JP2011023481A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光導波路に入射した光の光閉じ込め効果を高め、集光率を高く維持することで、効率良く入射光を集光する。
【解決手段】固体撮像装置100であって、画素毎にフォトダイオード111が形成された半導体基板110と、半導体基板110の上方に形成された絶縁層120であって、配線124aが埋め込まれ、配線124aの上面に拡散防止膜125aが形成されている絶縁膜123aを複数積層した構造を有し、かつ、凹部がフォトダイオード111の上方に形成されている絶縁層120と、凹部の側面及び底面に沿って凹部内に形成され、絶縁膜123a〜123cより屈折率が高いパッシベーション膜132と、凹部内におけるパッシベーション膜132によって囲まれる空間に埋め込まれ、絶縁膜123a〜123cより屈折率が高い埋め込み層133とを備え、拡散防止膜125a〜125cとパッシベーション膜132とは離間している。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光部を備える固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に、受光部上方に導波路が形成された固体撮像装置に関する。
一般に、固体撮像装置の1つであるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサでは、例えば、受光面において2次元マトリクス状に並べられた画素毎にフォトダイオードが設けられている。そして、受光時に各フォトダイオードに発生及び蓄積される信号電荷をCMOS回路の駆動でフローティングディフュージョンに転送し、信号電荷を信号電圧に変換して読み取る構成となっている。
上記のようなCMOSセンサなどの固体撮像装置では、例えば、半導体基板の表面に上述のフォトダイオードが形成されており、その上層を被覆して酸化シリコンなどの絶縁膜が形成されている。そして、フォトダイオードへの光の入射を妨げないようにフォトダイオード領域を除く領域において絶縁膜中に配線層が形成された構成となっている。
しかしながら、上記のような固体撮像装置において、素子の微細化により受光面の面積が縮小されてきており、これに伴って入射光率が低下して感度特性が悪化するという問題がある。この対策として、オンチップレンズや層内レンズなどを用いて集光を行う構造が開発されて、特に、フォトダイオードの上方における絶縁膜中に、外部から入射する光をフォトダイオードに導波する光導波路を設けた固体撮像装置が開発された(特許文献1及び特許文献2参照)。
図6は、特許文献2に記載された従来の固体撮像装置300の構成を示す構造断面図である。同図に示す固体撮像装置300では、フォトダイオード311の上方における絶縁層320に対して凹部が形成される。このとき、絶縁層320には、複数の配線324a、324b及び324cが形成されており、各配線の上面には拡散防止膜325a、325b及び325cが形成されている。
また、酸化シリコンより屈折率が高い物質(以降、高屈折率物質と称する)である窒化シリコンから構成されるパッシベーション膜332が凹部の側面及び底面上に形成されている。さらに、パッシベーション膜332上に、酸化シリコンより屈折率の高い樹脂材料から構成され、入射光をフォトダイオード311に導波する光導波路として機能する埋め込み層333が埋め込まれている。
特許文献1には、図6に示す固体撮像装置300において、パッシベーション膜332が形成されずに、凹部に埋め込み層333が埋め込まれた構造が開示されている。
このように、特許文献1及び特許文献2に記載の固体撮像装置は、フォトダイオードの上方に、絶縁膜より屈折率の高い物質で構成された光導波路が形成されているので、効率良く入射光をフォトダイオードに集光することができる。
特許第4117672号公報 特開2008−166677号公報
しかしながら、上記従来技術では、光導波路の光閉じ込め効果が不十分となり、フォトダイオードへの集光率が低下するという課題がある。なぜなら、配線上部に形成される拡散防止膜の屈折率とパッシベーション膜の屈折率とが極めて近いため、図7に示すように、光導波路である埋め込み層333とパッシベーション膜332とに入射した光が、拡散防止膜325a、325b及び325cを通して、外部に光が漏れるためである。
そこで、上記従来の課題に鑑み、本発明は、光導波路に入射した光の光閉じ込め効果を高め、集光率を高く維持することで、効率良く入射光を集光することができる固体撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る固体撮像装置は、複数の画素を備える固体撮像装置であって、前記画素毎に、光電変換を行う受光部が形成された半導体基板と、前記半導体基板の上方に形成された絶縁層であって、上面に拡散防止層が形成された配線が埋め込まれた絶縁膜を複数積層した構造を有し、かつ、前記受光部の上方に凹部が形成されている絶縁層と、前記凹部の側面及び底面に沿って前記凹部内に形成され、前記絶縁膜より屈折率が高いパッシベーション膜と、前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に埋め込まれ、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層とを備え、前記拡散防止層と前記パッシベーション膜とは、離間している。
これにより、光導波路に入射した光の光閉じ込め効果を高め、集光率を高く維持することで、効率良く入射光を集光することができる。本発明に係る固体撮像装置では、受光部の上方に形成された埋め込み層及びパッシベーション膜は絶縁膜よりも屈折率が高いので、これらは光導波路として機能する。さらに、パッシベーション膜と拡散防止膜とが接触しないように離間して形成されているので、パッシベーション膜を通過する光が拡散防止膜に漏れ出ることを低減することができる。よって、受光部に効率良く入射光を集光することができる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記拡散防止層と前記パッシベーション膜との間における前記凹部の側面を覆うように形成され、前記パッシベーション膜より屈折率が低い内壁デポ膜を備えてもよい。
これにより、パッシベーション膜と拡散防止層との間に、パッシベーション膜より屈折率の低い内壁デポ膜を形成しているので、内壁デポ膜が入射光の漏れを低減する機能を果たすので、効率良く受光部に入射光を集光することができる。
また、前記内壁デポ膜は、前記凹部の側面及び底面を覆うように形成されていてもよい。
