JP2011020462A - 踏切警報監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】付設が容易で判定が的確な踏切警報監視装置を実現する。
【解決手段】スピーカ駆動電流I32,警報灯駆動電流I35をクランプ式電流センサ41,42で測定し、各電流のレベルを検出し(47)、踏切警報持続中にスピーカ駆動電流I32のレベル検出値と警報音閾値とを比較して適否を判定するとともに、警報灯駆動電流I35のレベル検出値と前記警報灯閾値とを比較してその適否も判定する(51)。警報音閾値が踏切警報開始時用の警報音閾値1と踏切警報停止時用の警報音閾値2とに分かれており(52)、スピーカ駆動電流I32に係る適否判定の結果が警報開始時に加えて警報停止時にも出される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鉄道の踏切に設置された踏切警報装置の警報出力を監視する踏切警報監視装置に関し、詳しくは、踏切警報制御装置から踏切警報機への出力状態を監視して異常の有無を判別する踏切警報監視装置に関する。
踏切警報監視装置の監視対象となる踏切警報装置を(例えば非特許文献1参照)、本発明の説明に役立つ程度に掻い摘んで説明する。
図5は、しゃ断機の無い基本的な踏切警報装置(12+13+20+30)の構成を示しており、(a)が全体の概要ブロック図、(b)が踏切警報制御装置30のブロック図である。また、図6(a)は踏切制御子20のブロック図である。
鉄道の軌道10を横切る踏切道11には(図5(a)参照)、一対の踏切警報機12,13が軌道10の両側に分かれて設置され、踏切道11から少し離れたところの軌道10には、踏切道11へ進行する列車の検知を行って列車在線情報Qを出力する踏切制御子20が付設され、それらの間には、列車在線情報Qを入力して列車の踏切への接近及び通過に従って踏切警報条件Rを生成しこの踏切警報条件Rによる踏切警報の状態遷移(踏切警報スケジュール)に応じて踏切警報機12,13への駆動信号を生成する踏切警報制御装置30が設けられ、それらの踏切警報機12,13と踏切制御子20と踏切警報制御装置30とで最小構成の踏切警報装置ができあがるが、踏切道11にしゃ断桿を昇降させるしゃ断機が設置されていれば、踏切警報制御装置30は、警報出力に加えてしゃ断桿の昇降制御も行う踏切制御装置に拡張され、踏切警報条件Rは踏切しゃ断条件を兼ねる。
踏切制御子20は、列車の在線・非在線を検知するもので、図示の構成例を述べると(図6(a)参照)、商用交流電流ACを整流して直流にしそれを一対の出力ライン22経由で出力する整流器21と、出力ライン22の直流から数百Hz〜数十kHzのうち予め決められた所定周波数の交流信号を生成してそれを一対の出力ライン24,24経由で出力する電源変換器23と、出力ライン24の交流信号を軌道10の一区間へ一端から送信するとともに他端から受信する送受信器とを具えたものであり、該当区間に列車が進入すると受信が途絶えるが、該当区間から列車が進出すると受信が再開することに基づいて、列車在線情報Qを生成し、この列車在線情報Qを踏切警報制御装置30に出力するようになっている。なお、機器単位では送受信器のみが踏切制御子であるが、ここでは、専用電源である電源変換器及び整流器を含めて踏切制御子と位置づけた。送受信器と他の回路を分離した場合、送受信器のみが踏切制御子と呼ばれ、電源変換器や整流器は送受信器と他の機器とで電源に共用されることが多い。
踏切警報制御装置30は(図5(b)参照)、踏切警報制御論理(回路)30aと警報音発生器31と警報灯制御器34と故障検出器37とを具えており、そのうち踏切警報制御論理30aは、踏切制御子20や軌道回路によって検知される列車の在線・非在線の情報すなわち列車在線情報Qをもとに、列車が踏切に接近し、通過するシーケンスに従って踏切の警報を開始及び停止する制御を行うものであり、そのために列車在線情報Qを外部の踏切制御子20から入力して踏切警報条件Rを生成するようになっている。踏切警報条件Rは、列車がいなければ常時“1”(リレーでは励磁(扛上))であるが、列車が接近すると“0”(リレーでは非励磁(落下))になる。踏切警報条件Rの立ち下がりが警報開始を示し、踏切警報条件Rの立ち上がりが警報停止を示す。
警報音発生器31は、踏切警報の開始を指示する踏切警報条件Rの立ち下がりから、踏切警報の停止を指示する踏切警報条件Rの立ち上がりまでの間だけは、すなわち踏切警報持続中には、スピーカ駆動電流I32を出力ライン32経由でスピーカ33へ出力するようになっている。複数個のスピーカ33,33は、踏切警報機12,13に分散して装備され、それぞれに一対の出力ライン32が接続されて、同時に警報音を発するようになっている。また(図5(b)参照)、住宅街などに設置された踏切警報装置の場合、踏切警報持続中に音量切替信号Vがオフからオンに変化すると、スピーカ駆動電流I32の振幅レベルを下げて、スピーカ33から出る警報音を小さくするようになっている。
音量切替信号Vは、踏切警報制御装置30の内部で生成され例えばタイマー計測にて所定の設定時間の経過後に変化させられるようになっているものもあれば、しゃ断桿の昇降制御まで行う場合、しゃ断桿の下降完了の検出に基づいて変化させられるようになっているものもある。
警報灯制御器34は(図5(b)参照)、踏切警報条件Rが踏切警報持続中の時には、踏切警報機12に装備した一対の警報灯36,36を交互に点滅させると同時に、踏切警報機13に装備したもう一対の警報灯36,36をも交互に点滅させるために、それぞれの警報灯36に一対ずつ接続された出力ライン35に対して警報灯駆動電流I35を出力するようになっている。
故障検出器37は(図5(b)参照)、故障を検出すると、出力ライン38を介して踏切警報機12側の故障表示器39にも踏切警報機13側の故障表示器39にも故障の表示を例えば「故障」といった文字の点灯などで行わせるものであるが、故障検出の具体的な内容としては、踏切警報条件Rに基づいて警報持続や無警報を検出したり、電源電圧の異常な低下などを検出するにとどまり、踏切警報制御装置30の出力信号を調べるようにはなっていない。
このような踏切警報装置の動作状態についても、本発明の説明に役立つ程度に掻い摘んで説明する。
図6(b)は踏切制御子20に係る幾つかの信号の波形例であり、図6(c)は踏切警報制御装置30に係る幾つかの信号の波形例である。
