JP2011021900A - プローブユニット、基板検査装置及び基板検査システム - Google Patents

プローブユニット、基板検査装置及び基板検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】基板検査装置を診断する際の作業効率を従来よりも向上させるのに適したプローブユニットを提供する。
【解決手段】 プローブユニット26は、筒状のバレル26bと、その一部がバレル26b内に収容され、基板の検査の際に+Z側の端部が基板に接触するように第1のばね部材26dによって付勢されているピン状のプランジャ26aと、バレル26bを保持するとともに、対象基板に対向し基板検査機の一部を構成するピンボードに固定されるソケット26cと、プランジャ26aの−Z側の端面に形成され、+Z方向に延びる所定の長さのねじ穴と、バレル26bの筒底面に形成された開口部と、プランジャ26aを基板に非接触とする際に、開口部を介してプランジャ26aのねじ穴に螺合されるねじ部材26eと、ソケット26cに設けられ、プランジャ26eが対象基板に非接触となる位置でねじ部材26eを保持するねじ受け部とを有している。
【選択図】図14

Description

本発明は、プローブユニット、基板検査装置及び基板検査システムに係り、更に詳しくは、基板検査装置に用いられるプローブユニット、該プローブユニットを備え、プリント配線基板を検査する基板検査装置、及び該基板検査装置を備える基板検査システムに関する。
近年、電気・電子機器の小型化及び高機能化に伴い、電気・電子機器に搭載されるプリント配線基板では、実装部品及び配線の高密度化、線幅の縮小化などが図られている。
そこで、プリント配線基板に部品が正しく実装されているか、はんだ付けが正しくなされているか、配線に不良(断線やショート)はないか、実装されている部品に欠陥はないかといった検査を効率良く行うために、プリント配線基板(検査基板)の特定位置にコンタクトプローブを当てて検査する基板検査装置が考案された(例えば、特許文献1〜5参照)。
また、特許文献6には、先端部分が検査基板に押しあてられる棒状の接点ピンと、接点ピンが挿入される筒状の接点ピン受けと、接点ピンと接点ピン受けとの間に設けられ接点ピンの先端部分を検査基板の方向に付勢するスプリングと、接点ピンを検査基板とは反対方向に押し下げた状態で固定する固定手段とを備えたコンタクトプローブが開示されている。
基板検査装置が正常に動作しているか否かを診断する方法の一つとして、複数のコンタクトプローブのうちの1つのコンタクトプローブを抜いて擬似的に接触不良を発生させ、基板の検査結果が予定したNGとなることを確認する方法がある。特許文献1〜5に開示されている検査装置では、(1)ある1本のコンタクトプローブを基板検査装置から抜く、(2)検査基板を基板検査装置にセットする、(3)ピンボードを上げる、(4)検査を実施する、(5)検査結果が予定したNGであることを確認する、(6)ピンボードを下げる、(7)検査基板を基板検査装置から取り出す、(8)抜いたコンタクトプローブを基板検査装置に戻す、(9)残りの全てのコンタクトプローブについて(1)〜(8)の処理を繰り返す、ことが必要であった。
上記基板検査装置の診断は定期的に行われており、(A)診断に要する時間が長い、(B)コンタクトプローブ及びソケットを破損するおそれがある、(C)コンタクトプローブの先端の摩耗が早まる、といった不都合があった。
ところで、特許文献6に開示されているコンタクトプローブを基板検査装置に利用すると、コンタクトプローブの抜き差しは不要となるが、検査基板のセットと取り出しの繰り返しは必要であり、上記不都合を解消することは困難であった。
本発明は、第1の観点からすると、基板検査装置のピンボードに保持され、該ピンボードに対向してセットされる基板の検査に用いられるプローブユニットであって、第1の筒状部材と;その一部が前記第1の筒状部材内に収容され、基板の検査の際に一側の端部が該基板に接触するようにばね部材によって付勢されているピン状部材と;前記第1の筒状部材がその中に収容され、前記ピンボードに固定される第2の筒状部材と;前記ピンボードにおける基板と反対側から、基板に非接触となる位置で前記ピン状部材を一時的に固定するための固定機構と;を備えるプローブユニットである。
これによれば、基板検査装置の診断を行う際の作業効率を従来よりも向上させることが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、プリント配線基板を検査する基板検査装置であって、複数の本発明のプローブユニットと;前記複数のプローブユニットに対する電気信号の入出力を行い、プリント配線基板の検査を行う制御装置と;を備える基板検査装置である。
これによれば、本発明のプローブユニットを備えているため、従来よりも診断の作業効率を向上させることができる。
本発明は、第3の観点からすると、作業者が検査対象のプリント配線基板に関する情報を入力するための入力装置と;本発明の基板検査装置と;前記基板検査装置での検査結果を表示する表示装置と;を備える基板検査システムである。
これによれば、本発明の基板検査装置を備えているため、結果として、信頼性の高い基板検査を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る基板検査システムの概略構成を説明するための図である。 図2(A)及び図2(B)は、それぞれ図1における基板検査機の外観図である。 図3(A)及び図3(B)は、それぞれ基板検査機の筐体の構造を説明するための図である。 基板検査機の筐体内に収容されている各部を説明するための図である。 基板押さえ部材を説明するための図である。 セットベースを説明するための図(その1)である。 セットベースを説明するための図(その2)である。 対象基板のセット方法を説明するための図(その1)である。 対象基板のセット方法を説明するための図(その2)である。 ピンボードを説明するための図である。 ピンボードの裏面を説明するための図である。 レバーの作用を説明するための図(その1)である。 レバーの作用を説明するための図(その2)である。 プローブユニットの構成を説明するための図である。 プローブユニットにおいて、コンタクトプローブをソケットから取り出した状態を説明するための図である。 セットされているプリント配線基板に対して接触状態にあるときのプランジャの位置を説明するための図である。 コンタクトプローブをプリント配線基板に対して非接触状態とするときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 コンタクトプローブをプリント配線基板に対して非接触状態とするときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 コンタクトプローブをプリント配線基板に対して非接触状態とするときの作業者の動作を説明するための図(その3)である。 図20(A)及び図20(B)は、それぞれプランジャの回転を防止する回転防止機構を説明するための図である。 図21(A)〜図21(C)は、それぞれプランジャの回転防止機構を備えたプランジャ及びバレルの断面形状を説明するための図である。 CPUによる診断処理を説明するためのフローチャートである。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その1)である。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その2)である。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その3)である。 プリント配線基板に対して非接触とされたコンタクトプローブを説明するための図である。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その4)である。