル面でメニスカスブレークを起こし、ノズル内部に空気が混入して出射性が低下することがある。
本発明では、活性エネルギー線によりカチオン重合反応して硬化するインクを用いることにより、カールやコックリングが発生しない。また印字後は活性エネルギー線により硬化して固体になるので、プリント物のべたつき感や記録媒体の耐久性低下等が起こらない。またカチオン型反応は硬化収縮が少なく印字したインク部の柔軟性が高く、印字部を折り曲げても亀裂やインク膜がはがれることが起きにくい。
本発明に用いられるカチオン重合性化合物としては、例えば、オキセタン環を有する化合物(以下、オキセタン化合物ともいう)、オキシラン環を有する化合物(以下、オキシラン化合物ともいう)、ビニルエーテル化合物が挙げられる。
〈オキセタン化合物〉
本発明に用いられるカチオン重合性化合物としてのオキセタン化合物は、分子内に1以上のオキセタン環を有する化合物である。具体的には、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(東亞合成(株)製商品名OXT−101等)、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]ベンゼン(同OXT−121等)、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン(同OXT−211等)、ジ(1−エチル−3−オキセタニル)メチルエーテル(同OXT−221等)、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン(同OXT−212等)等を好ましく用いることができ、特に、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、ジ(1−エチル−3−オキセタニル)メチルエーテルを好ましく用いることができる。これらは単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられるオキセタン化合物は、本発明の活性エネルギー線で硬化するインク中に好ましくは5〜95質量%、より好ましくは20〜80質量%含まれる。
〈オキシラン化合物〉
本発明に用いられるオキシラン化合物としては、以下の芳香族エポキシド、脂環式エポキシド及び脂肪族エポキシド等のエポキシ化合物が挙げられる。
芳香族エポキシドとして好ましいものは、少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノール、あるいはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジまたはポリグリシジルエーテルであり、例えばビスフェノールAあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル、水素添加ビスフェノールAあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル、並びにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。
脂環式エポキシドとしては、少なくとも1個のシクロヘキセンまたはシクロペンテン環等のシクロアルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化することによって得られる、シクロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイド含有化合物が好ましい。
脂肪族エポキシドの好ましいものとしては、脂肪族多価アルコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル等があり、その代表例としては、エチレングリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジルエーテルまたは1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエーテル、グリセリンあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。
これらのエポキシドのうち、速硬化性を考慮すると、芳香族エポキシド及び脂環式エポキシドが好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。
本発明において最も好ましい脂環式エポキシドとしては、例えば、特開2004−315778号、同2005−28632号公報に記載のものが挙げられる。
例示化合物を以下に示す。
Figure 2011025495
Figure 2011025495
Figure 2011025495
Figure 2011025495
Figure 2011025495
Figure 2011025495
Figure 2011025495
本発明では、上記エポキシドの1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
これらオキシラン化合物は、本発明の活性エネルギー線で硬化するインク中に好ましくは5〜95質量%、より好ましくは20〜80質量%含まれる。
本発明では、インクが前記オキセタン化合物、オキシラン化合物及び後述する開始剤を含有することが好ましい。
〈ビニルエーテル化合物〉
本発明では印字したインク膜の柔軟性からビニルエーテル化合物を使うのがより好ましい。ビニルエーテル化合物は下記一般式(VE)にて表すことができる。
一般式(VE) R−CH=CHO−R−X