整流器21から出力ライン22に出力される整流器出力電流I22は(図6(b)参照)、半波整流では商用交流電流ACと同じ周波数の50Hzや60Hzの脈流になり、全波整流では商用交流電流ACの周波数の倍の100Hzや120Hzの脈流になる。
電源変換器23から出力ライン24に出力される電源変換器出力電流I24は(図6(b)参照)、数十Hz〜数十kHzのうち予め決められた所定周波数の交流になる。
整流器出力電流I22も、電源変換器出力電流I24も、負荷変動等に起因して多少は揺らいだりするが、踏切警報条件Rや音量切替信号Vの影響が直に及ぶ訳ではないので、波形や振幅の変化は比較的少ない。
これに対し(図6(c)参照)、警報音発生器31から出力ライン32に出力されるスピーカ駆動電流I32は、踏切警報条件Rと音量切替信号Vに応じて明確に変化する。具体的には、スピーカ駆動電流I32は、踏切警報条件Rが立ち下がってから音量切替信号Vが立ち上がるまでは大振幅の減衰形交流波形になり、音量切替信号Vが立ち上がってから踏切警報条件Rが立ち上がるまでは小振幅の減衰形交流波形になり、それ以外では振幅ゼロの無信号波形になる。減衰形交流波形では、750Hzの単一減衰波形と700Hzの単一減衰波形とが交互に繰り返され、その繰返し周期は1分当たり130回ほどである。
また(図6(c)参照)、警報灯制御器34から出力ライン35に出力される警報灯駆動電流I35は、音量切替信号Vの影響は受けないが、踏切警報条件Rに応じて明確に変化する。具体的には、踏切警報条件Rが立ち下がってから立ち上がるまでの間は警報灯駆動電流I35が比較的単純な矩形波になり、それ以外では警報灯駆動電流I35が振幅ゼロの無信号波形になる。その矩形波は1分当たり130回ほどの周期(約0.46秒の周期)すなわち約2.17Hzで繰り返される
鉄道技術者のための電気概論 信号シリーズ8 「踏切保安装置」 社団法人 日本鉄道電気技術協会 平成9年10月30日 4版発行
このような従来の踏切警報装置(踏切保安装置の核心部分)では、警報持続や無警報の検出が踏切警報条件R等に基づいて行われが、スピーカ駆動電流I32や警報灯駆動電流I35の有無やレベルを直接的に監視するようになってはいない。このため、踏切警報制御装置30の出力段以降の故障、例えばパワーアンプの出力低下や,出力ライン32,35の断線・短絡,スピーカ33のコイル断線,警報灯36の玉切れなどは、自動検出されないので、異常の知得は、道路通行者からの通報に頼らざるを得ず、発見までに時間のかかることが多く、修理等の対処が遅れがちであった。修理等が終わるまでの間は、道路通行者にとって不安全な状態が長く続く。
そこで、迅速な対処を可能にすべく、踏切警報装置に踏切警報監視機能を付加することが、要請される。
しかしながら、既に多数の踏切警報装置が現場の各所に設置されて実用に供されているので、列車の運行が妨げられることがないよう且つ作業工数が過大にならないよう、現場でも稼働中でも容易に付加することができる踏切警報監視装置として具体化することが重要な技術課題となる。また、警報音発生器の出力するスピーカ駆動電流や,警報灯制御器の出力する警報灯駆動電流には、上述したような特質があるので、それに適した検出態様を採用することで、より正確な判定を下すことができるようにすることが更なる技術課題となる。
本発明の踏切警報監視装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、踏切警報持続中はスピーカへ出力ライン経由でスピーカ駆動電流を出力する警報音発生器と、前記踏切警報持続中は警報灯へ出力ライン経由で警報灯駆動電流を出力する警報音発生器とを具備した踏切警報制御装置に対して付加される踏切警報監視装置であって、前記スピーカ駆動電流を測定するための第1クランプ式電流センサと、前記警報灯駆動電流を測定するための第2クランプ式電流センサと、前記第1クランプ式電流センサでの測定に基づいて前記スピーカ駆動電流のレベルを検出するとともに前記第2クランプ式電流センサでの測定に基づいて前記警報灯駆動電流のレベルを検出するレベル検出手段と、予め決定された警報音閾値と警報灯閾値とを保持する記憶手段と、踏切警報持続中に前記スピーカ駆動電流のレベル検出値と前記警報音閾値とを比較して適否を判定するとともに前記警報灯駆動電流のレベル検出値と前記警報灯閾値とを比較して適否を判定する比較判定手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の踏切警報監視装置は(解決手段2)、上記解決手段1の踏切警報監視装置であって、前記警報音閾値が踏切警報開始時用と踏切警報停止時用とに分かれており、前記比較判定手段が前記スピーカ駆動電流に係る適否判定の結果を踏切警報開始時に加えて踏切警報停止時にも出すようになっていることを特徴とする。
さらに、本発明の踏切警報監視装置は(解決手段3)、上記解決手段2の踏切警報監視装置であって、前記比較判定手段が、前記スピーカ駆動電流に係る適否判定に際して、踏切警報開始時には、レベル検出値の安定に要する時間が経過してから前記警報音閾値のうち踏切警報開始時用の閾値に基づいて行った判定結果を踏切警報開始時の結果出力に採用し、その後の踏切警報持続中には、前記警報音閾値のうち踏切警報停止時用の閾値に基づく判定結果を一時記憶しておき、踏切警報停止時には、直前に記憶された判定結果を踏切警報停止時の結果出力に採用するようになっていることを特徴とする。
また、本発明の踏切警報監視装置は(解決手段4)、上記解決手段1〜3の踏切警報監視装置であって、前記レベル検出手段と前記比較判定手段が、踏切警報開始時には、前記スピーカ駆動電流に係るレベル検出と適否判定を先に行い、その後で前記警報灯駆動電流に係るレベル検出と適否判定を行うようになっていることを特徴とする。
このような本発明の踏切警報監視装置にあっては(解決手段1)、踏切警報制御装置から踏切警報機へ出力されるスピーカ駆動電流と警報灯駆動電流との双方についてレベル測定と踏切警報状態に応じた適否判定がなされるようにしたことにより、踏切警報装置に欠かせない警報出力用のスピーカと警報灯とに対する駆動状態が監視される。さらには、踏切警報条件が適切であっても、踏切警報持続中に適切な駆動がなされないとき即ち踏切警報スケジュールによれば駆動電流の出力されるべきタイミングで適切な駆動がなされないときには、踏切警報制御装置の出力段以降の故障であっても、異常の生じたことが判明するので、そのような故障まで的確に自動検出されることとなる。