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その5)である。 診断処理の際に表示装置の表示部に表示される内容を説明するための図(その6)である。 プローブユニットの変形例1を説明するための図である。 変形例1のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例1のプローブユニットを対象基板に対して非接触としたときの状態を説明するための図である。 プローブユニットの変形例2を説明するための図である。 変形例2のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例2のプローブユニットを対象基板に対して非接触としたときの状態を説明するための図である。 プローブユニットの変形例3を説明するための図である。 変形例3のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例3のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 変形例3のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 変形例3のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その3)である。 変形例3のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その4)である。 変形例3のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その5)である。 プローブユニットの変形例4を説明するための図である。 図44(A)及び図44(B)は、それぞれ変形例4のプローブユニットにおける棒状部材を説明するための図である。 変形例4のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例4のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 変形例4のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 変形例4のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その3)である。 プローブユニットの変形例5を説明するための図である。 変形例5のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 図51(A)及び図51(B)は、それぞれ変形例5のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 図52(A)及び図52(B)は、それぞれ変形例5のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 変形例5のプローブユニットを対象基板に対して非接触としたときの状態を説明するための図である。 プローブユニットの変形例6を説明するための図である。 変形例6のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例6のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 変形例6のプローブユニットを対象基板に対して非接触とするときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 変形例6のプローブユニットを対象基板に再度接触させるときの作業者の動作を説明するための図(その1)である。 変形例6のプローブユニットを対象基板に再度接触させるときの作業者の動作を説明するための図(その2)である。 プローブユニットの変形例7を説明するための図である。 変形例7のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例7のプローブユニットを対象基板に対して非接触としたときの状態を説明するための図である。 図63(A)及び図63(B)は、それぞれバレルの回転を防止する回転防止機構を説明するための図である。 図64(A)〜図64(C)は、それぞれバレルの回転防止機構を備えたバレル及びソケットの断面形状を説明するための図である。 プローブユニットの変形例8を説明するための図である。 変形例8のプローブユニットが対象基板に接触している状態を説明するための図である。 変形例8のプローブユニットを対象基板に対して非接触としたときの状態を説明するための図である。 検査対象のプリント配線基板がCPU基板のときの検査例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図29に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る基板検査システム1の概略構成が示されている。
この基板検査システム1は、パーソナルコンピュータ(パソコン)10と、基板検査機20とを有している。
パソコン10は、表示装置11、入力装置12、ハードディスク装置(HDD)13、CPU15、RAM16、ROM17及びインターフェース19等を備えている。
表示装置11は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)などを用いた表示部(図示省略)を備え、CPU15から指示された各種情報を表示する。
入力装置12は、例えばキーボード、マウス、タブレット、ライトペン及びタッチパネルなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、作業者から入力された各種情報をCPU15に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置11と入力装置12とが一体化されたものとして、例えばタッチパネル付きLCDなどがある。
HDD13は、ハードディスクと、該ハードディスクを駆動するための駆動装置などから構成されている。
インターフェース19は、基板検査機20との双方向の通信インターフェース(例えば、USBインターフェース、PCIインターフェースなど)である。
ROM17には、CPU15にて解読可能なコードで記述された基板検査機管理プログラム、診断プログラム及び検査プログラムを含む複数のプログラム、及び各プログラムの実行に用いられる複数のデータ等が格納されている。
CPU15は、ROM17に格納されているプログラムに従ってパソコン10の全体の動作を制御する。
RAM16は、作業用のメモリである。
基板検査機20の外観が、一例として図2(A)及び図2(B)に示されている。この基板検査機20の筐体は3つの部分(上ふた21A、上箱21B、下箱21C)からなっている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、基板検査機20が設置される床面に直交する方向をZ軸方向として説明する。
上ふた21Aは、+Y側の端部が蝶番で上箱21Bに固定されている。また、上ふた21Aの正面(−Y側の面)には、取っ手が設けられている。そこで、作業者は、該取っ手を持ち上げることにより、一例として図3(A)に示されるように、上ふた21Aと上箱21Bを分離することができるようになっている。
上箱21Bは、+Y側の端部が蝶番で下箱21Cに固定されている。また、上箱21Bの正面(−Y側の面)には、取っ手が設けられている。そこで、作業者は、該取っ手を持ち上げることにより、一例として図3(B)に示されるように、上箱21Bと下箱21Cを分離することができるようになっている。