式中、Rは水素原子または置換基を表し、Rは2価の連結基を表し、Xはヒドロキシル基またはハロゲン原子を表す。Rで表される置換基は、例えば炭素数1〜10の直鎖状、分枝状または環状のアルキル基、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基、炭素数6〜11の芳香族基等が挙げられる。Rで表される連結基は特に限定されないが、例えば炭素数2〜20の直鎖状、分枝状または環状のアルキレン基、構造中にエーテル結合及び/またはエステル結合により酸素原子を有する炭素数2〜20のアルキレン基、炭素数6〜11の置換されてもよい芳香族基等が挙げられる。
一般式(VE)で表されるビニルエーテル類の代表例としては、2−ビニロキシエタノール、2−(または3−)ビニロキシプロパノール、2−(または4−)ビニロキシブタノール、6−ビニロキシヘキサノール、2−(ビニロキシエトキシ)エタノール、2−(ビニロキシ−i−プロポキシ)プロパノール、2−(ビニロキシエトキシ)−i−プロパノール、2−(ビニロキシエトキシエトキシ)エタノール、ポリエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリプロピレングリコールモノビニルエーテル等のヒドロキシル基含有ビニルエーテル類;1−クロロ−2−ビニロキシエタン、1−クロロ−3−ビニロキシプロパン、1−クロロ−4−ビニロキシブタン、1−クロロ−6−ビニロキシヘキサン、1−クロロ−2−(ビニロキシ−i−プロポキシ)エタン、1−クロロ−2−(ビニロキシエトキシ)プロパン、1−クロロ−2−(ビニロキシエトキシ)−i−プロパン、1−クロロ−2−(ビニロキシエトキシエトキシ)エタン、1−クロロ−2−(ビニロキシポリエトキシ)エタン、1−クロロ−2−(ビニロキシポリ−i−プロポキシ)エタン等のハロゲン含有ビニルエーテル類等が挙げられる。
この他にも具体的なビニルエーテル化合物を以下に示す。
ポリエチレングリコールジビニルエーテル、ポリプロピレングリコールジビニルエーテル、ポリ(メタ)アクリル酸2−ビニロキシエチルエステル、ポリ(メタ)アクリル酸3−ビニロキシプロピルエステル、ポリ(メタ)アクリル酸4−ビニロキシブチルエステル、フェノールノボラック樹脂ビニルエーテル、クレゾールノボラック樹脂ビニルエーテル、エチレングリコールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、エチレングリコールビス(2−ビニロキシポリ−i−プロポキシ)エチルエーテル、ジエチレングリコールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、トリエチレングリコールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、プロピレングリコールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、ジプロピレングリコールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、ブタンジオールビス(2−ビニロキシポリ−i−プロポキシ)エチルエーテル、ヘキサンジオールビス(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、シクロヘキサンジメタノールビス(2−ビニロキシポリ−i−プロポキシ)エチルエーテル、トリメチロールプロパントリ(2−ビニロキシポリエトキシ)エチルエーテル、1,1,1−トリ(4−ビニロキシフェニル)エタン、1−〔α−メチル−α−(4−ビニロキシフェニル)エチル〕−4−〔α,α−ビス(4−ビニロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1,3−ビス(4−ビニロキシフェニルスルホニルメチル)ベンゼン。
以下のビニルエーテル化合物も好適に用いることができる。
n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、アリルビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、9−ヒドロキシノニルビニルエーテル、4−ヒドロキシシクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、トリエチレングリコールモノビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、ノナンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、オエンタエリスリトールテトラビニルエーテル、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリビニルエーテル。
上記以外にも、これまでに開示されている種々のビニルエーテル化合物を適用することが可能である。例えば、特許第3461501号に開示されている、分子内に(メタ)アクリロイル基とビニルエーテル基を含む化合物、特許第4037856号に開示されている少なくとも酸素原子を含む脂環骨格を持つビニルエーテル化合物、特開2005−015396号に開示されている脂環式骨格を有するビニルエーテル、特開2008−137974号に開示されている1−インダニルビニルエーテル、特開2008−150341号に開示されている4−アセトキシシクロヘキシルビニルエーテル、等が挙げられる。