しかも、何れの電流検出器にもクランプ式電流センサが採用されているので、駆動電流測定対象の出力ラインを改造したり接続し直したりするまでもなく、クランプ部の開閉にて容易に、電流検出器を出力ラインに対して外包状態・囲繞状態で装着し、計測態勢を整えることができる。また、スピーカ駆動電流や警報灯駆動電流は既述のように0.5秒弱の周期で変化するが、検出値には、レベル検出によって、前述の周期より長い時間たとえば数秒に亘る平準化が施されるので、周期的変動の影響を排した正確な測定がなされる。
したがって、この発明によれば、付設が容易で判定が的確な踏切警報監視装置を実現することができる。
また、本発明の踏切警報監視装置にあっては(解決手段2)、警報音閾値が踏切警報開始時用と踏切警報停止時用とに分かれていて、スピーカ駆動電流に係る適否判定の結果が踏切警報開始時に加えて踏切警報停止時にも出る。このように踏切警報スケジュールに基づいて閾値を使い分けるようにしたことにより、踏切警報持続中に音量の切替がなされて踏切警報開始時と踏切警報停止時とでスピーカ駆動電流が異なるような場合であっても、踏切警報開始時も踏切警報停止時も的確に判定することができる。
さらに、本発明の踏切警報監視装置にあっては(解決手段3)、スピーカ駆動電流に係る適否判定に際し、踏切警報開始時に行う踏切警報開始時用の閾値に基づく判定に費やす時間はレベル検出値の安定に要する時間の経過を待つ程度にとどめられる。少なくとも踏切音量の切替がなされるまでの最短時間より短い時間にとどめられる。そして、確実に踏切警報音の音量切替より先に、ひいては確実に踏切警報停止より先に、踏切警報停止時用の閾値に基づく判定に移行するようにしたことにより、踏切警報開始時に加えて踏切警報停止時も的確かつ確実に判定がなされる。
しかも、踏切警報停止時の判定については、踏切警報停止時用の閾値に基づく判定が仮のものとして踏切警報持続中に繰り返し行われ、踏切警報停止時の確定後に直前に記憶された判定結果が正式採用される。このように踏切警報スケジュールに基づいて閾値ばかりか判定結果の採用不採用まで使い分けるようにしたことにより、踏切警報音の音量を切り替える前の判定結果を誤って踏切警報停止時の判定結果にしてしまう不所望な事態が確実に回避されるので、踏切警報持続中における踏切警報音の音量切替タイミングが不明であっても踏切警報停止時に正確な判定結果を出すことができる。
また、本発明の踏切警報監視装置にあっては(解決手段4)、何れも欠かせない警報出力用のスピーカと警報灯とに対する駆動状態を踏切警報スケジュールに基づいて監視するに際し、踏切警報開始時には、スピーカ駆動電流に係る処理を警報灯駆動電流に係るレベル検出より優先して先行させるようにしたことにより、踏切警報持続中に音量の切り替えられる可能性のある警報音の出力状態が音量切替前に確実に判定されるとともに、そのような切替の無い警報灯の点灯状態も確実に判定されるので、警報出力用のスピーカと警報灯とに対する駆動状態を同時には監視できないような場合でも双方に的確な判定を出すことができる。
本発明の実施例1について、踏切警報監視装置の構造を示し、(a)がブロック図、(b)がシーケンス表である。 幾つかの信号の波形例であり、(a)が警報開始時を示し、(b)が警報停止時を示している。 本発明の実施例2について、踏切警報監視装置の構造を示すブロック図である。 (a)が幾つかの信号のサンプリングデータの波形例であり、(b)がシーケンス表である。 従来の基本的な踏切警報装置について、(a)が全体の概要ブロック図、(b)が踏切警報制御装置のブロック図である。 従来の基本的な踏切警報装置について、(a)が踏切制御子のブロック図、(b)と(c)が幾つかの信号の波形例である。
このような本発明の踏切警報監視装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を総て具現化したものであり、図3〜4に示した実施例2は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を具現化したものである。
本発明の踏切警報監視装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が踏切警報監視装置40のブロック図、(b)が順序制御の内容を示すシーケンス表である。
この踏切警報監視装置40は(図1(a)参照)、五つの電流検出器41〜45と、それらの検出信号から何れか一つを選出するセレクタ46と、セレクタ46で選出した検出信号からレベルを検出するレベル検出回路47と、そのレベル検出値をアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換器48と、デジタルのレベル検出値を入力して記憶保持中の閾値と比較して適否判定を行うマイクロプロセッサ50(MPU)と、その判定結果を図示しない表示器や外部へ出力する監視結果出力部49とを具えている。
電流検出器41〜45には何れもクランプ式電流センサが採用されている。クランプ式電流センサには交流しか測定できないものと交流も直流も測定できるものが市販されているが、本発明の実施にあたっては、大抵、交流が測定できれば足りる。クランプ式電流センサは、環状の磁気感応部でもあるクランプ部が開閉式になっているので、クランプ部を開閉させながら装着すれば、計測対象の電線が両端を既に接続されたものであっても、その接続を解くまでもなく容易に装着することができ、外包状態・囲繞状態で装着した電線に流れる電流を検出するようになっている。
電流検出器41〜45のうち電流検出器41は、警報音発生器31の出力ライン32に装着されて、スピーカ駆動電流I32を測定するための第1クランプ式電流センサになる。また、電流検出器42は、警報灯制御器34の出力ライン35に装着されて、警報灯駆動電流I35を測定するための第2クランプ式電流センサになる。さらに、電流検出器43は電源変換器23の出力ライン24に装着されて電源変換器出力電流I24を検出し、電流検出器44は整流器21の出力ライン22に装着されて整流器出力電流I22を検出し、電流検出器45はその他の適宜な電線に流れる電流の交流成分を検出するものである。
レベル検出回路47は、例えば、ダイオード利用の包絡線検波回路と、ローパスフィルタ利用の平滑化回路とを具えていて、アナログ信号の振幅を平準化した振幅レベルを検出するようになっている。包絡線検波に関する時定数等の設定や調整が、スピーカ駆動電流I32に含まれる700Hzや750Hzの減衰波形の包絡線を的確に検出するように行われるのに対し、平滑化回路に関する遮断周波数等の設定や調整は、2Hz強で減衰波形が交互に繰り返されることに起因する包絡線波形の変動を除去する十分な時間である例えば数秒程度の平準化時間を基準にして行われる。