これにより、凹部の底面部分での光の漏れも低減することができるので、より効率良く受光部に入射光を集光することができる。
また、前記内壁デポ膜は、酸化シリコン膜であってもよい。
また、前記拡散防止層は、前記配線上と、前記凹部が形成される第1領域を含み、当該第1領域より大きな第2領域とのうち前記配線上のみに形成されてもよい。
これにより、配線上には必ず拡散防止層が形成されているので、配線材料が絶縁膜内に拡散してしまうことを防止するとともに、凹部が形成される領域より大きい領域には拡散防止層が形成されていないので、拡散防止層とパッシベーション膜との接触を防ぐことができる。よって、受光部に効率良く入射光を集光することができる。
また、前記配線は、前記絶縁膜の上面に形成された溝を充填するように形成され、前記拡散防止層は、前記配線及び前記絶縁膜上に形成され、前記拡散防止層には、前記第2領域に貫通孔が形成されていてもよい。
これにより、例えば、配線及び絶縁膜上に全面に拡散防止層を形成した上で、第2領域を除去すればよいので、簡単な工程により本発明に係る固体撮像装置を製造することができる。
また、前記パッシベーション膜は、さらに、前記絶縁層上に形成され、前記埋め込み層は、さらに、前記絶縁層上に形成されたパッシベーション膜上に形成されてもよい。
これにより、絶縁層上面の平坦性を高めることができるので、例えば、上方にカラーフィルタ及びマイクロレンズなどを容易に形成することができる。
また、前記半導体基板は、前記受光部が形成されている撮像領域と、前記撮像領域とは異なる領域であるパッド領域とを備え、前記固体撮像装置は、さらに、前記パッド領域の上方の前記絶縁層上に形成されたパッド電極を備え、前記パッシベーション膜は、前記パッド電極の上面の一部を覆うように形成され、前記撮像領域における前記半導体基板の表面から前記埋め込み層の上面までの距離と、前記パッド領域における前記半導体基板の表面から前記パッシベーション膜の上面までの距離とは等しくてもよい。
これにより、パッド電極上に必要以上に埋め込み層が形成されることを防ぐことができ、パッド電極の上面を露出させる工程を容易に行うことができる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記絶縁層内に形成されたエッチングストップ層を備え、前記凹部の底面には、前記エッチングストップ層の上面が露出していてもよい。
これにより、凹部を容易に形成することができる。また、画素毎による凹部の深さのばらつきなどを低減することができるので、画素毎の光の集光効率のばらつきを低減することができる。
また、前記パッシベーション膜は、窒化シリコン膜であってもよい。
また、前記埋め込み層は、樹脂から構成されてもよい。
また、前記樹脂は、シロキサン系樹脂であってもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、複数の画素を備える固体撮像装置を製造する方法であって、半導体基板に、光電変換を行う受光部を前記画素毎に形成する工程と、絶縁膜に配線を埋め込み、当該配線の上面に拡散防止層を形成する工程を繰り返すことで、前記半導体基板の上方に、複数の前記絶縁膜を積層した構造を有する絶縁層を形成する工程と、凹部を前記絶縁層における前記受光部の上方に形成する工程と、前記凹部の側面を覆うように内壁デポ膜を形成する工程と、前記内壁デポ膜及び前記凹部の底面に沿って、前記内壁デポ膜及び前記凹部の底面で囲まれる空間内に、前記内壁デポ膜より屈折率が高いパッシベーション膜を形成する工程と、前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層を埋め込む工程とを含む。
また、複数の画素を備える固体撮像装置を製造する方法であって、半導体基板に、光電変換を行う受光部を前記画素毎に形成する工程と、絶縁膜に配線を埋め込み、当該配線の上面に拡散防止層を形成する工程を繰り返すことで、前記半導体基板の上方に、複数の前記絶縁膜を積層した構造を有する絶縁層を形成する工程と、凹部を前記絶縁層における前記受光部の上方に形成する工程と、前記凹部の側面及び底面に沿って前記凹部内に、前記絶縁膜より屈折率が高いパッシベーション膜を形成する工程と、前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層を埋め込む工程とを含み、前記絶縁層を形成する工程では、前記配線上と、前記凹部が形成される第1領域を含み、当該第1領域より大きな第2領域とのうち、前記配線上のみに前記拡散防止層を形成してもよい。
また、前記絶縁層を形成する工程は、前記絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝に前記配線を形成する工程と、前記配線及び前記絶縁膜上に前記拡散防止層を全面に形成する工程と、前記受光部上方における前記拡散防止層の前記第2領域を除去する工程とを含んでもよい。
本発明によれば、導波路に入射した光の光閉じ込め効果を高め、集光率を高く維持することで、効率良く入射光を集光することができる。
実施の形態1の固体撮像装置の構成の一例を示す構造断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の効果を説明するための断面模式図である。 実施の形態1の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の構成の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 実施の形態2の固体撮像装置の製造工程の一例を示す構造断面図である。 従来の固体撮像装置の構造を示す構造断面図である。 従来の固体撮像装置の課題を説明するための断面模式図である。
以下、本発明の各実施の形態に係る固体撮像装置について、MOSイメージセンサ(CMOSイメージセンサ)を例として、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態の固体撮像装置は、受光部が形成された半導体基板と、配線が埋め込まれ、当該配線の上面に拡散防止層が形成されている絶縁膜を複数積層した構造を有し、かつ、半導体基板上に形成された絶縁層とを備える。絶縁層には、凹部が受光部の上方に形成されている。さらに、本実施の形態の固体撮像装置は、凹部の側面及び底面に沿って凹部内に形成され、絶縁膜より屈折率が高いパッシベーション膜と、凹部内におけるパッシベーション膜によって囲まれる空間に埋め込まれ、絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層とを備える。拡散防止層とパッシベーション膜とは離間しており、拡散防止層とパッシベーション膜との間には、パッシベーション膜より屈折率が低い内壁デポ膜が形成されていることを特徴とする。以下では、まず、本実施の形態の固体撮像装置の構成の一例について図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の固体撮像装置100の構成の一例を示す構造断面図である。同図に示す固体撮像装置100は、複数の画素が集積されて構成された固体撮像装置であって、例えば、CMOSイメージセンサである。なお、図1は、固体撮像装置100の1つの画素の断面を示している。
