JP2011024599A - 甘味を有するガムベースを含んでなるチューインガム組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】咀嚼の間、クリーミーな及び/又はジューシーな知覚を与えるチューインガム組成物を提供する。
【解決手段】チューインガム組成物は、(a)ガムベース組成物であって、(i)スチレンブタジエンゴムを上記ガムベース組成物の量に対して20〜40重量%で含むエラストマーと、(ii)上記ガムベース組成物の量に対して少なくとも10重量%で存在するガム樹脂又はそのエステルと、(iii)15〜60℃の融点を有し、上記ガムベース組成物の量に対して20〜50重量%で存在する脂肪とを含むガムベース組成物と、(b)少なくとも1つのフレーバーと、(c)少なくとも1つの甘味料と、を含んでなり、10,000〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せをさらに含む。
【選択図】なし

Description

(関連出願)本特許出願は、2006年8月29日に出願の米国仮特許出願第60/840905号の優先権を主張し、その開示内容を本願明細書に援用する。
(技術分野)本発明は、ガムベース組成物、及びそれを含有するチューインガム組成物に関する。ガムベース組成物及び/又はチューインガム組成物は、消費に応じてクリーム状の及び/又はジューシーな認識を提供できる。特に、ガムベース組成物及び/又はチューインガム組成物は、エラストマー、ガム樹脂又はそれらのエステル及び低融点脂肪を含有する。
ガムベースは一般に、チューインガム製品の不溶性の成分であり、それは全ての成分と結合する。それはチューインガム製品中の食用部分及び可溶性部分(風味剤及び甘味料等)の担体として用いられる。従来のガムベースはエラストマー又はゴムを含有し、他の成分として、例えば樹脂、可塑剤、充填材、ワックス及び軟化剤を含有する。それらを添加することにより、ベースのテクスチャを改善できる。ガムベースは典型的には、全チューインガム製品の約25重量%の量で用いられる。
ガムベースは典型的には、咀嚼の際、独自の感覚属性を提供することはない。フレーバー又は活性成分を添加することにより、従来のチューインガムに含まれる様々な味覚又は化学的な感覚(例えば清涼感)を提供できるが、ガムベース自体は、典型的には知覚可能ないかなる感覚も提供しない。
しかしながら、咀嚼の間、チューインガム製品から甘味が提供されるのが通常望ましい。今日では健康が重要視されており、特定の甘味に対する要望を満たす、低カロリー若しくは低脂肪の食品に対する強いニーズが存在する。菓子(例えばチョコレート又はキャラメル)はこの種の要望を満たすことができるが、これらの製品はカロリーが高く、脂肪含量も高い。すなわち、多くの消費者はスナック菓子によるキャンディの代用を模索しているが、やはり甘味に対する要望を満たそうとすることには変わりない。従来、チューインガムベースにクリーミーなフレーバー(例えばチョコレート)を添加していたこともあったが、得られるチューインガム製品は、クリーム状若しくはインダルジェントな口あたりを提供せず、更に、それらは咀嚼の間、砕けて粉々になる傾向がある。
以上より、咀嚼の間、クリーミーな及び/又はジューシーな知覚を与えるガムベース及びチューインガム製品に対するニーズが存在する。かかるガムベース及びチューインガム製品は、従来の甘味を有する菓子よりもカロリーの低い代替品の提供をもたらしうる。
幾つかの実施形態は、(a)ガムベース組成物であって、(i)スチレンブタジエンゴムを前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、(ii)前記ガムベース組成物の量に対して少なくとも10重量%で存在する、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、(iii)15℃〜60℃の融点を有し、前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜50重量%で存在する、少なくとも1つの脂肪と、を含むガムベース組成物と、(b)少なくとも1つのフレーバーと、(c)少なくとも1つの甘味料と、を含んでなり、10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含むチューインガム組成物の提供に関する。
幾つかの実施形態は、チューインガム組成物であって、(i)スチレンブタジエンゴムをガムベース組成物の量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、(ii)前記ガムベース組成物の量に対して少なくとも10重量%で存在する、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、(iii)15℃〜60℃の融点を有し、前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜50重量%で存在する、少なくとも1つの脂肪と、を含むガムベース組成物を含んでなり、10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含み、少なくとも5分間の咀嚼の後、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、ビロードのような噛み応えスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、表層平滑性スコアを生じさせるだけの、脂肪を含有する、前記チューインガム組成物の提供に関する。
上記チューインガム組成物は、少なくとも5分間の咀嚼の後、記述分析法で測定した場合の、0〜3のスケールに対して少なくとも1.5の壁の完全性スコアにより測定される、結合力による完全性を保持することが好ましい。
また、上記チューインガム組成物は、少なくとも5分間の咀嚼の後、口内フィルム、ボーラスの湿潤度及び噛みやすさの基準のうちの1つ以上に関して、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0のスコアを提供することが好ましい。
上記チューインガム組成物は、15℃〜60℃の範囲の融点を有する前記脂肪が、前記チューインガム組成物の量に対して、5重量%〜40重量%で存在することが好ましい。
また、上記チューインガム組成物は、前記ガム樹脂又はそのエステルが、前記ガムベース組成物の量に対して、10重量%〜30重量%で存在するか、又は、前記少なくとも1つのエラストマーが、前記ガムベース組成物の量に対して、20重量%〜40重量%で存在するか、又は、前記ガムベース組成物が、前記ガムベース組成物の量に対して、30重量%〜75重量%で存在する少なくとも1つの充填材を更に含有することが好ましい。
上記チューインガム組成物は、スチレンブタジエンゴムの分子量が100,000g/モル以上であることが好ましい。
また、上記チューインガム組成物は、前記少なくとも1つのフレーバーが、フレーバーエマルジョンを含有するか、又は、前記少なくとも1つのフレーバーの少なくとも一部が、前記脂肪とプレミックスされているか、又は、前記少なくとも1つのフレーバーの少なくとも一部が封入されているか、又は、前記少なくとも1つのフレーバーが、メープル、コーラ、チョコレート、コンデンスミルク、レーズン、バニラ、キャラメル、クリーム、バター、ミルク、ヨーグルト、バタースカッチ、ピーナッツバター、ストロベリークリーム及びそれらの組み合わせからなる群から選択される甘味フレーバーを含有することが好ましい。
上記チューインガム組成物は、前記ガムベース組成物の表面上に、15℃〜60℃の融点を有する脂肪の層を更に有してなるか、又は、前記チューインガム組成物を少なくとも部分的に囲むコーティングであって、前記コーティングが15℃〜60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪を更に含んでなることが好ましい。
幾つかの実施形態は、以下のステップを有してなるチューインガム組成物の調製方法の提供に関する:
(a)(i)スチレンブタジエンゴムをガムベースの重量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、(ii)少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、(iii)15℃〜60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪と、を含み、10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含むガムベース組成物を準備するステップであって、当該ガムベース組成物がチューインガム組成物に対して75重量%〜90重量%の量で存在するステップと、(b)当該ガムベース組成物を少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料と混合するステップ。
この方法において、ステップ(a)が、少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、少なくとも1つの脂肪と、のブレンドを形成することを有してなり、ステップ(b)が、当該ブレンドを、インラインで少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料と混合することを有してなることが好ましい。
本願明細書における一般的な用語「含んでなる」(また「含む」など)は、「含有する」、「有する」又は「〜を特徴とする」と同義的に用いられ、包括的若しくはオープンエンドであり、それが請求項の前文又は本文で使用されるか否かに関係なく、それ以外の言及されていない要素又は工程段階等を除外するものではない。
本願明細書の用語「バブルガム」及び「チューインガム」は同義的に用いられ、両方ともに何らかのガム組成物を含有するものとする。
本願明細書の用語「成分」及び用語「構成成分」は同義的に用いられ、あらゆる添加物、付属物、物体、材料、薬剤、活性物質、要素又はその一部のことを指し、幾つかの実施形態においてゴム組成物中に含有される。