セレクタ46は、五つのアナログ信号を入力して、マイクロプロセッサ50の順序制御手段53から与えられた選択信号に応じて指定の入力信号を選択し、それをアナログ信号のままレベル検出回路47へ出力できれば良く、選択切替の性能についても、上記の平準化時間で切り替えられれば足りる。
A/D変換器48も上記の平準化時間で変換を繰り返せれば良いので、A/D変換器48は安価な逐次比較型で足り、精度も10ビットで間に合う。
マイクロプロセッサ50には、比較判定手段51と選択手段52と順序制御手段53とが何れもプログラムで具現化されてインストールされており、マイクロプロセッサ50の例えば不揮発性メモリからなる記憶手段54には、設計仕様や測定実験にて予め決定された警報音閾値1と警報音閾値2と警報灯閾値と変換器閾値と整流器閾値とその他閾値が、予め書き込まれて保持されている。それらの閾値は、何れも、適正範囲を規定する上限値と下限値との組データからなり、警報音閾値1と警報音閾値2は何れも警報音の適正範囲を規定する警報音閾値であるが、警報音閾値1は踏切警報開始時用の警報音閾値であり、警報音閾値2は踏切警報停止時用の警報音閾値である。
比較判定手段51は、レベル検出回路47にて検出したスピーカ駆動電流I32や警報灯駆動電流I35などの振幅レベルをA/D変換器48からデジタル値で入力するとともに、その振幅レベル検出値を上限比較値Uや下限比較値Lと比較して振幅レベル検出値が上限比較値Uと下限比較値Lとの間に入っていれば振幅レベル検出値が正常と判定するがそれ以外は異常と判定するようになっている。また、判定結果を一時記憶領域に上書きする等のことで、次の判定がなされるまでは何時でも前の判定結果を読み出して利用することができるようにもなっている。さらに、正式採用した判定結果は監視結果出力部49に引き渡すが、判定したらその結果を直ちに正式採用するのか、一時記憶していた判定結果を正式採用するのか、正式採用を見送って不採用とするのかは、順序制御手段53から与えられた採用指示に従って選択的に実行するようになっている。
選択手段52は、順序制御手段53から与えられた選択指令に応じて記憶手段54から指定の閾値を読み出し、その閾値の組データのうち上限値を上限比較値Uとし下限値を下限比較値Lとして比較判定手段51に引き渡すようになっている。
順序制御手段53は、踏切警報制御装置30内の踏切警報制御論理30aで生成される踏切警報条件Rを入力し、その条件の変化や状態に応じてセレクタ46への選択信号と選択手段52への選択指令と比較判定手段51への採用指示を作成するものであるが、セレクタ46への選択信号と選択手段52への選択指令は、選択内容が一致するとともに、送出タイミングが同期するようになっている。選択期間内の最終段では、A/D変換器48を動作させるとともに、比較判定手段51に比較判定処理を実行させるようにもなっている。
具体的には(図1(b)参照)、踏切警報条件Rによる踏切警報の状態遷移(踏切警報スケジュール)に基づいて順序制御が行われ、踏切警報停止中の間は、電源変換器23の出力電流I24及び変換器閾値の選択と適否判定と、整流器21の出力電流I22及び整流器閾値の選択と適否判定と、その他の出力電流及びその他閾値の選択と適否判定とを、順に繰り返す。そして、踏切警報の開始時には、以前の処理を中止して、先ず警報音発生器31のスピーカ駆動電流I32及び警報音閾値1の選択と適否判定を行い、次に警報灯制御器34の警報灯駆動電流I35及び警報灯閾値の選択と適否判定を行うとともに、これらの処理では、判定結果を正式採用して監視結果出力部49に引き渡すようになっている。
それから、踏切警報条件Rが踏切警報持続中になっている間は、スピーカ駆動電流I32及び警報音閾値2の選択と適否判定を繰り返し行うが、この判定では判定結果を一時記憶しておくにとどめ正式採用はしない。そして、踏切警報条件Rが踏切警報の停止を示すと、そのとき実行中の比較判定処理は中止して、直前に一時記憶していた判定結果を正式採用して監視結果出力部49に引き渡すようになっている。その後は、上述した踏切警報停止中の処理に戻る。なお、各選択期間は、上述した平準化時間と同じか長めに設定されて、数秒程度の時間t1になっている。
選択期間での選択内容を幾つか詳述すると、スピーカ駆動電流I32を測定している電流検出器41の出力をセレクタ46の入力に選択するときには同時に記憶手段54から警報音閾値1か警報音閾値2の何れかが読み出されて上限比較値U及び下限比較値Lとして比較判定手段51に引き渡されるようになっている。警報灯駆動電流I35を測定している電流検出器42の出力をセレクタ46の入力に選択するときには同時に記憶手段54から警報灯閾値を読み出して上限比較値U及び下限比較値Lとして比較判定手段51に引き渡すようになっている。電源変換器出力電流I24及び変換器閾値の選択や、整流器出力電流I22及び整流器閾値の選択も、同様に行われるようになっている。
選択期間内の最終段での比較判定内容を幾つか詳述すると、踏切警報開始直後は、スピーカ駆動電流I32のレベル検出値と警報音閾値1とを比較してレベル検出値が警報音閾値1の上限値と下限値との間に入っていればスピーカ駆動電流I32が正常と正式に判定するがそれ以外は異常と正式に判定する。また、踏切警報開始後の二番目の選択期間では、警報灯駆動電流I35のレベル検出値と警報灯閾値とを比較してレベル検出値が警報灯閾値の上限値と下限値との間に入っていれば警報灯駆動電流I35が正常と正式に判定するがそれ以外は異常と正式に判定するようになっている。
さらに、その後の踏切警報持続中は、スピーカ駆動電流I32のレベル検出値と警報音閾値2とを比較してレベル検出値が警報音閾値2の上限値と下限値との間に入っていればスピーカ駆動電流I32が正常と仮に判定するがそれ以外は異常と仮に判定する。
また、踏切警報停止中は、電源変換器出力電流I24を選択したときにはそのレベル検出値と変換器閾値とを比較してレベル検出値が変換器閾値の上限値と下限値との間に入っていれば電源変換器出力電流I24が正常と正式に判定するがそれ以外は異常と正式に判定する。整流器出力電流I22やその他の出力電流を選択したときも同様に判定する。