同図に示すように、画素は、受光部などが形成された撮像領域である画素領域とパッド領域とを有する。固体撮像装置100の各画素は、半導体基板110と、フォトダイオード111と、素子分離領域112と、ゲート絶縁膜113と、反射防止膜114と、ゲート電極115とを備え、これらは、画素領域に形成されている。
半導体基板110は、例えば、シリコン基板である。半導体基板110には、光が入射する受光面側に、画素毎にフォトダイオード111が形成されている。
フォトダイオード111は、光電変換を行う受光部の一例であって、n型の電荷蓄積層111aとその表層のp+型の表面層111bとを備える。フォトダイオード111は、電荷蓄積層111aと表面層111bとのpn接合により構成されている。なお、フォトダイオード111の幅は、およそ0.7μmである。
フォトダイオード111の側面には素子分離領域112が形成されている。素子分離領域112は、例えば、イオン注入などによりボロンなどの不純物が注入されることで形成される。
ゲート絶縁膜113及びゲート電極115は、フォトダイオード111に隣接して半導体基板110上に形成されている。ゲート絶縁膜113は、例えば、酸化シリコン(SiO2)膜である。ゲート電極115は、例えば、金、白金などの金属である。
反射防止膜114は、フォトダイオード111に入射する光が半導体基板110の表面で反射されることを抑制するために形成されている。反射防止膜114は、例えば、窒化シリコン(SiN)膜、又は酸窒化シリコン(SiON)膜により形成される。
なお、半導体基板110には、例えば、フォトダイオード111に生成及び蓄積される信号電荷、又は、信号電荷に応じた電圧をフローティングディフュージョン(図示せず)に読み取る信号読み取り部(ゲート電極115など)が形成されており、ゲート電極115への電圧の印加によって信号電荷が転送されるように構成されている。
さらに、本実施の形態の固体撮像装置100は、半導体基板110の上方に形成された絶縁層120を備える。絶縁層120は、上面に拡散防止膜を備える配線が埋め込まれた絶縁膜を複数積層した構造を有する。絶縁層120は、図1に示すように、フォトダイオード111、反射防止膜114及びゲート絶縁膜113を被覆するように形成されている。ここでは、3層の配線層が形成された構造を例に挙げる。なお、ここで配線層とは、配線と、配線が形成された絶縁膜と、配線上面の拡散防止膜とで構成される。
図1に示す絶縁層120は、絶縁膜121と、エッチングストップ層122と、絶縁膜123aと、配線124aと、拡散防止膜125aと、絶縁膜123bと、配線124bと、拡散防止膜125bと、絶縁膜123cと、配線124cと、拡散防止膜125cと、絶縁膜126とを備える。
半導体基板110上に、絶縁膜121と、エッチングストップ層122と、絶縁膜123aと、拡散防止膜125aと、絶縁膜123bと、拡散防止膜125bと、絶縁膜123cと、拡散防止膜125cと、絶縁膜126とが順に積層されている。絶縁膜123a、123b及び123cにはそれぞれ、配線124a、124b及び124cが埋め込まれている。
絶縁膜121、123a、123b、123c及び126はそれぞれ、例えば、酸化シリコンから構成され、屈折率は、例えば1.45である。絶縁膜121及び126の膜厚はそれぞれ、例えば、200nmであり、絶縁膜123a、123b及び123cの膜厚はそれぞれ、例えば、300nmである。
エッチングストップ層122は、絶縁膜121と絶縁膜123aとの間に形成され、上方からのエッチングを停止させる機能を有する。エッチングストップ層122は、例えば、所定の同一の条件下でエッチングされたときのエッチングレートが、絶縁膜123aより遅い材料で構成される。一例として、エッチングストップ層122は、炭窒化シリコン(SiCN)膜又はSiN膜であって、膜厚は、50nmである。
配線124a、124b及び124cは、絶縁膜123a、123b及び123cに形成された溝を充填するように埋め込まれた銅配線である。このとき、例えば、ダマシンプロセスで形成されたタンタル/窒化タンタルからなるバリアメタル層が銅配線の外周部に形成される場合もある。このバリアメタル層は、銅原子が絶縁膜123a、123b及び123cに拡散することを防止する。配線124a、124b及び124cの膜厚はそれぞれ、例えば、200nmである。
拡散防止膜125a、125b及び125cはそれぞれ、配線124a、124b及び124cの上面を覆うように形成され、配線124a、124b及び124cのそれぞれから銅原子が絶縁膜123b、123c及び126に拡散することを防止する。拡散防止膜125a、125b及び125cの膜厚はそれぞれ、例えば、50nmであり、屈折率は、例えば1.9〜2.0である。拡散防止膜125a、125b及び125cは、例えば、炭化シリコン、酸化炭化シリコン、酸化窒化シリコン又は窒化シリコンから構成される。
また、図1に示すように、本実施の形態の固体撮像装置100は、パッド領域において、絶縁層120の最上層である絶縁膜126上にパッド電極127が形成されている。パッド電極127は、例えばアルミニウムなどからなり、膜厚は、例えば600nmである。パッド電極127上には、後述する内壁デポ膜131とパッシベーション膜132とが堆積されている。そして、ドライエッチング工程などで、内壁デポ膜131とパッシベーション膜132とにワイヤボンディング用の開口部が形成されている。
さらに、図1に示すように、本実施の形態の固体撮像装置100は、内壁デポ膜131と、パッシベーション膜132と、埋め込み層133とを備える。内壁デポ膜131、パッシベーション膜132及び埋め込み層133は、絶縁層120に形成された凹部に形成されている。
凹部は、フォトダイオード111の上方の領域に形成されており、上方に開口している。また、凹部は、複数の拡散防止膜125a、125b及び125cを貫通している。凹部のアスペクト比は、1〜2程度又はそれ以上である。このとき、凹部の深さは、1500nm程度が好ましい。