基板検査機20の筐体内には、一例として図4に示されるように、基板押さえ部材22、セットベース23、ピンボード24、治具基板25、複数のプローブユニット26、2つの電源装置(27A、27B)などが収容されている。なお、図4では、便宜上、配線部材は図示を省略している。
基板押さえ部材22は、板状部材であり、上ふた21Aに固定されている。そこで、上ふた21Aが持ち上げられると、同時に基板押さえ部材22も持ち上がるようになっている(図5参照)。
セットベース23は、検査対象のプリント配線基板31(以下では、便宜上「対象基板31」ともいう)を支持する板状部材であり、上箱21Bに固定されている。
セットベース23は、一例として図6及び図7に示されるように、その+Z側の面に複数の第1突起部123A及び複数の第2突起部123Bを有している。複数の第1突起部123Aは、対象基板31に設けられている複数の取り付け穴に対応し、対象基板31をガイドする。複数の第2突起部123Bは、対象基板31を支持する。
また、セットベース23には、複数のプローブユニット26を通すための複数の貫通孔(図示省略)が設けられている。
対象基板31は、基板押さえ部材22が持ち上げられている状態で、セットベース23にセットされる(図8参照)。
基板押さえ部材22は、上ふた21Aが閉じられたときに、セットベース23の複数の第2突起部123Bに対向する位置に複数の突起部が設けられている。そこで、上ふた21Aが閉じられると、対象基板31は、基板押さえ部材22の複数の突起部によって複数の第2突起部123Bに押しつけられる(図9参照)。
複数のプローブユニット26は、基板検査の際に対象基板31に接触され、信号の入出力を行う。なお、プローブユニット26の詳細については後述する。
ピンボード24は、一例として図10に示されるように、複数のプローブユニット26が保持される板状部材であり、上箱21Bに固定されている。このピンボード24は、それぞれにプローブユニット26を保持するための複数の貫通孔を有している。
そして、ピンボード24の裏面(−Z側の面)には、一例として図11に示されるように、プローブユニット26が保持される貫通孔の近傍に、対象基板31における対応するコネクタ名及びピン番号が書かれている。
各プローブユニット26の−Z側端部には、配線部材263の一端が接続されている。なお、この接続は、(1)はんだ接続、(2)ラッピング接続、(3)はんだかしめ接続、(4)端子接続、のいずれであっても良い。
各配線部材263の他端は、所定の本数毎に1つのコネクタC1にまとめられている。このコネクタC1は、ピンボード24に設けられているコネクタC2に接続される。
図2に戻り、上箱21Bの+X側には、レバー28が設けられている。このレバー28は、一例として図12に示されるように、ピンボード24に連結されている。そして、レバー28を手前側(−Y側)に倒すと、一例として図13に示されるように、ピンボード24が上昇(+Z側に移動)するような機構になっている。
治具基板25は、板状部材であり、下箱21Cに固定されている。この治具基板25には、複数のコネクタが実装されている。ここでは、治具基板25のコネクタのいずれかに、ピンボード24に設けられているコネクタC2からの配線部材が接続されている。なお、治具基板25におけるコネクタの着脱作業は、上箱21Bが持ち上げられた状態(図3(B)参照)で行われる。
また、治具基板25は複数のボード用ソケットを有しており、各ボード用ソケットには、デジタルIOボード、AD変換ボード、バッファボードなどが挿入されている。
治具基板25は、パソコン10のインターフェース19とケーブル接続されている。
電源装置27Aは、治具基板25に電力を供給するための電源装置であり、下箱21Cに設けられている電源スイッチでオンオフされる。
電源装置27Bは、対象基板31に電力を供給するための電源装置であり、CPU15からの信号によってオンオフされる。
ここで、プローブユニット26の詳細について説明する。
各プローブユニット26は、一例として図14に示されるように、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、第1のばね26d、ねじ部材26e、及び第2のばね26fなどから構成されている。
プランジャ26aは、+Z側の先端が対象基板31に接触するピン状部材である。なお、先端の形状は、本実施形態に限定されるものではない。このプランジャ26aは、−Z側近傍の部分の太さが中央部分の太さよりも太くなっている。また、プランジャ26aには、−Z側の端部から+Z方向に向かう所定の長さのねじ穴が形成されている。
バレル26bは、プランジャ26aを保持する容器である。ここでは、バレル26bは、−Z側を底面とする筒状の容器であり、該筒底面(−Z側の面)に、ねじ部材26eが挿入される開口部が形成されている。
バレル26bの内部には、第1のばね26dが収容され、該第1のばね26dの+Z側にプランジャ26aが配置されている。そして、プランジャ26aは、第1のばね26dによって+Z方向に付勢されている。また、バレル26bの+Z側の端部近傍は、プランジャ26aが抜けないように絞られている。
プランジャ26aは、+Z側の端部に−Z方向の力を加えると、バレル26b内部へ沈み込むようになっている。Z軸方向に関する、バレル26bに対するプランジャ26aの最大沈み込み量は、ストロークと呼ばれている。
なお、プローブユニット26におけるプランジャ26aとバレル26bと第1のばね26dとから構成される部分は、コンタクトプローブと呼ばれている。コンタクトプローブは、一例として図15に示されるように、ソケット26cから引き出すことが可能である。
一般に、コンタクトプローブは、一例として図16に示されるように、プランジャ26aが2/3ストロークだけ沈み込んだ位置で対象基板31との接触が安定するように設計されている。
図14に戻り、ねじ部材26eは、−Z側の端部に頭部を有するねじ部材であり、+Z側の一部がバレル26bの筒底面の開口部を介してバレル26bの内部に挿入されている。このねじ部材26eは、プランジャ26aのねじ穴に螺合することができる。また、ねじ部材26eの頭部には、ドライバの先端が係合される溝が設けられている。なお、図14における符号L1の値は、2/3ストロークよりも長くなるように設定されている。
ソケット26cは、筒状の部材であり、+Z側にバレル26bが挿入される容器部を有し、−Z側にねじ部材26eの−Z方向の移動を規制するねじ受け部を有している。そして、容器部とねじ受け部との間は、ねじ部材26eにおけるねじ本体の外径よりもやや太い程度に絞られている。このソケット26cは、ピンボード24の貫通孔に打ち込まれ固定される。
ソケット26cのねじ受け部には、第2のばね26fが収容されている。そして、ねじ部材26eの頭部は、第2のばね26fによって−Z方向に付勢されている。なお、第2のばね26fの弾性力は、第1のばね26dの弾性力よりも小さくなるように設定されている。ねじ受け部の−Z側の面には、ねじ部材26eを回すための工具であるドライバが挿入される開口部が形成されている。
ここで、コンタクトプローブを対象基板31に対して非接触とする際に、作業者が行う動作について説明する。なお、対象基板31は、すでに基板検査機20にセットされ、セットベース23に支持されているものとする。
(1)上箱21Bの取っ手を持ち上げ、上箱21Bと下箱21Cを分離する(図3(B)参照)。
(2)非接触とするプローブユニット26のソケット26cのねじ受け部に形成されている開口部にドライバを挿入し、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)をプランジャ26aに押し付ける(図17参照)。
(3)ドライバをねじが締まる方向に回して、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)をプランジャ26aのねじ穴に螺合させる(図18参照)。これにより、プランジャ26aがバレル26b内部に沈み込みはじめる。