本願明細書に記載の実施態様は、消費に応じてクリーミーな及び/又はジューシーな知覚を与えるガムベース組成物及び/又はチューインガム組成物の提供に関する。上記ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、少なくとも1つの低融点脂肪を含有してもよい。低融点脂肪は、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に潤滑性を提供し、それにより、当該ガムベース組成物が添加されるチューインガム製品の表層の潤滑性を強化し、同時にかかる製品の噛みやすさを提供する。幾つかの実施形態では、低融点脂肪は、ほとんど又は一切、咀嚼の間、ガムベース及び/又はチューインガム組成物から遊離されることはなく、それにより当該組成物は、結合力に基づく完全性(integrity)を維持できる。それでも組成物は、低融点脂肪の存在に少なくとも一部依存して、消費に応じた認知可能なビロードのような感覚を与えることができる。幾つかの他の実施形態では、低融点脂肪の一部は、消費の間、ガムベース及び/又はチューインガム組成物から遊離しうるが、それでも、低融点脂肪はガムベース及び/又はチューインガム組成物中に充分な量で保持され、その結合力による完全性が消費の間維持される。
ガムベース及び/又はチューインガム組成物:
本願明細書に記載されている実施形態は、消費に応じて甘味知覚を与えるガムベース及び/又はチューインガム組成物の提供に関する。より詳細には、当該ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、上記の通り、結合力による完全性も保持しながら、消費に応じてクリーミーな及び/又はジューシーな知覚を与える。当該ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、好ましくは1つ以上の極性基を有する少なくとも1つのエラストマー溶媒、例えばガム樹脂又はそのエステルなどの少なくとも1つのエラストマー、及び少なくとも1つの低融点脂肪を含有する。当該ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、消費に応じてクリーミーな及び/又はジューシーな知覚を与えるチューインガムを提供するために、様々な異なるチューインガム製品に添加してもよい。
用語「結合力による完全性」とは、当該ガムベース及び/又はチューインガムを、チューインガム製品に添加することにより、それを咀嚼する間、塊として維持されることを意味する。より詳細には、当該ガムベース及び/又はチューインガムは、好ましくは破砕又は崩壊せず、また咀嚼の間に不連続にならない。
「ビロードのような」、「ビロードのような感覚」、「クリーミー」又は「クリーミーな知覚」という用語は、ガムベース及び/又はチューインガム組成物により提供されるテクスチャ特性(すなわち口あたり)であって、チューインガムの咀嚼に応じて口において知覚される特性のことを指す。味覚及び化学属性と同様、テクスチャは口内の感覚器によって知覚される。テクスチャとは、(1)製品の応力に対する反応(舌、顎、歯又は唇の筋肉の運動感覚による機械的特性として測定される)、及び(2)製品の触覚への感触特性(、唇、舌又は限定されないが軟口蓋、硬口蓋などの他の領域の触覚神経による、幾何学的な粒子又は水分特性として測定される)に基づく、製品の感覚の現れである。
テクスチャ特性は、記述分析法として公知の官能評価法を使用して、確実性及び再現性を伴いながら測定できる。記述分析法に係るSpectrum(商標)法は、MORTEN MEILGAARD,D.SC.ら、SENSORY EVALUATION TECHNIQUES(3d ed.1999)に記載されている。Spectrum(商標)法とはカスタム設計方法の一種であり、硬度に訓練されたデータを提供するパネリストが目的の特性を測定するために用語を開発することを意味する。更に、当該方法では、調査対象である強度の相違を導出するために作成された、強度スケールを使用する。これらの強度スケールは、一組の精選された対照にアンカーされる。これらの対照を使用することにより、時間経過に伴うデータが常に得られ、また使用可能となりうる。他の時刻及び他のパネルにより得られた結果が再現される特性を有することにより、同様の再現性を提供するが、人間によって認識される統合された感覚の経験を完全に捕える能力を欠く解析手法よりも、データの潜在的な有用性を高めることとなる。
記述分析法のような感覚的な方法は、スクリーニングベース、又は完全なパネルベースで実施されうる。試験がスクリーニングベースで実施されるとき、パネリストは少なくてよく、それらのパネリストは省略スケール(例えば製品を評価する際の5ポイントのスケール)を使用できる。テストが完全にパネルベースで実施されるとき、多くのパネリストが必要となり、15ポイントのスケールなどの完全スケールが使用されうる。テストにおいてスクリーニングベースかフォールパネルベースのいずれを使用するべきかを選択する場合には、感覚に関する研究者は変数の範囲(例えばコスト、時間、サンプル数など)を考慮する。データを得るための時間が限られている場合、及び/又は省略スケールからのデータによりサンプルが適切に区別されている場合には、スクリーニングベースで実施するのが好ましい。
チューインガムの場合、テクスチャ特性(例えば「ビロードのような噛みごたえ」、「表層の潤滑性」、「噛みやすさ」及び「壁の完全性」が、パネリストによって使用された通常の用語に基づく記述分析パネルにより開発され、チューインガムに接した際の経験を記載するために用いられる。ビロードのような噛みごたえとは、口内における処理性又は可動性を記載するための専門用語である。それは、チューインガムのボーラスが、口内において、歯及びガムの周囲、並びに身体全体で如何に感じられるか、及び、当該ボーラスが如何に保持されるかという評価のことを指す。訓練されたパネルがビロードのような咀嚼という用語について同意すると、彼らは確実にそのテクスチャ特性を測定し、その特性の様々な程度を有するチューインガムを識別できる。
上記の第1のテクスチャの評価(すなわち製品の、応力に対する反応)は、製品の機械的特性に関するものである。機械的特性としては、製品の硬度及び粘着性などが挙げられる。テクスチャのかかる機械的特性に関しては、上記したように、本願明細書に記載されているガムベース及び/又はチューインガム組成物は結合力による完全性を維持できる。特に、幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガムの塊若しくはボーラスは、咀嚼の間、消費者の口内で、薄くなるか若しくは繊維質になるよりもむしろ、ガムのボーラスにより彼らの舌を押す程に強固に結合している。当該ガムベース及び/又はチューインガムはまた、良好な噛みごたえ又は噛みやすさを提供し、すなわち当該ボーラスは、消費者が咀嚼する間、変形させることができない程強固なものでなく、また、ボーラスがマッシュ状になるほど柔軟でもないことを特徴とする。この特性はまた、フルネス(fullness)又はボディ(body)と称してもよい。
上記の第2のテクスチャの基準は、製品の触感特性に関するものである。触感特性としては、製品の潤滑性、湿潤性、潤滑性及びボディなどが挙げられる。かかる触感特性に関しては、本願明細書に記載されているガムベース及び/又はチューインガム組成物は、フルボディさ、湿潤性、スリッピー及び潤滑性などとして知覚されることが可能である。特に、ガムベース及び/又はチューインガムボーラス自体は、咀嚼の間、湿潤性又はみずみずしさなどとして知覚されることが可能である。スリッピーな感覚、すなわち、当該組成物は舌全体を摺動又は潤滑できる感覚も知覚することができる。表層潤滑性も知覚することができる。それは、当該ボーラスが柔らかく、滑らかで、つややかな感覚のことを指し、硬い歯ごたえを有する強固さ、ワックスのような感覚ではないことを意味する。更に表層潤滑性とは、咀嚼の間、消費者によって、ガムベース及び/又はチューインガム組成物中に粒子が知覚されないことを意味する。咀嚼の後、消費者はフィルムが口内の表面上に残っていることを知覚するが、それは滑らかなマウスコーティングと呼ばれる。
上記の機械的及び触覚的な感触テクスチャの組み合わせは、本明細書において「ビロードのような」、「ビロードのような感触」、「クリーミー」又は「クリーミーな感触」などと称される。かかる知覚は、ガムベース及び/又はチューインガム組成物、並びにそれらが使用されているチューインガム製品に甘い感覚を提供する。したがって、幾つかの実施形態に係るガムベース組成物及びチューインガム組成物を用いることにより、幾つかの従来の濃厚な味わい(decadent)の食品と同様のカロリー含有量を伴うことなく、それらの濃厚な味に対する嗜好を満足させるための手段を、個々のユーザーに対して提供できる。
以上を踏まえ、幾つかの実施形態は、少なくとも約5分間の咀嚼に応じて、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、ビロードのような噛みごたえスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、表層平滑性スコア、により定義される、クリーミーな知覚を提供する、ガムベース組成物又はチューインガム組成物の提供に関する。更に、当該ガムベース組成物又はチューインガム組成物は、記述分析法で測定した場合の、0〜3のスケールに対して少なくとも約1.5の壁の完全性スコアにより測定される、結合力による完全性を保持できる。ガムベース組成物又はチューインガム組成物はまた、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0のスコアを、以下の基準に関して提供できる:口内フィルム、ボーラス湿潤度及び噛みやすさ。
ガムベース組成物はまた、消費に応じてジューシーな知覚を提供できる。具体的には、幾つかの実施形態では、当該ガムベース組成物又はチューインガム組成物は、少なくとも約5分間の咀嚼に応じて、そして、記述分析法で測定した場合の、0〜3のスケールに対して少なくとも約2.0のボーラススコアの湿潤度により定義される、ジューシーな知覚を提供する。