内壁デポ膜131は、凹部の内壁(側面)を被覆し、かつ、パッド電極127上に形成され、屈折率は、パッシベーション膜132より低く、例えば、酸化シリコン(屈折率1.45)と同等である。内壁デポ膜131は、酸化シリコン膜、又は酸化炭化シリコン膜などである。また、内壁デポ膜131の平坦部における膜厚は、0.2〜0.3μm程度であり、凹部の側面における横方向の膜厚は、0.1μm程度である。
パッシベーション膜132は、凹部の側面及び底面に沿って凹部内、かつ、内壁デポ膜131上に形成され、屈折率は、絶縁層120及び内壁デポ膜131より高い。パッシベーション膜132は、例えば、窒化シリコン(屈折率1.9〜2.0)膜などである。また、パッシベーション膜132の平坦部における膜厚は、0.4μm程度であり、凹部の側面に沿って形成された領域における横方向の膜厚は、0.1μm程度である。
なお、絶縁層120の屈折率は、絶縁層120に含まれる絶縁膜123a、123b、123c及び126の屈折率のことである。ここで、絶縁膜123a、123b、123c及び126の屈折率が異なっている場合は、任意の1つ又は最も高い屈折率を絶縁層120の屈折率としてもよい。
なお、内壁デポ膜131とパッシベーション膜132とはともに、堆積時の異方性により開口縁部で厚く堆積し、凹部の底部近くで薄くなるようなプロファイルである。
埋め込み層133は、凹部内におけるパッシベーション膜132によって囲まれる空間に埋め込まれる。つまり、埋め込み層133は、パッシベーション膜132の上層において凹部に埋め込まれており、屈折率は、絶縁層120より高く、例えば、酸化シリコンよりも高い。
埋め込み層133は、周囲の絶縁層120より屈折率が高いため、入射する光の減衰量を低減しつつ、効率良くフォトダイオード111に光を導く光導波路として機能する。埋め込み層133は、凹部内を充填しており、凹部の外部(絶縁層120の平坦面上)での膜厚は、パッド電極127(600nm程度)と略同一の0.6μm程度である。また、埋め込み層133は、例えばシロキサン系樹脂(屈折率1.7〜1.9)、又はポリイミドなどの高屈折率樹脂で構成され、シロキサン系樹脂が特に好ましい。
さらに、埋め込み層133を構成する樹脂中に、例えば、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化ハフニウムなどの金属酸化物微粒子が含有されていてもよい。これにより、埋め込み層133の屈折率が、1.8〜1.9に高められている。
さらに、図1に示すように、本実施の形態の固体撮像装置100は、平坦化樹脂層141と、カラーフィルタ142と、平坦化膜143と、マイクロレンズ144とを備える。
平坦化樹脂層141は、埋め込み層133上に形成され、例えば、カラーフィルタ142を接着するための接着層としても機能する。カラーフィルタ142は、例えば、青(B)、緑(G)、赤(R)の各色のカラーフィルタ(図1には1色分のカラーフィルタを図示)が画素毎に平坦化樹脂層141上に形成される。
平坦化膜143は、カラーフィルタ142の色毎による段差を低減するための平坦化層であり、カラーフィルタ142上に形成される。マイクロレンズ144は、平坦化膜143上に形成され、フォトダイオード111に光を集光する。
なお、パッド領域には、カラーフィルタ142は形成されておらず、パッド電極127の上層には、パッシベーション膜132、埋め込み層133、平坦化樹脂層141と、マイクロレンズ144を構成する樹脂層とが積層し、パッド電極127の上面を露出させるように開口部が形成されている。
以上の構成に示すように、本実施の形態の固体撮像装置100は、フォトダイオード111の上方に凹部が形成された絶縁層120を備え、凹部には、内壁デポ膜131、パッシベーション膜132、及び埋め込み層133が形成されている。絶縁層120より屈折率が高い埋め込み層133が形成されており、かつ、パッシベーション膜132と絶縁層120(拡散防止膜125a、125b及び125c)とは離間しており、その間にパッシベーション膜132より屈折率が低い内壁デポ膜131が形成されている。
以上の構成により、本実施の形態の固体撮像装置100は、以下のような効果を奏する。図2は、本実施の形態の固体撮像装置100の効果を説明するための断面模式図である。
本実施の形態の固体撮像装置100では、フォトダイオード111の上方に、高屈折率物質から構成され、光導波路として機能する埋め込み層133が形成されているので、入射する光の減衰量を低減しつつ、効率良く光をフォトダイオード111に集光することができる。このとき、パッシベーション膜132も絶縁層120より屈折率が高いため、光導波路として機能する。
さらに、パッシベーション膜132より屈折率の低い内壁デポ膜131が、パッシベーション膜132と各拡散防止膜125a、125b及び125cとの間に形成されるため、パッシベーション膜132から拡散防止膜125a、125b及び125cを通して入射光が拡散する光漏れ量を低減できる。このため、フォトダイオード111への集光率を、内壁デポ膜131を形成しない場合に比べて、高く維持できる。なぜなら、内壁デポ膜131の屈折率は、パッシベーション膜132の屈折率より低いため、パッシベーション膜132を通過する入射光は、内壁デポ膜131内に透過しにくいためである。
なお、パッシベーション膜132と各拡散防止膜125a、125b及び125cはそれぞれ、酸化シリコン膜より屈折率が高く、極めて互いの屈折率が近い。そのため、従来のように、拡散防止膜125a、125b及び125cとパッシベーション膜132とが離間していない場合は、拡散防止膜125a、125b及び125c付近では導波路(埋め込み層133)への光閉じ込め効果が弱くなり、光漏れが発生する(図7参照)。
(製造方法)
次に、本実施の形態の固体撮像装置100の製造方法について、図面を参照して説明する。図3A〜図3Eは、本実施の形態の固体撮像装置100の製造工程の一例を示す構造断面図である。
まず、図3Aに示すように、半導体基板110にフォトダイオード111と信号読み取り部(ゲート絶縁膜113及びゲート電極115など)とを形成すると共に、半導体基板110の上方に、絶縁層120を形成する。具体的には、以下の通りである。
例えば、画素領域において、半導体基板110にn型の電荷蓄積層111aとその表層のp+型の表面層111bとを形成することで、pn接合を有するフォトダイオード111を形成する。このとき、素子分離領域112もイオン注入などにより形成する。そして、フォトダイオード111上にゲート絶縁膜113、及び、窒化シリコン膜からなる反射防止膜114を形成する。なお、ゲート絶縁膜113は、フォトダイオード111の隣接領域上にも形成する。