この実施例1の踏切警報監視装置40について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図1(b)が順序制御の内容を示すシーケンス表である。また、図2は、幾つかの信号の波形例であり、(a)が警報開始時を示し、(b)が警報停止時を示している。なお、出力ラインの電流波形とそれをクランプ式電流センサで測定した波形とは必ずしも一致する訳ではなく、例えば原波形の測定結果が微分波形で得られることもあるが、積分処理等で復元が可能なので、復元しなくても適否判定が可能な場合であっても、信号波形の例示に際しては、簡明化のため、原波形と測定波形を区別しないで図示した。
踏切警報監視装置40の使用に先立って踏切警報監視装置40を踏切警報装置(図5(a)参照)に付設するが、具体的な作業としては(図1(a)参照)、踏切警報制御装置30内の踏切警報制御論理30aで生成される踏切警報条件Rを踏切警報監視装置40のマイクロプロセッサ50にも入力させることと、電流検出器41〜45をそれぞれ出力ライン32,35,24,22等に取り付けることで、足りる。踏切警報条件Rはリレー信号なので、リレー出力を分岐させる信号線を追加接続する等のことで容易に、踏切警報条件Rを踏切警報監視装置40に取り込むことができる。電流検出器41〜45の取付作業は、クランプ部の開閉にて、もっと容易に行うことができる。
また、警報音閾値1と警報音閾値2と警報灯閾値と変換器閾値と整流器閾値とその他閾値を、付設先の踏切警報装置か或いは同型機に関する設計仕様や実験データに基づいて予め決定しておき、踏切警報監視装置40のマイクロプロセッサ50の記憶手段54に初期設定する。その際、付設先の踏切警報装置の踏切警報制御装置30が踏切警報音の音量切替を行うものか否かを確認し、音量切替が行われなければ、警報音閾値1と警報音閾値2に同じ値を設定する。これに対し、音量切替を行うものの場合は、警報音閾値1には音量切替前のスピーカ駆動電流I32に対応した閾値を設定し、警報音閾値2には音量切替後のスピーカ駆動電流I32に対応した閾値を設定する。
そして、設置や初期設定の済んだ踏切警報監視装置40を作動させると、電流検出器41(第1クランプ式電流センサ)での測定にてスピーカ駆動電流I32が検出されそれがセレクタ46で選択されてレベル検出回路47に送られるとその振幅レベルが検出され、電流検出器42(第2クランプ式電流センサ)での測定にて警報灯駆動電流I35が検出されそれがセレクタ46で選択されてレベル検出回路47に送られるとその振幅レベルが検出され、電流検出器43での測定にて電源変換器出力電流I24が検出されそれがセレクタ46で選択されてレベル検出回路47に送られるとその振幅レベルが検出され、電流検出器44での測定にて整流器出力電流I22が検出されそれがセレクタ46で選択されてレベル検出回路47に送られるとその振幅レベルが検出され、電流検出器45での測定にてその他の振幅レベルが検出されそれがセレクタ46で選択されてレベル検出回路47に送られるとその振幅レベルが検出される。
セレクタ46での選択切替における選択期間は中止の場合は別として上述したように平準化時間以上の時間t1であり、数秒程度で、監視対象すなわち電流検出器41〜45の検出対象が、順序制御手段53に従うセレクタ46によって、切り替えられる。
監視対象は踏切警報条件Rに応じて変更され(図1(b)参照)、踏切警報停止中と踏切警報開始時と踏切警報持続中と踏切警報停止時とで異なる。
先ず、踏切警報条件Rが踏切警報停止中になっている間は、電源変換器23の出力電流I24の選択およびその適否判定と、整流器21の出力電流I22の選択およびその適否判定と、その他の出力電流の選択およびその適否判定とが、順に繰り返し行われる。
その際、電源変換器出力電流I24が選択されてその振幅レベルが検出されたときには、その選択期間の最終段階でA/D変換器48からマイクロプロセッサ50によって振幅レベル検出値が取り込まれ、その振幅レベル検出値が変換器閾値の上限値および下限値と比較されて、電源変換器出力電流I24ひいては電源変換器23が正常か異常かの判定がなされ、その判定結果が監視結果出力部49に出される。整流器出力電流I22の選択期間やその他の選択期間でも、同様にして適否判定がなされ、結果が出力される。こうして、踏切警報停止中に電源変換器23と整流器21とその他のものが出力段階で監視される。
そして(図1(b)参照)、踏切警報条件Rが立ち下がって踏切警報が開始されると、踏切警報停止中の処理が中止されて、直ちに、警報音発生器31のスピーカ駆動電流I32がセレクタ46によってレベル検出の対象に選択されると共に、選択手段52によって記憶手段54から警報音閾値1が読み出される。この選択期間の時間t1が経過するまでの間に(図2(a)参照)、スピーカ駆動電流I32には700Hzの減衰波形と750Hzの減衰波形とが交互に数回ほど発現するが、それがレベル検出回路47によって検波されて2Hz強の脈流波形に変わる。
さらに、その脈流波形が、レベル検出回路47によって平滑化されて、選択期間内の最終段階では安定な振幅レベル検出信号になる。それから、その選択期間の最終段階でA/D変換器48からマイクロプロセッサ50へ振幅レベル検出値が取り込まれ、その値すなわちスピーカ駆動電流I32の振幅レベル検出値が比較判定手段51によって警報音閾値1の上限値および下限値と比較され、これによって警報開始時のスピーカ駆動電流I32ひいては警報音発生器31の動作が正常か異常かの判定がなされ、その判定結果が監視結果出力部49に出される。
次の時間t1の選択期間では(図1(b)参照)、警報灯制御器34の警報灯駆動電流I35がセレクタ46によってレベル検出の対象に選択されるとともに、選択手段52によって記憶手段54から警報灯閾値が読み出される。この選択期間の時間t1では(図2(a)参照)、警報灯駆動電流I35に2Hz強の脈流波形が発現するが、レベル検出回路47によって平滑化されて選択期間内の最終段階では安定な振幅レベル検出信号になる。それから、その選択期間の最終段階でA/D変換器48からマイクロプロセッサ50によって振幅レベル検出値が取り込まれ、その値すなわち警報灯駆動電流I35の振幅レベル検出値が比較判定手段51によって警報灯閾値の上限値および下限値と比較されて、警報開始後の警報灯駆動電流I35ひいては警報灯制御器34の動作が正常か異常かの判定がなされ、その判定結果が監視結果出力部49に出される。