ガムベース及び/又はチューインガム組成物において使用されるエラストマーは、公知技術のいかなる水不溶性ポリマーでもあってもよく、例えばチューインガム及びバブルガムに利用されるガムポリマーなどであってもよい。幾つかの実施形態では、当該ガムベース及び/又はチューインガム組成物のエラストマー成分は、少なくとも1つの低融点脂肪と組合されることにより、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の完全性の維持が助長されうる。例えば、1つ以上の極性基を有するエラストマーを使用し、消費の間、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の結合力による完全性の維持を助長してもよい。適切な極性エラストマーの例としては、スチレンブタジエンゴムが挙げられるが、これに限定されない。
幾つかの実施形態では、比較的無極性のエラストマーを、極性エラストマーと組み合わせてガムベース及び/又はチューインガム組成物中に添加してもよい。好適な無極性エラストマーとしては、ブチルゴム、ポリイソブチレン及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガムにおいて、使用する極性及び/又は無極性エラストマーは、高分子量を有してもよい。高分子量エラストマーは、ゴムボーラスの完全性の強化に関与する。
ガムベース及び/又はチューインガムに用いられる他の従来公知のポリマーを使用してもよい。ガムベース及び/又はチューインガムに用いられる適切なポリマーの例としては、天然及び合成エラストマーが挙げられる。ガムベース及び/又はチューインガム組成物にとり特に適切なポリマーとしては、例えば限定されないが、天然物質(植物起源)、例えばチクル、天然ゴム、クラウンゴム、ニスペロ、ロシジンハ、ジェルトン、ペリロ、ニガー・グッタ、トゥヌ、バラタ、グッタペルカ、レチ カプシ、ソーバ、グッタ カイなど、並びにそれらの混合物などが挙げられる。合成エラストマーの例としては、限定されないが、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル及びそれらの混合物などが挙げられる。コポリマーには、交互コポリマー、周期コポリマー、ランダムコポリマー、統計コポリマー、ブロックコポリマー及びそれらの組み合わせが包含される。
スチレン−ジエンブロックコポリマー(例えばスチレン−ブタジエンブロックコポリマー)は、幾つかの実施形態において使用できる。かかるブロックコポリマーは、2つ以上のポリスチレンのハードセグメント(分子拘束部分)及び少なくとも1つのポリジエン(例えばポリブタジエン又はポリイソプレンなど)のソフトセグメント(柔軟性成分)を有する。他のエラストマー(例えばスチレン−ジエンランダムコポリマ)とのブレンドもまた、本発明に包含される。ブタジエンスチレンブロックコポリマーは、約100,000g/モル〜約300,000g/モル、又はそれ以上の分子量を有してもよい。
幾つかの実施形態では、当該エラストマーはスチレンイソプレンスチレンブロックコポリマーであってもよい。かかるコポリマーは、ポリマー鎖の各先端、及びイソプレン部分の途中に、ポリスチレン部分を有してもよい。スチレンイソプレンスチレンブロックコポリマーは、約50,000g/モル〜約1,000,000g/モルの分子量を有してもよい。
上記少なくとも1つのエラストマーは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約60%、より詳細には約20%〜約40%量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用できる。
上記ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、少なくとも1つのガム樹脂(ロージン)又はそのエステルを含んでもよい。ガム樹脂又はそのエステルは、エラストマー溶媒又は可塑剤として機能でき、それらはエラストマー成分の軟化を助長できる。かかるガム樹脂又はそのエステルは、従来技術において公知のエラストマー溶媒、例えばα−ピネン又はβピネンのポリマーなどのテルピネン樹脂、ロージンのメチル、グリセロール及びペンタエリトリトールエステル、修飾されたロージン及びガム(例えば水素化された、二量体化した及び重合したロージン)並びにそれらの混合物などが挙げられる。本願明細書における使用に適するガム樹脂又はそのエステルの例としては、部分的に水素化されたウッド及びゴムロージンのペンタエリスリトールエステル、ウッド及びゴムロージンのペンタエリスリトールエステル、ウッドロジンのグリセロールエステル、部分的に二量体化されたウッド及びゴムロージンのグリセロールエステル、重合したウッド及びゴムロージンのグリセロールエステル、トール油ロージンのグリセロールエステル、ウッド及びゴムロージン、並びに部分的に水素化されたウッド及びゴムロージンのグリセロールエステル、及び部分的に水素化されたウッド及びロージンのメチルエステルなど、並びにそれらの混合物などが挙げられる。
幾つかの実施形態では、上記少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルは、約100g/モル〜約1000g/モルの中程度の分子量を有してもよい。上記少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約4%〜約40%、より詳細には約10%〜約30%、より詳細には15%〜約25%の量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用することができる。幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、ガム樹脂又はそのエステルは少なくとも約10%で含まれる。
上記ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、少なくとも1つの低融点脂肪を含有してもよい。特に、幾つかの実施形態では、当該脂肪は15℃〜約60℃の融点、具体的には15℃〜約40℃、より具体的には30℃〜約40℃の融点を有してもよい。低融点脂肪は潤滑性を提供でき、それにより、ガムベース及び/又はチューインガム組成物が添加されるチューインガム製品の表層潤滑性及び噛みやすさが強化される。幾つかの実施形態では、伝統的に、組成物を軟化するためにガムベース及び/又はチューインガム組成物に添加されていた軟化剤を、低融点脂肪で置換してもよい。更に、幾つかの実施形態では、低融点脂肪の一部は消費の間、ガムベース及び/又はチューインガム組成物から遊離されうるが、それでも、低融点脂肪の充分な量が、その結合力による完全性を保持するために、ガムベース及び/又はチューインガム組成物中に残留しうる。上記のように、少なくとも約5分間の咀嚼の後においても、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、ビロードのような噛みごたえスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、表層平滑性スコアを生じさせるだけの、低融点脂肪が存在する。更に、記述分析法で測定した場合の、0〜3のスケールに対して少なくとも約1.5の壁の完全性スコアにより測定される、結合力による完全性を保持しうるだけの低融点脂肪が存在する。15℃〜約60℃の融点を有する適切な脂肪の例としては、水素化油(例えば水素化されたパーム油(又はパームナッツ油)、水素化された綿実油)、ココアバター、大豆油、落花生油、綿実油、ヒマワリ油、オリーブ油など、及びそれらの組み合わせなどが挙げられるが、これらに限定されない。
上記低融点脂肪は、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約50%、より詳細には約20%〜約50%、より詳細には約15%〜約35%の量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用できる。
幾つかの実施形態では、低融点脂肪及びフレーバーの組合せを用いて、当該組成物に柔軟さを付与することができる。フレーバーはまた、それらが添加される組成物のビロードのような知覚を強化する傾向を有する。
幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガム組成物はまた、ポリ酢酸ビニルを含有してもよい。ポリ酢酸ビニル(特に高分子量ポリ酢酸ビニル)は、テクスチャ改良剤及び増量剤として機能し、消費の間、ガムベース組成物の完全性の維持を助長する。幾つかの実施形態では、約10,000g/モル〜約60,000g/モルの範囲の分子量を有するポリ酢酸ビニルを使用できる。これには、異なる分子量を有するポリ酢酸ビニルの組合せ(例えば低分子量のポリ酢酸ビニルと高分子量ポリ酢酸ビニルの組合せ)が包含されうる。幾つかの実施形態は、有用な低分子量のポリ酢酸ビニルは、約10,000g/モル〜約15,000g/モルの分子量を有してもよい。幾つかの実施形態は、有用な中程度の分子量ポリ酢酸ビニルは、約15,000g/モル〜約55,000g/モルの分子量を有してもよい。幾つかの実施形態は、有用な高分子量ポリ酢酸ビニルは、約50,000g/モル〜約100,000g/モルの分子量、より詳細には約80,000g/モル〜約100,000g/モルの分子量を有してもよい。超高分子量ポリ酢酸ビニルは、約300,000g/モル以上の分子量を有してもよい。ポリ酢酸ビニルは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約0%〜約50%、より詳細には約10%〜約35%の量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用できる。
以上で列挙した成分に加えて、ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、チューインガム技術において公知のいかなる成分を含有させてもよい。かかる成分は、水溶性成分、非水溶性成分又はそれらの組み合わせであってもよい。例えば、ガムベース及び/又はチューインガムは、増量剤、ワックス、乳化剤、可塑剤、充填剤及びそれらの混合物を含有してもよい。
幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガム組成物は、ワックスを含有してもよい。ワックスは、重合エラストマー混合物を軟化させることができ、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の弾力性を高めることができる。使用する場合には、ワックスは60℃以下の融点、望ましく45℃〜55℃の融点を有するのが好ましい。上記低融点ワックスは、固形パラフィンでもよい。ワックスは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約6%〜約10%、より詳細には約7%〜約9.5%の量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物中に存在させてもよい。
低融点ワックスに加えて、高融点ワックスを、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して最高約5%の量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用できる。かかる高い溶融するワックスとしては、蜜蝋、木蝋、カンデリラ蝋、カルナバワックス、ほとんどの石油ワックスなど、及びそれらの混合物が挙げられる。
ガムベース及び/又はチューインガム組成物はまた乳化剤を含有してもよく、それは単一の安定系中への、非混和性成分の分散を助長できる。幾つかの実施形態では、有用な乳化剤としては、グリセリルモノステアレート、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピレングリコールモノステアレート、及びそれらの混合物などが挙げられる。上記乳化剤は、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約2%〜約35%、より詳細には約7%〜約31%の量で使用できる。
ガムベース及び/又はチューインガム組成物中に、可塑剤又は軟化剤を含有させ、様々な望ましいテクスチャ及び整合性(コンシステンシー)特性を付与してもよい。可塑剤及び軟化剤などの成分は低分子量であるため、ガムベース及び/又はチューインガムの基本的構造中を浸透でき、それにより可塑性を増強させ、また粘稠性を低下させることができる。有用な可塑剤及び軟化剤としては、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、アセチル化モノグリセリド、グリセリンなど、及びそれらの混合物が挙げられる。ワックス(例えば天然及び合成ワックス、水素化植物油、石油ワックス、例えばポリウレタンワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、微結晶ワックス、脂肪ワックス、ソルビタンモノステアレート、獣脂、プロピレングリコール及びそれらの混合物など)を、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に添加してもよい。可塑剤及び軟化剤は通常、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して約20重量%の量で、より詳細にはガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して約9%〜約17%への量で、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に使用される。
可塑剤としては、水素化された植物油(例えば大豆油及び綿実油)も挙げられ、それらは単独で、又は組み合わせて使用できる。これらの可塑剤の使用により、良好なテクスチャ及び柔軟な噛みごたえ特徴を有するガムベース及び/又はチューインガム組成物を提供することが可能となる。これらの可塑剤及び軟化剤は通常、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約14%の量で、より詳細には約5%〜約13.5%の量で使用できる。
無水グリセリンは、軟化剤(例えば市販の米国薬局方(USP)等級)として使用することもできる。グリセリンは、甘く暖かい味覚を有するシロップ状の液体であり、蔗糖の甘味度に対して約60%の甘味度を有する。グリセリンは吸湿性であるため、無水グリセリンは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の調製時においては、無水条件下で保存するのが好ましい。
幾つかの実施形態では、ガムベース及び/又はチューインガム組成物はまた、有効量の増量剤(例えばミネラルアジュバントなど)を含有してもよく、それは充填材及びテクスチャ改良剤として有用である。有用なミネラルアジュバントとしては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸ジカルシウム、硫酸カルシウムなど、及びそれらの混合物が挙げられる。これらの充填材又はアジュバントは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物において、様々な量で使用することが可能である。充填材を使用する場合、その量は好ましくは、ガムベース及び/又はチューインガム組成物の重量に対して、約15%〜約40%、好ましくは約20%〜約30%の量で存在させる。幾つかの実施形態では、より広い範囲の量の充填材(例えばガムベース及び/又はチューインガム組成物中に約30%〜約75重量%)を使用してもよい。
様々な従来公知の成分(例えばフレーバー剤及び着色剤、酸化防止剤、防腐剤など)を、ガムベース及び/又はチューインガム組成物中に有効量で任意に含有させてもよい。例えば、食品、薬剤及び化粧料への使用に適している二酸化チタン及び他の色素(F.D.&C.色素として公知)を利用してもよい。ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、ビタミンE及びそれらの混合物などの酸化防止剤を含有させてもよい。チューインガム技術の当業者とり公知の他のチューインガム添加物を、ガムベース及び/又はチューインガム組成物に用いてもよい。
チューインガム製品:
上記のガムベース及び/又はチューインガム組成物を、様々なチューインガム製品に添加してもよく、それにより、消費に応じて知覚可能なクリーミーな感覚を提供できる。例えば、チューインガム製品は、例えばスラブ、スティック、ペレット、ピロー、沈澱ガム、圧縮ガム、中心充填ガムなどの形態で調製できる。
ガムベース組成物又はチューインガム組成物自体は、上記の通り、少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、15℃〜約60℃の融点の少なくとも1つの脂肪と、を含有する。ガムベース及び/又はチューインガム組成物は更に、上記した成分のいずれかを含有してもよい。幾つかの実施形態では、チューインガム組成物は、上記のガムベース組成物と、少なくとも1つのフレーバーと、少なくとも1つの甘味料と、を含有する。
幾つかの実施形態では、上記ガムベース組成物は、チューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約95%、より詳細には約75%〜約95%、より詳細には約75%〜約90%の量で、チューインガム組成物に使用できる。
上記低融点脂肪は、チューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約40%、より詳細には約25%〜約35%、より詳細には約30%〜約35%の量で、チューインガム組成物に使用できる。
幾つかの実施形態では、低融点脂肪の一部をガムベース組成物中に含有させてもよく、低融点脂肪の一部を全製品中のチューインガム組成物部分に含有させてもよい。
幾つかの実施形態では、低融点脂肪の一部を、ガムベース組成物の全体ではなく、チューインガム組成物中の個々の層に含有させてもよい。特に上記ガムベース組成物が低融点脂肪を含有する第1部分を有し、別の脂肪層が低融点脂肪を含有する第2部分を有してもよい。消費に応じて、別々の脂肪層が、ガムベースボーラスと混合されうる。幾つかの実施形態では、例えば、低融点脂肪を、ガムベースの表層に配置して脂肪層中に含有させてもよい。幾つかの他の実施形態では、少なくとも部分的にチューインガムを囲むコーティング層(例えばチョコレートコーティング)に、低融点脂肪を含有させてもよい。
更に、チューインガム組成物はまた、少なくとも1つのフレーバー(調味料又はフレーバー剤)を含有してもよい。適切なフレーバーの例としては、当業者にとって公知の、例えば天然フレーバー及び人工フレーバーが挙げられる。これらフレーバーは、合成フレーバー油及びフレーバーアロマチック及び/又は香油、オレオレジン、及び植物、葉、花、果実等からの抽出液、及びそれらの組合せから選択できる。代表的なフレーバー油としては限定されないが、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、ハッカ油、クローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、スギ葉油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、メース、ビターアーモンド油及びカッシア油などが挙げられる。その他の有用なフレーバーとしては、バニラ、柑橘油(レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ヤズ、スダチ)、フルーツエッセンス(リンゴ、西洋ナシ、桃、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、キイチゴ、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、ウメ、サクランボ、キイチゴ、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイアなどの、人工、天然及び合成フレーバーが挙げられる。