(4)さらにドライバを回し、プランジャ26aの沈み込み量が所定の沈み込み量になると、ドライバの回転を止める(図19参照)。
(5)ドライバをねじ受け部から取り出す。
(6)上箱21Bの取っ手を引き下ろし、上箱21Bを下箱21Cの上に戻す。なお、上箱21Bは、下箱21Cと分離されたままでも良い。
このように、コンタクトプローブをソケット26cから引き出すことなく、コンタクトプローブを対象基板31に対して非接触とすることができる。また、コンタクトプローブを対象基板31に対して非接触とする作業は、ピンボード24の−Z側からのみで行うことが可能なため、このときに、対象基板31を基板検査機20から取り出す必要はない。
次に、非接触とされたプローブユニット26を対象基板31に対して接触させる際に、作業者が行う動作について説明する。ここでは、上箱21Bは、下箱21Cと分離された状態にあるものとする。
(1)ソケット26cのねじ受け部に形成されている開口部にドライバを挿入する。
(2)ドライバをねじが緩む方向に回し、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)をプランジャ26aのねじ穴から後退させる。これにより、プランジャ26aがバレル26b内部から上昇しはじめる。
(3)さらにドライバを回し、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)がプランジャ26aのねじ穴から抜けると、ドライバの回転を止める。このとき、プランジャ26aは、第1のばね26dの弾性力により一気に上昇し、対象基板31に接触する。
(4)ドライバをねじ受け部から取り出す。
これにより、コンタクトプローブを再び対象基板31に対して接触させることができる。また、コンタクトプローブを対象基板31に対して再び接触させる作業は、ピンボード24の−Z側からのみで行うことが可能なため、このときに、対象基板31を基板検査機20から取り出す必要はない。
すなわち、対象基板31が基板検査機20にセットされた状態で、任意のコンタクトプローブを非接触状態、及び接触状態とすることができる。
ところで、図20(A)に示されるように、プランジャ26aの回転を防止するための回転防止機構がプランジャ26aとバレル26bに設けられている。なお、この回転防止機構は、これに限定されるものではなく、一例として図20(B)に示されるような回転防止機構であっても良い。また、一例として図21(A)〜図21(C)に示されるように、プランジャ26a及びバレル26bが、回転しにくい断面形状であっても良い。
次に、基板検査機管理プログラムによるCPU15の動作について図22〜図29を用いて説明する。
作業者が、入力装置12を介して基板検査機20の使用要求を入力すると、ROM17に格納されている基板検査機管理プログラムの開始アドレスがプログラムカウンタにセットされ、管理処理がスタートする。
(1)一例として図23に示されるように、表示装置11の表示部に、基板検査及び装置診断の一方を作業者に選択してもらうための画面を表示させる。ここでは、一例として図24に示されるように、装置診断が作業者によって選択されたものとする。
(2)図24において、「決定」ボタンが作業者によってクリックされると、ROM17に格納されている診断プログラムの開始アドレスがプログラムカウンタにセットされ、診断処理がスタートする。なお、作業者によって基板検査が選択された場合には、ROM17に格納されている検査プログラムの開始アドレスがプログラムカウンタにセットされ、検査処理がスタートする。
図22のフローチャートは、診断処理において、CPU15によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。ここでは、全てのプローブユニット26におけるコンタクトプローブは、対象基板31に対して接触状態にあるものとする。
(3)最初のステップS401では、対象基板31がセットベース23にセットされているか否かを判断する。例えば、電源装置27Bから対象基板31への電力供給をオンにしたときに、所定のプローブユニット26から信号を得ることができなければ、ここでの判断は否定され、ステップS403に移行する。
(4)このステップS403では、対象基板31のセットを要求するメッセージを表示装置11の表示部に表示させる。そして、上記ステップS401に戻る。
(5)対象基板31がセットベース23にセットされていると、ステップS401での判断は肯定され、ステップS405に移行する。
(6)このステップS405では、非接触チェックが終了したプローブユニット26の数を示すカウンタnに初期値0をセットする。
(7)次のステップS407では、一例として図25に示されるように、プローブユニット26を指定して非接触にすることを要求するメッセージを表示装置11の表示部に表示させる。
ここで、作業者は、基板検査機20の上箱21Bを持ち上げ(図3(B)参照)、ピンボード24の裏面(−Z側の面)に書かれているコネクタ名及びピン番号を参照して、指示されたプローブユニット26を特定し、該プローブユニット26のコンタクトプローブを前述したようにして非接触とする(図26参照)。なお、このとき、指示されたプローブユニット26のコンタクトプローブ以外のコンタクトプローブが非接触状態であれば、作業者は、該コンタクトプローブを前述したようにして接触状態とする。すなわち、対象基板31を基板検査機20から取り出すことなく、指示されたプローブユニット26のコンタクトプローブを非接触とすることができる。そして、作業者は、指示されたプローブユニット26のコンタクトプローブを非接触とする作業が終了すると、「非接触作業終了」ボタンをクリックする。
(8)次のステップS409では、「非接触作業終了」ボタンがクリックされたか否かを判断する。「非接触作業終了」ボタンがクリックされていなければ、ここでの判断は否定され、「非接触作業終了」ボタンがクリックされるまで待機する。一方、「非接触作業終了」ボタンがクリックされたならば、ここでの判断は肯定され、ステップS411に移行する。
(9)このステップS411では、診断を実行する。ここでは、すべてのコンタクトプローブが接触状態にあることを前提とした対象基板31に対する入出力をチェックする。
(10)次のステップS413では、一例として図27に示されるように、診断結果を表示装置11の表示部に表示させる。ここでは、非接触とされたコンタクトプローブのみに対応した入出力エラーが検出されたときは、診断結果を「正常」とする。一方、非接触とされたコンタクトプローブのみに対応した入出力エラーとは異なる入出力エラーが検出されたときは、診断結果を「異常」とする。
(11)次のステップS415では、「再診断」ボタンがクリックされたか否かを判断する。「再診断」ボタンがクリックされていれば、ここでの判断は肯定され、上記ステップS411に戻る。一方、「再診断」ボタンがクリックされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップS417に移行する。
(12)このステップS417では、「OK」ボタンがクリックされたか否かを判断する。「OK」ボタンがクリックされていなければ、ここでの判断は否定され、上記ステップS415に戻る。一方、「OK」ボタンがクリックされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップS419に移行する。
(13)このステップS419では、カウンタnの値に1を追加する。
(14)次のステップS421では、カウンタnの値が、装置診断において非接触とされるコンタクトプローブの総本数N以上であるか否かを判断する。カウンタnの値がN以上でなければ、ここでの判断は否定され、n+1番目のコンタクトプローブを非接触対象として、上記ステップS407に戻る(図28参照)。