その後の選択期間では(図1(b)参照)、踏切警報持続中ずっと、警報音発生器31のスピーカ駆動電流I32がセレクタ46によってレベル検出の対象に選択されるとともに、選択手段52によって記憶手段54から警報音閾値2が読み出される。そして、上述した踏切警報開始直後のときとほぼ同様にして、各選択期間の最終段階でA/D変換器48からマイクロプロセッサ50によって振幅レベル検出値が取り込まれ、その値すなわちスピーカ駆動電流I32の振幅レベル検出値が警報音閾値2の上限値および下限値と比較されて、各時点でスピーカ駆動電流I32ひいては警報音発生器31の動作が正常か異常かの判定がなされるが、その判定結果は、正式採用されないで、仮のものとされ、一時記憶されるにとまるので、監視結果出力部49に直ちには引き渡されない。
そうこうするうち、踏切警報持続中に、踏切警報音を例えば半減させる音量切替が行われ、その後、踏切警報が停止すると、踏切警報持続中の処理が直ちに中止されるが(図1(b)参照)、その直前の選択期間までには、スピーカ駆動電流I32の振幅が半分ほどに小さくなっている(図2(b)参照)。そのため、この選択期間の時間t1では、音量切替後のスピーカ駆動電流I32の振幅レベルが検出され、その振幅レベル検出値が警報音閾値2の上限値および下限値と比較されて、音量切替後のスピーカ駆動電流I32ひいては警報音発生器31の動作が正常か異常かの判定がなされ、その判定結果が一時記憶される。そして、踏切警報条件Rに応じて踏切警報が停止すると、踏切警報持続中の処理が中止されて、一時記憶されていた仮の判定結果が正式のものとして採用され、監視結果出力部49に出される。
こうして、踏切警報開始時の警報音発生器31と、踏切警報持続中の警報灯制御器34と、踏切警報停止時の警報音発生器31とが、出力段階で監視される。
その後は、上述した踏切警報停止中の動作状態に戻り、電源変換器23の出力と整流器21の出力とその他の出力とが、順に繰り返し、監視される。
このように、踏切警報条件Rの変化に応じて踏切警報装置の出力状態が変化する踏切の警報のスケジュールに合わせて時分割で検出対象と閾値とを選択するようにしたことにより、的確な監視結果が得られるばかりか、小形化によるコストダウンも可能となる。
本発明の踏切警報監視装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は踏切警報監視装置60のブロック図であり、図4(a)は幾つかの信号のサンプリングデータの波形例であり、図4(b)は順序制御の内容を示すシーケンス表である。
この踏切警報監視装置60(図3参照)が上述した実施例1の踏切警報監視装置40と相違するのは、セレクタ46及びA/D変換器48が高速のセレクタ66及びA/D変換器68になった点と、マイクロプロセッサ50が処理能力や記憶容量を増強されてマイクロプロセッサ70になった点と、マイクロプロセッサに前置されていたレベル検出回路47がソフトウェア化されてマイクロプロセッサ70に取り込まれた点である。
セレクタ66とA/D変換器68には、監視対象電流波形のうち最も周波数の高い750Hzの波形をサンプリングしても全波形や最大値が的確に再現されるよう、十分に高速で動作するものが採用されている。そして、例えば25μsのサイクルタイムで切替動作や変換動作が行われる。また、レベル検出手段が後方へ移ったことに伴い、セレクタ66にて選出された検出信号は、直ちにA/D変換器68でデジタル化されて、マイクロプロセッサ70に入力される。そのため、検出対象・監視対象であるスピーカ駆動電流I32も警報灯駆動電流I35も電源変換器出力電流I24も整流器出力電流I22もその他の出力電流も、例えば125μs(=25μs×5)毎にサンプリングされて、マイクロプロセッサ70に並行入力(時分割疑似並列入力)されるようになっている(図4(a)参照)。
マイクロプロセッサ70については(図3参照)、順序制御手段53が修正されて順序制御手段71になっており、分配手段72が追加インストールされ、バッファ73,76,81,85,91,95のメモリ領域が揮発性メモリ又は不揮発性メモリ等の一時記憶手段に確保され、レベル検出回路47に相当するプログラム(レベル検出手段)として局所最大平均算出手段74,82,86,92,96が追加インストールされ、比較判定手段51が比較判定手段75,83,87,93,97に分かれ、判定結果集約手段77が追加インストールされている。
順序制御手段71がセレクタ66と分配手段72の切替動作を同期させることにより、スピーカ駆動電流I32のサンプリングデータがバッファ73に蓄積され、警報灯駆動電流I35のサンプリングデータがバッファ81に蓄積され、電源変換器出力電流I24のサンプリングデータがバッファ85に蓄積され、整流器出力電流I22のサンプリングデータがバッファ91に蓄積され、その他の出力電流のサンプリングデータがバッファ95に蓄積されるようになっている。バッファ73,81,85,91,95は、例えばリングバッファで構成され、書き込み機能に関してはFIFOのように最新のサンプリングデータを例えば上述の時間t1程度に亘って一時記憶し、読み出し機能に関しては任意のデータを読み出して参照できるようになっている。
局所最大平均算出手段74は、バッファ73に蓄積されたスピーカ駆動電流I32のサンプリングデータについて、例えば750Hzの一周期を超える程度の時間幅に相当する局所を移動選出しながら各局所における最大値を次々に求めるとともに、それらの最大値の平均値を算出することにより、上述した平準化時間以上の時間t1に亘る平準化を行って、スピーカ駆動電流I32の振幅レベルを検出するようになっている。局所最大平均手段82はバッファ81から同様にして警報灯駆動電流I35の振幅レベルを検出し、局所最大平均手段86はバッファ85から同様にして電源変換器出力電流I24の振幅レベルを検出し、局所最大平均手段92はバッファ91から同様にして整流器出力電流I22の振幅レベルを検出し、局所最大平均手段96はバッファ95から同様にしてその他の出力電流の振幅レベルを検出するようになっている。
比較判定手段75は、スピーカ駆動電流I32の振幅レベル検出値を警報音閾値1か警報音閾値2の何れかと比較して適否判定するものであり(図3参照)、適否判定は随時行うが(図4(b)の点線を参照)、警報音閾値1と警報音閾値2との何れを比較判定に使用するのかと、比較判定結果を正式採用して判定結果集約手段77に引き渡すのか(図4(b)の白点を参照)あるいは比較判定結果を不採用にして破棄するのか(図4(b)の黒点を参照)とを、踏切警報条件Rによる踏切警報の状態遷移(踏切警報スケジュール)に基づいて選択的に行うようになっている。