これらのビニルエーテル化合物の内、硬化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジビニルエーテル化合物またはトリビニルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。中でもジエチレングリコールジビニルエーテル及びトリエチレングリコールジビニルエーテルは、硬化性、種々の素材との相溶性、臭気、安全性の点で優れており、本発明において特に好ましい成分である。ジエチレングリコールジビニルエーテルとトリエチレングリコールジビニルエーテルの合計は、重合性化合物全体に対して40質量%以上、好ましくは60質量%以上である。さらに上記のその他のビニルエーテル化合物を適宜組み合わせて使用してもよい。
本発明においてビニルエーテル化合物はインクの低粘度化と硬化性を得るために、カチオン重合性化合物全体に対して、80質量%以上含有することが好ましい。
本発明では、インクが前記ビニルエーテル化合物及び後述する開始剤を含有することが好ましい。
〈開始剤〉
本発明に係る活性エネルギー線で硬化するインクにおいては、カチオン重合性化合物と共に、光重合開始剤としてカチオン重合開始剤を含有することが好ましい。
カチオン重合開始剤としては、具体的には光酸発生剤等を挙げることができ、例えば、化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される化合物が用いられる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、187〜192ページ参照)。本発明に好適な化合物例を以下に挙げる。
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウム等の芳香族オニウム化合物のB(C 、PF 、AsF 、SbF 、CFSO 塩を挙げることができる。
本発明で用いることのできるオニウム化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2011025495
第2に、スルホン酸を発生するスルホン化物を挙げることができ、その具体例を以下に示す。
Figure 2011025495
第3に、ハロゲン化水素を光発生するハロゲン化物も用いることができ、その具体例を以下に示す。
Figure 2011025495
第4に、鉄アレン錯体を挙げることができ、その具体例を以下に示す。
Figure 2011025495
〈増感剤〉
本発明に係る活性エネルギー線で硬化するインクにおいては、300nmよりも長波長に紫外線スペクトル吸収を有する増感剤を用いることが好ましく、例えば、置換基として水酸基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基またはアルコキシ基を少なくとも1つ有する多環芳香族化合物、カルバゾール誘導体、チオキサントン誘導体等を挙げることができる。
本発明で用いることのできる多環芳香族化合物としては、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、クリセン誘導体、フェナントレン誘導体が好ましい。置換基であるアルコキシ基としては、炭素数1〜18のものが好ましく、特に炭素数1〜8のものが好ましい。アラルキルオキシ基としては、炭素数7〜10のものが好ましく、特に炭素数7〜8のベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基が好ましい。
本発明に用いることのできるこれらの増感剤を例示すると、カルバゾール、N−エチルカルバゾール、N−ビニルカルバゾール、N−フェニルカルバゾール等のカルバゾール誘導体、1−ナフトール、2−ナフトール、1−メトキシナフタレン、1−ステアリルオキシナフタレン、2−メトキシナフタレン、2−ドデシルオキシナフタレン、4−メトキシ−1−ナフトール、グリシジル−1−ナフチルエーテル、2−(2−ナフトキシ)エチルビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジメトキシナフタレン、1,1′−チオビス(2−ナフトール)、1,1′−ビ−2−ナフトール、1,5−ナフチルジグリシジルエーテル、2,7−ジ(2−ビニルオキシエチル)ナフチルエーテル、4−メトキシ−1−ナフトール、ESN−175(新日鉄化学社製のエポキシ樹脂)またはそのシリーズ、ナフトール誘導体とホルマリンとの縮合体等のナフタレン誘導体、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジメトキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9−メトキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジエトキシアントラセン、9−エトキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、9−イソプロポキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、9−ベンジルオキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、9−(α−メチルベンジルオキシ)−10−メチルアントラセン、9,10−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−カルボキシエトキシ)アントラセン等のアントラセン誘導体、1,4−ジメトキシクリセン、1,4−ジエトキシクリセン、1,4−ジプロポキシクリセン、1,4−ジベンジルオキシクリセン、1,4−ジ−α−メチルベンジルオキシクリセン等のクリセン誘導体、9−ヒドロキシフェナントレン、9,10−ジメトキシフェナントレン、9,10−ジエトキシフェナントレン等のフェナントレン誘導体等を挙げることができる。これら誘導体の中でも、特に、炭素数1〜4のアルキル基を置換基として有していてもよい9,10−ジアルコキシアントラセン誘導体が好ましく、アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基が好ましい。