(15)以降、ステップS421での判断が肯定されるまで、ステップS407〜ステップS421の処理を繰り返し行う。
(16)そして、カウンタnの値がN以上になると、ステップS421での判断が肯定され、診断終了のメッセージを表示装置11の表示部に表示させて(図29参照)、ステップS423に移行する。
(17)このステップS423では、「プログラム終了」ボタンがクリックされたか否かを判断する。「プログラム終了ボタン」がクリックされていれば、ここでの判断は肯定され、診断処理を終了する。一方、「プログラム終了」ボタンがクリックされていなければ、ここでの判断は否定され、「プログラム終了」ボタンがクリックされるのを待つ。
なお、診断終了後に「印刷」ボタンがクリックされると、不図示の印刷装置に診断結果の印刷を指示する。また、診断終了後に「保存」ボタンがクリックされると、診断日時とともに診断結果をハードディスクに保存する。
また、診断終了前に「中止」ボタンがクリックされると、その時点で診断処理を終了する。
なお、作業者によって基板検査が選択された場合における検査プログラムによるCPU15の動作については、従来の動作と大きな違いはないので、ここでの説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る基板検査システム1では、基板検査機20とCPU15とによって基板検査装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る基板検査機20によると、各プローブユニットは、バレル26bと、その一部がバレル26b内に収容され、セットされた対象基板31に向かう方向に第1のばね26dによって付勢されているプランジャ26aと、バレル26bがその中に収容され、ピンボード24に固定されるソケット26cと、対象基板31がセットされた状態で、ピンボード24における対象基板31と反対側から、プランジャ26aを対象基板31に非接触となる位置で一時的に固定するための固定機構とを備えている。
この場合には、コンタクトプローブをソケット26cから引き出すことなく、そして、対象基板31を基板検査機20から取り出すことなく、コンタクトプローブを対象基板31に対して非接触とすることができる。そこで、診断に要する時間を従来に比べ飛躍的に短縮することができる。また、プランジャ26aの先端の摩耗を抑制することができる。さらに、コンタクトプローブ及びそのソケット26cの破損を防止することができる。従って、コンタクトプローブの寿命を長くすることができる。
また、対象基板31の基板検査が行われているときに、コンタクトプローブを対象基板31に対して非接触とすることが可能であるため、従来の基板検査機では実施できなかった検査を新たに検査項目に追加することができる。
そして、本実施形態に係る基板検査システム1によると、基板検査機20を備えているため、従来よりも高い頻度で診断処理を行うことができる。そこで、信頼性の高い基板検査を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、プローブユニットとしてプローブユニット26が用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。以下に、プローブユニットの変形例1〜8(プローブユニット26A〜プローブユニット26H)について説明する。なお、以下ではプローブユニット26との相違点を中心に説明するとともに、プローブユニット26と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
《変形例1》
変形例1のプローブユニット26Aが図30に示されている。このプローブユニット26Aは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、ねじ部材26e、及びナット26gなどから構成されている。なお、前記第2のばね26fは不要である。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26のプランジャ26aと同様な外形をしているが、ねじ穴は形成されていない。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bの−Z側端部にねじ部材26eの外径よりやや太い内径の管状部が付加された形状をしている。
ねじ部材26eは、バレル26bの管状部及びばね26dを貫通し、+Z側端部がプランジャ26aの−Z側端部に固定されている。そして、ねじ部材26eの−Z側の端部は、ソケット26cから露出している。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
そして、プローブユニット26Aのコンタクトプローブが対象基板31に接触している状態が図31に示されている。なお、このときには、ナット26gは、ねじ部材26eに螺合されていない。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図32に示されるように、ねじ部材26eの−Z側端部からナット26gを螺合させ、ねじ部材26eが−Z方向に移動するようにナット26gを回転させれば良い。
プローブユニット26Aでは、ナット26gがバレル26bの管状部の−Z側端部に到達すると、ナット26gの+Z方向へのそれ以上の移動は、バレル26bの管状部の−Z側端部によって規制されるため、さらにナット26gを回転させることにより、ねじ部材26eが−Z方向に移動し、プランジャ26aをバレル26b内部に沈み込ませることができる。すなわち、バレル26bの管状部の−Z側端部がナット保持部となる。
《変形例2》
変形例2のプローブユニット26Bが図33に示されている。このプローブユニット26Bは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、ねじ部材26e、及びナット26gなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26Aのプランジャ26aと同じである。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bと同じである。
ねじ部材26eは、前記プローブユニット26Aのねじ部材26eと同じである。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
そして、プローブユニット26Bのコンタクトプローブが対象基板31に接触している状態が図34に示されている。なお、このときには、ナット26gは、ねじ部材26eに螺合されていない。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図35に示されるように、ねじ部材26eの−Z側端部からナット26gを螺合させ、ねじ部材26eが−Z方向に移動するようにナット26gを回転させれば良い。
プローブユニット26Bでは、ナット26gがソケット26cの−Z側端部に到達すると、ナット26gの+Z方向へのそれ以上の移動は、ソケット26cの−Z側端部によって規制されるため、さらにナット26gを回転させることにより、ねじ部材26eが−Z方向に移動し、プランジャ26aをバレル26b内部に沈み込ませることができる。すなわち、ソケット26cの−Z側端部がナット保持部となる。
《変形例3》
変形例3のプローブユニット26Cが、図36に示されている。このプローブユニット26Cは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、及びねじ部材26eなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26のプランジャ26aと同じである。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bと同じである。