さらに、フォトダイオード111に隣接して、ゲート電極115、及びフローティングディフュージョンなどを形成する。なお、これらのゲート絶縁膜113、ゲート電極115及びフローティングディフュージョンが、フォトダイオード111に生成及び蓄積される信号電荷又は信号電荷に応じた電圧を読み取る信号読み取り部を形成する。
次に、例えば、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法などにより、フォトダイオード111を被覆して、画素領域とパッド領域との全面に、200nmの酸化シリコンを堆積させることで絶縁膜121を形成する。続いて、50nmのSiCN膜又はSiN膜を絶縁膜121上に堆積することで、エッチングストップ層122を形成する。
さらに、形成したエッチングストップ層122上に、複数の配線層を形成する。なお、1つの配線層は、絶縁膜、配線及び拡散防止膜を備える。本実施の形態では、上述のように3層の配線層を形成する。
具体的には、まず、エッチングストップ層122上に、300nmの酸化シリコンを堆積することで、絶縁膜123aを形成する。
次に、例えば、エッチング加工により絶縁膜123aに配線124a用の深さ200nmの溝を形成し、さらに、スパッタリングにより配線用溝の内壁を被覆してタンタル/酸化タンタルを成膜してバリアメタル層(図示せず)を形成する。次に、銅のシード層を形成し、電解メッキ処理により全面に銅を成膜し、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)法などにより配線用溝の外部に形成された銅を除去することで、配線124aを形成する。このとき、配線用溝の外部に形成されたバリアメタル層(図示せず)も除去される。
次に、配線124aの上面にCVD法により、50nmの窒化シリコン又は炭化シリコンを堆積させることで、拡散防止膜125aを形成する。これにより、絶縁膜123a、配線124a及び拡散防止膜125aを備える配線層が形成される。
次に、本実施の形態の固体撮像装置100が備える配線層の数(図1の例では、3つ)に応じて、以上のような絶縁膜123a、配線124a及び拡散防止膜125aの形成工程を繰り返す。具体的には、絶縁膜123b、配線124b、拡散防止膜125b、絶縁膜123c、配線124c及び拡散防止膜125cを形成する。
なお、上記の配線124a、124b及び124cはそれぞれ、例えば、デュアルダマシンプロセスにより、配線用溝の底面から下層配線への開口部内におけるコンタクト部と一体に形成された配線構造を形成してもよい。
次に、最上層の配線層が備える拡散防止膜である拡散防止膜125c上に、CVD法などを用いて200nmの酸化シリコンを堆積させることで、絶縁膜126を形成する。以上の工程により、絶縁層120が半導体基板110の上方に形成される。
さらに、絶縁膜126上のパッド領域に、パッド電極127を形成する。パッド電極127は、例えば、600nmのアルミニウムを絶縁膜126上に全面蒸着し、エッチング又はリフトオフ法などにより形成する。
次に、図3Bに示すように、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)などの異方性エッチングを施すことで、絶縁層120における、フォトダイオード111の上方の領域に凹部150を形成する。凹部150は、エッチングストップ層122の上面が露出するまで絶縁層120をエッチングすることで形成される。
例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコンなどの各層を構成する材料に応じて条件を変更しながらエッチングを進行させることで、絶縁膜126、拡散防止膜125c、絶縁膜123c、拡散防止膜125b、絶縁膜123b、拡散防止膜125a及び絶縁膜123aを順次エッチングすることで、エッチングストップ層122を露出させる。
このようにして、例えば、開口直径が0.8μm程度であり、アスペクト比は1〜2程度又はそれ以上である凹部150を形成する。
次に、図3Cに示すように、例えば、成膜温度が380℃程度のプラズマCVD法により、凹部150の内壁及び底面を被覆し、かつ、パッド電極127を覆うように、平面部の厚さが200nmとなるように酸化シリコン又は酸窒化シリコンを堆積させることで、酸化シリコン膜と同等の屈折率をもつ内壁デポ膜131を形成する。さらに、内壁デポ膜131上に、内壁デポ膜131よりも高い屈折率を有する窒化シリコンを、平面部での厚さが400nmとなるように堆積させることで、パッシベーション膜132を形成する。
次に、図3Dに示すように、例えば、成膜温度が400℃程度のスピンコート法により、酸化チタンなどの金属酸化物微粒子を含有するシロキサン系樹脂を0.5μm程度の膜厚で塗布する。塗布後に、必要に応じて、例えば300℃程度のポストベーク処理を行う。これにより、凹部150内においてパッシベーション膜132に囲まれる空間に、絶縁層120が備える絶縁膜(絶縁膜123aなど)よりも高い屈折率を有する埋め込み層133を形成する。また、埋め込み層133をポリイミド樹脂で構成する場合には、例えば350℃程度の温度で成膜できる。
なお、埋め込み層133は、絶縁層120上の平坦部に形成されたパッシベーション膜132上にも形成されている。このとき、埋め込み層133は、パッド電極127上には形成されていないことが望ましい。すなわち、画素領域における半導体基板110の表面から埋め込み層133の上面までの距離と、パッド領域における半導体基板110の表面からパッシベーション膜132の上面までの距離とが等しいことが望ましい。
なぜなら、パッド電極127上に形成される層は、後述するようにエッチングにより除去するため、容易に及び短時間で除去するためには、パッド電極127上に形成される層は薄いことが好ましいからである。
次に、図3Eに示すように、埋め込み層133上に、例えば、スピンコート法などにより、接着層としても機能する平坦化樹脂層141を形成する。さらに、平坦化樹脂層141上に、例えば、青(B)、緑(G)、赤(R)の各色のカラーフィルタ142を画素毎に形成する。
さらに、カラーフィルタ142上層に平坦化膜143を形成し、形成した平坦化膜143上にマイクロレンズ144を形成する。その後、ワイヤボンディングを行うためにパッド電極127の上面の少なくとも一部を露出させる必要があるため、エッチングにより、パッド電極127上に形成されている材料を除去する。例えば、内壁デポ膜131、パッシベーション膜132、平坦化樹脂層141、及び平坦化膜143などをエッチングする。