他の有用なフレーバーとしては、ミルクフレーバー、バターフレーバー、チーズフレーバー、クリームフレーバー及びヨーグルトフレーバー、バニラフレーバー、茶又はコーヒーフレーバー(例えば緑茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、紅茶フレーバー、ココアフレーバー、チョコレートフレーバー及びコーヒーフレーバー)、ミントフレーバー(例えばペパーミントフレーバー、スペアミントフレーバー及びハッカフレーバー)、スパイシーフレーバー(例えば阿魏フレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンゼリカフレーバー、ウイキョウフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カモミールフレーバー、マスタードフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェーフレーバー、クミンフレーバー、クローブフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダフレーバー、サッサフラスフレーバー、セイボリーフレーバー、サンショウフレーバー、シソフレーバー、ビャクシンベリーフレーバー、ジンジャーフレーバー、スターアニスフレーバー、セイヨウワサビフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、イノンドフレーバー、トウガラシフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、マヨラナフレーバー、ローズマリフレーバー、ベイリーフフレーバー及びワサビ(日本セイヨウワサビ)フレーバー)、アルコールフレーバー(例えばワインフレーバー、ウィスキフレーバー、ブランデフレーバー、ラムフレーバー、ジンフレーバー及びリキュールフレーバー)、フローラルフレーバー、そして、ベジタブルフレーバー(例えばオニオンフレーバー、ガーリックフレーバー、キャベツフレーバー、ニンジンフレーバー、セロリフレーバー、マッシュルームフレーバー及びトマトフレーバー)。これらのフレーバー剤は、液体又は固体の形態で使用してもよく、別々に用いてもよく、又は混合物として用いてもよい。一般的に用いられるフレーバーは、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導剤及び様々なフルーツフレーバーなどを、個々に使用するか、又は混合物として使用したものである。フレーバーの使用により、呼気清涼化特性を提供することもできる。本願明細書で以下に記載する冷却剤との組み合わせで使用する場合は、特にミントフレーバーを使用する。
他の有用なフレーバー剤としては、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソールなどのアルデヒド及びエステルが挙げられる。通常、Chemicals Used in Food Processing,publication 1274,p63−258,by the National Academy of Sciences,に記載されているような、いかなるフレーバー又は食品添加物も使用できる。上記の文献は、本願明細書に援用される。
アルデヒドフレーバーの更なる例としては、限定されないがアセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、桂皮アルデヒド(シナモン)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわちβ−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわちピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミル桂皮アルデヒド(スパイシーフルーティーフレーバー)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(修飾、多数のタイプ)、デカナール(柑橘系のフルーツ)、アルデヒドC−8(柑橘系のフルーツ)、アルデヒドC−9(柑橘系のフルーツ)、アルデヒドC−12(柑橘系のフルーツ)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリーフルーツ)、ヘキセナール、すなわちtrans−2(ベリーフルーツ)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、すなわちメロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(グリーンフルーツ)、2−ドデセナール(柑橘系、マンダリン)、チェリー、ブドウ、イチゴショートケーキ、及びそれらの混合物などが挙げられる。
幾つかの実施形態では、チューインガム組成物において使用される少なくとも1つのフレーバーは、甘味フレーバーに関連するものから選択できる。本発明で使用する「甘味フレーバー」とは、クリーミー若しくは濃厚な味覚と関連した一種のフレーバーを指す。これらのフレーバーは、従来技術において「ほろ苦さ」と称されることもある。適切な甘味フレーバーの例としては、メープル、コーラ、チョコレート、コンデンスミルク、レーズン、バニラ、キャラメル、乳製品フレーバー(例えばクリーム、バター、ミルク及びヨーグルト)、バタースカッチ、ピーナッツバター、フルーツクリームフレーバー、ストロベリークリーム及びそれらの組み合わせなどが挙げられるが、これらに限定されない。幾つかの実施形態では、上記チューインガム組成物は、脂肪含有フレーバー(例えばチョコレート、チョコレートクラム、ナッツバター、乳製品ベースのクリームなど)で風味を付与してもよい。
幾つかの実施形態では、フレーバーは液体形態及び/又は乾燥形態のいずれにおいても使用できる。後者の形態で使用する場合、油の噴霧乾燥などの、適切な乾燥手段を使用することができる。あるいは、フレーバーは水溶性材料、例えばセルロース、澱粉、糖、マルトデキストリン、アラビアゴムなどに吸収されるか、又はそれらで封入してもよい。かかる乾燥形態を調製する際に実際に使用される技術は公知である。
あるいは、幾つかの実施形態では、フレーバーをエマルジョン中に使用できる。例えば、フレーバーを、低融点脂肪と共に、エマルジョンとしてプレミックスとして調製してもよい。かかるフレーバーエマルジョンの使用により、消費の間、フレーバーの遊離を延長させることができる。
幾つかの実施形態では、当該フレーバーは、従来技術において公知の様々な物理的形態で使用することができ、それによりフレーバーの最初のバースト、及び/又はフレーバーの長期にわたるセンセーションを提供することができる。限定される訳ではないが、かかる物理的な形態としては、フリーの形態(例えば噴霧乾燥形態、粉末形態、ビーズ形態)、カプセル封入形態、及びそれらの混合形態などが挙げられる。幾つかの実施形態では、1つのフレーバーをカプセル化形態とし、更にカプセル化されていない(又はフリーの)別の形態と組み合わせて使用してもよい。幾つかの他の実施形態では、複数のフレーバーを使用してもよく、その幾つかをカプセル化し、その他をカプセル化しなくてもよい。
典型的には、フレーバーのカプセル化により、封入されたフレーバーを含むチューインガム組成物を消費する間、大量のフレーバーの放出を遅延させることができる(例えばチューインガム組成物に一成分として添加されたデリバリーシステムの一部として使用できる)。幾つかの実施形態では、フレーバーの放出プロフィールは、フレーバーの様々な特徴、フレーがーを含有するデリバリーシステム、及び/又は当該デリバリーシステムを含むチューインガム組成物、及び/又はデリバリーシステムの製造方法、を調節することにより制御できる。上記の特徴としては例えば、以下の1つ以上が挙げられる:デリバリーシステムの抗張力、成分の水溶性、封入材の水溶性、デリバリーシステムの水溶性、デリバリーシステム中の、封入材に対するフレーバーの比率、フレーバーの平均又は最大粒子サイズ、ベースのデリバリーシステムの平均又は最大粒子サイズ、チューインガム組成物中の、フレーバー又はデリバリーシステムの量、1つ以上のフレーバーを封入するために用いる各ポリマーの比率、1つ以上のフレーバーを封入するために用いる1つ以上のポリマーの疎水性、デリバリーシステムの疎水性、デリバリーシステムのコーティングのタイプ又は量、フレーバーを封入する前の、フレーバー上へのコーティングのタイプ又は量、など。
本願明細書において使用されるフレーバーの量は、個々のフレーバー及び所望のフレーバー強度などの要因を基に、適宜選択できる。すなわち、フレーバーの量を調節し、最終製品中において求められる結果を得ることができる。フレーバーは通常、チューインガム組成物の重量に対して、約1%〜約10%、より詳細には約2%〜約6%、より詳細には約3%〜約5%の量で存在する。
幾つかの実施形態では、チューインガム組成物はまた、少なくとも1つの甘味料を含有する。適切な甘味料(甘味剤)は、砂糖、シュガーレスのバルク甘味料などのバルク甘味料をはじめとする、天然、人工若しくは合成甘味料、又はそれらの混合物であってもよい。
一般に用いられる、好適なコア及び/又はコーティング用の砂糖甘味料としては、単糖類、二糖類及び多糖類が挙げられ、例えば蔗糖(砂糖)、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、ラクトース、転化糖、フルクトオリゴ糖シロップ、部分加水分解澱粉、コーンシロップ固形物、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適なコア及び/又はコーティング用のシュガーレスのバルク甘味料としては、限定されないが、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素化イソマルトウロース(イソマルト)、ラクチトール、エリトリトール、水素化澱粉加水分解物、ステビア、ロハンコ及びそれらの混合物などの、糖アルコール(又は多価アルコール)が挙げられる。
好適な水素化澱粉加水分解物としては、米国特許第4279931号において開示されるもの及び様々な水素化グルコースシロップ、及び/又はソルビトール、マルチトール、水素化二糖類、水素化多糖類又はそれらの混合物を含む粉末が挙げられる。水素化澱粉加水分解物は、主に触媒によるコーンシロップの水素化処理を制御することにより調製される。得られる水素化澱粉加水分解物は、糖類の単量体、二量体及び重合物の混合物である。これらの糖類の比率が変化することにより、水素化澱粉加水分解物の特性が様々に変化する。水素化された澱粉加水分解物の混合物としては、例えばLYCASIN(登録商標)(フランスのRoquette Freres社により製造される市販品)、及びKTY−ST AR(登録商標)(SPI Polyols社(ニューキャッスル、デラウェア)製の市販品)もまた有用である。