具体的には(図4(b)参照)、踏切警報が開始した後に続く上述の時間t1の間と、それに続く時間t2の間は、警報音閾値1を比較判定に使用する。それ以外の時は、警報音閾値2を比較判定に使用するようになっている。また、上記時間t2の間と、踏切警報の停止前の時間t3の間は、比較判定結果を正式採用するが、それ以外の時は比較判定結果を正式採用しないようになっている。なお(図3参照)、踏切警報開始後の時間t2の間は、比較判定結果を直ちに正式採用して判定結果集約手段77に引き渡すが、踏切警報持続中は比較判定結果を仮のものとしてバッファ76に蓄積しておき、踏切警報停止後に、踏切警報停止前の時間t3の分の仮判定をバッファ76から読み出して正式な比較判定結果に採用するようになっている。
また、時間t1は、上述したように平準化時間と同じか長めの数秒程度になっており、時間t2は、時間t1と合わせても踏切警報音の音量切替タイミングを超えないことがどの監視対象機器でも確実な時間範囲の中から適宜な時間が選定されており、時間t3は、踏切警報音の音量切替から踏切警報の停止までの時間を総ての監視対象機器について比べて求めた最短時間よりも短い時間が選定されており、時間t2,t3は選択可能な範囲内でなるべく長いのが好ましい。これらの時間t1,t2,t3は、何れも、設計仕様等に基づいて予め決定され、順序制御手段71か比較判定手段75に設定されている。
比較判定手段83は、警報灯駆動電流I35の振幅レベル検出値を警報灯閾値と比較して適否判定するものであり(図3参照)、適否判定は随時行うが(図4(b)参照)、その判定結果を正式採用して判定結果集約手段77に引き渡すのは、踏切警報条件Rによる踏切警報の開始から上述の時間t1以上経過した後から、踏切警報条件Rによる踏切警報の停止の直前までの間に限られる(図4(b)の黒点を参照)。それ以外の時は、比較判定結果を正式採用せず、比較判定結果が判定結果集約手段77に引き渡されることなく破棄されるようになっている(図4(b)の白点を参照)。
比較判定手段87は電源変換器出力電流I24の振幅レベル検出値を変換器閾値と比較して適否判定し、比較判定手段93は整流器出力電流I22の振幅レベル検出値を整流器閾値と比較して適否判定し、比較判定手段97はその他の出力電流の振幅レベル検出値をその他閾値と比較して適否判定するものであるが(図3参照)、何れも、適否判定を随時行うとともに、その判定結果を何時も正式採用して判定結果集約手段77に引き渡すようになっている(図4(b)の黒点を参照)。
判定結果集約手段77は、監視対象電流の一時的な乱れに過剰に感応して異常の検出や判定結果を過度に出力してしまう不所望な事態を回避するために、比較判定手段75,83,87,93,97から渡された正式な判定結果を集約するようになっている。すなわち、それらの判定結果について正常/異常の発現状態を調べ、例えば異常の割合が多いときや異常の連なりが長いときなど、異常の確度が高いときには、異常の判定結果を監視結果出力部49に出すが、それ以外のときは正常の判定結果を監視結果出力部49に出すようになっている。
なお、局所最大平均算出手段74,82,86,92,96や比較判定手段75,83,87,93,97さらには判定結果集約手段77の実行サイクルタイム(繰り返し周期)は、分配手段72と同じである必要がないので、大抵、それより長い時間であって上記の時間t2や時間t3よりは短い時間に設定される。
この実施例2の踏切警報監視装置60について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図4(a)は幾つかの信号のサンプリングデータの波形例であり、図4(b)は順序制御の内容を示すシーケンス表である。
踏切警報監視装置60の場合も、使用に先立ち、踏切警報監視装置40と同様に(図1(a)参照)、踏切警報条件Rの信号線の追加接続や電流検出器41〜45の取付作業が容易に行われるとともに(図3参照)、警報音閾値1と警報音閾値2と警報灯閾値と変換器閾値と整流器閾値とその他閾値がマイクロプロセッサ70の記憶手段に設定される。
それから、踏切警報監視装置60を作動させると、監視対象のスピーカ駆動電流I32と警報灯駆動電流I35と整流器出力電流I22と電源変換器出力電流I24とその他の出力電流が、電流検出器41〜45によって検出され、セレクタ66での高速な時分割とA/D変換器68での高速なアナログ−デジタル変換とにより短い周期でサンプリングされて、それぞれバッファ73,81,85,91,95に一時記憶される(図4(a)参照)。
また、それらの一巡周期と同じ上述の125μsの周期か、それより長い例えば数十ms程度の周期で、バッファ73のサンプリングデータから局所最大平均算出手段74によってスピーカ駆動電流I32の振幅レベルが検出され、同様にして夫々バッファ81,85,91,95のサンプリングデータから局所最大平均算出手段82,86,92,96によって警報灯駆動電流I35,整流器出力電流I22,電源変換器出力電流I24,その他の出力電流の振幅レベルが検出される(図3参照)。これらのレベル検出は、随時、並行して行われ、μsオーダでミクロに見れば時分割処理されるが、msオーダやsオーダのマクロでは並列処理されたかのように見える(図4(b)の点線波形を参照)。
さらに(図3,図4(b)参照)、スピーカ駆動電流I32の振幅レベル検出値が得られる度に比較判定手段75によってスピーカ駆動電流I32の適否が判定され、同様にして夫々警報灯駆動電流I35,整流器出力電流I22,電源変換器出力電流I24,その他の出力電流の振幅レベル検出値が得られる度に比較判定手段83,87,93,97によって各電流の適否が判定される。そして、それらの判定結果のうち整流器出力電流I22,電源変換器出力電流I24,その他の出力電流に係るものは何時でも正式採用されて判定結果集約手段77に引き渡される(図4(b)の黒点を参照)。
これに対し、警報灯駆動電流I35に係る判定結果は、踏切警報開始後に時間t1経過してから踏切警報停止前まで間に限り正式採用されて判定結果集約手段77に引き渡されるが(図4(b)の黒点を参照)、それ以外の時には不採用になって判定結果集約手段77に引き渡されない(図4(b)の白点を参照)。このように、警報灯駆動電流I35の出力されない踏切警報停止中や、警報灯駆動電流I35が出力されたばかりでその振幅レベルの検出が安定するまでの間である踏切警報開始から時間t1経過までの間は、判定結果を出すのが控えられるので、誤判定が確実に避けられる。一方、警報灯駆動電流I35の振幅レベル検出値の安定している間は、比較判定と判定結果の正式採用が繰り返して何度も行われることから、異常検出の確度が高まるので、異常を見逃すおそれがほとんどない。