また、チオキサントン誘導体としては、例えば、チオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン2−クロロチオキサントン等を挙げることができる。
〈開始助剤〉
開始助剤とは、光照射により、電子供与、電子吸引、熱の発生等により開始剤にエネルギーを供与して、開始剤の酸の発生効率を向上させる増感色素として作用する物質であり、開始剤と組み合わせて適用される。
開始助剤としては、例えば、キサンテン、チオキサントン色素、ケトクマリン、チオキサンテン色素、シアニン、フタロシアニン、メロシアニン、ポルフィリン、スピロ化合物、フェロセン、フルオレン、フルギド、イミダゾール、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン、アゾ化合物、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、ポリメチンアクリジン、クマリン、ケトクマリン、キナクリドン、インジゴ、スチリル、ピリリウム化合物、ピロメテン化合物、ピラゾロトリアゾール化合物、ベンゾチアゾール化合物、バルビツール酸誘導体、チオバルビツール酸誘導体等が適用できる。
また、開始助剤としては、上述の化合物の他、「高分子添加剤の開発技術」(シーエムシー出版、大勝靖一監修)等の文献で増感色素として作用することが周知になっている物質を適用することとしてもよい。なお、開始助剤は光重合開始剤の一部をなす構成要素とみなすこともできる。
これらの光開始剤に加え、光重合(硬化)反応を促進するため促進助剤を添加することもできる。これらの例として、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
〈アミン〉
本発明ではインクの保存安定の観点からアミン化合物を含有してもよい。アミン化合物としては、例えば、オクチルアミン、ドデシルアミン、オクタデシルアミン、ナフチルアミン、キシレンジアミン、ジベンジルアミン、ジフェニルアミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルオクタデシルアミン、ジメチルヘキサデシルアミン、ジヘプチルアミン、ジメチルデシルアミン、キヌクリジン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、2−メチルアミノエタノール、トリイソプロパノールアミン及びトリエタノールアミン等が挙げられ、そのうち窒素原子の電荷が−0.400以上である化合物は、トリイソプロパノールアミン、ジヘプチルアミン、オクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルヘキサデシルアミン、トリオクチルアミン、ジメチルオクタデシルアミン、ドデシルアミン、オクタデシルアミン等がある。
〈色剤〉
本発明に係る活性エネルギー線で硬化するインクに用いる色材は、顔料あるいは染料を用いることができる。画像の耐候性の観点から、顔料を用いることが好ましい。
有機顔料及び/または無機顔料等の種々のものが使用できる。具体的には、酸化チタン、亜鉛華、鉛白、リトボン及び酸化アンチモン等の白色顔料、アニリンブラック、鉄黒及びカーボンブラック等の黒色顔料、黄鉛、黄色酸化鉄、ハンザイエロー(100、50、30等)、チタンイエロー、ベンジンイエロー及びパーマネントイエロー等の黄色顔料、クロームバーミロオン、パーマネントオレンジ、バルカンファーストオレンジ及びインダンスレンブリリアントオレンジ等の橙色顔料、酸化鉄、パーマネントブラウン及びパラブラウン等の褐色顔料、ベンガラ、カドミウムレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド、ローダミンレーキ、アリザリンレーキ、チオインジゴレッド、PVカーミン、モノライトファーストレッド及びキナクリドン系赤色顔料等の赤色顔料、コバルト紫、マンガン紫、ファーストバイオレット、メチルバイオレットレーキ、インダンスレンブリリアントバイオレット、ジオキサジンバイオレット等の紫色顔料、群青、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、銅フタロシアニンブルー、インダンスレンブルー及びインジゴ等の青色顔料、クロムグリーン、酸化クロム、エメラルドグリーン、ナフトールグリーン、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン及びポリクロルブロム銅フタロシアニン等の緑色顔料の他、各種螢光顔料、金属粉顔料、体質顔料等が挙げられる。
本発明で好ましく用いることのできる顔料を、以下に列挙する。
C.I.Pigment Yellow 1,2,3,12,13,14,16,17,73,74,75,81,83,87,93,95,97,98,109,114,120,128,129,138,150,151,154,180,185、C.I.Pigment Red 5,7,12,22,38,48:1,48:2,48:4,49:1,53:1,57:1,63:1,101,112,122,123,144,146,168,184,185,202、C.I.Pigment Violet 19,23、C.I.Pigment Blue 1,2,3,15:1,15:2,15:3,15:4,18,22,27,29,60、C.I.Pigment Green 7,36、C.I.Pigment White 6,18,21、C.I.Pigment Black 7。