甘味料は通常、チューインガム組成物の重量に対して、約5%〜約20%、より詳細には約5%〜約15%、より詳細には約5%〜約10%の量で存在する。幾つかの実施形態では、チューインガム組成物の重量に対して約25%未満の甘味料を含有する。
幾つかの実施形態では、高強度甘味料を用いてもよい。特定の甘味料に限定されないが、代表的なカテゴリー及び例としては、以下のものが挙げられる:
(a)水溶性甘味料(例えばジヒドロカルコン、モネリン、ステビオサイド、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、砂糖アルコール(例えばソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリトリトール)、及びL−アミノジカルボキシル酸アミノアルケン酸エステルアミド(例えば米国特許第4619834号に開示され、その開示内容を本願明細書に援用する)、及びそれらの混合物);
(b)水溶性人工甘味料(例えば可溶なサッカリン塩(すなわちナトリウム又はカルシウムのサッカリン塩)、チクロ塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−1−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセスルフェーム−K)、フリーの酸形態のサッカリン、及びそれらの混合物);
(c)ジペプチドベース甘味料(例えばL−アスパラギン酸由来の甘味料、例えばL−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)、N−[N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル(ネオテーム)、及び米国特許第3492131号に記載の材料である、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、及びそれらの混合物);
(d)天然の水溶性甘味料に由来する水溶性甘味料(例えば通常の糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えばクロロデオキシスクロース誘導体(クロロデオキシ糖誘導体又はクロロデオキシガラクトスクロース誘導体(例えばスクラロースの製品名で公知)));クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例としては、限定されないが、以下のものが挙げられる:1−クロロ−1’−デオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト−フラノシド又は4,1’−ジクロロ−4,1−ジデオキシガラクトスクロース、1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース、6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド又は4,6,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース、4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース及びそれらの混合物;
(e)タンパク質ベースの甘味料(例えばthaumaoccous danielli(タウマチンI及びII))及びタリン;
(f)甘味料モンタチン(2−ヒドロキシ−2−(インドール−3−イルメチル)−4−アミノグルタル酸)及びその誘導体;
(g)甘味料ロハングオ(Lo han guo)(「ロハンクオ」(Lo han kuo)とも呼ばれる)。
高強度甘味料を、公知の様々な物理的形状において用いてもよく、それにより、初期の甘味のバースト効果、及び/又は長期にわたる甘味の持続効果が得られる。限定されないが、かかる物理的形状としては、フリーの形状(例えば噴霧乾燥、粉末状)、ビーズ形状、カプセル形状及びそれらの組合せなどが挙げられる。
一般に、高強度甘味料の有効量は所望の甘味のレベルを提供するために利用でき、この量は甘味料の選択によって適宜調節できる。使用する甘味料又は甘味料の組合せによって、製品の重量に対して、高強度甘味料の使用量を約0.001%〜約3%の量で調節してもよい。
上記のフレーバーに関する説明と同様、甘味料は、それらのカプセル化形態、及び/又は非カプセル化形態において使用できる。複数の甘味料を使用してもよく、それはカプセル化されてもよく、及び/又はカプセル化されなくともよい。カプセル化することにより、典型的には、カプセル化された甘味料を含むチューインガム組成物を消費する間、甘味料の態様の放出が遅延される。また、上記のフレーバーに関する説明と同様、甘味料の放出プロフィールは、甘味料、甘味料を含むデリバリーシステム、及び/又はデリバリーシステムを含むチューインガム組成物、及び/又はデリバリーシステムの製造方法、などの様々な特性を調節することにより制御できる。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの甘味料を、固体としてチューインガム組成物に添加してもよい。幾つかの実施形態では、例えば、粉末状若しくは結晶状の甘味料(例えば粉末状若しくは結晶状のソルビトール)を使用できる。
チューインガム組成物中に、様々な任意成分を含有させてもよい。例えば、幾つかの実施形態では、チューインガム組成物中には、可塑剤、軟化剤、乳化剤、ワックス、充填材、増量剤(担体、増量剤、バルク甘味料)、ミネラルアジュバント、着色剤、酸化防止剤、酸味料、増粘剤、薬剤、口腔ケア活性剤(例えば他の再石灰化剤、抗菌物質及び歯漂白剤)、からなる群から選択され従来公知の添加剤を適当量含有してもよく、それらは、出願人による2004年7月29日に出願の同時係属中の米国特許出願第10/901511号(発明の名称「Tooth Whitening Compositions and Delivery Systems Therefor」、全開示内容を本発明に援用する)にて説明されている。これらの添加剤は、複数の効果を奏することもある。例えば、シュガーレスのガム組成物の場合、甘味料(例えばマルチトール又は他の糖アルコール)は、増量剤としても機能しうる。
所望の着色効果を生じさせるのに効果的な量の着色剤を用いてもよい。上記着色剤としては色素が挙げられ、菓子組成物の重量に対して最高約6%の量で添加することが可能である。例えば、二酸化チタンを、組成物の重量に対して〜約2%、好ましくは〜約1%未満までの量で添加することが可能である。着色剤として、食品、薬剤及び化粧品用途に適する天然の食品用着色剤及び色素を使用してもよい。これらの着色剤は、F.D.&C.色素及びレイク(lake)として公知である。上記の用途に使用できる材料は、好ましくは水溶性材料である。非限定的な例としては、F.D.&C.ブルーNo.2として公知のインジゴイド色素(5,5−インジゴチンジスルホン酸の2ナトリウム塩)が挙げられる。同様に、F.D.&C.グリーンNo.1として公知の色素、トリフェニルメタン色素が挙げられ、それは4−[4−(N−エチル−p−スルホニウムベンジルアミノ)ジフェニルメチレン]−[1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)−δ−2,5−シクロヘキサジエンイミン]の1ナトリウム塩である。全てのF.D.&C.着色剤の詳細な説明、及びそれらの対応する化学構造式は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,3rd Edition,in volume 5、p857−884,に記載されており、その開示内容を本発明に援用する。
ガムベースの使用に適するとして上記した軟化剤、可塑剤、ミネラルアジュバント、ワックス及び酸化防止剤を、チューインガム組成物に用いてもよい。使用できる他の従来公知の添加物の例としては、乳化剤(例えばレシチン及びグリセリルモノステアレート)、増粘剤(単独で又は他の軟化剤(例えばメチルセルロース、アルギネート、カラゲーニン、キサンタンガム、ゼラチン、キャロブ(carob)、トラガカント、イナゴマメ)及びカルボキシメチルセルロース)と組み合わせて使用)、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸などの酸味料及びそれらの混合物、並びにミネラルアジュバントのカテゴリーで上記した充填材などが挙げられる。
様々な添加物をチューインガム組成物に任意に添加してもよく、例えば生理的冷却剤、のど清涼剤、スパイス、加温剤、清涼剤、歯漂白剤、呼気清涼剤、口腔ケア剤、ビタミン、ミネラル、カフェイン、薬剤、強化剤、口腔湿潤剤、食品酸及び他の活性物質などを添加してもよい。
チューインガム組成物の調製法及び使用:
本願明細書に記載の実施態様はまた、チューインガム組成物及び製品の調製方法にも関する。それらは消費に応じてクリーミーな及び/又はジューシーな知覚を提供する。例えば幾つかの実施形態では、チューインガム組成物は、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、ビロードのような噛みごたえスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、表層平滑性スコアを生じさせるだけの脂肪を含有する。チューインガム組成物及び製品は、当業者に公知の標準的な技術及び器材を使用して調製できる。本願明細書に記載の実施形態にとり有用な装置は、チューインガムの製造分野において周知の混合装置及び加熱装置であってもよく、ゆえに実際に使用する装置の選抜は当業者にとり自明である。一般的なチューインガム調製プロセスは、米国特許第4271197号(Hopkinsら)、第4352822号(Cherukuriら)及び第4497832号(Cherukuriら)に記載されており、それらの全開示内容を本願明細書に援用する。