以上の工程により、図1に示す本実施の形態の固体撮像装置100を製造することができる。
以上のように、本実施の形態の固体撮像装置100によれば、イメージセンサで最も重要な役割であるレンズから受光部への入射光の集光を最大限に行うことができる。つまり、本実施の形態の固体撮像装置100は、高感度な性能と高信頼性(すなわち、高耐熱性)とを実現することができる。
なお、本実施の形態の固体撮像装置100では、パッド電極127上に形成されるパッシベーション膜132が凹部内に埋め込まれる高屈折率物質としても利用された構成となっている。したがって、光導波路となる埋め込み層133を設けても、より簡単な工程で製造可能な構成となっている。
また、本実施の形態の固体撮像装置100では、例えば、同一チップ上にロジック回路などが混載された構成とすることも可能である。この場合、光導波路の一部を構成するパッシベーション膜132は、ロジック回路などの他の領域においてもパッシベーション膜として用いられる。
なお、内壁デポ膜131は、パッシベーション膜132と拡散防止膜125a、125b及び125cとの間に形成されていればよく、凹部150の底面には形成されていなくてもよい。内壁デポ膜131が凹部150の底面に形成されていない場合、パッシベーション膜132は、内壁デポ膜131と凹部150の底面に沿って、内壁デポ膜131と凹部150の底面とで囲まれる空間内に形成される。
また、本実施の形態の固体撮像装置100は、エッチングストップ層122を備えなくてもよい。エッチングストップ層122を備えない場合は、絶縁層120に凹部150を形成する際に、まず、凹部の底面が拡散防止膜125aに到達した時点で速やかにエッチングを停止させる。さらに、拡散防止膜125aを除去した後、下部の絶縁膜121の一部を除去する。これにより、各画素のエッチング深さのばらつきを最小限とすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の固体撮像装置は、実施の形態1の固体撮像装置と同様にパッシベーション膜と拡散防止層とが離間していることを特徴とする。具体的には、本実施の形態の固体撮像装置は、実施の形態1の内壁デポ膜を備えずに、拡散防止層が、配線上面と、受光部の上方における凹部が形成される領域を含み、当該領域より大きい領域とのうちでは配線上面のみに形成されている。以下では、まず、本実施の形態の固体撮像装置の構成の一例について図4を用いて説明する。
図4は、本実施の形態の固体撮像装置200の構成の一例を示す構造断面図である。同図に示す固体撮像装置200は、複数の画素が集積されて構成された固体撮像装置であって、例えば、CMOSイメージセンサである。なお、図4は、固体撮像装置200の1つの画素の断面を示している。
図4に示す固体撮像装置200は、図1の固体撮像装置100と比較すると、絶縁層120の代わりに絶縁層220を備え、パッシベーション膜132の代わりにパッシベーション膜232を備え、内壁デポ膜131を備えない点が異なっている。なお、図4では、実施の形態1の固体撮像装置100と同じ構成には同じ参照符号を付している。以下では、実施の形態1と同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
絶縁層220は、図1の絶縁層120と比較すると、拡散防止膜125a、125b及び125cの代わりに拡散防止膜225a、225b及び225cを備える点が異なっている。他の構成は、実施の形態1の絶縁層120と同じである。
拡散防止膜225a、225b及び225cはそれぞれ、フォトダイオード111の上方の所定の領域が取り除かれて形成された貫通孔が形成されている。なお、この貫通孔には、拡散防止膜225a、225b及び225cのそれぞれの上に形成される絶縁膜123b、123c及び126と、パッシベーション膜232と、埋め込み層133とが形成されている。
拡散防止膜225a、225b及び225cの膜厚は、例えば、50nmであり、屈折率は、1.9〜2.0である。また、拡散防止膜225a、225b及び225cは、炭化シリコン、酸化炭化シリコン、酸化窒化シリコン又は窒化シリコンから構成される。
なお、拡散防止膜225a、225b及び225cはそれぞれ、配線124a、124b及び124c上と、フォトダイオード111上方の凹部が形成される領域を含み、当該領域より大きな領域とのうち、配線124a、124b及び124c上のみに形成されていればよい。すなわち、拡散防止膜225a、225b及び225cにはそれぞれ、凹部が形成される領域を含み、当該領域より大きい領域に貫通孔が形成されている。例えば、凹部の幅はおよそ0.8μmであり、貫通孔の幅はおよそ1.0μmである。
パッシベーション膜232は、凹部の側面及び底面を覆うように形成され、屈折率は、絶縁層220よりも高い。パッシベーション膜232は、例えば、窒化シリコン膜などであり、膜厚は、0.4μm程度である。
なお、絶縁層220の屈折率は、絶縁層220に含まれる絶縁膜123a、123b、123c及び126の屈折率である。ここで、絶縁膜123a、123b、123c及び126の屈折率が異なっている場合は、任意の1つ、又は、最も高い屈折率が絶縁層220の屈折率である。
以上の構成に示すように、拡散防止膜225a、225b及び225cはそれぞれ、凹部が形成される領域を含み、当該領域よりも大きい領域が除去されている。したがって、図4に示すように、凹部の側面には、拡散防止膜225a、225b及び225cは露出せず、絶縁膜123b、123c及び126が露出している。つまり、拡散防止膜225a、225b及び225cと、凹部を覆うように形成されるパッシベーション膜232との間は離間している。
これにより、光導波路として機能する埋め込み層133及びパッシベーション膜232を通過する光が、拡散防止膜225a、225b及び225cに漏れ出ることを防止することができる。よって、光導波路の光閉じ込め効率を高めることができ、効率良くフォトダイオード111に集光することができる。
(製造方法)
次に、本実施の形態の固体撮像装置200の製造方法について、図面を参照して説明する。
本実施の形態では、実施の形態1とは異なり、拡散防止膜225a、225b及び225cのそれぞれを形成する毎に、フォトダイオード111の上方の拡散防止膜225a、225b及び225cの領域を除去する。ここで、後に形成する凹部の開口の面積よりも大きく、拡散防止膜225a、225b及び225cを凹部を形成する前に除去する。
これにより、パッシベーション膜232と拡散防止膜225a、225b及び225cとを直接接触させることなく、その間に酸化シリコン膜を形成することが可能である。つまり、実施の形態1で導入した内壁デポ膜131を形成する必要がなく、実施の形態1と同等の集光率の向上を実現できる。