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤及び分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。分散媒体は、溶剤または重合性化合物を用いて行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクでは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ると、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶剤ではなく重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好ましい。
顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.08〜0.2μmとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を適宜設定する。この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性及び硬化感度を維持することができる。
本発明に係るインクにおいては、色材濃度としては、インク全体の1〜30質量%であることが好ましい。白以外のインクにおいては1〜10質量%がさらに好ましい。
〈添加剤〉
本発明の活性エネルギー線で硬化するインクには、上記成分の他、必要に応じてインク中、50質量%までの量で以下の材料を加えることができる。
高分子バインダー、無機充填剤、軟化剤、酸化防止剤、老化防止剤、安定剤、粘着付与樹脂、レベリング剤、消泡剤、可塑剤、染料、処理剤、粘度調節剤、有機溶剤、潤滑性付与剤及び紫外線遮断剤のような不活性成分を配合することができる。高分子バインダーとしては、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類が好ましい。無機充填材の例としては、例えば、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化カルシウム、酸化クロム、酸化スズ、酸化チタン、酸化鉄、酸化銅、酸化鉛、酸化ビスマス、酸化マグネシウム及び酸化マンガン等の金属/非金属酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化第一鉄及び水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸カルシウム及び硫酸カルシウム等の塩類、二酸化ケイ素等のケイ素化合物、カオリン、ベントナイト、クレー及びタルク等の天然顔料、天然ゼオライト、大谷石、天然雲母及びアンモナイト等の鉱物類、人工雲母及び合成ゼオライト等の合成無機物、並びにアルミニウム、鉄及び亜鉛等の各種金属等が挙げられる。これらの中には、前記顔料と重複するものもあるが、これらは必要に応じて前記必須成分の顔料に加え、組成物に充填材として配合させることもできる。潤滑性付与剤は、得られる塗膜の潤滑性を向上させる目的で配合されるものであり、例えば、ポリオール化合物と脂肪酸とのエステル化物である脂肪酸エステルワックス、シリコン系ワックス、フッ素系ワックス、ポリオレフィンワックス、動物系ワックス、植物系ワックス等のワックス類を挙げることができる。粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン酸、重合ロジン酸及びロジン酸エステル等のロジン類、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族炭化水素樹脂、脂肪族飽和炭化水素樹脂並びに石油樹脂等が挙げられる。
本発明の活性エネルギー線で硬化するインクの調製は、これらを構成する材料を十分混合できれば特に混合方法に制限はない。具体的な混合方法としては、例えば、プロペラの回転に伴う撹拌力を利用する撹拌法、ロール練り混込み法及びサンドミル等の通常の分散機等が挙げられる。
〈インクの粘度〉
本発明の活性エネルギー線で硬化するインクにおいては、25℃における粘度が5〜500mPa・sであることが、硬化環境(温度・湿度)に関係なく、良好な硬化性を得るために好ましい。
《インクジェット記録方法》
〈シングルパス方式〉
本発明のインクジェット記録方法では、シングルパス方式が好ましい。シングルパス方式とは、記録媒体の幅にインクジェットヘッドが並んだラインヘッドを記録媒体が1回だけ通過して記録を行う方法であり、複数回走査するスキャン型インクジェット方式に比べ、記録速度が格段に速い特徴がある。
シングルパス方式は一度に全てのインク量を硬化させる必要があるため、記録媒体内部の水分の影響をより受けやすくなる。スキャン方式であれば複数回の走査ごとにインクを硬化させるので上記影響は少なくなるが、水分量が多いと硬化阻害の影響を受けることがあり、やはり本発明が有効である。
〈活性エネルギー線〉
本発明で用いることのできる活性エネルギー線としては、紫外線、電子線、X線、放射線、高周波等があり、紫外線が経済的に最も好ましい。
紫外線の光源としては、水銀アークランプ、キセノンアークランプ、螢光ランプ、炭素アークランプ、タングステン−ハロゲン複写ランプ高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、無電極UVランプ、低圧水銀ランプ、UVレーザー、キセノンフラッシュランプ、捕虫灯、ブラックライト、殺菌灯、冷陰極管、LED等がある。