幾つかの実施形態では、ガムベース組成物を最初に準備する。ガムベース組成物は、上記で詳細に説明したように、少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、15℃〜約60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪と、を含んでなる。幾つかの実施形態では、ガムベースを、更なるチューインガム成分(例えば少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料)と混合して、チューインガム組成物を形成してもよい。上記の他の任意成分のいずれをガムベースと混合し、最終的なチューインガム組成物を形成させてもよい。
幾つかの実施形態では、連続的なガム製造方法を用いてもよい。その場合、少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、15℃〜約60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪と、のブレンドを形成してもよい。当該ブレンドを更に、更なるチューインガム成分(例えば少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料)とインラインで混合してもよい。また、上記の他の任意成分のいずれかを上記ガムベースと混合し、最終的なチューインガム組成物を形成してもよい。連続的なガム製造方法は、米国特許第6858237号、第6440472号、第6017565号及び第5543360号により詳細に記載されており、その全開示内容を本願明細書に援用する。
チューインガム組成物を調製した後、チューインガム分野で公知の標準的な技術を使用して、個々のチューインガムのピースを形成してもよい。チューインガム組成物は、様々な製品形態(例えばスラブ、ペレット、スティック、中心充填ガム、沈澱ガム、圧縮ガム又は他の適切なフォーマット)として提供できる。
例えば、中心充填チューインガムの実施形態では、中心充填領域(液体又は粉末又は他の固体でもよい)及びゴム領域を有してなる。また幾つかの実施形態では、外側のガム層又はシェルを有してもよく、それは典型的には、最初にそのピースを噛んだときの、歯切れの良さ(クランキーさ)を提供する。外側コーティング又はシェルは、ガム領域を少なくとも部分的に囲むのが好ましい。上記のガムベース及び/又はチューインガム組成物を、中心充填チューインガムのガム領域に使用してもよく、中心充填チューインガム及びその調製方法は、2004年8月24日に出願の同時係属中の米国特許出願第10/925822号、及び2005年8月24日に出願の同時係属中の米国特許出願第11/210954号(共に発明の名称:「Liquid−Filled Chewing Gum Composition」により詳細に記載されており、その両方の開示内容を本願明細書に援用する。
幾つかの実施形態では、チューインガムはその上にコーティングを有してもよい。かかるコーティングされたチューインガムは、典型的にはペレットガムと称される。外側コーティングは硬くてもよく、クランキーであってもよい。当業者に公知のいかなる適切なコーティング材料を使用してもよい。典型的には、外側コーティングとしてはソルビトール、マルチトール、キシリトール、イソマルト、エリトリトール及び他の結晶化可能なポリオールなどが挙げられ、あるいはスクロースを用いてもよい。更に、上記コーティングは幾つかの不透明な層を有してもよく、それにより、コーティングを通してチューインガム又は菓子組成物を見ることができなくなり、更に任意に別の透明な層でコーティングし、表面の装飾、模様がけ及び保護を行ってもよい。上記外側コーティング中に、少量の水及びアラビアガムを含有させてもよい。上記コーティングを、更にワックスでコーティングしてもよい。各コーティングの間に乾燥を行いながら、コーティング溶液を連続的に塗布することによって、従来の方法でコーティングできる。コーティングが乾燥すると通常不透明(通常白色)となるが、更に他の着色剤を添加してもよい。ポリオールコーティングに、更にワックスでコーティングしてもよい。当該コーティングは更に、着色フレーク又はスペックルを含有してもよい。当該組成物がコーティングを含む場合、1つ以上の口腔ケア活性物質を、コーティングの全体にわたって分散させてもよい。これは特に、1つ以上の口腔ケア活性物質が、他の活性物質と、単一相組成物中で適合性を有さない場合に好適である。風味剤を添加して、固有の製品特性を付与してもよい。
コーティング中に他の材料を添加して、所望の特性を付与してもよい。これらの材料としては、限定されないが、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ゼラチン、キサン及びアラビアガムなどが挙げられる。
コーティング組成物は、上記の方法を含む、公知のいかなる方法によっても塗布することができる。コーティング組成物は、全チューインガム又は菓子製品に対して約2%〜約60%までの量で存在させてもよく、より好適には約25%〜約45重量%である。
本願明細書に記載の幾つかの実施形態は、クリーミーな感覚刺激知覚などの、チューインガム知覚を生じさせる方法にも関する。その場合、上記のガムベース組成物を含む、チューインガム組成物を提供するのが好ましい。より詳細には、当該ガムベース組成物は少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、15℃〜約60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪と、を含んでなる。当該チューインガム組成物はまた、更なる成分(例えば少なくとも1つのフレーバー)を含有してもよい。当該フレーバーは、クリーミーフレーバー(例えばチョコレート又はストロベリークリーム)であってもよい。個々のユーザーが、チューインガム組成物を咀嚼することにより、クリーミーな知覚を経験することができる。より詳細には、当該チューインガム組成物を少なくとも約5分間の咀嚼した後、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、ビロードのような噛みごたえスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、表層平滑性スコアにより定義されるクリーミーな知覚が得られる。幾つかの実施形態では、チューインガム組成物は、咀嚼される間、クリーミーな知覚を提供するのに十分な脂肪を含有でき、結合力による完全性を維持するのに十分な脂肪を保持できる。
本願明細書に記載されている幾つかの他の実施形態は、ジューシーな感覚刺激知覚などの、チューインガム知覚を生じさせる方法に関する。その場合、上記のガムベース組成物を含む、チューインガム組成物を提供するのが好ましい。個々のユーザーが、チューインガム組成物を咀嚼することにより、ジューシーな知覚を経験することができる。特に、当該チューインガム組成物を少なくとも約5分間噛むことにより、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも約2.0の、ボーラス湿潤度スコアにより定義される、ジューシーな知覚を経験することができる
本発明の特徴及び効果を、以下の実施例においてより説明するが、それらはいかなる形であれ、本発明を限定するものではない。
実施例1から6:
表1:ガムベース組成物
Figure 2011024599
ガムベース組成物を、上記の表1の組成に従って調製した。
表1にリストされる成分を加熱し、混合することにより、ガムベース組成物を調製した。より詳細には、表1にリストされる成分を、各組成でミキサーに添加し、加熱し、溶融ガムベースを形成させた。
低融点脂肪(例えば水素化されたパーム油)を、表1に記載のガムベース組成物の各々に添加してもよい。特に、低融点脂肪は最高約40重量%で添加してもよい。あるいは、低融点脂肪を、一部又は全部において、表1に記載されるガムベース組成物の従来公知の可塑剤(すなわちワックス、水素化油(78℃の融点を有する高融点脂肪)及び/又はトリアセチン)で置換してもよい。
表1に記載されるガムベース組成物を、下記の実施例にて説明する、チューインガム組成物に添加することができる。かかるチューインガム組成物は、低融点脂肪を含有する。実施例7から26:
表2:チューインガム組成物
Figure 2011024599
表3:チューインガム組成物
Figure 2011024599
チューインガム組成物を、上記の表2及び3の組成に従って調製した。
チューインガム組成物は最初に、各実施例において、150〜375°F(65.56〜190.56℃)の温度でガムベース組成物を溶融させることにより調製した。溶融後、標準的なミキサー中に添加し、各実施例において、表2及び3に記載の残りの成分を添加し、約1〜約20分間完全に混合した。得られる混合物を、実験室サイズの押出機を使用して所望の最終形状に加工し、ロールし、スラブ状にカットし、更に任意にコーティングした。
実施例7から26の組成のチューインガムを、十分に訓練された分析パネラーによる、Spectrum(商標)方法により、試験した。パネラーにより、以下の特徴に関して評価、測定させた:「ビロードのような噛みごたえ」、「表層潤滑性」、「口内フィルム/コーティング知覚」、「ボーラス(マス)湿潤度」、「噛みやすさ」及び「壁の完全性」。これらの特徴の各々を、壁の完全性を除き、以下のとおり、0〜4の5段階スケールで測定した。壁の完全性を、0〜3の4段階スケールで測定した。
「ビロードのような噛みごたえ」の場合、0:ビロードのような感触なし、1:わずかにビロードのような感触あり、2:若干〜適度にビロードのような感触あり、3:適度にビロードのような感触あり、4:顕著にビロードのような感触あり、で評価した。
「表層潤滑性」の場合、0:滑らかさなし、1:わずかに滑らか、2:若干〜適度に滑らか、3:適度に滑らか、4:非常に滑らか、で評価した。
「口内フィルム/コート知覚」の場合、0:口内フィルム/コート知覚なし、1:わずかに知覚であり、2:若干〜中程度に知覚あり、3:中程度に口内フィルム/コート知覚あり、4:顕著に口内フィルム/コート知覚あり、で評価した。
「ボーラス湿潤度」の場合、0:ボーラス湿潤度なし、1:わずかに湿潤度あり、2:若干〜適度に湿潤度あり、3:適度に湿潤度あり、4:顕著にボーラス湿潤度あり、で評価した。
「噛みやすさ」の場合、0:噛むのが困難、1:噛むのがわずかに容易、2:噛むのが若干〜適度に容易、3:噛むのが適度に容易、4:噛むのが顕著に容易、で評価した。