ねじ部材26eは、前記プローブユニット26のねじ部材26eと同じである。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
プローブユニット26Cでは、図37に示されるように、プランジャ26aが対象基板31に対して接触状態にあるときには、ねじ部材26eは取り外されている。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図38に示されるように、先ず、ねじ部材26eをソケット26cの−Z側端部の開口部から挿入し、バレル26bの−Z側端部の開口部を介してバレル26b内に挿入する。そして、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)をプランジャ26aに押し付ける(図39参照)。次に、図40に示されるように、ねじ部材26eをねじが締まる方向に回して、ねじ部材26eの+Z側端部(ねじの先端)をプランジャ26aのねじ穴に螺合させる。これにより、図41に示されるように、プランジャ26aがバレル26b内部に沈み込みはじめる。さらにねじ部材26eを回し、プランジャ26aの沈み込み量が所定の沈み込み量になると、ねじ部材26eの回転を止める(図42参照)。
《変形例4》
変形例4のプローブユニット26Dが、図43に示されている。このプローブユニット26Dは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、及び棒状部材26jなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26のプランジャ26aと同様な外形をしているが、−Z側端部に小穴を有する空洞が形成されている。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bと同じである。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
棒状部材26jは、第1のナットe1によって、その形状をプランジャ26aに形成されている空洞の小穴を通過可能な形状及び通過不可能な形状の一方に可逆的に変形させることができる先端部分と、第2のナットe2が螺合されたねじ部とを備えている。
ここでは、第1のナットe1は、一方向に回転させると、先端部分である+Z側端部をZ軸に直交する方向に関して拡げることができ(図44(A)参照)、他方向に回転させると、縮めることができる。なお、プランジャ26aの空洞の小穴は、縮められた状態の棒状部材26jの+Z側端部は通過できるが、拡げられた状態の棒状部材26jの+Z側端部は通過できない大きさである。
第2のナットe2は、回転させることによってねじ部上をZ軸方向に移動させることができる(図44(B)参照)。
プローブユニット26Dでは、図45に示されるように、プランジャ26aが対象基板31に対して接触状態にあるときには、棒状部材26jは取り外されている。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図46に示されるように、先ず、縮められた状態の棒状部材26jをソケット26cの−Z側端部の開口部から挿入し、棒状部材26jの+Z側端部がプランジャ26aの空洞内に位置するように、バレル26bの−Z側端部の開口部を介してバレル26b内に挿入する。そして、作業者は、図47に示されるように、第1のナットe1を前記一方向に回転させ、棒状部材26jの+Z側端部をZ軸に直交する方向に関して拡げる。続いて、作業者は、第2のナットe2がねじ部に対して+Z側に移動する方向に第2のナットe2を回す。ここでは、第2のナットe2の+Z方向への移動はソケット26cによって規制されているため、第2のナットe2の回転によってねじ部が−Z方向に移動する。そして、プランジャ26aの沈み込み量が所定の沈み込み量になると、第2のナットe2の回転を止める(図48参照)。
《変形例5》
変形例5のプローブユニット26Eが図49に示されている。このプローブユニット26Eは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、及び棒状部材26eなどから構成されている。
バレル26bは、プローブユニット26のバレル26bと同じ外形をしているが、筒側面の内壁に突起が形成されている。
プランジャ26aは、側面にアルファベット「J」を時計回りに90°回転させた形状の溝が形成されている。すなわち、プランジャ26aに、Z軸方向に延びる長い溝(以下では、便宜上「溝A」という)及び短い溝(以下では、便宜上「溝B」という)、並びに溝Aの+Z側端部と溝Bの+Z側端部とを繋ぐ溝(以下では、便宜上「溝C」という)とが形成されている。
溝Aの−Z側端部は、対象基板31がセットされていないときにバレル26bの突起が係合される第1の係合部である。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
棒状部材26eは、プランジャ26aの−Z側の端面に+Z側の端部が固定され、−Z側の端部は露出されている。
そして、プローブユニット26Eのコンタクトプローブが対象基板31に接触している状態が図50に示されている。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、先ず、図51(A)及び図51(B)に示されるように、棒状部材26eを−Z方向に引っ張り、バレル26bの突起を溝Aの+Z側の壁面に突き当てる。次に、作業者は、棒状部材26eを引っ張った状態で、図52(A)に示されるように、棒状部材26eを回転させ、溝Cを通って溝Bの壁面に突き当てる。そして、作業者は、棒状部材26eから手を離す。これにより、図52(B)に示されるように、バレル26bの突起が溝Bの−Z側の壁面に係合されることとなる。なお、図51(A)〜図52(B)では、便宜上、ソケット26c及びばね26dの図示を省略している。
このようにして、プローブユニット26Eのコンタクトプローブが対象基板31に非接触となった状態が図53に示されている。すなわち、溝Bの−Z側端部は、プランジャ26aが対象基板31に非接触となる位置にあるときにバレル26bの突起が係合される係合部である。
《変形例6》
変形例6のプローブユニット26Fが図54に示されている。このプローブユニット26Fは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、棒状部材26e、弾性部材26h及び操作棒26iなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26Aのプランジャ26aと同じである。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bの−Z側に、絞り部を介して+Z側を底面とする筒部が付加された形状をしている。なお、絞り部は、棒状部材26eの外径よりやや太い程度に絞られている。
ソケット26cは、底面のないストレートな筒状の形状をしている。
棒状部材26eは、プランジャ26aの−Z側の端面に+Z側の端部が固定され、−Z側の端部はバレル26bの筒部内に位置している。
弾性部材26hは、棒状部材26eの−Z側の端部に固定され、X軸方向に関して弾性変形する板ばねを有している。プローブユニット26Fが対象基板31に対して接触状態にあるときは、図55に示されるように、弾性部材26hはバレル26bの筒部内に位置している。
操作棒26iは、+Z側の端部が弾性部材26hに係合され、−Z側の端部が露出されている。そこで、作業者が操作棒26iの−Z側の端部を引っ張ると弾性部材26hは−Z側に移動し、作業者が操作棒26iの−Z側の端部を押し込むと弾性部材26hは+Z側に移動する。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図56に示されるように、操作棒26iを−Z方向に引っ張り、弾性部材26hの−Z側端部がバレル26bの−Z側端部よりも−Z側に引き出されて、Z軸に直交する方向に拡がると、操作棒26iから手を離す。これにより、図57に示されるように、弾性部材26hは、バレル26bの−Z側端部によって保持されることとなる。この場合は、バレル26bの−Z側端部が係合部となる。