この中ではLEDが特に好ましい。LEDは点灯してからの立ち上がりが早いため、必要な時だけ点灯すればよく消費電力が低くて済むこと、寿命がランプ等に比べ長いこと、輻射熱がないので記録媒体に対する熱ダメージがない等の点で好ましい。LEDは単一の波長のものだけでもよいし、複数の波長のものを混ぜて使用してもよい。
活性エネルギー線の照射方法としては、スキャン方式であれば、インクジェットヘッドの搭載されたキャリッジの横に光源を配置して照射してもよいし、キャリッジの移動方向と同じ列方向に光源を配置して照射してもよい。
シングルパス印字方式であれば、ラインヘッドの後ろに光源を配置して記録後に照射が行われる。インクが複数ある場合はそれぞれのラインヘッドの後に光源を設けて各インクの記録ごとに照射してもよいし、全てインクをラインヘッド出射からして記録した後、最後に照射してもよい。
本発明のインクジェット記録方法では、インクが複数の色のインクセットからなる場合は、カラー印刷を容易に行うことができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」を表す。
実施例
《記録媒体》
記録媒体として坪量110g/mの上質紙を使用した。
〈記録媒体の含水率、水分量の調整〉
記録媒体をオフラインで赤外乾燥機を用いて、表1の含水率になるように調整した。含水率は減圧デシケーターによる乾燥で水分量をゼロにした記録媒体の質量と、水分調整した記録媒体の質量の比率から算出した。水分調整した後、すぐにインクジェット記録を行った。
《インクの調製》
(顔料分散液Aの調製)
C.I.Pigment Black 7 20部
分散剤 味の素ファインテクノ製 PB822 10部
オキセタン(東亞合成製OXT−221) 70部
上記記載の配合で混合・攪拌した後、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製の容器に入れ密栓し、ペイントシェーカーで2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去して顔料分散液Aを作製した。
〈インク1の作製〉
顔料分散液A 10部
オキセタン(東亞合成製OXT−221) 55.5部
オキセタン(東亞合成製OXT−212) 10部
エポキシ化合物(EP−17) 20部
光開始剤(サンアプロ製CPI−100P) 2.5部
増感剤(川崎化成工業製DEA) 2部
上記記載の配合で混合・攪拌し、さらに界面活性剤(信越化学工業社製KF351)にて表面張力が25mN/mになるように調整した。その後、0.8μmメンブランフィルターで濾過してインク1を作製した。
〈インク2の作製〉
界面活性剤の量を変更して表面張力が19mN/mになるように調整した以外は、インク1と同様にしてインク2を作製した。
〈インク3の作製〉
界面活性剤の量を変更して表面張力が36mN/mになるように調整した以外は、インク1と同様にしてインク3を作製した。
(顔料分散液Bの調製)
C.I.Pigment Black 7 20部
分散剤 味の素ファインテクノ製 PB822 10部
トリエチレングリコールジビニルエーテル 70部
上記記載の配合で混合・攪拌した後、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製の容器に入れ密栓し、ペイントシェーカーで2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去して顔料分散液Bを調製した。
〈インク4の作製〉
顔料分散液B 10部
トリエチレングリコールジビニルエーテル 60.5部
ジリエチレングリコールジビニルエーテル 10部
エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレートトリビニルエーテル 15部
開始剤(サンアプロ製CPI−100P) 2.5部
増感剤(川崎化成工業製DEA) 2部
上記記載の配合で混合・攪拌し、さらに界面活性剤(信越化学工業社製KF351)にて表面張力が25mN/mになるように調整した。その後、0.8μmメンブランフィルターで濾過してインク4を作製した。
〈インク5の作製〉
C.I.Pigment Black 7 3部
ラウリルアクリレート 20部
テトラエチレングリコールジアクリレート 40部
カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 25部
チバ・ジャパン製 イルガキュア184 5部
チバ・ジャパン製 イルガキュア369 5部
分散剤 味の素ファインテクノ製 PB822 2部
上記記載の配合で下記のようにインクを作製した。
上記インク組成のうち、ラウリルアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、分散剤及びC.I.Pigment Blackを入れて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製の容器に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを取り除き、イルガキュア184及びイルガキュア369を加えて撹拌混合した。さらに界面活性剤(信越化学工業社製KF351)にて表面張力が25mN/mになるように調整した。その後、0.8μmメンブランフィルターで濾過してインク5を作製した。
(顔料分散液Cの調製)
C.I.Pigment Black 7 20部
分散剤 日本ルーブリゾール製 ソルスパース28000 10部
大豆油イソブチル 50部
イソステアリルアルコール 20部