スピーカ駆動電流I32に係る判定結果についても、正式採用されて判定結果集約手段77に引き渡されるのが、スピーカ駆動電流I32の出力される踏切警報持続中の特定時間t2,t3に限定されており(図4(b)の黒点を参照)、それ以外の時には不採用になって判定結果集約手段77に引き渡されないので(図4(b)の白点を参照)、誤判定が確実に避けられる。しかも、踏切警報音の音量切替前であることが確実な時間t2には警報音閾値1を用いて適切な比較判定が行われ、踏切警報音の音量切替後であることが確実な時間t3には警報音閾値2を用いて適切な比較判定が行われるが、何れの時間t2,t3でも、スピーカ駆動電流I32の振幅レベル検出値が安定しているうえ、比較判定と判定結果の正式採用が繰り返して何度も行われるので、異常検出の確度が高く、やはり異常を見逃すおそれがほとんどない。
[その他]
上記実施例1の踏切警報監視装置40では一つのレベル検出回路47が電流検出器41〜45に時分割で共用されるようになっていたが、レベル検出回路47の共用は必須でなく、例えば、レベル検出回路47を電流検出器41〜45の個数だけ設けて、セレクタ46の各入力ラインにレベル検出回路47を分散設置しても良く、電流検出器41〜45それぞれにレベル検出回路47を一つずつ装備させるようにしても良い。
また、上記実施例1のレベル検出回路47の機能を上記実施例2では総てソフトウェア化してマイクロプロセッサ70に委ねたが、ソフトウェア化は平滑部分にとどめて、検波部分は、レベル検出回路47のところに残しても良く、セレクタ46の各入力ラインや電流検出器41〜45それぞれに一つずつ分散させても良く、その場合、セレクタやA/D変換器のサイクルタイムは両実施例の中間の例えば数十ms程度にしても良い。
本発明の踏切警報監視装置は、しゃ断機の無い踏切警報装置に付加されたときだけでなく、しゃ断機の有る踏切警報装置に付加されても、有用であり有益である。また、現場設置前で作動していない踏切警報装置に付加できるだけでなく、現場設置後の稼働中の踏切警報装置にも稼働を止めることなく付加することが可能であり、現場設置前の踏切警報装置に付加するのと変わらないほど容易に現場設置後の踏切警報装置にも付加することができる。さらに、踏切警報監視装置を踏切警報装置から独立したユニットにすることは必須でないので、踏切警報監視装置と踏切警報装置が一体化されていても良く、例えば踏切警報制御装置30の故障検出器37を機能拡張する等のことで踏切警報監視装置を実現することも可能である。。
10…軌道、11…踏切道、12,13…踏切警報機、
20…踏切制御子(軌道回路,列車検知装置)、
21…整流器、22…出力ライン、
23…電源変換器、24…出力ライン、
30…踏切警報制御装置(踏切制御装置)、
30a…踏切警報制御論理(回路)、
31…警報音発生器、32…出力ライン、33…スピーカ、
34…警報灯制御器、35…出力ライン、36…警報灯、
37…故障検出器、38…出力ライン、39…故障表示器、
40…踏切警報監視装置、
41〜45…電流検出器、46…セレクタ、
47…レベル検出回路、48…A/D変換器、49…監視結果出力部、
50…マイクロプロセッサ(MPU)、51…比較判定手段、
52…選択手段、53…順序制御手段、54…記憶手段、
60…踏切警報監視装置、
66…セレクタ、68…A/D変換器、
70…マイクロプロセッサ(MPU)、
71…順序制御手段、72…分配手段、73…バッファ、
74…局所最大平均算出手段(レベル検出手段)、
75…比較判定手段、76…バッファ、77…判定結果集約手段、
81…バッファ、82…局所最大平均手段、83…比較判定手段、
85…バッファ、86…局所最大平均手段、87…比較判定手段、
91…バッファ、92…局所最大平均手段、93…比較判定手段、
95…バッファ、96…局所最大平均手段、97…比較判定手段、
I22…整流器出力電流、I24…電源変換器出力電流、
I32…スピーカ駆動電流、I35…警報灯駆動電流、
R…踏切警報条件(踏切しゃ断条件)、V…音量切替信号

Claims (4)

  1. 踏切警報持続中はスピーカへ出力ライン経由でスピーカ駆動電流を出力する警報音発生器と、前記踏切警報持続中は警報灯へ出力ライン経由で警報灯駆動電流を出力する警報音発生器とを具備した踏切警報制御装置に対して付加される踏切警報監視装置であって、前記スピーカ駆動電流を測定するための第1クランプ式電流センサと、前記警報灯駆動電流を測定するための第2クランプ式電流センサと、前記第1クランプ式電流センサでの測定に基づいて前記スピーカ駆動電流のレベルを検出するとともに前記第2クランプ式電流センサでの測定に基づいて前記警報灯駆動電流のレベルを検出するレベル検出手段と、予め決定された警報音閾値と警報灯閾値とを保持する記憶手段と、踏切警報持続中に前記スピーカ駆動電流のレベル検出値と前記警報音閾値とを比較して適否を判定するとともに前記警報灯駆動電流のレベル検出値と前記警報灯閾値とを比較して適否を判定する比較判定手段とを備えていることを特徴とする踏切警報監視装置。
  2. 前記警報音閾値が踏切警報開始時用と踏切警報停止時用とに分かれており、前記比較判定手段が前記スピーカ駆動電流に係る適否判定の結果を踏切警報開始時に加えて踏切警報停止時にも出すものであることを特徴とする請求項1記載の踏切警報監視装置。
  3. 前記比較判定手段が、前記スピーカ駆動電流に係る適否判定に際して、踏切警報開始時には、レベル検出値の安定に要する時間が経過してから前記警報音閾値のうち踏切警報開始時用の閾値に基づいて行った判定結果を踏切警報開始時の結果出力に採用し、その後の踏切警報持続中には、前記警報音閾値のうち踏切警報停止時用の閾値に基づく判定結果を一時記憶しておき、踏切警報停止時には、直前に記憶された判定結果を踏切警報停止時の結果出力に採用するものであることを特徴とする請求項2記載の踏切警報監視装置。
  4. 前記レベル検出手段と前記比較判定手段が、踏切警報開始時には、前記スピーカ駆動電流に係るレベル検出と適否判定を先に行い、その後で前記警報灯駆動電流に係るレベル検出と適否判定を行うものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された踏切警報監視装置。
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