「壁の完全性」の場合、0:あまりに薄いか、又は舌で貫通するにはあまりにタフな壁である、1:舌で貫通できるが、壁はあまりに薄いか又はストリング状に分離する、2:ガムは壁を形成し、強固に保持されている、3:壁へエアーを供給でき、バブル状にできる、で評価した。
上記の全ての特徴に関して、1分、3分、5分及び7分における結果を記録した。ボーラス湿潤度及び壁完全性以外の全ての特徴に関しては、30秒後における結果も記録した。データ集計の際、サンプルは符号で示し、パネリストに対してランダムに示した。各パネリストは、各サンプルごとに2回反復して試験した。得られたデータを統計学的に分析し、試験した6つの特徴の各々に関する平均的スコアを、下記の表4から9に示す。
表4:ビロードのような噛みごたえ
Figure 2011024599
表5:表層潤滑性
Figure 2011024599
表6:口内フィルム/コート知覚
Figure 2011024599
表7:ボーラス湿潤度
Figure 2011024599
表8:噛みやすさ
Figure 2011024599
表9:壁の完全性
Figure 2011024599
実施例27から39:
表10:ガムベース組成物
Figure 2011024599
表11:ガムベース組成物
Figure 2011024599
ガムベース組成物を、上記の表10及び11の組成に従って調製した。
ガムベース組成物を、表10及び11にリストされる成分を加熱し、混合して調製した。詳細には、表10及び11にリストされる成分を各成分ごとにミキサーに添加し、加熱し、ガムベースを形成させた。
低融点脂肪(例えば水素化されたパーム油)を、上記表10及び11のガムベース組成物の各々に添加してもよい。特に、約40重量%までの低融点脂肪を添加してもよい。あるいは、低融点脂肪を、一部又は全部において、表10及びに記載されるガムベース組成物の従来公知の可塑剤(すなわちワックス、水素化油(78℃の融点を有する高融点脂肪)及び/又はトリアセチン)で置換してもよい。
下記の実施例にて説明するように、表10及び11に記載されるガムベース組成物を、チューインガム組成物に添加してもよい。かかるチューインガム組成物は、低融点脂肪を含有してもよい。
実施例40から44:
表12:チューインガム組成物
Figure 2011024599
チューインガム組成物を、上記の表12の組成に従い調製した。実施例40から44のチューインガム組成物は、上の表10及び11で提供される実施例27から39に係るガムベース組成物のいずれかを含有してもよい。
チューインガム組成物は最初に、各実施例において、150〜175°F(65.56〜79.44℃)の温度でガムベース組成物を溶融させることにより調製した。溶融後、標準的なミキサー中に添加し、各実施例において、表12に記載の残りの成分を添加し、約1〜約20分間完全に混合した。得られる混合物を、実験室サイズの押出機を使用して所望の最終形状に加工し、ロールし、スラブ状にカットし、更に任意にコーティングした。

Claims (11)

  1. (a)ガムベース組成物であって、
    (i)スチレンブタジエンゴムを前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、
    (ii)前記ガムベース組成物の量に対して少なくとも10重量%で存在する、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、
    (iii)15℃〜60℃の融点を有し、前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜50重量%で存在する、少なくとも1つの脂肪と、を含むガムベース組成物と、
    (b)少なくとも1つのフレーバーと、
    (c)少なくとも1つの甘味料と、を含んでなり、
    10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含むチューインガム組成物。
  2. チューインガム組成物であって、
    (i)スチレンブタジエンゴムをガムベース組成物の量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、
    (ii)前記ガムベース組成物の量に対して少なくとも10重量%で存在する、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、
    (iii)15℃〜60℃の融点を有し、前記ガムベース組成物の量に対して20重量%〜50重量%で存在する、少なくとも1つの脂肪と、を含むガムベース組成物を含んでなり、
    10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含み、
    少なくとも5分間の咀嚼の後、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、ビロードのような噛み応えスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、表層平滑性スコアを生じさせるだけの、脂肪を含有する、前記チューインガム組成物。
  3. 前記チューインガム組成物が、少なくとも5分間の咀嚼の後、記述分析法で測定した場合の、0〜3のスケールに対して少なくとも1.5の壁の完全性スコアにより測定される、結合力による完全性を保持する、請求項1又は2記載のチューインガム組成物。
  4. 前記チューインガム組成物が、少なくとも5分間の咀嚼の後、口内フィルム、ボーラスの湿潤度及び噛みやすさの基準のうちの1つ以上に関して、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0のスコアを提供する、請求項1から3のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  5. 15℃〜60℃の範囲の融点を有する前記脂肪が、前記チューインガム組成物の量に対して、5重量%〜40重量%で存在する、請求項1から4のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  6. 前記ガム樹脂又はそのエステルが、前記ガムベース組成物の量に対して、10重量%〜30重量%で存在するか、又は、
    前記少なくとも1つのエラストマーが、前記ガムベース組成物の量に対して、20重量%〜40重量%で存在するか、又は、
    前記ガムベース組成物が、前記ガムベース組成物の量に対して、30重量%〜75重量%で存在する少なくとも1つの充填材を更に含有する、請求項1から5のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  7. 前記スチレンブタジエンゴムの分子量は100,000g/モル以上である、請求項1から6のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  8. 前記少なくとも1つのフレーバーが、フレーバーエマルジョンを含有するか、又は、
    前記少なくとも1つのフレーバーの少なくとも一部が、前記脂肪とプレミックスされているか、又は、
    前記少なくとも1つのフレーバーの少なくとも一部が封入されているか、又は、前記少なくとも1つのフレーバーが、メープル、コーラ、チョコレート、コンデンスミルク、レーズン、バニラ、キャラメル、クリーム、バター、ミルク、ヨーグルト、バタースカッチ、ピーナッツバター、ストロベリークリーム及びそれらの組み合わせからなる群から選択される甘味フレーバーを含有する、請求項1から7のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  9. 前記ガムベース組成物の表面上に、15℃〜60℃の融点を有する脂肪の層を更に有してなるか、又は、
    前記チューインガム組成物を少なくとも部分的に囲むコーティングであって、前記コーティングが15℃〜60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪を更に含んでなる、請求項1から8のいずれかに記載のチューインガム組成物。
  10. 記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、ビロードのような噛み応えスコア、及び、記述分析法で測定した場合の、0〜4のスケールに対して少なくとも2.0の、表層平滑性スコアを生じさせるだけの、脂肪を含有する、チューインガム組成物の調製方法であって、
    (a)
    (i)スチレンブタジエンゴムをガムベースの重量に対して20重量%〜40重量%で含む少なくとも1つのエラストマーと、
    (ii)少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、
    (iii)15℃〜60℃の融点を有する少なくとも1つの脂肪と、を含み、
    10,000g/モル〜60,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニル、又は10,000g/モル〜15,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルと80,000g/モル〜100,000g/モルの分子量を有するポリ酢酸ビニルとの組合せにより構成されるポリ酢酸ビニルをさらに含むガムベース組成物を準備するステップであって、当該ガムベース組成物がチューインガム組成物に対して75重量%〜90重量%の量で存在するステップと、
    (b)当該ガムベース組成物を少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料と混合するステップと、を有してなる方法。
  11. ステップ(a)が、少なくとも1つのエラストマーと、少なくとも1つのガム樹脂又はそのエステルと、少なくとも1つの脂肪と、のブレンドを形成することを有してなり、
    ステップ(b)が、当該ブレンドを、インラインで少なくとも1つのフレーバー及び少なくとも1つの甘味料と混合することを有してなる、請求項10記載の方法。
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