上記記載の配合で混合・攪拌した後、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にポリプロピレン製の容器に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを取り除き顔料分散液Cを作製した。
〈インク6の作製〉
顔料分散液C 50部
大豆油イソブチル 12部
イソステアリルアルコール 18部
新日本石油製 AF−7 20部
上記記載の配合で混合・攪拌した後、さらに界面活性剤(信越化学工業社製KF351)にて表面張力が25mN/mになるように調整した。その後、0.8μmメンブランフィルターで濾過してインク6を作製した。
〈インク7〉
水系顔料インクの比較インク7として、セイコーエプソン社製マックスアートPX9550Sの黒インクを用いた。
《インクジェット記録》
インクジェット記録方法1〜11及び13〜15は、液滴量14pl、横方向解像度360dpiのコニカミノルタ製インクジェットヘッドを用いてロール搬送機にヘッドを横方向に並べたラインヘッドを配置し、記録速度30/minで記録した。記録媒体とヘッド間の距離は約2mmに調整した。UVランプはGSユアサ製のものを用いた。720dpiの記録は上記ヘッド2個を半ピッチずらして搬送方向に並べることで行った。
インクジェット記録方法12は、コニカミノルタ製インクジェット評価装置EB−100とXY−100を用いてスキャン方式での印字を行ったが、記録速度としては1m/min以下であり、シングルパス方式に比べて著しく遅かった。
作製したインク、水分調整した記録媒体を用いて、表1に記載の組み合わせでインクジェット記録を行い、下記方法で評価を行った。
〈濃度の経時変化〉
黒ベタ部の反射濃度をX−rite938を用いて印字後即から経時で測定し、7日後の濃度の経時変動を下記基準で評価した。低下率が15%より大きいと目視でも濃度の変動が強く感じられる。
◎:濃度の低下率が5%以下である
○:濃度の低下率が5%より大きく10%以下である
△:濃度の低下率が10%より大きく15%以下である
×:濃度の低下率が15%より大きい
〈にじみ〉
8ポイントの英数文字を目視で観察し、文字の太り等がないかを下記基準で評価した。
○:にじみがなく文字がはっきり読める
△:わずかに文字の太りがあるが、文字は十分読める
×:文字がにじんで読みにくい
××:にじみがひどくて読むことができない
〈浸透ムラ〉
10mm×10mmの黒ベタ部を目視で観察し、下記基準で浸透ムラを評価した。
○:浸透ムラがない
△:浸透ムラがわずかに確認できるが実用上は問題ない
×:浸透ムラが目立ち、実用上問題となる
〈折り曲げ耐性〉
黒ベタ部を山折り谷折りの繰り返しを30回行い、折り曲げ耐性を下記基準で評価した。
○:変化なし
△:折り曲げ部に薄くスジが残る
×:折り曲げ部に亀裂が入り膜がはがれたり、記録媒体が破れたりする
〈コックリング〉
100mm×100mmの黒ベタ部を目視で観察してコックリングの発生を下記基準で評価した。
○:コックリングの発生はない
△:ややコックリングがあるが実用上問題ない
×:大きくコックリングし実用上問題である
〈もみ耐性〉
8ポイントの英数文字を印字した部分を3cmの間隔で両手でつかみ20回手もみして、下記基準でもみ耐性を評価した。
◎:変化なし
○:わずかに文字のふちがかすれるが問題なく読める
△:文字のかすれはあるが実用上問題なし
×:文字のかすれがひどい、あるいは記録媒体が破損する
評価の結果を表2に示す。
Figure 2011025495
Figure 2011025495
表2より、本発明のインクジェット記録方法は、比較のインクジェット記録方法に比べ、濃度の経時変化、にじみ、浸透ムラ、折り曲げ耐性、コックリング及びもみ耐性に優れていることが分かる。ビニルエーテル化合物及び開始剤を含有するインク8を用いたインクジェット記録方法10、11は、もみ耐性が向上していることが分かる。インクの表面張力の低いインクジェット記録方法8は、インク液滴の着弾位置ずれや空気巻き込みによるノズル欠が発生し、著しく出射性が悪かった。

Claims (7)

  1. 含水率が0質量%以上5質量%以下で、かつ1m当たりに換算した水分量A(g/m)が下記式を満足するように調整された高インク吸収性紙系記録媒体に、表面張力が20mN/m以上35mN/m以下で、かつ活性エネルギー線によりカチオン重合反応して硬化するインクを用いて記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
    A/B<0.6
    ただし、B=(C×D×E)/(100000×2.54×2.54)
    ここでC:ノズルからのインク液滴量(pl)、D:形成される画像の縦方向解像度(dpi)、E:形成される画像の横方向解像度(dpi)。ここでdpiは1インチ(2.54cm)当たりのドット数を表す。
  2. 前記インクがオキセタン化合物、オキシラン化合物及び開始剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記インクがビニルエーテル化合物及び開始剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記インクが複数の色のインクセットからなることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記活性エネルギー線が紫外線であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  6. 前記紫外線の光源がLEDであることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録方法。