図5A〜図5Kは、本実施の形態の固体撮像装置200の製造工程の一例を示す構造断面図である。
まず、図5Aに示すように、例えば、実施の形態1と同様にして、半導体基板110に、フォトダイオード111と素子分離領域112とを形成し、半導体基板110上にゲート絶縁膜113を形成し、ゲート絶縁膜113上に反射防止膜114とゲート電極115とを形成する。さらに、実施の形態1と同様にして、半導体基板110の上方に、絶縁膜121とエッチングストップ層122とを形成し、エッチングストップ層122上に絶縁膜123aと配線124aと拡散防止膜225aとを形成する。
次に、図5Bに示すように、ドライエッチング処理により、フォトダイオード111の上方の拡散防止膜225aの一部の領域を除去することで、拡散防止膜225aに貫通孔250aを形成する。このとき除去する領域の大きさ、すなわち、貫通孔250aの大きさは、後に形成する凹部の大きさより大きい。
次に、図5Cに示すように、CVD法などを用いて絶縁膜123bを拡散防止膜225a上及び貫通孔250a内に形成する。さらに、例えば、実施の形態1と同様にして、絶縁膜123bに配線124bを形成し、形成した配線124b上及び絶縁膜123b上に、CVD法により、窒化シリコン又は炭化シリコンを堆積させることで、拡散防止膜225bを形成する。
さらに、図5Dに示すように、ドライエッチング処理により、フォトダイオード111の上方の拡散防止膜225bの一部の領域を除去することで、拡散防止膜225bに貫通孔250bを形成する。このとき除去する領域の大きさ、すなわち、貫通孔250bの大きさは、後に形成する凹部の大きさより大きい。
次に、図5Eに示すように、CVD法などを用いて絶縁膜123cを拡散防止膜225b上及び貫通孔250b内に形成する。さらに、例えば、実施の形態1と同様にして、絶縁膜123cに配線124cを形成し、形成した配線124c上及び絶縁膜123c上に、CVD法により、窒化シリコン又は炭化シリコンを堆積させることで、拡散防止膜225cを形成する。
さらに、図5Fに示すように、ドライエッチング処理により、フォトダイオード111の上方の拡散防止膜225cの一部の領域を除去することで、拡散防止膜225cに貫通孔250cを形成する。このとき除去する領域の大きさ、すなわち、貫通孔250cの大きさは、後に形成する凹部の大きさより大きい。
次に、図5Gに示すように、CVD法などを用いて絶縁膜126を拡散防止膜225c上及び貫通孔250c内に形成する。さらに、パッド領域において、形成した絶縁膜126上にパッド電極127を形成する。パッド電極127の形成方法は、例えば、実施の形態1と同じである。
次に、図5Hに示すように、反応性イオンエッチングなどの異方性エッチングを施すことで、絶縁層220における、フォトダイオード111の上方の領域に凹部250を形成する。本実施の形態では、凹部250を形成すべき領域には、拡散防止膜は既に除去されている。このため、絶縁膜126、123c、123b及び123aを同一の材料で構成した場合は、エッチング条件を変更することなく、エッチングストップ層122が露出するまで絶縁層220をエッチングすることができる。
このようにして、例えば、開口直径が0.8μm程度であり、アスペクト比は1〜2程度又はそれ以上である凹部250を形成する。
次に、図5Iに示すように、例えば、成膜温度が380℃程度のプラズマCVD法により、凹部250の内壁及び底面を被覆し、かつ、パッド電極127を覆うように、例えば、窒化シリコンを堆積させることで、酸化シリコンよりも高い屈折率を有するパッシベーション膜132を形成する。
次に、図5Jに示すように、例えば、成膜温度が400℃程度のスピンコート法により、酸化チタンなどの金属酸化物微粒子を含有するシロキサン系樹脂を0.5μm程度の膜厚で塗布する。塗布後に、必要に応じて、例えば300℃程度のポストベーク処理を行う。これにより、凹部250内においてパッシベーション膜232に囲まれる空間に、絶縁層220が備える絶縁膜(絶縁膜123aなど)よりも高い屈折率を有する埋め込み層133を形成する。
次に、図5Kに示すように、実施の形態1と同様にして、平坦化樹脂層141と、カラーフィルタ142と、平坦化膜143と、マイクロレンズ144とを形成する。その後、ワイヤボンディングを行うためにパッド電極127の上面の少なくとも一部を露出させる必要があるため、エッチングにより、パッド電極127上に形成されている材料を除去する。
以上の工程により、図4に示す本実施の形態の固体撮像装置200を製造することができる。
以上のように、本実施の形態の固体撮像装置100によれば、イメージセンサで最も重要な役割であるレンズから受光部への入射光の集光を最大限に行うことができる。つまり、本実施の形態の固体撮像装置100は、高感度な性能と高信頼性(すなわち、高耐熱性)とを実現することができる。
以上、本発明に係る固体撮像装置及びその製造方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を当該実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記の各実施の形態で説明した各層の厚さ、材料は、あくまで一例であって限定されるものではない。例えば、凹部の底面はフォトダイオード111に近い方が望ましいため、絶縁膜121をより薄くしてもよい。
また、実施の形態2において、拡散防止膜225a、225b及び225cを、配線124a、124b及び124c上面のみを残して除去してもよい。つまり、拡散防止膜は、配線上面のみに形成されていてもよい。具体的には、拡散防止膜が凹部の側面に露出していなければよく、より具体的には、拡散防止膜は、凹部に形成される高屈折率材料からなる埋め込み層及びパッシベーション膜と接触していなければよい。
本発明に係る固体撮像装置は、導波路に入射した光の光閉じ込め効果を高め、集光率を高く維持することで、効率良く入射光を集光することができるという効果を奏し、例えば、デジタルカメラなどのイメージセンサとして利用することができる。
100、200、300 固体撮像装置
110 半導体基板
111、311 フォトダイオード
111a 電荷蓄積層
111b 表面層
112 素子分離領域
113 ゲート絶縁膜
114 反射防止膜
115 ゲート電極
120、220、320 絶縁層
121、123a、123b、123c、126 絶縁膜
122 エッチングストップ層
124a、124b、124c、324a、324b、324c 配線