再度、プランジャ26aを対象基板31に対して接触とするときは、作業者は、図58及び図59に示されるように、操作棒26iを+Z方向に押し込む。
《変形例7》
変形例7のプローブユニット26Gが図60に示されている。このプローブユニット26Gは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、ねじ部材26e、及びナット26gなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26のプランジャ26aと同様な外形をしているが、ねじ穴は形成されていない。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bと同様な外形をしているが、−Z側端部の開口部は形成されていない。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部をなくした形状をしている。
ねじ部材26eは、+Z側の端部がバレル26bの底面に固定され、−Z側の端部がソケット26cから露出している。そして、該露出部分にナット26gが螺合されている。
そして、プローブユニット26Gのコンタクトプローブが対象基板31に接触している状態が図61に示されている。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図62に示されるように、ねじ部材26eが−Z方向に移動するようにナット26gを回転させれば良い。
プローブユニット26Gでは、ナット26gの+Z方向への移動は、ソケット26cの−Z側端部によって規制されるため、ナット26gを回転させることにより、ねじ部材26eが−Z方向に移動し、プランジャ26aをバレル26b内部に沈み込ませることができる。すなわち、ソケット26cの−Z側端部がナット保持部となる。
また、ここでは、プランジャ26aが適切な沈み込み量(2/3ストローク)で対象基板31に接触しているときに、ねじ部材26eにおけるナット26gよりも−Z側の部分に、作業者が視認可能なカラーマークが付与されている。なお、このカラーマークが付与されている部分もねじが形成されている。
そこで、作業者が、対象基板31に対してプランジャ26aを非接触状態から接触状態にする際に、ねじ部材26eにおけるナット26gよりも−Z側の部分に、カラーマークが付されていない部分がないようにナット26gを回転させることにより、接触状態でのプランジャ26aの沈み込み量を確実に適切な沈み込み量(2/3ストローク)とすることが容易にできる。すなわち、コンタクト圧を調整することが可能である。また、作業者は、ねじ部材26eにおけるソケット26cから露出している部分を見ただけで、プランジャ26aが接触状態であるか非接触状態であるかを即座に知ることができる。
ところで、プローブユニット26Gでは、図63(A)に示されるように、バレル26bの回転を防止するための回転防止機構がバレル26bとソケット26cに設けられている。なお、この回転防止機構は、これに限定されるものではなく、一例として図63(B)に示されるような回転防止機構であっても良い。また、一例として図64(A)〜図64(C)に示されるように、バレル26b及びソケット26cが、回転しにくい断面形状であっても良い。
《変形例8》
変形例8のプローブユニット26Hが図65に示されている。このプローブユニット26Hは、プランジャ26a、バレル26b、ソケット26c、ばね26d、及びねじ部材26eなどから構成されている。
プランジャ26aは、前記プローブユニット26のプランジャ26aと同様な外形をしているが、ねじ穴は形成されていない。
バレル26bは、前記プローブユニット26のバレル26bの−Z側端部に、+Z方向に延びる所定の長さのねじ穴が形成された延長部が付加された形状をしている。
ソケット26cは、前記プローブユニット26のソケット26cにおけるねじ受け部に代えて、ねじ部材26eの頭部が保持されているねじ保持部を有する形状をしている。
ねじ部材26eは、バレル26bの延長部のねじ穴に螺合されるねじ部を有している。
そして、プローブユニット26Hのコンタクトプローブが対象基板31に接触している状態が図66に示されている。
この場合に、プランジャ26aを対象基板31に対して非接触とするときは、作業者は、図67に示されるように、ねじ部材26eにおける延長部のねじ穴と螺合する部分が長くなる方向に頭部を回転させれば良い。これにより、プランジャ26aを−Z方向に移動させることができる。
また、プローブユニット26Hは、バレル26bの延長部に固定され、プランジャ26aが適切な沈み込み量(2/3ストローク)で対象基板31に接触しているときにソケット26c内に収容され、プランジャ26aが対象基板31に非接触のときにソケット26cから露出される板状部材26kを更に備えている。そこで、板状部材26kが目視できるか否かによって、プランジャ26aが対象基板31に接触しているか非接触なのかを確実に知ることができる。さらに、目視による視認性を向上させるため板状部材26kにカラーマークが付与されていても良い。
ところで、上記実施形態における表示部の表示内容、表示レイアウトは一例であり、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、基板検査機20に検査結果を示すためのLEDが設けられても良い。例えば、合格時に緑色発光するLEDと不合格時に赤色発光するLEDとが設けられても良い。
また、上記実施形態において、CPU15によるプログラムに従う処理の少なくとも一部が、基板検査機20側で行われても良い。この場合に、例えば、治具基板25にCPUとプログラム等が格納されたROMとが搭載されても良い。
また、上記実施形態において、基板検査機20側の各種ボード(デジタルIOボード、AD変換ボード、バッファボードなど)の少なくとも一部が、パソコン10側に設けられても良い。
また、上記実施形態において、対象基板31が、組み込みソフト(ファームウエア)が搭載されたいわゆるCPU基板のときに、パソコン10と対象基板31とを例えばシリアル接続し、CPU基板の動作チェックを行っても良い(図68参照)。
また、上記実施形態において、パソコン10と基板検査機20とが一体化されていても良い。
以上説明したように、本発明のコンタクトプローブによれば、基板検査装置を診断する際の作業効率を従来よりも向上させるのに適している。また、本発明の基板検査装置によれば、従来よりも診断作業の効率を向上させるのに適している。また、本発明の基板検査システムによれば、信頼性の高い基板検査を行うのに適している。
1…基板検査システム、10…パソコン、11…表示装置、12…入力装置、15…CPU(基板検査装置の一部)、20…基板検査機(基板検査装置の一部)、24…ピンボード、26…プローブユニット、26A〜26H…プローブユニット、26a…プランジャ(ピン状部材)、26b…バレル(第1の筒状部材)、26c…ソケット(第2の筒状部材)、26e…ねじ部材、26g…ナット、26j…棒状部材、26k…板状部材、31…対象基板(プリント配線基板、基板)。
特開2000−171512号公報 特開2006−138808号公報 特開2006−292715号公報 特開2008−224295号公報 特開2008−226881号公報 特開平11−23614号公報

Claims (16)

  1. 基板検査装置のピンボードに保持され、該ピンボードに対向してセットされる基板の検査に用いられるプローブユニットであって、
    第1の筒状部材と;