  7. 前記インクジェット記録方法がシングルパス方式であることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
JP2009172885A 2009-07-24 2009-07-24 インクジェット記録方法 Pending JP2011025495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172885A JP2011025495A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 インクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172885A JP2011025495A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 インクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011025495A true JP2011025495A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43634827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009172885A Pending JP2011025495A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 インクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011025495A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520171A (ja) * 2011-05-11 2014-08-21 フジフィルム・イメイジング・カラランツ,インコーポレーテッド インクおよび印刷方法
JP2017132048A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 セイコーエプソン株式会社 前処理液、油性インクジェット記録用インクセット及び油性インクジェット記録方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520171A (ja) * 2011-05-11 2014-08-21 フジフィルム・イメイジング・カラランツ,インコーポレーテッド インクおよび印刷方法
JP2017132048A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 セイコーエプソン株式会社 前処理液、油性インクジェット記録用インクセット及び油性インクジェット記録方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1818374B1 (en) Photosensitive inkjet ink
JP4382364B2 (ja) 液体インク
JP4037856B2 (ja) インクジェットインク
JP3910979B2 (ja) インクジェットインク組成物およびそれを用いた印刷物
JP4262238B2 (ja) 光カチオン硬化性インクジェットインクおよび印刷物
JPWO2006061979A1 (ja) 画像形成方法、活性光線硬化型インクジェットインク及びインクジェット記録装置
JP5630009B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェット用インクおよびインクジェット記録方法
JP2005081816A (ja) インクジェット用インクおよびインクジェット記録装置
JP2004091556A (ja) 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インクとそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2004131589A (ja) 紫外線硬化型インクジェット組成物、その製造方法及び画像形成方法
JP4835004B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインクセット、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP4581393B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェット用インク
JP4210284B2 (ja) カチオン硬化型反応性希釈剤および色材分散液
JP2009161773A (ja) 液体インク
JP4158460B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
JP2009280672A (ja) 活性光線硬化型インク組成物
JP2011025495A (ja) インクジェット記録方法
JP5266614B2 (ja) 分散液の製造方法及び分散液を有するインクジェットインク
JP2010013557A (ja) カチオン重合性インクジェットインク組成物及びその製造方法
JP4579937B2 (ja) インクジェットインク
JP4285020B2 (ja) 活性光線硬化型インクを用いた画像形成方法
JP2003313464A (ja) 画像形成方法、印刷物及び記録装置
JP6098307B2 (ja) 印刷方法及び加熱条件の決定方法
JP2004043634A (ja) 活性光線硬化型インクとそれを用いた画像形成方法及び記録装置
JP2010023335A (ja) インクジェット記録方法