125a、125b、125c、225a、225b、225c、325a、325b、325c 拡散防止膜
127 パッド電極
131 内壁デポ膜
132、232、332 パッシベーション膜
133、333 埋め込み層
141 平坦化樹脂層
142 カラーフィルタ
143 平坦化膜
144 マイクロレンズ
150、250 凹部
250a、250b、250c 貫通孔

Claims (15)

  1. 複数の画素を備える固体撮像装置であって、
    前記画素毎に、光電変換を行う受光部が形成された半導体基板と、
    前記半導体基板の上方に形成された絶縁層であって、上面に拡散防止層が形成された配線が埋め込まれた絶縁膜を複数積層した構造を有し、かつ、前記受光部の上方に凹部が形成されている絶縁層と、
    前記凹部の側面及び底面に沿って前記凹部内に形成され、前記絶縁膜より屈折率が高いパッシベーション膜と、
    前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に埋め込まれ、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層とを備え、
    前記拡散防止層と前記パッシベーション膜とは、離間している
    固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記拡散防止層と前記パッシベーション膜との間における前記凹部の側面を覆うように形成され、前記パッシベーション膜より屈折率が低い内壁デポ膜を備える
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記内壁デポ膜は、前記凹部の側面及び底面を覆うように形成されている
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記内壁デポ膜は、酸化シリコン膜である
    請求項2又は3記載の固体撮像装置。
  5. 前記拡散防止層は、前記配線上と、前記凹部が形成される第1領域を含み、当該第1領域より大きな第2領域とのうち前記配線上のみに形成される
    請求項1記載の固体撮像装置。
  6. 前記配線は、前記絶縁膜の上面に形成された溝を充填するように形成され、
    前記拡散防止層は、前記配線及び前記絶縁膜上に形成され、
    前記拡散防止層には、前記第2領域に貫通孔が形成されている
    請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 前記パッシベーション膜は、さらに、前記絶縁層上に形成され、
    前記埋め込み層は、さらに、前記絶縁層上に形成されたパッシベーション膜上に形成される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記半導体基板は、
    前記受光部が形成されている撮像領域と、
    前記撮像領域とは異なる領域であるパッド領域とを備え、
    前記固体撮像装置は、さらに、
    前記パッド領域の上方の前記絶縁層上に形成されたパッド電極を備え、
    前記パッシベーション膜は、前記パッド電極の上面の一部を覆うように形成され、
    前記撮像領域における前記半導体基板の表面から前記埋め込み層の上面までの距離と、前記パッド領域における前記半導体基板の表面から前記パッシベーション膜の上面までの距離とは等しい
    請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 前記固体撮像装置は、さらに、前記絶縁層内に形成されたエッチングストップ層を備え、
    前記凹部の底面には、前記エッチングストップ層の上面が露出している
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記パッシベーション膜は、窒化シリコン膜である
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記埋め込み層は、樹脂から構成される
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記樹脂は、シロキサン系樹脂である
    請求項11記載の固体撮像装置。
  13. 複数の画素を備える固体撮像装置を製造する方法であって、
    半導体基板に、光電変換を行う受光部を前記画素毎に形成する工程と、
    絶縁膜に配線を埋め込み、当該配線の上面に拡散防止層を形成する工程を繰り返すことで、前記半導体基板の上方に、複数の前記絶縁膜を積層した構造を有する絶縁層を形成する工程と、
    凹部を前記絶縁層における前記受光部の上方に形成する工程と、
    前記凹部の側面を覆うように内壁デポ膜を形成する工程と、
    前記内壁デポ膜及び前記凹部の底面に沿って、前記内壁デポ膜及び前記凹部の底面で囲まれる空間内に、前記内壁デポ膜より屈折率が高いパッシベーション膜を形成する工程と、
    前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層を埋め込む工程とを含む
    固体撮像装置の製造方法。
  14. 複数の画素を備える固体撮像装置を製造する方法であって、
    半導体基板に、光電変換を行う受光部を前記画素毎に形成する工程と、
    絶縁膜に配線を埋め込み、当該配線の上面に拡散防止層を形成する工程を繰り返すことで、前記半導体基板の上方に、複数の前記絶縁膜を積層した構造を有する絶縁層を形成する工程と、
    凹部を前記絶縁層における前記受光部の上方に形成する工程と、
    前記凹部の側面及び底面に沿って前記凹部内に、前記絶縁膜より屈折率が高いパッシベーション膜を形成する工程と、
    前記凹部内における前記パッシベーション膜によって囲まれる空間に、前記絶縁膜より屈折率が高い埋め込み層を埋め込む工程とを含み、
    前記絶縁層を形成する工程では、
    前記配線上と、前記凹部が形成される第1領域を含み、当該第1領域より大きな第2領域とのうち、前記配線上のみに前記拡散防止層を形成する
    固体撮像装置の製造方法。
  15. 前記絶縁層を形成する工程は、
    前記絶縁膜に溝を形成する工程と、
    前記溝に前記配線を形成する工程と、
    前記配線及び前記絶縁膜上に前記拡散防止層を全面に形成する工程と、
    前記受光部上方における前記拡散防止層の前記第2領域を除去する工程とを含む
    請求項14記載の固体撮像装置の製造方法。
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