    その一部が前記第1の筒状部材内に収容され、基板の検査の際に一側の端部が該基板に接触するようにばね部材によって付勢されているピン状部材と;
    前記第1の筒状部材がその中に収容され、前記ピンボードに固定される第2の筒状部材と;
    前記ピンボードにおける基板と反対側から、基板に非接触となる位置で前記ピン状部材を一時的に固定するための固定機構と;を備えるプローブユニット。
  2. 前記固定機構は、
    前記ピン状部材の他側の端部近傍に形成され、基板に向かう方向に延びるねじ穴と;
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    前記ピン状部材を基板に非接触とする際に、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記ピン状部材のねじ穴に螺合されるねじ部材と;
    前記第2の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ねじ部材を保持するねじ保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 前記ねじ部材は、前記ピン状部材が基板に接触しているときに、前記第2の筒状部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載のプローブユニット。
  4. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    その一側の端部が、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記ピン状部材の他側の端部に固定され、その他側の端部近傍が、前記第2の筒状部材から露出し、該露出している部分にナットが螺合されているねじ部材と;
    前記第2の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ナットを保持するナット保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  5. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    その一側の端部が、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記ピン状部材の他側の端部に固定され、その他側の端部近傍が、前記第1の筒状部材から露出し、該露出している部分にナットが螺合されているねじ部材と;
    前記第1の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ナットを保持するナット保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  6. 前記ピン状部材の回転を防止する回転防止機構を更に備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  7. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    その一側の端部が、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記ピン状部材の他側の端部に固定され、その他側の端部近傍が、前記第2の筒状部材から露出している棒状部材と;
    前記第1の筒状部材の筒側面の内壁に形成された突起と;
    前記ピン状部材の側面に形成され、該ピン状部材が基板に非接触となる位置にあるときに前記突起が係合される係合部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  8. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    その一側の端部が、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記ピン状部材の他側の端部に固定されている棒状部材と;
    前記棒状部材の他側の端部に固定され、該棒状部材の長手方向に直交する方向に関して弾性変形する板ばねと;
    前記第1の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置にあるときに前記板ばねが係合される係合部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  9. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    前記ピン状部材の他側の端部近傍に形成され、内部に比べて入り口が狭い空洞と;
    前記ピン状部材を基板に非接触とする際に、前記第1の筒状部材の開口部を介して前記空洞内にその先端部が挿入され、該先端部の形状を前記空洞の入り口を通過可能な形状と通過不可能な形状とに可逆的に変形させる変形機構と、ナットが螺合されたねじ部とを有する棒状部材と;
    前記第2の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ナットを保持するナット保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  10. 前記固定機構は、
    前記第2の筒状部材の筒底面に形成された開口部と;
    その一側の端部が、前記第2の筒状部材の開口部を介して前記第1の筒状部材の筒底面に固定され、その他側の端部近傍が、前記第2の筒状部材から露出し、該露出している部分にナットが螺合されているねじ部材と;
    前記第2の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ナットを保持するナット保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  11. 前記ねじ部材の他側の端部に、前記第1の筒状部材内への前記ピン状部材の適切な沈み込み量に対応するカラーマークが付与されていることを特徴とする請求項10に記載のプローブユニット。
  12. 前記固定機構は、
    前記第1の筒状部材の筒底面に固定され、基板に向かう方向に延びるねじ穴が形成された延長部と;
    前記ピン状部材を基板に非接触とする際に、前記延長部のねじ穴に螺合されるねじ部材と;
    前記第2の筒状部材に設けられ、前記ピン状部材が基板に非接触となる位置で前記ねじ部材を保持するねじ保持部と;を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  13. 前記延長部に固定され、前記ピン状部材が基板に接触しているときに前記第2の筒状部材内に収容され、前記ピン状部材が基板に非接触のときに前記第2の筒状部材から露出される板状部材を更に備えることを特徴とする請求項12に記載のプローブユニット。
  14. 前記第1の筒状部材の回転を防止する回転防止機構を更に備えることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  15. プリント配線基板を検査する基板検査装置であって、
    複数の請求項1〜14のいずれか一項に記載のプローブユニットと;
    前記複数のプローブユニットに対する電気信号の入出力を行い、プリント配線基板の検査を行う制御装置と;を備える基板検査装置。
  16. 作業者が検査対象のプリント配線基板に関する情報を入力するための入力装置と;
    請求項15に記載の基板検査装置と;
    前記基板検査装置での検査結果を表示する表示装置と;を備える基板検査システム。
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